月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

  

 第105話 1955年 『奴隷政治家と。泥棒官僚と。乞食資本家と・・・』

 

 ユダヤ暦5715年  皇紀2615年   大正2年

 第123代 大正天皇(26)   第19代将軍 千家 夷隅(32)

 

 

 

 政治権力が魅力的なのは、金融で紙幣の借主を決め、

 税制で敵から紙幣を徴収し、徴収した紙幣を財政で再配分できることにある。

 利権抗争が終息し、権力を手中にしたら何をするかというと、

 自らの権力基盤を守るために、政敵を弱体化させ、

 国民に増税して、社蓄化し、貧困層化し、奴隷化し、私兵化することかな。

 そういえば、おれが過去に戻る前の日本がそうだったような (笑

 

 そんなしょうもない日本にしたくないので、頑張ってるのだけど、

 世襲天下りが歴史と政治を捏造し

 “見るな” “聞くな” “話すな” で、愚民化教育を計画し、

 馬鹿のくせに “おれ、賢人” とか “ノブリス・オブリージュ” とか、自画自賛しているのを見るとさ、

 腹立つのだけど、

 この世界の日本は、いまのところ、そこまで酷くないような気がする。

 たぶん、

 しかし、それでもだ。

 馬鹿ウヨは、愛国心を利用しながら、在日馬鹿サヨをあげつらって世論を右翼化させるし、

 馬鹿サヨは、人権平和を利用しながら、在日馬鹿ウヨをあげつらって世論を左翼化させる。

 これは、未来でもそうだけど、昔から行われてきた国民扇動技術で、

 金の貸し借りで、オーケストラのように指揮をしている者がいる。

 そして、在日右翼と在日左翼は、結託しているわけで、

 レッテル貼りや嫌悪感だけで、右に行ったり左に行ったりすると、

 右に行っても左に行っても裏切られ、貧富と地域の格差を広げてしまい、失業、犯罪、自殺が増え、

 国策を誤まれば 戦争 内戦 革命 へと追い詰められ、国民全体が馬鹿を見る。

 そして、国を失うし、守ろうとしていた共同体も焼け野原にされることになる。

 

 

 

 

 

 01月

 日本国民の投資総額

   4割が石票絡みで農業用高層建築

   3割が住宅投資で居住用高層建築

   2割がハイリスクハイリターンな企業株

 に向けられていることが公表された。

 1割は、何らかの新興企業ということだろうか。

 それとも、国外投資ということだろうか。

 国が成長しているときは、投資が盛んだ。

 ちなみに、

 日本人の成長を阻ませようという “くたばれGDP運動” はないし、

 日本人を善良感謝奴隷にさせる思想もない。

 なので、たがが外れたかのように、高層建築が建ち並ぶことになっている。

 土木建設に入社し、幾つもの高層建築を建設すると、定年前にフロア一つを手に入れ、

 投資を繰り返すと、石票1000石ほど持っている計算になった。

 これが海外地だと、フロアは、2つになるし、石票は5000石を超え、

 国外地だと、フロアは、3つになるし、石票は10000石になった。

 もっとも、この世界の日本に、定年はなく、

 蓄財が貯まったので、好きなことをしたいのか、

 会社勤めを辞め、自分の師弟人脈を作ってしまう者もいる。

 土いじりがしたいと、どこかの農業用高層建築に勤めるものもいる。

 ちなみに、農業の21歳適正年齢試験合格が条件に出されていることが多く、

 それに合格してないと、雇われにくいようだ。

 

 

 

 正月明け早々、どこかの島の浜辺から沖を見ている。

 どこの島かは、軍事機密なのでいえない。

 1万人長でも最高軍事機密に、触れられないことがある。

 しかし、炭素甲線の社長だと、軍事機密にかかわることができた。

 まぁ それで、幕藩連合は、おれを参議の一人にしたのだけど、

 水中発射核ミサイルの開発中らしい。

 炭素甲線を使えば、軽量化に繋がるだろうし、射程も伸びる。

 もちろん、耐熱に強いわけじゃないので、そちらは、チタンが強いようだ。

 秒読みがゼロになると、

 海面が浮き上がったかと思うと、ロケットが飛び出した。

 そして、炎と、白い噴煙を棚引きながら青い空の彼方へ消えていった。

 これで半分が成功、

 潜水艦発射弾道ミサイルは、潜水艦の座標が精確でなければ、発射しても命中しない。

 もちろん、打ち上げた後、成層圏で、自律で軌道修正できなくもないが、

 妨害される可能性も高く、事前に潜水艦の位置座標の正確さがモノをいう。

 一番いいのは人工衛星を打ち上げていることかな。

 ほかにも低空を侵入する巡航ミサイル型核弾頭もある。

 問題は、弾頭一個がTNT100t以下の制約があることで、多弾頭ミサイルにしないと、うまみが小さいことだろうか。

 そして、1発当たりの小型化が、大国の証明に繋がる。

 

 

 

 

 

 

 02月

 幕藩連合の政治権力は、少しずつ変貌している。

 藩主・旧藩主すべての石票を合わせても、日本国民が保有する石票より小さくなっている。

 権力基盤は、どれだけの委任状を預かってるかによるわけで、

 藩、10人長組織、師弟人脈、宗教団体、企業などの利害関係者と、

 教育や電音36回線、電映48回線が大きな影響力を持ちつつあるようだ。

 各藩、各1000万人長が専用放送局を欲しがったのも、権力闘争に勝つためらしい。

 当然、石票持ちは、権力層から優遇されやすく、賃金や給料を得ると、農業用高層建築に投資する。

 

 

 

 

 炭素甲線は、電子計算機と、カラクリと、航空機の部品を中心に使われている。

 “鉄は国家なり” そう呼ばれる時代なのだけど、

   鉄鋼1億t     不燃マグネシウム8000万t     アルミ5000万t

   ジオポリマー3000万t    ステンレス300万t    プラスチック300万t

   チタンが年間1万t    セラミック年間2万t    ケブラーが年間4000t

   カーボンナノチューブが年間100t

 など、新素材が、少しずつ増えている。

 材料が増えるほど、公共事業や設備投資が増え、日本の街の形が変わっていく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 03月

 タイ王国は、イギリス領マレーシアを併合し、

 アチェ王国は、オランダ領インドネシアを併合した。

 イギリスの足場は、オーストラリアのみとなり、

 ローマ講和会議で、アチェ・タイ王国と、イギリス・オランダの講和が調印された。

 

 

   日本 (428万0658ku)

   極東ロシア (150万0404ku)

   清国 (1186万5690ku)  米英仏属領韓国 (3600ku)

   チワン合衆国 (33万6700ku)   経国 (31万3010ku)   米英仏属領台湾 (3万5980ku)

   カンボジア (18万1035ku)    ラオス (23万6800ku)    ベトナム帝国 (34万6410ku)

   インド帝国(490万3312ku)   タイ王国(84万2967ku)

   アチェ王国(191万9440ku)

 

 東南アジア戦争が終わり、

 タイ王国と、アチェ王国は、反政府ゲリラとの銃撃戦が絶えない国になってるのだけど、

 アジアの国境線は定まっているようだ。

 

 

 

 宝ヶ池は、議員が5000人を超えてもいいほどの、巨大な幕藩連合政府機関があった。

 議会運営は、宝ヶ池に移動し、将軍の居城宝ヶ池城も建設されている。

 しかし、歴代将軍は、居城を二条城から宝ヶ池に移したがらず。

 室町時代から続く、歴史的踏襲というべきか、因習というべきか、将軍の執政は、二条城で行われている。

 ただの居城であれば支障ないのだけど、慣習的に、国会機能も持ち合わせている。

 地上施設より、地下施設が広く大きいのだけど、地上施設も増設され延命されていた。

 とはいえ、将軍と、22藩主と

 1000万人長が先任・主任・副任43人と、

 100万人長が先任・主任・副任436人の代理人と、

 その世話役で、手狭になっていて、

 ここ10年、二条城で国会のようなことは行われておらず、

 将軍も少しずつ宝ヶ池の居城にいる時間が増えているらしい。

 それでも、二条城は、手放されることなく、居城としてあり続けるためか、

 国防管制施設が置かれている。

 基地航空管制室の一つに入ると、北太平洋上のレーダー哨戒圏があって、上下と八方の空がモニターに映し出されていた。

 賢者の石(LSI)で自律制御された新型無人哨戒飛行船で、

 一定の空路を巡回飛行しながら索敵し、日本の基地に情報を発信する。

 燃料が切れる前に日本の基地に降り、

 更新と、補給と、整備と、補修を行って、もう一度、離陸する。

 航空機型哨戒機より割安で、定期哨戒に向いている。

 「太陽電池発電モーターか。安上がりだな」

 「燃料は足りてますけど、念のために充電しながら飛んでいます」

 「しかし、空中映像を電映で流すとはね」

 「哨戒域の光学カメラ映像ですし」

 「無人なので撃墜されても非難が小さく」

 「視聴率も常時240万回線で、国民に国防意識を持たせられます」

 「阿頼耶識で、映像を流せるようになったら、収入に繋がるな」

 「まぁ 確かに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 04月

 マウスを作ってる会社で、ラジカセとウォ×クマンを発売させた。

 国外より海外向けだったけど、国内でも意外に売れている。

 基幹産業でもないし、しょうもないようだけど、収入になれば、できることが増えるし、

 天下りを増やせれば、政治的な圧力にもなった (笑

 ほかの会社に比べたら護身用の天下りは少ないけど、

 グループ全体だと、かなりの規模になるからね。

 

 

 そして、遠い未来、基幹産業の一つになるかもしれないのだけど、

 宇宙産業学校が作られている。

 といっても中心になる学科を除くと、一般の科目と重なっている。

 電映をみると、瑞樹で、2基目の宇宙ロケット打ち上げが流されてる。

 瑞樹での打ち上げは、赤道に近く、燃料消費で有利だから、

 宇宙開発は、国家100年の計と言えるほど、資本の回収が遅れる。掛け捨てに近い。

 特定の師弟人脈と、産業と、政治利権だけの懐が暖まる。

 国民の一世代から二世代は、大衆的な見返りも期待できない。

 なんの益もないのに税金を浪費させられていると思うかもしれない。

 社会資本でも、宇宙産業で得たものを専売で庶民に売買し、紙幣として回収できないこともある。

 紙幣として回収できるのなら、財政の負担を減らせて、好きな国民が産業を維持してくれる。

 仮に、国民が恩恵を感じるとしたら、衛星写真などで、数十年後かもしれないし、

 宇宙旅行に行ける百数十年後かもしれないわけで、

 いま生きている国民は、割に合わない。

 ちなみに、師弟人脈は開放されているし、宇宙産業関連企業に入社できなくもない。

 フロンティア産業は、年齢制限が低いのに、適正年齢試験合格の年齢が高く、

 常人が入れるような競争率じゃなく、集められるのも、各藩・海外地の天才少年になる。

 

 珪炭社も似てるかな。

 莫大な予算が注ぎ込まれているのにもかかわらず。

 試作生産している炭素甲線は、国民に全く還元されていない。

 一部は、電器産業に、

 一部は、軍需産業に使われている。

 循環がなのなら、もう少し、歩留まりをよくしないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 05月

 タイ王国と、アチェ王国の代表団がやってきて、会議が増えている。

 掃海支援と、

 利権の高層建築と、雇用創出を必要としている。

 その発注規模は、200m級高層建築1000棟を超えるほどで。

 そのための資源採掘も、基幹産業も、公共投資も、設備投資も、日本任せになり兼ねなかった。

 そして、太陽光熱の強い南方らしく、

 高さより、幅の方が長い高層建築で、巨大な箱モノになりそうだった。

 青写真を眺めながら

 「全買い取り?」

 「たくさん建てたいらしく、最大、対価2割らしい」

 「じゃ 地上と地下を合わせて40階だと、フロア8階分になるのか」

 「建設関係者の仮宿になりそうですがね」

 「建設が終わったらどうするの?」

 「旅館か、メンテナンス会社か、貿易会社か、日本料理屋か、日本語学校か、居住用か・・・」

 「問題は、反政府ゲリラに巻き込まれないか。だろう」

 「1棟当たり、相当に吹っかけてるし、危険手当は大きいよ」

 「まぁ 相当な利益にならない限り、国外に高層建築を建てようなんて思わないだろうけどね」

 

 

 

 珪炭社開発局で、電子顕微鏡を巨大スクリーンに映し、

 シリコン基板の上に、

 ナノピンセットで、炭素甲網・炭素甲網などの配線、絶縁、トランジスターなど配置し、

 賢者の石(LSI)を試作している。

 性能はいいし、問題はないようだけど、

 神業のような職人の連続工作が必要なようだ。

 最低でも100g欲しいけど、

 魔法力を余計に消費すれば、足し算だし、なくてもやれないことはないだろう。

 最高峰の賢者の石をさらに数千分の1に縮小するような感じ、

 ていうか、ナノサイズの巨大都市を建設してるような気分かな。

 

 

 

 06月

 新幹線に乗って、海底トンネルで津軽海峡トンネルを通って北海藩に入り、

 北海藩から宗谷海峡トンネルを通って、樺太藩に入ると、目を見張る。

 石油ガス資源を自産し、石油コンビナートは、扶桑と並び、極東ロシアとの取引も大きく、

 綾波時代からの工業力は、世界最高水準で、2800万人が住む工業大藩だけある。

 地震が少ないとしても、強風域に300m級高層建築がポンポン建っているし、

 綾波家の八咫烏の家紋は、あちらこちらにある。

 北海藩は、19藩連合植民地藩とか、19連合共和藩のイメージなのに比べ、

 樺太藩は、完全に綾波藩で、領民の忠誠の対象も綾波家にあって、鹿児島島津藩に近い。

 まだ、宗主から数えて、4代目なのだけど、利権も大きい、

 おれが樺太藩に来たのは、瑞穂社が炭素甲線を独自に開発試作生産したからで、確認のため。

 あと、閨閥宗家の墓詣り、

 自分の墓に手を合わせるとか、変な気分なんだけど、

 一般の墓詣りも多くて、行列ができてる、

 徳川幕府を幕藩連合制にソフトランディング的に移行させた功績だろうか、

 たぶん、史実の明治維新の登場人物の何人かを合わせたような存在なのかもしれない、

 

 

 

 

 マウス、ラジカセ、ウォ×クマンを生産させたのは、軍需産業への足掛かりかな。

 陸海空でいえるのだけど、ヘッドマウントディスプレイは、個体・連携の情報量を増やし、戦闘力を向上させる。

 あと、意識を失った時の回復機構もあって、自動操縦とも直結している。

 この時期、世界は、トランジスターをようやく生産し始めていたのに対し、

 日本は、LSIを生産していた。

 電磁波に強いのは、真空管なのだけど対策をしているので、それほど大きな障害は受けないはず、

 

 

 日本の電子計算処理語は、30言語に対応していた。

 日本語  スペイン語  ヒンディー語  オスマン語  アラビア語

 ベンガル語  ドイツ語  ロシア語  フランス語  アチェ語

 パンジャブ語  イタリア語  テルグ語  ウルドゥー語  ペルシャ語

 英語  漢語  タミル語  タガログ語  ベトナム語

 トルコ語  マラーティー語  オランダ語  タイ語  ビルマ語

 ポルトガル語  ポーランド語  広東語  スワヒリ語  ヘブライ語

 が登録され、

 それぞれの言語でプログラムすることができた。

 単に日本のコンピューター支配を確立するためで、

 提供されたサービスを利用するには、日本の電話・電音・電映網に組み込まれるしかない、

 欧米列強は、日本の情報支配を恐れ、電話・電音・電映網に組み込まれることを恐れ、躊躇していたものの

 後進国は、日本の電話・電音・電映網に組み込まれる方を選択し、

 電子情報処理人口が急速に増加し、複雑な計算を用いた産業を興していた。

 この年、ドイツが日本の電話・電音・電映網に組み込まれると、

 イギリス、アメリカが続いて、

 日本の電話・電音・電映網による全世界ネットワーク網が構築されることが決まった。

 巨大な需要が生まれ、日本の黒字貿易になるのだけど、

 特典は、日本配信・日本語の電音1回線、電映1回線が流せるだけといえる。

 あと、電子処理関連の急増が考えられる事から、中央電子処理船の建造が行われる。

 

 

 

 今年は、扶桑に行くつもり、

 あと、アメリカの視察も、幕藩連合も随行員を準備するらしく、用心深い。

 ついでなので、アメリカを撮影したいマスメディアとの合流も決まる。

 途中、アトカ島(1048ku)に立ち寄った。

 霧の中、200m級高層建築が何十棟も建っていて、

 街の外は、カリブー、ヘラジカ、ジャコウジカ、ヤクート馬が草を食んでる。

 電力は、地熱スターリング発電と風力発電と潮汐発電が大きく、工業力がありそうな気がする。

 というより、冬になったら工場で働くくらいしかすることがなく、工業生産力が高い。

 逆に夏は、工場が操業していないことが多く、領民は、のんびりとしている。

 統廃合であぶれた旧豊岡藩主の京極家の支配力が強いのか、家紋が多い。

 というより、扶桑は、旧藩主とか、落ちぶれた藩主が豪族化してる感じかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 07月

 船で扶桑半島沖を進むと、洋上風力発電が一定の間隔で並んでいる。

 風力発電の間を航行してるのだけど、

 水深30m以下の80万kuに配置していくと、洋上風力発電だけで、扶桑全域の電力を賄えそうだった。

 宇宙から見ることができる最大の海洋人工構造物地帯かもしれない。

 そして、風力発電を建設するほど、暴風が弱くなる統計が出てるようだ。

 

 

 扶桑に到着すると、時司家の墓詣り、

 あと、建設中のマウスと、ラジカセと、ウォ×クマンの工場を見に行く、

 一応、時司の闇閨閥なんで、故郷に錦を飾っとかないと、薄情者とか言われるし、支援者が得られにくいからね。

  ロゼ・ティーナ(71)   露瀬 統司(53)  露瀬 千夏(51)  露瀬 陽介(48)

  智子(69歳)  時司 頼経(50)  直衛(48)  美智(46)  雪妃(44)

 時司の妻は、婆さんになっちまったし、

 子供たちも、おじさん、おばさんになっちゃって・・・・

 子供や孫までいやがる。

 時司家も、おれのことを取り込もうとしたけど、

 経済的に独立しているし、そうはいかんぜ、

 ていうか、子供の下僕とか、ちょっと嫌、

 

 

 

 久しぶりにトーテムポールを見た。

 日本教育を習得したトリンギット、ハイダ、イヌイット族が、

 北アメリカ北西部のアパッチ、スー域と合流し、北米インディアン産業を興しているらしい。

 黒人、ヒスパニック、ドイツ人など非イギリス系と連合しており、

 彼らは、北アメリカ大陸をオルメカ大陸と呼称し、南アメリカ大陸をトルテカ大陸と呼称している。

 固有文化を包括的な大陸の固有名詞として呼称し、より大きな文化圏を形成させる手法は、珍しくない。

 ちなみに、日本列島のみを日本と呼んでいたのは、100年前の事で、

 いまは、全世界に日本文化圏が広がっている。

 

 

 

 扶桑最北の油城は、石油精製所と、石油コンビナートが建設され、

 工場が作られ、高層建築が何十棟も建設されている。

 荒涼とした原野と氷河が広がって、白夜とか、オーロラが見られるけど、

 普通、吹雪か濃霧と考えていいだろう。

 こんな世界に人が住めるのだろうか。

 そんな風に思えるのだけど、透明なドームの中は、鎮守の森が作られ、神社が作られている。

 地下街は、広いし、地下鉄が扶桑の南端まで届いて、街の人口10万人を超えている。

 高層建築に入ってみると、一階に店頭があって、中階層の日本のフロアに旅館があった。

 その上は、農業用らしい。

 外周は、窓ガラスなのだけど、大和絵が内壁に描かれている。

 海外地や国外の高層建築に行くと、日本の風景画や大和絵が内壁や天井に描かれ、

 日本庭園を模した通路や共有区画があって、

 飛鳥朝、平安朝、鎌倉朝、江戸朝の雰囲気を作り出していることも珍しくない。

 絵師・庭師の絵師人脈次第で、高層建築の価格を上げる事もある。

 屋上に上がってみると。荒涼とした大地と海に城塞都市が囲まれている。

 既に城塞都市の外にも街が作られていて、計画時よりも巨大化している。

 

 おれ、とある工場で、気球で包んだ風力発電を作らせてみた。

 地表から300mの高さで、地上に建てるより風力が大きく、

 突風にも、柔軟に対応して、後退するので、壊れにくいかもしれない。

 

 

 巨大な高層建築は、自給自足生産と、余剰物資の物々交換が行われ易い。

 金融支配を目論む者たちにしたら発狂して暴れかねない現象なのだけど、

 極地で1年のほとんどを氷に閉ざされる気候だと、強いコミュニティが形成され易いらしく、

 中庭の神社、寺社などに各家庭が余剰品や農作物を持ち寄り、お祭りみたいなことが度々行われる。

 ざっと見て、物々交換されず、紙幣を介した交換が行われると、

 軽く、100万文近く動いたはずなんだけど、金が動かず楽しめるのは、悪くない気もする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 08月

 電映を観てると、

 欧米では、誰かが作った右翼・左翼の思想戦が繰り広げられている。

 いったいどこのどいつが、人類を、お前右な。お前左な。で分け、

 ポン! 

 で、殺し合わせる方法を考えたのか、

 まったくもって、度し難い蛮行なのだけど、偽ユダヤ金融資本主義は、人を狂わせる。

 偽ユダヤ資本が日本に潜入させた在日は、彼らの先兵で侵略者といえる。

 捏造して歴史観を刷り込んで日本人から歴史を奪い、

 出来合いの思想を押し付けて、共同体を奪い、

 政治・経済・軍事で無知化させ、

 射幸心と、退廃思想と、偏った思想で、日本人を狂わせ、

 日本人の良識を滅ぼし、嘘と盗みと殺しを喜ばせるように誘導し、劣化させることで、金の成る木の利権に味方する。

 不正腐敗と犯罪に躊躇がなく、秩序を乱し、金の力で社会正義を破壊する。

 奴隷政治家と。泥棒官僚と。乞食資本家と。台本読みの著名人しか現れず、

 彼らは、外国資本と連携しながら格差を作って、世襲し、日本語を奪い、

 特権層と、貧困増と、奴隷層を作って民主主義を踏み躙り、

 反発を利用し、共産主義で独裁し、労働者を奴隷化する適当な方法なのかもしれない。

 そう、人類は、右と左以外の選択肢はなく、

 資本家と共産党のために、憎み合い殺し合えばいい的な。

 とはいえ、敵の存在と、敵の動機に、気付かないとわからないのだけど、

 この時代の日本人は、未来の日本人より、利己主義でもないし、拝金主義でもないし、

 見ざる聞かざる言わざるの権威主義というわけでもなさそうなので、大丈夫かもしれない。

 

 

 

 

 扶桑でも剣術の腕前を見せないといけない、

 一応、武士の家系ということになってるし、北辰一刀流で21歳適正合格者なのだけど、

 武士と認めさせるには、どうしても実演が必要なんだよね。

 やれやれ、

 てなわけで、かなり手強い相手と打ち合ってる。

 にゃろう 負けさせて、恥をかかせようとしてるな。

 

 

 

 

 創巧社は、ローリスク・ローリターンのカモメ機の生産が中心で、

 更新は 百改 に達し、販路を世界展開させている企業だった。

 安全性、経済性が優良で、コストパフォーマンスも群を抜いている。

 同系等の機体で、ライバル企業は存在しない。

 あと、極寒向けの開発製品を増やし、洋上風力発電や潮汐発電も手掛けている。

 そして、扶桑の工業製品の5分の1を占めている。

 ちなみに創巧社も、綾波宗主と、初代時司の意思を継ぎ、人型カラクリ関連と、バイオ関連の企業を抱えている。

 猿の脳を溶液に入れた機械が何らかの動きを見せている。

 血液と酸素を送り込めば脳は、働くのだけど、神経系連動させるのが難しいらしく、

 脳が痛みを感じているのか、かゆみを感じてるのか、わからないという・・・・

 

 

 

   

 

 

 

 

 09月

 壁の前に群衆が集まり、テープカットが行われ、シャッターが上がっていくと、完成したばかりの地下空間と繋がる。

 観葉植物園と、水族館と、動物観の区画が一定の間隔で作られ、人の目を楽しませてくれる。

 地下街の左右の店は、商品を並べ、来客を待ちわびている。

 日本からの夏季期間工が毎年のように訪れ、そのたびに、扶桑の地下街は、広がっている。

 

 

 日本に帰る前に英会話を見ながらカナダを越えて、アメリカに入る。

 旅券と入管手続き書類を見せると、あっさり入国できた。

 随行員とカメラクルーとも合流して一緒だ。

 ちなみに、日本と同じように観光コースがある。

 観光コースから外れることもできるけど、日本人用インフォメーションが弱くなる。

 ワシントン州は、既に日本の電話・電音・電映網が広がっていて、

 日本の建設業者が建てた200m級高層建築がある。

 高層建築の大半は、商業用高層建築で、農業用高層建築は、研究用の数棟のようだ。

 まぁ アメリカは、国土が広くて農地は多いし、

 日本が、石票が国会の議決権になっていなかったら、本来、割が合わないのかもしれない。

 高層建築の9割は、アメリカの金融資本か、資源メジャーが押さえている。

 アメリカ資源メジャーは、日本に資源を輸出するだけで、お金を使うことなく、高層建築を建てられ、

 利権で格差を作れるのだから面白くて仕方がないのだろう。

 一応、建設費を払ったことになってるけど、資源の輸出と対で、高層建築が建ってるので、紙幣が動いていない。

 なので、持っていないはずの紙幣を持っていることにもできた。

 そして、高層建築の回収力は、そこそこあって、

 十字軍戦争で国民にばら撒いた金を無理なく回収する手段で悪くなかった。

 そして、その気になれば価格競争で、いつでも中小農家を潰せる状態にしておきたいのかもしれない。

 アメリカの格差を広げる片棒を担いでるようでも、

 日本に大量の資源を供給させるための方法でもあるし、仕方がないのかもしれない。

 日本人旅行者もいるけど、侵略国家アメリカは、嫌われている。

 それでも、高層建築の対価で、居住権を持つ利権代理人の日本人も少なくない。

 ていうか、日本の着流しとか、和服を見るとなんとなく、微笑ましい気もするね。

 そうそう、ラジカセとウォ×クマンの売れ行きはいいようだ。

 あと、裕福な家庭は、日本の電話・電音・電映があって、マウスも使われている。

 アパッチ族とスー族も市民権があるような気がする。

 道路を見ると、自動車の3分の1は、日本製のようだ。

 ワシントン州からオレゴン州に南下すると、富裕層が減少し、親日から反日に空気が一変する。

 たぶん、座して、世界の情報を仕入れることができるワシントン州に集まり、

 その波及効果で経済的に豊かだったのかもしれない。

 オレゴン州で、暴力を受けるわけではないが、日本に無知な人間が多く、

 日本の高層建築が建つほど、格差が広がっていると直感している人間が多い。

 それは事実だ。

 日本の電話・電音・電映網がワシントン州からオレゴン州に伸びてくる。

 そして、全米に広がっていく、

 それなのに、雇用も所得も増えていないのだから腹も立つのだろう。

 もっとも、富裕層の移動が始まってからの経済波及効果なので、富裕層のワシントン州とラスベガス集中は、なくなる。

 それは、それとして、この世界のアメリカは、広大なインディアン自治区があることで、西部開拓が終わっていない。

 そして、ヒスパニック系と、ドイツ系がインディアンの殺戮に否定的だったことも大きいようだ。

 早い話し、古きアメリカを残している気がする。

 轟音が聞こえ、空を見ると、F100スーパーセイバーが通過していく、

 

 

 カリフォルニア州に入ると、少し豊かな気がする。

 たぶん、油田が多いことと、アジアとの貿易が多いこと、

 日本が建設した高層建築が多く、器の分だけ、従業員の雇用に繋がったのかもしれない。

 スペインに近い感覚かな。

 ていうか、高層建築が多いということは、利権代理人の日本人も多いということで、

 日本人も多いようで、和服が目立つ、

 というより、日系産業が大きいのか白人も和服を着ていたりする。

 白人と日本人のハーフの議員も和服を気に入ってるらしい。

 「霧島さん。どうです、アメリカは?」

 「格差を広げるために、戦争したいと考えてるような気がしますね」

 「ま、まさか、そんなことはないですよ。東南アジア戦争で一部支援しましたが大損でした」

 「東南アジア戦争で支援したお金は、幾らほどですか?」

 「5000万ドルほどです」

 「そのお金が、誰かのポケットに入ってるわけです」

 「そして、不足分は、国民から税金を取られ、誰かのポケットに入りますな」

 「「「「・・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 「あと、戦争でアメリカに負けると、属国にされ。国民も奴隷にされそうですな」

 「あはははは、アメリカは、民主主義で、近代的な国です。そんな、紀元前のような王国のようなことはしませんよ」

 「しかし、タイ王国と、アチェ王国が負けていたら、巨大利権がアメリカに転がり込んでいたのでは?」

 「まぁ そういう可能性は、あったかもしれません」

 「しかし、日本製の戦闘機と、戦車と、対戦車砲と、潜水艦に負けましたし」

 「我々は、ケンカに勝っても、負けた相手を必要以上に、貶めたりしない」

 「仮に、アメリカが戦争に勝ったとしても、他国を属国にしたり、奴隷にだなんて・・・・」

 「そうですかね・・・」

 視線をレストランの外の黒人に向けると、黒人差別が相変わらずというか、酷い気がする。

 おかしい、米西戦争と、十字軍世界大戦で黒人と妥協したと思ったのに、違うのか。

 あと、支那人と朝鮮人への差別もあって、まるで、奴隷のように扱っている。

 というより、祖国から売られてきたのだから、死ぬまで働かされる。

 ていうか、トイレと食堂は、別で。公共機関も人種で色分けされている。

 「あ、ああ、彼らは、未開人で、人間ではなく、猿みたいなものです」

 「日本人とは全然違う生き物ですよ」

 「なるほど・・・・自分で貶めなくても、ほかの人間い貶めさせればいいわけですな」

 「「「「・・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 比較的に人間らしい生活を送れているのは、白人との混血くらいだろうか。

 ちなみに、和親条約上、日本人旅行者が事故や事件に巻き込まれると、来年の観光人口が減少してしまう。

 警官だと、減俸されかねない。

 そして、何度か、痛い目に遭ってるので、随行員とは別に、警官が遠巻きに取り巻いている。

 

 

 

 ネバダ州のラスベガスに立ち寄ると、

 砂漠のど真ん中に250m〜300m級高層建築が密集して建ち並んでいる。

 砂漠なので、農業用高層建築も多い。

 資源を売って、街一つ建設して、その街を支配するとなると、あがりは、幾らになるんだろうな。

 ちなみに利権代理人の日本人がサービス業をやってるので、収入が多い。

 支配者マフィアと、日本人は、相互不可侵協定を結んで、安全が脅かされないようだ。

 電話・電音・電映網のおかげか、日本に親近感を持ってる者が多く、

 人口に占める日本人の占める割合はアメリカ最大で、城郭神社仏閣まであって、日本語の看板も多い。

 その気になれば、日本にいるのとあまり変わらない生活が送れ、

 リトル京都と呼ばれている。

 リトル京都がカジノ街というのは、面白くないけどね。

 

 

 

 

 さらに南に行くとメキシコに近付くのか、警官が増え、

 さらに南に行くと、軍人が増えてしまう。

 アリゾナ州に行くと、警官と軍人が多いので、戦争が近いのかと勘ぐってしまいそうになる。

 たぶん、日本と戦争になるより、メキシコと戦争になる確率が高いと考えてるのかもしれない。

 アリゾナ州は地震が少ないのか、250m級高層建築で、

 テナントの資源メジャーの代理店がえげつない商売をしてる気がする。

 といっても、イスラエル親衛隊が半分くらい占めているので、日本の都合のいいような政策も通過している。

 ニューメキシコ州もメキシコと国境を接しているせいか、アリゾナ州と似ている。

 52t級M48パットン戦車が列を作って移動している。

 日本の50t級97式戦車と同等扱いされているけど、密林の東南アジア戦争だと、射撃距離が近く、

 52t級M48パットンが38t級95式戦車に撃破されている。

 幾ら更新されているとはいえ、むかしの戦車に撃破されたショックは、大きいかもしれない。

 そして、メキシコ軍には、38t級95式戦車だけでなく、50t級97式戦車も配備されていた。

 アメリカ軍が対メキシコ戦を意識するのも頷ける。

 

 ちなみに、アメリカ軍もカモメ機を軍用に改造したものを使っている、

 何度か、アメリカ製の軽飛行機に切り替わってるらしいけど、カモメ機ファンの士官が後を絶たず、

 ライセンス生産にしたり、カモメ機に戻したりを2、3回繰り返してるらしい。

 

 

 

 

 

 10月

 テキサス州に入ると、石油メジャーが強いのか、高層建築が建設されている。

 それも300m級高層建築だ。

 アメリカ石油メジャーにしたらお金をばら撒いて、高層建築を建設するより、

 石油と交換に高層建築を建設する方が、石油高騰に繋がり、懐が温まる効果もある。

 そんなわけで、日本人が歩いていたりする。

 やれやれ、アメリカと、戦争になったら、どうなるんだろうな。

 前途多難、

 

 

 しかし、日本のゼネコン抜きでも必要な高層建築を建てられるアメリカ資本は強い。

 これが後進国だと日本頼りの公共投資と設備投資になるのだからえらい違いだ。

 でもまぁ 日本の高層建築で生活すると、

 メンテナンス費用が数倍も大きくなるアメリカの高層建築で生活するのは辛くなるかもしれない。

 テキサス州は、アメリカ製自動車が多いような気がする。

 

 

 

 

 11月

 カモメ機でニューヨークに飛んだ。

 3回ほど飛行場に降りて給油したけど、広い国だ。

 別に見る価値がないわけじゃないけど、時間が惜しいし、東海岸が、どうしても、気になる。

 巨大な高層建築が並んでいるけど、

 地元の建設会社の圧力が大きいのか、日本が建設した高層建築は、2、3棟らしい、

 日本の商館港があるので、取引は、徐々に増えてる。

 日本人とわかると、アメリカ人は、いろんな表情を見せる。

 東南アジア戦争で勝つと思っていた兵器がことごとく、日本製兵器に敗北したのだからショックが大きいのかもしれない。

 しかし、多くのアメリカ人は、対日より、国内問題が重要で、

 徐々に格差が広がってることに気付いてるのか、表情が硬いようだ。

 

 

 

 おれ、30歳のおじさんになってるけど、男盛りだし、

 チャンスがあれば、美人とやりたいけど、何回か、機会がありました。

 そうそう、綾波の直系の子孫でワンエイスを紹介されたときは、ちょっと、驚いたね。

 若気の至りだぜ、

 アメリカ人でもさ、直系だと、親近感がわくし、血は水より濃いぜって、気もする。

 

 

 

 

 

 

 12月

 東海岸で、市役所の職員、学校、警察署、軍隊、貧民街、売春宿、孤児院、歴史館を見て回る。

 アメリカ人のモラルと格差を確認するのに適当な場所だし、カメラクルーは面白がって、カメラを回している。

 しかし、英会話は苦手だ。

 まだ、スペイン語の方が話しやすい。

 ちなみに、随行員とは別に、日本のイスラエル親衛隊もいて、別行動をとってる。

 なにやってるんだか。

 ていうか、おれを隠れ蓑にして、何らかの折衝をしてるのかもしれない。

 そいつらは、観光コースから外れて、ほとんど戻ってこない感じ。

 

 

 朝鮮人が日本人に成り済まして犯罪を繰り返し、日本人の評価を下げさせている。

 アメリカ警察の内情を知ると、同胞の犯罪を密告し、陥れることで、警官に手柄を立てさせ、

 警察官との信頼を勝ち取って、弱みを握ると、

 今度は、自作自演の犯罪劇で、アメリカ人を陥れ、

 その後、警察との伝手を利用して、アメリカ人を助けるなどして、政財界との結びつきを強めている。

 アメリカの政官財との結びつきを強めると、

 今度は、分断工作を繰り返し、政敵を陥れたり、贈収賄を繰り返して、

 各分野区で地位と財産を確立していく、

 そして、日本の高層建築は、欠陥建築と言いふらし、電話・電音・電映網は、百害あって一利無しと、必死に訴えている。

 それでもイスラエル親衛隊が日本を支援してるし、

 日本を観光したアメリカ人が増えるほど、日本の味方が増えた。

 問題は、朝鮮人の素行が悪すぎて、嫌われつつあることだろうけど、

 偽ユダヤは、自分たちの悪行を逸らしてくれる朝鮮人が好ましいらしく、

 逆に善人は、南ユダ系タルムード派の悪事を浮き立たせるため邪魔な存在といえた。

 そんなわけで、朝鮮人は、反日を続ける限り、アメリカの影の政府から御目溢しされ続けている。

 

 

 

 

 

 ニューヨーク港は、なんともレトロな街並みが広がって、それが、雪に覆われている。

 クリスマスソングが流れているけど、日本より静かだ。

 たぶん、ドイツ系が多いからかもしれない。

 というより、時々 ドイツ語を耳にする。

 第一次世界大戦が不発し、第二次世界大戦が不発すると、アメリカ国内でのドイツ人の地位は高いのだろうか。

 ゴシップ記事を見ると、

  “日本人が、マダガスカルで、亜日本人を育てて兵士を作り、世界戦争を画策している”

 すげぇ〜

 それ、正解だよ。

 もちろん、おれは反対だけどな。

 しかし、アメリカ合衆国アメリカ人そのものが亜イギリス人で、世界戦争の駒にしようと画策しているからわかるのであって、

 そうでなかったら、想像もしないだろうに・・・・

 

  80000t級ティルマン型戦艦 コネチカット

   全長297m×全幅33m×吃水9.98m

   180000馬力   25.2kt

     50口径457mm3連装砲4基  152mm砲単装21基   50口径76mm装高角砲12基

 80000t級ティルマン型戦艦は、予備役として残されているものの、

 航空機が戦艦を撃沈すると、戦艦の存在価値は低下し、

 

 ドイツが10万3346t級ヴァイセンブルク型戦艦2隻

    全長330m×全幅48m×吃水12m

    28万馬力  31kt  20000海里/19kt

    47口径480mm連装砲4基   70口径150mm連装砲12基

    70口径88mm砲20基      70口径40mm砲40基

    水上機10機

 を建造すると、世界最大最強の称号が失われ、

 日本が150mm核砲弾を装備するようになると、巨大戦艦は存在価値を喪失させてしまう。

 それでもまぁ 80000t級ティルマン型戦艦は、空母と違う迫力がある。

 

 そうそう、アメリカも59000t級フォレスタル型空母

  全長325m×全幅(水線39.50m/最大76.80m)×吃水11.3m

  260000馬力   34kt    12000海里

  艦上機85機

 も就役した。

 日米で空母戦ができるかもしれない。

 やりたくないけど、

 

 

 

 

  

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう)

 ロゼ・ティーナ(71)   露瀬 統司(53)  露瀬 千夏(51)  露瀬 陽介(48)

 智子(69歳)  時司 頼経(50)  直衛(48)  美智(46)  雪妃(44)

 

 時司史朗(ときつかさ しろう)  ⇒⇒⇒  霧島 高雄 (きりしま たかお : 30歳)

 

 霧島高雄(30)  香織(19)   翔太(1) 慶太(1)

 

  

 

 史実    8927万人

 戦記    428万0358ku    5億1514万人

   日本  46万6088ku   1億7480万人

   瑞樹  92万5915ku   1億4935万人

   扶桑  171万7854ku    1195万人

   フィリピン 29万9404ku   9596万人

   ナミビア・インド洋諸島・イスラエル 86万1259ku    9195万人

      スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ku

      ベネゼエラ トルトゥガ島 156ku

      コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ku

      ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ku

      ウルグアイ バラ・デル・シュイ 100ku

      メキシコ・グアテマラ国境スチアテ港 200ku

      チリ ファン・フェルナンデス諸島 182ku

    オスマン帝国領バルカン北部自治区100000ku

    オスマン帝国領コーカサス北部自治区156000ku

 

 

 

 

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第104話 1954年 『42年遅れの大正と、便衣浸透戦争』
第105話 1955年 『奴隷政治家と。泥棒官僚と。乞食資本家と・・・』
第106話 1956年 『利権が強くなるほど、嘘も大きくなる』