2,「ウメバチソウとマツムシソウ」


      
ウメバチソウ                   マツムシソウ
 この2つの野草は秋を彩る代表的な草花です。
 ウメバチソウは小学校の校歌にも歌われています。梅の花に似たこの花は,湿り気のある土地を好んで繁殖します。黒土に覆われた草原は保水力がよくウメバチソウに適した環境です。私達が子どもの頃には,秋になると草原一面に咲き誇り,足を踏み入れることもできないほどでした。
 ところが,キャンプ場の開発と共に年々減少し絶滅寸前になってしまいました。
 マツムシソウもかろうじて生き残っている草花です。紫色の美しい花は私達を魅了します。これらの花に何かの保護活動を展開しないと本当に絶滅してしまうでしょう。
「自然は人間を育て
    人間は自然を守る」
 これは,私が考えた標語です。
 今,私達は,身近な自然との共生を考え,何かの行動を起こしていくことが大切ではないでしょうか。
                                       中西 正一 先生

    
ウメバチソウ            マツムシソウ
(「野草と共に」より)


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