月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

 第57話 1907年 『戦争の起こし方』

 

 ユダヤ暦5667年  皇紀2567年  明治6年

 第122代明治天皇(28)   第16代将軍伊達宗基(41)

 

  “小羊がその七つの封印の一つを解いた時”

  “わたしが見ていると四つの生き物の一つが雷のような声で「来たれ」と呼ぶのを聞いた”

  “そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた”

  “そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており”

  “また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた”

  “小羊が第二の封印を解いた時”

  “第二の生き物が「来たれ」と言うのを、わたしは聞いた”

  “すると今度は、赤い馬が出てきた”

  “そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために”

  “地上から平和を奪い取ることを許され”

  “また、大きな剣を与えられた”

  “また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「来たれ」と言うのを、わたしは聞いた”

  “そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた”

  “そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた”

  “すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた”

  “「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを損なうな」”

  “小羊が第四の封印を解いた時”

  “第四の生き物が「来たれ」と言う声を、わたしは聞いた”

  “そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた”

  “そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた”

  “彼らは、地の四分の一を支配する権威”

  “および、剣と、飢饉と、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが与えられた”

 

 これから世界は、4つの選択肢しか、与えられなくなっていく、

 白い馬の騎士は、反キリストで、正義の味方ぽく、民主主義、自由主義を謳うし、

 赤い馬の騎士は、敵役ぽく、帝国主義、共産主義、全体主義、選民主義かな。

 黒い馬の騎士は、金融、発電、通信、医療、流通、マスメディアなど金の成る木の利権

 青い馬の騎士は、貧困、飢え、感染症、ウィルス、毒薬、化学物質、

 というより、黙示録の世界を遂行しようとしてる人たちがいるらしい、

 誰とは言わないけど、聖書を信じる厨二病じゃないかな。

 おれは、生きてる限り黙示録を先延ばししたいね。

 ちなみに4つの騎士は、相互依存している策謀の中心で、同時並行的に現れそう。

 ていうか、これを実行できそうなのって、白人系ユダヤ資本だけだよね。

 そして、それに便乗して儲けようとする利権団体かな。

 ヤバいのがマイノリティの朝鮮系日本人軍属で、

 マジョリティの日本人が死ねば死ぬほど地位を得やすくなるし、収入も増える

 日本将兵を殺すための戦争をするから注意しないといけないし

 始末が悪いことに、半島を抱え込んで助けるためなら国益をアメリカ、イギリス、中国、ロシアに売り渡すし、

 日本人が何万人死のうと、何十万自殺しようと、嬉々として実行しそうだし

 利権団体も、金の為なら組むからな。

 本当だよ (笑

 

 

 ちなみに、戦争予定表はあるけど、たぶん、変わりそう。

 でも、これからは、バルカン半島が焦点になるかもしれない、

 何にしても、戦争が起こる地域があるので、焦点は、金儲けに繋がるかもしれない、

  1911年〜1912年  伊土戦争

  1912年        第一次バルカン戦争

  1913年        第二次バルカン戦争

  1914年〜1918年  第一次世界大戦

  1918年〜1919年  ハンガリー・ルーマニア戦争

  1918年〜1920年  ロシア内戦(ロシア革命・対ソ干渉戦争・シベリア出兵)

  1919年〜1922年  アイルランド独立戦争

  1919年〜1922年  希土戦争 (1919年-1922年)(小アジア戦争)

  1919年        第三次アフガン戦争(アフガニスタン独立戦争)

  1920年        ポーランド・ソビエト戦争

  1921年        コト紛争

  1922年〜1923年  アイルランド内戦

  1926年〜1949年  国共内戦

  1931年〜1933年  満州事変(十五年戦争)

  1932年〜1938年  チャコ戦争

  1935年〜1936年  第二次エチオピア戦争

  1936年〜1939年  スペイン内戦

  1937年〜1945年  日中戦争(支那事変)

  1938年        張鼓峰事件

  1939年        ノモンハン事件

  1939年〜1945年  第二次世界大戦

 

 

 個人の人生経験から導き出される言動は、拳銃弾の様に的外れが多く、

 国史や世界史の知識から導き出される言動は、真実に基づくほど、小銃の如く命中しやすい、

 歴史を学ばない者は、記憶喪失で放り出されることに等しく、

 国策を誤まらせ、内患となりやすく、外患誘致させてしまう。

 仮に、一時的に国内の政敵を打ち倒すことができたとしても、

 国民の反発を受け、より大きな詐欺と、圧力団体を必要としてしまう。

 

 国賊であれ、売国奴であれ、反日利権は、国民を奴隷にすることを望み、

 国民の視点の高さ、視野の広さ、多視点の多さ、総合バランス思考を嫌う。

 国体における、天地を分断することで中間搾取を増やし、

 左右を分断し、左右どちらにも人材を派遣して国論を操作することで、国民同士を仲違いさせ、

 理系と文系を分断して総合的な判断力を鈍らせ、

 男女同権と世代対立を利用しつつ家庭を破壊し、

 貧富と地域のバランスを崩し、

 外患誘致を行いながら有力政治家と有力官僚を殺害し、

 ヒエラルキーとヒエラルキーと、カテゴリーとカテゴリーと、ヒエラルキーとカテゴリーを対立させ、

 専修化を利用しながら、国民の無関心、無気力、無感動を煽り、

 コミュニティを破壊し、孤立化させ、法体系を乱し、

 利己主義と拝金主義を蔓延させ、

 保身と利権を最上の価値と思わせ、

 社会の自滅か、内戦か、対外戦争へ誘導させる。

 金融を支配し、人事で無能で矮小な人間を昇格させるだけで、日本の政策は誤まり続け、

 馬鹿な天下り世襲利権を篭絡し、コミュニティを分断するだけで、日本を傾かせられる、

 そして、内戦で政敵を破壊することも、

 戦争で権力を掌握しながら儲けることも自在である、

 って、未来人で歴ヲタのおれがそういうのだから、確かだよ (笑

 

 おれ、明治維新を失敗させて、歴史を変えて、頑張ったんだけど、

 武士階級にも、いるんだよね。

 癌みたいな連中がさ、困ったもんだ。

 いや、成り金もそんな感じのがいるけど、

 人柄で人脈を構築するので、世襲している家より謙虚かな。

 

 

 

 1月

  マリア・モンテッソーリ、

  ローマで労働者階級の子供のために彼女の最初の学校およびデイケアセンターを開く。

 

 

 日本で、あれこれ、人脈を広げて、飛行場建設のお願いをして回るのだけど、

 生まれたての飛行機の期待は、小さいらしい、

 まったく、想像力の欠片もない連中だよ。

 まぁ 意識を集中しないといけない分野がほかにもあるからしょうがないのだけどね。

 港湾、鉄道、発電所、道路、橋、トンネル、電話・電音・電映網、高層建築・・・

 これら公共設備を建設するのに鉄鉱石、石炭、石油を必要とする。

 逆に言うなら、資源さえあれば、公共設備を建設し、

 多少の人口増加と、食糧増産なら耐えられる。

 金融は、14歳以上の男子への均等バラマキだけど、

 銅本位制である限り耐えられる。

 軽い紙幣を、重たい銅インゴットと交換したがる庶民は、ほとんどおらず、

 銅を欲しがるのは、銅製工場くらいのものだけど、

 通常、銅貨を溶かすより、銅鉱山で採掘した資源を溶かすね。

 あとは、税制で強制的に紙幣を循環させればよく、

 毎年、財政による公共設備が行われ、社会資本で設備投資が繰り返される、

 そんなわけで、必要とするのは、鉄鉱石、石炭、希少資源なのだけど、

 肝心の清国が動乱中で、資源採掘が遅れ気味、

 資源が少なくなると、資材が高騰して、優先順位の低い工事が延期される。

 まぁ なんとかしないとだけど、ナミビアに行かなくちゃ

 

 

 新型の50口径360mm連装砲の試射が行われていた。

 砲身命数。初速。連射速度。命中率。仰角・俯角。貫通力。破壊力。

 いろんな項目でスペックを上げているけど、

 現状でも、指向性の強い爆薬で、初速と射程が伸びてるし、

 弾芯にタングステンを使ってるので貫通力が大きいし、破壊力もあるし、

 仰角45度で、連射速度も速い、

 50口径300mm連装砲でも十分な艦砲なのだけど、

 欧米列強が艦砲の口径を引き上げてるので、日本海軍も付き合ってるらしい、

 しかし、綾波時代から警告してるのだけど、砲口兵器は、限界を向かえる。

 潜水艦と航空機は、欧米列強に先行してるので戦略バランスで心配いらないのだけど、

 どうにも、外国に影響されてるようだ。

 あ、外国からの発注もあるのかもしれない、

 輸出型は、2割ほど性能を落としてる。

 それでもイギリス戦艦と互角に戦えるらしく、余裕な感じだ。

 科学技術、工業、産業で欧米に勝てると、なんとなく余裕だね。

 それで、長老格の師弟人脈とか、既得権が落ちぶれてるけど、新陳代謝の結果だろう。

 未来の日本の既得権は、若い芽を潰すどころか、使い捨て、

 ジリ貧で、人口を減らすぐらい醜悪で

 敵性国家の外国人労働者を国内に引き込むくらいに狂っていたからね。

 

 

 

 ナミビア行きの定期船に乗ると、

 フィリピンを経由し、

 インド洋のニコバル諸島とか、幾つかの小島に立ち寄り、

 ナミビア沖に到着する。

 沿岸は、城塞都市を中心に高層建築が立ち並び、

 10000人規模の複合高層建築も少しずつ増えてるらしい、

 太陽光熱発電を利用した淡水プラントが沿岸域に作られ、

 砂漠の緑化が少しずつ進んでる気がする。

 最大の水の供給源は、アマゾン川の水らしい、

 そして、太陽エネルギーなら、あと、50億年ほど使える、

 高層ビルの中は、緑が多い、

 ていうか、緑化より室内庭園が先行して、高層ビルからの排水の一部が緑化に繋がっているようだ。

 とりあえず、綾波時代に投資していた高層建築で、相続分を確認しないといけない。

 ナミビアは、アメリカ東海岸と、欧州のどちらに対しても橋頭堡なわけで、

 政府主導で投資が行われてる、

 ラクダが馬の代わりに使われてるけど、

 砂漠用の4輪駆動とか、6輪駆動とか、無限軌道車とか研究されてる、

 おれのテコ入れいらないんじゃね。って、思えるほど、開発が進んでる。

 それでも資源開発は、予算の呼び水になると思うかな。

 だけど、和服を着てる人間とか見かけると、

 ああ、日本人なんだなって思えてくる、

 って、白人美少女も着てるし、

 ていうか、こっちも、次男坊三男坊が多いから、どうしても白人少女が送り込まれるんだろうね。

 とりあえず、飛行機で飛んで回って、資源開発するわ。

 ちなみに幕藩連合府は、北のウォルビスベイと南の阿都(リューデリッツ)で

 鉄道が4000kmほど伸び、

 21の藩が鉱山や平地に建設した駅を起点に21の街が形成されている。

 当然、日本と海底無線で繋がれ、沿線沿いに電話・電音・電映が繋がっている。

 ちなみに電映が2回線に増えたらしい、

 そして、貨車の多くは、建設機材が山済みで、現地へ運ばれ、

 降ろされ、組み上げられると、高層建築が組み上げられていく、

 なんていうか、砂漠に高層建築もラスベガスぽくて悪くないかもね。

 それはそれとして、艦命神社に日本刀を奉納しよう。

 海軍さんと人脈をつなげておくと、何かと仕事しやすいからね。

 

 

 ナミビアの防衛が気になったので、聞いてみると、

 飛行船2隻

 海軍は、装甲巡洋艦2隻、潜水母艦2隻、潜水艦12隻、

 陸軍は、砲兵旅団2個、中隊25個、装甲列車40両らしい、

   旅団  大佐と一等兵、二等兵の3人と、連隊4個  10239人

           (大佐1人。中佐4人。少佐16人。大尉64人。中尉256人。少尉1024人)

   中隊  大尉と一等兵、二等兵の3人と、小隊4個  159人 (大尉1人。中尉4人。少尉16人)

   装甲列車中隊  120mm砲4基   40mm機関砲4基   6.5mm機関砲20基

 足りるような、足りないような、だけど、

 今のところ、欧米と戦争する兆候がない気がする。

 

 フランスが6476t級ジュマプ型海防戦艦ジュマプ、ヴァルミー2隻と、

 6681t級ブヴィーヌ型海防戦艦ブヴィーヌ、ブヴィーヌ、アミラル・トレトゥアール3隻を清国に売却

 

 

 

 2月

  日清紡績設立

  奥村組創業

  麒麟麦酒設立

 

 ナミビア探索が続いている。

 1機だと怖いので、3機編隊。

 ここだ、というところに降りて、資源探しするけど、

 高度100m〜200mをゆっくり飛んでもらったので、ちょっと、大変だった。

 でも、ダイヤ、ウラン、亜鉛、ニオブ・タルタル、ニッケル、ガス油田を見つけたよ。

 そうそう、アフリカ情勢は、日本と欧州諸国が武器弾薬を供給し合って紛争中、

 東アフリカは、先住民国家が日本から武器弾薬を購入しつつ、白人の謀略に耐えている。

 ていうか、西アフリカも、東アフリカも、日本がテコ入れして、耐えさせている。

 でも、いつまでも耐えられるかわからない、

 たとえ、部族が武器を保有していても、内乱を誘発させる方法があるし、

 格差が広がるほど政府が信認を失うし、

 信任を失った政府は、ますます、利権を固めることで、信認を失って殺すか殺されるかとなる。

 そして、外国が少しばかりテコ入れするだけで、

 現地政府は、民衆のクーデターに耐えられなくなる。

 そういや、未来の日本で、我田引水ばかりの自民党が民主党に負けたのもそれだったね。

 利己主義と拝金主義で格差が広がるほど、国民の反政府が強まるし、

 そして、常習的に外患に弱くなり、

 不正腐敗ばかりの権力基盤を守るため、外国の言いなりになってしまう。

 

 

 

 3月

  玉川電気鉄道が道玄坂上・三軒茶屋間に玉川線を開業(8月に玉川まで延伸)

  フィンランドで最初の議会選挙(〜3月16日 )。

     女性候補が出馬した世界で最初の選挙であるとともに、

          普通選挙権が適用されたヨーロッパで最初の選挙

  東京府勧業博覧会開催(上野公園)(〜7月31日)

  ベトナムでファン・チュー・チンらがハノイに東京義塾を設立する。

 

 おれ、まだ、ナミビアを飛び回っている。

 だって、ナミビア広すぎるよ。

 でもまぁ 資源があると大きいからね。

 しかし、自己資本で開発できる鉱区は、少ないから

 山師になって投資を貰わないと。

 単純に高層建築を建設していくのが無難な気もするけど、

 ナミビアの資源が少ないと、投資する動機が弱くなるからね。

 

 ナミビアにも剣術道場がある。

 でも、ゴーグルみたいなの付けて、砂を払ったりもしてるので、

 日本での剣術と少し違う感じ、

 まぁ 確かに使えるものは使わないと、勿体無いわな。

 

 

 

 

 

 4月

  寿屋(サントリー)が赤玉ポートワイン(赤玉スイートワイン)を発売

 

 まず情報を仕入れて、資金力相応で優先順位を作って、

 採算性とか、将来性とか見越しながら、ナミビア投資していく、

 もちろん、自分の好みや適正もあるし、

 信頼できる人間のスペックと人数にも比例するけど、

 とにかく、事業を拡大して、現地で雇用を募集しないと、日本から人が来ない、

 おれが、綾波から引き継いだ利権は、全相続の3パーセントくらいなのだけど、

 紙幣が減って利権を増やせた気がする。

 でも、経済乱世で、競争が激しいし、全体の総量に占める利権と紙幣が増えにくくなるかもしれないね。

 

 

 15階建ての居住用高層建築の一室で、砂漠に沈む夕陽が感動的なほど綺麗でヤバいわ、

 電音を聴いてると、

 半島や清国との交流増やそうというアホな論陣が育ちつあるようだ。

 おれ、そういうの、散々 叩いたのだけど、どうしても朝鮮系日本人が湧いてくる。

 もうやだよ。

 あいつらを入国させると、利権政治が加速するし、

 要人暗殺されるし、治安が悪化するし、犯罪が増えるし、

 中小零細企業とかをいじめられるし、学校で日本人の子供がいじめられるし、

 性犯罪被害で家庭崩壊とか増えるし、

 国策を誤らせさせられるし、

 百害あって一利なしなんだけど、利権団体だけは、喜びやがる。

 でもまぁ 少数意見みたいだし、

 反朝仕様で、漫画の一つ、二つでも作らせておくか、

 

 

 

 5月

 一通りナミビアの利権を確保しながら、

 現地の有力者と航空関係の交渉をするけど、見知った相手が多い、

 こっちは、相手を知っているけど、

 相手は、時司をよく知らないというのは有利で、交渉に利用できたかな。

 でもやり過ぎると、幾ら隠し子でも、疑われるし、ほどほどにしないと、

 あと、10000人規模の複合高層建築は、人気があるのか、少し投資しとこうとか思った。

 ていうか、次に若返るとき、適当な利権がないと動きにくいし、不利だしね。

 

 

 扶桑に帰還するので船に乗る。

 あちらこちら寄港して相続した利権を確認して、船を乗り換えるけど、

 途中の島で治療で恩を売って、味方を増やしていくかな。

 ニコバル諸島(1841ku)は、環境が悪くて、列強が植民を諦めた島だけど、

 いまは、日本とナミビアを繋ぐ島で、アチェ王国と共闘するための島で、

 幕藩連合の公共投資と設備投資が行われ、高層建築が数十棟ほど、建設されている。

 軍港も整備され、戦艦2隻、潜水母艦2隻、潜水艦12隻が配備され、

 守備旅団4個ほど、配備されてる。

 日本にすれば、アチェ王国は、オランダ領インドネシア解放の橋頭堡だけど、

 オランダに安く資源を提供させるための方便でもあるかな。

 実のところ、アチェ王国軍は、インドネシア解放のための軍事力を増強させつつあるし、

 イギリス、フランス、ドイツは、東アジアへの足場を失うことを恐れ、

 オランダに軍事支援をしているらしい、

 もっとも、欧州諸国は、日本との関係をこじらせたくないのか、

 必要な資源は、比較的安く売ってくれている、

 まぁ どちらも準備不足なので、

 海軍情報だと、戦争になる兆しはまだないらしい。

 おれ、国政での地位を喪失してるし、たぶん、って感じ、

 そうそう、ニコバルにも艦命神社があるので、日本刀を奉納するよ。

 あと、投資して、利権も増やしておこう。

 ていうか、田舎はいいよね。

 飛行場建設で広い基地を建設できるし、

 

 

 

 

 

 6月

  第2回万国平和会議開催(〜10月18日)

  日本人探検家がマチュ・ピチュ遺跡を発見。

 

 扶桑に帰還すると、大自然が迎えてくれる。

 あと、建設中の複合高層建築とか。

 衣食住と雇用で完結型建築は、極地や砂漠向きなのかもしれない、

 もう、なんていうか、第2の故郷みたいな。

 創巧社は、飛行機を製造して販売できて、黒字が続いている。

 というのも、日本で飛行場建設が行われてるせいか、

 幾つかの団体がカモメ機を購入してるからで、まぁ 儲かっている。

 そうそう、100馬力級エンジンを開発中かな。

 ていうか、100馬力って、未来だと、航空機エンジンじゃなくて、自動車エンジンじゃん (笑

 でもまぁ いまは、マスプロ技術と安全性の確立だよね。

 

 

 正妻と愛人が子供を産んだよ。

 子供のためにも稼がないとな。やれやれ

 でも、バラマキがあるので、金がかかるのは14歳までと、

 あとは、女の子か。

 それだって、さっさと、結婚させれば手が離れるけど、

 あまり手放したくない気もするね。

 

 

 軍に人脈ができると、海外地の議員でも、軍事施設に入りやすくなる。

 まぁ あれだ。

 軍組織に、航空機をどう組み込むかって話し、

 というのも、カモメ機は、3式指揮連絡機の仕様で、離着陸距離が短く、

 小型の複座なので、さらに軽量で、STOL機の走り、

 ていうか、セスナ機に近い、

 しかし、これから機体が大きくなって、高速になると、飛行場は大きくなるし、

 軍用飛行場となったら、将来、2000m級になるだろうし、

 格納庫も爆撃に耐えるような施設にしないといけないわけ、

 もっとも、日本は、航空機で先行してるので “そこまでするの?” って言われる。

 いや、やんなきゃ駄目だろう的な。

 それは、それとして、潜水艦基地は、砲撃に耐えられるように建設されていて、

 1500t級の葉巻型潜水艦が何隻も入っているのを見ると、ちょっと感動する。

 潜水艦に飛行機は載せられるか? と聞かれたので、

 潜水艦の性能が低下するし、航空機も制約されるので、それだけはやめてくれと言っておいた。

 

 

 

 

 

 7月

 電音を聴いてると、政界がざわついてる、

 まぁ 将軍交代もあるのだけど、権力基盤の構造改革が騒がしい、

 幕藩連合は、10人長選挙枠を30万人規模の区長を上限にしているけど、

 行政の長であっても、国政に関われない、

 だけど、人口1億4000万を超えると、あれだ、

 20歳以上が7000万人くらいなのだけど、相対的に民主化の声が強くなって、

 100万人長選挙まで引き上げ、国政に参加させざるを得なくなっていた。

 ていうより、旧藩主勢力の、おれも国政に参加させやがれ、と、

 現藩主も権力基盤を安定させるため、藩敵を国政に追いやりたいけど、

 藩敵のまま、政界入りは困るぜって、いう妥協点みたいな感じらしい、

 100万人長は、10人長、100人長、1000人長、1万人長、10万人長、100万人長と

 選挙を6回ほどしなければならない。

 仮に藩主21人と、100万人長70人で議会を構成するようになると、

 それが旧藩主勢力の代理人だとしても、武士階級の特権が吹き飛んでしまいかねない、

 もっとも石票の委任という形を取るため、

 議会勢力の主流を握るのは、21人の藩主なのだけど、

 藩論で割れてる藩と、元々石票の小さな藩は、100万人長の石票に負けかねない、

 まぁ 樺太藩とか、千島藩とかね。

 

 

 扶桑でも夏祭りがあって、花火が打ち上げられた。

 花火が打ち上がると、あれだ。

 なんというか。扶桑の未来が明るくなるんじゃないかって、思えてくるわけ、

 でも温度は16度から17度で。夜になると、14度から15度と涼しくなるから、浴衣は着てなくて、

 着物と、羽織袴が多い、

 まぁ 秋空に花火を打ち上げてる感じかな。

 そういえば、十二単とかも見たことがある。

 場所柄、着やすいのかもしれないけど、毛皮の方がいいような気がするね。

 いや、かわいそうっちゃ かわいそうだけどさ、

 

 

 

 8月

  ロバート・ベーデン=パウエル、

    イギリスのブラウンシー島で最初のボーイスカウト・キャンプを実施(〜8月9日 )。

  日本の山梨県で大水害が発生(〜同25日)

  英露協商締結。イランとアフガニスタンにおける両国の勢力圏が確認される。

     露仏同盟・英仏協商とあわせて三国協商が成立。

 

 集計によると扶桑の宗教比率は、3分の1が新興宗教らしい、

 日本でも10分の1は、新興宗教に衣替えしている。

 まぁ 檀家制度で惰性でやってる既成宗教と、命懸けの新興宗教の戦いなのだから、当然の結果だね。

 おれは、綾波繋がりで、同じ宗教にしてるけど、若返りを誤魔化すための連続性のためかな。

 別にその宗教に思い入れがあるわけじゃないものね。

 旧宗教が皺寄せ喰っても、同情しないわ。

 

 

 議員生活は終わったけど、いろいろ、成果を見せたし、

 名前も売れたし、もう一度、議員になれそう。

 あとは、若返えるおれが生まれた時期を見計らって

 議員になり、公文書偽造するだけかな。

 まったく、面倒だなぁ 次は、10代で若返りたいぜ、

 ていうか、60代から10代って、何年かかるんだよって感じ、

 まぁ 扶桑は、基本、厚着だから顔さえ老け顔にすれば、体付きは、30代でもいけそうかもね。

 しかし、白人美少女の輸入が減らないな。

 小金を溜めた日本人の次男坊と三男坊が海外地で女といったら・・・

 面倒な家同士の付き合いなんてしたくないだろうし、

 わかるような気がするね。

 でも、それは政治的孤立しちゃうのでいけないよ (笑

 

 

 電映が全国2回線藩内2回線に増えて、電音が48回線に減少した。

 もう、統廃合で大騒ぎ、

 放送は、時間帯ごとの入札で、21藩に振り分けられている。

 電映器が増えたこともあるけど、映像作品が良くなったせいか、視聴率も増えている。

 あと、21藩が藩産作品の品質を上げるために努力しているらしい、

 電映器を見ていると、パレスチナで撮った映像を流している、

 北イスラエル王国区は、南ユダ王国区より広く、日本資本が高層建築を建設し、

 日本人と、南ユダ諸派系ユダヤ人との交流を増やしているらしい、

 オスマン帝国で、日本人が好き勝手してるようだけど、

 ロシア帝国の南進は確実視されてるし、

 オスマン帝国の近代化に手を貸しているのが日本なので、

 関係強化のための処置らしい、

 扶桑、瑞樹、ナミビアは、まだ、電映放送権がないというか、入札権がない、

 電音60回線から電音12回線と電映16回線に減るのだから、海外地は後回しなのかもしれない、

 だけど、扶桑、瑞樹、ナミビアの映像は、人気あると思うけどね。

 ちなみに飛行機を使った映像も増えてるので、創巧社の売上も増えてるかな。

 

 

 

 

 

 

 9月

  電機学校(東京電機大学の前身)創立

  ニュージーランドがイギリスの自治領となる。

  扶桑人口228192人

 

 今年は、人脈を繋ぐために日本に行くかな。

 途中、西布哇諸島に立ち寄るけど、繁華街が大きい、

 冬になると、西布哇諸島で、日焼けする扶桑人もいる、

 ていうか、西布哇って、高層建築が建ち並んで、人口密度が高い、

 ほとんどは、扶桑向けの南国作物用高層建築と、

 扶桑開発系土建業の期間工夫用社宅で1K、2K部屋が多い気がする。

 

 

 西布哇諸島でハワイ王国情勢を聞くと、米西戦争後、アメリカの軍艦が立ち寄ることが増え、

 日本も対抗して戦艦を派遣しているらしい、

 ハワイ王国は、日本から紙幣を買って、銅本位制を取ってるけど、

 アメリカから銅が流れ込んでるのか、アメリカ金融の影響を受け、

 ばら撒き政策が行われず、金融支配が進む、

 まぁ 銅と紙幣の交換比を変えて、アメリカからの銅輸入を減らせばいいのだけど、

 世界の銅価格を決めているのは、銅本位制を取ってる日本で、

 資源採掘に合わせて、交換比率を下げている。

 銅交換比率を下げ過ぎると、国内銅山の採算が低下するので悲惨になるけど、

 交換比を上げると、欧米系の対日工作資金になってしまう。

 これは、希少性のない銅本位制の弱点で、

 銅さえ、持ち込めば、ハワイ王国紙幣でハワイでの利権を増やせるためで、

 利権を奪った後は、利権政治へ移行させることができるし、

 右翼利権や左翼利権に侵食して工作資金で乗っ取り、

 自作自演の対立と、議題になる焦点を決め、台本のある争論を演出して、ハワイ王政を操ることもできる。

 まぁ 大衆扇動ってやつね (笑

 その後、ユダヤ金融システムは、紙幣印刷を減らし、

 税金と利権で社会資本を吸い上げ不況にし、

 金で人を雇って、対外紛争を増やすだけで無謀な戦争を引き起こせたりもする。

 戦争になれば、紙幣を増刷し、国民奴隷を兵士として雇用して、外国軍と戦わせ、人殺しをさせる。

 近代以降の戦争は、資源戦争の側面もあるけど、金融支配のための戦争といえる。

 国民は、衣食住と雇用があればいいわけで、

 そんな国民に戦争させ、将兵に人殺しをさせるには、手順が必要で、

 戦争を引き起こすため故意に不況に至らせる。

 中央銀行は、利益誘導と、戦争誘発罪と、人類の敵罪と、平和の敵罪で捕まえたいけど、

 ほかの国だし、困ったものだ。

 しかし、ハワイ王国を舞台に、アメリカと利権戦争するのは、あまり面白いとは言えない、

 ハワイ王国は、そこそこの貧富の格差で、まぁ 島民が耐えられるレベルかもしれない、

 狭い島国で、無造作に人口が増えると、大変だからね。

 とはいえ、ハワイで親日派と親米派にわかれて対立しているし、用心しないといけないかな。

  

 

 そんなこんなで、日本に着くけど、

 とりあえず、妻方の播磨藩で、播磨飛行機の工場を見学しつつ、あれこれ、指示していく、

 そして、播磨藩を足場に日本全国で、権謀術数かな。

 ていうか、播磨藩のスポークスマンで、工作員みたいな (笑

 なんか、樺太藩主兼国防参謀から落ちぶれた気もするけど

 ああ、でも、国防省で、空軍参謀になれそう。

 いや、多数派工作で頑張った甲斐がありました。

 と言っても、最初は、連絡機とか郵便機から始めるべきだと思うの、

 一応、モーターキャノンみたいなのは、研究開発してみるけどさ、

 

 

 

 10月

  ハーグ陸戦協定(陸戰ノ法規慣例ニ關スル條約)締結。ダムダム弾の使用が禁止される。

  箕面有馬電気軌道(後の阪急電鉄)開業

  1907年の銀行パニック後、ニューヨーク証券取引所で急落する株価を買い支えるべく、

    ジョン・ピアポント・モルガン、エドワード・ヘンリー・ハリマン、

     ジェームズ・スティルマン、ヘンリー・クレー・フリックなど

        ウォールストリートの銀行家が、2500万ドルのプールを作成し、

          アメリカの金融危機を防いだ。

  小山内薫が「新思潮」を創刊。

 

 おれ、資本家なので、たまに工業品評会に出かける、

 自分で創業に関わることもあるけど、

 成功するとわかってる分野で伸びようとしている企業は、積極的に投資するかな。

 その方が楽だし、額が多ければ軌道修正してもらいやすくなるし、

 どの道、人任せにするしかないわけで、

 ていうか、未来を先取りしているような開発が増えてるのは、嬉しい限りだ。

 しかし、日本は、帯刀がほとんどいないのが気になった。

 まぁ 商売で、日本刀とか邪魔だし、

 連れの男でさえ、鉄扇を内ポケットに入れてるくらい、平和だねぇ

 

 

 

 1600mm広軌鉄道は、車幅が3600mmあって広く感じる、

 お金持ちや大家族は、コンパートメント車が好きで、

 おれが乗ってるのは、そっちかな。

 電音を聴きながら、幾つかの利権屋と折衝し、適当な条件で、人脈を繋いでいる、

 外を見ると、高層建築が建設されているのが見えた。

 「日本の衣食住利権は、年々馬鹿でかくなっているけど、人口と食糧は、大丈夫だろうか」

 「いま、瑞穂建設は、80m級耐震性建築なら採算が合うようです」

 「水耕・土耕の農法にもよりますけど、平地の30倍の収穫は見込めますね」

 「そんなに?」

 「複合型高層建築の成功で、補助金が引き上げられるなら、200m級耐震性建築も行けるでしょう」

 「そうなれば、平地の80倍くらいは行けるはずですね」

 「ただし、電気、照明・日照、水、土、燃料の条件が大きくなるので」

 「場所を選びますし、日照の関係で、赤道近くが有利になりますが」

 「んん、権力というか、石票欲しさで農業用高層建築の補助金増加は、ありそうだけど」

 「資金繰りのつかない藩が、足を引っ張りそうですがね」

 「あはははは・・・・」

 「人口増加率と、食糧増加率で考えると、次の財政も、ほとんどがインフラ整備になりそうだな」

 「ですが、財政のばら撒き率も高いですよ」

 「既得権は、金融のばら撒きで紙幣が増えると、政敵を増やすし」

 「民衆が微力でも権力を握ると足し算するだけで、権力基盤を失いかねないからね」

 「地租税を余計に払っても、回収が見込めなくても、財政負担で、ほかで帳尻を合わせるのだろう」

 「地租税は、年々 評判を悪化させてますよ」

 「狭い敷地で所得を増やしてる人間が増えたら、そう思うだろうな」

 「少ない人数で、耕起、作付、田植え、稲刈り、採集ができるならそっちに移行すべきだよ」

 「むかしながらの田園風景も捨てがたいですがね」

 「耕起、田植え、稲刈りと無関係で、見てるだけなら賛成だよ」

 「幾つかの藩がトラクターを研究してるようです」

 「トラクターより、農業設備備え付けの建物の方がいいだろうに」

 「良田、捨てがたくってやつでしょう」

 「ふっ 人は、良田を食べるわけじゃなく、米を食べるんだがな」

 「農民の意識を変えるのは、難しいでしょうね」

 「なんにせよ。収入差が広がり過ぎてるし、高層化は、年月の問題だよ」

 

 

 

 

 11月

  イギリス・フランス・アメリカ統治の台湾で虐殺事件が起こる。

 

 食堂車で、リョコウバトの照り焼きを食べてると、

 「時司君の父上もよく、リョコウバトの照り焼きを食べていたな」

 まぁ 本人なんだけど、

 絶滅した鳥の照り焼きを食べるなんて、タイムスリップ冥利に尽きるし、それくらいの役得がないと、悲し過ぎる。

 ちなみに日本オオカミ、蝦夷オオカミ、ハシブトゴイ、キタタキ、クアッガ、ハワイクイナ、

 マミジロクイナ、コウノトリ、トキ、ニホンカワウソを絶滅から救ってるよ。

 「・・・そうですか。因縁めいた食材ですし」

 「そういえば、君の父上が、日本で増やしたんだったな。アメリカでは、絶滅したというのに」

 「卵を産むのが1年に1度で1個ですから。採算が悪くて負担が大きかったと言ってましたよ」

 「アメリカ人がリョコウバトを100匹ほど返してくれと言ってきたが」

 「幕府の役人が、アメリカ軍がニカラグアから撤収したら100匹返還すると言ったらしく、ご立腹だそうだ」

 「ふっふふふ」

 「あまり怒らせて、資源輸出で難癖を掛けられたら、たまらんよ」

 「老中様。外交は、互いに嫌がらせをしてるくらいが丁度いい関係と思いますよ」

 「そうかもしれんが、アメリカは、清国を後押しして、日本に挑発させている」

 「日本も、メキシコ、コロンビア、ベネゼエラ、ブラジルに軍艦を輸出しているので。お互い様ですよ」

 「んん・・・」

 若年寄は、白人世界の侵食に頭を悩ませているようだ。

 鉄道で日本を巡りながら、治療と利害関係で政官財人脈を繋げていると、あれだ。

 日本産業が少しずつ大きく、有機的に繋がっていく気がする

 企業と企業、企業と人を有機的に繋げていくのは、まぁ 営業って呼ばれる人たちなんだろうね。

 詳しく書いていくと、企業小説みたくなるので、省くとしても、

 交渉力とか、人間性を問われるので、嫌い、

 ていうか、おれ、将来、引き篭もりニート志望だもの、

 資金力とか、利権とか、航空機とか、

 有利な取引条件を持っていなかったら、営業なんてできんわ、

 

 

 それは、それとして、電音によると、ニカラグア戦争が再開しているらしい、

 アメリカの言い分だと、ニカラグアから先に撃ったそうだ。

 いや、弱い側が強い側に撃つとか、そんな無謀なこと、普通、やらないから、

 

 

 

 

 

 

 12月

  ペンシルベニア州ジェーコブス・クリークの炭鉱中の爆発、死者239人

 

 

 薩摩藩は、火山灰のせいか、地質の脆いシラス台地が多い、

 水捌けがよくて水田に向かず、

 作物は、サツマイモ、桜島大根、ダイズ、アブラナが主流で。黒豚と肉牛の生産が盛んかな。

 明治維新不発で、予算投資が大阪、濃尾、関東を中心に集まり、

 徳川13代家定、第14代家茂が江戸を社会資本の中心にするため北方に利益誘導し、

 それは、幕藩連合の政権交代後の第15代前田利嗣、第16代伊達宗基でも北方投資が続き、

 樺太藩が急成長して、資本投資を北に集まり、西日本開発が遅れたらしい、

 しかし、ばら撒きで、社会資本の比重を戻し、建設産業が軌道に乗ると、

 鹿児島は、日照が有利で、高層建築の密度が高く、収穫量を大きくできた。

 鹿児島藩の旅館娯楽場にいると、娘の佐奈(46)と孫たちを見かけた。

 どうやら、何かの冠婚葬祭に出向いたようだ。

 子供より若返ると、なんていうか、変な気分だねぇ

 懐かしい気もしたけど、

 父親の隠し子と会いたくもないだろう、と、軽く会釈しながら擦れ違ったよ。

 

 

 グレート・ホワイト・フリート延期

 ざまぁ〜

 まぁ 米西戦争で、戦艦が何隻も沈没したからね。

 でも、あと数年で、戦艦群を増やせるのだから、大した国だよ。

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  おれ   妻 千代 (66)   総司(50)  慶司(48)  佐奈(46)  晃司(43)

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう) 32 

 ロゼ・ティーナ(23)   露瀬 統司(5)  露瀬 千夏(3) 露瀬 陽介(♂)

 智子(20歳)  時司 頼経(2)  直衛(♂)

 

雁皮   高額手形・高額紙幣・株券    “鳳凰   ×××××   青龍”

紙幣

楮    “雉  10000文  松”

三椏    “竹  5000文  鶏”

綿・マニラ麻    “鶯  1000文  梅”

綿・マニラ麻    “桜  500文  雲雀”

綿・マニラ麻    “燕  100文  菊”

硬貨

 銅・ニッケル 50文

 銅・錫    10文

 銅・亜鉛   5文

 アルミニウム 1文

 

 

 史実4741万人

 戦記1億4225万人

 

 

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