Quadra840 G3用電源ユニットの制作(4)
次に、ATX電源の基盤を840AVの電源ケースに収める
作業です。


840AV電源の基盤は、ケース内の溝にぴったりと
はまって固定されています。
しかしながらATX電源の基盤は840AV電源の基盤より
若干サイズが小さいので、そのままでは固定できません。

そこで、元の基盤と同じサイズ、厚みのダミー基盤を
造り、それにATX電源の基盤を固定することにしました。

素材は最初、加工のしやすいアクリルあたりを
考えていましたが、熱を持つ部分でもあり、加熱による
変形や発火がコワイので、結局アルミ板を使用することに
しました。


アルミ板を元の電源基盤とぴったり同じサイズに
切り出して、ネジ穴を同じ位置に開けます。
そして今度はATX電源を固定するネジ穴を開けます。

ケースに固定するネジ穴が三ヶ所、ATX電源を固定する
ネジ穴が四ヶ所の、計七ヶ所です。

ダミー基盤が出来たらそれにATXの基盤を取り付けます。
基盤とアルミ板が触れてショートしないように
スペーサーを挟んで空間を取り、そのすき間に
もともと基盤の裏に付いていた樹脂製の絶縁板を
挟みます。

ATX電源に元々ついているON-OFFスイッチは
使用しないし、取り付ける穴をケースに開けるのが
困難なため、取り除いてしまいます。
ニッパーで切り離してコードはハンダ付けで直結。
ATX電源の基盤を取り付けるダミーの基盤。
放熱と耐熱を考えてアルミ板をしようしました。


アルミのダミー基盤にATX電源の基盤をネジ止めして
   電源基盤と840AVのコンセント部分の接合。
   ATX側のON-OFFスイッチは多分必要ないので取り除き、
   直結します。

仮組みした状態。とりあえず、納まった〜(^.^;

これが元々基盤が挟まってたネジ止め部分に入れるスペーサー。
アクリ板を加工して作りました。

ここまで来たら仮組みしてみます。
ちゃんと寸法は測っていたので入るはずなのですが
ホントに納まるか・・確証が無かったので(爆)

ダミー基盤をケース側の溝に合わせてスライドさせて
収めて、その上にファンを被せます。

・・・なんとか納まりました。ギリギリです!
第一関門クリア〜。



今度はケースの加工とスペーサーの制作です。

何のスペーサーかと言うとですね、元々入ってた
基盤の「代わり」なんですね。

先述しましたように、元々の840AVの電源基盤は
コの字型に三ヶ所入ってました。

840AVの電源ケースは各基盤を挟むようにネジ止め
して固定してます。つまり基盤の厚みを考慮して
造られてるので、基盤がないとネジ止めの時に
妙に空間が開いてしまい、ちゃんと固定
できないのです。

ATX電源の基盤は一個なので、
改造後に基盤が入らない二ヶ所には、
基盤と同じ厚みのスペーサーを入れてあげないと
いけない訳です。

これは四ヶ所に使うので四コ、同じものを作ります。

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