kame
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お題拝借~簡単には解決できない東京都の課題

[期待する視点(共通)]
IoT、AI、FinTechなどの最先端技術の活用、ビッグデータの活用、ボランティアや地域コミュニティの活用
若者、女性、元気高齢者、障害者等の活用、ゼロエミッション
[制約条件(共通)]
(1)原則として単年度事業、(2)現金給付・設備整備は不可

女性が輝く社会づくり(新)

[例示]
職場における女性の活躍推進、女性の再就職支援や就業拡大、結婚・妊娠・出産・子育てまでの切れ目ない支援、女性のライフステージと健康に関する啓発など
[2017の採択案]
なし

[考え方の整理メモ(というよりは独り言)]
こりゃまた難しい。
この項目を出した都の職員に「女性が輝く社会ってどんな社会?」と聞いてみたい。
おそらく「それは、あなたのイメージで考えていただいて結構です」と答えるだろう。あまりにも漠然としすぎている。
「今日もきれいだね」と百ぺんぐらい言ってあげればそのうち“輝いてくる”と思うが、そういうのって今日日「セクハラ」と言われてしまうらしい。
相手が自分の妻ならセクハラにはならないと思うが、たぶん「何か後ろめたい事でもやっているんじゃないか」と疑われる(妻のいない私には無縁だが)
めんどくさい世の中だな。

例示に示されたものをみると、株式会社ワーク・ライフバランスがやっているような事業に近い。 だったら、この会社に中小企業向けの支援プランを作ってもらって、その加入企業に補助金を出す、というのが一番手っ取り早いのだが、 それだと<単年度事業><現金給付は不可>という東京都の方針に抵触する。
「切れ目のない」とか、「ライフステージ」とか言っておきながら<単年度主義>という制約を作ること自体、いい加減だ。 とは言え、そう言ってしまうと先に進まなくなる。

「輝いている女性」というイメージにしっくりくる人物を想定してみると、ワーク・ライフバランス社の小室淑恵社長などはその筆頭格だろう。
ではなぜ、小室社長が「輝いて見える」かを考えてみる。
第一に、社会に対する影響力があること。
第二に、経済的基盤をしっかりと持っていること。
第三に、家庭においても母親としての役割をきちんと担っていること。
そんなところか。
もちろん美人なので、それだけで十分「輝いて」はいるのだが、提案制度の本旨に外れると思うので、そのことは棚上げしておく。
実際には、他人から見えないところで泥臭く努力しているのかもしれないが、それも考えないことにしよう。

[事業提案]
事業名:女性が輝く企業 百選
自薦、他薦で、女性を大切にしている会社を洗い出してもらう。
選考基準(公表)は、次の3点。
(1)御社の女性社員は、会社を離れても社会的意義のある活動をしていますか?
(2)御社は女性社員に、その能力に見合う賃金・処遇を行っていますか?
(3)御社の女性社員は、公私ともに充実した生活を営んでいますか?

[補足説明・問題点(ぼやき)]
この事業案、なんかありきたりだ。
それに、三つの基準で「輝いている」女性がいるとすれば、たぶん
・読者モデルで稼いでいる人
・インスタグラムで稼いでいる人
・本を執筆して売れている人、などがその典型になる。
そういう女性がたくさん生まれると、社会は輝いてくるのだろう。
だが、私には「そういう社会がいい社会」だとは、どうも思えないのだが・・・。いかがだろうか?


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