第44話 1894年 『世襲天下りサムライと、戦国資本主義』
ユダヤ暦5654年 皇紀2554年 安政40年
第121代孝明天皇(63) 第15代将軍前田利嗣(35)
今年は、史実だと日清戦争があった年だけど、
案の定、清国が挑発してくる
戦争すれば、楽に勝てるけど、
瑞樹と扶桑とナミビアの開発で忙しいので、軍民予算比を変えたくないわけ、
おれは、やる気なし、
将軍は、おれとの約束事で、日本から開戦しないことになってるし、
藩主にも有力者にも恩を売ってるし、弱みを握ってるので、不戦が多数派かな。
情報操作も成功してるので、国民も戦争を嫌がってる。
まぁ だれだって、衣食住が足りて、雇用があるのに、
他国に行って、人殺しをしたいなんていうやつは、いない。
金持ち喧嘩せずだからね。
だから為政者は、戦争する前に、金融を絞って社会資本を減らし、
増税して不況にし、失業者を増やして徴兵しようとするのだけどね。
1月
イギリスでマンチェスター運河開通
露仏同盟成立
葉山御用邸完成
奉行所で刑が言い渡される。
幕藩連合で、各藩ごとの判例を集め、統計で量刑を決めていく、
フィルムに判例記録を残していくのだけど、弁護士はいない、
代わりに20藩から出向で判例記録役が署名捺印することで、刑が執行される。
もっとも、景気が良いせいか、犯罪件数は減少している、
なぜ、好景気になるのか。なぜ、不景気になるのか、
金融と財閥と利息と社会資本に無知だと、わからない、
才能や努力と関係のないところで紙幣が印刷され、
閨閥、天下り、世襲、大企業を中心にした政官財に紙幣が割り振られるのだけど
為政者の支配の都合で、紙幣の供給量と、財政の配分が決まり、景気が左右され
皺寄せで、貧困層と、犯罪と、自殺が増減する。
早い話し、カーストと利権聖域を守りたい、みたいな (笑
安政維新のドサクサで、銅本位制に移行し、
産業利権を増産し、藩主の特権を守って、経済を下克上にできたけど、
せっかく、建設した産業基盤と、ノウハウを為政者の都合で、滅ぼされたくないわけ、
一旦、産業基盤を失うと、立ち直すのに、数世代を要とするからね、
とにかく、死ぬ前に公共投資の道筋をつけておかないと、
しかし、地租税で金を吸い上げて、土木建設に予算を振り分けているとあれだ。
所得差で、土地持ちが怒ること怒ること、
まぁ 殺傷沙汰にならないよう。土地を売ってでも収益率のいい高層建築を建てることを勧めるし、
でも、もう少し、補助金を増やすかな。
そうしないと、広いだけの土地を持つ武士階級が殺意の籠った視線を送ってくる。
しかし、こうやって、マクロ経済を扱ってると、
薩長閥が中央集権を強化するため国外に金を流出させて、国富を減らし、
日本全国の利権を攫って、中央集権化させたのがよくわかるわ、
おれ、逆のことやりながら国力をあげてるので、
格差が縮まって、寄らば大樹の逆で、中央集権より、分権が強くなるし、
国民は将軍を軽んじるし、領民も藩主を軽んじる。
国豊かにして、支配弱まるってやつね。
欧米が東アジアに迫ってる最中に権力欲とか、馬鹿じゃないのって感じなんだけど、
気持ちはわからなくもない、
産業利権を作って、空中分解しないよう、政策の方向性を作ってるけど、
それ、魔法と、未来情報がなかったら流石に軌道に乗せにくいしね。
なんにしても、こうして、裁判記録をフィルムに残せるのも、財政と産業で資本の余力があるからだし、
囚人のほとんどは、遠島という形で、海外地での就労が命じられる。
そうそう、おれ、量刑でなく、被害者への罰金刑にしようと、誘導したけど、成功してない、
犯罪者がお金持ちで罰金で済ませて出てきたら、怖いっちゃ怖いからね。
葬式用の写真を何枚か撮ってる。
まぁ あれだ。
白髪にしてシミを作って64歳くらいの老け顔にしてるけど、
身体は、40代で、そこそこ元気。
ていうか、それくらいの工作しないと、
社会デビューするのに何年かかるからわからん、
あと、若返ったおれの味方をしてくれる組織を作りたいわけ、
ほら、実子は、何も頼まなくても自然に味方してくれるけどさ、
隠し子は、個別に申し送りして親衛隊を形成しないとな (笑
ほら、盲目的に個人崇拝して、信仰して、応援してくれる、あの団体とか。
あの団体とか。あの団体とか。あの団体とか・・・・・みたいな (笑
2月
人は、それが嘘でも、人が信じたいことを信じようとする。
そして、人は、それが事実でも、人が信じたくないものは信じようとしない。
平和だった北アメリカ大陸のインディアンたちが奴隷を拒むと殺され・・・
平和だった南アメリカ大陸のインディオたちが奴隷を拒むと蹂躙され・・・・
平和だったアフリカ大陸の黒人たちが奴隷にされ、人体実験で殺され・・・・
平和だった東南アジアは、オランダに植民地にされ、奴隷にされ・・・
平和だったインドは、イギリスに植民地にされ、奴隷にされ・・・
平和だった豪州は、イギリス人に植民地にされ、アボリジニーは殺され・・・
平和だった東アジア大陸は、イギリス人、フランス人、ロシア人に奴隷にされ・・・
利己主義を根源にした集団が支配を追求したとして、
最大公約数的に幸福な社会は、創れない、
仮に理想を追求すると見せかけたとしても、騙して殺して奪うための嘘に過ぎず、
いつ落とされるか戦々恐々と従属する少数の者たちと、
永遠に服従する大多数の奴隷と、死の世界だけが取り残される、
彼らは、そういう生き物で、それ以外の世界を想像することができない、
白黒ドキュメンタリー映画 “白い悪魔の地球征服”
大航海と産業革命以降、白人の有色人殺戮を映画にしてやった。
長崎
「「「「・・・・・・」」」」 商館長たち
「世界初の記録映画ですよ。凄いでしょ」
「「「「・・・・・・」」」」 商館長たち
「いやぁ 苦労しました」
「「「「・・・・・・」」」」 商館長たち
「500時間分くらい撮ったので幾らでも編集できますし、売れますよ」
「「「「・・・・・・」」」」 商館長たち
世界各地の北イスラエル親衛隊に映像を撮らせ、集めたフィルムを編集したものだった。
3月
イギリスで第4次グラッドストン内閣総辞職
イギリスでローズベリ内閣成立
金星で水星の日面通過、土星で水星の日面通過と金星の日面通過。
金玉均が上海にて閔妃の刺客により暗殺される
史実だと、朝鮮全羅道で農民が蜂起して、甲午農民戦争(東学党の乱)が始まるのだけど、
大院君と閔妃と両班の私兵が日常的に農民蜂起を鎮圧してる。
暴動が大きくなって、私兵が手に負えなくなると、
フランス軍、イギリス軍、アメリカ軍が出動して鎮圧する。
この状況を不幸というのなら、歴代中国王朝と、朝鮮王朝の関係と変わらないわけで、
数千年の長きに渡って不幸が連続してる。
いまさら、不幸の構造が変わっても、不幸の量も質も、変わらない気がするね。
それは、それとして、気になるのは、同胞を鎮圧して殺した私兵の朝鮮人で、
米英仏軍に隷属する朝鮮軍を編成しつつあることかな。
こいつらを訓練して、日本に潜入させようとするのだけど、
利権の犬で倫理観のない朝鮮人は、需要があるらしく、潜入が止まらない、
4月
日英通商航海条約交渉開始
ブルックナー交響曲第5番初演(グラーツオペラ座)
孝明天皇の瑞樹巡幸
来年は、死ぬのでいろいろ画策中かな。
ちなみに若返りのおれ以外にも、隠し子が何人かいるので、
ローテーションで家を移動させてるんだよね。
だからまぁ そういえば、あの家に綾波の隠し子が住んでたっけ・・・
っていう、誤魔化しができるかなって、
おれの若返りのためのとかいえ、不始末の結果なんだけどね、
こういう闇閨閥って、古今東西。為政者の頭を悩ませるんだよね。
そして、庶民に迷惑をかけちゃうんだよね (笑
でも、おれの場合、召喚系の二宮と違って、好きでやったんじゃないからね。
仕方なくだからね。仕方なく、
だけど、おれの隠し子にも、出来る奴がいたりしてさ、
文化人とか企業の要職をやらせてる子もいるよ (笑
ロシア海軍 7142t級戦艦ガングート
全長84.7m×全幅18.9m×吃水6.99m
6000馬力 13.5kt 航続距離2000海里
35口径305mm砲1基 35口径229mm砲4門
45口径152mm砲4門 43口径47mm砲4門 23口径37mm砲16門
381mm魚雷発射管2門
14150tロイヤル・サブリン型戦艦レパルス
全長125.0m× 全幅22.9m×吃水8.4m
11000馬力 16.5kt 航続力4720海里/10kt
343mm連装砲 2基 152mm単装砲 10基
57mm砲16基 47mm砲12基
450mm魚雷発射管7門(水上5、水中2)
17000t級戦艦 朝日、三笠が瑞樹に出発
第121代孝明天皇(63)の巡幸だけど、おれも、随行。
関東で地震もあるし、南関東ガス田で問題がないよう、補修しないといけないのに・・・
まぁ 瑞樹と扶桑で最大利権持ちの辛いところ、
あと、おれ、来年死ぬというのに、忙しいこった。
ていうか、孝明天皇も歳なんだからおとなしくしてろよって思うね。
滞在地は10ヶ所。現地滞在は、せいぜい、2、3日だけど、
公開日程もあるので、2ヶ月くらいになりそう。
瑞樹
歓迎式典と、打ち上げ花火と、植樹と碑石と (笑
天皇の随行とか、気苦労だわ、無駄な時間な気がするけど、
同じ随行の公家衆との交流で、北イスラエル王国親衛隊の全容が掴めてきたね。
ていうか、
発案者のパイプが少し増えた感じかね。
あと、孝明天皇が酔わないよう、注意したりね (笑
5月
イギリスでブラックプールタワー公開
瑞樹鉄道で沿岸を回っていく、
巡幸列車というやつで、各都市で、歓迎祝典が行われた。
将軍より、天皇の方が有り難がる節がある。
これは、権力の将軍と、権威の天皇の違いとも言える。
社長と、大株主の違いかもしれない、
天皇に随行して幾つかの鉱山を見て回る。
江戸時代の天皇は、神ではない、
ただの権威付け、されど権威付け、
彼が将軍職に任命しない限り将軍職でなく、
彼が摂関に任命しない限り摂関になれない、
権威を固定し、権力を時の権勢者に任ずる政治体制は、それほど悪くない、
その政治機構は、日本の歴史を綴っているし、文化にもなっている。
善し悪しあれど、そういう歴史文化圏に生まれたのだから、
馴染むのも悪くない、
それはそれとして、利権が絡むと我田引水なことをしたがるわけで、
天皇の意思とは関係なく、
右翼は、天皇と国民の間を切り離し、
天皇の代弁者であるように振舞い、我田引水することを主願にしている。
左翼は、国民の意思統一のみで、事を運ぼうとする。
どちらも絆を大切にというが、天皇と国民の間の絆を分断する戦略は、変わらない、
外国の工作員と、マイノリティにすれば
天皇とマジョリティの国民の関係を乖離させるほど、各個撃破しつつ傀儡化し、
思い通りに日本という国を動かし、私物化しやすくなるわけで、
そういう勢力は、天皇と国民の距離を縮めることを極度に嫌う。
天皇がアホだとばれると権威が喪失して困るのだけど、
そういった天皇が、歴代天皇中におられるのは、確かだとしても、
孝明天皇は、歳相応に思えたし、
次期天皇候補も、支障ない気がする。
とはいえ、国家の長が普通以上じゃないと困るのも確かなのだけど、
最良の元首と、最高の政治官僚と、善良な国民というベストが1000年一度しか望めないのなら、
普通の元首と、普通の政治官僚と、普通の国民というベターな政治形態を構築するのが無難で、
天皇、摂関、将軍、大名が役割を模索しながら歴史を綴ってきたのだろう、
なんにしても、孤高は、詰まらないし、退屈だけでなく、
取り巻きが変わらないと、利用されるばかりの存在に成り下がる。
なので、古代帝王学で、右派に親戚筋、左派に有力者を配し、
国家経営をするのだけど、
中世から近代にかけて、産業が複雑化し、統治が困難になっている節もある。
まぁ 親戚だからって、信用できるわけじゃないし、
むしろ取って代わるのは、親戚筋なわけで、油断できない、
とはいえ、立場上、親衛隊や参謀は必要だとしても、人間だし、
一方通行の上下関係だけを望んでいるわけでなく、友人も欲していたりもするが、
基本的に友が得られ難い地位にいるのは確かなのだろう。
平服に着替え、お忍びで、出かけることも少なくない、
そして、今回もお忍びで、出歩くわけ
こっちは、遠まわしに護衛させられる、
面倒くさいわ、神経を疲弊させられるわ・・・・
いや、いいんだけどね。
しかし、露天掘りの鉱山は、日本になく、希望を与えるね。
暑い場所なので、健康に触りがないかと、気を遣う
孝明天皇は、細顔で、弱げな風格なので、心配だ。
そうそう、おれが病人を治療して、天皇がお見舞いを渡したりとか。
そういう、持ちつ持たれつな祭事ショーなこともやったよ。
瑞穂を一通り回ると、扶桑に向かう。
途中、トラック諸島と、西布哇諸島に回ってね、
6月
東京湾北部でM7.0クラスの地震発生(明治東京地震)
国際オリンピック委員会設立
孝明天皇扶桑巡幸
仏カルノー大統領暗殺
アメリカ合衆国の公式祝日で労働者の日を制定
イギリスでタワーブリッジ開通
扶桑の多島海・北宮・扶桑半島を巡る
毎度の歓迎式典と、打ち上げ花火と、植樹と碑石と (笑
こっちも天皇は、大人気で、神社仏閣で、祝賀会が模様されている。
鉱山とか、瀝青炭、準瀝青炭、褐炭とか、資源を見てもらって、
あと金鉱とか (笑
最北のプルドーベイも来て欲しかったけど、次の天皇の巡幸ということに、
そして、強行軍と言えるような巡幸が終わって、日本に帰還したよ。
やれやれ、
しかし、将軍と随行。天皇と随行って、全然仕事ができないよ。
心配していた明治東京地震だけど、
液状化と噴砂があったけど、南関東ガス田は、問題なさそう。
よかったよかった。
ちなみに幕藩連合の藩は、未来の都道府県の2倍から3倍ほどの広さに過ぎず、
大きな経済圏を形成してるけど、藩だけで、独立する力がない、
そこで、幕府と各藩は、毎年、災害保険引当金を計上し、
被災民と被災家屋など、災害規模に応じて、災害藩を支援することになっている。
単純な足し算と掛け算ですむ人道的な個人補償で、
利害の絡む産業被害は、別途、議会で決議することになっている。
早い話し、産業にもしものことがあったら、
幕藩連合議会で財政支出が得られるまで、藩財政を頼りにしなければならず、
幕藩連合議会で、財政的な支援を受けられたとしても、
他藩の支援が受けられるかは、別の話しで、
藩同士の友好関係と、政治思想で近い藩同士の協約によって変わる。
国際オリンピックの雛形は、長崎国際競技大会で、
ノウハウを利用して最初のオリンピックをギリシャでやるらしい、
ちなみに、オリンピック委員会に日本代表もいて、
競技に日本の柔道と剣道とバレーと庭球と卓球と箱球を入れました。
日本は、金メダル最多を狙えると思う (笑
7月
アメリカ大統領クリーブランドがストライキ鎮圧のため軍隊を派遣
日英通商航海条約調印(領事裁判権撤廃)
史実だと、今月は、日清戦争があったけど、社会情勢は、戦争未満かな。
清国に挑発されてたけどさ、必死に食い止めたよ。
まぁ 軍艦建造するより、大型農業用建物を建設したほうが国益になりそうだし、
戦争する金があったら何棟建設できるやら、
でも、尖閣諸島は、要塞化したよ。
真面目な話し、清国海軍じゃ 手も足も出ないだろうね。
京都
平安京を中心に幕府行政官庁が並んでいる。
幕藩連合政府直轄の戦略情報局は、国内の治安維持と、国外の情報操作が主任務で、
国権7、民権3くらいで全体主義が強く、
人間味が少なくて、あまり居心地のいい部局じゃないかな。
でもまぁ 国を守るためには、仕方がないかもしれない、
諸藩の情報が入ってくる。
藩の力は、数十倍に大きくなっているのにも関わらず、
反藩幕府勢力は、統廃合以前と、あまり変わらない、
というのも、統廃合で議会の権力基盤が強まり、藩主の権力が薄まっているだけでなく、
民衆が力を付け過ぎて、藩主も議会も単独では反乱軍を組織できなくなっている。
なので、諸藩が下克上をするとしたら、教育、文化、経済で勝ることで、
電音、新聞、雑誌などで思想戦が行われ、
産業が多様化し、資本主義が活性化している。
まぁ 産業の拡大に任せて、というか、設備が大きくなるほど、不正な影は大きくなるし、
利権の闇も濃くなっていく、
最近、鼻が効くのか、反日人は、汚臭がするのだけど、
産業規模がデカくなり過ぎて、目が届かない、
さらに利権屋と混ざって紛らわしいときてる、
いやね、利権屋も国賊というか、寄生虫なんで、碌なもんじゃないけど、
よほど大きな不正腐敗にならないと御目溢ししてしまうし、
やはり目が届かないことが多い、
ちなみに、国外情報部の方が、規模が小さくて、わかりやすいかな。
そうそう、天皇・将軍と、外交官の会見が少しずつ組まれてるので、
事前に情報収集するのは、外務省があるけど、情報部も別にやってる。
実のところ、征夷大将軍は、元々 軍の最高司令官で、
戦乱をまとめて国内を統一するのなら征夷大将軍職が相応しくても
天皇の代理人で、内政外交を司るのなら摂関職が正しくなる。
民主主義に反するのだけど、
扶桑 油城(プルドーベイ)からの報告が届いた。
北緯70度で、日本最北の街というより、世界最北の街になるかもしれない
膨大な石油資源で開発を進めることができそうだ。
厄介なのが凍土だけど、基礎になる城塞都市さえ建設すれば、
天然の要害と、冬将軍が守ってくれそう。
ちなみに扶桑人口75500人。
問題は、外より、我田引水な敵が内にいるので困る。
元々 樺太藩は領民がいないので、
封建的な繋がりが薄く、恩とか、利害関係で結びついてることが多い、
おれが死ぬと、バラバラになりそうなのが怖いかな。
最近は、そういうのを踏まえて、足を引っ張ったりする勢力がいるから困るぜ、
ていうか、将軍や天皇と随行したより、
日本で、あれこれ指示を出してる方が仕事になってるとか (笑
権力者と、権威者が足跡を残したことのほうが、歴史に残るんだけどね (笑
ああ、来年は、死ぬんだ・・・・
8月
北里柴三郎が腺ペスト菌の発見を発表(ランセット誌)
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、清国、ドイツを擬人化させた悪の軍団と、
その使い魔の朝鮮魔族と、
日本21藩を擬人化させた国防隊が戦う漫画を書かせたよ。
仕様さえあれば、シナリオライターが何人いてもいいからね。
未来の利権系作品が、よくやってる手法だから (笑
あと、レイ×ボーマン的な感じの作品もね。
これだけ集中してやったら、朝鮮人を警戒してくれるだろう。
たぶん、
関東藩
全高365mの電波塔が建っている。
150mの展望台と、280mの展望台は、連日、人で賑わっている。
夜、展望台に上がると、ガス灯が道路と公園と湾沿いと河川沿いを照らし、
建物も照明で明るく見える。
城下町は、数十倍に広がり、
半分は、高層建築物になって、1階と地下が店舗になっている
街なの農業生産があって、時給率は高いかな。
庶民は、展望台の景色を綺麗と感じるのかもしれないけど、
おれとか、利権屋は、どこそこの一族が、あそこの利権を・・・
そういう、利権地図に見えるので、興醒めな気もする。
まぁ 知ってると鬼が湧いて出てくるので、知らぬが仏ってやつ、
史実の東京タワーと違うのは、
土台が広く、ジオポリマーの城壁になっていて、多少贅沢に作っても収益率が良いだろうし、
経済的に成功するので、樺太、仙台、新潟、大阪にも建設している。
東京が少しばかり侘びしく感じるのは、未来の東京の明るさと比較しているからか
それとも、首都じゃないからか。
「大殿。台湾で、イギリス、フランス、アメリカによる先住民の虐殺が行われてるようです」
「台湾に武器弾薬を売って、ゲリラ戦を教えたはずだけど」
「連合軍は、手古摺っていた様ですが、朝鮮人部隊や清国傭兵部隊を投入したようです」
「アジア人同士で相殺戦か」
「ええ、白人は、容赦ありませんね」
「明日は、日本と清国で我が身。潰し合いになるやもしれない」
「日本軍は、楽勝で勝てるという話しですが」
「そういうのは、白人諸国と、清国を戦わせてからでいいだろう」
「確かに・・・」
街の中心に行くと、外国語教室が並んでいる。
トルコ語、アラブ語、ペルシア語、ヒンズー語、タイ語、クメール語、マレー語、アチェ語
スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、
ドイツ語、フランス語、英語、
オランダ語、
ブルガリア語、グルジア語
ヘブライ語
中国語、チワン語
どの言語が優勢というわけでもない、
ただ、船が大きくなるほど、交易量が増している。
あと、女性人気職の一つが乳母職で、
それぞれの武家で格式が違うのだけど、
お婆が師になってる乳母教室があって、
女の子は、そこに行って、女性らしさみたいなものを学ぶ事になってるらしい、
らしいというのは、教育内容は、目次みたいなものが議会に提出されているだけで、
乳母師弟閥連合ネットワークを形成してるらしい、
らしいというのは、おれの預かり知らぬことで、一大勢力になったからで、
男子禁制的な建物的な雰囲気があって、全くと言って、情報が入ってこない、
噂では、どこそこの家人がどうしたとかの情報が行き交ってるらしく、
下手すると、数日で数千人の耳に入る可能性もあるわけで、
大名たちは、足元が掬われかねないと、戦々恐々だし、
おれだって、秘密がバレなきゃいいけど、っていう、怖い場所になってると聞くし、
意味ありげに、ほくそ笑まれると、たいていの男は、縮み上がる、
まぁ そんなとこ (笑
うちの娘とか、孫娘たちも学んでるらしい、
金髪青眼の美少女も通ってる。
なんていうか、結婚するならどの女性がいいかというと、
家庭的な女の子を教えてくれたりするらしい、
まぁ 大奥が街に飛び出した感じになってる、みたいな (笑
9月
全長200mの飛行船が浮かんでいる。
地上では、第15代将軍前田利嗣(35)が、軍の一部で演習を繰り返している、
軍事力を握るものは、権力と暴力を握る、
将軍が政官財に暗黙の圧力をかけているように思われるのだけど、
国軍の指揮、金脈、人脈の分立が進み過ぎた。
指揮は、将軍、
金脈は、大蔵省と銅行、
人脈は、各藩からの出向者が8割以上を占めようになっていた。
国軍という給与体系が封建的な主従関係が崩した。
将軍や藩主の家臣団は、国軍という意識が強まっている
その代わり、対外的に使えても、国内向けに使えない、
なんとも気が抜けた将軍様なのだけど、
対外戦争になれば、そこそこ、指揮権が強まるし、権力基盤を大きく出来る。
まぁ 戦争したくないのが世論の大勢なのだけどね。
飛行船が師団上空に浮かび、
兵士たちは、30口径75mm砲 機関銃(6.5mm×50) 小銃(65.5mm×50) を駆使し、
トラックと電源車を運用して、移動している。
いろんな装備が組み合わされ、
火力が大きくなり、陣容が機能化していくたびに、歩兵が減らされていく、
ちなみに電源車は、火をたかなくていいから、標的にされにくいだろう。
洗濯とか、炊事とか、風呂とか、そういうのに使うかな。
ほら、武家っていっても天下泰平が何百年も続いてると、文官化してしまってるし、
老中とか、若年寄とか旗本も随行することがあるし、近代化というやつだね。
そうそう、軍の国軍化が進むほど、
汚い仕事をする、公平や法律や倫理観より忠誠を持つ私兵が欲しくなるのが常で、
表向きの国軍と、裏方仕事の私兵の分極化が始まる。
将軍だと、軍隊とは別に10人以上のSPを周囲に置いてるし、
目に見えないSP10人以上を政敵に付近に配置して、情報収集している。
ちなみにおれも2、3人は、いるけど、
おれの場合、不正というより、不正なんだけど、若返ったおれのための親衛隊と、
あと、在日を引き入れそうな政敵の監視かな。
召集をかけると、将軍以上に集めることができる。
別に将軍と蜜月というわけじゃないけど、
おれは、将軍になる予定がないので、安心して利用してくれているらしい、
おれの親衛隊というか。命の恩人とか、利権とか。そういう力って、かなり大きいわけ、
なぜ、おれが、将軍徳川茂家から、将軍前田利嗣に横滑りできたのかも、
おれの先見性や能力や利権もあるけど、
私兵部隊を利用したからかな、
幕藩連合軍は、総兵力46万人22個師団相当で、総人口の210分の1。
人的負担は、それほど大きくないけど、
近代化に伴い、火力が大きくなり、兵士当たりの経費が増え、増兵が難しくなってる。
調子に乗って砲弾や機関銃を撃ちまくると、国家予算が破綻するわけで、
そのへんの教育をきちんとしないと、国民は、軍属利権に殺される。
まぁ 概ね。日本人のほとんどは、戦争する気なしで、
金持ち喧嘩せずになってる。
10月
ドレフュス事件
フランス陸軍大尉アルフレド・ドレフュスが反逆罪で逮捕される(冤罪)
主要な仕事を子供とか部下に押し付けて脇役に回ると、少しばかり暇になる。
ていうか、若返ったおれの産業も残しておかないとね。
しかし、秋のススキ野原で、空を見上げると、あれだな、
いい年こいた爺さんなんだけど、美少女でも落ちてこないかなって思う
京都
紅葉の中、茶会に金髪青眼な若者たちが集まっていた。
北イスラエル王国親衛隊は、皇族、摂家、清華家、大臣家、羽林家で、ヘブライ語を覚え、
その手の才能に長けた者が主導してる、
日本国内は、そうでもないのだけど、
日本の北イスラエル王国継承は、欧米諸国で、話題になってる。
そして、欧州貴族の廃嫡貴族、没落貴族、
キリスト教に失望した者たちを中心に北イスラエル王国親衛隊が組織されつつある。
実のところ、フリーメイソンとか、イルミナティに並ぶというか、重複しつつあるかな。
でも、組織が洗練されていない気もする、
日本人って、そういうの苦手な感じなので、不安だけど、
おれ、病人とか治してるせいか、神秘性があるので、結束が強いかな。
あと、イエスキリスト殺害に関わっていない旧約・選民ユダヤに繋がりたい者が多く、人材が尽きない、
ちなみに、オーストリア=ハンガリー帝国の没落貴族とか、
フランス旧貴族とか、意外に多いかな。
ていうか、キリスト教って、かなり、ヤバいんじゃね。
11月
ロシア皇帝アレクサンドル3世逝去、ニコライ2世即位
いよいよ。ニコライ2世が即位。
戦争するとユダヤ人とロシア貴族が得して、庶民のロシア人が損する構造になっている。
貧困層が増えると、革命勢力が増えて、皇帝一家は、根絶やしってことになりかねない、
まだ、時期外れなのだけど、露土戦争機運が高まってるらしく、何を意味してるのかわかりにくいけど、
たぶん、革命を起こす前準備かもしれない、
藩営の大型店やチェーン店が在日を雇って、個人商店を潰そうと画策している。
大枚払って、嫌がらせで個人商店に潰せば、一気に客寄せできた。
後は、ライバル不在で、常習的に粗利が得られる。
個人商店は、どんなに頑張っても各個撃破だし、
心が折れて、大型店やチェーン店に逆らえなくなるとでも考えたのだろう。
利権と資金力で陣取り合戦をするのは、戦国資本主義の定めだけど、
未来の日本を彷彿とさせる。
個人商店を潰せば成功報酬を渡し、
発覚されそうな在日は、去っていくだけだから証拠も残らないわけで使いやすいのだろう。
世襲武家というか、天下り武家の考えそうな手口なんだろうけど、
警官も上層部が大型店やチェーン店への天下り先を作ろうとしてるってわかるから、
まともに取り合わないし、見て見ぬふりしてる。
既得権のサムライが、資本主義と結ぶと、ルール無用の潰し合いで録なことないぜ、
このまま100年後には、大店舗法一直線なんだろうか。
中央集権下の大店舗法より、
21ある幕藩連合下での大店舗法の方が益しかもしれないけど、
最弱の個人を底上げする方が、好みだし、
画一化された社会は、御免蒙りたいね、
しかし、既得権は、世襲と天下りを増やしたいのか、どうしても在日を潜入させたがるようだ。
おれのとこの瑞穂社系列は、在日を使わないようにしてるから、何かと嫌がらせされて、
警察もまともに取り扱わない感じだ。
おれがいなくなると、在日が増えそうで嫌だな。
12月
クロード・ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」初演(パリ)
明石海峡トンネルが建設されている。
海底まで100mほどあるため、トンネルは、さらに深く150m程になる。
下関海峡よりハードルが高いけど、首都圏と四国を繋ぐ意図があるわけで、
浦賀水道海底トンネルより先に建設したいらしい。
もっとも、海底トンネルより、要塞建設したがってる勢力がいる、
おれとしたら、要塞より兵站線を作るほうがいいだろうと思うのだけど、
国防参謀が5人もいて、多数派工作しなければ、どうなることやら・・・
シオン第九の議定
非ユダヤ人の制度をせっかちに破壊しないため、
我々は、きわめてソフトに事に取り掛かった。
まず、かつては規則正しく動いていたぜんまいに細工をし、
これを自由主義的放縦を仕掛け、不整脈を打つようにした。
こうして、我々は、裁判、選挙、マスコミ、個人の自由、
ことに本当の自由の基礎である教育を崩したのである。
我々は、それが嘘であると百も承知の主義、学説を非ユダヤ人の青少年に教え、
彼らを欺き愚鈍にし、腐敗させた。
現行の法律を改定せず、条文を正反対に解釈することによって、法の意味を歪曲し、
驚くほど成果をあげた。
まず多様な法解釈で法の真の精神が覆われ、
ついに政府までも混迷して、法をどう処理してよいかわからなくなってしまった。
そこで法は、法典でなく、良心で解釈するという理論が出てきたのだ。
諸君は、非ユダヤ人が事前に我々の計画に気付いたら、
武器を持って我々を襲うというかも知れない。
だがこれに備え、我々は、どんなに勇気ある者も震え上がるような最後の手段を持っている。
やがて世界のすべての首都には地下鉄網が張りめぐらされるが、
いざという時にはここから首都の建物といわず、
文書といわず、爆破してしまうのである。
シオン第十の議定
我々が国家体制の中に、自由主義という毒液を注射して以来、各機関はすべて変化した。
今ではどの国家も〈死に至る病〉壊血病に浸され、断末魔の苦しみを味わっている。
自由主義は、非ユダヤ人にとって健全だった専制政治を廃し、立憲政治を生み出した。
諸君もご存知のように、憲法とは闘争と対立をかり立て、
国の機能を弱め、個性的価値を奪う無益なものである。
議場も新聞も、国家の行動力を奪い、支配者を無用化してしまう。
それで多くの国で元首は廃された。
そして共和制への道が開け、
我々は、伝統のある帝王の替わりに、ロボットの大統領を作った。
この大統領は民衆の中から、それも、我々に奴隷のごとく仕える者を選ぶのである。
これこそが我々が非ユダヤ人国のすべての地下に埋設した爆薬であった。
近く我々は、大統領の行動について責任規定を設けるだろう。
そこで責任は、すべて我々のダミーに押し潰され、
我々は、何の心配もなく計画推進に専念できる。
これで大統領になろうという者が減ってもかまわないし、候補者難になろうと結構だ。
どちらにしても動乱が起こって国家は破滅するのだから。
“奴等を追い出してしまえ。永遠の争いの因である国境だの、
宗教だの、国債だのをなくして平和と安らぎをとり戻そう。
この政府や国会では、どうしようもないのではないか。
我々すべてを統一し、救済する世界の王を与えよ”
などと、
こうした絶叫に人民を導くには、諸君も、ご存知のように長い年月の工作が必要である。
我々は絶え間なく、あらゆる国で、政府と人民の関係を撹乱しなくてはならない。
民衆を憎悪、闘争、欠乏、餓えにさらし、悪疫の伝染でふらふらにし、
結局、我々の金力と、その支配下に入る以外にないように追い込むのだ。
もし人民に、ちょっと、一息入れさせると、このチャンスは逃してしまうだろう。
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おれ 妻 千代 (53) 総司(37) 慶司(35) 佐奈(33) 晃司(30)
雁皮 高額手形・高額紙幣・株券 “鳳凰 ××××× 青龍”
紙幣
楮 “雉 10000文 松”
三椏 “竹 5000文 鶏”
綿・マニラ麻 “鶯 1000文 梅”
綿・マニラ麻 “桜 500文 雲雀”
綿・マニラ麻 “燕 100文 菊”
硬貨
銅・ニッケル 50文
銅・錫 10文
銅・亜鉛 5文
アルミニウム 1文
史実4114万人
戦記9691万人
第43話 1893年 『・・・の飼い犬が国家戦略とか (笑』 |
第44話 1894年 『世襲天下りサムライと、戦国資本主義』 |
第45話 1895年 『おれ、死にますた (笑』 |