いよいよ仕事人生も納め
担当事業の終焉と後継事業の立ち上がり

中小企業振興公社でのアルバイトは5年の予定だったが、頼まれて6年目に入った。いずれにせよ、今回で更新終了だ。
公社は大規模修繕の時期になっていて、あっちの部屋に行ったり、こっちの部屋に移ったりと、落ち着かなかった。居ながら工事なので、騒音にも悩まされた。

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これまで担当してきた、東京都地域中小企業応援ファンド事業の最終の募集も終わり、後は幕引きを待つのみ。卒業企業のPR動画をお膳立てするのが、大きな仕事になっていた。

応援ファンドの後継事業として、新しく東京イチオシ応援事業が始まったが、もはや自分の出る幕ではない。
とはいえ、この後継事業のために、担当のアドバイザー3名を採用する仕事を手伝う。
駆け出しの中小企業診断士になるかと予想していたが、なかなかのベテランが揃い、今後が期待できる。

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補助金の仕事をしてきた締めくくりとして、本サイトに「本格的な商業・サービス業向けの補助金を作る」と「窓口担当者のための補助金一覧」を開設した。
後者は、他のページと異なるcss仕立てのページに挑戦した。よくわからないところもあるが、ちょっとあか抜けたページとなった(自己満足)。

滅茶苦茶忙しかった都庁時代とは違って、この公社での非常勤職員勤務は、やがて来る長期の老後に向けてのソフトランディング期間となってくれた。
ようやくその最終段階が目の前に来ている。

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一方、都政の方は、昨年、小池百合子知事が就任し、都民ファーストは都議選で大勝。その勢いに乗って国政に打って出るも、惨敗。と、何かと波乱の多い年となった。

豊洲の移転が先延ばしされ、市場長には人事で一緒だったM氏が就任。何かと大変な役回りとなる。
鈴木都政時代に「築地はその場で建て替え」との方針が決まったものが、実際には「仕事を継続しながらの建て替えは難しい」という結論になったはず。
移転先は豊洲しか考えられない。ほかにまとまった土地はない。
地下水に汚染が見つかったとはいえ、その水に魚を浸すわけではない。
一方の築地は老朽化して危険なだけではなく、殺鼠剤が蒔かれていて、衛生的にも問題がある。昔は放射能マグロが埋められていると、不買運動になったこともあったそうだ。
客観的にみて、結論は最初から見えていた。
それが、知事が交代して、蒸し返された。

そもそも建物の地下に空間を設けることだって常識だ。
ビッグサイトだって地下には機械室や雨水の貯蔵タンクがある。当時(平成7年)、私は建設中の国際展示場の技術者に、なぜそういう作りになっているのか尋ねたことがある。
臨海部は埋立地だから、地面の上に建物を載せると危険なので、深い岩盤まで杭を打ち込み、その上に建物を据え付けるというやり方で設計される。いわば高床式で地面はタダの飾り。
費用はかかるが、利点として地下空間の活用が可能になる。
20年以上前から、そういうのが普通だったのに、なぜマスコミは『謎の地下空間』などと騒ぐのだろう。

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私生活では大きな事件はなかったが、奥歯がまた1本抜け、前歯が欠けて修理した。顔の皮がたるんできたので、よく口の中を噛む。口内炎になって痛い。胃腸の具合が悪い。視力や記憶力の低下は引き続き進むが、まだ病的なものではない。

その一方で、家財道具の老朽化が目立つようになった。
一昨年の11月に湯沸かし器が突然故障したのだが、その時「次はエアコンか・・・」と覚悟した。
たまたま産業交流展で、平成11年に海外研修員でお世話になった株式会社エアコンサービスと出会い、いつ頃がいいかと伺うと、「やっぱ故障するのは夏場と冬場ですね、計画的に入れ替えるのなら、人手に余裕がある2月がいいです」という話だったので、2月に入れ替えた。
たいへん丁寧に作業していただいた。長く生きてくると、いろいろと繋がりができて助かる。
とはいえ、2台で36万円。やっぱ痛い。
次はテレビかな・・・。

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映画鑑賞が続く。今年のマイベストワンは「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」。衛生局時代の同僚3人と新宿ピカデリーで観た。俳優の皆さん方も、ずいぶんお歳を召されたようだ。ハン・ソロはスクリーンの中で、レイア姫にいたっては実生活で、お亡くなりになってしまった。

これからの退屈な人生、何して生きようかと、途方に暮れる。
しかし、毎日仕事に追われどおしだったことを考えると、気楽なのが何よりとも思う。
そんなこんなで、今年も年が暮れていく。
ようやく後厄も過ぎようとしている。

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