月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

 第61話 1911年 『見るな。聞くな。言うな。考えるな』

 

 ユダヤ暦5671年  皇紀2571年  明治10年

 第122代明治天皇(32)   第16代将軍伊達宗基(45) ⇒ 第17代将軍 島津忠重(25)

 

 

 「封建社会は、世襲だ。人類の敵だ。潰せ!」

 「「「「「「「「おーーーーー!!!!」」」」」」」」

 『・・・・・・』

 「資本主義は、人権を平等を破壊する悪魔の思想だ。右目を瞑って戦うぞ!」

 「「「「おーーー!!!」」」」

 「共産主義は、自由と民主主義の敵だ。左目を瞑って、戦うぞ!」

 「「「「おーーー!!!」」」」

 「不正腐敗だ。右翼テロだ!」

 「「「「軍国主義は、許せない〜!!!」」」」

 「テロは、コミンテルンの謀略だ。左翼テロだ!」

 「「「「共産主義は、許せない〜!!!」」」」

 「みんな。人権擁護法案で、人民裁判するぞ! 革命だ!」

 「「おーーー!!!」」

 『『ぇぇ〜・・・』』

 「みんな。敵国が攻撃してくるぞ! 敵国が我が国を挑発しているぞ!」

 「「「「なんだってーーー!!!」」」」

 「国を強くするために、治安維持法と。特定秘密保護法案で、スパイを摘発だ!」

 「「おーーー!!!」」

 『『ぇぇ〜・・・』』

 「反対するやつは、売国奴だ」

 「「おーーー!!!」」 

 『『『『『『ぇぇ〜・・・・・』』』』』』

 「みんな目を瞑れ、なにも聞くな。何も言うな。何も考えるな」

 「「おーーー!!!」」

 『『『『『『ぇぇ〜・・・・・』』』』』』

 「戦争だ!将校だけ、右目だけ開けてよし」

 「国民は、売国奴になりたくなかったら、目を瞑って戦うぞ」

 「おーーーーー!!!!」

 『『『『『『『『ぇぇ〜・・・・・・』』』』』』』』

 『これで、勝っても負けても利権は、ガッポリだな』 (笑

 『10年したら、またやるから、右翼と左翼を残して』

 『民主主義者と、頭のいい奴は、最前線で敵に始末させちまえ』 (笑

 民主主義アメリカ合衆国の戦争という映画をやったよ。

 左翼論と右翼論の極論と揚げ足取りで国民を分断してく、

 子飼いの著名人に台本を読ませたりとかね。

 手順がわかれば、やりやすいわけで、

 そこそこの評価を受けました (笑

 

 

 

 歴ヲタのおれは、歴史的な経験則から、

 情報外交戦略の安全保障を確立し、意識と利権を分断細分化させない、

 マクロ経済で格差を是正し、ミクロ経済を独占させない、

 金融を民権の砦とし、国民にばら撒かせる。

 財政を特定利権に片寄らせない、

 国交を欧米との取引に集中させない、

 大陸は、資源輸入を中心にして、深く関わらない、

 世襲天下り利権と、白人系ユダヤ人と、朝鮮系日本人を警戒し、

 侵略者である朝鮮魔族を国内に侵入させない方がいいと思っている。

 でも、これを本気でやろうとすると、利権屋に殺されそうになるんだよね。

 マジで怖いわ。

 不意に近づいてくる人間が拳銃を持っていたりとか。刃物を持っていたりとかね。

 どうやって助かってるかというと、爆薬を消したり、

 刃物を持ってる人間を睨みつけて、護衛にアイコンタクトしたり、

 そんな感じ、

 魔法がなかったら、早死にする思想だよね。

 ていうか、おれのオタ人生を返せ!

 

 

 

 皇族が北イスラエル王朝を継承した事で、

 日本人は、人類史に思いを馳せるようになっていた。

 魏志倭人伝(280年〜297年)は、

 第14代仲哀天皇(192年〜200年)〜第15第応神天皇期(270年〜310年の頃を記録したものとなり、

  邪馬台国(魏国) = 大和国(日本)

  卑弥呼(魏国) = 日巫女(日本)

 と、魏国呼称と、大和呼称が併記されていた。

 別に中国に媚びる必要はないわな。

 教科書が変わったのは、

 小中華思想に囚われた在日を日本に入国させないようにしたせいだと思うけど、

 小中華仕様に飼いならされた日本人が多かったのは、むかしからなのかね。

 未来の日本は、右翼作家と呼ばれてる作家でさえ、

 CIAアメリカ・韓国・中国の仕様でしか書けないけどな。

 

 

 日本は、欧米型教育を取り入れていない、

 幕府と藩府が補助金をだし、寺子屋と私塾を発展させている。

 適正年齢試験は、あるが、学校は器でしかなく、縛りが小さい、

 学校は、器に過ぎず、弟子が増えるほど広い教室で授業ができた。

 子供に正しい歴史観と、世界観と、政治経済軍事理想を伝える者がいい父親、いい教師になる。

 しかし、産業が大きくなって、資金の流れが比例して大きくなっていくと、あれだ。

 盲目的に体制に従い、利権という名の悪魔に魂を売り、

 傀儡となって、嘘の世界観を生徒に教え、騙してる教師がいる。

 私利私欲と私怨を伝える父親もいる。

 こいつらは、何のために生まれてきたのだろう。

 でも、お金の力が強くなってるせいか、

 そんな人間が少しずつ増えている気がする。

 

  

 

 

 1月

  西田幾多郎『善の研究』

  フリードリヒ・ニーチェ「ツアラツウストラ」 (「ツァラトゥストラはかく語りき」) 日本語訳。

 

 長崎は国際色豊かな街で、いろいろと啓発させられる。

 相互主義の和親条約に基づき、商館の職員の人数が決まっていて、

 写真以外の人物がいると密入国になる。

 まぁ 潜在的超大国のアメリカ人は、

 米西戦争じゃ分の悪い状態で停戦してるくせに、

 インディアン戦争で梃子摺ってるくせに、

 相変わらず、偉そうにしている。

 でもまぁ メッキは剥がれてる気がする。

 「時司殿。今度、アメリカ合衆国は、艦隊を世界一周させるつもりです」

 「ほぉ 大層な試みですな」

 「日本にも立ち寄らせてみるつもりですよ」

 「費用が大変でしょうに、何か。得るものがあるのでしようか」

 「グレート・ホワイト・フリートを世界に見せたいだけですよ」 

 「新興国にありがちな。虚栄ですな」

 「中身もあるはずですよ」

 「そりゃ 戦艦ですからね」

 「時に・・・・」

 「はい?」

 「日本は、インディアンに武器弾薬を渡してるのではないか?」

 「日本国がそんなことをするはずがないでしょう」

 「インディアンに武器は作れない」

 「それなのに、インディアンは、完全武装している」

 「どこから得られたのか。皆目、見当がつかないのですが、日本ならやれそうだ」

 「インディアンは、白人から奪ったか、貰ったか、買ったのでは?」

 ばさっ!

 目の前に写真が何枚も出された。

 「本当かな。我々は、日本の図書館で、インディアンの写真や映像を見てるのだが」

 「これは、日本とインディアンが友好な関係にあるということだ」

 「それは、ボストンの茶会事件と同じですよ」

 「はあ?」

 「ボストン茶会事件も白人たちがインディアンの格好をして、茶箱を海に捨ててるじゃないですか?」

 おれは、ボストン茶会事件の風刺画をテーブルの上に載せた。

 立派な羽飾りを付けたインディアンたちが船から積み荷を捨てている。

 「「「「・・・・・」」」」

 「それともボストン茶会事件はアメリカ人でなく。インディアンがやったとでも?」

 「「「「・・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 「最近は、インディアンに成り済ました白人がトマホークで、殺人事件を演出してるとか」

 「あ、あれは、インディアンがやってるんだ」

 「インディアンがワシントンやニューヨークのど真ん中で、猟奇殺人事件を?」

 「「「「・・・・・」」」」

 「あれは、南軍の生き残りにすぐない」

 「西部で死んだインディアンは、白人でなく、インディアンだ」

 「きっと、死んだ白人をインディアンに化粧して、それを日本のせいだと・・・」

 「ば、馬鹿な」

 「朝鮮人は、日本人に成り済まして、日本で謀略の限りを尽くしてますがね」

 「その朝鮮人だって、人種を越えた成り済ましはしないでしょうな」

 「に、日本の戦艦は、装甲が薄いそうですな」

 「海外地が離れてるからでしょう」

 「日本海軍は、火力や装甲より、航続力の方が好まれてますね」

 「心配ですな。清国海軍の増強は」

 「清国は、まだ、敵前上陸作戦をする力はないでしょう」

 「「「「・・・・・」」」」

 

 

 半島の映像と写真を見ていた。

 ふっ おれも好きだねぇ (笑

 なんか、白人が街を作って、朝鮮人は、乞食か奴隷のように扱われている。

 でも、以前よりは、いい生活してるような気がするね。

 というのも、白人が着ていたような服を着てるからね、

 でも、白人から貰ったものをそのまま着ると大変で、コレラとか、病気になる。

 ぶっちゃけ、生糸さえ危険。

 日本が進出した地域だと、欧米諸国から輸入したものは、

 一度、洗って干して、火で炙らせて、細菌やウィルスを殺させている。

 朝鮮半島と清国は、それがないので、かなり、ヤバいかもしれない、

 北イスラエル王国親衛隊の工作員に聞いてみると、

 朝鮮人は、強制労働で、人口が半分に減少しているらしい、

 微笑みながら右手で握手して、左手にナイフを持ってるようなのが、白人なのかもしれない、

 特に危険なのが白人系ユダヤ人かな。

 まぁ 政敵だと、日本人同士でもそうなりやすいけどね。

 ていうか、バラマキを減らして、新陳代謝を減らしたい利権屋が多すぎる。

 

 

 

 

 

 2月

  夏目漱石、博士号を辞退する。

  チワン合衆国建国 チワン独立戦争

 

 

 毎年、21藩は、議会で、財政の産業配分と、財政のバラマキ負担額を決めるのだけど、

 多数派工作で、マスメディアの情報戦が行われてるし、

 謀略で金が動くし、暗躍も行われているらしい、

 何にしても、ミクロ利権経済が強くなるほど、

 金融と税制が偏って、世襲と天下りを中心に格差が広がり、国策が歪になり、

 マクロ循環経済が弱体化し、競争力が失われ貧困層が増加し、国益が損なわれていく、

 マクロ循環経済が強くなるほど、

 金融と税制で機会均等が進み、実力と能力の強い人間が持ち上げられ、国策が公正になり、

 国家経済は正常化し、競争力と新陳代謝が高まり、国力が大きくなっていく、

 生殺与奪性の強い産業利権が利己主義と拝金主義に走ると、

 バラマキの一部を財政で負担させ、紙幣増量を減らすことで格差を増やすことを思いつく、

 そして、毎年のように金融と財政の攻防戦が行われていた。

 今年も幕藩連合議会で、金融(14歳以上の男子へのバラマキ額)が決まる。

 国民は、自動的に紙幣が増えて行くとわかると、効率よく収入のいい海外地で働こうとするし、

 賃金の一部、給与の一部で、配当の良さそうな株を買って、老後に備える者が増えた。

 議会が金融で、バラマキの全額を当てると、

 財政と金融が大きくなりインフレが進み、投資が急増し、

 議会が財政で、バラマキの一部を当てると、財政と金融が小さくなり、景気が縮小してしまう。

 

 いまの幕藩連合日本は、土木建設業が財政の半分以上を占め、

 少しばかり歪な気がするけど、戦争するよりましだし、

 戦争に巻き込まれる前に社会基盤を形成しておかないとね。

 ていうか、戦争しながら社会基盤をとか、勘弁して欲しい、感じ、

 そんな日本の国情を知ってか知らずか、

 チワン独立戦争が始まった。

 清国海軍のうち、

  7144t級定遠型装甲艦2隻

    定遠、鎮遠、

  6400t級ザクセン型装甲艦4隻

   伏波(ザクセン)、飛雲(バイエルン)、済安(ヴュルテンベルク)、(元凱バーデン)、

 がチワン合衆国海軍に編入され、

  10820t級戦艦オッシュ(28口径340mm単装砲2基、28口径270mm砲2基)

     オッシュ

  10600t級戦艦マルソー型(30口径340mm砲4基)

     マルソー  ネプテューユ  マジャンタ

 が清国南洋艦隊から逃亡し、チワン合衆国へ逃亡してしまう。

 

 日清戦争か。清露戦争か。日露戦争かと思っていたら、そう来たか。

 いや、確かに資源と交換で武器輸出してたけどさ、

 清国艦隊は、広西湾を封鎖し、

 大陸では、清国軍とチワン軍の交戦が始まる。

 欧米諸国は、どっちの側にも武器弾薬を供給するし、

 まぁ 日本の利権集団も武器を売って、火事場泥棒のように利権を漁っている。

 喜んでいるのは、株主だけかな。

 もちろん、そっちの株を持ってるから配当金が、増えてるよ。

 笑いが止まらないのは、事実だけど、

 航空機は、国内向けだから富裕層になった株主がカモメ機を買ってくれるけど、

 間接的に売れてるだけなんで、いま一つ伸び悩み、

 いやいや、おれが創巧社の最大株主だからさ、参戦の誘惑に駆られるのは、事実だよ。

 ほかの株主も日本も参戦して、カモメ機を売ろうぜ的な気分になってるわけ (笑

 おれは、参戦したくないけど、配当が増えるとわかる株主は、そう思わないわけ、

 特に自己資金でなく、他人資本。

 銅行とか、ほかの富裕層から、お金を借りて、

 軍需企業に投資してる株主が、おれに殺意を向けたりね。

 でも、まだ、大丈夫。金融は絞ってないし、財政も健全で、不況じゃないからね。

 ていうか、瑞穂銅行は、意図的に恐慌を起こすような企業じゃないし、

 銅で紙幣印刷するのだから、どうにでもなる。

 これが不況になったら、ほかの株主の参戦圧力に負けちゃうかもしれない、

 そして、主戦派企業になっちゃう的な (笑

 いやだねぇ 資本主義ってやつは。

 ちなみに、欧米列強は、清国人とチワン人の共倒れ上等なわけで、

 まったくもって、どいつも、こいつも、あくどい、

 

 

 国防省に呼ばれた。

 おれ、防空参謀だし、

 21藩の代表将官と、人口比率で振り分けられた士官が働いていて、図上演習を囲んでいる。

 清国艦隊が沖縄列島、ルソン島を攻撃してくる図上演習とか。

 英仏米露独清連合艦隊が対馬・九州・中国地方を攻撃してくる図上演習とか。

 多種多様な条件で図上演習をしている。

 対馬・九州・中国地方と沖縄列島は、半分要塞化していて、

 連合軍が上陸すると、予備役の徴集が始まり、援軍を待って、敵軍を排斥する。

 現地との電話交信が行われている。

 図上演習に合わせて、10分の1の実務部隊を動かすこともある。

 実数の部隊を動かすと、確認などで、移動時間が大きくなるのだけど、

 それは、計算に入れてるらしい、

 兵力と、武器弾薬と、地理と、戦術を計算し

 サイコロを振って結果を出すと、図上から駒が消えていく、

 ちなみにランチェスターの法則は、綾波時代に教えたけど、綾波の兵則と呼ばれてる (笑

 そうそう、カモメ機とか、飛行船の駒もあるよ。

 偵察で、大活躍だ。

 

 

 

 

  扶桑120万石

  樺太藩133万石    千島藩85万石  北海藩198万石

  出羽藩453万石   陸奥藩757万石

  加賀藩313万石   信越藩367万石

  京府藩288万石   尾張藩279万石   富士藩221万石   関東藩665万石

  南紀藩257万石

  関芸藩243万石   上瀬藩333万石   播磨藩324万石

  伊予藩357万石

  肥前藩122万石   筑紫藩229万石   豊原藩152万石

  肥後藩200万石

  薩摩藩289万石

  瑞樹700万石

  ナミビア267万石

 

 総石高7267万石なのだけど、人口1億5977万人だと、半分になる。

 東北以北は、天候の関係で総石高に含めていない田畑があるものの、

 漁獲高が増えて補われている。

 石票欲しさで、農業用高層建築は、補助金が出るので立てやすいのだけど、

 農業用高層建築の建設を邪魔する勢力もあって、

 まぁ 農作物の価格維持が最大の理由だけど、

 あまり投資を増やして、農業用高層建築を建てても、作った作物が安いと、計算が狂う

 そういった打算が伸び悩みの原因。

 穀物輸入に頼る話しもあるけど、

 それは面白くないかな。

 むしろ農業用高層建築をたくさん作っ、作物を輸出したいくらいなのだけど、

 建築費の回収が進まないと、激損になるので、なかなか、面白くない状況だ。

 酒を造る方法もあるけど、

 酒造会社が1000社ほどある上に、

 自家醸造は、その数千倍ある。

 おれも蒸留器持ってるけど、収益が計算ができない、

 ちなみに酒税を取る国家は多く、

 日本も戦争を利用して、有力酒造で、酒造権を独占したというのも良くある話し、

 この世界の日本は、戦争してないので、免許制になっていない、

 海外に輸出力のありそうな酒が作れたら、農業用高層建築を建てられるのだけど、

 

 

  18470t級インディファティガブル型巡洋戦艦 

     全長180m×全幅24.4m×吃水8.0m

      43000馬力   26.9kt   6300海里/10kt

        45口径305mm連装砲4基     50口径102mm砲16基    47mm砲4基

        450mm水中魚雷発射管3門

 

 

 3月

  帝国劇場開場(日本初の洋式劇場)

  コルトM1911がアメリカ軍に制式採用される。

 

 

 株を買うとわかるのだけど、

 その企業収益を上げるための利益誘導をしてしまう。

 言動とかね。

 そうじゃない、人間は、なんでそんなに一生懸命なんだろうって、訝しげなんだけど、

 例えば、新聞社の株を貰ったり、新聞協会に、お小遣いを貰うと、

 利権屋になって、おれは、××新聞を取ってるんだとか、

 言わなくてもいいようなことを言ってしまうし、

 そして、利権収益に反するような言動に対しては、敵対行為をとってしまう (笑

 ちなみに土木建設企業の株を持っていると、

 海外地建設のため、財政投資をさせようと我田引水する。

 財政投資で、資材を製造する土木建設産業の株配当は、それなりに美味しいし、

 現地に建設された都市で回収される建設株配当を買えば、土木建設株の相乗効果に繋がる。

 

 未来だと、韓国に投資ししてしまった利権団体が、半島から抜けられないのに似ている。

 まぁ 投資した相手が悪かったと、諦めるべきなんだけど、

 半島人を国内に引き込んだり、壮大に半島に貢いだりで、国家と国民を巻き込み、

 日本人の被害者を増やしてしまう。

 “文明滅ぼして利権有り。国滅ぼして、利権あり。民族滅ぼして利権有り”

 みたいな。

 チワン独立戦争が始まると、列強が介入して、利権を漁るのだけど、

 日本の一部も、武器を高く売って、安く資源を得て、利益を上げようと動き出している。

 嘆かわしいことに、瑞穂社もね。

 やれやれ、

 そうそう、噂によると、チワン合衆国独立戦争で、清朝の寿命が延びる可能性があるらしい、

 欧米列強と、何か取引したのだろうか。

 まだ、情報が届いてない、

 最近、事を起こすために創作情報を流してるのに、大衆が動かないと、焦燥感だし、

 事が起こる前に情報が届いていたので。事が起こった後に情報が届くと、すげぇ〜 ムカつく、

 おれも、ちょっと、欧米人というか、ユダヤ人の感覚に近づいたのかもね。

 

 

 

 30000t級客船 “室町丸”

 台湾沖は、英仏米独艦隊と、清国艦隊がウヨウヨしていて、

 その海域を日本商船が行き来している。

 チワン独立戦争で、清国海軍は、ピリピリしてるし、

 すげぇ 危機感を煽ってくれるよ。

 今年は、フィリピン共同都市建設投資が軌道に乗ってるかを確認するつもり、

 フィリピン人は、恩を仇で返す可能性が低いので、

 リスクが小さいし、同胞にも迷惑を掛けないと思う。たぶん、

 日本は、米西戦争中のスペインからフィリピンを購入し、

 幕藩連合が3ヵ所。21藩が21ヵ所に城塞都市を建設したけど、

 先住民の少ない過疎な港湾を選んで城塞都市が建設され、

 毎年のように増築が繰り返され、複合高層建築を建設している。

 入植して10年も経つと、30万人規模の街にまで発展していて、

 衛星都市の建設も少しずつ進んでるらしい、

 基礎の土台を増築すると、

 日本で製造したモジュールと資材を船で運び込み、組み立てていた。

 パラワン島に上陸すると、数万人が建設作業をしている。

 フィリピン人とは、そこそこ仲良くしている。

 ああ、フィリピン人を一括りにしてしまうと、現地を誤解してしまう。

 タガログ族。イロカノ族。ビコラノ族。カパンパンガ族。パンガシナン族・・・

 ビサヤ族。ヒリガイノン族。ワライ族・・・

 モロ族。バジャウ族。ヤカン人。タウスグ人。サマル人・・・

 と、多様な部族が混在して、多部族国家というより、部族地域かな。

 日本も21の藩で幕藩連合を形成してるけど、意思疎通が困難になるほどじゃないし、

 見分けがつくほど、民族が違うわけじゃない、

 

 この時代、フィリピン人口800万ほど、

 そこに日本人750万人を移民させる予定で、

 移民は衛星都市が増えるほど、増加していくし、

 基幹産業と社会基盤が大きくなるほど、人口が増えそうだった。

 巨大な農業用高層建築が何棟も建設され、藩の石票として利用されていた。

 おれの鉱山利権は、軌道に乗ってるみたいだ。

 しかし、わずかな年月で、扶桑の人口を越えてるのが、ちょっと、辛いものがある。

 

 

 

 

 

 

 4月

  第1回連合菓子飴大品評会(後の全国菓子大博覧会)開催(東京赤坂)

  幕藩連合議会で、第17代将軍 島津忠重(25)が詮議される。

  幕藩連合議会100万人長席創設。

 

 フィリピンの鉄道に乗って投資仲間と利権を漁っている。

 食堂車のフィリピン料理は、スパイスが少ないエスニックみたいな感じ、

 冷やしたヤシ酒は、ちょっとイケる。

 外を見ると、田舎な風景が広がっている。

 フィリピン人は基本的に仲良くしているけど、

 外資系フィリピン人は、反日活動をしているかな。

 犯罪とかやるし、逆に日本人と結託して、現地民を思いっきり扱き使う。

 離反工作とか、やめて欲しいんだけど、

 なかなか、減らない、

 減らす方法は知ってる。

 欧米みたく1人殺されたら100倍殺戮すると、反日活動しなくなる。

 でも、そういうのできない感じなので、ズルズルと、反日工作に嵌まっていって、

 日比両国とも不幸な結果になってしまいそう。

 まぁ 反日工作のルートを分断できれば、そういうのは、減るし、

 融和的な関係が進むのだけど、

 欧米は、半島を支配して、日本を大陸から分断しようとするし、

 台湾を支配して、日本とフィリピンを分断しようとする。

 これは、戦略の初歩なので、基礎知識なのだけど、

 欧米人とか、清国人とか、朝鮮人は、そういうの本能的にわかってるのだけど、

 日本人は、それが抜けてる。

 馬鹿みたいなのだけど、

 そういうのに日本国民を気づかせない様、必死な連中がいる。

 あ、

 電音報道で、なんと、島津家が将軍家に・・・・

 うげげげげぇ

 でもまぁ 下級武士とかならともかく、藩主筋は、朝鮮色が少ないはず、

 たぶん、致命的なことにならないと思いたい、

 「時司殿。どうやら、薩摩が競り勝ったようですね」

 「尾張徳川の負けか。思うようにいかないな」

 「反主流尾張でも徳川ですからね。しこりを拭えないのでしょう」

 「徳川治世281年の恨み。改易のやり過ぎといえばやり過ぎかな」

 「連合制で議会が、将軍の首を挿げ替えられるようになっても、まだ、怖いってことですよ」

 「しかし、25歳とは、若い」

 「別に戦争するわけじゃないのだから、若輩でも構わいのだろう」

 「むしろ、議会は、若輩の方がやりやすい」

 「わたしにしたら、島津忠重は、予定調和でしたよ」

 「それより、チワン独立戦争に日本が巻き込まれなければいいのですが」

 「んん、なるべくチワンを応援したいけど、海上封鎖されてますからね」

 「だけど、中国は、宗教色がない方が成功し様な気がするね」

 「チワン合衆国なら、前回の太平天国よりマシかも」

 「アメリカ合衆国憲法を真似してるって?」

 「その方が、アメリカの支援を受けやすいからね」

 「問題は、清国艦隊の封鎖を解いての輸送でしょう」

 「香港とマカオは、入港できるようですよ」

 「ちっ イギリスとポルトガルの勝ちじゃないか」

 「何にしても、フィリピン投資に悪影響が出なければいいのだけど」

 「輸出はいいよ」

 「清国向けはね」

 「清国は、勝てそうなの?」

 「勝つ勝てないというより。清朝が終わりそうなのだが」

 「屋台骨が腐ってるからな」

 「逆に、戦争で清朝を延命させようとしてるのでは?」

 「ふっ 確かに、あるかも」

 「それはそうと、欧州と、オスマン帝国の関係が。気になるのだけど」

 「日本は、オスマン帝国にも戦艦を輸出してますからね」

 「幾ら欧州でも、そうそう、オスマン帝国を攻めたりしないでしょう」

 「だといいけど」

 「時に、フィリピンの食料価格は?」

 「余剰作物は、ロシアに売却してるので、いまのところ、暴落を防げてます」

 「しかし、建築費と、減価償却がありますし」

 「清国と朝鮮の作物がロシアに流れると、赤字になりそうですね」

 「まぁ 藩は、石票欲しさで農業用高層建築を建てているだけだし」

 「人口が増えているのは、わかるから、多少の割損を混みで、建設するんじゃないかな」

 

  

 政治が権力闘争なら、反対する勢力を排斥すればよく、戦国時代のような世相に移行する。

 政治が政策論争なら、政党政治となり妥協的な政治になっていく、

 権力者が政策論争や反対を恐れるとしたら権力闘争から生まれる政治勢力で、

 早い話し、子供と政策論争しても負けるとしたら、

 権力闘争で生まれる傀儡政治家で、

 それが右翼であれ、左翼であれ、金融と財政のバランスが悪く、

 ひたすら特権を振りかざし、格差を広げ、秘密主義に走り、言論弾圧しようとする。

 第17代将軍 島津忠重(25)は、21藩主の我田引水の結果で、

 将軍任命の前に、金融のバラマキ率と、財政の配分は決められ、

 将軍が何か新しい政策ができるとしたら、省庁が決めた優先順位を変えるくらいだろうか。

 戦争になったとき、指揮を執ることはできるが、

 それだって、国防省のシミュレーションが決まっていて、

 せいぜい、どれかを選択するくらいかな。

 でも、一つだけ、決めたよ。

 ていうか、藩内不穏分子を黙らせるガス抜きのため、最初からそうするつもりだったのだけど、

 衆議院の100万人長。88人の議席が新たに作られた。

 3分の1は、藩主勢力の代理人で

 3分の1は、反藩主勢力の代理人で

 3分の1は、調整能力で伸し上がった独立勢力とかな。おれとか、おれとか、おれの予定。

 石票は、委任状分。

 よかったよかった。不正選挙のしやすいアメリカ型民主主義なんて、御免だよ。

 だけど、有権者人口が増えるほど、議席も増える、

 

 

 

 

 

 

 

 5月

  清が幹線鉄道国有化令を発布する。

 

 フィリピン開発は、過疎域や離島の開発から始まっていて、

 先住民との摩擦は少ないけど、

 代わりに土地がやせていていたり狭かったりで、効率が悪い、

 それでも、瑞穂系工場製の土木建設機械が動き回り、街を作ろうとしている。

 おれが未来の土木建設機械の形を知ってるんで、

 綾波の時代に、ある程度のカラクリ機械が作れているし、

 この時代になると、更新されて、性能が向上している。

 しかし、100mくらいの高層建築を海外地にポンポン建設できるようになると、流石に感動する。

 礎石のジオポリマーは、巨石文明みたいな感じで、圧倒されるけど、

 地震の多い地域だし、これくらい必要なのかもしれない、

 強化ガラスで、中の様子が見えるけど、最近は、マジックミラーを使うことも増えてるようだ。

 そして、街ごとに必要最小限の基幹産業が形成されつつあるらしい、

 工作機械とか見ると、ずいぶんとよくなってる気がする。

 そういえば、綾波時代に任せていた熟練工の3分の1が後身に地位を譲ったと聞く、

 新陳代謝の怖さ、っていうやつだろう。

 これが、世襲で腐敗し、老害化すると、保身で新陳代謝が成されず、

 贈収賄を得やすい大企業寄りの政策になって、

 個人が殺され、中小企業も衰退していく、

 

 12840t級エフスターフィイ型戦艦エフスターフィイ イオアン・ズラトウースト

   全長 118.03m×全幅22.55m×吃水8.23m

     10800馬力   16.5kt   4000海里/10kt

       40口径305連装砲2基   50口径203mm砲4基  45口径152mm砲12基

       75mm砲14基        47mm単装砲6基

       450mm水中魚雷3基

 

 

 

 6月

  ニューヨーク州でC-T-R(現・IBM)創業。

  喜界島地震発生、12名が犠牲となる。

 

 ミンダナオ島で、油田1つ、鉱山を3つ、火力発電地域を2つ見つけた。

 まだ、石油。天然ガス。金。ニッケルがあるはずなので、

 あと、何回か、こないとね。

 1つの配当金だけでも一生、食えるくらいだけど、

 政治資金とか天下りポストで考えると、少ない気がする、

 まったく、世襲天下りって、どうして、こう、生産性がないわ、利益がないわ、

 そのくせ、タコが足を喰うような私腹を肥やすことしかしないかな。マジでムカつく、

 ミンダナオ島は、幕藩連合が建設した城塞都市と、

 陸奥藩。信越藩。南紀藩の城塞都市が鉄道で連結されている。

 役所で仲間と地権の手続きしてると、

 “放すニダ”

 “日本人は、文禄・慶長の役で、たくさんの朝鮮人を殺したニダ”

 “日本人は、朝鮮にあった寺を全て破壊して、歴史記念物を全て奪ったニダ”

 “朝鮮人民を殺した罪は、永遠になくならないニダ”

 “日本人は悪魔ニダ”

 語気の強い声に、警官が引き連れてきた男を見てしまう。

 「朝鮮人? 魔族の侵入を許したのか」

 エヴァン×リオンのセリフを言っちゃったよ (笑

 でも、おれは、朝鮮人1人の害悪が、日本人1000人分の不幸をまき散らすことを知っている。

 未来の世襲天下りの政官財が、自己保身と権力基盤のために、

 へらへらしながら、韓国朝鮮人と中国人を引き込もうとしてるし、

 マスメディア仕様を作ってる三悪の一角だ。

 三悪というのは、CIAと、利権と、韓国人かな。

 こいつらは、100パーセント日本と日本人を支配する気になのに、

 政官財は、権力基盤で、私腹を肥やすことしか考えておらず、

 保身から、国民から利権と紙幣を奪うことで弱体化させる。

 日本の利権保守と利権左翼は、腑抜けで、

 右翼系CIA韓国人利権と、左翼系CIA韓国人利権の焦点逸らしとマッチポンプに乗せられてる。

 そして、仮に口先だけで、中国や韓国やアメリカを批判する事があっても面従腹背で、

 国策は、消費税増税とTPPで、

 国民に韓国うんこ商品と中国毒物商品とアメリカ遺伝子操作品を買わせようとしている。

 

 そして、それは、この時代の日本でも起きようとしていることだろう。

 もう、笑っちゃうわ。

 だけど、朝鮮人が侵入すると、本気で、日本領フィリピン利権を破壊するからな。

 怖い怖い。

 いやぁ マジ、日本列島を抱えて、インド洋辺りに引っ越したいわ

 てなわけで、フィリピンで利権を漁ったので、扶桑に帰還する。

 

 

   18360t級ダントン型戦艦

     全長146.4m×全幅25.8m×吃水9.2m

        22500馬力  19.25kt

          45口径305mm連装砲2基     50口径240mm連装砲6基、

          65口径75mm砲16基        47mm砲10基

          450mm水中魚雷発射管2門

 

 

 

 7月

  アガディール事件

    ドイツ帝国軍艦がモロッコのアガディール港に寄港し、フランスを威嚇する。

 

 アラスカに戻って、久しぶりに多島海に来ると、街が大きくなってる。

 というか、地下網が広がって、冬でも街の端から端まで歩いていける。

 工場経営を確認し、幾つか調整する。

 ていうか、空気を読んで殺されるか。空気を入れ替えて社風を変えて生き残るかって感じ、

 あと、社員と、豪快に温泉に行って、

 トナカイ肉とか、ヘラジカ肉とか、熊肉とかを振る舞ったりね。

 カモメ機の更新は順調で、改良6型になって、安全性が増している。

 しかし、生産を増やすには、価格を落とすか。富裕層を増やすか、

 そんな気がするけど、利己主義と拝金主義が強くなるほど、

 他人の足を引っ張ることばかり強くなる。

 あと、実力や能力が中心になると、血統と忠誠が蔑ろにされて既得権が困るとかね。

 そうそう、電子顕微鏡は、いい感じで生産できてるし、

 改良型の開発も進んでる。

 あと、サイクロトロンの研究開発もなんとなく期待できそう。

 やっぱり、核兵器は、欲しいからね。

 原発は、潜水艦以外にいらんけど。

 扶桑の瀝青炭、準瀝青炭、褐炭の液化石油は、いま一つな感じ、

 期待してるんだけどね。

 

 

 

 アガディール事件もそうだけど、

 ブルガリアのバルナ城塞都市と、グルジアの城塞都市バトゥミの情報でも、

 戦雲が少しずつ大きくなっている気がする。

 なぜ、戦争が起こるかというと。前提条件がまるで違うのだけど、

 常人は、収入とか出世が中心なので、わからないかもしれないけど、

 ただの金持ちは、金儲けに執着するので、わかりにくいかもしれないけど、

 大金持ちは、格差を広げることに執着する。

 つまるところ、戦争は、国内外で格差を広げるのに効率がいいらしい、

 でもまぁ 民主化が進んだ国で戦争するには、手順を経ないといけないのだけどね。

 ていうか、東アジアが焦点の中心と思ってたけど、そうでもないらしい、

 欧州でも軍需産業が増えて、軋轢が増している。

 国境から離れすぎた戦争は、会戦一発で、戦争終結。うまみが小さいのかもしれない、

 まぁ 軍需生産と、陸軍の動員兵力も金になるけど、

 保険も儲かるだろうし、

 戦災からの再建需要も格差を広げられるし、金儲けに繋がるのだろう。

 しかし、どういう組み合わせで始めるのだろう。

 南ユダ諸派は、一部が北イスラエル王国親衛隊に吸収されて、分裂気味なので

 組み合わせが変わったり、開戦がずれ込んだりするかもしれないけどね。

 

 

 どうやら、日本とオスマン帝国まで、通信協定が結ばれ、電線を繋ぐことができたらしい、

 たぶん、オスマン帝国でも電話・電音・電映ケーブルを敷くことになるかもしれない、

 というより、そうしないと、イスラエル域の自治と開発が進まないからさ、

 パレスチナの北イスラエル区と、

 ブルガリアのバルナと、グルジアのパトウミの映像を扶桑で見ることができた。

 日本の有線通信ケーブル方式は、タイ王国、アチェ王国、

 スペイン、ポルトガル、中南米、南米、中東、東アフリカ域で導入され、

 日本の国際利権の一つになりそうだった。

 なんか、大丈夫なのだろうかと思うのだけど、

 北イスラエル親衛隊の組織権益でもあるらしい、

 日本 Cable Ne×s Net×ork = JCNNの誕生だ (笑

 ロシア帝国と交渉が進めば、ロシア帝国にも通信網を広げられる。

 そうそう、ツングースカ大爆発の共同調査で、ロシア帝国と仲良しになってるらしい、

 

  

    19680t級コロッサス型戦艦ハーキュリーズ  コロッサス

      全長166.4m×全幅25.9m×吃水8m

         25000馬力  21kt

            305mm連装砲5基   152mm砲16門

            533mm魚雷発射管3門

 

 

 

 

 8月

  長野県小谷村の稗田山が大崩壊。日本における20世紀最大級の土砂災害となる。

  イギリスで議会法が制定され、下院の優越が法制化される。

  

 この時代の日本食ってやつは、食っても食っても太りにくい、

 いや、マジな話し、

 何の話しかというと、若返る前に、ある程度、若返っとかないと、

 若返るのにとても時間がかかる。ていうか。苦行に近い。

 そんなわけで、時々 魔法で体重を減らして、痩せた感じにしてる。

 その方が体重を増やしやすいからね。

 体が若いので、代わりに、白髪を少しずつ増やすつもり。

 正妻が食事管理をしてるので、

 食べてる割に太らないので、首をひねってるかな。

 実年齢は、妻と変わらないくらいかも、

 おかげで H は、とっても元気だ。

 でも、妻は、出産を控えてるので、愛人が相手だけどね。

 

 

   20380t級フロリダ型戦艦フロリダ  ユタ

      全長158.12m×全幅25.98m×吃水8.33m

        25000馬力   21kt

            デラウェア  9750海里/10kt

            ノースダコタ  /6560海里/10kt

           45口径305mm連装砲5基   51口径127mm砲14基

           533mm水中魚雷発射管単装2基

 

 

 9月

  文芸誌「青鞜」創刊(平塚らいてうら)

  ロシア帝国首相ストルイピンが狙撃される。

  扶桑人口321714人

 

 扶桑を出航すると、西布哇諸島に立ち寄った後、瑞樹に向かう。

 

 10000人が生活できる巨大複合高層建築が多いのは、瑞樹で、

 開発の費用対効果がいいのも、移民が多いのも瑞樹だった。

 久しぶりに来ると、新しい路線で、資源探査する。

 この時代になると、山岳鉄道が伸びて、海抜1500m級の台地にも街が建設され、意外に涼しい、

 あと、カモメ機が飛び回っていて、高原を開発しやすく、生活もしやすい環境になっているらしい。

 といっても湖水や河川だけだと、

 飲料用水、工業用用水、農業用用水が、足りなくなるのも事実で、

 上下水道が海岸まで伸びて、淡水を高原に揚げている。

 そして、上下水道だけでなく、山頂から送風管が海岸線に伸びて、

 冷気を低地の都市に送っている。

 建設費は、大きいけど、複合型高層建築をポンポン建てると、

 副次産業が育って呼び水になり、人口を増やしてる感じだ。

 ていうか、瑞樹人口5000万は、ちょっち、凄いわ、

 

 人口といえば、この頃世界の人口は、19億人弱。

 少なっ (笑

 中国4億3000万。インド3億。

 日本1億5900万。ロシア1億5000万。アメリカ9500万。ドイツ5400万。

 インドネシア4700万。

 イギリス4500万。フランス4100万。イタリア3600万。

 ブラジル2300万。スペイン2000万。・・・・

 日本って、世界有数の人口大国だよ (笑

 日本が人口を支えられたのは、農業用高層建築のおかげで、

 敷地面積当たり20倍から40倍に作物生産を増やしていたからで、

 余剰作物を海外地やロシアに供給できるほど。

 あと、増えた子供を教育できる基礎識字率が高かったことかな。

 そして、未来の日本人と違って、戦略と向上心と成長力はあるけど、

 根拠のない利権史観な強さとか、事勿れは小さく、内罰性、自虐性が、ほとんどないかな。

 

 

 

 電音によると、

 史実の伊土戦争は、起きなかった。

 オスマン帝国の戦艦部隊の方が、イタリアの戦艦部隊より強そうだしね。

 そうそう、扶桑を歩き回って、鉱山4つと温泉を4つを見つけた。

 温泉はいいねえ。温泉は心を潤してくれる。日本人が生み出した文化の極みだよ。

 ていうか、日本人移民を加速させるのは、温泉だよね。

 

 

 

 

 

 10月

 高原列車で電音を聴きながら外を見て、駅弁を食べてる。

 眺めはいいし、まぁ それなりに鉱脈がありそう。温泉もあるね。

 しかし、暑い場所だと温泉という気分じゃなくなるかな。

 どっちかというと、水浴びしたいね。

 地図に資源とか温泉とかの印を付けながら移動している。

 「時司殿。資源は、ありそうかい」

 「そうだねぇ もっと、路線を増やしてくれないと、移動が不便かな」

 「60000kmは、伸びてるはずだよ」

 「探し甲斐は、あるね」

 「時司君に期待して、瑞樹鉄道に投資してるんだよ」

 「わかってるよ」

 投資仲間は、需要だ。

 数が多いほど、ほかの利権から攻撃されにくくなるからね。

 そう思ってると・・・・

 “チワン独立戦争の清国ですが”

 “最新の情報によると、大陸中部の湖北省の武昌で軍閥が武装蜂起したようです”

 “第17代 島津忠重将軍は、長崎の列強会議で、対清対策を協議する予定です・・・”

 どうやら、辛亥革命が始まる。

 同席していた投資仲間は、顔色が変わり、

 席を外すと、車内電話で、日本と連絡を取り始めた。

 「次の駅で、一泊しますか」

 「通信事情を考えると、その方がよさそうだな」

 清国は、内戦と思ったら三つ巴の混戦とか、よくわからん国だぜ、

 いや、北イスラエル親衛隊から、事前に警告されてはいたけどね。

 清国は、せっかく大艦隊を整備しても、内陸戦で苦境とか。

 未来の日本も海上自衛隊を整備したと思ったら、

 朝鮮人と漢民族の人民浸透戦術に警察機構が乗っ取られて劣勢みたいな。

 まぁ 未来の日本よりマシかもしれないけど、

 それでも、清国大乱だよ。

 そうそう、チベット族と、ウィグル族との人脈は、作れたので、武器弾薬を供給してるけど。

 清国がまとまる前に山賊を結集させて軍閥軍を整備できるかもしれない、

 軍閥を整備できなければ、山賊は、各個撃破される。

 ちなみに中国の軍閥群は、部族的な確執とかあるんで、一概にはいえないけど、

 大きな山賊で元締めみたいな感じかな。

 日本も昔はそうだったけど、

 程よい大きさの島国なので、犯罪を起こして逃亡しても海岸で捕まる。

 幹線道が整備されると、犯罪率が低下する。

 そして、幕府が興って、数世代経つと、貴族化して中身が変貌してしまう。

 

 

 電映番組によると、日本も造艦計画を立てているらしい。

  36000t級金剛型戦艦  金剛 比叡 榛名 霧島

   全長240m×全幅32m×吃水9m

     120000馬力   30kt   12000海里/16kt

     50口径360mm連装砲4基  50口径120mm連装砲24基  60口径40mm機関砲12基

     水上機6機

 なんというか、いつか来た道な気もするけど、

 史実より、国力で余裕がありそうなので、何とかなりそうな気もする。

 

 

 

 

 11月

  モロッコに関する独仏協定が結ばれる。

      モロッコではフランスの権益が認められ、ドイツが仏領コンゴの一部を獲得する。

  外モンゴル(後のモンゴル国)が清から独立宣言

  メキシコ革命で、農民派のサパタが蜂起する。

  

 この時代、雇用が大きく、次男三男が家から独立するのは、難しくない、

 5歳から6歳くらいなると、学校に行き、

 親や親類縁者が紹介する教師か。適正年齢にあった教室で勉強する。

 科目は自分で選べるし、得意な分野を伸ばしやすい、

 そして、学友を介しながら師匠を増やしていくこともできるし、

 独学して、適正年齢試験を受けることもできる。

 師弟人脈を利用して、就職することもできるし、

 学校に来る会社の人事部に青田買いされることもある。

 国民口座を貰う14歳の頃には、10社くらいから声を掛けられ、パンフレットを貰ってる。

 効率がいいのは、造船や土木建設関係で、

 海外地で、20年くらい建設作業すると、現地で、一軒分のフロア一つを譲渡され、

 給与の幾分かで株を買うと、配当金がそれなりに入ってくる。

 瑞樹の複合高層建築に入ると、

 そういう過程を経て独立している青年がたくさんいて、

 独立すると、地元に戻って、お見合いし、妻を呼び寄せるのが主流だ。

 あと、白人美少女と愛人契約を結び、そのまま、婚姻してしまうとかね。

 なので、2分の1のハーフとか、4分の1のクォーターの子供がたくさんいるかな。

 8分の1のワンエイス、16分の1のワンシクスティーンスになると、

 なんとなく白人っぽい日本人になるようだ。

 

 

 

 12月

  ロアール・アムンセンが南極点に到達

  グレート・ホワイト・フリート出航

   第一列

     カンザス(1907)、ニューハンプシャー(1908)、サウスカロライナ(1910)、ミシガン(1910)

     コネチカット(1906)、カンザス(1907)、ミネソタ(1907)、バーモント(1907)、

   第二列 

     ジョージア(1906)、ネブラスカ(1907)、ニュージャージー(1906)、ロードアイランド(1906)。

     ルイジアナ(1906)、バージニア(1906)、ミズーリ(1903)、オハイオ(1904)、

 アメリカが威信をかけて戦艦群を出航させたけど、

 13500t〜16000t級の前弩級型戦艦16隻で、

 一部は、日本が輸出用で建造している19500t級戦艦より劣る。

 それでも潜在的超大国が国産で建造した戦艦を見せる艦隊なわけで、

 威力航海になったかもしれない、

 

 

 瑞樹は東西に山脈が走っていて、南域は、北域に比べて、田舎な感じ、

 それでも、中州とか、複合高層建築が立ってるので、周囲に社会基盤が整備されつつあるかな。

 何にしても半裸で生活できるのは、いい気分だけど、

 風土病とか。黄熱病とか、マラリアが怖いから、一応、麻は、羽織った方がいいかな。

 ちなみに標高が高くなるとマリアナ蚊が少なくなるので、

 お金持ちは、高原地帯に移動しやすい。

 何にしても南域は、資源の未開発域なので、発見すると大きいかな。

 あと、水力発電所と、地熱スターリング発電所も大きくて、電力供給は、日本より有利かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  おれ   妻 千代 (70)   総司(54)  慶司(52)  佐奈(50)  晃司(46)

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう) 36 

 ロゼ・ティーナ(27)   露瀬 統司(9)  露瀬 千夏(7)  露瀬 陽介(4)

 智子(24歳)  時司 頼経(6)  直衛(4)  美智(2)  雪妃(♀)

 

雁皮   高額手形・高額紙幣・株券    “鳳凰   ×××××   青龍”

紙幣

楮    “雉  10000文  松”

三椏    “竹  5000文  鶏”

綿・マニラ麻    “鶯  1000文  梅”

綿・マニラ麻    “桜  500文  雲雀”

綿・マニラ麻    “燕  100文  菊”

硬貨

 銅・ニッケル 50文

 銅・錫    10文

 銅・亜鉛   5文

 アルミニウム 1文

 

  

 史実4985万人

 戦記1億5977万人

 

 

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第60話 1910年 『日本民族ステレオ人化計画』
第61話 1911年 『見るな。聞くな。言うな。考えるな』
第62話 1912年 『広告が大きくなるほど、思考力が小さくなっていく』