第31話 1881年 『北イスラエル王国親衛隊・・・』
ユダヤ暦5641年 皇紀2541年 安政27年
歴史の本が分厚くなりました。
ていうか、旧約聖書を勉強する国民が増えました。
古事記とか、日本書紀とか、とは、厚みがさ、桁違い、
あと、北イスラエルと、大和王朝に繋がる62年を組み立てるので、
歴史家総動員で証拠を集めて絶賛捏造かな。
それは、そうと、近代化にも質と量がある。
質を求めると科学技術が向上して公共投資が狭まり、
量を求めると科学技術が後回しにされ、公共投資が広がる。
質を求めたり、量を求めたりしながら日本の公共投資と産業投資をするのだけど、
過疎地だった場所に100万都市を建設していくようなもので、
相対的に権力と権威が薄まるというか狭まるので嫌がる勢力が多いのだけど、
やらないと、国力全体が伸びない、
ていうか、総人口6600万人とか、
1932年レベルの産業じゃないと困るってことなんだけどね。
1月
警視庁再設置
ブラームス「大学祝典序曲」初演(ブレスラウ)
憲兵設置
明治法律学校(後の明治大学)創立
明工舎(後の沖電気)創業
史実の両国大火(神田から出火し隅田川を渡り本所深川まで延焼、焼失10637戸)はなかった。
まぁ 細々とした火事はあるけど、道路を広げてるし、
公園を増やしてるので、延焼は、多くても数百軒で止まる。
あと、おれの作った会社が建てた建物があると、そこで延焼を押さえらえる。
おかげで、瑞穂建設は、開発以外でも利益を上げてる。
だけど、ジオポリマーを嫌う勢力があるし、
独自技術を持った藩営建設会社とか、独立資本系の建設会社も増えてる風、
おれが、格差を広げる国債発行を渋っていたら、
幕藩連合議会は、バラマキを一月5000文に増やすことで了承した。
それくらい増やさないと、拡大する行政で赤字になるらしい、
利権屋は、ばら撒くなら均等でなく、地租税分横瀬みたいな感じで、
格差が縮まると、ぶすくれている。
でもこいつらの言うこと聞いていたら格差が広がりすぎて、弱者から殺されるし、犯罪が増える。
まぁ 地租税を払う力がないなら、土地を売れって、ことだ。
政敵の孫娘の結核を直してあげなければ、あと、2、3年は、もつれたかもね。
兵器工廠
アメリカから買ったオイルで鉄鋼を洗いながら、
清国から手に入れたタングステン刃で鉄鋼を削り、
ナミビアで掘り出した工業用ダイヤモンドで鉄鋼を磨いている、
陸軍海軍とも兵器工廠で大砲を製造している。
日本人が陥りやすいのが、手段の目的化で、戦略性を失いやすい、
国防も国家と国民を守るための手段であることも失念する。
ていうか、利権屋と戦争屋が捻じ曲げてるのだけどね (笑
それはともかく、必要な規模の国防戦力があるわけで、怠るわけには行かない、
今のところ、国防費は、GDPの3〜5パーセント内に押さえ込んでるわけど、
欧米列強に比べて、特に遜色がない、
それは、それだけ、産業規模の分母が大きいってこと、
ていうか、今のところ、日本に侵攻作戦ができそうな国は、存在しないし、
北イスラエル継承問題で腹を立てたとしても、足並みは揃えられないだろうし、
近代国家な島国に上陸作戦ができる国なんて、今のところない、
それは、それとして、兵器なんだけど、
海軍は、プラットフォームと重量制限の関係で、高品質を求めるし、
陸軍は、数は力ですぜ。というわけで、費用対効果が優先される。
まぁ 品質はともかく、規格だけは合わせられる。
この時期、45口径砲の開発製造が進んだのは、
欧米列強の冶金技術が向上し、口径が25口径に近づいたからで、危機感の現れといえる。
口径が大きくなると、砲身命数が少なくなって、演習とか減らしたくなるのだけど、
まぁ 主計泣かせな大砲を作ることになった。
でも、日本の冶金技術は、世界一だしね、
ちなみに鎮遠と定遠の建造が始まるので、
45口径300mm砲と45口径200mm砲を開発製造してるよ。
大砲を載せる10000級高速戦艦も建造するけど。
軍艦は、コンパクトさに欠けるけど、マスプロ化とモジュール化を進めている。
修理が早いからだけど、
海外地でも軍艦同士の機材の流用ができるので、有利。
あと、そろそろ、前弩級型の軍艦らしい軍艦が現れる頃かな。
機帆船より懐かしく感じるのは、日本海海戦のおかげだろうな。
日本は、背負式の弩級戦艦に改装できるよう細長タイプで建造するけど、
外国の真似したい一部の藩にブツブツ言われてる。
別に真似しないってわけじゃないけど、
デブ軍艦は、燃料効率が悪いんだよ。
日本は燃料の自給率が低いんだからさ、
なるべく、外国依存を減らして、省エネな軍艦を建造しないとダメだろう的な。
だけど、ニューカレドニアのおかげで、ニッケルをたくさん使えて、超強い装甲を作れる。
それに水上艦より、潜水艦がいいよね。
ちなみにイギリスは、10880t級装甲艦インフレキシブルを建造してる。
18口径406mm砲2基搭載した変態型戦艦と言ってもいい奇天烈軍艦で、笑ってしまうけど、
2月
オッフェンバック歌劇「ホフマン物語」初演(オペラ=コミック座)
紅葉館開館
ロシア帝国・清間でイリ条約締結
今年の扶桑(アラスカ)越冬組は23000人になるらしい。
まぁ 地味に増えてるけど、結構近代的な城塞都市を建設している。
ちなみに史実だと、フランスの実業家、フェルディナン・ド・レセップスがパナマ運河を起工したけど、流れました。
なんていうか、北イスラエルの圧力ってやつ、
皇族は、ユダヤの首長みたいなものですから (笑
あと、瑞穂銅行金融方式というか銅本位制は、
アメリカ、イギリス、フランスからケチを付けられてましたけど、
ケチをつけられなくなりました。
ユダヤ教は、戒律があって、同胞から利息をとってはいけません (笑
しかし、家が大きく頑丈になって、耐震耐火に強いとさ、
金庫を置くから、利息のつかない銅行に金を預けなくなるんだよね。
そうなると銅行資金の財源は、一般家庭の預け入れが期待できなくなるし、
銅交換とか、バラマキとか、企業間取引とか、賃金の支払いとかが、運用資金になる。
利息をつけると、格差が広がるんだけど、声の大きいやつって、格差を広げようと必死だし、
政治圧力も行内圧力も相当なものになってる。
ちなみに紙幣取引量が増えてるのに500文紙幣と、100文紙幣が主流で、
1000文紙幣、5000文紙幣、10000文紙幣は、少ないかな。
最近は、滅多に見なくなってきている。
ていうか、錬成しても錬成しても、右から左に消えていくんですけど、
1kg分の札束とか、端た金みたいな。
どんだけの紙幣が流通してるんだよって感じ、
銀行利息作ったら、利息分を印刷しないと銀行の方が破綻するし、
利益率の高い既存の企業ばかりに投資することになる。
おれが死んだらどうするんだろうね。
日本の紙幣は、10の流れになっている。
01 瑞穂銅行 ←→ 幕藩連合政府(幕債)
02 幕藩政府(国債) ←→ 企業
03 瑞穂銅行 ←→ 藩(藩債)
04 藩(藩債) ←→ 企業
05 瑞穂銅行 ←→ 企業
06 瑞穂銅行 ←→ 個人
07 企業 ←→ 個人 企業 ←→ 企業 個人 ←→ 個人
08 瑞穂銅行 銅・ニッケル・アルミ ←→ 紙幣
09 瑞穂銅行 ⇒ 金融バラマキ(14歳以上の男子)
10 地租税10 ⇒ 幕藩政府5 + 藩5
幕府と藩の基礎税収は、地租税で、
基礎の金融は、14歳以上の男子へのバラマキで、
幕債と藩債より、バラマキを増やす方向で調整している。
バラマキを増やすと、相対的に庶民層が強化され、権力層が弱体化する、
比較的公平なので貸し借りでなく、国民の権利にすることができた。
バラマキは 消費 → 生産 → 新興企業 → 雇用 と増え、
成金は生まれやすく、既得権企業は、新興企業との戦いに勝つため天下りを受け入れられず、
下克上経済になりやすかった。
ちなみに幕債と藩債は、天下りと世襲が強くなり、既得権だけが強くなる、
特定利権への融資なので貸し借りだし、赤字幕債と赤字藩債が天文学的に増えるし、
国際のしわ寄せは、弱者に押し付けられるか、
公定歩合や利息を踏み倒すしかなくなる、
なんにせよ。天下りの温床になるし、世襲化し、階級社会になるので嫌だ。
最近、所得税が話題になるのは、収入もないのに土地を売りたがらない奴がいるから。
高収入所得者から貰おうって感じの勢力、
いやもう、採算割れしてるなら、売るか、寄付しろよって感じなのだけど、
先祖伝来の土地だかなんだか知らんけど、抵抗が強いね。
でも、負けるもんか (笑
3月
第2回内国勧業博覧会開催(上野公園、 - 6月30日)
第20代アメリカ大統領ジェームズ・ガーフィールド就任
ロマノフ朝第12代皇帝アレクサンドル2世が暗殺される。翌日アレクサンドル3世が第13代皇帝に即位。
東洋自由新聞創刊(主筆中江兆民)(4月30日廃刊)
第一次ボーア戦争: 停戦協定
ルーマニア王国成立(初代国王カロル1世)
ハワイ王国のカラカウア王が世界一周旅行の途中に訪日
日本でタルムード禁止。
皇族が北イスラエルを継承していると認めると、
案の定、キリスト教国家。イスラム教国家。南ユダ諸派が、騒ぎ出した。
皇族は、イエスキリスト処刑と関わりのないユダヤ王族として、世界宗教界のトップに君臨し、
世界からイエス・キリストが神の子か否かの最後通告を突きつけられた。
返答しだいでは、キリスト教圏を敵にし、南ユダ諸派を味方に回すか。
キリスト教圏を味方にし、南ユダ諸派を敵に回し、
どちらにせよ。東洋に北イスラエル王国が復活なら、
欧米列強は、キリスト教徒を取るか。白人を取るかで、割れる。
白人至上主義は半壊するけど、
北イスラエル王国親衛隊を組織できるかも、
子供たちを、神社の祭りや会社の会合とかに代理で出した。
あと、代理とかじゃなく、下っ端で出すと、
上がどういう人間なのかよく見えるので、都合がいいこともあるので、たまにやってる。
なんとなく、ユダヤ教が浸透してる節もあるようだけど、
神社の行事は、基本的に変わらない、
この時代、公武閨閥とか、神社仏閣とか、庄屋・名主とか、師弟とか、会社の結束が強い、
それはそれとしていいのだけど、逆に言うと排他的。
ちなみに電話・電音網の施設で、離島とかの家と土地を買ったけど、
特に排他的で、どうしよう。みたいな。
新領地も過疎に近いので、おれが突然現れると、目立つだろうな。
若返ったおれは、綾波の庶子という立ち位置なので、コミュニティ作りで苦労しそう。
こういう時、金権社会が強いと都合がいいのだけど、
そうじゃないので、困るわけ、
4月
大英自然史博物館開館
ロシア帝国でエリザヴェトグラードからポグロムが始まる
会計法制定
長崎で外国人たちが騒いでいるらしい。
宗教戦争なんて、三十年戦争(1618年〜1648年)で終わってるはずだけど、
北イスラエル継承族が東洋に出現し、それが日本で皇族を構築してるのなら、
イエスキリストは、神の子か、否かで、皇族の意見を賜りたいらしい、
ええぃ 嫌な予感が的中したけど、
すぐ、返答する必要もないだろうに、
審議中ということにして、時間稼ぎすることにしたよ。
なんにせよ。
王朝の継承と、ユダヤ教の継承は、別なのだから、
旧約の本筋が現れたことで、
新約は、動揺するし、
イスラム教でさえ、事のなり浮き次第で、親日か、反日で分かれる。
長崎で手に入れた外国の新聞を見てると、
豊臣秀吉が朝鮮征伐で朝鮮人を虐殺し、文化を全て破壊したとか (笑
こいつら被害者ぶってるけど、1592年と、1598年の事だろう。
283年前だろうが、ネチネチネチネチと・・・・
どんだけ、根深いんだよ。
あと、倭寇の被害が900回とか (笑
数えたんかい、
ていうか、朝鮮山賊を倭寇にすり替えたんじゃねぇの
てか、永続中華の属国から解放されて、
現在進行形で、イギリス軍、フランス軍、アメリカ軍に侵略されて、民族浄化されてるのは無しか?
まぁ 英仏米も自分たちで虐殺し、日本に責任転嫁で、対日欧米十字軍とかやるつもりかね。
負ける気しないけどさ、
5月
セメント製造会社(後の小野田セメント)設立
チュニジアがフランスの保護国となる
全米テニス協会創立
東京職工学校(後の東京工業大学)設立
関門海峡が開通した。
お歴々が参加して開通を祝う。
さすがシールド工法は、早い。
施工が済むまで、もうしばらく不通だけど、時間の問題だから、
このまま、シム日本シティで、日本と、扶桑と、瑞樹と、ナミビアを開発するんだ。
本国は、東洋の最果て、海外地も辺鄙な場所だけど、
北イスラエル継承騒ぎで、皇族は選民かもって思われてるし、
列強に攻撃されにくいと思われ、
日本人は、北イスラエルの継承問題で浮き足立って、聖書を読んでるみたいだけど、
弥生人とユダヤ人は、どのくらい混ざってるんだろうな。
日本語とヘブライ語の相関から、10対1くらいの割合で混ざってるのかね・・・
「綾波。イエスキリストを神の子と認めたほうがいいのか。認めないほうがいいのか」
「公表しないほうがいいと思います」
「ですが、非タルムード系の南ユダ諸派を取り込んで迫害から逃れさせるべきでしょう」
「なるほど、それで、南ユダ諸派も立ち位置を守れるなら。穏便に済ませられる」
「それに皇族は、南ユダ諸派の力を手に入れられるかもしれませんね」
「・・・・・」
「ですが、それには、もう少し、ヘブライ語人口を増やさねば、話しになりませんし」
「国民が、聖書に無知でも困りますな」
「そ、それは、そうかもしれぬが、それでは、日本が日本でなくなる」
「外交戦略に必要な程度ですよ」
「一度、パレスチナを領有し、南ユダ諸派に引き渡す必要があるかもしれません」
「なるほど」
「ですがオスマン帝国は、パレスチナのユダヤ人に穏健な待遇をしてます」
「あまり強硬なことはしないで、世界情勢が変動するまで、現状維持が好ましいでしょう」
「なるほど。それはいつごろか?」
「世代が変わったっていいじゃありませんか。ダラダラやっていけばいいと思いますよ」
「そ、そうだな。わたしの代でなくてもいいのだな」
「ええ、ただ、白人系ユダヤ人は、欧米列強に巣食ってる寄生虫で」
「戦争するほど自動的に金が転がり込みますし」
「独自のシナリオで我田引水する力を持ってます」
「海外に植民地を作ろうとしてるのも彼らの資金ですし、アヘン戦争も彼らが起こしたもの」
「朝鮮と清国に足場を作ってる政策も、彼らの力ですよ」
「それは怖いものだ」
「彼らの口車に乗らないことです」
「日本も攻撃されるのではないか」
「戦争しても日本が勝ちますよ」
「ただ。戦争すると将軍の力が増しますし」
「この海底トンネルのような公共投資と産業投資が進まなくなるので、避けたいですがね」
「あと、朝鮮人と中国人は、選民殺しですから、あまり近づかないほうがいいでしょう」
「なるほど・・・・」
仕事で立ち寄った筑紫藩で、たまには娘や孫たちと水入らずにって、
おれは、娘の佐奈(20)と孫2人と、乳母と、喫茶店に入った。
なんていうか、気を使われる方が照れるし、
孫息子3歳と孫娘2歳は、結構、可愛い、
喫茶店 “文明開化”
海外料理研修と、農業用建物と、冷蔵庫と、鉄道のおかげか、
パフェが食べられる。
それも、メロン、リンゴ、梨、みかん、苺が乗って、季節感がデタラメ。
新聞を見ると、
サラワク王国で暴動が起きたらしい、
サラワク王国は、イギリス人王で国交ないし、手が出せなかったけど、
どうやら、ブルネイの華僑経由で武器弾薬が流れ込んだ節があるみたいだけど、
おれ自身は、関与してない。
ていうか、気前よく武器を流してると、おれが関与してないことも起こるんだろうね。
今どうなってるかわからない、
白人王が殺されてたら、日本も干渉できるかもだけど、
生きてたら、暴動は鎮圧かな。
「また、新聞を見ながら仕事・・・」
って、娘に睨まれちまったぜ、
いや、嫁いだ20歳の娘とか、どう接していいのかわかりません、
知っている人がいたら教えてください (笑
「元気してるか」
「もう、お父さん、相変わらずね」
「あはははは」
「よく、それで、国家を動かしてるわね」
「有力者の調整をしてるだけだよ」
「それにしても、庶民の味方ばかりして、お義父様が怒ってたわ」
「庶民にばら蒔いた方が、努力している者が実入りがいいし。武士階級も負けまいと働くだろう」
「旦那様は、庶民が消費して、我々が回転車を回し続けなければならんって、ごねてるわ」
「いいじゃないか。左団扇で寝て太るより、庶民から好かれる」
「そうかしら」
「そうでなければ、こんなに建物が建つわけないだろう」
「・・・確かに、増えてるわね」
「お前が生まれる前は、なかったんだぞ。博物館で日本の写真を見てくるんだな」
「こ、この、パフェは、なかったわね」
「そうだろう。そうだろう」
「なにか、旦那様に、内々に伝えることはある?」
「いや、話し合ったことで進めていいよ」
「そう・・・」
「家に帰りたいか」
「少し懐かしいだけ、柱の傷は残ってるかしら」
「そういや、誕生日のたびに身長を測ったっけ」
「お父さんがやったのは、3回だけよ。ほとんど家にいなかったじゃない」
「そ、そうだった」
ちょっと、懐かしい気がした。
6月
セルビアがオーストリア=ハンガリー帝国と通商条約を調印
最近、海外翻訳モノの本が増えている。
日本人は、発音が下手なので、文章解読から入るパターンかもしれない、
逆に日本の娯楽本の翻訳が海外に輸出されてる。
これで、おれが無知な分野が、埋められていくはず、
なんとなく、バルカンが騒がしくなりそう。
史実だとセルビアはオーストリアの保護国だけど、
オスマン帝国が強すぎるので、通商条約で精一杯だったらしい、
バルカン半島を巡って、
オーストリア=ハンガリーと、オスマン帝国が睨み合うことになるかな。
ブルガリアのバルト(3000ku)と、グルジアのバトゥミ(3000ku)が巻き込まれなきゃいいけど、
戦争なんてしたくないよ。
それはそうと、バルトとバトゥミに色の白いユダヤ人がたくさんいる。
一応、北イスラエル系日本人と、南ユダ白人ハザール系ユダヤ人って関係になるのかね。
日本自治区の中にユダヤ人自治区を作ってるけど、
商売上手らしく、白人美少女も彼らが連れてくることが多いようだ。
一体どこから連れてくるんだろう、みたいな。
7月
アメリカ大統領ガーフィールドが背後から銃撃を受け重傷を負う(ガーフィールド大統領暗殺事件)
明治生命創業(日本初の生命保険会社)
ビリー・ザ・キッドがギャレット保安官に射殺される
アイルランド土地法(1880年法)成立
チリ・アルゼンチン間で国境条約締結
開拓使官有物払下げ事件
朝鮮半島に入港したアメリカ、イギリス、フランスの船が何やらしている。
朝鮮半島の風景とか、白人が何をしてるのかとか、撮らせた写真を買ったけど、
たぶん、アメリカの西部開拓みたいなことかな。
ていうか、写真を見るとインディアン以下の生活なんで、気持ちはわからんでもないわな、
そんなわけで、朝鮮魔族が助けて欲しいと親書が届いたのですけど、
こいつら助けると、将来、在日マスメディアに日本と、日本人を貶められるし、
不倫とか、離婚とか、倫理観喪失とか誘導させられるし、
内情知られると、日本の家族を破壊されるし、隣人と仲違いさせられるし、
嫌がらせで商店を潰されるし、強請りたかりと詐欺で企業を潰されるからさ、
朝鮮魔族と関わりたくないし。白人世界と事を構えたくないので断りました。
もう、親書は握り潰して、東アジア博物館に寄贈しました (笑
そうそう、オーストラリアのアボリジニーに銃を渡すルートを確保できました。
面白半分に原住民狩りをしていた白人は、突然、撃ち返されて大騒ぎだっだそうです。
あと、瑞樹で訓練した現地部隊をオーストラリアに送って上げました。
頑張れ、アボリジニー、応援するからな。
8月
第一次ボーア戦争: プレトリア協定締結
第1回全米シングルス選手権(後の全米オープン)開催( - 9月3日)
過疎地に線路を通して
区画整理、上下水道、電話電音、送電線は、完備した都市計画を建設していく、
設計主義で作っていくと失敗することが多いけど、
既に成功している街を模倣することが多いかな。
雇用を作ってるし、人が根付いてコミュニティ形成されるまで根気よくやるつもり。
しかし、ただでさえ、農業用建物で家族内自己完結型が増えて、
人の声を声を聞くのは、電音で、
隣の農家は、競争相手という意識が強まって、コミュニティが薄れて来てるし、
村意識が薄れるのって、時代の流れってやつかね。
新興都市とか、次男・三男坊文化ってやつが形成されやすくなってるけど。
ちょっと、浮いた感じがする。
やっぱし、田植え稲刈りで土地に根ざして共同作業やってきた社会と風紀が違うのかね。
白人美少女が働く喫茶店に寄ることが増えた。
いいよね。金髪の美少女。
日本語も少しずつ達者になってきてるし、
学校で勉強してるので、計算も早くなってる。
やっぱり、アラビア数字に切り替えて正解かな。
でも、21藩で温度差があって、先生にもよるけど、漢数字で数学やってる藩もあるわけ、
まぁ 藩の数だけ常識があるというか、
それとは、別に庶民の反発もある。
それが如実に現れてるのが、いま流れてる電音放送かな。
誰だって公平で正確で面白い放送を聞きたいわけで、
我田引水な仕様の多い幕営、藩営の電音は、石票を読むのに利用されるだけで、
ベクトルガッチガチな内容は敬遠されがち、
まだ、仕様の少ない独立資本系が好まれるし、
それ以上に仕様のない庶民放送が好まれる。
新聞の聴率表を見てもそれが明らかで、藩営の電音が低迷している。
最近、幕営とか藩営とか表立って言わなくなったし、
仕様を分割したり、緩めたりする藩営が増えて、聴率を回復させようとしてるけど、
一度、固定客がつくと、なかなかね。
そうそう、皇族の北イスラエル継承の話題が大きくなってる。
ぶっちゃけ、継承は、皇族だけに収まらない、
庶民だって、大なり小なり、ユダヤの血が混ざってたりするわけで、
聖書や皇族の話題が増えている。
9月
アメリカ大統領ガーフィールドが死亡
アメリカ副大統領アーサーが大統領に昇格
また、長崎に呼ばれちまったよ。
おれ、公共投資とか、産業投資で忙しいのに邪魔すんなよ。
各国とも長崎の区画に投資を繰り返して再整備してる。
あと、ローマ法王庁区画も作られてるし、
なんていうか、日本の皇族が旧約・北イスラエルを継承するとか、
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって、世紀の一時大事だから
表向き、国際サッカー大会が名目なんだけど、
試合なんかそっちのけ、
皇族の北イスラエル継承が問題になってるわけ、
最大は、イエス・キリストが神の子か否か。
次は、イエス・キリストが救世主か否か。ね。
同じようなことを聞いてるようでもキリスト教世界だと、大違い、
上は、神性の有無で。
下は、神の救済の成否なわけ、
あと、三位一体も絡んでくるかな。
もう、ただの東洋島国じゃなくなってるので、
この返答に失敗すると、
ていうか、どっちを選択しても片方を未来永劫の敵にしてしまうわけ。
いやぁ 宗教は怖すぎる。
てか、史実の日本が躊躇するわけだわ (笑
でも、もう、後戻りきかねぇ
ていうか、ナミビアに行くんだから早く終われ、
と思っていると、進化論について聞かれた。
そういえば、1859年に種の起源が出版され、進化論が話題になってる時代だったよね。
面倒なので、アフリカで生まれた奇形が生き残っただけじゃないの
て、言ったら、これが大騒ぎ、
この時期、進化論は、弱小なので関わらないほうがいいかもしれない、
10月
国会開設の詔(9年後の国会開設を約束)
自由党結成(板垣退助)
ボストン交響楽団第1回演奏会
OK牧場の決闘
なんか、すげぇ〜 酔ったぜ、
10000t級貨客船でも酔うときは酔うんだよな。
今回は、三男坊の晃司(17)が一緒だ。
こいつも酔ってるポイけど、気丈に腰の日本刀は外さない、
法神流で腕はいいらしい、
時々 剣術の型を練習している。
おれを守る気なのかね。
どうでもいいけど、
ちなみに廃刀令は失敗してるけど、電車への持ち込みの際は、箱入れが増えてる。
まぁ 藩営鉄道は、布巻でもいいとか、あるけどね。
貨客船は、船によって、まちまちかな。
過渡期ってやつだけど、帯刀権を失いたくない武士階級は少なくないよ。
ナミビアの海岸が近づくと、
砂の城が延々と内陸に向かって伸びてる感じが笑えるかな。
砂漠(リューデリッツ)港
降りると、熱射を避けるため、屋根の下に入りたくなる。
浚渫とか続けられていて、
屋根付きのドックが建設され水上艦だけでなく、潜水艦が3隻ほど配備されていた。
潜水艦は、秘匿兵器で、存在しないことになっていて、
守秘義務が課せられ、口外すると、罪に問われる。
ドームの中は涼しくて、水路があって、樹木とか作物が育ってるし、
生簀とか作られてるし、家畜も飼われてる。
砂の城っていうか、ジオポリマーで建設した城塞があって、
屋根付きの庭園が延々と広がって、もう、日本じゃないよね。
でも、入植と開発を進めた手前、一度は、来ないといけない場所かな。
太陽光熱発電があるので、屋根さえ作ってしまえば、開発が進みやすくて、
あとから開発したのに扶桑より人口が多い、
まぁ 欧米に向かう足場に必要な領土かな。
あと、欧米列強のアフリカ植民地化を防ぐための基地でもある。
ナミビアに運んだ武器弾薬をそれぞれ危ない場所に供給している。
なので、イギリス、フランス、オランダ、ドイツは、無理に植民地にしようとすると、出血が大きく、
投資に見合う成果が得られないとわかると退いていくかな。
あと、イギリス領ウォルビスベイ港を寄越しやがれ、
じゃなきゃケープタウンの黒人に武器渡すぞゴラって交渉もしてる。
いろいろ画策してるのだけど、三男坊の晃司(17)が神妙に聞いてる。
意外に戦略とか、外交とか、意識してるのかもしれない、
11月
フランス フェリー内閣総辞職。ギャンベッタ内閣成立
ナミビアの銅行に必要な紙幣を入れる。
莫大な海外地投資を、こっそり本国に資本を横流しして私腹を肥やす輩がいるし、
手抜き工事で、資金を本国に持ち帰る人間も少なからずいて、少しずつ目立ち始めていた。
引き締めたところで、それぞれ、面倒な事情があるのだろうし、後を絶たずなところもある。
しかし、ここは踏ん張りどころで、
ナミビア開発は、大西洋の欧米列強に圧力をかけられる。
ナミビアを失えば、欧米列強に対する圧力が失われ、
アフリカ大陸全体が列強の植民地に落ちるわけで、なんとしても
砂の城の社会基盤を安定させないといけないわけで、
昭和レベルの工業力のほとんどが教育・科学技術・公共投資・開発・産業投資に投入されている。
国防投資も必要なのだけど、今のところ、恐るに足らずだし、
北イスラエル王国親衛隊なる結社の拠点を世界中に作ってるけど。
ナミビアにも建設中、
名誉回復を望む廃嫡白人が中心になることが多くて、真剣にやってくれるかな。
そのうち、イエス ユアマジェスティとか。イエス ユア ハイネスとか。イエス マイロードとか。
聞けるようになるかも (笑
でも、組織作りが、ヤクザ形式の宗教とか、ちょっと野暮ったいぜ、
そりゃ鉄の組織にしたいけどさ、
北イスラエルは、神につながる本流の歴史なんだから、神秘性は、大事だよ。
あいつら、もうちょっと、センス良くやれないのかね。
せめて、盃は、ワインにしろや。
ちなみに、なぜ、ヤクザ、宗教、左翼が草の根の組織作りに長けているかというと、
飴と鞭の使い分けが妙に上手いし、
対象が下層階級だからなんだよね。
だからどうしても人情的で、主従的で、左翼的になってしまうし、宗教とかヤクザが仕切りやすいわけ、
ちなみに右翼は、中間層を取り込んで政策を動かそうとするので、愛国とか、軍国とか使いやすい、
戦争しようぜ、どうせ、死ぬのは、下層だし、みたいな。
未来の日本が、それで、焼け野原にされたんだけど、
アホ過ぎて、笑えん。
まぁ この世界の日本が、そうならないようにナミビアで準備するのだけど、
ご禁制なのだけど、スカウトした外国人がこっそり教育されてたりする。
しかし、ナミビアは、暑いぜ、
ていうか、いる間は、地下資源を探しとこう。
12月
ロサンゼルス・タイムズ創刊
褒章条例公布(紅綬・緑綬・黄綬・紫綬・藍綬・紺綬の褒章を規定)
陸軍刑法・海軍刑法制定
ナミビアの仕事が終わったんで、日本に帰るわ、
まぁ 帰りにインド洋の日本領にも立ち寄るし、
オスマン帝国、イラン、オーマン、ザンジバルとも交渉したほうがいいか、
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おれ 妻 千代 (40) 総司(24) 慶司(22) 佐奈(20) 晃司(17)
雁皮 高額手形・高額紙幣・株券 “鳳凰 ××××× 青龍”
紙幣
楮 “雉 10000文 松”
三椏 “竹 5000文 鶏”
綿・マニラ麻 “鶯 1000文 梅”
綿・マニラ麻 “桜 500文 雲雀”
綿・マニラ麻 “燕 100文 菊”
硬貨
銅・ニッケル 50文
銅・錫 10文
銅・亜鉛 5文
アルミニウム 1文
史実3664万人
戦記6603万人
第30話 1880年 『歴ヲタ謀略と、旧約の片割れ』 |
第31話 1881年 『北イスラエル王国親衛隊・・・』 |
第32話 1882年 『天約拝還と、コミケと、万歳と、』 |