理想の展示場を作ろう
目次に戻る
会場運営のための施設(警備・清掃・倉庫)

限られた面積の中で展示ホールをたくさんとろうとすると、会場運営のためのスペースが犠牲にされることになります。
しかし、こうした部分は会場運営にとってひじょうに大切ですし、無視すれば利用者の利便性低下につながります。

理想の展示場を作るなら、以下の施設についても配慮が必要です。設計段階で考えておかなければなりません。

警備員室等

中央に防災司令室を設けます。モニターを設置して、会場の状況が随時監視できるようにします。
中央では、火災発生のほか、会場内の入場者数の把握、空調管理(特に二酸化炭素濃度)、電気系統の状況、駐車スペースや周辺道路などの状況をチェックします。
また、大きな会場で、統一的な管理が難しい場合は、何カ所課に警備員の控え室を置きます(臨時の入場ゲートとなるような場所に)。
中央と別室との連携がとれるよう、通信設備などを充実させるようにしましょう。

清掃関係

大きな展示会の場合、たいへんたくさんのゴミが出ます。
これからの時代は、分別収集などもひじょうに重要になってくるでしょう。
ゴミ収集のために、車輪がついて移動可能なゴミポッドを多数用意します。ふたや色に工夫して、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」をすぐに見分けられるようにします。
となると、こうしたゴミポッドを保管するスペースがかなりたくさんとられてしまうのです。
また、清掃関係者の休憩施設も当然必要です。こうした控え室は裏方につくりますが、得てして中央の目が届かなくなってしまいます。
管理面での工夫も必要です(監視カメラを置けとはいいませんが)。

備品倉庫

展示会の開催時には、華やかなブースがたくさん作られます。しかし、木製ブースからはゴミが多く出ます。もちろん板や木材は業者が使い回ししているのですが、やはりシステムパネルのようにはいきません。
ほんとうに資源や環境を考えるのなら、大きな備品倉庫を設けて、展示用のパネル類をたくさん保管しておくようにします。
ただし、こういう仕組みを作ると、特定業者を指定することになります。それはそれで問題がないわけではありません。
また、装飾関係の資材を規格化すると、ブースの個性が失われる結果になります。

 

→次のページへ