第100話 1950年 『トラウマのグローバルコネクション』
ユダヤ暦5710年 皇紀2610年 明治49年
第122代明治天皇(71) 19代将軍 千家 夷隅(27)
おれは、未来人、
この世界に来て100年経つけど、公文書&私文書を偽造しながら、
綾波、時司、霧島と、姓を変えて、いまに至る。
幕藩連合制のおかげで、上意下達が弱く、足並みが揃わず、無駄な戦争がない。
最高の行政はないけど、最低の行政もない。
バラマキのおかげで新陳代謝が激しくて下剋上、
世襲天下りの重圧がなく、天文学的な赤字国債もない。
早い話し、対外的に侵攻できなくても、侵攻されても負けない布陣って感じ、
そうそう、幕藩連合で、ある程度の石票と地位があると、
守秘義務が課せられたのち、機密情報を教えられる盟約機構がある。
元々の母体は、瑞穂銅行なので、綾波だった頃のおれが創設したようなものだけどね。
軍機が含まれていて、守秘義務を破ると、袋叩きとか、謀殺されることもあって、
3人に1人は、自由な発言を望み、盟約機構の誘いを断る。
時司のとき、その盟約機構に入ったし、
霧島になっても盟約機構に入っている。
未来情報を知っているし、軍事機密は、大したものはなかったけど、
バイオ・化学技術が大きくなってるので、怖くなってきている。
ちなみに盟約機構は 岩戸 と呼ばれている。
しかし、基礎工学の裏付けがなくても、人の想像力はたくましいわけで、
創作物の形で、一般に知られることも珍しくないし、
マッドサイエンティストな新興師弟人脈が、より優れたものを先行開発したり、
町工場の親父が、そんな発想はなかった的なトンデモ技術が、市販で流通している。
情報漏れは効果があっても、独自的に開発されてしまうと、手の施しようがなく、
搦め手で、取り込むのだけど、本人の抵抗があったりすると、拗れるかな。
岩戸 の存在価値があるとしたら、
基礎技術力の総合力と、蓄積されたデーターかもしれない。
01月
スチアテ港(200ku)から冬の京都に帰還した。
外国から戻ってみると、日本の 大名建て 旗本建て が小さく感じる。
まぁ 地震帯だし、建築自体が古い技術で建設されたモノだからね。
あと、地主・家主が広い土地を所有しているということかもしれないが・・・・
新しい将軍は、特に、なにをするというわけでもなく、
既に地位を確立していた1000万人長と1000万人長区画を認めただけかな。
まぁ ボトムアップ型社会だと、首がすげ替わっても、やることは、少ないかもしれない、
なんか、国外資本財閥から声がかかった。
国外利権は
01) 幕藩連合情報局 02) 幕府情報局
03) 幕藩連合軍情報危局 04) 公家衆・イスラエル親衛隊
05) 各藩情報局
の4つの国家情報機関が深く関わっている。
あと、国外資本財閥は
01) バルカン自治コネクション 02) コーカサス自治コネクション
03) スペイン・ポルトガル語圏コネクション 04) イスラム圏コネクション
05) 南アメリカコネクション 06) マダガスカル自治コネクション
07) アフリカコネクション 08) インドコネクション
09) 東南アジアコネクション 10) 極東ロシアコネクション
11) ラスベガスコネクション 12) ベルギーコネクション
にわかれている。
元々 千章眼 と 床屋・井戸端談義板 は、電話・電音・電映網に関わる商売だし、
おれが、国外資本に関心を持ち、
国外利権を増やすと、仲間意識を持ったのかもしれない。
基本的なルールは、外国資本にむやみに 文紙幣を渡さないということ、
現地利権と現地紙幣を手に入れたら、可能な限り資源を安く購入し、日本国内に還元することかな。
まぁ 人材と機材を取られるので、海外利権組と仲が悪いけど、
海外資源で、産業を維持できるので、両輪みたいなものだけどね。
国外資産は、御目溢しするから、国益に反するなってこと、
国外利権産業は、
01) ゼネコン 02) 軍需産業 03) 鉄道業界
04) 電力業界 05) 上下水道業界 06) 資源開発業界
07) 電話・電音・電映業界 08) 翻訳出版映画業界
09) 輸出業界 10) 観光業界
があって、裾野まで含めると膨大かな。
ていうか、日本国内の資産より、国外の利権が大きなものもいる。
ていうか、おれも自動的にそうなりそうな気がする。
ちなみにおれは、電話・電音・電映産業に組み込まれる。
会議の末席に着くと、
戦略会議が始まるのだけど、
日本人って、意外に戦略に、敏いので驚く、
ほとんどが、綾波学閥なので、おれの影響が大きいだけなのだけどね。
しかし、綾波学閥なら、他国民を奴隷にするような。人非人な政策に誘導すんなって思うわ。
「霧島君。驚いたかね」
綾波 晃司(85)は、そういった。
末息子は、綾波家のまとめ役で、瑞穂系列企業のまとめ役かな。
「ええ、叩き上げが多いので驚きました」
「語学と、戦略性がモノを言うし。武家衆と公家衆は、随分と減ったからな」
「しかし、霧島君。綾波、時司に繋がる闇閨閥の系譜とはいえ、驚くべき才覚だ」
「あと、君の年齢にも驚いたよ」
「若さゆえの向こう見ずですね」
「まぁ 今回は、それが当たったのかもしれんな」
「ええ」
「霧島君は、これからどうするつもりかね?」
「お見合い会に出ますよ」
「そういえば、まだ、独身だったな」
「何なら、仲間内で紹介するが?」
「それは、ありがたいです」
「どの閨閥がいいかね?」
「わたしは、忍耐心が少ないので、閨閥じゃなく、忍耐心のある人柄で決めます」
「まあ、そういう選択も悪くないが・・・ まぁ 若い娘なら、御しやすいだろう」
「かもしれませんね」
「なんなら、綾波の血筋でもいいぞ」
「いえ、血が近いのは、困ります」 キッパリ
「ん・・・ そうなると・・・・」
まさか、末息子と、会話することになるとはね・・・
そうそう、瑞穂系工場を見せてもらった。
軍需・建設用のチタン、ケブラー、カーボン繊維、シリコン繊維、セラミックが量産され、
未来の日本に通じるような高品質製造部門が育っている。
惜しむらくは、一般に流れにくいもので、戦争になったら初めてわかるようなものかな。
パワードスーツは、試作生産されつつある。
電子制御フライ・バイ・ワイヤが取り入れられ、
熊、ライオン、ゴリラ、ニシキヘビと、ガチで肉弾戦ができる。
綾波家宗主の夢だとかで、研究していたので、相続した以上、引き継ぐしかなかったらしいが (笑
戦争が始まったら特殊訓練を受けた歩兵を中心に配備されることになっている。
逆なんじゃないかと思うのだけど、
建前上、戦闘技能を最高度に鍛えた人間が軍隊を支えることになってるからで、
気を失ったりすると、気付けしたり、治療したり、
自動で帰還したり、安全な場所に隠れたりする電子制御も研究されてるらしい。
最終目標は、脳を入れて、人造人間化させたり、
人間の脳をロボットに複製させたロボット兵士とかになるかな。
おかげで、日本軍の将兵は、他の列強の20倍から30倍も金をかけてると言われている。
ていうか、失業率が低く、志願制なんで、自然と、そうなった的な。
そうそう、アチェ王国と、オランダが戦争しそうなので、
掃海艇の建造を増やした方がいい的なことを言った。
たぶん、マラッカ海峡とスンダ海峡は、両国の機雷で、機雷封鎖されかねない。
まぁ 木製船になるんだけど、フィリピンは、いい、チーク材があるんだ。
だけど、本当に戦争するのかね。
いろんな情報が交錯してるけど、
国家に、とって都合のいい国民は、歴史、政治、経済で無知なこと、
視点が低く、視野が狭く、小賢しく狭心的で、
盲目的に権力基盤に従属し、利権保守であること、
権威とか、階級や序列に従いやすく、
国家のために戦ってくれる戦闘民族であること
資本主義と、民主主義と、自由主義と、共産主義の見分けがつかないこと、
イギリスと、オランダは、既に、国民教育が行われている。
ちなみにアチェ王国と、タイ王国は、武器弾薬の国産化を進めているし、
噂によると、上陸用舟艇は、数万に及ぶらしい。
あと、予備役も増やしてるので、準備万端な気がするね。
02月
人口増で、閨閥の選択肢は、綾波の頃の百十数倍、時司の頃の十数倍に増えている。
一般庶民を含めて、家柄を考えず、選ぶとしたら選ばないかもしれないけど、
その中で、比較的まともな娘を選ぶわけ、
ちなみに、縁組のとき、おれの素性とか、調べられたりするのだけど、
おれが、時司の隠し子だっていうことは、宗旨人別帳が証明したかな。
飛行機を模した家紋がしっかり描かれているし、
それは、時司本人じゃなければ、作れない、
それはそれとして、向こうにも、都合とか、相性があるので、上手くいかないかな、
結局、差別は存在するし、無くならない。
なぜなら、結婚は、自分本位の価値観で序列を作り、
結婚できる最高位と結婚するので、差別そのもの、
公平を機したり、わざわざ、序列の下と結婚したりはしない。
そんなわけで、おれ、結婚した。
相手は、北海藩の某閨閥の香織(14歳)。黒眼黒髪だけどワンエイスかな。
一番、近いキャラは 中野×梓 (笑
この時代の新婚旅行は、海外地の親戚・兄弟のところに行くか。
どこかの温泉って感じ、
おれの親戚筋は、綾波家と、時司家だけど、
本家に隷属していないので、しがない愛人の子で、闇閨閥でしかない。
ちなみに、母方は、孤児院で、親戚・兄弟がいるとしても、まぁ 切れてるわけ。
ていうか、そういう女性を母親に選びました。
そんなわけで、妻方の親戚・兄弟筋の海外地に行く手もあるけど、
基本、人見知りだし、面倒だから、温泉に決めた。
あと、家が大きいと、もれなく、乳母もついてくる。
世襲の子供が、辛うじて、しっかりしてるのって、乳母制度のおかげかもしれない。
皇族とかになると、子供を余所に預けて育てさせたりとかさ、
これがないと、親に甘えたまま、大人になってしまうので、藩主・公家の総崩れって事になり兼ねない。
03月
家は、時司から相続した高層建築のフロアを使ってる。
日本本土は、地租税がまともにかかってくるので、平屋に住む人間が、随分と減った。
ていうか、地租税を減らした分で、石票か、株を買う方が得だからね。
歴史的な文化遺産は、幕府と藩が地租税を免税して保護するか、
買い取って、観光にするけど、
歴史的価値が低いと、高層建築に建て替えられていく、
フロア中は、外窓側は、観葉植物や菜園が置かれ、
内壁は、古臭い板壁かレンガで区切られ、家具が置かれていることが多いようだ。
この時期、LSIなど、電子制御装置が向上し、
1頁800文字が、10頁800文字に増やされた。
電話・電音・電映回線があれば、個人が新聞、世論、論文、言論を公開できた。
おかげで、文字検索 千章眼 は、大儲けだけど、真偽性が問題になったかな。
未来の日本だと、中央集権が強く、
反日外資在日利権左翼が日本を退廃させようと取捨選択して情報を流しているし、
反日外資在日利権右翼が日本を戦争させようと取捨選択して情報を流している。
この世界の日本だと、幕藩連合と全国域の電音・電映が半分と、
藩内・海外領域の電音・電映が半分を占めている。
しかも、毎年、放送権入札しなければならず、一部は、抽選だった。
そして、個人の阿頼耶識の頁が加わる。
そうそう、銅線128kb/sから、光ファイバー100Mb/sに切り替えられると、
アナログ送信からデジタル送信が有利になり、1秒当たりの情報量は780倍ほどになった。
単純計算すると、
電話1回線 ⇒ 電話780回線
電音12回線(全国6回線:藩内6回線) ⇒ 電音9360回線(全国4680回線:藩内4680回線)
電映16回線(全国8回線:藩内8回線) ⇒ 電映12480回線(全国6240回線:藩内6240回線)
に増やすこともできるのだけど、
配信利権にしたら利権が薄まって、たまったものじゃないし、
制作会社も、そんなに多くない、
そして、そんなに回線あってもしょうがないと、質の向上が試みられていた。
動画・画像時代の幕開けだ。
電話は、阿頼耶識の回線も兼ねてるけど、
10人規模の双方向会議ができる程度か、
50人規模の双方向回線で、通信教室を開ける程度にするか検討中で、
電音は、音域と音量の向上と、ステレオとか、多重音声とか、多言語音声が検討され、
電映は、モニターからディスプレーへの移行とか、画像・映像・音声処理なのだけど、
電映の走査線は、640本から1280本の倍に増やす予定らしく、未来のデジタル放送並みになるはず。
自然な方向だろうね。
あと、電話回線を使った電映送受信なんだけど、
電話から中央制御処理装置への送信は、文字で記録も文字なのだけど、
それを電映機で阿頼耶識を見るとき、640本か、1280本の走査線の映像で、
電映機は、文字として、認識していない。
それを文章の形でやり取りしたい企業体は多く、文字として処理しようという動きも強い。
阿頼耶識の1文字32Bt。1頁800文字(25600Bt)を計算すると、
1Kb=1024Bt Mb=1024Kb なので、光ファイバーの100Mb/sで送受信すると、
1頁800文字(25600Bt)が0.024秒になる。
その1回線が、10回線分から50回線分に増えると、相当な情報量で、
音声や文字だけでなく、余裕で、映像や画像を送ってもいい気分になったらしい。
そうなると、走査線という形でなく、1280×400とか、画点処理になるのだけど、
そうすると、パソコンのディスプレーで、
今度は、ハードと技術と採算性で合わなくなる。
映像も、780倍の高密度で、映像作品を生産すると、ロボットに描いてもらうしかないし、
そんな映像や画像に耐えられるような高密度カメラは、軍用偵察機か、電子・生物関連くらいしかない。
もちろん、阿頼耶識など、文章を読む者は、粗い文字より、極め細やかな文章で読みたいわけで、
ステレオ音声で音域を増やしたとしても、せいぜい3倍ほどになる。
あと、無線放送もあるわけで、デジタル化するにしても、同じ電映機を使うなら3倍が適当といえなくもない。
古い電映機と新しい電映機の問題はあるけど、
最大の問題は、受け手がトランジスターということで、振り分けたとしても、処理が間に合わないらしい。
しかし、資本と人口が増えたことだし、入札競争は、激しさを増しているようだ。
電話10回線、電音24回線、電映32回線か、
電話50回線、電音36回線、電映48回線に増やす動きがあるようだ。
たぶん、マスメディア産業は、泣きたくなるだろうけど、
藩主と、1000人長は、領域で回線を独占したいと思ったのだろう。
ざまぁみろ。
大阪湾
フェーズド・アレイ・レーダーを装備した巡洋艦が浮かんでいる。
フェーズド・アレイ・レーダーは、機構を指すのであって、性能を指すのではない。
なのでアナログであれ、デジタルであれ、
機構さえ備えていれば、フェーズド・アレイ・レーダーなのだけど、
LSIクラスの賢者の石を使うと、流石に未来のイージス艦の性能に近付く、
12000t級黒姫型原子力巡洋艦 葉山
全長210m×全幅22m×吃水5.8m
小型ナトリウム冷却高速炉 電気推進
50000kw(37500馬力)3基150000kw(112500馬力) 32kt 40年間
対空・対艦・対潜ミサイル20発 垂直発射装置(VLS)×4基
70口径150mm砲2基 70口径25mm6束機関砲4基
ヘリコプター1機 無人哨戒機3機
最新の原子力巡洋艦 葉山 は、単装砲2基で、
電子戦装置の割合が増加し、垂直発射型ミサイルが艦内に格納されている。
無人哨戒機は、魚雷状で、レーダー、赤外線暗視装置、カメラを装備し、
直径1m×全長8m×全幅1.2m〜6m 翼面積10u
150馬力級ターボプロップエンジン1基 200km/h 航続距離3000km
中心の上部主翼を90度回転させ、尾翼は逆V型。
カタパルトで射出すると、プロペラが回り出す構造で、
決められた海域を哨戒し、不審艦を発見すると、母艦に情報を送る。
帰還は、母艦のワイヤーに引っ掛けることになっていた。
主砲には、150mm核砲弾が装備され、
敵艦が50000t級戦艦でも1発で、撃沈できることから、
大型艦は、存在価値を喪失させ、
金剛、比叡、榛名、霧島、扶桑、山城、伊勢、日向は、記念艦か、解体が決まっていく、
偽預言者を警戒しなさい。
彼らは羊の皮を身にまとって、あなたがたのところに来るが、
その内側は貪欲な狼である。
あなたがたは、その実で彼らを見分ける。
茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。
すべて、善い木は、善い実を結び、
悪い木は、悪い実を結ぶ。
善い木が悪い実を結ぶことはなく、
また、悪い木が善い実を結ぶこともできない。
善い実を結ばない木は、みな切り倒され、火に投げ込まれる。
このように、あなたがたは、その実で彼らを見分ける。
文化は、過去と、世界と、未来を広げ、無知という檻から、思考を自由にする。
なのだけど、利権屋は、自由な想像を抑圧し、誹謗中傷を繰り返し、
過去を捏造し、世界を歪め、都合のいい未来に捻じ曲げてしまう。
過去に嘘を吐く者は、今も嘘を吐くし、未来においても嘘を吐き続け、スケープゴートを探し続ける。
過去に正直な者は、今も正直で、未来においても正直であろうとするわけで、
国際政治は、北イスラエル王国10支族を継承した日本文明と、
南ユダ2支族諸派の金融支配文明が衝突している。
日本は、南関東ガス田と樺太からのパイプラインがあるけど、
地熱スターリング発電のおかげか、自前の電源を持つ家が多く、
電力に余裕のある家は、電気を売るか、オール電化してしまう。
逆にガスを燃やして電気を作る装置も市販されていて、
ガス田に近い地域だと、ガスを燃やして、自家発電することもあるらしい。
赤道に近い海外地だと、太陽光熱発電と、地熱スターリング発電が大きく、
ガスを主にする地域と、電力を主にする地域が混在しているけど、
ガスを使わない家はあっても、最終的に電力を使わない家はないし、
電力不足の地域は、存在しない。
そんなわけで、マウスを作らせている工場で、電子レンジを開発させてる。
しかし、商品開発に成功しても、工場を動かす、雇用が・・・ なんだかな・・・・
人手不足・・・
新聞を読むと、東シナ海と南シナ海で海底油田開発が始まるらしい。
欧米が大陸棚利権で、日清関係を拗れさせようとしてるからだろうか。
清国が挑発的だ。
いまのところ、海底油田を掘る技術があるのは、日本くらいのものだ。
04月
富士演習場
運用しやすい38t級95式戦車と、
鉄道移送最大寸法の50t級97式戦車は、チタン部品が、徐々に増え、
複合装甲が採用され、滑空砲が採用されるなど、
改良されながら日本の2大主力戦車として運用されている。
それとは別にチタン製34t級97式戦車は、100両ほど配備され、現場で好評だった。
うんなの高いんだから当たり前やんけ! なのだけど、
ついに、
第三世代 40t級10式戦車
全長9.40m(車体長6.7m)×全幅3.24m×全高2.30m
1000馬力 60km/m 300km
45口径120mm滑腔砲 10mm機関砲2基
の開発に成功する。
ちなみに97式戦車の50口径120mm砲の滑空砲換装も行われるらしい、
日本が大小2種類の戦車開発を余儀なくされたのは、本土と海外地の地の利が大きかったからで、
もう一つは、輸出用があった。
日本に黒船ショックというのがあったように、アメリカは、アオバショックがあったらしい。
オランダから聞いていた日本と思って行ってみたら、
アメリカの2450t級外輪船サスケハナより大きな4000t級スクリュー式青葉機帆船を浮かべていたのだから驚く、
和親条約は、相互条約にされ、
アメリカは、現在も、対日劣等感で苛まされ、
欧州諸国も日本の国力に対峙できないことから、開戦回避策を取っている。
アメリカ、イギリス、ドイツは、日本に追いつき、追い越せとばかり、科学技術を発展させているけど、
どうにも追いつけず、現在に至っている様だ。
05月
加賀藩は、石工が優遇されているのか、いろんな石像が作られていて、
世界中から観光客が訪れているらしい。
まぁ 龍の石像とか。7人の小人の石像とか。シヴァ神とか、
世界中の神話・伝説物が配置されて、多種多様で、夜は、ライトアップされている。
幽霊とか出るらしく、おれたち夫婦みたいな物見遊山も多い。
いやいや、不安そうな若妻と、腕を組んで歩くのは、悪くない、
ちなみに、彼女、ポーランド貴族とのワンエイスなので、美人でスタイルがいいかな。
合気道で17歳の適正年齢試験に合格してるので、そこそこ強い。
なぜ、加賀藩に来たのかというと、
妻が嫁入りで持参した高層建築利権が、配当がいいみたいで、見に来ただけ、
付帯項目を、ざっと見ていくと、地熱スターリング発電が大きく、
近隣に工場があって、お得意さんになっている。
電気を熱に変えるのと、熱を電気に変えるのと、どっちが有利か。
熱を電気に変える方が有利で、電気を熱に変えるのは、不利になる。
地熱スターリング発電は、ほとんどの家庭にあって、
地熱、風力、水力の強い地域だと、電気代を払うどころか貰う側になる。
都市型セントラルヒーティングがあるせいか、無駄な燃料が少なく、
温泉地など、熱源の上に立つ高層建築は、膨大な熱源を利用した発電と、
温泉で、すこぶる利益率が良かった。
まぁ おれも、そういう場所を選んで、高層建築の利権を買ってるけど、
普通、地熱が大きいかなんて、確率論みたいなもので、運が良かったのかもしれない。
たまに擦れ違う外国人観光客が多いのは、
日本が式神ゴーレムの秘術を持ってるんじゃないかって、疑われているかららしい。
賢者の石(LSI)の性能が向上してるので、歳月の問題だけどね。
アメリカ、イギリスと、取引する国は、特定産業の収益が増えるものの、国全体の産業構造を歪にさせられ、
格差が広がり、皺寄せが弱者に向かって悪者にされ、失業が蔓延し、犯罪が増発し、自殺も増え、
農民層と労働者層は自衛しなければならず左翼が強くなる。
既得権は、子飼いの右翼勢力を嗾けさせ、
法整備と、白色テロを利用して、左翼とレッテルを張り弱者層を鎮圧し、殺していく。
台湾人は、それで分断され、移民によって、衰退していく、
いまは、白人ばかりが台湾に住んでいるらしい。
台湾は、これから、コンベアB36と、B47ストラトジェットが配備されるし、
F100系戦闘機も配備されるはず、
困ったものだけど、
日本側も沖縄列島と、ルソン島の防空システムを増強しているので、何とかなるかもしれない。
新聞によると、
ドイツ帝国が宇宙ロケット打ち上げを計画しているらしい。
ちなみにロケット技術は、日本が優れているのだけど、そういった想像力は、なかったようだ。
ちなみに、電子産業、素材開発を進めた方が、宇宙開発が早い気がする。
というのも、軽い方が、打ち上げやすいし、
電子計算機能力が高い方が、軌道計算が容易な気がする。
偵察衛星は欲しいけど、受け身だったのは、否めない。
幕藩連合も宇宙ロケットの研究開発を進めるらしいけど、どっちが早いかな。
06月
日本で銀行業が発展しなかったのは、銅行のバラマキ口座と、石票信託会社と、株投資が上げられる。
銅行に紙幣を預金しても利息が少ないことから、小金が溜まると、手堅く信託会社に振り込んで、石票を買うか。
リスクがあるけど配当が大きな株投資する方がいいからで、大きな利息で銀行業をやったところでうまみがなかった。
投資などで、一時的に金を必要とする法人は、存在するものの、
銅行で、社債や株を発行するか、株を売る方が資本を得やすかったし、
個人も、ローンを組んで家や自動車を買うより、海外地で働く方が所得が大きく、合理的だった。
就職先で、年齢適正試験合格の年齢が高いほど、求人が多く、若ければ何とかなるようなものも多かった。
学校に行くと、戦時学というのがある。
戦時は、どういう規則になるのかって、いうことなんだけど、
日本幕藩連合は、基本的に領海外に軍隊は出さないことになっている。
いま怪しいのは、バルカン自治区と、コーカサス自治区だけど、幕藩連合議会の承認があった。
そして、オスマンとは、自治協定を結んでいるので、良いことになっている。
あと、軍事顧問団もあるけど、それも幕藩連合議会の承認と、現地政府との約束事なので、例外。
なので、戦争になるということは、敵国軍が日本本土に侵攻してくる想定で話しが始まる。
世界最強国家の一つとして数えられてる日本に攻めてくる国が果たしてあるのか。
そんな話しなんだけど、
あると仮定されて進んでいる。
01) 情報戦略戦 ⇒ 02) 潜入分断工作 ⇒ 03) 外患誘致と、貧富と地域の格差拡大
04) 貧困増大と革命 or 貧富間の内戦 or 既得権の保身による対外戦争
05) 正規戦 ⇒ 06) 軍民本土決戦 ⇒ 07) ゲリラ戦
こんな形に進んでいく、
情報戦略戦に負けると、外患誘致が始まり、国家の解体と、国益の私物化が始まる。
国民の愛国心が失われ、士気が低下していく。
戦意が低下した正規軍が敗北すると、軍民混在の本土決戦に移行し、
国家が敗北すると、
戦勝軍+属軍+国民と、継戦を望む敗残軍のゲリラ戦に移行する。
どういう風にゲリラ戦を戦えばいいか、受講が進んでいくのだけど、
まぁ なかなか、面白い、
その段階を踏んで、祖国を解放していくまでの創作物もあるけど。
参勤交代街道は、観光ルートで古い宿場があって、外国人を良く見かける。
ちなみに観光減税というのがあって、
一定の観光資源と思われる地所は、地租税を一部、免除されるらしい。
駕籠と、人力車は、好まれやすく、町内会や青年団の当番制になってることが多い。
ちなみに、バス、電車より数倍高いにもかかわらず、
観光の為でもあるし、駕籠、人力車を好む客がいるので、やめられないらしい。
名所旧跡になると、牛車、馬車を運行させてる自治体もある。
そうそう、要人同士が客を装って接触する宿場があって、アチェ王国とタイ王国の要人と接触した。
まぁ 国力が付いたんで、そろそろやりたい的な雰囲気がある。
いや、核兵器とかあるし、不味いんじゃないのって、思うけど、
“戦争するなら、絶対に先に手を出すな。先に敵に大砲を撃たせて侵攻しろ”
って、忠告しておいた。
07月
試作戦闘機が上昇していく、
MiG29フルクラムを一回り小型にしたような形状だった。
10式艦上戦闘機 紫燕
8000kg/17000kg
全長15m×全幅10m×全高4.5m 30u
推力5000kg2基 2400km/h 1500km〜4000km
25mmバルカン砲 ハードポイント8基 5000kg
未来の動画で戦闘機が飛ぶ光景を見てるけど、
まぁ 大丈夫だと思える戦闘機かな。たぶん
着艦・離艦は、これかららしいけど、
千章眼 床屋・井戸端談義板 の仕様を決め
飼い犬の 記者 作家 作詞家 工作員 を集めて指示を出していく、
幕藩連合の困った点が、中央集権でないことで、法律上の手続きを除くと、上意下達が通用しない。
過半数の藩で大規模な大衆操作が必要になるので、成功する勢力は、なさそうだけど、
まぁ 気休めでも、やっておかないと、
反日外資在日右翼と、反日外資在日左翼の工作で、世襲天下り利権が強くなって格差が広がるし、
教育と言論を支配されると、
スポーツ、芸能、娯楽、クイズ、風俗が強くなり、
歴史、文化、政治、経済、軍事に無知な人間が増え、
道徳や倫理が破壊され、家族とコミュニティが破壊され、利己主義と拝金主義が蔓延していく、
そして、在日右翼と在日左翼のキャッチボールのような自作自演で、日本の国論が分断される。
まともな人間が謀殺され、犯罪者やヤクザな人間に日本が支配され、
嘘と欺瞞に満ちた文化に囚われ、精神が狂わされていく、
困ったものだ。
長崎港 外国商館域
最近、欧米で日本移民増大に対する不平等が表面化している。
日本建設会社の高層建築の国外建設がそれだけ多く、日本利権が有利なんだけど、
欧米列強は、支払いの資源や紙幣を減らしたくて、自分たちで言い出しといて 日本はズルい らしい、
ちなみに高層建築の支払いは、現地紙幣あるいは、日本文紙幣とするのだけど、
特例処置で、空間・床面積の10分の1の敷床権を支払いの対価としてよく、
その際、床面積100uに1人の追加移民を認める協定が結ばれている。
ちなみに、床面積100uは、平均な4LDKほどになる。
一人だと広い空間だけど、
普通は、インフラ業、旅館業、民芸品店をやるので、それほどでもないらしい。
相手国は、空間・床面積の買い取り契約もあるので、
紙幣か、資源の対価を支払えば、
日本資本は、5年以内に、フロアを引き払って引き上げるのだけど、
資本家は、日本資本が高層建築にいる方が、収入が大きく、
買収より、資源や資金を次の高層建築建設予算にしてしまう方がいいらしい。
それどころか、支払いの対価の上限を10分の1から10分の2に増やそうと画策している。
ちなみにバルカンと、コーカサスは、10分の5で。
オーマン、ザンジバルは、10分の2で、
マダガスカルは、10分の8かな。
もちろん、丸ごと、全額、資源と紙幣で払えばいいのだけど、そんな有力者は少ないらしい、
国家安全保障だと、とんでもないことなのかもしれない。
ちなみに国家は、水力発電や鉄道建設で、予算を使い切っていて、
安全保障だからといって、簡単には、買い戻せない状態らしい。
ちなみに、日本が建設したラスベガスなのだけど、床面積の10分の1が丸々残ってる。
仮に1棟の床面積を200000uを建設したとすると、10分の1なら、20000u
床面積100u1人で、逆算すると、200人になった。
外務省の報告だと、ラスベガスだけで20000人近くの日本人が働いているらしい。
そして、日本人はサービスが良く、商品類も良く、料理もいいので客が集まりやすく、
アメリカ政府と、アメリカ資本は、買い戻す気がないのが実情のようだ。
ひょっとして、人質なんじゃないだろうか。
そう思えてくるから不思議だ。
逆に言うと、オスマン帝国、スペイン・ポルトガル語圏、サウジアラビア、インド、アチェ・・・
いったい、日本人は、どんだけ、国外に住んでるんだろう。ってなる。
ちなみに、欧米列強の高層建築は、建設費が高すぎで、日本で発注予定がない。
おれは、新進気鋭の成り金なので、試しに会食に呼ばれたらしい。
「では、日本は、今後、総買取でなければ高層建築を建設しないというのは?」
「「「「「・・・・・・」」」」」 ぶっすぅ〜〜
「では、日本への建設発注をやめてはどうだろう」
「「「「「・・・・・・」」」」」 ぶっすぅ〜〜
どうやら、うまい汁は吸いたいけど、日本利権は、嫌だそうだ。
愚痴かよ。
まじ、うぜぇ〜
「時に、東南アジア、インド、中東、東アフリカの反政府ゲリラが武器を持ち始めてるのですが」
「なにか、御存じでは?」
「い、いや、なんも知らんよ」
「うんうん、物騒な世の中になったものだ」
「やっぱり、イスラム過激派は怖い怖い、日本人は、気を付けた方がいいよ」
「そうそう、日本は、野蛮なイスラム圏でなく、文化水準の高い欧米と、もっと付き合うべきだ」
「黒人なんて、そばにいるだけで怖いですからな」
『お前ら、有色人狩りしてるくせに、なに、ほざいてるんだ』
「野蛮人は、なにを考えてるのかわかりませんからな」
「「「「「あはははは・・・」」」」」
「そういえば、欧米列強は、日本の防空能力を調べるため。日本機を輸入してる国と戦争する計画があるとか」
「日本を焦土にしたいとお考えで?」
「い、いや、そんな、根も葉もない噂ですよ」
「そうですとも、日本は、木や紙で作った家なんて、少ししかないですからな」
「幾ら爆弾を作っても焦土にするなんて、足りませんよ」
「「「「「あはははは・・・」」」」」
「ところで、霧島殿」
「はい」
「天皇が退くという噂は、本当ですか?」
「えっ!」
これは、奇襲だった。
白人たちは、勝ち誇ったように微笑み、
おれは、殴られたような感覚を覚えた。
『退く・・・ マジで・・・』
08月
政治、経済で、影響力を持つと、情報量が一気に増大する。
インサイダー取引しやすいのだけど、軍部にも及ぶ、
射程8000kmの地対地ミサイルが打ち上げられていく、
収束核爆弾をバラマキながら半径100kmを吹き飛ばすのだけど、
小型のキノコ雲が数十個作られるわけで、被害半径は、大型核爆弾より大きかった。
大陸間弾道弾なんていうのは、都市破壊核兵器を前提とした兵器で、
TNT100t級核爆弾を1発落とすとか、費用対効果が、ほとんどなかった。
まぁ それでも、大陸間弾道ミサイルの開発と、宇宙開発は対だし、
やらないといけないって、気がする。
大型旅客機開発は、遠僻地の多い日本で、優先順位の高い機体の一つでもある。
いま開発中の旅客機は、3タイプ。
自重13t/36t 綾風
全長33m×全幅30m×10m
15000kg2発 900km/h 3000km
70〜80人
自重100t/200t 瑞風
全長63m×全幅60m×18m
25000kg2発 800km/h 7000km
300〜400人
自重180t/全備重400t 白風
全長76m×全幅68m×全高19m 翼面積540u
25000kg4発 900km/h 14000km
400〜500人
この時期、爆撃機は、敵地に侵攻するするより、
ECM・ECCM、チャフ、フレア、デコイで身を守りながら、
適当な距離から巡航ミサイルを発射する戦術に移行していた。
交戦を前提に開発された軍用機と、
採算重視で開発された旅客機は、根底の仕様で違うのだけど、
中型機と、大型機は、富嶽より大きく、富嶽より性能がいい。
富嶽
自重38t/全備重122t
全長46m×全幅50m×全高8.8m 主翼面積330u
ターボプロップエンジン9000馬力4基 780km/h 航続距離19400km
20mm機関砲4門 爆弾20t
どこの世界に軍用機より民間機の性能が勝るとかあり得ないのだけど、
民間は、開発予算があって、人口4億4000万人の需要と供給で釣り合いが取れ、
収益が見込めるのなら、有りということになる。
そして、そのすべて項目で 良 判定が出ているのだから、開発しないわけにはいかない。
もちろん、民間で成功するなら、予算の決まってる軍で借用できるだろうし、
こと、兵站の観点なら、大量人員輸送を可能にする旅客機は戦略兵器といえなくもない。
09月
クローン技術と遺伝子操作技術を組み合わせると、キメラ生物に繋がる。
人間をメインに他の動植物の遺伝子を取り込んだもの、
他の動植物に人間の遺伝子を取り込んだもの
また、人間同士、他の動植物同士の遺伝子を掛け合わせたものがあり、
化学物質、ウィルス、細菌類など含めると、生物化学兵器にも繋がる。
外に漏れだしたりするとバイオハザードに繋がるので、地下深くで研究され、
機構全体でも慎重論が強く、生命への冒涜は、忌避されることから、
培養後、3〜11週までのデーターを集めた後、凍結しているらしい。
トランジスターは、一般に市販されるようになったけど、
賢者の石(IC、LSI)は、山を刳り貫いた工場で研究開発生産され、
地上に出荷されることはほとんどなく、
軍用施設、学校施設、銅行施設、郵便施設の地下深くに送られていた。
この地下のスーパーコンピューターに、通信回線を使って制御処理命令文を入力して処理させ、
通信回線を使って結果を出力させている。
いわゆる、むかしのバッチシステムというやつだ。
電子産業業界は、決まった規格の制御処理装置を生産し、納品するだけで、使用料が得られた。
賢者の石の多層構造化は、始まっていて、
未来のコンピューターと規格が違うし、スペックが劣っているものの、
ずいぶんと、近づいてきてる気がする。
鉄道で移動していると、久しぶりに装甲列車と擦れ違う。
最近の装甲列車は、新幹線型に偽装され、
窓を偽装し空車のように見せかけたり、客がいるように見せかけたり工夫しているけど、
わかる人間が見ると、なんとなくわかる。
この世界の鉄道ダイヤは、少しばかり余裕があるし、一般使用していない駅が幾つもある。
安全マージンを増やせるのだけど、
隙間を利用して、公用列車を割り込ませている。
公用列車は、事前に鉄道局に行きたい駅を伝え、
鉄道局は、都合のいいダイヤの隙間に公用列車を割り込ませている。
電子計算機で上手く計算してるのかもしれない。
公用列車が御邪魔虫なのは事実で、煩わしそうな視線が集まるときもある。
装甲列車が移動するのは、演習のときが多く、
事前にわかってる時は、ダイヤに組み込まれることがある。
いまのところ、支線・複々線が多く、事故らしい事故は少ないようだ。
10月
海外地であれ、日本であれ、内陸に行くと、養殖場が作られている。
作物であれ、魚介類であれ、地産地消が進み、
人口増加分が、利益増加に繋がっていくのだけど、
農業用高層建築は建設費が大きく、漁業は、建造費が大きく、
回収が済むまで利益の伸び率は、大きくならない。
対策として、食堂経営が行われたり、加工食品が作られていくのだけど、
さらに利益を上げるなら、海外への公共事業輸出になるようだ。
海外輸出は、イスラエル親衛隊の規模に比例して広がっていくのだけど、
他国に大型農業用高層建築が建設されてしまうと、加工食品の輸出が主流になりそうだ。
しかし、清国、経国がパクリ商品を作って、輸出しようとしているし、
朝鮮人も欧米植民地で、紛い物を作って、稼ごうとしてるし、
いったい、どういうつもりかと、調べてみると、
米英資本の食品加工工場で、雇われ朝鮮人社長らしい、
未来だと、韓国とか、中国とか、在日とか・・・・
紛い物で、集団で、本物を貶めるとか、得意な連中だし、
宣伝の仕方もアレな感じだ・・・・
この世界の清国、経国と、朝鮮資本も、そんな感じで、紛い物を作って、世界中に輸出しようとしている。
清国にユンカースJu390爆撃機が配備されている。
ドイツの二世代前の大型6発爆撃機だけど、航続距離が9700kmで、日本とフィリピンを爆撃圏にできた。
何が問題かというと、機数が増えていることで、
日本を瓦礫にできそうな機数を揃えようとしていることかな。
まぁ 戦々恐々としてるのは、日本だけじゃなく、
ソビエト、極東ロシア、
経国、チワン合衆国、ベトナム帝国、タイ王国もだけどね。
清国が敵意を持ってるのって、日本みたいだな。
11月
予算があると、いろんなことができる。
建物に機材を入れ、社員を増やしながら、起業すると、本当に面倒でね。
試行錯誤しながら研究試験開発をしないといけないし、
開発したら開発したらで、商品開発、原産、輸送、製造、配送、店頭という流れになる。
一応、カーボンの原料は、メキシコ、マダガスカル、清国、インドから購入できた。
まぁ なんとか、資源は、押さえてるので、軌道に乗るまで投資を続けないといけないし、
人事とか、あれこれやらないといけない。
あと、妻が手伝いたいとかいうので、手伝わせたり、
作るのは、カーボン・ナノ・チューブね。
自分の服とか、カーボン・ナノ・チューブとか使ってるけど、それは、魔法だからね。
光ファイバーよりハードル高いし、どうなることやら、なんだけど、
ぼちぼち、本格的にやってもいいような気がする。
そんなわけで、起業したのが、珪炭社。
とにかく、あれこれ、やって、C60フラーレンを作らせて、
カーボン・ナノ・チューブとか、ハイパーダイヤモンドにしていくつもり、
あと、シリコン関係とかね。
閨閥の良いところは、妻の北海藩の地の利が得やすいことかな。
あと、人材も得やすい、
C60フラーレンが成功したら大型の工場を建設するのだけど、
実験室の作業を採算内で、工場でラインを作って製造するとなると、相当な苦労を強いられる。
ていうか、工場そのものを設計からしないといけない。
ほとんどの投資家は、C60が何かわからず、
どこの馬の骨ともわからない新規開発に躊躇するので、会社は、おれの独占支配に近い。
でもまぁ おれが時司の闇閨閥で 千章眼 床屋井戸端談義板 で持続的な収入があること、
マウスの収入が見込めること、国外に資産があること、
妻が北海藩で藩主の血縁で、後ろ盾があるので、支援だけは、得られそうで、やれそうな気もする。
12月
三代目の霧島になったら、少しは、遊べると思ったけど、
まぁ 先行して、カーボン・ナノ・チューブ技術開発しないと、おれのロボット開発が進まないしね。
あと、バイオでも役に立つかもしれないしさ、
たぶん、年始年末もギリギリまでやることになりそう。
ああ、14歳の、おにゃの子と、新婚なのに・・・
でも、若いっていいよね。
前向きで、能力に余裕があって、柔軟で自浄・自助能力もあるし、
家事だけじゃなく、仕事も勉強してるし、がむしゃらで、誠実で、向上心があるしね。
だけど、大人になると、合理的で手抜きを覚えるし、小賢しくて保身大きいし、
新しいモノを吸収する余裕と、新しい事をする力がないんだよね (笑
未来の老害大国日本みたいにね。
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綾波 晃司(85)
おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ) ⇒⇒⇒ 時司史朗(ときつかさ しろう)
ロゼ・ティーナ(66) 露瀬 統司(48) 露瀬 千夏(46) 露瀬 陽介(43)
智子(64歳) 時司 頼経(45) 直衛(43) 美智(41) 雪妃(39)
時司史朗(ときつかさ しろう) ⇒⇒⇒ 霧島 高雄 (きりしま たかお : 25歳)
霧島高雄(25) 香織(14)
史実 8320万人
戦記 4億4784万人
日本 1億6595万人
瑞樹 1億2643万人
扶桑 825万4592人
フィリピン 8011万人
ナミビア・インド洋諸島・イスラエル・スペイン・ポルトガル語圏 7610万人
スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ku
ベネゼエラ トルトゥガ島 156ku
コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ku
ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ku
ウルグアイ バラ・デル・シュイ 100ku
メキシコ・グアテマラ国境スチアテ港 200ku
チリ ファン・フェルナンデス諸島 182ku
オスマン帝国領バルカン北部自治区100000ku
オスマン帝国領コーカサス北部自治区156000ku
第99話 1949年 『じっちゃんの名に賭けて』 |
第100話 1950年 『トラウマのグローバルコネクション』 |
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