筐体の分解・LogicBord交換(1)
ある日、ふとハードディスクレコーディングを
してみようとしたら、音がヘン。ピーガ〜!ってな
感じで肝心の音が録れません・・・・。緊急起動用の
HDから起動しても、症状は同じ。

試しに、無音の状態で入力ゲージのgainを0に下げても
何故かゲージが振れている。
gainを中ほどまで上げてみると、無音なのに
何故かゲージが振り切れる。

ソフトウェアの再インストール、OSの再インストールまで
してみたけどダメ。症状は全く改善されません。

不思議なことに、同じアナログ音声入力源である、CDの
オーディオ入力の方はそれほどひどくなく、
レコーディングはできる状態。それでも入力GAINを0に
絞ってもゲージが振れているのはややアヤシイ。
多少のノイズは拾っているようです。

「もはや・・これはハードウェアの故障としか考えられん」
と判断し、中を開けてLogicBordをチェックしてみました。

・・すると、埃はそれほど付いてなかったのですが
長年使ってきたからしょうがないのでしょうが、結露の跡が
後部のコネクタ付近にかなり付いておりました。結露しては
乾き、結露しては乾き、を繰り返したのかカルキのような
白い跡がかなり・・・・。
早速エタノールを染ました綿棒で丁寧に拭き取ったのですが
ひどい部分は基盤に食い込んでおり、拭き取ると基板上の
被覆が剥がれてパターンがむき出しになってるところも
あり、かなり痛んでるということが判明しました。

端子部分と基盤の汚れを極力除去した上でもう一度
組み直して起動してみましたが、やはり症状は同じ。
これ以上は私の知識ではでは治しようがなく、
LogicBordを交換するしか方法はないなーという結論に
達したのでありました。

AudioCD入力をスイッチで切り替えて使えば?という
意見もいただいたのですが、
ちょっと自分の技術に自信が持てなかった
(プラス面倒くさい)ので見送り(爆死)。

ケースを外した状態のQuadra810。LogicBordの結露跡の他にも
シールド板のサビ、電源ファンに詰まった大量のホコリ等、いろいろと
老朽化が進んでいました。

どうせやるなら、徹底的にやりましょーかね〜!!

早速秋葉原にLogicBord調達の旅にでました(笑)。しかし探せども探せども、ない。日ごろはいつも見かけてるような
気がしてたのですが、こういう欲しい時に限って見つからないのは「なんたらの法則」通りですね(爆)。
7100/66のLogicBordはジャンク品が大量に出回ってましたが・・・。
あるお店で8100/80のLogicBord、あるにはあったのですが新品で14800円もしました。これは高い・・買えん(涙)。

なにしろSonnetのG3/400を400MHZで動かすためにはバスクロック40MHZのLogicBordでなければならない。
ここがネックです。つまり8100のLogicBordの場合、8100/100ではダメで8100/80でないといけない。
初代PowerMacはバスクロックは固定なので、純粋に10倍速で動作するG3/400は33MHZのバスクロックのマシンでは
330MHZでの動作になってしまうのです。

そうなると既に400MHZで動作するのは7100/80か8100/80だけなのですが、メモリスロットのことを考えると
8100/80のLogicBordに絞られてしまいます。
・・・・てなわけで、いろいろなお店を物色して回ったのですが、その日は出物はありませんでした。
いつものお遊びチューンなら、「また今度探せばいいや」で済むんですが、何せQuadraはメインマシーン。
グラフィックもNETもWEB site創りも全部このマシーンでやってるので早々に復旧したいのは山々。
何とかならないかなぁ・・とさらにふらつくこと一時間、何と「OAリサイクル」で8100/80AVの本体を発見!!
税込み6300円(爆)!
店員さんに頼んでケースを開けてもらい内部を確認。表面の黄ばみはひどいけど内部は奇麗だ。
結露のあとやシールド板のサビもない。ま、LogicBordさえマトモならいいんんだし、と割り切って買ってきました。


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