Quadra840 G3用電源ユニットの制作(3)
さあ、次の作業・・

・・早くも問題が(笑)
今回買ってきたATX電源は前吸気、後方排気。
しかし元々のQuadra840AVの電源ファンは
横吸気後方排気。空気の流れがこのままでは
違ってしまい、筐体内がちゃんと冷却されるのか
不安が残ります。
大きさ的にはQuadraの筐体のスペースに入るのですが
ノーマルではLogicBord側から吸気するのが
ドライブ側からの吸気に変わってしまいます。


CPUファンを持たないG3では冷却が不安です。

そこで、ATX電源の基盤をQuadra840AVの
電源ケースに入れて、ファンはQuadraの物を使う
ことにしました。

Quadra用の巨大なファンは風切り音も少なくて
低回転でも風量は高いので安心です。

大きさ的にはATX電源の方が小さいので入る・・はず。

もう一つの問題は、電源ケーブルの取り回しですね。
840AVの電源では、ドライブ用の電源ケーブルは
前方から直接出ていて、LogicBord行きのケーブルは
電源ケース上のコネクタにつなぐようになってます。

対してATX電源の方は全部のケーブルが一ヶ所の
穴から出ています。
つまり一ヶ所から出てるケーブルの本数が多いのです。

ケーブルをどうやって外に出すか、これも考える
必要があります。

840AVの電源。側面吸気・後方排気。

買ってきたATX電源。前方吸気・後方排気。

 840AV電源内部。基盤がファンを囲むようにコの字型に
 入ってます。


 840AVの電源コンセント部の配線。サービスコンセントは
 直結にします。

まずは840AVの電源をばらして清掃しました。
いやはや、やっぱり電源の内部って、ホコリ、
すごいですね〜。

ちなみにQuadra840AVの電源は
基盤がコの字型に三つ入っています。
これらをケースから外し、ファンも一旦外してきれいに
お掃除します。

電源コンセントの部分は使い回すので
ケースにつけたままにして、基盤とつながってる
ケーブルは切断します。


ATX電源の基盤は一枚ですが、さすが300W、
巨大なヒートシンクが飛び出てます。
寸法を測ってみるとクリアランスギリギリ。

でも何とか入りそうなので作業開始します。

Quadraの電源で使い回す部分はケースと
ファン、そして電源コネクタ。

840AVのサービスコンセントは連動コンセント
なのですが、今回使うATX電源には連動回路が
ありません。
リレーを使えば連動コンセントも造れそうですが
まだまだ先は長いので今回は省略して非連動にします。

そこで電源コネクタ回りの配線を左図のように変えて
基盤にハンダ付けします。

これでIN側とOUT側が直結されました。

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