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間接光を徹底的に利用しよう | |
ビッグサイトの共用部分は、全体がガラスの屋根に覆われています。 このため、日光が直接入る構造になっていて、照明などに利用する電気代が大幅に節約できる、はずでした。 ところが、いざ開業してみると、お客様からは「暑い」というクレームの山です。 じゃあ、実際どれくらいの暑さなんだろうと、温度計を持って会場の各部分の温度を実測しました。 原因は、「体感温度」というものの影響でした。 ガラス張りの屋根の下で、直射日光を浴びると、人は実際よりもはるかに気温が高いように感じるのです。 |
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まず、ガラス屋根の下に、半透明のシェードを設置するという方法を取ります。 体感温度を下げるには、かなり大きい効果を上げることが期待できます。 私たちは当時、こんなことなら、自動開閉式の覆いを全館に渡って設置しておけばよかったと反省しました。 空調経費はたいへん高いです。費用がかかっても、空調経費を浮かすための設備をケチってはいけません。 ガラスを通して入ってきた日光を、1回バウンスさせて間接光として利用する方法もいいと思います。 窓を広くとって、その外に植栽を設けるというのも手だと思います。 |
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だったら、太陽光の入らない施設を作ればいい、と考える方もいるかもしれません。
しかし、会場を未使用時の日光の入らない展示場は、まったくの倉庫で、あまりにも寂しいです。 |
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