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岡山シーガルズジュニアスクール設立趣意書


平成17年、岡山県内各地において第60回国民体育大会及び第5回全国障害者スポーツ大会が

開催され、岡山県民の悲願であった天皇杯・皇后杯を獲得したと同時に、スポーツ振興に対し

て全県に及ぶ大きなうねりが起こっていることは、ご高承のとおりであります。

中でもバレーボール競技は、成年女子
6人制・成年男子9人制で優勝、成年男子6人制・成年

女子
9人制で準優勝というすばらしい成績で、競技別天皇杯・皇后杯を獲得することができ

ました。

その際の得点は、全競技中最高の212.5というものであり、わずか一競技で実に全得点

の8パーセントを獲得した計算になります。 その結果、多方面の方々から競技力の維持

向上を願う声を頂き、新生岡山シーガルズといたしましても身の引き締まる思いであります。

競技力の維持向上のためには、競技人口の拡大とともに、ジュニア世代からの一貫した

指導が欠かせません。 バレーボールを楽しく、わかりやすくすることをスタートに据え、

常に身近なところで高いレベルでの練習や経験を豊富に積み重ねることが、やがては国内の

トップリーグや世界に羽ばたく選手を育てる道だと考えます。

私どもといたしましても、そのような事業に積極的に参画し、岡山県をバレーボール王国へ

と躍進させ、競技者の方はもとより、見てくださる方にも元気と勇気を与えることが、

95万人のスクラムを組んでチームを暖かく迎え入れ、育んでくださっている岡山県民の

皆様への恩返しの一つであると考えました。

そこで、現在活動の拠点としております赤磐市や岡山市を中心にジュニア世代の選手の

参加を幅広く募りバレーボール競技の指導普及に貢献し、健やかな青少年の育成を目的と

した「岡山シーガルズジュニア」を設立させていただくことになりました。まずは第一歩を

踏み出すことが肝要と考え、当面週2回での活動を計画いたしております。つきましては、

地元岡山におけるスポーツ振興の趣旨にご賛同賜り、有志各位の積極的なご参加と、ご支援

ご協力を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。

 

平成18年4月

        岡山シーガルズ
                         監督  河本 昭義