たとえば、ホールの屋根がそうです。 まず最初に、4本の仮柱が立てられ、上部にクレーンが設置されます。
屋根それ自体は地上で完成品近くまで組み立てられます。ガラスなども、この時点で、はめ込まれます。 その半完成品をクレーンで四方から持ち上げます。 天井が所定の位置まで上がったら、今度は、内側に本柱を設置します。 ビッグサイトの場合、東展示場の屋根は半日程度で、所定の位置まで持ち上がりました。
本来、屋根をあの高さに作るとなると、相当高い足場を組む必要があります。 そうすれば危険ですし、長い時間がかかります。材料を運搬するのもたいへんです。
リフトアップ工法を利用すれば、そういった手間がかなり省けます。
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