月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

  

 第101話 1951年 『反日は、反神・反キリスト・反人類』

 

 ユダヤ暦5711年  皇紀2611年  明治50年

 第122代明治天皇(72)    19代将軍 千家 夷隅(28)

 

  

 

 日本人を呪うニダ

 日本人の足を引っ張るニダ

 日本人を誹謗中傷して、パクリまくって、貶めて、心を折ってやるニダ

 ユダヤ人から軍資金を貰って、援護射撃があるニダ

 日本人から歴史と、政治と、経済と、文化と、

        科学と、化学と、工学と、操船と、航空を奪ってやるニダ

 日本人を騙すニダ

 家族から引き裂くニダ  親戚から引き裂くニダ  地域共同体から引き裂くニダ

 子供を父親母親から引き裂くニダ  夫婦を引き裂くニダ  強大から引き裂くニダ

 風評を流して、隣人と憎み合わせるニダ

 利己主義と、拝金主義に陥らせて、親は子を、子は親を裏切らせるニダ

 妻は夫を裏切らせるニダ 夫は妻を裏切らせるニダ

 夫婦を憎み合わせて家族を破壊してやるニダ

 兄弟を不信させ、仲を引き裂いて、殺し合わせるニダ

 日本人の心が折れて、悔しがる姿を見ると恍惚とするニダ

 日本人が貶められ落ちぶれていくのを見ると踊りたくなるニダ

 日本人から盗むニダ

 日本人に借金を押し付けてやるニダ

 日本人を孤独死させるニダ  自殺に追い込むニダ

 日本人を殺すニダ

 日本人は、生きの根が止めるときの表情が最高ニダ

 日本人を劣化貧乏奴隷家畜にしてやるニダ

 日本人を不幸にしてやるニダ

 日本侵略ニダ 日本侵略ニダ 日本侵略ニダ

 はっ!

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 最近、よく見る夢なんだよね。

 

 

 まぁ 派閥利権が大きくなるほど、

 更なる派閥利権拡大のため在日との結びつきを強めてるのは、変わらない。

 未来の日本だと、

 まともな団体や教育機関に工作部隊を潜入させ、

 ケンカ沙汰、殺傷沙汰、詐欺事件、集団発狂沙汰を起こし

 自作自演で宣伝して経営を悪化させたり、公開処刑で潰したり、

 偽善者フェミニストぶって、

 被害者の女の味方をしてるように見せて、横暴な加害者の男を土下座せているけど、

 実は、在日マスコミの力で在日女性議員を味方し、日本人男性議員の事務所に卵を投げつけ、

 日本人を政界から追い出して民族戦争やってたり、

 在日利権保守も、偽善者フェミニストぶって、女の味方をしてるように見せ、

 実は、男性蔑視で、女性優遇しながら、日本と、日本人を貶めて日本を弱体化させているとかね。

 主男・従女から主女・従男への逆転は、占領政策の常套手段だし、

 この世界の日本も、在日と朝鮮系日本人が似たようなことやってるみたい。

 困ったものだ (笑

 

 

 

 01

 実験室で生産されたモノを工場で製造するのだけど、

 工場は、試行錯誤しながら実験工場を建設し、カーボン・ナノ・チューブを製造する。

 生産が軌道に乗れば、生産工場は、大きなものになる。

 歩留まりと、原価と利益、需要と、供給を慎重に計算しつつ、さらに工場を大きくしていく、

 

 歴史は、冷酷かもしれない。

 文章として残されていなければ、存在さえ危ぶまれる。

 1950年代にカーボンナノチューブが試作され、生産工場が、どう評価されるか、なのだけど、

 鉄鋼産業、化学コンビナートなど、ライバルが多い。

 まぁ それでも、カーボンナノチューブがどういうものか知れると、軍機扱いとなり、予算も得られそうだった。

 

 

 

 

 電映をみていると、どうやら、スペインは、最悪の内戦の峠を超えたらしい。

 たぶん、スペイン・ポルトガル語圏の高層建築建設で、南米移民が増え、

 中間層が増え、雇用創出と所得倍増で、格差が縮まったのかもしれない。

 貴族は面白くないだろうけど、国民は、衣食住と雇用があれば、大人しくなるからね。

 しかし、アメリカとイギリスは、スペイン・ポルトガル語圏の復興と近代化を嫌い。

 工作しているのだけど、

 それに、ドイツ帝国と、ソビエトと、オスマン帝国が絡んでる。

 まぁ 日本が一番絡んでいるんだけどね。

 ていうか、どんだけ、高層建築建てたんだよって、感じ、

 

 

 

 

 

 

 

 02

 1956年のエルサレムオリンピックのため、あれこれ準備しているらしい。

 それは物理的な側面より、情報戦的な側面もある。

 図書館で年表をめくると、

  旧石器時代(〜BC14000)

  縄文時代(BC14000〜BC300)

    アブラハムの子のイサク、イサクの子ヤコブ

    BC1300年からBC1201年 出エジプト

    BC1200年からBC1101年 カナン侵攻 獅子時代

    BC1021年 イスラエル王国 サウル王

    BC995年            ダビデ王

    BC963年            ソロモン王

    BC922年

      北イスラエル王国 (〜BC722年)            南ユダ王国 (〜BC587年)

      ヤロブアム1世王 (922〜901年)            レハブアム王 (922〜915年)

                                     アビヤム王 (915〜913年)

      ナダブ王 (901〜900年) 暗殺

      バシャ王 (900〜877年)                 アサ王 (913〜873年)

      エラ王 (877〜876年) 暗殺        

      ジムリ王 (876年) 7日王           

      オムリ王 (876〜869年)                 ヨシャファト(873〜849年)

      アハブ王 (869〜850年) 暴君     

      アハズヤ王 (850〜849年)               ヨラム王 (849〜842年) 暗殺

      ヨラム王 (849〜842年)                 アハズヤ (842年) 殺害。

      イエフ王 (842〜815年) 名君             アタルヤ女王 (842〜837年) 暗殺

      ヨアハズ王 (815〜801年)                ヨアシュ (837〜800年) 暗殺

      ヨアシュ王 (801〜786年)                アマツヤ (800〜783年) 暗殺

      ヤロブアム2世 (786〜746年) 王国全盛       ウジヤ王 (783〜742年)

      ゼカルヤ王 (746年) 殺害

      シャルム王 (745年)

      メナヘム王 (745〜738年)               ヨタム王 (742〜735年)

      ペカフヤ王 (738〜737年) 殺害

      ペカ王 (737〜732年)   暗殺           アハズ王 (735〜715年) アッシリア王に臣従

      ホシェア (732〜722年)

      北イスラエル王国滅亡

      アッシリア捕囚時代

                                  ヒゼキヤ (715〜687年)

                                  マナセ (687〜642年)

  

    1 神武天皇(660年)  天孫降臨

                                  アモン (642〜640年) 暗殺

                                  ヨシヤ (640〜609年) メギドの戦いで戦死

                                  ヨアハズ(エホアハズ) (609年)

    2 綏靖天皇(581年)                  エホヤキム王 (609〜598年) カルケミシュの戦い

                                  エホヤキン (598年) バビロニア(拘禁37年間)

                                  ゼデキヤ (597〜587年) バビロニア(拘禁37年間) 南ユダ王国滅亡

                                  新バビロニア王国 (587〜539年)

    3 安寧天皇(548年)

                                 アケメネス朝ペルシア帝国 (539〜332年)

    4 懿徳天皇(510年)

    5 孝昭天皇(475年)                   

    6 孝安天皇(392年)

                                 プトレマイオス朝エジプト (332〜305年)

                                 セレウコス朝シリア (305〜141年)

  弥生時代(BC300〜AD250)

    7 孝霊天皇(290年)

    8 孝元天皇(214年)

    9 開化天皇(157年)

                                 ハスモン朝 (141〜63年) ユダヤ人国家。

    10 崇神天皇(97年)

                                 共和制ローマ元老院属州 (BC63〜BC37年)

                                 ヘロデ家 (37〜44年)

                                 ローマ帝国皇帝ユダヤ属州(44年)

                                 ヘロデ家(44〜93年)

                                 ローマ帝国皇帝属州 (BC44〜AD395年)

    11 垂仁天皇(29年)

                                 イエス・キリスト

    12 景行天皇(AD71年)

                                 第1次ユダヤ戦争(66年 - 70年)マサダ陥落(74年)

                                 キトス戦争(115年 - 117年)

    13 成務天皇(131年)

                                 バル・コクバの乱(132年 - 135年)

    14 仲哀天皇(192年)

  古墳時代

    15 応神天皇(270年)

    16 仁徳天皇(313年)

                                 東ローマ帝国 (395〜634年)

    17 履中天皇(400年)

    18 反正天皇(406年)

    19 允恭天皇(412年)

    20 安康天皇(454年) 

    21 雄略天皇(457年) 

    22 清寧天皇(480年) 

    23 顕宗天皇(485年)  

    24 仁賢天皇(488年)  

    25 武烈天皇(499年) 

  古墳時代(250〜600年)

    26 継体天皇 (507〜531年)

    27 安閑天皇 (531〜535年)

    28 宣化天皇 (535〜539年)

    29 欽明天皇 (539〜571年)

    30 敏達天皇 (572〜585年)

    31 用明天皇 (585〜587年)

    32 崇峻天皇 (587〜592年)

  飛鳥時代(592〜710年)

    33 推古天皇 (592〜628年)

    34 舒明天皇 (629〜641年)

                             カリフ諸王朝 + 十字軍国家の時代 (634〜1516年)

    35 皇極天皇 (642〜645年)

    36 孝徳天皇 (645〜654年)

    37 斉明天皇 (655〜661年)

    38 天智天皇 (661〜671年)

    39 弘文天皇 (671〜672年)

    40 天武天皇 (673〜686年)

    41 持統天皇 (686〜697年)

    42 文武天皇 697〜707年)

  奈良時代(710〜794年)

    43 元明天皇 (707〜715年)

    44 元正天皇 (715〜724年)

    45 聖武天皇 (724〜749年)

    46 孝謙天皇 (749〜758年)

    47 淳仁天皇 (758〜764年)

    48 称徳天皇 (764〜770年)

    49 光仁天皇 (770〜781年)

  平安時代(794〜1185年)

    50 桓武天皇 (781〜806年)                ハザール(799年)ユダヤ国教 第13支族

    51 平城天皇 (806〜809年)

    52 嵯峨天皇 (809〜823年)

    53 淳和天皇 (823〜833年)

    54 仁明天皇 (833〜850年)

    55 文徳天皇 (850〜858年)

    56 清和天皇 (858〜876年)

    57 陽成天皇 (876〜884年)

    58 光孝天皇 (884〜887年)

    59 宇多天皇 (887〜897年)

    60 醍醐天皇 (897〜930年)

    61 朱雀天皇 (930〜946年)

    62 村上天皇 (946〜967年)                    965年 ハザール滅亡

    63 冷泉天皇 (967〜969年)

    64 円融天皇 (969〜984年)

    65 花山天皇 (984〜986年)

    66 一条天皇 (986〜1011年)

    67 三条天皇 (1011〜1016年)

    68 後一条天皇 (1016〜1036年)

    69 後朱雀天皇 (1036〜1045年)

    70 後冷泉天皇 (1045〜1068年)

    71 後三条天皇 (1068〜1072年)

    72 白河天皇 (1072〜1086年)

    73 堀河天皇 (1086〜1107年)

    74 鳥羽天皇 (1107〜1123年)

    75 崇徳天皇 (1123〜1141年)

    76 近衛天皇 (1141〜1155年)

    77 後白河天皇 (1155〜1158年)

    78 二条天皇 (1158〜1165年)

    79 六条天皇 (1165〜1168年)

    80 高倉天皇 (1168〜1180年)

    81 安徳天皇 (1180〜1185年)

  鎌倉時代(1185〜1333年)

    82 後鳥羽天皇 (1183〜1198年)

    83 土御門天皇 (1198〜1210年)

    84 順徳天皇 (1210〜1221年)

    85 仲恭天皇 (1221)

    86 後堀河天皇 (1221〜1232年)

    87 四条天皇 (1232〜1242年)

    88 後嵯峨天皇 (1242〜1246年)

    89 後深草天皇 (1246〜1259年)

    90 亀山天皇 (1259〜1274年)

    91 後宇多天皇 (1274〜1287年)

    92 伏見天皇 (1287〜1298年)

    93 後伏見天皇 (1298〜1301年)

    94 後二条天皇 (1301〜1308年)

    95 花園天皇 (1308〜1318年)

    96 後醍醐天皇 (1318〜1339年)   建武の新政(1333〜1336年)

  室町時代(1336〜1573年)   南北朝時代(1336〜1392年)

           南朝                    北朝

    97 後村上天皇 (1339〜1368年)     (1) 光厳天皇 (1331〜1333年)

                            (2) 光明天皇 (1336〜1348年)

                            (3) 崇光天皇 (1348〜1351年)

                            (4) 後光厳天皇 (1352〜1371年)

    98 長慶天皇 (1368〜1383年)      (5) 後円融天皇 (1371〜1382年)

    99 後亀山天皇 (1383〜1392年)

                     100 (6) 後小松天皇 (1382〜1412年)

   101 称光天皇 (1412〜1428年)

   102 後花園天皇 (1428〜1464年)

   103 後土御門天皇 (1464〜1500年)

  戦国時代(1467(1493)〜1590年)

   104 後柏原天皇 (1500〜1526年)

   105 後奈良天皇 (1526〜1557年)

   106 正親町天皇 (1557〜1586年)

                                    オスマン帝国 (1516〜1951年)

  安土桃山時代(1573〜1603年)

  江戸時代(1603〜1858年) 安政憲法

   107 後陽成天皇 (1586〜1611年)

   108 後水尾天皇 (1611〜1629年)

   109 明正天皇 (1629〜1643年)

   110 後光明天皇 (1643〜1654年)

   111 後西天皇 (1655〜1663年)

   112 霊元天皇 (1663〜1687年)

   113 東山天皇 (1687〜1709年)

   114 中御門天皇 (1709〜1735年)

   115 桜町天皇 (1735〜1747年)

   116 桃園天皇 (1747〜1762年)

   117 後桜町天皇 (1762〜1770年)

   118 後桃園天皇 (1770〜1779年)

   119 光格天皇 (1779〜1817年)

   120 仁孝天皇 (1817〜1846年)

   121 孝明天皇 (1846〜1902年)

  安政時代(1854〜1902年) 幕藩連合

   122 明治天皇 (1902〜1951年)    皇紀2594年 イスラエル王の帰還(1934年)

 

 どうやら、この年表が、おれの世界史らしい、

 外資・長州・薩摩・在日のヒストリーテロ幕末・明治維新(1853〜1868)を防いだだけで、随分な変化だな (笑

 日本暗黒史と、人類暗黒史が連動してると思うのは、おれだけだろうか、

 あ、タイムスリップしてるの、おれだけだっけ、

 

 

 

 

 

 

 

 03

 戦時は、兵站、将兵、火力が戦力だけど、

 平時は、産業利権、子飼い、紙幣が戦力になる。

 幕藩連合は、21藩、イスラエル藩、扶桑、瑞樹、

 フィリピン、ナミビア、スペイン・ポルトガル語圏譲渡地の内政勢力と、

 幕藩連合からも、藩主からも干渉されにくい国外利権のバルカン自治区、コーカサス自治区、その他の外資本勢力にわかれる。

 強い藩は、樺太藩、関東藩、イスラエル藩だけど、海外地も実力が増している。

 あと、少しずつ国外利権の外資本勢力が増えてるのは、資源獲得のためなんだけど、

 幕藩連合の威光が届かない外国の有力者と結託し、聖域で私腹を肥やすのが楽しいらしい。

 まったく、どうしようもない連中だぜ、

 いや、未来の経団連とか知ってるし、そうなりそうな予感はしてたんだけどね。

 未来の経団連よりマシなのは、藩ごとに中規模経団連が作られているし、

 海外地も1000万人長区画単位で経団連が形成されつつあるらしい。

 もちろん、幾つもの藩にまたがる巨大資本もあるけど、

 各藩主、各1000万人長は、支社・支店・支局に代理人を送り込んで本店の中央集権を防いでいる。

 連合制とはいえ、一応、まとまりはあるものの、

 バルカン北部自治区と、コーカサス北部自治区と、マダガスカルなど、

 現地が許容できる範囲で、好き勝手やり始めてるのが実情で、

 彼らの自治政府と自治体の半数が、日本資本の代理人によって支配され始めていることに気付いていない。

 欧米のように家畜を太らせている形式でなく、

 日本経済のように稲を育てる形式なのかもしれないけど、

 マダガスカルは、資本家層が強過ぎるようだ。

 現地人に日本語、数学を教え、歴史、政治、経済、軍事をなるべく教えないことかな。

 たぶん、マダガスカルの亜日本人を兵士にするつもりだろうか。

 まるで、未来の日本を見てるようで・・・

 困ったもんだ (笑

 

 

 

 

 貴族であれ、新貴族の資本家であれ、共産党であれ、

 権力を手にすると、世襲するため不正腐敗が始まるし、我田引水しかしない子飼いも片棒を担いで天下りが行われる。

 その過程で、権力基盤の利権だけは大きくし、貧困層を増やし、独裁者になろうとするのだけど、

 まぁ 奴隷制度 (笑

 史実の日本は、

 戦前の薩長在日世襲天下り権力層がそうだったように、

 戦後の外資在日売国世襲天下り権力層がそうだったように、

 自分は強くなったつもりでも、裸の王様で、

 民間は、続けられた戦争で、足腰も立たないほど弱体化し、

 そんな状態で、アメリカと戦争しても勝てるわけがないのだけど、

 まともな総合判断力とバランス感覚を喪失して、戦争に追い込まれてしまう。

 まぁ 旧貴族であれ、新貴族であれ、ノブレス・オブリージュは、大衆を家畜としか思っていない。

 エサの紙幣を子飼いにばら撒いて、産業が肥え太ったら故意にデフレ(不況)にしたり、

 国権と基幹産業などに富を先鋭化し、格差を広げてしまう。

 政治不信を誤魔化すために戦争したり革命を起こしたりで弱者を殺して屠り、

 さらに権力基盤を強め支配力を強める。

 幕府は、徳政令で、富裕層の借金を踏み倒しても、

 領民を殺して農村を富裕層に売り渡すようなことは少なかったのだけど、

 資本主義が強くなると、そういった連中が増え、そんな現象も多くなる。

 戦前、麻薬が増え、格差社会が広がったように、

 戦後も、厚生省・医療・製薬・食品・保険業界は、結託した麻薬密売業者で、

 労働組合と、人材派遣会社は、奴隷商人に近いのだけど、

 保身と権力欲しさで、毒薬漬けと、貧困奴隷化したがる馬鹿は、多い。

 そして、民間は、戦争準備なんてできていないのに、

 国権を外資に売ったり、移民を増やして、外患誘致しながら戦争準備をはじめたりだ。

 ていうか、この世界の日本の世襲も、ボンボンの間抜けが多く、

 天下りは、利権しか視野にない小狡いだけの子飼いも少なくないようだ。

 ちなみに、100人長も虎の威を被った盲目もいる。

 あと、新興成り金もな、

 あ、おれも、100人長で新興成り金だった (笑

 でも、好景気で、貧困層が少なく、新興成り金が多いだけでもましかな。

 まぁ おれがそういう構造にしてしまったのだけどね。

 しかし、どこの時代のどの世界にも馬鹿はいる。

 ていうか、外資在日資本のせいか、

 そんな低俗退廃文化作品が増えてるのが原因なのかね。

 いまのところ、犯罪者や高級娼婦のような政治家、官僚、資本家は少ないようだけどね。

 

 

 

 

 04

 安政以降の歴史的推移は、幕藩連合でも、藩でも、歴史家が検証し、数十数百の文献を発表している。

 黒船来航を前後する綾波による機帆船の近代化、産業育成と

 幕藩連合結成に至る歴史的な過程は、未来人の干渉なんだけど、

 多くの歴史家は、綾波を特異点として解釈しているようだけど、

 日本民族の先見・自浄・自助能力の時代の現れとして、表現しているようだ。

 その結果、海外地を中心に100万人長区画のような柔軟な行政構造が形成され、

 現在は、1000万人長区画が作られている。

 また、14歳以上の男子に対する金融一律分配で、経済的な下剋上による民間活力が、継承されている。

 そして、綾波以来、先見性のある産業に対する忌避や妨害は、亡国に繋がるものとして、日本人に認識されている。

 そのおかげで、おれのような新興産業が叩き潰されにくいというのもあるね。

 カーボン・ナノ・チューブが、アルミニウムの半分の軽さで、鋼鉄の20倍の強度で、錆びないので有望とわかると、

 鉄鋼産業と、石油価格コンビナート連中が世襲天下りの虎の威を借りて足を引っ張り始める。

 それが利権の自然な反応なんだけどね。

 元々、鉄鋼産業と石油コンビナートは、綾波が育てたもので、困ったものだ。

 まぁ 千章眼 と 床屋・井戸端談義板 で、情報操作しながら、

 電子産業とか、バイオ産業とか、

 鉄鋼産業と、石油コンビナートで劣勢な藩、海外地1000万人長区画と、組むわけ、

 てへっ♪

 ていうか、利権抗争で悶着があったら、武術で決めるって因習なんだけど、やめて欲しいね。

 剣道の試合で、おれの子飼い武術家が勝つと、なんとか、利権は守れたよ。

 

 

 

 

 05

 花見の季節

 新婚なんだけど、まぁ もう、新婚気分も終わりかな。

 でもまぁ 仲良くやってる。

 ちなみに会社の会計とかやらせてるけど、何とかやってる。

 そうそう、珪炭社は、軌道に乗るまでが大変で、社員との結束というか、人心掌握は、大変だよ。

 ていうか 千章眼 床屋・井戸端談義板 マウス で、左内輪なのに なにやってんの? って、言われている。

 

 

 

   80000t級大和型空母  因幡  尾張

    全長330m×全幅76m(艦幅40m)×吃水10m

      小型ナトリウム冷却高速炉 電気推進

        50000kw(37500馬力)6基300000kw(225000馬力)   32kt   50年

        70口径120mm砲8基   25mm6束機関砲8基

        艦上機150機

 

 大和、武蔵に続いて、因幡、尾張の建造が決まる。

 時代が進むにつれ、軽量で強靭な素材が増え、

 垂直発射ミサイルのおかげで、武装の艦内格納が増え、

 甲板上の重量物だった火砲が小さくなり、

 重心が下がって、乾舷が高くなってしまう。

 建造を決めた3番艦の因幡と、4番艦の尾張も軽量強靭化が進み、性能が増している。

 完成は55年なのだけど、チタン、ケブラー、強化繊維の生産が増えてるし、意外にのんびりしている。

 歩留まりは悪いけど、カーボンナノチューブの規格品の試作生産も進んでる。

 

 

 

 

 日本・マダガスカル協定

 協定の内容を見ると、日本に有利な協定が結ばれている。

 ああ、マダガスカルは、中央銀行が存在し、部族会議の中央集権で、明治日本と似ている。

 マダガスカルの株の8割は、日本資本が手中にしているらしい。

 さて、マダガスカルが、どんな状態かというと 集団的自衛権 = 戦争? 未来の日本で、注目の話題なのだけど、

 同盟条約に合わせた国内法の事なんだけどね (笑

 軍需株を持っていて、自分が徴兵されないとわかっていたら、

 戦争すると、財政投資分の紙幣が株で配分されるので、大儲けだ。

 ちなみに、未来の日本の株主は、外国人投資家が占めているので、

 戦争で日本人が幾ら死んでも構わないし、

 戦争での赤字国債で奴隷になるのも日本人であって、資本家じゃないんだな、それが (笑

 一気に資本格差が広がるので、戦争したら美味しいわけなんだけど、利権保守は、まともな日本人じゃない、

 というか、アメリカ、韓国、中国、在日の側と思ってもいいだろう。

 ちなみに、特定秘密保護法案で、公務員の口を塞いだし、

 遡上の鯉というか・・・

 なので、マダガスカルを戦争させると、日本資本のポケットが膨らむという感じ、

 逆に戦争しなければ、マダガスカル人の民族資本が大きくなって、

 日本資本の比率が低下してしまう。

 いま、マダガスカルは、そんな危うい状態な感じ、

 史実の日本は、日清、日露、第一次、シベリア出兵、日中戦争、太平洋戦争と、

 戦争するたびに主戦派資本が大きくなって、国民生活は苦しくなり、弱者から殺されていく、

 それでも、戦争を止められなくなった歴史があるんだけど、

 未来の日本人は、金に目が眩んだ馬鹿になってるのか、わからなくなってるかな。

 マダガスカル人は、どうなんだろう・・・・

 

 

 

 

 

 

 06

 工場で寝たりとか、

 カーボンナノチューブの試作生産で忙しいのだけど、

 息抜きで、電映漫画を見ている。

 妻とかは、呆れてるんだけどね。

 未来人の、気晴らしになるね。

 “日本を軍国主義化して、日本人を最前線に送り込んで皆殺しにするニダ”

 “駄目ニダ。共産化して、日本人を貧乏奴隷にしてやるニダ”

 “戦争なんて、自分たちが危ないニダ”

 “共産化しても、退屈ニダ”

 “戦争の方が、もっと、日本人を殺せるニダ”

 “そんなことないニダ。共産化でも、日本人を粛清できるニダ”

 未来のアニメと違うのは、藩同士、海外地同士が競争してるせいか。

 仕様が多様で、歴史・文化・地域・政治・経済・軍事が本格的なことかな。

 これくらい複雑な権謀術数を小さいころから見てるなら、血の気が多い若者でも慎重になるだろう。

 ていうか、電映漫画は、扶桑と、樺太が強い気がする。

 

 

 

 

 綾波 晃司(86)が亡くなった。

 闇閨閥の子供が残ってるけど。

 綾波本家のおれの子供は、居なくなっちまったな。

 表向きには、孫と、曾孫と、曾々孫が後を継いでるけど、

 おれ、仕事ばっかりだったから、孫との縁が少ないんだよな。

 だいたい、向こうは、おれを闇閨閥の闇閨閥くらいにしか思ってないから困ったものだ。

 告別式に出て、綾波家の様子を見ると、

 綾波家は、最後の成り上がり藩主とか言われてるけど、世代交代で、普通の藩主みたいになってる。

 そうそう、綾波家は、天皇のイスラム王の王位継承の際、八咫烏を模した家紋を貰っていて、

 いまは、こっちを使ってるようだ。

 

 

 

 

 

 

 100人長組合

 100人長同士の互助会があって、

 互いに自分たちが負けた1000人長が不正腐敗しないよう監視している。

 なぜかと言うと、直上の1000人長の不正腐敗が発覚すると、

 選挙で選任した残り100人長、10人長の9人も公表されるからだ。

 当然、次の10人長選挙で、人を見る目のない馬鹿者たちと烙印が押されてしまうし、

 選任したかどうかもわかるので、下手をすると、共謀犯、利益供与者の目で見られかねない。

 あと、任期が切れるころになると、天下りを世話し合ったりするのだけど、

 その会合に呼ばれた。

 来年で、100人長の任期切れだからね。

 ていうか、おれが100人長の天下りを世話するんじゃないかという嫌な予感しかしない。

 ちなみに、外患とか政官財癒着不正腐敗に手を染めると、

 実入りのいい天下りを世話をしてくれるのだけど、

 いまのところ、そういう胡散臭い関係はなさそうな気がする。

 あと、10人長選挙に出るのか聞かれた。

 おれが10人長選挙に出ると、どこまで行くかわからないらしい。

 たぶん、10000人長から100000人長あたりまで行くかもしれないらしい。

 当然、権力基盤と絡んでるので、敵と味方も急増するだろうし、

 一回で、コリゴリな人間も多い、

 さて、議長は、こんなのが、あるけど・・・・

 て、恐る恐る紹介してくれた天下り先は、どこかの美術館の役員だけど、

 一応、名前だけ在籍しとくかって、感じ、

 逆に言うと、誰かに譲れる天下り利権みたいなものかもしれない。

 まぁ 少し考えさせてもらうことにする。

 

 

 

 

 07

   10式艦上戦闘機 紫燕

    8000kg/17000kg

      全長15m×全幅10m×全高4.5m  30u

      推力5000kg2基   2400km/h   1500km〜4000km

      25mmバルカン砲   ハードポイント8基 5000kg

 2機の戦闘機が飛んでいる。

 隊長機のやや後方を僚機が飛ぶのだけど、僚機は、先導機の動きに合わせた自動操縦らしい。

 その気になれば無人機でも離着陸できるらしいけどね。

 

 

 いろんなものが軍事機密になっている。

 おれの工場で製造しているカーボン・ナノ・チューブも軍事機密にされてしまう。

 軍事機密になると、特許は非公開項目に移動し、

 工場が地下工場に追いやられるし、販売先も限定される。

 まぁ 国家予算が使えるので、安定成長なんだけど、

 あれこれ、縛りがあって、面白くないけど、

 とりあえず、おれが一番知ってるので、おれが中心になってるけど、

 おれの雇ってる社員って、孤児院あがりが半分を占めて、残り3分の1が瑞樹上がり、

 あとは、日本国内で雇用していたけど、社員が守秘義務とか準公務員にされて人事が上手くいかない。

 でもまぁ 孤児院あがりは、忠誠心が強いけど、

 瑞穂の旧友たちは、宮使いに抵抗を見せてるかな。

 

 

 

 この世界の一般常識なのだけど、

 金融で印刷した紙幣を 14歳以上の男子 ⇒ 利権 ⇒ 国家 が日本で、

 金融で印刷した紙幣を 官庁企業利権 ⇒ 労働者 に配分するのが資本主義の国家がアメリカで、

 金融で印刷した紙幣を 国家 ⇒ 労働者 に配分するのが共産主義の国家がソビエトかな。

 米ソとも既得権有利で、子飼いたちが必死に既得権を守ってる感じ、

 あと、日本は、雨後の竹の子みたいに新興企業が大きくなって、

 世襲の不正腐敗が難しくなり、子飼いの天下りも難しいって感じ、

 まぁ おれも困るんだけど、格差が広がると、在日が浸透しやすくなるからね。

 

 

 それはそうと、イスラエル親衛隊やフィリピン人情報部、ニューギニア人情報から、

 アチェ王国がオランダ領インドネシアと、タイ王国がイギリス領マレーシアと戦争する気になっているときく。

 いやそれは、前からだし、

 もうちょっと具体的な動きを聞きたいのだけど、

 噂レベル、

 噂だけなら、ソビエトと極東ロシアも戦争する準備してるし、

 アメリカとドイツも、ドイツとソビエトも、情報戦で殺し合ってるし、

 ザンジバルもベルギー領コンゴに侵攻しかねない。

 リビアと、エジプトも、いつ戦争になってもおかしくない。

 ていうか、戦争って、情報と経済で圧力をかけてる者も、

 金をかけて現地で諜報してる者も、他国で工作している者も、

 軍部直轄情報以外は、期待値とか、不安とかで、噂の形で戦争の足音を聞くんだろうな。

 

 

 

 08

 工場の宿舎室で、電映を観ていると、国外視聴率の報道をしていた。

 後進国ほど日本番組が強くなる。

 あと、自国配信回線分でさえ、日本番組を吹き替えたものかな。

 比例して、日本語の話術者が増加しているらしい。

 特にオーマン、ザンジバル、マダガスカルは、日本人町が増え、日本語が熱心かな。

 ぶっちゃけ、日本に大挙移民に来られるより、日本人を国外に送り出した方がいいような気がする。

 国外情報が増えるにしたがって、

 各国の映像と、需要と供給と、雇用と所得と、公共投資と設備投資の動きが図に描かれていく、

 わかる人間が見たら、どこの国民が衣食住と雇用が楽なのか、なんとなく見えてくるかな。

 あと、比率が小さいのだけど、回線数の大きなインドも大きな影響力を持ち始めている。

 

 

 

 カーボン・ナノ・チューブの地下工場の場所が軍部から指定される。

 まぁ 軍需工場として認められたのだろう。

 国家予算から公共投資と設備投資が行われるので、負担は小さいけど、利益が利益が小さいぜ、

 日本国内で3ヵ所と、

 海外地のイスラエル藩、扶桑、瑞穂、フィリピン、ナミビアで、

 1ヵ所ずつの建設が検討される。

 カーボン・ナノ・チューブは

   1) アーク法  2) レーザーアブレーション法  3) CVD法

   4) DIPS法  5) CoMoCAT法  6) HiPCO法

   7) スーパーグロースCVD法

 と、幾つかの製造方法があるけど、

 過去にタイムスリップする前に大量にダウンロードをした中に図解があったので、実験精製に成功させている。

 どちらにしろ、親方日の丸で、給料制になると、売り上げや採算性で利益を上げることより、序列とか、権謀術数が気になるし、

 やる気が萎えちまうんだよな。

 でもまぁ おれが生きてる間は、ある程度、仕切れそうだし、頑張ろう。

 

 

 

 

 09

 ゼネコン資本の国外投資は、雪達磨式に大きくなっている。

 もっとも、外国にも事情があって、高層建築で利権と支配を確立しようという発想で、

 数少ない人心掌握で、最大規模の支配力が得られるのなら、面白いと思うのかもしれない。

 結果、雪達磨式に増えた利権を守るために、雇用が行われ、

 数年交替で、海外赴任が言い渡されるけど、海外赴任手当は、大きくて、人気があるようだ。

 海外赴任者の阿頼耶識は、注目され、

 よく見るけど、企業、組織、上司の不利になるようなことは、文章にしないので、

 その辺は、話し半分かもしれない。

 

 

 

 鉄道の地下鉄化が進むにつれ、地上戦の主役は、装甲機動兵団に移行していた。

 多くの国がそうであるように田舎がほとんどを占め、都市面積が狭いのだけど、

 日本は、少しばかり事情が変わり、

 山岳域が多く、平地があると、高層建築など都市化が進んでいる。

 もちろん、海外地は、平地が多いのだけど、それでも高層建築群は群を抜いて大きく、

 他国も、日本資本との取引が増えるにつれ、高層建築が大きくなりつつあった。

 大型重量系戦車は、原野で撃ち合うのに有利なのだけど、市街戦で使いにくいことは、知られている。

 日本本土は、38t級95式戦車か、40t級10式戦車が好まれやすかった。

 ほかにも、市街戦用機動装甲兵団の研究も進められている。

  28t級12式機動戦闘車

   全長8.45m×全幅3.2m×全高3.5m

    600馬力  70km/h   350km

    火器管制連動・赤外線・レーダー

    対空・対戦車・対人・対舟艇  90口径40mm機関砲   ミサイル2基

    乗員数3名

 

  28t級12式装甲戦闘車

   全長8.45m×全幅3.2m×全高2.5m

    600馬力  70km/h   350km

    対空・対戦車・対人・対舟艇  90口径40mm機関砲   ミサイル2基

    乗員数3名+6人

 

 もっとも、ヘリを使って、高層建築の屋上を押さえ、

 地の利を生かして、上から狙撃する方が有利なのは確かで、

 日本の高層建築には、そういった掃射しやすい区画が作られているし、

 ほとんどの国は、日本の都市を使った市街戦なんか、

 制圧がいつ終わるのかわからないわけで、真っ平御免という感想らしいけどね。

 

 

 

 

 

 

 10

 14歳男子以上に一律配分される金融は、国民の需要に応えられる生活産業が強く、

 税収で集めた国家予算を配分する財政は、世襲天下りの思惑に応えられる基幹産業が強い。

 おれが呼ばれた会議は、世襲天下り・100万人長・官僚・基幹産業代表など重鎮が集まっている。

 綾波であれ、時司であれ、基幹産業を興すと、軍部にも政治にも発言力が生まれる。

 特にパイオニアになったら、その影響力が絶大で、軍政財の中枢と関わることができるわけ、

 というわけで、霧島も、幕藩連合の基幹産業議会の参議の末席で就任していて、

 カーボン・ナノ・チューブの素材が検討されている。

 「・・・なんにしてもだ。炭素甲線で、500mから1000m級高層建築が可能になるわけか」

 「ええ、量産化に成功した暁ですが」

 「床面積あたりの地租税は100分の1以下になるな」

 「そうなりますね」

 「そうなると、地租税を上げるべきなんじゃないのか」

 「古い高層建築の我々は大損だな」

 「すぐに地租税を上げることもないですし」

 「土台さえしっかりしてるのなら、炭素甲線で建て替えることもできます」

 「かもしれんが、地租税増税は、最低でも、投資を回収してからにしてもらいたいものだ」

 「だが、炭素甲線の限界を知りたいし、試験的に建設すべきだと思うがね」

 「どこで?」

 「そりゃもう、地震のないところが望ましい」

 「ナミビア」

 「レティシアと、ピルコマヨもある」

 「樺太も」

 「樺太は、風が強すぎるだろう」

 「しかし、限界値が得られやすい」

 「チタンと違って、電算技術でも応用が利くのだろう」

 「そういう素材だな」

 「だが、まだ、費用対効果が悪かろう」

 「左様、炭素甲線は、軍部を優先すべきだな」

 「しかし、民間もそうだが、軍部でも持て余しそうな単価だな」

 「試行錯誤の設備投資に比べてな」

 「先行投資すべきかと」

 「わかっとるよ。霧島君。我々は、不明でもないし、頑迷でもない」

 「炭素甲線の価値くらい見当がつく」

 「とりあえず、工場建設予算の見積もりは、了解した」

 「あとは、こっちで、やることにしよう」

 「帰ってもいいよ。新婚さん」

 「はい、よろしくお願いいたします」

 ほら、あれだ。

 エヴァ×ゲリオンに出てくるモノリスの会議みたいな感じだ。

 

 

 

 

 11

 日本は、GDPで世界の半分を占めるが、軍事はアメリカ、ソビエト、ドイツと肩を並べている。

 国家予算の多くが、公共投資と設備投資に向けられているからであって、

 既得権を守るつもりは、毛頭ないような内政が断続的に続けられている。

 その一つが、地下研究室の一室で、二足歩行ロボットがバランスを保ちながら動いている。

 模範としてるのは、武道家やアスリートの動きで、技とかもプログラムしている。

 ただ、高層建築一個分の電子計算機が必要で、反応もそれほどいいとは言えない。

 この建物を建設し、設備投資と、人材を維持運用するのに、機動部隊一個分が必要なのだけど、

 「このカラクリを動かすのに高層建築一個分の電子計算機装置が必要で」

 「さらに、電源も確保しないといけないとは、自立型カラクリの完成はいつになるんだろうな」

 「まだ、探知機と連動した姿勢制御と、動作処理だけですからね」

 「人工知能には、ほど遠いですよ」

 「じゃ 人間はそれだけ、優れた生物ってことか」

 「いずれは、等身大の自立型カラクリを開発できますよ」

 「一番、関心を持ってるのは、軍部らしいですよ」

 「頑丈な人型が囮になってくれるだけでもありがたいだろうからね」

 「囮にしては、予算取り過ぎてるがね」

 「汎用性の高さだと、人型自立型カラクリに勝るものはないし」

 「各産業が欲しいと思ってるものだ」

 「賢者の石と、式神ゴーレムか・・・」

 「人間以上になるといいな」

 「なるでしょう。いずれは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 12

    水上7500t/海中9200t級信濃型原子力潜水艦4番艦 近江

     全長108m×全幅12m×吃水10m

      小型ナトリウム冷却高速炉 電気推進

        50000kw(37500馬力)  30kt  30年間

        533mm魚雷発射管8基  52本

 最新の原子力潜水艦に搭乗できた。

 慣熟運転は、終わっていて、カーボン・ナノ・チューブをどう使うかを検証するためだ。

 ちなみに、ナトリウムは、水に触れると爆発する。

 かなり怖いが、機関室が爆発するような機会があるとしたら沈む時だし、性能には、いいようだ。

 なにはともあれ、電子戦と機械化が進んだ艦内で、

 どう、カーボン・ナノ・チューブを取り入れて使うかだけど、

 規格品から少しずつ取り入れていくのだけど、チタンとかケブラーと競合してるので困ってる。

 どちらにしろ、おれの作った産業だしね。

 原子力潜水艦は、通常型潜水艦と違って臭みが少ないし、衣食住が楽だし、艦が傾いたりで楽しい。

 

 

 社員たちと御餅をついている。

 まぁ あれだ。

 日本伝統の労使協調策だよ。

 明日を知れない民間企業と違って、基幹産業となり、準公務員になると、

 不安がない代わりに、儲けとか期待できなくなり、

 なんていうか、だらけたというか、白けた気分になりやすい。

 一部、千章眼とか、マウス製造会社に移動したがったりする。

 

 

 

 

 香織(15)と乳母の聡子(23)が、年越し蕎麦と、お節料理を作っている。

 年末は、御用納め 大納会 

 大掃除

 正月飾り 松飾り(門松) しめ飾り(しめ縄) 床の間飾り 神棚飾り・鏡餅

 大晦日 年越し蕎麦  除夜の鐘

 と、忙しない、

 おれは、未来人なので、あんまり気にしないのだけど、

 付き合いで、不承不承というか、一応、やってる、

 ていうか、日教組教育のおかげで、伝統文化を軽んじやすいらしい。

 そんなおれが、さらに面倒なユダヤ行事も一部、取り入れてたりするし、

 年越し蕎麦や御節にユダヤ料理が付いてたりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  綾波 晃司(86)

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう)

 ロゼ・ティーナ(67)   露瀬 統司(49)  露瀬 千夏(47)  露瀬 陽介(44)

 智子(65歳)  時司 頼経(46)  直衛(44)  美智(42)  雪妃(40)

 

 時司史朗(ときつかさ しろう)  ⇒⇒⇒  霧島 高雄 (きりしま たかお : 26歳)

 

 霧島高雄(26)  香織(15)

 

  

 

 史実    8450万人

 戦記    4億6037万人

   日本  1億6890万

   瑞樹     1億2940万人

   扶桑      896万4958人

   フィリピン  8306万

   ナミビア・インド洋諸島・イスラエル・スペイン・ポルトガル語圏  7905万

      スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ku

      ベネゼエラ トルトゥガ島 156ku

      コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ku

      ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ku

      ウルグアイ バラ・デル・シュイ 100ku

      メキシコ・グアテマラ国境スチアテ港 200ku

      チリ ファン・フェルナンデス諸島 182ku

  オスマン帝国領バルカン北部自治区100000ku

  オスマン帝国領コーカサス北部自治区156000ku

 

 

 

 

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第100話 1950年 『トラウマのグローバルコネクション』
第101話 1951年 『反日は、反神・反キリスト・反人類』
第102話 1952年 『嫌がらせ戦争開幕』