月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

 第72話 1922年 『おれだ。いま、機関の妨害工作を・・・』

 

 ユダヤ暦5682年  皇紀2582年  明治21年

 第122代明治天皇(43)   第17代将軍 島津忠重(36)

 

 

 

 今年は、総人口2億人の大台にのる、

 100万人長議員は、120席。

 傲慢な藩主連中も少しは、大人しくなるだろう。

 バラマキは10000文に達してるけど、

 既に産業が練熟した状態で肥大化していて、供給が需要を取り込んでいるので、思ったよりインフレになっていない、

 来年は関東大震災だから、南関東ガス油田施設の耐震とか見て回らないと、大変なことになる、

 そんな情勢なのだけど、来年、関東大震災があるのを知ってるのは、おれだけ、

 そして、欧米露列強は、対オスマン戦に苦戦するほど、

 清国軍の満州・朝鮮・山東半島侵攻が近づいてると気付いたのか。

 手下の工作員に 日清戦争 を勃発させようと必死になってる。

 因み、手下は、半島から潜入してきた人間が多く、漁夫の利が得られるので日清開戦に真剣かな。

 手下は、右翼と左翼にわかれ

 日本を 戦争か、革命か (War or revolution) まで追い詰めることを目標にしている、

 左右とも互いに牽制し合うことで相手を大きく見せ、

 国家と国民は、どっちの側についても、損するよう計算された政策になっている。

 そして、政官財が彼らと組むと、特定利権が強くなり、

 歪な世襲天下り構造を守るため不正と腐敗を重ね。

 権力層は、国民よりはるかに下種な人種に成り下がる。

 下種な人間が、特権意識を持つと厄介で、

 自分より優秀な人間を殺す事が増え、社会秩序を維持できず、

 産業が委縮し、社会全体が暗く淀んでいく、

 そういった負のサイクルを何とかできそうな手段として、

 上からは戦争があり、下からは革命があるわけで、最悪、内戦に至ることもある。

 史実のロシアが共産化したのだって、疲弊した状態で戦争に移行したからで、

 可能性の高さで、戦争が先に起こるが、一般的かね。

 

 なんにしても、複合的な目的の収束点として、戦争がある。

 それは、国内で、格差維持と同時に利権を増大し、国民を弱体化させ、支配権を確立する。

 対外的には、戦略要衝を領土に編入し、利権を獲得するためで、

 これで、下剋上を望む内圧からさらに税金を奪って黙らせ、

 敵対する外圧と磨り潰して、両方を解消するわけ (笑

 あと、戦争のために戦争する国もあって、軍事力こそ強大に見えても、

 国民は、政府に離反しているし、軍にも愛想を尽かしている。

 戦えば、戦うほど特定産業に社会資本の集約が行われて格差が広がり、国民全体が疲弊してしまう。

 日本は、参戦か不戦で正念場なのかもしれない、

 ちょっとした石票差で、政策が利権に傾き、取り戻せない未来に突入してしまう。

 しかし、朝鮮人と欧米金融マフィアの為に、清国と戦争したがる馬鹿が多過ぎて困る、

 ていうか、下剋上が怖いから、同胞を戦場に送って殺して、私腹を肥やして出世するのって、どうよ。って話し、

 日清戦争以降の戦争は、全て権力基盤を守るための無駄な戦争って気がする、

 

   “過去に戻れるんだよね”

   “こんな終わり方にならないように、歴史を変えられるって言ってたよね?”

   “偽ユダヤと韓国・朝鮮人にだまされる前の・・・ 馬鹿な私を助けてあげてくれないかな?”

 

 そんなわけで、人の気もしらんと、今年も世相が荒れそうだ。

 

 

 

 

 1月

  糖尿病患者に世界初のインスリン投与が行なわれる。

 

 大晦日と正月を播磨藩の別宅で、過ごしているけど、

 正妻の智子(35歳)が、美智(13)の婿探しの件で、動いてる。

 この時代、娘が行き遅れると、婿探しが面倒になるので、

 虫が付く前に、ちゃっちゃと、済ませるのが習わしになってるらしい、

 基本、家同士の政略結婚で、

 播磨家と綾波家が、この家と縁組してくれとか。この家は遠慮してくれ。みたいな。

 あと、時司家の都合のいい縁組との兼ね合いになるけど、

 だいたい、3〜8人ほど選んで、当事者同士に決めさせることが多い、

 娘も覚悟しているらしく、ぼんやりと、候補の写真を見ている。

 未来から来たおれは、別件で力を使ってるので、無駄に時代に逆らう気力なんてないし、

 まぁ 幸せになってくれたらいいや的な気分なんだけど、

 正妻は、愛人の娘より、はるかに高みの縁組を考えてるようだ (笑

 

 

 

 

 

 

 

 日本・イスラエル10支族が作る世界史と、南ユダ諸派2支族が作る世界史が衝突している。

 未来の政治家は、

  人は日本の歴史に50ページ書いてもらうより、

    世界の歴史に1ページ書いてもらうことを心掛けねばならぬ、

 といったけど、

 南ユダ諸派の作る歴史なんか、トイレに流してしまえって、気がする。

 むしろ、世界史が1ページ書かれる前に、日本史を50ページ書いて、日本史を充実させ、

 日本史を基軸に世界史を語るべきと思うわけ、

 ていうか、文武両用を規範とするはずの教育が、文武分離、理文分離させるとか、

 どうして、退化させていくのか、意味不明、

 

 18歳適正年齢級教室は、席が50人分あって、

 14歳から23歳が、40人ほどいて、

 おれのほかに、おじさん連中が4人ほど座っている、

 師弟人脈にはいれば、弟子を雇用しやすいからで、

 この先生の弟子なら安心と思われると、人事課が派遣されてくるし、

 おれ派閥を直接引き抜きたい社長とか、副社長が席に座ることも珍しくない、

 そうそう、寺子屋・私塾から発達した学校なので、板張り・畳敷きが多かったけど

 次第に、椅子のある教室が増え、いま、教室の3割が机と椅子を置いているらしい。

 ちなみに、座布団に座ってる方が、勉強しやすいと、云う者もいるが統計がないので根拠はない、

 どちらかというと、板張り・畳敷きなら、そのまま、剣術指導や柔術指導ができるが圧倒的で、

 逆に、非武系教師が3割に達したという見方もできる。

 ちなみに、次に若返ったとき、こういう教室に慣れとかなきゃなって、気がしている。

 まぁ 適当な師弟人脈に “おれの隠し子” よろしく って、頼まないといけないから、

 いまのうちに、目星付けとかないといけない、

 この世界の日本は、受験のための勉強じゃないので、教科書が分厚くなる傾向が強い、

 この藩の歴史教科書は、国史、藩史、世界史、地理、政経が合わさっていて分厚く、

 適正年齢級が下がるほど、重要度の低いモノを省略していく方式が取られているようだ。

 

 

 

 

 

 2月

  ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」

  リーダーズ・ダイジェスト創刊

  チェーカーがGPUと改称、NKVDの直轄となる。

  グリコ (菓子)発売

  江崎グリコ設立

  旬刊朝日創刊(4月2日に週刊朝日となる)

  連合国がエジプトに宣戦布告

  エジプトが連合国に宣戦布告

  スエズ運河作戦。

 

 中立だったエジプト王国がオスマン側に付いたことにより、リビア側も戦場になった。

 なにが、どうして、こうなった的な。

 エジプトは、中立のままでいてくれよ。

 そう思ったけど、手遅れ、

 イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア連合国軍は、満を持して、エジプトに雪崩れ込んでくるし、

 エジプト軍の反撃は、遅れ気味、

 オスマン帝国も大慌てで増援を準備したけど、

 連合国海軍がスエズ運河に突撃かまし、旧式艦船を沈めて通行不能にしやがった。

 おかげで、日本自治区行きの船は、ペルシャ湾から河川を上って、

 鉄道で運ばなきゃなんだけど、兵站担当は、大騒ぎ。

 ちなみに北アフリカ戦線は、メルサマトルーを中心に戦場になってる。

 一応、エジプトにも戦車を売っていたけど、

 制海権は奪われてるし、連合軍の数と勢いに負けてる感じだ。

 昨年の情報戦略計算だと、

 連合軍のエジプト侵攻は、15パーセント以下だったじゃん、

 キプロス上陸の方が23パーセントで高かったじゃん、

 例えて言うと、ソロモン要塞の次は、ア・バオア・クー要塞で、月じゃないから、みたいな。

 まさか、北アフリカ戦線を支えさせられるなんて・・・・・

 スエズを取られたら、日本と、オスマン帝国の関係が分断されるわ。

 中東権益がピンチだわ、

 おれの数か月分の予定を狂わせやがって、なんてことしやがる。

 これから、京都伏見城で、図上演習の調整だわ、

 

 

 

 軍で、マイクロ波ロケットの打ち上げ実験をやった。

 即、軍事機密になった。

 軍事機密は、予算はそこそこだけど、開発に携わる人間の数が小さすぎて、発展の余地が小さい、

 人口問題を本気で解消しようと思うなら、宇宙開発よりないわけで、

 まぁ 早めに始めとけば、それだけ早く、宇宙開発が軌道に乗るかもしれない、

 しょうもないことに、軍部のお偉いさんは、空中要塞とかほざいていたけど、

 姿勢制御の研究になっても、実戦で使えるとは、思えないのだが・・・・

 

 

 

 

 3月

  全国水平社創立

  上野公園で平和記念東京博覧会開幕(〜7月31日)

  マーガレット・サンガー来日

  アメリカ海軍初の19360t級ラングレー (CV-1)型改造空母就役

    全長165.2m×全幅19.81m×吃水8.43m

    15kt

  未成年者飲酒禁止法公布(施行4月1日)

 

 

 フランスの69t級シャール2C重戦車と、7.8t級ルノーNC型戦車と、

 イギリスの14t級マークAホイペット中戦車がバルカン半島戦線に出現したらしい、

 でもまだ、12t級78式戦車で勝てるレベルだ。

 しかし、兵器インフレが進んでるみたいなので、

 20t級戦車でも開発させた方がいいかもしれない、

 

 日本イスラエル自治区は、聖書とイスラエル王国を目安に治領を引いてるので、

 未来のイスラエルと地理が違う。

 自治領からアカバ港までの120kmがオスマン帝国領になっている。

 代わりに北は、レバノンのサイダ(シドン)まで達している。

 スエズ運河の不通で、

 日本は、日本イスラエル自治領への搬入が困難になり、

 オスマン帝国は、戦争遂行で、日本・イスラエル自治領の工業力がないと何もできないことから、

 日本は、オスマン帝国から30年間のアカバ港使用権と通行権を得ることができた。

 あと、オスマン帝国を守りきれたら、日本イスラエル領の日本譲渡も含まれていた。

 

 

 

 1人殺すも2人殺すも同じ  10人殺すも20人殺すも同じ  100人殺すも200人殺すも同じ。

 1000人殺すも2000人殺すも同じ  10000人殺すも20000人殺すも同じ 

 100000人殺すも200000人殺すも同じ  100万人殺すも200万人殺すも同じ  

 1000万人殺すも2000万人殺すも同じ

 一般人が理解できない感性があって、

 毎年50000人殺している人間は、それが100000人になっても、全く、動じないというか。

 ただの数字でしかない、

 何のことかというと、金融で紙幣を減らし

 税金と利権で紙幣を奪うと、社会資本が減って、簡単に自分の天下り先を確保できてしまえる。

 その際の皺寄せで、こういった自殺不審死関連の数字が弾き出されるのだけど、

 これが、戦争になると、さらに桁が増え、数十万人から百数十万人単位の死傷者が出る。

 そう、バルカン・カフカス戦線は、死傷者で溢れかえっていた。

 たまに休戦するときがあるけど、死体の片づけのため、

 でもまぁ 数十年先までの間、産業を動かすのに必要な紙幣を印刷し、

 子飼いの金融マフィアにばら撒き、列強の産業利権を支配下に押さえるためなのだけど、

 北イスラエル王国親衛隊が妨害してるせいで、もうしばらくかかるみたいだ。

 そして、困ったことに、戦場で勇敢に働いている将兵は、クリスマス休戦もなしで、ぶっ続け、

 誰のために殺し合ってるんだろうな。こいつらは・・・・・

 偽ドル 偽ポンド 偽マルクを刷ってあげるから、戦争してる振りしないか?

 そして、戦争映画を撮って、戦後は、みんなで配当を分けよう。

 そんな風にいうと

 我々は祖国のためにたかってるんだとか。

 ピエロ男に頭にきたとか。法王を殺されたとか。オスマンの細菌風邪に身内を殺されたとか。

 すげぇ 怒るんだよね。

 ピエロ男は金融マフィアの自作自演だし。法王暗殺も誰が殺したかよく調べろだし、

 オスマン風邪の出所は、アメリカだろう。

 

 

   6000t級新高型巡洋艦 衣笠

    全長165m×全幅15m×吃水5.6m

    60000馬力  30kt  8000海里/14kt

      60口径150mm砲4基      60口径40mm6束砲6基

      533mm魚雷5連装2基     爆雷投射機4基

      水上機2機

 

 新造艦の慣熟訓練を見せてもらった。

 廃船を燃やし、巡洋艦の放水砲で消化している。

 「以前より、放水の勢いが増している」

 「最新の放水砲で消火剤を混ぜることができ、80m飛びます」

 「消火栓は、何本あるの?」

 「6本であります」

 「消火剤は窒素?」

 「はい、窒素と、二酸化炭素も使います」

 「火災になっても何とかなるというわけか」

 「はい」

 この世界の日本海軍は、唯我独占的で建造している。

 というのも “質で負けても数で勝てばいい” の財政的な理由と、

 “戦争になったら本気を出す” の地政学的な優位性があるからだけど、

 実情は “質で勝ってるから、数で負けても何とかなる” が正解かもしれない、

 どちらにしろ、軽巡洋艦級の軍艦を駆逐艦を建造するかのように建造している。

 

 

 

 

 

 

 4月

  サンデー毎日創刊

  イギリス皇太子(後のエドワード8世)来日(〜5月9日)

  アイルランド共和軍が、フォー・コーツ(アイルランド最高法廷)を襲撃し、ダブリンの戦いがはじまる。

  豊年製油設立(鈴木商店製油部が独立)

 

 

 

 各藩の有力者を回るのに、大型専用バスで移動している。

 不戦派の取り込みのためで、

 主戦派にも、不戦派にもついていない、浮動石票が10分の1ほど

 あと、国民の3分の2が石票を持ってる時代で、

 それらクズ票を全部集めると、石票の10分の1に達するから、

 100万人長議員の持ち分を合わせると、全石票の10分の2に達する。

 まぁ ほとんどの人間は、自分で石票を持っていたって仕方がないし、

 普通は、信用できる、100万人長に委任状を渡すのだけど、

 マスメディア次第で、どう転ぶかわからない、

 ちなみに1万石以上の石票保有者は、公開義務があって、銅行で手数料を払うと教えてくれる。

 それにしても、道路幅と歩道が広がってるし、車も随分と増えた。

 信号機は、ほとんど使われておらず、

 優先の交差点ロータリーを回って目的の道路で左折する。

 なので、右折する道路は、あまりない、

 ロータリーは、交差点を大きく取らないといけないので、立地上の問題があるけど、何とかなってる。

 ああ、警察官僚は、信号機で私腹を肥やしにくいので撫すくれてるけど、交通に支障はない、

 むしろ、交通は、スムーズと言えなくもない、

 そうそう、未来のこの時代は、故障した自動車が路肩に停まっていたりするけど、

 この世界の日本は、故障が珍しく、自動車が停まっていない。

 まぁ あんまり速度を出していないけどね。

 大型専用バスがいいのは、ぜいたくな気分を味わえるし、

 見晴らしがいいことと、くつろげることかな。

 そうそう、道路網が整備され、

 電気自動車用海底トンネルが併設されると、鉄道より、大型バスがいいという藩主も増えてる。

 一昔前の大名行列も変わったものだな。って思うけど、

 大名行列よりはるかに楽ちん、だろうね・・・

 あ、温泉。見つけた。

 

 

 

 

 長崎

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 「おれだ」

 “もしもし、時司殿! いま、機関の妨害工作を受けている”

 「き、機関・・・」

 “ほとんど、こちら側の広告の悪評だが、毎度のことながら、姑息で陰湿な連中だよ”

 「平常運転じゃないか。国民は、本当に連中の言うことを真に受けてるんだろうかね」

 “世襲天下りのバカ息子狙いだよ。いまのうちに種をまいてるんだろう"

 「じゃ 広告をもう少し増やすか・・・」

 “でっ なにやってるんですか。時司殿”

 「い、いや、国際親善を・・・」

 “それ、戦争or革命機関のハニトラですよね!”

 「いやいや、そうじゃないから・・・ じ、純粋に、恋愛だから」

 “その娘。幾つですか”

 「10・・・6・・7・・・」

 “47のオッチャンが、16、17相手に、どんな恋愛ですか”

 「あはははは・・・」

 “気を付けてください、あなたの御父上も、ハニトラとの子供を人質に取られ、板挟みで殺された可能性だってあるんですから”

 「あははは・・・そんな。子供の命とか」

 “あいつら、戦争起こして、私腹を肥やしてる連中なんですよ”

 “戦争を引き起こして、100万。200万を殺せる人間が、子供の命なんかで、躊躇するもんですか”

 「わ、わかったから。わかったから・・・」

 “まったく、なんで、白人美少女を買ってるのか。わからない・・・”

 「あははは・・・面目ない・・・」

 

 

 

 

 5月

  ヤンキー・スタジアム起工

  ピオネール発足

 

 エジプト参戦は、未来のイタリア参戦のように効いてくる。

 まじで、疫病神だわ。

 スエズ運河航行不能と、北アフリカ戦線のせいで、臨時予算を注ぎ込まないといけなくなった。

 一応、鉄道が繋がってるから何とかなるけど、戦況は、厳しい、

 しかし、砂漠戦と言えば、戦車。

 戦車と言えば、砂漠戦。

 それくらい、戦車が有利になる戦場なのに、連合軍が北アフリカから突撃をかましてくるとは、思わなかったよ。マジで。

 北アフリカ戦線は、何とか、メルサマトルーで踏ん張ってるみたいだけど、

 エジプト軍とオスマン軍がどこまで戦えるのか。微妙・・・・

 

 

 幕藩連合議会で、生産税を導入を可決した。

 定価の10000分の1税なので、10000個以上生産しないと、課税されない、

 敷地面積(地租税)と、所得のバランスを取るためだけど、

 戦争での過剰生産を抑制する課税であるし、架空生産で宣伝すると損をする仕組みで、

 将来的には定価1000分の1税まで上げるつもり、

 もっとも、世襲天下りを増やすと、大企業を免税し、中小企業は、そのまま課税したり、

 中小企業を免税する代わりに接待させたりするので、

 なるべく、10人長選挙で上がってきた人間にやらせた方がいいかもしれない。

 

 

 海軍祭が行われている。

 なぜ、5月なのか、わからない。行政で空いた期間で、なんとなく決まったらしい、

 なんにしても、軍拡狙いの軍部と、観光収入を期待する地元民と

 日本に戦争して欲しい在日が結託して盛り上げているから、祭が大きくなるし、

 軍艦を模したバスが走っていたりするね。

 海軍店では、世界中の軍艦の700分の1模型がジオラマ風に並んでいる。

  38000t級扶桑型戦艦   扶桑  山城  伊勢  日向

  34000t級金剛型戦艦   金剛  比叡  榛名  霧島

  28000t級香取型戦艦   香取  鹿島  薩摩  安芸  河内  摂津

  26000t級筑摩型戦艦   筑波  生駒  鞍馬  伊吹

  24000t級富士型戦艦   富士  八島  敷島  朝日  初瀬  三笠

 

  12000t級鳳翔型空母   鳳翔  鳳鷹

  15000t級摩周型輸送艦  摩周  熱海  三浦  国崎  牡鹿  下北

  15000t級千歳型潜水母艦  千歳  仙台  鹿児島  郡山  草加  宇部

 

  6000t級新高型巡洋艦

   久慈  鶴見  黒部  櫛田  九頭竜  高津  小瀬  五ヶ瀬  青葉  衣笠

   秋津洲  和泉  須磨  明石  吉野  高砂  笠置  千歳  古鷹  加古

   矢矧  酒匂  大淀  仁淀  畝傍  三鷹  松島  厳島  橋立

   最上  三隈  鈴谷  熊野  阿賀野  能代  川内  神通  那珂  夕張

   長良  五十鈴  名取  由良  鬼怒  阿武隈  多摩  北上  大井  木曾

   新高  対馬  音羽  利根  筑摩  矢矧  平戸  天龍  龍田  球磨

   

 外国海軍と比較すると、もっと軍艦を作れ、みたいな。気分にさせてくれる。

 戦艦は、排水量が決まっておらず、艦齢30年。定数16隻なので、

 だいたい2年に1隻ほど建造する、

 国際情勢と技術革新で数量が変動できるので、いまは、24隻が就役している。

 巡洋艦は、6000t級を基準にしていて

 120mm連装砲4基型と、150mm単装砲4基型が混在している。

 艦齢30年。定数60隻なので、年間2隻建造し、艦齢15年で1度、2隻が改装される。

 潜水艦は、現存していない初期型のみ公開されている。

 長門型空母は機密なので、まだ、一般公開されていない、

 国際港が長崎と、厚岸だけで、ほかの港湾には入れないので、こういうこともできるらしい、

 でも、潜入してる在日が外国に漏らしている可能性はあるようだ。

 

 

 

 

 6月

  アイルランド内戦勃発

  エチオピア帝国参戦。

 なんと、エチオピアが、オスマン帝国側で、参戦。

 そうそう、エチオピアと言えば、コプト教で、

 ローマカトリック、ギリシャ正教と並ぶ、原始キリスト教の源流。

 それがイスラム側に付いたから大きいと言えば大きいし、

 もう一つ、黒人国家が黄色人国家に加勢したことも大きいかもしれない、

 ちなみにこの世界のエチオピア帝国は、日本と交易してるので、史実の3倍くらい強いよ。

 もっとも、元々の国力が低すぎて、国力を3倍にしてもイタリアに負けそうだけど、

 オスマン帝国は、スエズ運河が不通で、兵站が細ってるし、

 兵員不足をエチオピアから一山幾らで兵士を買う形になったみたいで、

 小銃を担いで、戦線を守ってくれるのなら何でもいいやって、そういう段階に入ってる。

 

 

 今日も暇を見つけては、真剣を振るう。

 最初、刃物を持つと、ビビりまくりだったけど、いまは慣れた。

 それでも、木刀を持った時よりはるかに神経を使う。

 ていうか、落とすだけでも足くらい斬れちゃうからね。

 こんなの持って殺し合っていた戦国時代の人たちって、すごいわ、

 あと、おれの作った日本刀って、国宝級なんで、価値を知ってる者は泣くだろうし、

 落として刃毀れさせたら作り主でさえ、責められる。って、なんでやねん、

 最近、独り言が多い、

 というのも、おれの秘密が大き過ぎて、この世界の人たちと、話し合えないことだろうな。

 ほら、未来だと、妄想で人工精霊相手に喋る感じだ。

 つか、×夜×相手に喋り掛けるのは、なんとなく嫌だし、共感できる相手がいないのは、寂しいもんだ。

 

 

 

 イスラエルで古文が発見され、

 日本ユダヤ神社で補修され、翻訳されている、

 福音書のことだよ。

  トマスによる福音書  フィリポによる福音書  ペトロによる福音書 

  マリアによる福音書  ユダの福音書

 欧米列強のキリスト教関係者が見せろ見せろやってくる。

 キリスト教全体が浮沈の最中で、

 例え、グノーシス派の福音書でも、信仰を蘇らせ、献金が増えるのなら万歳なのかもしれない、

 

 

 電映で、オスマン帝国の街を見ていると、

 総力戦で疲弊しているかと思いきや、ムハンマド常勝軍の士気は高く、

 徐々に国力を回復しつつあるように感じた。

 たぶん、キリスト教国家群との開戦を利用し、

 カピチュレーション(恩恵的待遇)を廃止できたからかもしれない、

 カピチュレーションは、オスマン帝国領内在住の外国人に対し

 通商・居住の自由、領事裁判権、租税免除、

 身体・財産・企業の安全などの特権を保障したものだけど、

 オスマン帝国を衰退させる原因になっていたからだ。

 そういや、史実の日本も、戦前は和親条約と、

 戦後の韓国人と外国人に対してやられたっけ、

 パチンコとか、パチンコとか、パチンコとか。

 こんなバカな不平等を押し付けられていたら、どんな大帝国でも滅ぶわな。

 そういや、国家戦略特区とか、TPPは、どうなるんだろうな。

 

 

 

 7月

  日本共産党結成

 

 なんで人手不足の日本で共産党 (笑

 それも史実通りに。いったいどこから資金が出ているのやら、

 必要以上に企業収益を脅かす組合を強くするぐらいならバラマキを増やすわ。

 たぶん、好景気の日本にも共産党があるよ。っていう対外宣伝なのかもしれない、

 

 

 電音

 “中里介山です。今日は、陸軍参謀広報部の小磯國昭少佐にお越しいただきました”

 “どうも、日本が戦争していたら大佐だったかもしれない、小磯です。

 “あはははは”

 “いやぁ お恥ずかしい”

 “やはり、軍人は、戦争しないと出世が難しいのでしょうか”

 “そうですねぇ 命懸けの戦功を上げて、出世なので、下積みは辛いです”

 “さて、小磯少佐は、日本・イスラエル帰りとのことですが、いま、どうなってるのでしょう”

 “日本自治区は、平常を保っていますが、予備役を徴兵して、兵力は倍の状態が続いてます”

 “追加の予備役も一週間以内に徴兵可能で3倍になるでしょう”

 “いつ、攻撃されても応えられる状態にあるわけですね”

 “はい、しかし、連合国軍も日本自治領への攻撃は、日本との開戦を意味してますから慎重な姿勢を崩していないようです”

 “戦況は、どうなのです”

 “観戦武官として、戦場も見て回りました。細かいところは、後から説明した方がいいかもしれません”

 “ざっくり説明しますと”

 “バルカン半島、カフカス、ガリポリは、攻撃した米英側が8損で、攻撃されたオスマン側が2損の様相でして”

 “いまは、膠着状態が続いています”

 “エジプトの北アフリカ戦線が気になるのですが”

 “北アフリカ戦線は、戦車戦なので流動的で。砂漠を舞台にした海戦と言えるかもしれません”

 “そして、メルサマトルーを中心に4度ほど、戦線を行き来させていますね”

 “その4度目の時の銃創が、これです”

 “わっ 左腕が4cmくらいでしょうか。3mm・・・5mmくらい削れてますね”

 “狙撃が外れたようです”

 “危ないですね”

 “仕事ですから。今は、連合国軍がメルサマトルーを占領してるはずです”

 “オスマン帝国は、苦戦してるのでしょうか”

 “ほかのイスラム諸国から援軍が得られてるので、兵力は、なんとか足りてるようですが”

 “スエズ運河が不通なので、兵站が厳しいようですね”

 “艦隊戦は、行われないのでしょうか?”

 “連合国軍にガリポリを押さえられてますし”

 “エーゲ海の島々も連合国軍が制圧しているので、いまは、難しいかもしれません”

 “しかし、黒海のオスマン海軍は、万全です”

 “あと、オスマン潜水艦が毎月30隻ほどの連合国艦船を撃沈してますからね”

 “水上艦同士の艦隊戦が決戦になるのか。怪しいものですよ”

 “ほかの戦線は、どうでしょうか?”

 “イランとイギリス領インド国境は、大きな部隊を集めていないせいか、小康状態ですね”

 “ロシアとイランは、まだ、交戦状態になっていませんから、開戦になると、動きが出そうです”

 “ザンジバルと南アフリカは、こちらも大きな部隊を動かしていないので、小康状態です”

 “時に、アチェ王国は、どうなってるんですか?”

 “アチェは、オランダ配下のクーデター軍と内戦”

 “オランダ領インドネシアは、アチェ配下のインドネシア人の独立戦争ですからね”

 “事実上、アチェ王国とオランダの戦争みたいなものなんですが”

 “十字軍大戦とは、別個に扱われていますね”

 “今回の十字軍大戦で、キリスト教は、復権するのでしょうか”

 “欧米諸国は、貧富格差が大き過ぎるので、幾ら戦争で勝っても、民衆は、キリスト教を見限ると思いますね”

 “キリスト教を信じた振りをしたキリスト教信者ばかりになるでしょう”

 “日本の檀家制度みたいな?”

 “そこまでは行きませんが、気休めの礼拝教徒くらいですかね”

 “そうなると、欧米で強くなるのは?”

 “金融や営利企業でしょうね”

 “最後に、日本は、開戦するのでしょうか”

 “幕藩連合会議は、石票の7割が静観を決め込む気ですし”

 “日本の参戦は、連合国軍が攻撃してくることで決めることなんじゃないですか”

 “なるほど、わかりました”

 “大佐。なれるといいですね”

 “はははは・・・ 戦争になったらね”

 

 

 

 8月

  日本経済連盟会設立

  小学館設立

  西武鉄道設立

  マイケル・コリンズが暗殺される

  大河津分水が通水

 

 盛衰の激しい日本で、経済連盟が史実通りに (笑

 護送船団化で、圧力団体として、金持ち有利な政策に持って行くつもりなのかも、

 たぶん、共産党結成が継起になったのかもしれない、

 それとも外資が、日本もあるのだから、おれの国にあってもおかしくない、的な発想なのかもしれない、

 

 それはそれとして、企業体が結束すると

 政官財癒着して、在日を引き込んで、排他特権を守ろうとするから嫌なんだよね。

 新興企業とか、中小零細企業とか困るし、

 ほら、未来でも利権保守が必死に守ろうとしてる。あの企業とか。

 人権利権が必死に守ろうとしてる。あの団体とか。

 あと、創業クライアントの偽ユダヤ資本は、絶対防衛線かな。

 そのせいで、日本女性が百何十万人も強姦されてたりするから、日本、衰退もするわ。

 

  

 

 

 

 

 9月

  目黒蒲田電鉄設立

 

 浅間山

 一度、歴史を変えてしまうと、

 おれが関わっていないことでも起こることは起こる。

 浅間山の実験がその一つで、火山噴火の力を利用して、人工衛星を打ち上げるってやつ、

 マジかよ。

 その師弟人脈は、本気のようだ。

 球体のそれは、耐熱構造で、ショックを受けて、60秒後、

 球体を割り、中のロケットを点火して、成層圏を突破させるらしい、

 衝撃で機械が壊れないのとか。姿勢制御はどうやるのだろうとか。

 燃料はなに使うんだろう。

 とにかく、次の噴火の前に、5、6個は、作り置きするつもりらしい、

 そういや、未来じゃ フィリピンの何とかって山が、大爆発したっけな。

 

 

 

 シーソーの中央に置かれた砂の山は、

 左右の上がり下がりにしたがって、両端へ移動していく、

 利権から金を貰ってマジシャンズ・チョイスで人を騙してる利権屋と、

 右翼利権と左翼利権に騙された信者たちがいる。

 この戦争で疲弊した民衆が統治に離反し、打倒しようと結束する可能性があるし、

 そうなると、ますます、共産主義に反発する国が増える。

 そして、利権屋に騙されない民主主義者や自由主義者は、共産主義者として葬られる。

 欧米露諸国で、これから起こることだし、

 日本でも同じ手法で、お山の大将になりたがる者たちが増えそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 10月

 どうやら、十字軍世界大戦のせいで、ベニート・ムッソリーニは現れなかったらしい、

 ていうか、社会主義者なんだけど、

 一時は、マルクス主義と、北イスラエル王国親衛隊と、反権威主義の合併症を起こしていた。

 いまは、北イスラエル王国親衛隊と袂をわかれ、

 南ユダ諸派タルムード系の社会主義者にシフトして、次期首相を画策している。

 でも、まだ、北イスラエル王国親衛隊のパイプがあるので、交渉しているらしい、

 

 

 たまに歴史上の人物と出会う。

 しかし、名前が同じでも、容姿が少し違ったり、年齢が少しずれていたり、

 考え方や職業が違うこともある。

 例えば、山本五十六は、軍にいるけど、空軍所属で八丈島航空基地司令官だ。

 まぁ おれがカモメ機を開発したとき、山本五十六は20代で、

 その頃、機械化と専修化で、

 兵学校の年少教育が進み始めたばかりで遅すぎということもなかったらしい、

 こいつと会ったとき、出自が武士だとか、気位が高かったので、

 武士がそんなに偉いならって、農民出2人相手に剣道させてみたら勝ちやがった。

 いや、普通は、負けてしょんぼりするんだけどね。

 ていうか、空気読めよ。

 

 

 

 瑞穂銅行

 石票の売買が行われている。

 金策で石票を売る持ち主とか。

 バラバラに買った石票を一つにまとめて、優良な高層建築丸ごと所有しようとか。

 議決に必要なので石票を買いたい仲介業者とか、いろいろ混ざってる。

 そして、見学に来たユダヤ人が面白そうに見ている。

 「田畑を売り買いしているのか?」

 「いや、石高が議会の議決票になるので、その売り買いだな」

 「石票を買うと、農業用高層建築も所有できるのか?」

 「そういうのもある」

 「だけど、石票と所有権の一部が重なってるとか」

 「石票と所有権が切り離されてる石票が圧倒的に多い」

 「それは、リスク分散で?」

 「ああ、敵を減らす必要もあるので、共同投資とか信託投資が圧倒的かな」

 「その際、フロアの一角を所有することは、珍しくない」

 「あと、石高以上に生産してる農業用高層建築は優良物件だな」

 「もっとも、それは、日照や土が良かったり、そこの農民が優れているとか」

 「逆に土壌に無理をさせてるとか。いろいろあるようだ」

 「つまり、米の生産力が、政治力になるわけだ」

 「一概に米だけじゃない、作物ごとに米との相対石高が決まっていから」

 「石票より、収入を選んで、別の作物を選ぶ農民もいる」

 「その際、石票は減るのか?」

 「最大で3割くらい減るけど、需要があると、収入が3倍以上になることもあるらしい」

 「議員は、米を作れとは、命令しないのか?」

 「経営権は農民にあるから、所有権があればできるよ」

 「だけど、言うこときいて、配当が減るのは、石票持ちだし」

 「農民も収入源で赤字を抱え込むわけだから、補填金を貰わないと嫌がるし」

 「あと、米以外の作物が高いと、庶民が怒るだろう」

 「なかなか、複雑でダイナミックなシステムだ」

 「元々の税金は、年貢で。米だったからね」

 「税金は、金にすべきだよ」

 「税金は、金だよ。しかし、政治を決めるのは、金じゃなくて、石票でね」

 「んん・・・・政治力を生産者に委ねるのは面白くないな」

 「金融畑の人間は、そう思うだろうね」

 「あはははは・・・・ おれたちだって紙幣を生産してるぞ」

 「1枚幾らで印刷して。幾らで貸し付けてるの?」

 「印刷代の1000倍くらいかな」

 「まるで、霊感商法だな」

 「あはははは・・・」

 「ほかの第一次。林業と漁業と鉱業は、どうなってるの?」

 「林業と漁業と鉱業は、収入が大きいけど、石票にならないから、政治力は、低いな」

 「不公平じゃないのか」

 「産業バランスで、林業と漁業と鉱業にも石票は、必要だという100万人長議員は多いけど」

 「米と違って遍在性が大きいし。これ、という目安は、定まっていない」

 「あと、農業既得権が妨害している」

 「この30年で、林業面積は、2割ほど減ったけど機械化で持ち直してるし」

 「漁業は増えてる」

 「収入が大きければ、共同投資で農業用高層建築を建設できるし、石票も買えるだろう」

 「なるほど・・・・」

 

 

 

 

 

 

 11月

  革新倶楽部結成

  イギリス放送会社がラジオ放送を開始

  アルベルト・アインシュタイン来日(〜12月29日 改造社の招聘)

  ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発見

 

 史実だと、トルコ革命が起きて、スルタン制廃止で、メフメト6世が亡命し、

 オスマン帝国が滅亡したけど

 この世界のオスマン帝国は、立て直し中、

 日本がオスマン産業を支え、武器弾薬と戦略物資を送ってるせいもあるけど、

 バルカン・カフカス防衛線は、守れている。

 北アフリカ戦線のメルサマトルーは、奪われたり、奪い返したりを繰り返している。

 オスマン帝国の戦車は、連合国より一世代進んでるはずだけど、

 連合国軍は、制海権を握っているし、数が多く、戦略で勝っているみたいで、厄介だ。

 

 

 

 

 

 

 12月

  アイルランドの南部26州がグレートブリテンおよびアイルランド連合王国より離脱し

  アイルランド自由国が成立する。

 

 国権が強くなり過ぎると、国権に国民が殺される。

 民権が強くなり過ぎると、民権に国家が殺される。

 利権が強くなり過ぎると、利権に国家と国民が殺される。

 戦争になると、政官財が癒着した特定利権が強くなっていく、

 貧富と地域の格差が広がると、偽ユダヤ資本に付け込まれ、革命と内戦に至る。

 リアル大貧民(大富豪)で、2を4枚だされ、革命をやらされる。

 それが共産化に至らない、部分的な下剋上であっても、偽ユダヤ資本に利権を奪われる。

 税収増と、貧富のバランスを見込んで、金融のバラマキを増やしたのだけど、

 戦争は、資源を高騰させるし、対外貿易も黒字だ。

 幾つかの大企業と藩営企業は、対外利権を得て、突出した収益を上げていた。

 そして、抱え込んだ莫大な内部留保をどうするかで、

 区画が広く、地租税免除期間の長い、海外地に流れてしまう、

 結果、商売で利益を上げるほど、海外地投資を増やすわけで、

 特に扶桑、ナミビアは、千石票持ちばかり住んでるとも言われている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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  おれ   妻 千代 (81)   総司(65)  慶司(63)  佐奈(61)  晃司(57)

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう) 47

 ロゼ・ティーナ(38)   露瀬 統司(20)  露瀬 千夏(18)  露瀬 陽介(15)

 智子(35歳)  時司 頼経(17)  直衛(15)  美智(13)  雪妃(11)

 

 

  

 

 史実    5684万人

 戦記 2億0518万人

   日本  1億人1105万

   瑞樹     6559万人

   扶桑      81万0675人

   ナミビア・インド洋諸島・パレスチナ 1638万人

   フィリピン 2039万人

 

 

 

 

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第71話 1921年 『見つめるのは30年先の未来』
第72話 1922年 『おれだ。いま、機関の妨害工作を・・・』
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