摂食障害になる以前のことから書こうと思う。
私は産まれたときは3600gの大きな赤ちゃんでしたが
その後は周りから「細い」と云われる体型になりました。
小学校では、クラスの『背が高くて痩せてる人』の代表に選ばれたこともあり
よく皆から細い体型を羨ましがられていました。
でも食が細い訳ではなく、食べることは大好きでした。塾の時間の都合で、行く前に間食を摂って1日4食だった時期もあるし
甘いお菓子も大好きで、躊躇いもせず食べているのに太らなかったのですが
中学に入学してからそれは変わっていきました。4月の健康診断。
中1では157cm 46kgの太ってはいない身体でしたが
それ以降は、健康診断の度に身長の伸びに対して体重が大きく増えていくのを見てきました。
(中2の健康診断では、身長が3cmしか伸びていないのに対し、体重は55kgにまで増えていました)それは、二次性徴と云うこともあるのでしょうし
部活の帰りに板チョコの買い食いが習慣になったり、食事量が増えたり
とにかく、以前よりよく食べるようになったことが大きく関わっていました。
しかも、昔から食べ物を残すと云う行動を取ることはなく
出された食事は残さず全部キレイに食べるものだと思っていたし
お菓子の袋などを開けたら、1回で全て食べ切るものだと云う認識を持っていました。この頃から、家族に太っていることを馬鹿にされ始めましたが
それでもダイエットに興味がなく、意識しませんでした。
ずっとデブとは無縁の体型だったので、自分が太ってるなんて認めていませんでした。中3で60kgになった時、さすがに焦りを覚え、ジュースやお菓子をやめたり
学校から帰ったら縄跳びをやり始めるようにしましたが
1kg減った程度で、思ったような結果はなかなか出せず、すぐ止めてしまいました。高等部に上がっても、沢山食べて体重は増えていく一方で
(環境の変化で7kg減ったり、入院中の病院食で痩せたこともあったけど)
高2の162cm 62kgがピークでした。
60kgを超えて「マズイな〜」と云う意識はあったけど、中3のときも成果は得られなかったし
ダイエットなんて考えませんでした。それ以降はずっと57〜58kgが続いていました。
あの頃の私は、今思うと明らかに食事量が周りの人たちと違っていました。
朝食を抜いてくるクラスメートや、昼食に菓子パン1個しか食べない友人がとても信じられませんでしたし
間食の量も半端なく、学校帰りに毎日ミスドでドーナツ5〜6個買って食べたり
コンビニでケーキを買って夕食の後に食べていたりしました。
今思えば、学校での人間関係のストレスを食べることで発散していたのでしょうし
家族に体型をからかわれることで、余計に食べることに拍車がかかっていました。