月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

 第35話 1885年 『第15代将軍 前田・・・』

 

 ユダヤ暦5645年 皇紀2545年 安政31年

 江戸幕府が京都幕府となり、

 将軍も徳川家から前田家に移った。

 だけど、将軍推薦は、幕藩連合議会が握り、

 議会は、各藩の石高(石票)の合計で採決されてる。

 二条城の第15代将軍前田利嗣(26)は、諸藩の顔色を伺い

 野党票に石票が集まるのを防がなければならなかった。

 

 とはいえ、次の将軍候補は、おれか、薩摩藩だけど、

 人材的に伊予藩もその気になってる気もする。

 どちらにせよ。

 徳川家から他藩に将軍家が移っても、政策が継続できた事実が、

 幕藩連合政府を安定させ、国民を安心させる。

 気になるのは、官職でなく役職で、江戸時代を継承していることが多くて、わかりにくいことかな、

 

 

 

 

 1月

  世界初の虫垂切除術実施(米国アイオワ州)

  大日本除虫菊操業開始

  ハワイ王国開発支援

 

 

 総司(28)が学校で子供に教えたりする。

 先輩・同級・後輩繋がりで就職を斡旋したりで、

 教え子を自分の人脈にする事は、珍しくない、

 子供の数が著しく増えていたけど、

 教育は国力と藩力に直結するので、国と藩が負担する思想を植え付けていたし、

 文部省の仕事は、教材を作って、藩と協力して学校を建設することで、

 生徒数と、学力テストに比例して、補助金が支払われていた。

 もちろん、藩でも教材を作ってるし、

 教材は、誰でも買うことができた。

 教材が理解できるなら私塾とか、寺子屋で教え、生徒が増えたら

 推薦がなくても、学校の教室を借りる資格が得られた。

 自分で教材を作る教師まで現れ、

 陰謀論などが飛び出しそうだし、危ないカルト集団みたいな気がしないでもない、

 まぁ 利権の利益誘導とか権謀術数から陰謀が作られることもあるわけだし、

 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教とも最初は、カルトみたいなものだけど、

 国民の思考が単一思想で画一化してしまう方が危険で、

 何かのワクチンになる可能性も無きにしも非ず、って感じだ。

 あと学閥同士で論争しあってるようだし、

 唯諾々と座らされて教室を見るより、

 他学閥と論争するために勉強してる教室を見てるほうが良さそうに思える、

 まぁ そういうの、あまり、規制しても仕方がないのかもしれない、

 未来の日本だと、勝手に教材を作って教育するなってなるのだけど、

 教育内容が悪ければ、別の教師の下に生徒が流れていくし、

 藩か幕府が認可すれば、教科書として使えるようになるし、売ることもできた。

 西洋型の義務教育制度でなく、寺子屋や私塾から発達しただけあって、

 幕府・文部省。藩教育部。教師の三者で、どうしても教師が強かった。

 教師の人柄や実力や能力で、生徒数と生徒の学力に差が生まれた。

 師弟人脈が藩外に伸び、

 電話電音網とともに神経組織のように日本全国に広がり、強力な学閥組織を構成していた。

 未来の教師なら、そんな生徒いたっけ、なのだけど、

 この世界の日本だと、師弟人脈が強いほど、社会で成功しやすい、

 おれは、この状況を見るに付け、焦り始める、

 ちなみにおれの名目上の年齢は、54歳なのだけど、

 11年後に死ぬ予定なので、どういう形で若返ったものか、

 そして、どういう形で、師弟人脈に入っていくかで・・・・

 歴史改変しなければならないのだけど、

 個人的な事情で、あれこれ悩まされるのは、まぁ しょうがないよね。

 

 

 

 議会で、ハワイ開発支援をすることになって、建設隊を送り込むことが決まった。

 ちなみにカメハメハ5世(55)は、42歳で死んでたはずだけど、何故か、まだ、生きてるし、

 日本女性と結婚して、3子いる。

 一体、なぜ、だろう (笑

 欧米から受けたったものは、熱処理するように伝えてるし、

 ハワイ人口は、なんとか保ってる感じだ。

 まぁ 基幹産業とか作ってあげるのだけどね。

 アメリカ人が歯噛みしていたけど、

 ハワイ王国は、日本人よりアメリカ人の人種差別を脅威と思ったんだからしょうがないだろう的な。

 

 

 

 京府藩228万石

 大阪城は、雪化粧だった。

 鳥羽伏見の戦いとかなかったし、どさくさの火災もなかったので、

 中に入ると、木製のまま保たれている、

 本丸とか木製で再建されてるけど、

 目立たないように耐震・不燃工事とかしてるし、消防設備とかある。

 城は、攻城戦用で城下町以上に入り組み、

 どこに行くにも遠回りしないといけないので生活に不便で、

 その上、城塞砲の発達から防衛手段としての価値が低下していた。

 中小藩の統廃合が進むと、城郭の負担に耐えられず、

 ほとんどの藩が、観光資源として城を開放してしまう。

 そして、大阪城も時代錯誤と感じたのか、維持費の負担に耐えられなくなったのか、

 藩主は、市街地の政庁へ降りていった。

 これで、城に住んでるのは、二条城の第15代将軍前田利嗣(26)だけとなる。

 将軍といっても、幕藩連合議会の最大公約数的なバランスの上で、成り立っているので、

 徳川時代と変わらないし、

 前田将軍がいつまで将軍職で居続けられるのかも、幕藩連合議会次第だった。

 

 

 

 

 

 2月

  ビスマルクがドイツ領東アフリカ統治をカール・ペータースに認可

  マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒険」出版

  ワシントン記念塔除幕式

  ベルリン会議閉会: ベルギーがコンゴで、イギリスがナイジェリアで主権を確立

 

 

 オスマン帝国パレスチナ領サマリアの写真が届くと、

 日本風の神社が建てられようとしていた。

 日本とオスマン帝国は、良好な関係を築いていて、

 侵略性がなく、日本の資金が投じられるのならと、黙認していた。

 神社は、日本風なのに、

 内容は、ユダヤ教という奇妙なユダヤ神社で、目立ってる気がする。

 元々 北イスラエル王朝は、統一王朝時代の貧富の格差に耐えられず分離したせいか、

 イスラエル王朝を支えたユダヤ教に囚われたくない気質が強く、

 他宗教と混ざり合い、そのせいで、滅びたと考えられていた。

 その王朝が滅びたと思ったら、極東の島国で皇朝を作り、

 2607年振りに舞い戻ってきたように感じられていた。

 まぁ 時空を超えた奇跡の演出なのだけど、

 日本人の中にも北イスラエル王国を故郷と感じる国民も増え始めている。

 あと、南ユダ諸派も皇族に爵位を貰って相乗りする気でいるらしい、

 どんな未来になっていくのだろう (笑

 

 

 今年の扶桑人口は、33400人らしい、

 財政投資が強大なので、利権、天下り、世襲、閨閥、政官財癒着、不正腐敗の温床になってるけど、

 自衛できる基盤を作らないといけないので、もうしばらく継続するつもり、

 移民と自然人口増を含めると結構な増加率になってきている。

 日本の経済成長と、

 アメリカ合衆国の成長失速が続いてるので、

 ぶっちゃけて言うと、日米の国力は、大して変わらない、

 というより日本が勝ってる。

 嘘みたいな話しだけど、本当だ。

 でも、アメリカは、国土が大きく資源も多いので潜在的に大国になりやすく、油断できない、

 あと、アリューシャン開発も増やすよう誘導している。

 天候があれなので、小さな島で孤立しやすいけど、

 火山島なので、地熱スターリング発電をたくさん埋めて発電してるし、

 風力発電も大きいので食料の自給自足もしやすいようだ。

 

 

 

 

 

 3月

  AT&T発足

  第22代米国大統領グロバー・クリーブランドが就任(1期目)

  ギルバート&サリヴァン喜歌劇「ミカド」初演(ロンドン)

  ヤコブ・メッケルが陸軍大学校教官に着任

 

 

 

 アフリカ大陸植民戦争が起きてるらしい、

 日本が現地民に武器弾薬を輸出したからだけど、

 欧州列強がアフリカ大陸を植民地にしようと軍隊を上陸させた。

 なんか、ヤバそうなので、オーマンとか、ザンジバルの留学生を受け入れ、

 武器弾薬を売っているけど、

 イスラム教世界だし、人口の半分以上は、土人部族だからな。

 欧州の軍隊に力ずくでこられたら押し切られるよね。

 

 

 

 4月

  ゴットリープ・ダイムラーが水冷エンジンの特許を取得

  清・仏英米戦争: 予備平和条約調印

  専売特許条例発布(施行7月1日)

  ボストン・ポップス・オーケストラ創立

 

 仏英米軍は、北京と上海を火の海にして清・仏英米戦争が終わった。

 ロシアは、時勢的な理由からか、鉄道が届いてないせいか、

 満州支配を強めるだけにとどまっているし、

 日本は、海外地を守るため、仏英米と争うことを避け、

 石炭、鉄鉱石、希少資源の交易路を確保するだけかな。

 だけど、なぜか、清国で、扶清滅洋でなく、反日が (笑

 なぜだ (笑

 あと、朝鮮で日本侵攻が計画されてるらしい、

 

  

 5月

  工部省品川硝子製造所払下げ 

 

 自動車の行き来が増えて、

 5階建て、7階建て、10階建ての建ち並び、

 成金が雨後の筍のように増えている。

 車の輸出規制は、技術を教えてしまう結果になりかねず、

 外国車の設計図通り製造して輸出する政策をとった。

 日本で製造して輸出したほうが安く上がる貿易差益を利用したもので、

 外資は欲しいけど、技術は流出させたくないっていう折衷案になってる。

 バラマキのせいで、政官財利権の統制できない資本の流れが生まれてるけど、

 その多くは、民需を掴んだ者たちの才覚で、

 銅行にすれば、権力側の顔色をうかわず、

 経営者と企業の力と市場だけを判断して投資ができた。

 そして、成金が増えるほど、社会資本をさらに必要となるし、

 バラマキの増資が望まれてしまう。

 かと言って、無駄に刷っても、利権に泡銭のよう集まり、

 利益誘導に使われてしまう。

 もうしばらく様子を見よう。

 

 

 

 6月

  琵琶湖疏水起工

  清・仏英米戦争: 天津条約調印

  自由の女神像がニューヨーク港に到着

  大阪府洪水

  イギリスでソールズベリー内閣成立(1期目)

  サミュエル・ファーガソンが黒人として初めてアメリカ聖公会主教となる

 

 

 21藩も立ち位置があると、

 図書館に行くと百花繚乱に書籍が並び、

 新聞も電音も仕様がバラバラの意見が噴出している。

 未来の方が利益誘導で統制されているような気がするけど、

 この時代は、バラマキのおかげか、官に媚びず、歯に衣着せぬ輩が多い、

 派閥が多様多彩なカオスで収拾がつかないのだけど、

 なんとなく、面白いような気もする。

 しかし、金欠病の人間は少なく、皆元気にしている。

 未来の日本だと、金欠病で不況になってると、わかっているのに

 原因がわからないのに資金を投入しても無駄だという馬鹿教授が腐るほどいる

 むろん、紙幣を印刷しなくても財産税をかけて、紙幣を循環させる方法はあるけど、

 さらに経済を悪化させる消費税増税をかけようとするし、

 利権を守るために法人税減税するという悪循環をさせようとしている。

 愚かさ満点だけど、

 この世界の日本は、そうならないように誘導しないとね。

 

 

 7月

  専売特許条例施行

  ルイ・パスツール開発の狂犬病ワクチンが初めて人体に接種

 フランス海軍3487t級巡洋艦アレテューズ

  全長74.73m×全幅14.25m×吃水6.91m

  3200馬力   15.5kt

    28口径160mm砲4基   30口径140mm砲22基    37mm機関砲8基

 

 欧米列強の軍艦スペックが日本の軍艦に近づいてきてるような気がする。

 まだ、深刻じゃないけどね。

 その気になれば近代的な弩級戦艦を建造できるけど、その予算を開発に回してる。

 ていうか、潜水艦に力を入れたほうが、効率的な気がするね。

 

 

 アメリカ国内に南軍系を中心に北イスラエル親衛隊の組織化に成功している。

 神の権威って偉大だね。

 ていうか、北軍への復讐を後押ししてくれる神で、それがイスラエル本家なら、遠慮はいらない、みたいな。

 

 

 

 8月

  教育令改正

  ゴットリープ・ダイムラーがオートバイの特許を取得

 

 某電音放送

 “・・・江戸時代、権力基盤を維持するため”

 “少数の武士階級は帯刀し、農民から年貢を奪ってほどよく、農工商を弱めました”

 “欧米は、どうやって権力基盤を守ってのか”

 “だいたい、同じです。税をとって我田引水に配分しつつ”

 “生かさず殺さずで、貧困層が楯突かないようにし”

 “ピラミッド構造ヒエラルキーを構築しました”

 “これは、帝王学と言いますがね”

 “ヒエラルキーが大きく高くなるほど、上での間に齟齬が生じ軋轢が大きくなっていきます”

 “また、利権が大きくなるほど利権の旨味が増し、派閥抗争が大きくなり”

 “世襲と癒着構造が強くなっていくわけです”

 “しかし、実力や能力より、帰順や利害関係が中心になるので、子弟の劣化が進みやすく”

 “帝王学も、長く持って数世代でメッキみたいなものでしょう”

 “なので、日本では、天皇と将軍。西洋では、法王と王族というふうに”

 “権威と権力を分ける手法で、支配構造を分割しつつ個別に権力構造を強め持続性を強めました”

 “ですが、軍隊が近代化し、鉄の量が増え”

 “戦争が国家産業規模の総力戦になると、そうもいかなくなります”

 “資源、労働、資本は、国家産業の元ですが、国家産業が国力になるし”

 “国力という分母によって、戦力という分子を引き出せるからです”

 “国力を大きくするには、国家基盤を大きくしなければならなくなります”

 “そうなると、これまでのような奴隷国民では、国力を大きくできず”

 “戦争で負けるわけです”

 “王政の独占が通用しなくなり、法治国家の概念が強くなります”

 “そして、民が賢く資金力を持つようになると、統制が難しくなっていくわけです”

 “なので、安全保障を兼ねて、国内外に仮想敵を作ることにしました”

 “右翼と左翼を作って国論を対立させましたが”

 “右翼は、既得権で利権保守が当てはまるでしょう”

 “左翼でさえ、労働者と農民と兵士というカテゴリーによる利権糾合でしかなく”

 “これも利権の奴隷になるというものでした”

 “右翼も左翼も、国民の総意といえるものでなく”

 “右翼利権と左翼利権を対峙させてるように見せかけ”

 “権力基盤を維持し、国民は、利権の奴隷になってしまうわけです”

 “日本がこの構造から抜け出したのは、14歳以上の男子への無償バラマキからですが”

 “これも男子だけの利権なのですが”

 “銅行は、バラマキ財源を利用した投資が可能になりました”

 “これは、バラマキしたとしてもすぐに下ろす人間が1割もいないからで”

 “借り入れ利息で財源を集める必要がなくなるわけで”

 “国家財政は、自然増収のみでやりくりしやすくなり”

 “国債を発行し、財政投資で金持ちが私腹を肥やした借金を国民に押し付ける西洋型金融システムから逸脱した・・・”

 国とか、経済が好きが人が電波を流してる。

 聞く人は聞くし、聞かない人は聞かないかな。

 

 

 

 9月

  P・T・バーナムの興行列車事故で象のジャンボが死亡

 

 長崎

 国際庭球(テニス)大会が行われている。

 最初、各国商館で選りすぐりの選手を出してきたけど、

 今は、本国で強いと思われる選手を選抜して送り込んでる。

 優勝者には、100gの金メダルと優勝賞金が与えられる。

 こういった、国際大会を見に来るのは、口実で

 おれ、徳川政権に続いて、前田政権でも横滑りで、国防参謀の地位に付いてるので、

 いろいろ、挨拶とかも兼ねてるかな。

 そうそう、籠球(ろうきゅう:バスケットボール)は、日本起源で始めたけど (笑

 練度で日本が勝ってる。

 でも、白人がうまくなってきたら、身長差で負けるだろうな。

 卓球は、日本人の体格でもいけると思う。

 

 

 

 既得権は、支配権の拡大と強化しか望まない、

 自力の及ぶ範囲以外に紙幣をばら蒔かないため、

 世襲で、視点が低下し、視野が狭まり、能力と人脈が低下するほど、利権外が貧しくなり、

 世襲利権と天下り利権が国内の若い目を潰し、外国に朝貢紛いのことをやり始めたりすると、

 産業全体が落ちぶれ、不況となったり、

 戦争で無理やり利権を増やして、紙幣を回収したりする。

 彼らは、格差を利用した社畜雇用が困難になるバラマキと、

 政官財統制のきかない成金の増えるバラマキを本能的に嫌うので、

 バラマキを金融政策にしてる、おれに脅迫紛いの圧力をかけてくる、

 まぁ それでも財政投資で、

 ジオポリマーの日本環状道路とか、日本環状鉄道とか、ほぼ完成しつつあるかな。

 トンネルが遅れてるけど、

 トンネルは、経済効果が大きいけど、建設費が大きいので踏ん切りがつかないし、

 なにより技術面で足りないところがあって、少し困ってる。

 

 未来と違って、日本弱体化在日外資連合勢力が少ないので、公共投資しやすいのだけど、

 軍属が金欲しさに予算を取り込もうとしてるのが気になる。

 戦争が始まったら軍需ばかりで、公共投資できないのだけど、

 平時のうちに公共投資しないで、いつ公共投資するんだろうと、

 真っ当な人間は思うのだけど、

 キチガイ軍属は、利益誘導で、国家財政を傾けようとするわけ、

 これが内憂ってやつね。

 

 

 長崎の外国商館に行くと、

 日本の文紙幣や山積みにされていることがある。

 なぜ、外国船が銅・ニッケル・アルミの延べ棒を長崎の港に運び込むのか、

 答えは、文紙幣を持っていても税がかからないため、

 財産の一部を日本の文紙幣に変えてるからと言える、

 まぁ 世の富裕層というのそういう生き物なので、仕方がないのかもしれない、

 国内の紙幣量を加味すると、

 あまり外国に文紙幣を渡すわけにいかない、

 なぜなら、下手に紙幣を印刷しすぎると、文紙幣が戻ってきて、

 こちらが意図してないインフレが進むからで、

 銅と紙幣の交換率は、次第に悪くなって、国内の銅山経営を悪化させている。

 なんにせよ。皇族が旧北イスラエル王朝を継承し、

 日本国家規模で、旧約聖書の国学化が進むと、外国人の日本人気が急速に高まった。

 結果として、日本の文紙幣の価値も相乗効果で高まったと言える。

 しかも財源は、腐る程ある銅のインゴットなので、長崎に流れ込むことになってる。

 そして、外資は、日本の有力者に対する賄賂にも使われ

 一部は、朝鮮人を流入させたがる朝鮮系日本人に流れ、彼らの資金源になってる。

 やれやれ

 

 こういう時、1kg級魔法とか、器用貧乏なだけじゃん、って思うね。

 政敵を後腐れなく半島に転移させられる能力が羨ましいと思えてならない、

 まぁ 錆びない銅は、上下水道とか、電話・電音網とかの公共投資で使うからいいけどね。

 

 

 

 

 7220t級戦艦 鎮遠

  全長91m×全幅18.3m

  7200馬力  15.4kt  4500海里/10kt

  20口径305mm連装砲2基  40口径150mm砲4基

  6ポンド速射砲2基 3ポンド速射砲8基

  356mm魚雷3基

 

 

 7144t級戦艦 定遠 

  全長94.5m×全幅18.4m×吃水5.94m

  6200馬力  14.5kt  4500海里/10kt

  20口径305mm連装砲2基  40口径150mm砲2基

  57mm速射砲2基  47mm速射砲2基  37mm砲8基

  356mm魚雷3基

  

 そうそう、清国海軍がドイツ製戦艦の鎮遠と定遠を購入した。

 幕藩連合議会は、慌ててたけど、

 ぶっちゃけ、たいしたことない、

 清国海軍は、噛ませ犬にされていると気付いてるのか、気付いてないのか、意気揚々

 だけど、日本に構わない方がいいよ。マジで。

 

 

 

 10月

  アメリカで速達郵便開始

  浅草水族館開館

  ヨハン・シュトラウス2世喜歌劇「ジプシー男爵」初演(アン・デア・ウィーン劇場)

  ブラームス交響曲第4番初演(マイニンゲン)

 

 

 収入が増えると、人を雇用できるようになると利権が増える、

 利権が増えると収入が増えて、人を雇用しやすくなる

 相手が嫌がることは、やらないのが日本人の美徳なのだけど、

 利権が絡むと、保身のためか、天下りのためか、

 自作自演で我田引水を繰り返して朝鮮人化してしまいやすい、

 このスパイラルがあるので、利権構造は、自己増殖するし、

 権力抗争から派閥抗争が生まれやすくなる。

 なので、久しぶりの鏡新明智流(きょうしん・めいち・りゅう)

 需要と供給の関係なのか、時流に乗らないと収入が得られないのか、

 実戦に近い要人を守る1〜5人の陣立乱戦が増えてるし、

 対拳銃対策で、要人の盾になる訓練も少なくない、

 いわゆる、要人警護SP(セキュリティポリス)化なのだけど、

 柔剣術の道場が警察やSPの排出先になっている事実も否めない。

 まぁ ただ強いだけとか、下手っぴとかでも、警備要員として雇われやすくなっている。

 「道場も、随分、様変わりしたな」

 「鉄道のせいで帯刀が減りましたからね」

 「就職に繋がるように変化してしまいましたよ」

 「世知辛い・・・」

 「長刀同士の斬り合いが減りましたし」

 「試し斬りも敬遠されて、切りかかる側が怖気づく時代ですからね」

 「昔ながらの剣術もしますけど」

 「いまは、鉄扇に切り替わってますし。帯刀しても小太刀か、脇差ですよ」

 「鉄扇は、難しいの?」

 「いえ、柔術の延長に近いですし、幾つかの型を覚えれば、いいだけです」

 「刃がないのもありますが、ナイフより応用が効きますよ」

 「昔ながらの侍は、滅びつつあるわけか」

 「形状的にはそうですが」

 「SPは、現代の侍として、本質的に研ぎ澄まされるでしょうね」

 

 

 鉄鉱石と、石炭と、希少金属と生贄に

 工業力と、労働力と、資金と、電力とノウハウを発動して

   20000t級富士型砕氷艦

     全長 170m(水線間長160m)×全幅35m×吃水9.2m

     20000馬力  20kt

      積載量3000t

 を召喚 (笑

 そんな感じで、砕氷艦が進水していく、

 進水したあとは、内装を造艦職員と軍将校が整備し、

 慣熟を繰り返しながら就役する。

 「役に立つでしょうか?」

 「こいつがあれば、凍った港でも船団を動かせるようになるからね」

 「どうしても必要だ」

 「しかし、随分と大きいですな」

 「北極海にも行かないと、扶桑は開発できないだろう」

 「軍部は、怒ってましたよ」

 「気持ちはわからんこともないけど、戦争するより開発の方が国益になるからな」

 「そんなに戦争したいのなら清国軍にお願いして、一発撃ってもらうんだな」

 

 

 

 11月

  華族女学校(後の学習院女子高等科)開校

 

 

 西布哇諸島電音放送

 “冬はハワイだぜ”

 “といっても、日本領西布哇諸島は198.8kuなんだけど”

 “港湾城塞都市が拡大して、冬になると扶桑開発の期間工が戻ってくるので”

 “人口10万。人口密度503人/kuとか、笑ってしまう現象が起きている”

 “まぁ 扶桑開発の足場で”

 “日本。瑞樹。扶桑を繋ぐ中継港なので発展していて、埋め立て工事も始まってます”

 “では、リスナーからの質問が届いてるので、答えています”

 “いつも何を食べてますか?”

 “はい、魚は多いですね”

 “あと、農業用建物もあるので、普通に米も食べています”

 “仕事は、何が多いですか?”

 “扶桑開発関係が中心ですけど、西布哇経済も活力があるので、街が出来上がってます”

 “軍艦島の人口密度80000人/kuに負けますけど、訪れたら、密集してる建物に驚くことになるでしょう”

 

 

 

 射撃場

 海外地部隊を組織中、情報収集と工作を中心に教育してる、

 もちろん、柔剣術も必須。

 M1873コルト・シングル・アクション・アーミー  45口径(約11.43mm) は、1150gで重すぎる。

 国産で開発製造した葉隠1880(8mm×21)リボルバー拳銃は、破壊力がないけど、

 650gで軽く、隊員のほとんどが葉隠を使ってる。

 訓練場を卒業すると、B3の名称が与えられて、ランクによって、B4、B5まで増える。

 一般人がB1なので、B3は、1人で3人同時に戦う能力がある。

 もっともプロは、銃声で存在や位置を知られるのを嫌うので、正面から戦わないし、撃つこと自体が少ない、

 それでも、1人で、10人以上の働きをすると計算している。

 

 

 

 

 

 12月

 第1回インド国民会議開催( - 12月31日)

 

 史実だと、太政官制度廃止・内閣制度創設と

 伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任(第1次伊藤内閣)したけど、

 この戦記は、明治維新がないので、それもない、

 あと、フランスがマダガスカルを保護国化したけど、それもない、

 ていうか、保護国化しようと軍隊を上陸させてるけど、

 現地民が小銃で武装して抵抗してるので、制圧が成功できない、

 ざまぁみろ (笑

 

 

 そうそう、最近、インド独立勢力と接触している、

 まぁ 独立したいのは、わかるけど、中心になる人間がいない、

 各藩王が代理人を立てて、統一国家を模索してるけど、

 幕藩連合以前の諸藩や清国軍閥以上の疑心暗鬼で、まとまりがつかず、

 戦国乱世みたいな感じ、

 いや、日本は、天皇がいて、よかったと、思うね。

 

 

 今年の総人口は7431万人。国家予算は20兆文くらい、

 14歳以上の男子は2500万人で、

 1ヶ月 10000文=2500億文が散蒔かれ、

 12ヶ月 120000文=3兆文が散蒔かれることになる。

 既得権は、格差を求め

 中小企業は、企業の成長と利益を求めている。

 金融の増刷で3兆文が社会資本に流れてしまうと、

 格差が小さくなるし、コントロールできない紙幣と成金が増え、

 中小企業が大きくなって、大企業の売り上げが苦しくなり、天下りが困難になった。

 なので、金融から10分の1。国家予算の財政から10分の9で散蒔くことが多く、

 今年は、金融3000億文と、財政2兆7000億文から散蒔かれる。

 まぁ 地租税の額。金融と財政の比率は、幕藩連合議会で決めることだし、

 おれが関与できる石票は、多くないかな。

 そして、税金は、地租税だから、大地主や家主が割を食うし、

 国民が幕営・藩営や大企業からの消費より、中小企業の消費を増やすだけで、

 あっさり、幕営・藩営は苦しくなるし、大企業が傾き、中小企業が大企業に変身してしまう。

 金融で、弱い者が得する構造と、

 財政で、強い者が得する構造が出来上がってるのだけど、

 それでも既得権が支配を強めるためインフレよりデフレが好きなのは、わかりきったことだけど、

 この構造がわかってしまうと、既得権は、不利でも、金融の増刷を減らし、

 財政からばら撒いて回収する方が得と思うわけ、

 それでも銅行は、3兆円分が今年転がり込むし、

 3000億の増刷で、余裕があるし、

 銅行投資で、成金が次々と現れ、日本を近代化させている。

 

 ちなみに14歳以上の男子の口座に毎月振り込むのだけど、

 そのお金を手に付ける人間は、10000人に1人もいない、

 つまり、貯蓄や老後の蓄えにしているだけで、

 自己所得だけで生活している者が圧倒的に多く、

 瑞樹銅行は、年間3兆文の半分以上を投資できる算段になる。

 銅行は、金融と人口が増えてる限り、

 よほど馬鹿な投資をしない限り破産しない、

 これは無償のバラマキからの投資と配当と利息に頼っているのであって、

 信用創造に頼っていないからといえる。

 ちなみに10000文札=1gなので、1kgだと、10000文札×1000枚になる。

 1回1000万文なので1日24時間10回だと1億文札になる。

 1ヶ月30億文。12ヶ月360億文なので、

 年間の金融増刷が3000億文だと全然足りないわけで、

 紙幣のほとんどが500文札と100文札だということがわかる。

 それ以外にも銅と交換に紙幣を求めてくるので、

 相当な紙幣を増刷している感じかな。

 

 まぁ 無能で働くのが嫌いな天下り世襲利権が、一番嫌うのは、国民へのバラマキで、

 金融系、ゼネコン系、軍需系の御用経済学者が、我田引水な理屈で金を取ろうとしてるけど、

 ライバル出現を恐れて、いろんな屁理屈をつけてバラマキを批判するよね。

 でも、ばら撒いたほうが、新陳代謝が良くなって、国と国民が活性化する。

 

 

 

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  おれ   妻 千代 (44)   総司(28)  慶司(26)  佐奈(24)  晃司(21)

 

 

 

 

雁皮   高額手形・高額紙幣・株券    “鳳凰   ×××××   青龍”

紙幣

楮    “雉  10000文  松”

三椏    “竹  5000文  鶏”

綿・マニラ麻    “鶯  1000文  梅”

綿・マニラ麻    “桜  500文  雲雀”

綿・マニラ麻    “燕  100文  菊”

硬貨

 銅・ニッケル 50文

 銅・錫    10文

 銅・亜鉛   5文

 アルミニウム 1文

 

 

 史実3831万人

 戦記7431万人

 

 

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第34話 1884年 『将軍家交替と、帝王学と、』
第35話 1885年 『第15代将軍 前田・・・』
第36話 1886年 『読んで死ぬか。読まずに死ぬか。』