第104話 1954年 『42年遅れの大正と、便衣浸透戦争』
ユダヤ暦5714年 皇紀2614年
明治53年 ⇒ 大正元年
第122代明治天皇(75) ⇒ 第123代 大正天皇(25)
第19代将軍 千家 夷隅(31)
この世界の日本人は、北イスラエル王国10支族を継承しているらしい。
神武東征を成した天皇家は、出エジプトを成したモーゼの家系を彷彿させる。
支那大陸をエジプト。アメリカをアッシリアのような感覚でとらえる者も増えているようだ。
また、預言者サムエルが王の選出を忌避し、
それを民衆が覆し、王権を建てたことから北イスラエル10支族の不幸が始まった印象が強く、
中央集権を警戒している。
ていうか、史実の日本は、中央が横暴に大衆を支配し、聞く耳持たず軍を暴走させて、日本を滅ぼしたのだけど、
そうなって欲しくないものだ。
東南アジア戦争が起きて、通商が遠回りになっても、日本経済圏は、衰えることなく成長している。
未来でいうと、プラザ合意で円高にされたので、内需拡大したら、成長しちゃった的な。
01月
京都所司代は、年始の1時間。電音・電映を入札し、
他が慣習的に入札しないので、ほぼ独占で、天皇の声が日本国中に流れた。
明治天皇は、地位を退き、大正天皇に譲ると宣べ、
大正天皇の新年の挨拶が続けられた。
去年からそんな噂が流れていたけど、本当に辞めるとは思わなかった。
天皇が生きてる間に地位を譲る理由は、いろいろあるけど、
“やめたいから” そんな理由は、少数派かもしれない。
もちろん、公には “歳をとったので、公務が辛くなった” なのだけど、
噂だと、庶民生活が楽しそうで、公務から、自由になりたかったらしい。
大正天皇は、25歳の従弟がなった。
マクロ経済は、どんな形であれ、
紙幣が循環している間は、消費、生産、雇用、所得、投資が断続的に繰り返される。
紙幣の循環を阻害させてしまうような金融、税制、財政、法制は、悪の烙印を押してもいいだろう。
一方、ミクロ経済は、どうやって儲けるかを追求するわけで、
支配層が世襲で老害化するほど、
誰から富を奪って、誰に損をさせるか、そんな選択肢に行きつく、
資本家を政治家にすることほど、愚かなことはないのだけど、
支配欲を欲する勢力は、資本家と結託し、芸人や犯罪者や高級娼婦のような政治家になってしまうらしい。
困ったものだ。
この世界の日本人は、1人1人、歴史、文明、国家、共同体の理想がまずあって、
国権と民権のバランスと、貧富と地域の格差に敏感で、
幕府、藩府、幕藩連合議会、藩議会への依存と信頼は、少ない。
あと、利権先鋭化に伴う個人崇拝の危険性も警戒しているせいか、
10人長選挙で勝ち上がる人間は、利権屋を忌避しやすかった。
でも、おれ1万人長で、利権もあるけど。世襲天下りも利権屋も抱え込んでるけどね (笑
珪炭社 千章眼 床屋・井戸端談義板 マウス は、とりあえず、部下に任せてる。
参議の仕事も、部下がいるので、半分くらいやらせてる。
そんなわけで、1万人長の副任なんだけど、先任とか主任の助手みたいな感じで教えてもらってる。
監査は、100人長の規模を大きくしたような感じで、あまり変わらない。
ていうか、10人長って、基本、藩主と、公務員を不信してるので、
利権の我田引水とか、贈収賄に目を光らせている。
ちなみに 珪炭社 千章眼 床屋・井戸端談義板 マウス とも、監査されたけど、 問題はなかったらしい。
まぁ ほかの企業より天下り用心棒が少ないので、某勢力から攻撃されやすいけど、
目につくような贈収賄はない。
ていうか、天下りが贈収賄なんだけどね。
しかも、公務員と10人長の (笑
映像を見てると、
スペイン領サハラ(26万6000ｋ㎡)の光景が映っている。
ナミビアと同じ要領で高層建築を建設しているのだけど、
対価は、南アメリカ大陸の資源で、スペインの農民が雇用されて移動してるらしい。
なにが起きてるかというと、15パズルで、
南アメリカ大陸の富裕層が、スペイン本国に別荘を保有することになってるし、
スペイン人の一部は、南アメリカ大陸に移民している。
そして、スペイン・ポルトガル語圏全体を成長させてるらしい。
セレベス島戦線は、アチェ軍と、英蘭軍の天王山となっていた。
双方の兵站線と戦力が拮抗しているからなのかもしれないけど、
アチェ王国が反政府ゲリラに戦力と兵站を割かれ、
イギリスとオランダも、インドネシア残部の独立戦争で悩まされてるからだろうか。
あと、アメリカ軍機と、清国、経国、チワンの傭兵パイロットが暴れているらしく、戦線が混沌としている。
ちなみに、日本、ドイツ。アメリカ、イギリスは戦訓欲しさで、義勇空軍を防空限定で参加させている。
参戦していない国の軍人が戦場を飛んでいたら、なに言われるかわからないわけで、
撃墜されても味方陣地の後方任務が、せいぜいなのかもしれない。
02月
国土と、国民が、文明と、歴史を創り、
教育と、金融と、税制と、財政と、法制と、軍制が、国家と国民の形作り、
政治と、経済と、資源と、軍事力が、国家と国民を守り、
消費と、生産と、雇用と、所得と、投資が国民と産業を生かす。
外患の外資と、侵略者が、国内の権力基盤と結託して、同盟を結ぶと、
権力基盤は、内患となって、弱者から搾取が始まる。
まず、国家は、支配欲と権力基盤を追求するほど、主権者の度量と見識が劣化し
利権の先鋭化と、世襲と天下り特権が増加し、
人口が減り、消費と、生産と、雇用と、所得と、投資が減少していくので、
主権者の度量と見識以上に、大きくも、強くも、豊かにも、なれない。
日本国内に他国の利権は、長崎と、厚岸と、海外地の幾つかの港にある商館だけで、
日本国内の観光は、人数やルートなど、制限されている。
逆に、ほとんどの国々は、日本人に害意性が認められないと気付くと、
高層建築の対価の一部を日本資本の利権にする手法を取ったことから、
日本の国外利権は、年々強大になっている。
というより、国内より国外の高層建築が増えるのは確実で、
ゼネコンは、設備投資を繰り返している。
子供が生まれた。
霧島 翔太（♂） 霧島 慶太（♂）
初の双子だよ。
そういうこともあるんだろうねぇ
03月
アメリカが高速戦闘仕様のセンチュリーシリーズの戦闘機を開発しつつあるようだ。
日本は、機種を増やすより、
設備投資で高品質部品を増やし、
艦上戦闘機で、翼面積が大きく、制約があるけど、
技術力と工業力と資本力の優位性で補ってる。
ちなみにドイツ機は、十字軍世界大戦以来の古参航空企業が強く、
フォッカーFa654戦闘機 ファルツPf486戦闘機 アルバトロスAfg554爆撃機
ユンカースJu714爆撃機 シーメンスSag614哨戒機
は、アメリカ軍機やイギリス軍機より、優れているらしく、
オスマン帝国も警戒している。
しかし、ドイツは、宇宙開発と、南極開発に関心を持ってるみたいだし、
いまのところ、気にしなくていいような気がする。
ソビエト軍機は、MiG製戦闘機が主流で形状と航空戦略は、史実の戦闘機と似ている。
極東ロシアは、日本のダウンスペックした戦闘機を購入しているけど、
ドイツ機やフランス機を参考に、国産化も進めているらしい。
清国、経国、チワンは、欧米諸国の戦闘機を買っていて、
国産戦闘機は、まだ見込みが立っていない。
というより、製鉄所など、80年前の代物で、
レシプロ戦闘機をライセンス生産してる東南アジア諸国の方が近代化している。
便衣兵（べんいへい）は、私服・民族服を着て、民間人に偽装した兵士なんだけど、
史実だと、日中戦争時代、支那大陸にいた国民軍と共産軍を現す。
といっても国家意識とか、民族意識とかなくて、金次第で祖国を裏切るので、賊8、兵士2くらい。
この世界だと、日本国内に潜入した朝鮮人と支那人も含んでる。
支那人は、清人、経人、チワン人がいる。
朝鮮人と支那人は外資から資金供与されており、
日本国内利権と、結託し、
政敵に対し、詐欺、強盗、強姦、殺人をやらかしてくれるので、祖国と同じことをやってるだけかもしれない。
工作員と質は、高いと言えないけど、
半分は本国の工作員で、4分の1は二重スパイで、4分の1は三重スパイらしく、
金次第で祖国を裏切るので、賊8、工作員2で、考えた方がいいかもしれない。
それでも欧米諸国から直接訓練された工作員は、優秀で、
スーパー韓国朝鮮人だったり、スーパー支那人だったりするのでとても手強い。
共通しているのが、個人崇拝を盛り立てるやり方なんだけど、
語ってる内容なんて何もないし、碌でもないことなんだけど、
工作員がサクラを雇い、お祭り騒ぎが始まる。
そして、なんで、そんなに信頼されてるんだ。って、いうくらい、盲目的に信用させてしまう。
04月
着流しで工場に入った後、作業着に着替える。
工場で着流しだと、何かに袖を引っ張られ、大事故に繋がるかもしれないからで要人のため、
炭素甲線の生産状況を確認していく、
おれ、だいたいのことは、やれても、細かい発見と新技術は、社員次第で、
まぁ 人事を尽くして、天命を待つ感じだけど、
そこそこに生産が進んでる。
参勤交代街道は、外国人の往来が多く、
裏路地の店にさえ、外国人が入り込んでたりする。
まぁ それだけ、安全と思われているのかもしれない。
彼らは、多だの旅人なんだけど、富裕層とか、権力者層が多く、かなりふてぶてしい。
逆に利権を持って、国外に暮らしている日本人の方が、大人しいくらいなのだ。
100年も生きてると、
基本的に、彼らは、背広を着た海賊なんじゃないだろうか。
そう思った方が安全と思えるようになった。
京都の絵画展に立ち寄る。
藩が10枚ずつ絵画を並べ、
国内と海外地の1000万人長も10枚ずつの絵画を並べていた。
威信を賭けて選んでいるだけあって、感心というか、感動する。
「霧島殿。ウィンウィンで、取引しませんか？」
「ウィンウィンですか。いいですね」
「そうでしょう。大成功しますよ」
「それで・・・ まず、誰が損をするのか教えてくださいよ。あと、誰が失敗するのかもね」
「「「「「・・・・・・」」」」」 ぶっすぅ～～
ちなみに、このウィンウィンを持ちかけてくる人種は、白人、朝鮮人、支那人が圧倒的に多く、
損したり失敗させられるのは、その他の日本人だったりするかな。
「外国の絵画の広告なんですが」
「なるほど、日本の絵画を外国に広告してもいいんですか？」
「そ、それは、是非、わたしどもに一任を・・・」
どうやら、絵画バイヤーに徹するつもりらしい。
ていうか、切っ掛けは、絵なんだろうか。
人工筋肉を動かす方法は、人体に倣うなら人工筋肉を使う。
人工筋肉の伸縮は、主に “縮” 反応だけど、空気圧、高分子、温度、電気・磁場の5種類があるようだ。
もちろん、空気圧、高分子、温度、電気・磁場を併用することもできる。
人造なので、駆動機を使って骨格を動かす方法もあるし、
筋肉の “縮” 機能だけでなく “伸” 機能も検討されている。
その方が反応速度も速くなるだろうし、力も強くなるからね。
ただ、どの空気圧、高分子、温度、電気・磁場で、どの程度の伸縮するか、別問題だし、
その方式と調整は、いろいろあるようだ。
百数十の師弟人脈は、アイデアを出し、理論を構築し、見本品も作っている。
しかし、また、まだ、これからって感じかね。
秘密兵器実験室
どこかの市街地と、そっくりな街が作られている。
天井から吊るされたケーブルに繋がれた170m級人型機械がマネキン人形を避けつつ、警官の後を付いて行く、
「警官用支援カラクリか」
「1体が警官の生涯年俸の100倍くらいですけどね」
「量産が始まれば、値段は安くなるよ。大切なのは、形にしてしまうことだ」
「問題は、内臓の電源と、電子計算機処理ですな」
「どちらも、50年以内に見込みが立ってる」
「そこまで行きますか。信じられませんが」
「力技でもやれないことはない、パラジウムは、体積の935倍の水素を吸蔵できる」
「それはいい」
「ただ、グラム売りでな。金の7割くらいの値段になるな」
「そりゃダメでしょ」
「ふっ しかしまぁ 100年前は、丁髷で刀を差して歩いていただろう」
「まぁ 確かに・・・」
「技術が発展すれば、代替が見つかるかもしれないし」
「金に任せて、やれなくもない」
「期待します」
「しかし、器用に付いて行く」
「警官が持つセンサーに従うように作られてます」
「障害物を避けながらね」
「カラクリは、それこそ、江戸時代から作ってましたから・・・・」
カラクリは、警官と擦れ違うように移動してくる市民役の警官を避けていた。
「階段は？」
「障害物がなければ上り下りできます」
「しかし、軍隊と違って、敵に向けて引き金を引くわけじゃないですし」
「武器弾薬を運ぶわけでもない、扱いが難しいですな」
「現時点での話しだ。航空機、潜水艦、戦車の進化を見れば、カラクリの未来も明るいはずだ」
「いまのところ、紐付きですが、カメラや写真で、警官の活動を記録することはできます」
「警官が書類と報告書に使う時間を省ける」
「警官にとっては、最悪の同僚になるかもしれないが」
「確かに、最悪の同僚ですな」
人型カラクリは、軍民両用で柔軟性が高い。
ガス自動車、電気自動車、ガソリン自動車の群れが巨大サーキットを疾走していた。
22藩・海外地の設計、製造、整備、運用、運転の専門家がチームを作ってレースを開催させている。
日本で、レースを追及している自動車会社は、少数派で、5、6社ほど、
各22藩と、1000万人長区画には、60ほどの師弟人脈チームがあって、凌ぎを削っている。
外国車も参戦するけど、日本が勝つことが多く、日本で優勝すると世界で優勝するのと同じらしい。
ちなみに、山岳や荒野を走れるラリー仕様、ランドクルーザー仕様もあるけど、
こちらも、5、6社あって、同じくらいの人気があるようだ。
「市販車で、同じ排気量で、同じ重さの車体なのに、走り方がずいぶん違うな」
「安定してるのは、電気自動車かな」
「ガス自動車は、燃費で有利だ」
「ガソリンエンジンは、形式が多いな」
「ディーゼルは、レースに向かないのか」
「標高の高い場所だと面白いですけどね」
「ガスタービンは？」
「各社とも、燃料消費が大きいので面白くなさそうです」
「まぁ そうだろうね」
「霧島殿は、自動車にも関心がおありで？」
「いや、参入しても勝てそうにないからやらんよ」
「霧島殿は、働き者ですからな」
「ふっ」
「そういえば、御父上の綾波殿、時司殿も働き者じゃった」
「私生児は、働かないと」
「あははは」
「時に霧島殿は、特定財源に反対なので？」
「例えば、道路なら、これまで通り、総延長に対し、維持費を掛けて算出するだけで、良いと思うのですよ」
「しかし、予想外の出費も出るわけで」
「その場合、これまで通り、省庁債を発行すればいいのでは？」
「かもしれませんが」
「10人長の監査が及ばない特定財源で、私腹を肥やされては困ります」
「ま、まさか、そんな」
「例えば、幕藩国防省が、軍票を出し、資金集めをしたとしましょう」
「その借金が膨大なほど大きくなって、納期が来ても金を支払えない」
「借金を払うための軍票が乱発され、国家財政に皺寄せがいき、破綻させてしまう」
「それでも、国民に軍票の支払いを要求されたとしたら？」
「幕藩国防省が、軍票の支払いを誤魔化すために、他国と戦争を起こしたらどうです？」
「そして、あなたの御子息が、徴兵され、大陸に出兵させられたらどうです？」
「そ、それは・・・・」
「馬鹿な省庁利権の暴走のために、バラマキを増やすと、下剋上が酷くなる」
「国債を発行すると、格差が広がるので、国民の反発が、さらに大きくなる」
「国民が自助自浄能力を発揮すると、省庁組織が潰される」
「なので、良識のない朝鮮人や支那人を引き込んで、国民を騙して殺して奪って、不正腐敗を働くことになる」
「「「「「・・・・・・」」」」」」 ぶっすぅ～～
おれがぶっ殺したくなる政官財と利権屋は、
利権を追及するけど、利権を追求した結果の国難の責任を取らないし、身内にも被害が及ばない、
それどころか、我が身かわいさで、他人に責任を押し付け、聖域を作って逃げ出すタイプかな。
「しかし、霧島殿・・・・」
「綾波も、時司も、最大級の利権構造を作ったのに、警戒してましたからね」
「「「「・・・・・・」」」」
ていうか、省庁利権は、悪妻に似ている。
国民(父親）が稼いだ血税で格差を作り、子飼いに渡して、国民(父親)を奴隷にしてしまうとかね。
外国と取引して賄賂を貰って備品を買い、政府に支払いを請求する。
当然、国家予算から支払われるために、税金になる。
史実だと、戦艦富士の事なんだけどね (笑
三宅島
電映をみていると、南西山腹から火山噴火をいう設定で、
幕藩連合軍が地元職員と、災害救助訓練をしている。
41200t級日高型揚陸艦 釧路
全長300m×全幅40m×吃水8.8m
100000馬力 25kt 12000海里/16kt
60口径120mm砲8基 70口径40mm6束砲8基
ホバークラフト揚陸艇3隻
2000人 戦車10両、自走砲8両 装甲車50両 トラック120両
社会正義とか、偽善は、組織のモラルを保ち易いので綾波時代から取り入れている。
人助けをすると、将兵の表情も明るくなるし、
民間人との協力体制で得た経験と人脈は、プラスになるし、
あまり反対されず、予算を増やしやすいというのもあるので、
年に一度、各師団に災害救助訓練の順番が回って、大隊が派遣させられる。
三宅島は、噴火、地震などのリスクが大きいのにもかかわらず、
地熱スターリング発電が大きく、電力を内地にまで送電している。
三宅島財政は、豊かで、相乗効果で工場もあるらしい。
建物の土台は厚みがあって、側溝があるけど、
ジオポリマーの耐火温度は1500度。
火砕流の温度は、600度から900度。
対策が、取られていても、火山が爆発したら気休めかもしれない。
仮に建物が耐えたとしても、
火山弾は、容易に硬質ガラスを割って、高層建築の側面を損壊するし、
人は、高温と、ガスと、酸欠で簡単に死ぬ、
赤の鉢巻をした死人役と、黄色の鉢巻をした負傷役と、青の鉢巻をした生存役が
次々と運び出されていく、
“お母さん、死んじゃ駄目、死ぬ前に山の遺産相続をどうするか、言って死んで”
“お母さん、赤い鉢巻きで、もう、死んだし、好きにしていいわよ”
“そんなの駄目よ。相続はちゃんとしないといけないでしょ”
“でも、あの山、噴火で、全部、燃えてる事になってるじゃない”
“ど、どうするのよ。私たち、どうやって生きていくのよ”
“もう、知らないわよ。わたし、死んだんだから”
“お母さん、無責任なこと言わないで”
“もう、いい、こいつは、黄色だ。軍曹。鉢巻を変えろ”
”はっ”
マスメディアが多いと、いろんな場面が映されるようだ。
あと、全ユダヤ会議で、たびたび、大イスラエル構想の話題が出るらしい。
日本人は、元々 日本列島の島民で、
ほとんどは、日本の地場勢力で満足しているし、殺し合いをしてまで、領土拡張を望んでいない。
それでも、高層建築を建設すると、対価資源の代わりに1割から2割ほどのフロアを手に入れるわけで、
世界中に高層建築が建設されていて、居住権だけは持っていた。
それでもまぁ 右翼というか、それの手の人たちが、大イスラエル構想に賛成し、
なんだかんだで、仮想敵国を作って誹謗中傷し、紛争を自作自演する。
日本に戦争させたがってる感じ、
まったくもって、戦争屋は、人の命を虫けらと、思っているというか。
自分が死なず、私腹を肥やせるせいか、トンデモ人格だぜ、
ちなみに未来の日本にも戦争屋がいる。
趣味で詳しい軍事オタクと違って、金を貰ってる営業右翼。
戦争で給与、報償、株配当が増える右翼連中が、
愛国者ぽく、偽善者ぽく、軍隊を賛美しているところがムカつくけどね。
まぁ おれも株配当が増えるし、儲かるけどね。
あまりにも見え透いたヨイショ営業なんで白ける。
05月
幕藩連合の役職に就くと、給金は、幕藩連合から半分、残り半分は、22藩が等分して支払われる。
そして、どこかの藩の役職になると、その藩から半分。幕府から半分が支払われる。
これが、幕府と藩の関係で、海外地だと、幕府から半分、1000万人長区画から半分となる。
普通は、給与の支払先に忠義を尽くすのだけど、
この世界の日本人は、所得の多くを石票か、株を買うことに注ぎ込んでいる。
もちろん、師弟人脈における学歴や10人長選挙など、自分自身に投資する者もいる。
あと、家を買う者もいれば、車か、カモメ機を買う者もいる。
もっとも、海外地に就職すれば家の問題は、ほぼ解決する。
高層建築そのものが街の機能を持ち、
鉄道網とバスなどの公共機関が発達し、配送業は、消費財定期購入を含めた事業展開し、
頭で勉強する教科は、電話を使った教室で学ぶこともできるようになっていく。
家を出る必要も減少して、車を買う面白みが減少している。
そんなわけで、余剰資金は、体面なら石票で、老後を考えるなら株になった。
そして、おれも株でも買おうかなって気になってるけど、
ラジカセと、ウォ×クマンを製造するなら、ぼちぼち、資金繰りかな。
まぁ 国民から金を稼げる企業は強い。
ぶっちゃけ、国民から直接、税金の形で回収するより、喜んで買ってくれて、
それを法人税で取る方が、健全かもしれない、
飛行場
爆撃機の富嶽より性能がいいジエット旅客機が飛び立っていく、
東南アジア戦争で、海運が不況で。陸運と、空運は景気いいようだ。
ジェット旅客機のいいところは、
どんな高価な機体でも、採算が黒字なら生産と維持費を社会資本で負担できた。
これが、使えば減る小遣い帳の国防予算だと、そうはいかない、
逆に言うなら軍用機で、開発して、
応用技術を開発した旅客機で運用実績と航空産業維持して、
軍用機で後追いした方がいいのではってなる。
現状、航空産業は、カモメ機が主流なのだけど、航続力1200kmほどなので、
海外地を往復する大型ジェット旅客機は、需要があった。
日本の総人口は、5億0111万人。
アメリカの総人口は、1億5400万人。
アメリカの総人口のうち、非アメリカ的なドイツ系アメリカ人7800万人。ヒスパニック系アメリカ人2000万人。
インディアン系アメリカ人は、800万人で、政治的圧力があるようだ。
人口に占める民族比が変われば、国柄も変わる。
いまのところ、金融より製造が強い気がする。
もう一つ、歴史と、経済が絡むのだけど、
相互主義的な和親条約と、対日貿易赤字。インディアン戦争の不徹底。
米西戦争の引き分け。十字軍世界大戦での引き分け。ドイツ系アメリカ人の隆盛などが、ある。
そんなアメリカで、日本の電話・電音・電映網がオリンピック会場や政府機関など、一部の解禁が決まった。
理由は、戦争で負け越し、不穏な言動が増えた国民を政治談議からオリンピック談義に切り替えさせたいらしい。
不満は、日本の電音1回線、電映1回線を全国に流されることで、
特に、日本の14歳以上の男子へのバラマキは、欧米列強で、教えられていない。
また、教えるつもりがないのだけど、
少なくともアメリカ側は、放送番組を指定でき、
さらに電話50回線、電音36回線、電映48回線と増えたことで、アメリカ国民が日本の番組を見る可能性が薄まった。
この世界のアメリカは、史実のアメリカより弱い。
例えば、911以前と911以後のアメリカでは、アメリカ人のアメリカ合衆国に対する忠誠と、信頼がまるで違う。
早い話し、アメリカ国民が、アメリカのために生きるものか。アメリカのために命を賭けるものか。
アメリカ合衆国は、アメリカ国民の敵である。
そんな風な気分になってきているわけで、
切っ掛けさえあれば、暴動が起きるし、強盗に変貌する。
クーデターが起きればどっちに着くかわからず、革命も起こりかねない。
そんな空気がアメリカ合衆国全体を覆い、安全保障で無力化している。
この世界のアメリカは、911以降のアメリカのような致命的な国民感情でなく、
ベトナム戦争後のアメリカの国民感情に近い気がする。
国家の威信が陰ったとき、
非アメリカ的なドイツ系アメリカ人。ヒスパニック系アメリカ人。
インディアン系アメリカ人の政治的圧力も大きく動く、
彼らは、往々にして、日本との取引を好意的に捉えていて、
史実のアメリカと違う印象を受ける。
ラスベガスの対日印象も悪くない。
この状況で推移すれば、アメリカ国内の日本人利権は、拡大するのだけど、
朝鮮人が成形手術でエラを取って日本人に成り済まし、反アメリカ活動をしている。
日本人に成り済ました朝鮮人の反米活動は、偽ユダヤ系マスメディアによって印象操作され、
アメリカ合衆国の反日になるわけで、在米アメリカ日本人の不安要素になっている。
もちろん、イスラエル親衛隊がカウンター情報を流すことで、緩和されているけど、予断を許さない。
学校に行くと、師弟人脈ごとに教室が割り振られている。
教室を持てるのは、適正年齢21歳から35歳の合格者で、
弟子の多い師弟人脈から必要な教室を確保し、弟子の少ない師弟人脈が不利な教室に移動していく、
適正年齢35歳の合格といえど、弟子の数が少なければ、隅に追いやられてしまう。
電話50回線による電話教室開設は、50人の双方向通信が可能になることから、
回線管理で承認しやすいのか、移動時間を省きやすいのか、少しずつ増えている。
阿頼耶識を使った師弟人脈広告が増えると、
遠距離でも電話回線を繋げられるわけで、適正年齢合格の上位者は、新規の弟子が増えてるらしい。
あと、21歳でも広告が上手いとか、教え方が上手いと、新規を取り込みやすく、師弟人脈業界の再編が行われやすくなるらしい。
そして、電話50回線は、学校だけでなく、省庁・企業なども変貌させつつあるようだ。
電話会議と電話教室が増えたことで、1回線と時間当たりの電話代は減少し、20分の1以下になったかな。
たぶん、企業は電話会議。学校は電話教室を増やしたいのかもしれない。
それでも、電話代は増え、
阿頼耶識の配当と、電子産業の増設費も振り分けられているようだ。
喫茶店
新聞を読みつつ、
キリマンジャロの香り嗅ぎながら口に含むと、酸味と苦みが気分を包み込んで高揚させてくれる。
そういえば、この世界に来た頃、黒い液体に拒絶反応を見せた者がいたっけ、
フォークでティラミスを削り、口に頬張る。
ケーキは、甘いから美味しいのではない。
そんな味かな。
「ザンジバルが、ベルギー領コンゴを攻撃するかもしれないそうだ」
「まさか」
「黒人国家が、白人至上主義に腹を立てるなというのが無理な話しだし」
「イスラム諸国は、コンゴ独立勢力に武器弾薬を密輸している」
「米英は、ベルギーを支援している」
「だが、ザンジバル国民は、生活が汲々としているだろう」
「自分の生活で一生懸命なのに、他国に行って殺し合いなんて、黒人の意思とは思えんね」
「じゃ 誰の意思だ？」
「戦争で儲けられる者の意思だろう」
「雇用を喪失させて、貧困層を増やし、徴兵して戦争するのは、常套手段だ」
「日本みたいに、軍産複合利権系の主戦派工作員がいると？」
「まぁ 金さえ貰えるなら・・・ 仮想敵を作って、戦争を煽るやつは、いるだろうね」
06月
映画 元寇 を撮るらしく、
おれも出資して、とにかく朝鮮人を残忍、無慈悲に映すように要求した。
日本人を虐殺したり、強姦したり、
手の平に穴を穿って、紐で貫き通して船壁に並べ立てたり・・・・
まぁ 事実なんだけどね。
でも、カット時間で、4、5分くらい、
それも、ハリウッドの朝鮮出兵、文禄・慶長の役の映画よりはるかに緩い感じ、
なんていうか、日本人の監督だと、そうなっちゃうんだろうな。
いっそ、清人か、経人か、チワン人に文禄・慶長の役の映画を作らせようかって、思うわ。
今日は、有力者の師弟の面接
まぁ いわゆる・・・・
コネ入社ってやつ、
最近、適正年齢試験に合格すると、写真つきの適正試験合格カードになるらしい。
趣味で、適正試験合格カードを集めてる者もいるようだ。
みずほ銀行で扱っているので、カード規格は、すべて合わせてるので、どこに行っても使える。
ぅ・・・雰囲気が違うのだけど、能力が高い・・・・ 能力の高い癌ということもあるし
どうしたものか・・・・
07月
今日は、学校で将棋を指してる。
まあ、下手の横好き、というか、息抜き、
あと、地位とか関係なく、人と交流したくなったら学校だし、将棋とか、囲碁は、よくやるよね。
ちなみに、21歳適正年齢試験に合格すると、プロになれる。
プロになると、対局するたびにお金が入ってくる。
ちなみに、おれ、18歳級な。
100年以上やってるのに、18歳とか、おれ、どんだけ弱いんだよ。
早い開眼したいぜ、
ちなみに、ハーフとか、クォーターだけじゃなく、
外国人旅行者もいる。
息抜きが終わって、学校を出ようとすると “アチェ王国がセレベス島を占領したぞ” そんな声があっちこっちで聞こえる。
なんとなく、もうすぐ戦争が終わるかもしれない。
そんな空気を感じる。
08月
フランスが日本の電話・電音・電映網を採用した。
無線式のラジオとテレビは、あるようだけど、
質の高さで圧倒的な日本のシステムを採用する方がいいと考えたのだろう。
というより、スペインの方が国力で大きくなっているので、
不利より、有利と思ったのかもしれない、
阿頼耶識を見ると、
江戸時代以前の文献は、ほぼ、閲覧できるほどになっていた。
これらの閲覧利益は、著者がおらず。
著作権切れは、幕藩連合のモノになってしまう。
まぁ そのために幕府は、大枚叩いて、公共投資と設備投資したのだから当然の取り分なのだろう。
あと、最近の文章は、自分の電話番号＋頁に書きこんでいたりするようだ。
新聞・雑誌・本は、そのうち、壊滅するかもしれない、
09月
電映でマダガスカルの映像が流れている。
日本資本の代理人がマダガスカル部族評議会を作って、そこが中央集権で支配している。
学校は、欧米型軍隊方式で、入学と卒業がある。
日本語を教えていて、日本人でない、日本ポイ、日本人が作られているらしい。
日本資本が作った教科書で、ブロイラーとか、農作物みたいな感じで育てられている。
イスラム教が主流でなかったら、史実の明治に近い感覚かもしれない。
でも、仏教と、神道も増えてるらしい。
高層建築が建ち並んで、日本人がそのほとんどを所有していて、日本人が教えた産業が形成されている。
日本にとってのマダガスカルは、イギリスにとってのアメリカみたいな国で、欧米諸国も、そう喝破している。
軍隊は、日本製を使っていて、日本の属軍みたいになってる感じで、都合のいい模造品を見てるみたいなんだけど、
日本の黒歴史になりそう。
ていうか、おれも 千章眼 床屋・井戸端談義板 で参入している。
ていうか、おれのマダガスカルでの国外資本もデカくなってる。
10月
電話50回線・電音36回線・電映48回線に増え、
比例して、ソフトの阿頼耶識の頁が急増し、ハードの電子産業の生産も増えた。
財源は、電話・通信費代になるけど、機械語、電子処理言語がわかる人間が増え、電子計算処理装置の需要も増加している。
本を見ながら作った制御処理が、阿頼耶識で展開され、あるいは、機械を動かすのだから、楽しいのかもしれない。
あと 千章眼 以外の文字検索をする阿頼耶識頁も現れた。
検索序列の優先順位が多少違うけど、序列計算式は、公開されている。
幾つかの藩と企業が、別の計算式で検索エンジンを作ろうと、研究しているらしい。
新聞を読んでると、
地震の多い藩と海外地は、相互支援協定を結んでる事が多く。
担保したお金で、地震の少ない地域に、高層建築を建設することが多い。
いわゆる避難所だ。
居住率を調整すれば、空き室に人を入居させることができ、配当金を被災者の支援に分配できるからなのだけど、
最近は、震災でもビクともしない、建築物が多くて、価格を下げて、居住率を上げる傾向があるらしい。
ていうか、全国で、数百万件の空き室が待機状態なので、いらないというか、
いらんなぁ
11月
長崎国際会議
国際貿易会議で、日本の14歳以上の男子へのバラマキが問題になってるようだ。
外国の安い商品を日本人に買わせようとしても、
バラマキで日本国民の所得が上げ底されていたら、日本国民は、日本国内の商品を買うわけ、
それなら、外国でも、バラマキで所得の底上げすればいいじゃんなのだけど、
そんなことしたら、
経済下剋上になるだろう！
政治権力を失うし、国民を奴隷にできないだろう！
そんな感じで、総反発、
日本の領空近くにB47爆撃機を飛ばしたりとかね
ぶっちゃけ、内政干渉なんだけど、やめてくれない。
ちなみにこの世界の領空は、領海と同じ、
和親条約で 3海里(5.556km) と決まってる。
あと、接続空域も 6海里(11.112km) となってる。
狭いわ。
迎撃が間に合わんわ。
ていうか、海岸から外国の機体が余裕で見えるわ。
もっとも、和親条約の相手国も同じで、お互いにビビってる感じ、
12月
アチェ軍のチモール上陸作戦
アチェ軍の中小の上陸用舟艇を使った夜間上陸作戦は、功を奏していた。
それでも、まぁ ポルトガル領東チモールは、中立地域として残されることになっている。
日本幕藩連合は、ポルトガルとの関係を悪化させたくないので、
開戦後、すぐにポルトガル領チモールを攻めないよう打診している。
逆に言うと、オーストラリアに攻め込んでも構わない的な感じでもある。
イギリス軍とオランダ軍の反撃は、オーストラリアと、幾つかの小さな島々を足場にしてる。
しかし、イギリスとオランダは、戦費の負担に耐えかねているのか。
白人列強の義勇軍は、敗北主義を発症させていた。
もっとも、インドネシアを制圧しつつあるアチェ王国も、マレーシアを制圧しつつあるタイ王国も同じような苦しみと抱えている。
特にアチェ王国は、大量の反政府武装ゲリラを国内に抱え込み、血生臭い国情になってる。
まともな内政ができる状況でなく、軍政が続いているし、
もう、財政破綻するんじゃないかな。
そうそう、タイ王国が、日本に高層建築を大量発注する予定らしい。
占領地の一部を日本資本に開放しているのだけど、イギリスと交戦状態なので、こっそりやってるらしい。
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おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ) ⇒⇒⇒ 時司史朗(ときつかさ しろう)
ロゼ・ティーナ(70) 露瀬 統司(52) 露瀬 千夏(50) 露瀬 陽介(47)
智子(68歳) 時司 頼経(49) 直衛(47) 美智(45) 雪妃（43）
時司史朗(ときつかさ しろう) ⇒⇒⇒ 霧島 高雄 (きりしま たかお ： 29歳)
霧島高雄(29) 香織(18) 翔太（♂） 慶太（♂）
史実 8820万人
戦記 5億0111万人
日本 1億7343万人
瑞樹 1億4398万人
扶桑 1154万人
フィリピン 9259万人
ナミビア・インド洋諸島・イスラエル・スペイン・ポルトガル語圏 8858万人
スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ｋ㎡
ベネゼエラ トルトゥガ島 156ｋ㎡
コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ｋ㎡
ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ｋ㎡
ウルグアイ バラ・デル・シュイ 100ｋ㎡
メキシコ・グアテマラ国境スチアテ港 200ｋ㎡
チリ ファン・フェルナンデス諸島 182k㎡
オスマン帝国領バルカン北部自治区100000ｋ㎡
オスマン帝国領コーカサス北部自治区156000ｋ㎡
| 第103話 1953年 『右翼と左翼の共謀民族国家破壊』 |
| 第104話 1954年 『42年遅れの大正と、便衣浸透戦争』 |
| 第105話 1955年 『奴隷政治家と。泥棒官僚と。乞食資本家と・・・』 |
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