第63話 1913年 『俗論、いや、賊論の人たちが・・・』
ユダヤ暦5673年 皇紀2573年 明治12年
第122代明治天皇(34) 第17代将軍 島津忠重(27)
侍の国、日本が、そう呼ばれていたのは、いまは、むかしの話し、
命と禄を賭けて死線をくぐってきた侍は、戦国乱世が終わると、
醜悪な処世術に長けた世襲特権階級と化し、危険もなく禄を貰い続けてきた。
黒船来航で、天下泰平が失われとき、
徳川幕府は、民意だけでなく、気概さえ失って形骸化していた。
安政の文明開化と、産業革命が進む中、
徳川幕府は、生き残りのため、幕藩連合を形成し、士農工商の枠組みを薄れさせてしまう。
武道人口は、表面的に隆盛を極めても、逆に帯刀する者が減り続け、
公道の侍は、廃刀令を待たずして、衰退の一途をたどっていた。
古い封建社会は、破壊されつつあるけど、
武士階級は、利権を握って、別の支配体制を確立しようとしている。
本来、国権と民権は、適当に一致させるべきだけど、
外来の思想が入り込み、
資本主義・右翼と、
共産主義・左翼に歪められ対立させられている。
双頭の蛇は、同根で繋がっていてる。
傀儡の政治勢力は、何度も正反合を繰り返し、
古い封建社会と文明を破壊し、
私利私欲の世襲天下りで新しいカースト利権を作ろうとしている。
傀儡の政治勢力は、権力基盤と保身のために
利権を細分化し、先鋭化させ、世襲天下り利権の聖域を作ろうとしているし、
経済的な下剋上を嫌い、10人長を取り込もうとしてる。
国際情勢は、欧州諸国がイギリス、ドイツ、フランスが競合している。
アメリカは、インディアンと、スペイン・ポルトガル・南米圏の反撃に遭って、足踏み。
欧米が協力しているのが、東アジアの半島・大陸の浸透で、
チワン合衆国独立戦争と湖北省武昌の武装蜂起は、米英の画策だけでなく
日本も間接的に協力したらしい、
国際的な焦点のバルカン半島は、複雑で、
オスマン帝国が半分を実行支配し、日本が支援している。
1) オスマン帝国。日本。
2) ドイツ。オーストリア=ハンガリー。イタリア
3) ロシア、
4) イギリス
5) フランス
5つの組み合わせの勢力がバルカン半島に干渉して、
オーストリア=ハンガリーが北部バルカン半島で力を付けているのは、
スロベニア人。ボスニア人 → 朝鮮半島
クロアチア人 → 台湾
セルビア人 → 山東半島
少数民族を東アジアに移民させているかららしい、
戦雲が大きくなってるけど、半島と大陸に日本が巻き込まれない様、
印象操作と情報操作が大変かな。
白人系偽ユダヤ人 VS 北イスラエル王国10支族・南ユダ2支族系本ユダヤ人の対立が大きくなってる。
偽ユダヤの拠点は、ロンドンと、ニューヨークにあって、
12支族系本ユダヤ人の拠点は、京都と、エルサレムに形成されつつあるようだ。
まぁ そのせいか、
日本 ←→ オスマン帝国、イラン、オーマン、サウジアラビア、
ザンジバル、アチェ王国、タイ王国、ベトナム、カンボジアとの貿易が大きくなっている。
あと、スペイン・ポルトガル圏との貿易も拡大してる。
国外に高層建築を10棟建設すると、内地に1棟建設できるほどの資源と、社会資本が増えた。
相対的に国力が低下する欧米列強が、半狂乱になるのは、当然かもしれないけどね。
1月
国民党分裂
森鴎外『阿部一族』(『中央公論』)
肥前藩は、未来だと、長崎と佐賀を合わせた感じかな。
国際港があるし、21藩と海外地議会の交易担当官が着任しているせいか。
××流○○域 乳母学校が、増えている。
××は、公家衆か、武家衆かの名前で、
○○は、日本、瑞樹、扶桑、ナミビア、島礁という地域が入る。
早い話し、引退したババアァが伝統と経験を生かし、
小遣い稼ぎで掃除、洗濯、炊事、家計、冠婚葬祭などなど教える師弟人脈で、
乳母は、バラマキのない庶民女性が働きやすい職能で、嫁入り修行も兼ねている。
そして、地域対応で洗練されていて。気に入られると、良家への婿探しに繋がる。
まぁ そのおかげで、乳母産業が大きくなっているのだけど、
一般職がないわけでもない、
というか、男ばかりの職場では、荒れやすいし、
そういうのを緩和したいと思ったら、花があった方がいい、
てなわけで、評判のいい乳母人脈から何人か引き抜くつもり、
しかし、男と違って、隣の席に座るのもあれだし、
人事課の女性社員に任せるか。
写真と評価を見て決めるか。
師匠任せになってしまうかな。
そうそう、日本の乳母は、外国商館の女子教育で人気があるのか。外国商館で雇われ
その後、本国でメイドを教育することがあるらしい、
長崎港で装甲列車が船に載せられ、海外へと輸出されていく、
オスマン帝国、イラン、オーマン、サウジアラビア、ジブラルタル、
メキシコ、コロンビアが独立を保てているのは、装甲列車のおかげで、
そして、これらの国に公共投資することで、
幾つかの特定産業は、膨大な自己資本となる内部留保と資源を抱え込み、
格差を維持しながら企業開発を進めることができた。
単純な利権と利益率だけなら半島や大陸に投資したがる勢力が多い、
しかし、戦略視点になると、半島や大陸より、欧米より、
第三世界と取引する方が得で、第三世界を味方に引き込む方が戦略的に有利だった。
まぁ そう思わない、近視眼が多いのも弱点なんだけどね。
そうそう、イスラエル日本自治区に行くよ。
飛行機の工場と、飛行場を建設するためだけどね。
でも、オスマン帝国にも飛行機の工場と飛行機を建設することになる。
相互主義というやつ (笑
やれやれ、
6000t級新高型巡洋艦 高千穂
全長165m×全幅15m×吃水5.6m
60000馬力 30kt 8000海里/14kt
60口径150mm砲4基 60口径40mm砲10基
533mm魚雷5連装2基 爆雷投射機4基
水上機2機
軍艦に乗る前、木札2枚に署名する。
いつ撃沈されてもおかしくないのが軍艦なわけで、
一枚は、港湾本部に預けられ、
もし、高千穂で死んだら、そのまま、港湾本部から高千穂神社に送られ祀られる。
客船で船旅を満喫するか。
死んだ場合、艦命神社で祀ってもらえる窮屈な巡洋艦で行くか。悩ましかったけど、
随行者が、軍艦で速く行きたいと言うので、巡洋艦に乗艦した。
日本の巡洋艦は、航洋性重視の通商破壊艦で、
外国の同トン級巡洋艦にくらべ兵装が半分しかない、
代わりに機械化が進み、乗員は、400人ほどに押さえられ、居住性が良くなっている、
まぁ 士官室一つを取ったのだから、気が退けるけど。
旅は、普通に、楽しかったよ。
そうそう、途中、フィリピンまで、潜水艦を曳航した。
19500ダンテ・アリギエーリ
全長168.1m×全幅26.6m×吃水8.8m
32000馬力 22.8kt 4800海里/10kt
46口径305mm3連装砲4基 50口径120mm連装速射砲4基 50口径120mm砲12基
40口径76mm砲13基
450mm水中単装魚雷発射管3基
2月
アメリカ合衆国憲法修正第16条批准
アーモリーショー始まる
イスラエル沖
イギリス、フランス、イタリアの軍艦が頻繁にうろついていて、ちょっと、驚く、
史実だと、バルカン戦争が終わった年だし、
戦争が起きていないとしてもバルカン半島と、中東で、不穏な空気が燻ぶってるらしい。
たぶん、幾つかの謀略が同時進行しているかもしれない。
オスマン帝国イスラエル領 日本・ユダヤ自治区(34000ku)
海岸沿いに日本型の高層建築が建っているのを見ると、なんとなく、安心してしまう。
砂漠と思っていたけど、思ったより、緑があるようだ。
聞くと、アマゾン川の海底から土を浚ってきたらしい、
港に降りると、麻で作った和服を着て、腰に日本刀を帯刀している日本人が少なくない、
ここは、武士が好きそうな世界だと思ったわ、
日本型の城郭神社仏閣が建設されているし、
なんとなく、初めて、この世界に来た頃を思い出す、
しかし、暑いねぇ
扶桑が恋しい。
日本守備隊は、4年ごと半分が入れ替わる。
ブルガリアのバルナ城塞と、グルジアのパトゥミ城塞に次ぐ最速昇級任地と、手当加給任地だ。
綾波の頃、オスマン帝国に協力するほど、自治区の利権が増え、
基幹産業と入植を大きくできるようにしていたけど、
ここまで産業を大きくなると、驚きを通り越して、どこのご都合主義と思う。
当然、オスマン帝国の軍需産業と比例して、
イスラエル自治区の軍事基地と、軍隊規模も大きくなったのだけど、
オスマン帝国に航空産業を作っていいものか、悩むところだ。
航空産業は、民間需要のカモメ機に支えられて成り立ってるわけで、
オスマン帝国は、日本支援の近代化で産業が大きくなってるけど、
戦闘機と爆撃機の生産で工場を維持するとかハードルが高すぎる、
いや、できなくもないけど、予算配分構成が変わり、陸軍が反乱を起こすか。
貧富の格差に耐えかね、国民が暴動を起こしかねない。
元々 多民族多言語国家だし、宗教派閥の対立も深刻で、日常的に謀略が行われてそうな地域だ。
3月
第28代アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソン就任
エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地で、
この3者の巡礼を妨害することは、道義上、不可能で、国際宗教都市になっている。
日本人がエルサレムを管理しているのは、中東でしがらみが少ないのと、仏教の中立性かもしれない、
公権力の警官たちが、私兵の利権マフィアと、一般人の境界線を分けている感じが、たまらない。
ていうか。未来の日本の風景だね。
そんな中、北イスラエル王国・日本と、南ユダ諸派との交流が進んでる。
裏では、互いに潰し合ってるのに、表で握手して笑ってるのだから呆れる。
というより、圧倒的な生産力と人口と情報力で、パレスチナ日系社会を形成している。
南ユダ諸派の日本人化、みたいな。
それで、日本だけでなく、海外投資が増える経済循環になった。
トルコ人パイロットがカモメ機に搭乗し、空を飛ぶ
日本人自治区は、オスマン帝国との同盟の要であるし、
黒海の城塞都市を守る役割があって、
尚且つ、対欧州の最前線だった。
「オスマン帝国にへばり付いた利権か・・・」
「オスマン帝国の近代化は、日本次第らしく。相乗効果で利権が大きくなりました」
「オスマンと本格的な交流が始まったのが1875年頃としたら、もう、38年か。生まれた頃だな」
「当時は、言葉が通じなくて、大変だったそうです。いまでも、そうですがね」
「オスマン帝国は、日本の北イスラエル王国継承を信じてるのかね?」
「オスマン帝国の歴史学者が日本で調査したようですが、王位継承はともかく、文化継承は疑っていませんね」
「ほう」
「疑うとしたら、本当に万世一系か否かか。でしょうか」
「残念ながら、その辺を知る者は、いないからね」
「しかし、白人系より、正統性を信じてもらえるのならいいよ」
「だけど、驚くほどの利権だな」
「瑞穂社は、今年中に複合型高層建築3棟を完成させるそうですよ」
「自己完結な引き篭もり棟を3棟・・・」
「それもオスマン帝国内に複合型高層建築30棟を建設する対価で」
「実質、瑞穂社の自己資金で、建設できそうです」
「よほど気に入ったのかね」
「オスマンでは、最上階にモスクを作って、導師が仕切りやすい建物だとか」
「そりゃまた・・・」
「ちょっとした町ですからね」
「中で何が起きてるやら・・・」
「公務員の半分を外から採用させてるのは、日本と同じですよ」
帯刀してる現地民に気付いた。
「ん? トルコ人やアラブ人に日本刀を売ってるのか?」
「ええ、シャムシールを何度か叩き折ったせいか。意外に気に入られてるようで」
「ふ〜ん、拳銃かと思えば」
「拳銃は、さすがに売りませんよ」
「ま、長崎に通じるものもあるし、アウトローは、住みやすいかもしれないな」
「そういえば、数倍から数十倍の値段で、日本商品を売ってる猛者がいますね」
「なにが当たるにしても、当たれば大きいだろうな」
「日本にしたらイスラエル自治区より。アラビア海の油田権益が大きく感じるのでは?」
「聖地と、油田か。そこまで、祭りごとに疎くないが。疎い利権屋もいるな」
「それは、微妙ですね」
「もっとも、いまは、油田より。石炭と鉄鉱石らしいけどな」
「そういえば、スウェーデンの良質な鉄鉱石をこっちで使い切りそうです」
「近いからな」
「でもまぁ ブラジルで鉄鉱石の鉱山を見つけられれば・・・」
「それは、北イスラエル王国親衛隊の情報ですか?」
「おれの勘」
「閣下の勘は良く当たりますからね」
「ふっ」
「時に古代遺跡は、見られましたか」
「古代遺跡か・・・15000年前、何があったんだろうな・・・」
電音によると、
日本が大陸介入を避けたせいか、チワン合衆国独立戦争と、清国内戦が続いている。
怪我の功名で清朝が続いているのは、面白い現象なのかもしれない、
なんにしても、半島・大陸不介入は、継続したいものだ。
ああ、朝鮮系日本人が、半島・大陸に関わろうと裏工作してるけど、
将軍 島津 忠重(27)は、慣れていない上に、経験不足で、慎重だし、
政治経済の中心は、まだ、薩長じゃなくて、京都に留まってるから、現状の外交が続きそう。
たぶん、
4月
アメリカ合衆国憲法修正第17条批准
ウールワースビル開業
飛行機でイスラエル日本自治区を飛んだよ。
あと、オスマン帝国とか、エジプトの空とか飛んだ。
ピラミッドは、大きかったねぇ
そうそう、地下資源とか、地下遺跡を見つけたので地図に描き込んだ。
あとで、採掘関係者とか。考古学探検隊を送ろうかなって思う。
やっぱり、利権って大切だよね。
ムカつくけど、ポストとか金を用意しないと、綺麗ごとじゃ世の中が動いてくれない、
まじムカつく。ちょーーームカつく。
イスタンブル
トルコ料理は、滅茶苦茶美味い。
それ以前に、未来の化学薬品や添加物のない料理は、感激する。
案内人兼通訳のパレスチナ人は、長崎で学んで、綾波師弟人脈らしい、
綾波時代に書いた翻訳本と、
時司になって書いた翻訳本に、サインを欲しがったので、サインしたよ。
政治とか経済の本を書くと、政敵が滅茶苦茶増えるけど、
国外にファンがいると嬉しいね。
ていうか、利権を敵に回すと、敵7人。無関心2人。味方1人。みたいな (笑
友達とかなくすし、割に合わねぇよ。
っていうか、政治・経済に関わると碌なことない。
でも、このまま進むと国が亡ぶと知っていたら石ころだって、叫ぶし、
まぁ 同志的な仲間は、集まるけど、大同小異でケンカしたりとかね (笑
トルコ人たちが食堂の電映器を興味深そうに見ている。
日本語がわからないと、何を言ってるのか、わからないはずなのだけど、
歌は、万国共通らしい、
幾つかの単語を覚えて、時々使ってるみたいだ。
外国語は、そうやって、覚えるのかもしれない、
自分も単語を使ってみたよ。
ああ、でも、発音が違うらしく、奇妙な顔をされる。
やれやれ、
オスマン帝国も日本の電話・電音・電映ケーブルを取り入れてる、
オスマン局の番組も始まってるけど、質と量で日本に負けてる。
ていうか。オスマン帝国にケーブルを引き入れない限り、
自治区に電話・電音・電映ケーブルを敷けるはずがないわけで、
この分だと、ますます、イスラエル利権は、日本のモノになってしまいそうだ。
「イスタンブルの番組より。日本の番組の方が面白いです」
パレスチナの案内人が日本の娯楽番組を見てそういった。
「電映出演者は、台本があって。即興率は、半分くらいかな」
「物語じゃないのに、台本があるのですか?」
「娯楽も、シナリオがあって、半分、物語と思っていいよ」
「通りで、日本の番組は、受け答えが面白くてスムーズだと思いました」
「最初は、初めと、終わりだけ決めて、中を自由にやらせるのもあるけど」
「広告収入があるからね」
「広告?」
「ほら、服とか。あの手にしてるボールペンとか。壁にかけてるモノとか」
「使ってる備品の全部」
「あと、こういう言葉を入れて欲しいとか。行って欲しいこととか」
「ああ〜」
「局で仕切ると、広告は局のものになるけど」
「だけど、広告を入れ過ぎると面白くなくなって、視聴者は、ほかの番組を見るようになるから、視聴率が下がる」
「即興分で、役者が上手くやると、役者が広告代を貰えることもあるかな」
「だけど、役者も、あまりやり過ぎると、局や視聴者に不評を買って干されるから、程々かな」
「なるほど・・・」
「もし、オスマン帝国が日本の番組より面白いものを作りたいなら、広告を考えず創作することかな」
「んん・・・・・・」
案内人のパレスチナ人は、日本の映像を見て感心している。
この時代の番組は、まだ、アドリブが大きい。
しかし、おれが過去に来る前のテレビときたら、
全て台本形式で 笑い まで入っている。
不意のアドリブに対応できる役者なんて、数えるほどしかいない・・・・
日本人は、中央集権で自由な思考を縛られ、
テレビ漬けで、少しずつ、馬鹿になっていったんだなって思うわ。
オスマン帝国の航空機産業の件を軌道に乗せたので、
オスマン領ブルガリア日本自治領バルナ(3000ku)と、
オスマン領グルジア日本自治領のパトウミ(3000ku)に立ち寄る。
黒海は、北のロシア帝国黒海海軍と、南のオスマン帝国海軍が睨み合っている。
水雷艇と、潜水艦の配備で足りるかな。
あと、水上機も欲しいよね。
でもまぁ 強化すべきは、持久戦で戦える城塞都市かな。
どちらも陸側がオスマン領に囲まれているので、不安が過ぎる。
面積は、択捉島ほど。
中心区画は、城塞都市で日本人だけが住み、
周辺区画は、日本人と。ブルガリア人、グルジア人が混在になっている。
ブルガリア人と、グルジア人が大人しくしてるのは、オスマン領より住みやすく、
あと、トルコ領で犯罪を犯して、日本自治領に逃げ込んだとか。
日本領で犯罪を犯し、トルコ領に逃げ出すとか。
持ちつ持たれつな関係があるようだ。
オスマン領グルジア日本自治領のパトウミ(3000ku)
緯度は、北海道南部ほどだけど、少し暖かい気がする。
入植がイスラエル自治区より早いせいか。
城塞都市を中心に日本人町が形成されている。
小さな白人の娘を乗せた船が出港していく、
パトウミ港だと、グルジア人。アルメニア人。アゼルバイジャン人。ロシア人だろうか。
あと、クルド人もいるかもしれない。
人買い売られたか。さらわれたか。それはわからないけど、
値段がついたら、需要と供給が生まれ、そうなってしまうのが、人身売買だ。
近代化成功で、戦艦を買わずに済んだと思ったら、白人娘を買うとか。
日本人ってやつわ・・・・
オスマン領ブルガリア日本自治領バルナ(3000ku)
バルナの風景は、パトウミと似ている。
黒海を挟んで、1100kmほどしか違わないせいだろうか。
ブルガリア人、ルーマニア人、ギリシャ人、セルビア人、アルバニア人・・・雑多にいる。
バルナの港でも人買いに買われた白人少女が船の乗せられている。
人身売買の世界で、日本は、人気がある。
人気があるのは、売られた少女の幸福度に比例するらしく、
まぁ 良心の呵責を感じにくいのだろう。
パトウミでも、バルナでも気になるのは、ハザール系ユダヤ人が多いことかな。
しかし、日本だけでなく、どこの国でも雇われの右翼と左翼がいる。
オスマン帝国にもいるし、ブルガリアにもいるし、グルジアにもいる、
右翼は、愛国を口実に国権利権を強めて、同胞殺し。
左翼は、人権を口実に民権利権を強めて、国家殺し。
外患は、右翼と左翼の強硬派に資金提供するだけで、
その国を破滅させることができるし、現に実行している
笑えるのは、国軍とか、秘密警察とか、
そんな国家や国民を第一に考えなければならない連中まで、右翼と左翼に分かれ、対立している。
そして、声の大きな馬鹿が国と国民を扇動して滅ぼしている。
ちなみに、その中核になっているのが、マイノリティと、
マジョリティの中のマイノリティである、没落貴族や秘密結社や犯罪者かな。
背後にいるのは、イギリス、フランス、ロシア、ドイツ、オーストリア・・・・
最近は、日本も、参入している。
ああ、日本と違う側面があって、宗教の強さかな。
新教旧教戦争による挫折感と、産業革命による貧富の格差さ拡大のせいか。
旧約に立ち返ろうという勢力が育ち、
北イスラエル王国親衛隊は、宗教歴史の強みか、
これらのマイノリティと、
マジョリティの中のマイノリティの一部を吸収している。
それとは別に宗教奴隷だったと気付いて、宗教から距離を置く者も増えているらしい。
彼らに信仰と、希望と、愛と、ポストと、金を渡すだけで、強力な人脈で、日本利権を支えてくれる。
まるで、未来の日本の馬鹿な公務員と資本家を見るかのようだ (笑
やべぇ〜 ちょっと、笑えるわ。
なぜ、若い白人娘が日本に売られるのかってことにも繋がる。
人身売買は評判が良くないのだけど、
各国とも金が流失しているせいか、貧困層が増大しているし、
日本の白人娘の成功率は、現地の成功率より高いのだから、是々非々なのかもしれない、
とりあえず、バルナとパトウミの飛行場は、何とかなるかな。
でもまぁ 対戦車が重要かも、
どちらにしろ、城塞都市を拡張して、
自治外延部は、堡塁と堀で100mくらい段差を付けるくらいしないと駄目かも、
あと、家をトーチカ化したりとか。
しかし、現地勢力に支援者がいるとはいえ、バルナもパトウミの自治がいつまで持つやら・・・
5月
バルナで、ドイツ帝国の代理人と交渉する。
どうやら航空機産業が欲しいらしい、
ドイツ帝国は、航空機関連で遅れているので当然なのだけど、
日本は工業力で欧米に勝っているせいか、ドイツの価値は、目減りしている。
というより工業界だとライバル関係だ。
遠交近攻戦略もあるし、
日本の対米英露で便利な国だから戦争が始まったら、協力してあげなくもないけど、
いまは、ちょっと、嫌かな。
日本に帰還する前に、ナミビアに立ち寄る。
片道15000kmくらいあって、10ktだと、だいたい30日を要する。
軍艦なので15ktだとしても20日くらいかな。
なんにしても巡航速度とか、経済効率速度は、最高速度より遅くなる。
航空機時代の到来が待ち遠しいね。
それが駄目なら、北イスラエルからナミビアまで、鉄道を敷いて欲しい。
オスマン帝国、エジプト、エチオピア、オーマン、ザンジバルと繋いで、
ポルトガル領モザンビークから、ザンビアかジンバブエまで延ばして、
ようやく、ナミビアなのだけど、年月がかかりそうだ。
ナミビアは、北のポルトガル領アンゴラと、南のイギリス領南アフリカに挟まれ、
戦略的に苦しいのだけど、
生産力は、両地域を超えている。
洋上生活は、退屈だし、飽きるね。
だけど、ムスリム国家艦隊群。
オスマン艦隊、サウジアラビア艦隊、オーマン艦隊、ザンジバル艦隊を見ると、
日本史だけでなく、世界史が変わったことを感じる。
まぁ 日本製の巡洋艦だけどね。
新高型を重油燃焼機関にして、品質を落とし、武装を強化したタイプかな。
見かけは強そうだけど、窮屈かもしれない。
日本は、これらの国の港湾を建設整備し、造船技術を教えている、
国産軍艦を建造するのは、十数年先らしい、
欧米列強の画策で、日本は、咬ませ犬の・半島大陸と、対決させられてるからね、
キリスト教圏も、イスラム教圏と、対決してくれると助かる。
しかし、瑞穂系列のディーゼル機関電気推進は、順調だね。
ていうか。燃費で世界一だよ。
日本の軍艦は、イギリス海軍と並ぶだけあって、公海上だと、威厳があるね。
擦れ違う、オーマン巡洋艦の将兵が敬礼しているのを見ると、感無量。
24594t級ザイドリッツ型巡洋戦艦
全長200.5m×全幅28.5m×吃水8.2m
63000馬力 26.5kt 4700海里/14kt
50口径280mm連装砲5基 45口径150mm砲12基 45口径88mm砲12基
500mm水中魚雷発射管4基
6月
「森永ミルクキャラメル」が発売
国語調査委員会廃止
ナミビア(82万5418ku)に到着した。
ウォルビスベイは、和親条約を改正した国が増え、国際港湾都市化し、外国船が増えてるかな。
特に南米大陸諸国との貿易が急増している。
直接、交易が増えたせいか、
21藩で専有開発都市があるけど、投資で差別は少なくて、
都市国家群というより、日本人同士という意識の方が強まってるとも聞く、
服装は、直射を避けるため肌を太陽に晒さないよう、麻を使った和服を重ね着するし、
パピルスや和紙を使った、つばの広い帽子を被る者が多いようだ。
屋上に近い食堂に上がると、街と、地平線まで続く砂漠を見渡せる。
高層建築は、箱モノで利権の象徴のように、胡散臭い目で見られたけど、
砂漠は、対熱・対乾・対砂で効果があった。
何より高層建築は、外国に国力を見せつける効果が大きいと思う。
強化ガラスで囲われた高層建築の部屋を借りると、
各フロアは、強化ガラスで区切られ、
パーテーション、すだれ、ブラインド、カーテンで、プライベートを守っているらしい、
水が少なくていい作物で、スイカ、ブドウ、オレンジ、オリーブ、レモン
ジャガイモと、トマトを育ててる家が多いようだ。
建物の奥深くまで太陽光が届いている、
雲が少ないのかもしれないけど、ほかの地域ではありえないほどの日照力かな、
照明を付けるとしたら夜くらい。
食事は、海産物が圧倒的に多い、
「ずいぶんと、街が大きくなったな」
「日陰の部分で、草が育ってますよ」
「高層建築を建てるほど、人口も増やせるわけだ」
「あと、淡水プラントですね。沿岸と海岸線は、淡水プラント用の施設で埋まるはずですよ」
「海岸線だと。国防上、不安だな」
「幾つかの盆地に淡水を引き込む計画です」
「淡水?」
「アマゾン川の川底を浚って、ポンプで送るので、大きな人口湖になりますよ」
「あと、内陸だと、中庭を淡水で満たす円錐型の高層建築とか」
「ほぉ」
「1人当たりの淡水循環量の研究にもなるそうですが。本音は、内陸でも魚を食べたいようで」
「そうだろうね」
「時司殿は、今回も資源探査を?」
「米英仏蘭にインドネシアを軍事封鎖されると、ナミビア・中東・インド洋が孤立するからね。そのつもりだよ」
「欧米のインドネシア行きの船が増えていると思ってましたが、そんな動きがあるのですか?」
「まだ、前準備だろう」
「イギリスも対日参戦の代償が豪州とインドじゃ 割に合わないから」
「簡単に動かないとしても、日本も隙を作るつもりはない」
「そういうことでしたら、安心です」
史実だと、第2次バルカン戦争が勃発したけど、
この世界のバルカン半島は、沈黙している。
それだけ、オスマン帝国の軍事力が強くなっているせいだけど、
いつまで持つやら。
鉄道に乗ると、まだ行っていない路線を進んで、地下資源がないかを探し、
あと、気になる地域をカモメ機で探索するつもり、
ナミビアの地下鉄は、砂を退かして、剥き出し地盤を水平に舗装して、線路を敷く。
砂で埋まりそうだと、トンネルにしてしまうけど、
地盤から砂の上まで固めて、鉄橋にしてしまうこともある。
何はともあれ、装甲列車は多い、
目標は、装甲列車でアフリカ大陸を征服できるくらい産業投資しようかって、気になってる。
ナミビアの工業力は、太陽光熱発電と地熱スターリング発電に依存している。
海底油田があるので、火力発電所も建設してるけど、
基幹産業を形成するだけの工業人口が足りない気がする。
人口増加率からすると、農業用とか、居住用とか、複合高層建築を建設し続けないといけない、
そして、そうするには、資源開発が手っ取り早く、
南米大陸やアフリカ大陸の資源を買う必要もある。
ちなみにポルトガルと仲がいいので、
アンゴラまで鉄道を伸ばして資源開発していいと言われたよ。
もちろん、利権が折半なので、採算性次第だし、
とりあえず、ナミビア内開発だけでいいや。
あと、オスマン帝国の重鎮が来ている。
北アフリカのリビア領域を開発したいらしい。
もちろんできないこともないけど、現地が独立する可能性が数倍に高まってる感じだ。
19100t級インディファティガブル型巡洋戦艦オーストラリア
全長179.8m×全幅24.4m×吃水8.2m
44000馬力 25.8kt 6300海里/10kt
45口径305mm連装砲4基 50口径102mm砲16基 43口径47mm砲4基
450mm水中魚雷発射管単装3門
22189t級ジャン・バール型戦艦ジャン・バール
全長167.95m×全幅27.9m×吃水8.99m
28000馬力 21kt 4200海里/10kt
45口径305mm連装砲6基 55口径139mm砲22基 47mm砲4基
450mm単装水中魚雷発射管4基
7月
清国で袁世凱の専制と国民党弾圧に反対して、第2革命が起こる。
ナミビアは、地震が少なく、最先端の高層建築を建設しやすいのか。
クレーン車、ブルドーザー、シャベルカー、ダンプカー、ローラー車、ボーリング車が動き回り、
150m級高層建築が建設されていた。
土木建設機械は、綾波時代にある程度、形を作って、
その後も、競争発展させたので、おれがいない間も少しずつ性能が上がってる、
建設機械や機材の製造工場建設は遅れてるけど、
建設資材の半分をナミビアで製造し、
残りの半分は、日本から運び込んでいた。
ナミビア人口の大半は、土木建設関連で働いている。
強化ガラスは、生産量を増やすことで、価格を押さえている。
問題は、飲料用水、農業用水、工業用水が累積して大きくなっていくことで、
水がないことが産業全体の足を引っ張っている。
砂漠の真ん中で、ガラス張りのプールで泳ごうなんてしたら、
まぁ 幾ら水があっても足りなくなるわな。
でも、敢えて娯楽用水を増やしたくなるわけで、人の性ってやつかな。
「基幹産業で、これだけの投資をしても大丈夫なんでしょうかね」
「ポルトガル・スペイン語圏と、中東・アフリカのイスラム圏国家が設備投資で、資源と金を払ってくれるならね」
「支払ってくれるんですか」
「欧米に負けたくないなら、利権を売ってでも、設備投資するでしょう」
日本は、1851年以降、インフレ政策を進めている。
庶民が有利な銅本位制だし、下剋上上等の14歳以上の男子へのバラマキが続いている。
生産利権系マフィアが、老害化して、下剋上に疲れたのか。
世襲天下りで有利な規制を作ろうとしたり、
ヤクザに新興企業に嫌がらせしたり、襲撃させたり
生産を減らして、楽して価格高騰で稼ごうと世論を誘導したり、
金融系マフィアも、金融商品で資産を水増ししようと、画策したり、
生産を落として、雇用を減らして、リストラして、
設備を維持するために逆進性の税金でテコ入れして、
貸し渋りと貸し剥がしで、企業を潰して、利権を奪い取り、
さらに市場独占で私腹を肥やし、人口を減らして、国力を衰退させようとしている
こんなことやっていたら、戦争どころか、国家が自滅する。
まぁ 未来のおれからしたら、
転移能力が欲しくなる方向に舵を切ろうとしている利権屋がいるわけだ。
そう、海外地で成長しないといけないナミビアにおいてさえ、
俗論思想というか、賊論思想が広がりつつある。
ちなみに賊論派は、右も左も利権好きで、反政府を反日・国賊売国奴扱いするから嫌い、
働いて、株利権を増やしていくと株配当が、ばら撒き分を超えるようになる。
そうなると、考えるようになるのが、
バラマキを増やすより、財政投資を増やす方が弱者に対し格差が開いて得だと思い始める。
しかし、未来がわからなくても、大局観に立って、考えて欲しい、
君たちは、君たちの弱者より得をしていると思うかもしれないが、
君らよりはるかに得をする大株主がいることを、忘れないでほしい、
そして、経済格差が先鋭化するほど、生殺与奪権を少数の者に握られ、
到底、追いつくことができないほど格差が開いてしまうだけでなく、
生存税を支払わされることになるだろう。
まぁ 特に・・・ 大金持ちのわたしだ。
パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ
パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ
パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ パチ
ごほん!
そして、中間層と思っていたら、
気が付かないうちに低層階級に落とされているということもありうる。
「「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」」」 しーーーーーーん
君たちが少しくらい歳を取ったとしても、上昇志向を諦めて、組織に従順になり保身に走れば、
強者は増々 先鋭化し、図に乗って、公益性を失うだろう。
そして、君たちの子供、孫の代になると、権力層に生殺与奪権を握られることになる。
民権派は、少しくらい配当が増えたとしても、諦めて保身に走ってはいけない。
そして、外患が望むのは、敵国の破滅で、
内患が望むのも、利権による実行支配といえる、
よくやる方法だと、
利己主義と拝金主義が増長すると、格差を広げるため、
外患を誘致し、外国の犯罪者を増やすかもしれない、
公益性も低下させるだろう、
医者は、病気と怪我の多発を望み、
葬儀屋は、人の死を望む、
国防軍は、軍事衝突と、戦争を望み、
警察は、犯罪増加を望む、
相続人は、兄弟・親族の死を望み、
企業は、同業他社の廃業を望む、
社員は、上司・同僚・後輩の失敗を望み、
隣人は、隣人の破滅を望む、
そして、議員、官僚、財界人は、利益を増やすため国民や領民を犠牲にし、
電音・電映、新聞、雑誌、書籍は、政官財に金を貰って、国民を騙して、さらに金を奪うだろう。
自作自演の悪を創出することさえする。
そして、歳を取り株の配当が増え、
若者と働いてもアイデアや労力や気力で負けはじめるとだ。
疎外感で寂しく感じるようになるわけだ。
さらに利益を求めるようになると、
後進との下剋上に晒されて負けるより、
株配当を増やし、バラマキを廃したいと考えるようになるだろう、
そして、外患と内患は、さらに恐ろしいことを考える。
コミュニティ最後の防波堤である家族も、
離婚が得になる法体系や税制を敷き、
親が子供を捨てるほうが自由になり、
子供が親を訴える方が得する既得権が得をする社会を作ろうとするだろう。
既得利権に金を貰った似非経済学者が
株配当を増やして、バラマキを減らし、得する政策を推進しようとしている。
そうならないように、注意すべきで、
配当を増やすか。バラマキを増やすかと聞かれたら、バラマキを増やすべしと応えて欲しい。
パチ パチ パチ パチ パチ ・・・・・・・・
うんうん、利権屋が、株主が得をする賊論を浸透させてるせいかな。
想像力がないというか。
思った通り、手応えがないし、寂しい拍手だねぇ
でも、こうやって、おれの教室が準備されて、人々が来るのも、
まぁ 世界で初めて飛行機を飛ばしたおれの弟子という称号が欲しいだけなんだろうな・・・・
トホホ・・・
19698t級フィリブス・ウニティス型戦艦テゲトフ
全長152.2m×全幅27.3m×吃水8.2m
27000馬力 20.3kt 4200海里/10kt
45口径305mm3連装砲4基 50口径150mm砲12基
50口径66mm砲18基 18口径66mm野砲2基
533cm水中魚雷発射管4基
8月
コペンハーゲンで人魚姫の像が初公開
平和宮(後の国際司法裁判所)落成式
ナミビアでも剣術を見せないと、認めてもらえない的な風潮はあるね。
武士ってやつは・・・・
しかし、おれも二世代分は、練習してるし、
そこそこの腕を見せたので、認めてもらいました。
だけど、砂漠の剣術は、足運びが違うというか。
砂を利用するので、少し、型が違うんだよね。
おれが、ナミビアに長くいるほど、資源帯を発見しやすいし、
資源を見つけるほど、産業投資が増えた。
通常、住民100万人が経済活動するだけで、
年間、10000人級複合高層建築を3棟建設してしまうほどの紙幣が循環する。
資源帯を一つ見つけると、カンフル剤効果があるのか、
内地から4棟〜10棟を建設できるくらいの経済投資が行われる。
経済新聞、経済雑誌、経済電映だと、毎回、
21藩、瑞樹、扶桑、ナミビア、イスラエル区、バルナ、パトウミ、離島での設備投資額が公表され、
統計的に試算すると、余剰資本の投資先が見えてくるわけで、
賃金や給与の度に、自己資本の一部を成長しそうな地域に投資する人間が多い、
36000t級金剛型戦艦 金剛 比叡 榛名 霧島
全長240m×全幅32m×吃水9m
120000馬力 30kt 12000海里/16kt
50口径360mm連装砲4基 60口径120mm連装砲24基 60口径40mm機関砲12基
水上機6機
新型戦艦は、26000t級香取型戦艦の拡大改良型で、
モジュール構造なので、改装と修復しやすいけど、その分、艦体が大きいかな。
防弾は、装甲200mmほど、
この時代の砲弾は、質量弾で、
未来でいうところの初速と貫通力の高いAPFSDSや成形炸薬弾じゃないので、
単純に複合装甲にすればいいというものじゃないらしい、
それでも、試作量産に成功したばかりのケブラーは同じ重さの鋼鉄の5倍の強度。
炭素繊維は、10倍の強度があるわけで、
内部構造も流用しているので、薄い割に防弾があるかな。
材質の軽量強靭化は、大砲にも反映され、砲身命数が大きく、初速も大きくできた。
おれに言わせると、26000t級香取型戦艦をモジュールごと改装していけば戦えそうなのだけど、
海軍将兵は、欧米が同程度以上の技術を持っていると、思い込んでるのか、
同規模以上の戦艦を欲しがる。
まぁ そういう発想は、大切だけど、
それが36000t級金剛型戦艦4隻建造に至る経緯かな。
23000t級キング・ジョージ5世型オーディシャス
全長182.1m×全幅27.1m×吃水8.7m
31000馬力 21.0kt 6730海里/10kt
45口径343mm連装砲5基10門 50口径102mm砲16基16門 47mm砲4基4門
533mm水中魚雷発射管3基
9月
清国北洋軍大臣の袁世凱が南京を占領して第2革命が失敗する。
ワグナー事件
ロシアのキエフでベイリス事件の裁判が開始された。
ローラン・ギャロスが世界初の地中海横断飛行に成功
ディーゼルエンジンの発明者ルドルフ・ディーゼルが船上で消息を絶つ
海岸線の淡水プラントが増えるほど、内陸都市が大きくできるのだけど、
日本人ってやつは、習慣なのか、水の消費量が無駄に多いのか。
内陸部の開発は、思ったより進んでない、
それでもナミビアの内陸部で標高1500mになると涼しいので、比較的、街が大きいかな。
あと、大きな町は、鉱山かな。
前回、発見した鉱山は、開発が始まっていて、
自動的におれの口座が膨れ上がってる。
ある程度の量になると、高層建築を建設したり、鉄道を伸ばしたり、
資源開発に予算を注ぎ込んだりしている。
そうそう、独立系企業とか、中立系企業に産業投資もしてるかな。
藩営は、武士上がりにムカついてるので、投資してあげない、
毎日、毎日、カモメ機に乗って資源探査。
あと、8輪駆動の大型バスとかね。
おれ、ナミビアに詳しい第一人者になってるよ。
草原で、ライオン見ーつけた。
たくさんいるのかと、思ったら、あまりいない、
でも、自然がいっぱいって感じでもある。
だけど、水は、もっと、欲しい。
伊予藩の開発都市 砥部焼(とべやき)市 の酒場で、美人と話したら、クォーターだった。
こういう、美人な日本人が増えると思うと、嬉しくなるね。
おれが有名人で、相手が、その気になっていたみたいだったので、
もちろん、美味しくいただきました (笑
26270t級ライオン型巡洋戦艦クイーン・メリー
全長213.4m×全幅27.0m×吃水8.4m
70000馬力 27kt 5610海里/10kt
45口径343mm連装砲4基 45口径102mm砲16基 40口径76.2mm砲4基
533mm水中魚雷発射管2基
10月
和辻哲郎『ニイチェ研究』
おれがナミビアの資源開発を急いでるのは、戦雲の高さなんだよね。
北イスラエル王国親衛隊の情報によると、欧米列強は、戦争したいらしい。
しかし、金本位制は、金がないと、紙幣を増やせない、
そして、紙幣を増やさないと、戦争できない。
銅本位制移行は、下剋上となり、権力基盤が失われかねない、
格差を維持しながら、増税して紙幣を刷って利権を大きくするのに、戦争するのだから、
格差を維持できなくなる金融制度への移行は、本末転倒になってしまう。
そして、紙幣を増やさないと社会基盤も大きくできない、
社会基盤を大きくできないと、他国に勝てない、
戦争なら格差を維持したまま、紙幣を増やせて、格差も維持できた。
基本的に、増税し、権力基盤を増やすための戦争であって、
戦争は、手段であって、目的じゃない、
そう、欧米列強の金融・生産マフィアは、
例え、何百万の命が失われたとしても、利権を守るため戦争を望んでいる。
そして、日本も一部の生産マフィアが利権を守るため、
戦争を欲し、国内外で歩調を合わせようとしている。
ほら、あいつらだよ。あいつら、
国益の戦略的勝利と、目先の利益の戦術的勝利を交換し続けるとか。
己の利権を強化して拡大するために、
半島系、大陸系を引き込んで、白人と組む、あいつら、
日本を滅ぼして、日本民族を殺そうとしているあいつら、
よくもまぁ 日本と日本民族にとって、最悪の選択を選んできたもんだ。
いまでも、おれが日本の分母を大きくしようと開発してるのに邪魔してるあいつら、
そして、あいつらに唯諾々と従ってる屑連中、
ていうか、あいつら、まだ、倒幕やろうとしてるんだよ。
未来の日本にもいたよね。あいつらだよ。あいつら、
嘘つきで、泥棒で、人殺しで、国賊で、売国のあいつら、
ああーーー 転移系の能力が欲しいぜ、まったく。
15700t級エスパーニャ型戦艦エスパーニャ
全長139.9m×全幅24m×吃水7.7m
15500hp 19.5kt 7500海里/10kt
50口径305mm連装砲4基 50口径120mm砲20基 50口径47mm砲2基
11月
南アフリカ連邦でマハトマ・ガンディーがインド系炭坑夫の反差別運動中に逮捕
ハウス食品(当時の社名浦上糧食工業所)設立。
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』第1部刊行。自費出版だった。
ナミビアが良いのは、半島と大陸から離れていることで、すげぇ 解放感 (笑
武士階級が足を引っ張っているけど、
半島・大陸の亡霊というか生霊が近くにいないだけで気持ちいい〜〜
ナミビア沖をアメリカと、イギリス・フランス・ドイツの軍艦がうろついてるけど、
せいぜい示威行動の範囲で、何ができるというわけじゃない。
鉱物資源は、金、亜鉛・鉛、ダイヤモンド、セメント、ウランを見つけた。
ウランの使い道を知ってるの、おれくらいか。
ナミビア圏内の電音番組に出演したよ。
欧米諸国の民主主義をどう思ってるのか、と、質問されたので、
欧米型の民主主義は、人口が増えるほど、広告力が権力に繋がる。
イギリスの総理大臣も、アメリカの大統領も、大して変わらない、
愛国とか、人権とか、口当たりのいいことを言ってるけど、
資本家にお金を貰って台本を読んでるだけの傀儡で、高級娼婦だから、
中小企業は殺され、大企業に先鋭化させられるし、
日本も、貧富の格差を広げ過ぎると、利権に虫けらのように殺されるよって、応えてやった。
未来の日本も広告力の強い既得権の傀儡で、
台本を読むだけのクズ芸人しか、議員になれないようになってる。
当然、総理大臣も、同じ、
民主主義以降は、注意しないと、資本家の傀儡になる。
14歳以上の男子のバラマキと、10人長選挙だと、
多少、贈収賄に抵抗力があるかもしれないけど、新陳代謝が激しいし、
既得権で能力の低い人間にしたら地獄のような国かな。
阿都(リューデリッツ)港
製鉄所が建設されている。
工場は、流石に洋服の作業着ばかり、
裾野広い服とか危なすぎるからね。
ナミビアは、鉄鉱石が少ないけど、石炭があるので、鉄鉱石を輸入すれば軌道に乗る。
鉄鋼の生産の中心は、土木建設産業で、
軍需産業は、一部だけ、
海水を熱して、大量の淡水を作ることができるので、ナミビア産業の拡大に貢献している。
欧米と、戦争になったらどうなるのかというと、
潜水艦用の基地があるので、日本から艦隊が来航すれば通商破壊はできるらしいけど、
消耗品や備品が足りなくなるので、長期の作戦は、困難らしい、
あとは、基地守備隊と、装甲列車で、ひたすら、防衛に徹するらしい、
12月
チベットとモンゴルが「チベット・モンゴル相互承認条約」を締結
京都法政大学が「私立立命館大学」に改称
1911年に盗難にあったモナ・リザが発見される
電話・電音・電映システム
電話1回線
電音30回線(全国15回線:藩内15回線)
電映10回線(全国5回線:藩内5回線)
なにやら砂漠を舞台にした活劇撮影があって、見物人が周りを囲んでいる。
冷ややかな視線は、質実剛健な気風が強く、
浮いた映像を拒絶する空気が漂ってるからで、
キスとかない、
ちなみに世界初のキスシーンは、1896年のアメリカ映画だけど、
日本は、史実でも1846年で、しかも、GHQのせいで、
洋傘で隠す演出を不自然とか。ふざけんな。
おれも、そんな空気を変える気ないかな。
電音回線が減って、電映回線が増えた。
電映は、全国回線5回線が、京都の入札で決まり、
圏内回線は5回線あって、藩都で1年ごと翌年分の入札が行われ、
海外地だと、州都で入札する。
藩校を中心に映像・音響技術を持つ人脈が育っていて、
師弟人脈も形成されてるらしい、
幾つかの主要な利権団体が、必要な時間帯を取って、残りの時間帯を売り出すけど、
ほとんどが共催で、技術的に劣ってるせいか、視聴率が小さいようだ。
カメラの前で、ハーフらしい役者が型を披露していた。
有段者が見たら、失笑しそうな陣立てと立ち回りかもしれないけど、
見栄えのいい型は、映像的に正しいのだろう。
手作り感の強いB級映像だけど、ナミビアの風景だし、海外向けかもしれない、
電音によると、
軍艦用機材の一部をフランスに輸出することが決まったらしい、
輸出の技術上限は、イギリスだけど、
欧州は、スペイン、ポルトガル、オーストリア=ハンガリー、イタリアに続いて、らしい、
国産で製造するより、割安なので、グローバル化の結果かもしれないけど、
国際的な技術インフレは困るかな。
でも、気になるのが、欧州情勢、
産業革命で生産と雇用と消費と収入と投資が増え、貧富の格差が大きくなっていること、
特権階級の貴族・資本家と、貧困層の共産主義運動が確執を生み、不穏な情勢を作ってること、
このまま、貧富の格差が広がり過ぎると、庶民が絶望になり、暴動と共産革命に至る。
外国視点で客観的に見れば、その国の情勢を冷静に高みの見物ができるのだけど、
自国民同士の貧富の格差は、利害の絡んだ確執になるし、感情的になるのだろう。
右翼利権と、左翼利権の対立で右に行ったり左に行ったり、
政権が変わる度に、能無し御用経済学者が現れ、
ミクロ経済視点の利権で、我田引水やらかす、
マクロ経済が歪められ紙幣の循環が淀んで、格差が広がり悪貨良貨を駆逐するが如く、内政が悪化していく、
格差が広がり過ぎて、互いの立場の違いを超えられず、
暴動に発展させ、国家を破綻させてしまう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おれ 妻 千代 (72) 総司(56) 慶司(54) 佐奈(52) 晃司(48)
おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ) ⇒⇒⇒ 時司史朗(ときつかさ しろう) 38
ロゼ・ティーナ(29) 露瀬 統司(11) 露瀬 千夏(9) 露瀬 陽介(6)
智子(26歳) 時司 頼経(8) 直衛(6) 美智(4) 雪妃(2)
雁皮 高額手形・高額紙幣・株券 “鳳凰 ××××× 青龍”
紙幣
楮 “雉 10000文 松”
三椏 “竹 5000文 鶏”
綿・マニラ麻 “鶯 1000文 梅”
綿・マニラ麻 “桜 500文 雲雀”
綿・マニラ麻 “燕 100文 菊”
硬貨
銅・ニッケル 50文
銅・錫 10文
銅・亜鉛 5文
アルミニウム 1文
史実5130万人
戦記1億6883万人
日本 1億人
瑞樹 5356万人
扶桑 38万0448人
ナミビア・インド洋諸島・パレスチナ 600万人
フィリピン 889万人
第62話 1912年 『広告が大きくなるほど、思考力が小さくなっていく』 |
第63話 1913年 『俗論、いや、賊論の人たちが・・・』 |
第64話 1914年 『第一次世界大戦回避ルートへようこそ』 |