第2日目 −九重・阿蘇・黒川−

朝6時に旦那サマが起床。私も気配に気付いて起床。
さすがに昨日は飲みすぎたのか、ちょっと頭がいたたた・・・って感じ。
旦那サマは朝風呂に入るため、大浴場へ。私はなんだか寝起きがスッキリしていたので再びPCに向かうことに。
間もなく旦那サマが戻ってきて、今度は私が大浴場へ。
その後は朝食を予約した9時までお部屋でまったりし、お部屋のお風呂に入ったりしながらダラダラと過ごします。
お部屋のお風呂も結構広くて、しかも窓もあるので開放的。すごくいい空間。あー朝風呂ってホント幸せ。
朝食の時間になったので、昨夜と同じく葡萄屋へ。
昨日とは違うテーブル席で朝食を戴きます。
このテーブル席の椅子がすごく身体にフィットし、ものすごく心地良くて驚きました。
朝食は、和食と洋食のどちらかを選べますが、旦那サマが和食で、私が洋食を注文しました。
昨夜の夕食の終わりにスタッフの方から朝食の内容を説明され、和食のお魚料理、洋食の卵料理の
それぞれいくつかある選択肢から好きなものを注文できます。
旦那サマも私も、欲張って2種類ずつ頼みました。
上の真ん中の写真が洋食メニューの1つ、野菜のスープ。これはニンジンスープです。めちゃめちゃおいしかったです。
そして牛乳、左に蜂蜜とリンゴジャム入りのヨーグルト、奥にジャム2種類とバターがプレートにのっています。
一番右の写真がスペイン風オムレツ。アツアツでとても美味です。
更に下の写真が和食メニュー。鮭の厚さに旦那サマが驚いていました。しかもこのかぼすをかけると
ホントにおいしいのです。そして右の写真が朝食の食卓全景。



クラシックが流れる優雅で静かなこの時間、心も穏やかになってくるというもの。
ゆっくり時間をかけて会話を楽しみながら楽しい朝食の時間も終了。
お部屋へ戻る途中、お土産を買うために由布院市へ立ち寄りました。
やはり品揃えは鍵屋の方が優っています。でもかえってこのこじんまりした広さがいいのかな?
いくつかのお土産と、また、自分達用にも木でできたお豆腐を食べるためのスプーンなどを購入しました。
さあ、名残惜しいけどそろそろ出発しなくちゃと、10時30分にチェックアウト。
お部屋まで荷物をとりに来てくれて、玄関先までちゃんと運んでくれます。
宿の前に車をつけ、荷物も積み込んで出発。ものすごく丁寧に「ありがとうございました、お気をつけて」と
見送られました。あ〜あと2,3泊はここでゆっくりしたいな〜。
由布院の街中にあるにもかかわらず、自然の緑がとても美しく、ゆったりとした時が流れていて、
心が豊かになるような、そんなステキな時間を過ごす事ができる宿でした。ぜったいにまた来ようと思います。

そして玉の湯の前の道を進むと、昨日見たパン屋さん「まきのや」の前に長蛇の列! す、すごすぎる・・・。
これってみんな観光客なんだろうねえー。そんなにおいしいのかなー。と話しながらちょっと気になりつつお店の前を通過。
突き当りを左折し、目指すは大観峰。
由布院からはやまなみハイウェイという道をひたすら走るのですが、この道がとにかく絶景なのです。
途中の飯田高原辺りの道は本当に最高。 大好きな信州とはまた全く違う風景がそこにはありました。
信州は山道を通ることが多いのですが、このやまなみハイウェイは高原と山のバランスが絶妙な風景となっており
とにかく素晴らしい景観が広がる道なのです。
そして、辺り一帯はひんやり涼しく、もうすっかり秋の気配。とにかくススキがたくさん咲いていました。


熊本県に入り、いよいよ大観峰に到着。
ここはとにかくものすごい人人人! 特にライダーが多かったです。突如現れる人口密集地帯。
しかし時間はもうお昼をまわっていたので、雄大な眺めもちょっとガスってしまっていました。
やはり美しい景色を堪能するなら午前中ですね。。。


早々に景色を見渡し、旦那サマがすごく行きたがっていた米塚と阿蘇山を目指します。
まず米塚へ行きましたが、全くたいしたことがなくてがっかり。車を停めるところもないのです。
2人で「なんだ、何にもないじゃん」と話し、次に草千里ヶ浜へ行きました。
ここには火山博物館などもあり、レストハウスも3棟ほど建っている大観光地となっていました。
もうお昼をとっくに過ぎていたので、ここのレストハウスでお昼を食べる事に。
2人とも熊本ラーメンを注文しましたが、全然おいしくなくてがっかり。
そして目の前に広がる草千里ヶ浜の景色を堪能しました。


いよいよ次に中岳火口を目指します。ここは旦那サマがどうしても行きたいと言っていた場所です。
草千里ヶ浜にいるときも、早く行こうよ〜と先を急ぎたい感じでした。
そして、駐車場に車を停めてロープウェーで火口まで上がることもできるのですが、ものすごく短い距離だったこともあり
車で上がったほうがいいよね、ということになって有料道路へ入ります。
なんとここから中岳までの道路は町営道路となっており、通行料は1回560円! この距離で560円なんてひどすぎるよねと
話しながら、あっと言う間に火口近くの駐車場へ到着。
上空にはヘリコプターが旋回して飛んでいて、随時有害な火山ガスの具合をチェックしている様子でした。
後から知ったのですが、ここの町営道路とロープウェーは、火山ガスの影響でちょくちょく通行停止になるとか。
この時も「有害ガスが発生しているので充分に気をつけて下さい」と、何分かおきに放送がしきりに流れていました。
この有害ガスは、心臓病や喘息の持病がある人にはとても危険なんだそうです。
それにしてもこの日はお天気も結構良くてすごくラッキーでした。
車を降りて火口付近まで緩やかな坂を登ります。
火口をのぞいてびっくり! あまりにすごくて言葉も出ません。まさに圧巻。
下のほうはボコボコ沸騰していて、エメラルドグリーンに染まっています。おおー恐ろしい。
しかし山の景色も圧巻です。ちょうどこの頃空に青空ものぞいてきて、本当に素晴らしい景色が目の前に広がりました。
観光客の数は祝日だったせいもあるのか、結構ものすごい数でした。


阿蘇を充分楽しみ、いよいよ今日の宿泊先がある黒川温泉へ向かうことに。
途中城山展坊所というところにも立ち寄り、景色を堪能。ここからの眺めも素晴らしいです。
そして2人ともお手洗いへ行きたくなりここのお店の方に聞いてみると、なんとお水がないので有料とのこと! 1人100円。
お水がないってこんなに大変なんだな〜と改めて思いました。
ものすごい年代もののトイレで、男子トイレは目の前に広がる大パノラマを見ながらのお手洗いだったらしく
旦那サマは「爽快爽快♪」と気分が良さそうでした。
再び来る時に通ってきたやまなみハイウェイに乗り、途中黒川方面へ左折。
しばらく走ると黒川温泉。お宿へ行く前に街を散策したいねと駐車場を探すが見つからず、観光案内所の風の舎の駐車場が
満車な上に、ここへ入る車の列もできている状態。(宿泊するお宿は黒川温泉の中心地から少し離れているのです)
これは明日の午前中街を散策するしかないねと諦め、宿へ行く事にしました。
それにしても宿へ向かう道の細い事!! 途中対向車とバッティングしましたが、相手が待避スペースまでバックしてくれました。
いや〜この道はなんとかしてほしいものです。
あと驚いたのが、黒川温泉の中心街から浴衣姿のまま私達が泊まるお宿の方へ歩いている人達がいたこと。
本当に徒歩だと結構な距離なのです。乗っていきますか〜と言ってあげれば良かったかな。
やっとお宿に辿り着くと、駐車場が満車! 
ええーーどこに停めればいいのよーーーと空いてるスペースを探したけど全然空いていません。
旦那サマが車を降りて宿の人に聞いてきてくれ、宿の人が慌てて出てきて宿泊者用のスペースに誘導してくれました。
なんとここにある車のほとんどは外来入浴の人だということ! やはりここのお宿はお風呂の人気がものすごいのです。
そしてスタッフの方が重い荷物を運んでくれて、無事チェックイン。
今日はここ「山みず木」に泊まります。


お部屋はごくごく普通のお部屋でしたが、2人にはとても広いお部屋でした。
窓の下には川が流れていて、川のせせらぎが本当に心地良くて。ああーーいいなあーー。
間も無く仲居さんが見えて、お茶を入れてくれました。
どうやらここのお宿はお客様付きの仲居さんらしく、お部屋からお食事まで全てこの方がお世話をしてくれました。
お茶を飲みながらいろいろなお話をしたのですが、なんと32歳のお嬢さんがいらっしゃるとのこと。
うそーーーぜったい見えない! なでそんなに肌がキレイで白いのーー!! と叫びたくなりました。
本当に笑顔もステキでお話も上手な方で第一印象はとても良かったです。
館内の説明なども受け、早速2人でお風呂へ行く事にしました。
キーはフロントへ預け、私は女性専用の露天風呂へ。旦那サマは混浴の露天風呂へ。
ここのお宿は女性客をターゲットにしているお宿みたいで、女性専用のお風呂はとにかく充実していました。
女性専用の露天風呂が2つもあり、しかももう1つの露天風呂は混浴なため、男性専用の露天風呂というのはないのです。
しかし女性専用の露天風呂があるため、混浴露天風呂は完全に男性専用の露天風呂になっているようでした。
それにしてもここの露天風呂はロケーションが見事です。すぐ横を川が流れているし、ちょっと離れたところに滝は見えるし。
温度も丁度良くて本当に極楽。
もう1つの露天風呂はちょっと離れたところにあるのですが、そこまではなんと川沿いを裸のまま歩いて行きます。
奥の方にある露天風呂は外のお風呂としてはちょっと温めで、手前の方にあるお風呂の方が私好みでした。
気持ちよくお風呂を堪能し、お部屋へ戻りました。
間も無く夕食の時間。こちらのお宿もお食事処で戴きます。


料理の内容ですが、本当に田舎の素朴なお料理と言った感じ。(前日が玉の湯だったから余計にそう思ったのかも)
しかし川魚のお刺身なんかは絶品でした。茄子饅頭というメニューが特においしかったです。
ビール、宿オリジナルの日本酒、ワインなどを飲み、お腹もいっぱい。
もちろんお食事のお世話も先程と同じ仲居さんがついてくれて、すごく楽しいお食事の時間を過ごすことができました。
お話をしている時に「明日も宜しくお願いします」と伝えたところ、「本当に残念なのですが、明日はお休みなんですよ」とのこと。
どうぞ楽しいご旅行を続けられますように、と言葉をかけてもらって、んーちょっと寂しい。
お部屋へ戻って、お食事処にまだその仲居さんがいらっしゃるうちに持って行こうと、心づけを用意しました。
私は旅に出る時、必ず持っていく心づけセットがあります。

・季節を感じられるちょっとした便箋。(この時はもう季節は秋なので、もみじの絵の入った便箋)
・季節を感じられる小さな袋。(お年玉を入れるぐらいの大きさ。この時はうさぎの絵)
・筆ペン (美しいお礼状を書くために必須)

心づけというものは、お部屋に通されてお茶を入れてくれてる時や、荷物を運んでくれたりした時にさっと渡したりするものだと
考える人もいるようですが(要は外国で言うチップのような感じですね)、
私の場合は、「本当に親身になってお世話をしてくれどうもありがとう」という心を伝えたいという考えなので
最後の最後に渡す事が多いです。
なので、入れ替わり立ち代りサービスをする人が変わるような時はもちろん渡しません。
お渡しする時は、その方のお名前と、感謝の気持ちを書いたお手紙をそっと添えて。
そう、後で書きますが、これがきっかけかどうか、東京に帰って来て驚いた事があったのです。それはまた後ほど・・・。

そしてお部屋へ再び戻ってPCに向かいます。今日1日の行動をきちんと記録しておかないと。
それにしても1日を振り返って、つくづくお天気に恵まれた日だったなーと改めて思いました。
そして1時間ほどして私はお風呂へ。旦那サマは飲みすぎたのかかなり深い眠り。
後で聞いたら記憶がぶっ飛んでいたとのこと。
お酒は本当に強くないよねー。。。私と出会ってかなり飲めるようにはなったんだけどねー。。。
そして夜の露天風呂も入ってみたくて、再び行ってみると入ってる人は誰もいなくてちょっと怖い。
とりあえずお風呂に浸かるものの、景色は真っ暗だし大自然の中だし、恐ろしくなって1分ほどで上がってしまいました。
そして女性専用の内風呂へ。内風呂だけは宿泊者しか利用することができません。
ここにはフェイスタオルが山積みになっており、しかもキンキンに冷えたおいしいお水まで置いてありました。
脱衣所からちょっと階段を降りたところに岩風呂と洗い場。洗い場は4人分。
1人先に入っていて、すごく感じよく「こんばんは」と挨拶してくれました。それだけで気分は良くなるというもの。
そしてその奥に横開きの扉があり、不思議に思って開けてみるとなんと大きな檜風呂!!
でもここは本当にぬるーいお湯で、ながーーく浸かっているにはいいお風呂ですが、ちょっと冷たすぎました。
再び岩風呂へ戻ってのんびり。先に入っていた方が出て行かれるようで、お互いにお休みなさいと挨拶。
ゆっくりお風呂に浸かってお部屋へ戻ると、旦那サマはまだ夢の中。
昨日に引き続き、お肌のケアをするためにSK-Uのパックを顔にあて、再びPCへ向かいながら、
ちょくちょく「お風呂行ったら〜?」と聞くのですが、んーちょっと酔いを覚ましてから・・・ZZZ・・・ってな具合。
ダメだこりゃーと、しばらくPCに向かっていると1時間ほどしてムクッと起き上がり、お風呂へヨロヨロ入りに行きました。
そして私もレポートを書き終え、いつの間にかお布団の上で寝てたみたい。
旦那サマが戻ってきた時、ものすごい格好をさらしていたようです。 お酒が入ると深く眠れますねー。ほほ。
楽しい2日目も終わり、早めに就寝。

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