kame
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お題拝借~簡単には解決できない東京都の課題

[期待する視点(共通)]
IoT、AI、FinTechなどの最先端技術の活用、ビッグデータの活用、ボランティアや地域コミュニティの活用
若者、女性、元気高齢者、障害者等の活用、ゼロエミッション
[制約条件(共通)]
(1)原則として単年度事業、(2)現金給付・設備整備は不可

環境対策

[例示]
省エネルギー対策、再生可能エネルギー導入促進、食品ロスの削減、レジ袋対策、暑さ対策の推進など
[2017の採択案]
食品ロス削減区市町村連携

[考え方の整理メモ(というよりは独り言)]
長年、毎日、飲み屋に通って経営状況のリサーチを続けている私は、飲み屋に“タラタラ”と客が来るのがいかに重要かということを知っている。
多くの店では、早い時間帯に「ハッピータイム」を設けて酒の料金を安めに設定し、客が早く入るようにしている。そういう“平準化”が重要だ。
ものすごく混んだかと思うと、ガラガラで閑古鳥が鳴いているような店では、仕入の目算がつかない。従業員の配置も困る。
なじみ客ができても、混んでいる日にぶつかるとその店は次候補に落とされる。
いつも客がいて、しかも、空席もある。そんなタラタラが持続的経営にとっては大事なのだ。

さて、「ロスプリ」と聞いて、歌謡コーラスグループを想像するあなた、昭和生まれでしょ。しかし、私が言いたいのはロスプリベンションです。
ロス(無駄)を避ける(プリベンション)という、経営手法。
役所の相談窓口では「どうやったら儲けられるか」というサジェスチョンはやりにくい。逆に損をさせた場合、責任の取りようがないからだ。
しかし、「無駄を省く」仕組み作りというのは、大いに開発していい行政サービスではないかと、だいぶ前から考えている。

[事業提案]
事業名:ロスプリ普及事業
業種別に「ロスを少なくする手法」について、マニュアルを作る。東京都中小企業診断士協会にもロスプリ部会があるから、協力してもらうといい。
業種別というのが大事で、一般論では役に立たない。
データ分析を使って「どういう日、どんな時間帯に客が多いか」など、傾向を把握しよう。
ロスの中には、従業員の配置管理も入れた方がよい。
チラシも漫然と蒔くのではなく、経営戦略を立ててやった方がいい。
万引き対策なども、ロスプリベンションの一つである。

[補足説明・問題点(ぼやき)]
これは実現できる事業だと思う。
問題は、業界内部に食い込んで、重要な情報を得ることができるかどうかだ。
一般論ならすぐ分かるが、言われて初めて気づくようなことが出ていないと、そのマニュアルは役に立たない。
診断士さんだって、重要なノウハウは簡単に明かしてくれないだろう。
だから、作る手間がかかる。単年度で完成するようには思えない。
行きつけの床屋は「天気が良すぎると客が来ない。逆に雨の日は行くところがないので混む」って話をしていた。
ビッグサイトにいたとき、場内のどんぶり屋のマスターが、向かいのファッションタウンのイタリアレストランの応援に来ていたこともあった。 系列店では、食材や従業員の融通も協力し合ってやっている。
そういうことを把握することが大切だ。

ついでだが、「レジ袋」と「割り箸」は、無駄になるものの再利用だと聞いた。だとすると、使わなければ別の問題が発生する。
それから、めちゃくちゃ暑い日に「打ち水」をすると、熱中症で倒れる人がでるよ。
電気のデマンドコントロールも、電気使用量の節約ではなく「電気代」の節約だったりする。
風力発電もしばしば落雷の被害に遭うし、太陽光パネルも製造コストを計算に入れなきゃダメだ。
公務員も勉強が必要だ。


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