月夜裏 野々香 小説の部屋

    

錬成系 維新戦記 『1kg級魔法使いで』

 

  

  

 第85話 1935年 『偽善左翼と、浪花節右翼の在日協奏曲』

 

 ユダヤ暦5695年  皇紀2595年  明治34年

 第122代明治天皇(56)   18代将軍 池田 徳真(31)

  

 

 

 偽物が、本物のイエスキリストを恐れ殺したように、

 嘘と盗みと殺しで成り立つ偽物は、本物が現れると殺しにくる。

 イスラエル王の再現後、

 イエスキリストが再臨するかもしれないからだ。

 しかし、よくよく考えると、秩序破壊とか、迷惑な話しで、

 究極の下剋上をやらかすとか。殺されて然るべき、って思うね。

 全世界の既得権が、イスラエル藩を編入した日本を滅ぼしに来るかもしれない。

 ただ、本物のイエスキリストを再臨させるかもしれないというだけで、

 でも、そんな新預言書というか、新黙示録を創作しないと、列強から総攻撃を受けるかもしれない、

 

 

 

 

 

 資本主義は、利権乞食を大量生産し。共産主義は、労働奴隷を大量生産する。

 そして、資本家であれ、共産党であれ、利権が巨大になるほど、

 うま味を守るための贈収賄と、自作自演と、犯罪・殺人が増加していく、

 欧米列強の志向の作用と反作用で、資本主義の反作用で、共産主義勢力が台頭しているらしい、

 ユダヤ資本は 資本主義 VS 共産主義 の構図を作りたくてしょうがないらしい、

 ていうか、日本は、資本主義や共産主義の枠外なのだけど、

 金融資本主義 VS 民主資本主義という構図を嫌い、

 欧米露は、お金を払って、資本主義と共産主義の組織を拡大し、2大思想戦にしたいらしい、

 そして、貧富と地域の格差を広げて、失業、犯罪、自殺を増やしている。

 まぁ 利権屋が目先の利益で片棒を担いでるのだけど、

 ボロ雑巾のように利用され、最後は、殺されるのだけど、

 マイノリティなのか。格差が広がり過ぎているのか、

 そこまで、頭が回らないようだ。

 なんにしても、右翼利権と左翼利権が結託し、反共を利用して、格差を広げ、

 自由主義者や民主主義者を血祭りに上げてしまうのだろう。

 

 

 

 22の藩と海外地が日本語圏内多文化を構成している。

 中央集権でないので、必要以上に世襲天下りを作ると、生産効率が落ち、

 財政以上に大きな。市場で敗北し、生産力で、他藩に負ける。

 もちろん、権力基盤を大きくするなら、他者を陥れ、自己利権を潰していけば藩最強利権になるのだけど、

 日本最下位の藩に転げ落ちてしまう。

 未来の日本みたいに、無能な人間が、有能ぶってる光景を見せつけられてる気分だ。

 人口が増えてるので、そこまで酷い為政者はいないようだけど、程度の問題で、馬鹿な藩主は、何人もいる。

 だけど、高度技術労働者1億人以上とか、史上例がないというか。

 人海戦術をやるとかなり、大規模なことができる、為政者に殺されなきゃいいけどね。

 

 

 

 

 1月

  宝塚大劇場焼失

 

 天皇と将軍は、日本に帰還したけど、

 おれは、開発とかいろいろあるので、まだイスラエル藩にいるよ。

 ていうか、カフカス山脈の北側どうするんだろうね (笑

 10個くらい共和国がある。

 オスマン帝国は、せっかく手に入れた領地なんだけど、

 十字軍世界大戦で男の4分の1が戦死。半分が戦傷者で、

 いまある国土すら、持て余しているわけ、

 そんなわけで、日本の医療と経済がオスマン帝国に浸透しそう。

 ちなみにオスマン帝国は、対欧露防波堤なので、頑張ってもらうことにするかな。

 でも、オスマン帝国は、そうはいかないよ、

 日本に開発させて、対露防波堤にさせたいらしい、

 なにしろ、オスマン帝国内の建設利権は、10対1なのに、

 対露国境に近いカフカス山脈北部は、5対5なのだから、

 陰謀というには、わかりやすいけどね。

 

 

 カフカス山脈の北側をカモメ機で低空で飛行してる。

 オスマン帝国軍が進駐してるけど、現地軍とのいざこざはいまのところなさそうだ。

 ソビエト軍は、国内をまとめるのに躍起になってるし、現地民も戦車や戦闘機を見ると抵抗する気が失せてる。

 まぁ どっちも疲労困憊し過ぎたせいかもしれないけど、

 そんなオスマン帝国が駐留してるのは、対ソ防衛線を構築する為かな。

 温泉は多いというか、地熱スターリング発電は、できそう。

 あと、風力発電と水力発電も期待できるかな。

 とりあえず、日本資本が投資している感じだ。

 

 そうそう、ブルガリア北部も、取り分が5対5なので、注目されてる。

 ていうか、ブルガリア、半独立状態だったのが、

 完全に属州化されちゃったので、不幸な気がする。

 どちらにしろ、防衛がオスマン帝国軍たよりなので、リスクが大きい。

 

 

 

 

 

  2月

  デュポン社のウォーレス・カロザースがポリマー66(ナイロン)を開発

 

 カモメ機で撮影したカフカス山脈の北部が集められ、開発方針が検討されつつある。

 ていうか、空軍基地とかもね。

 背水の陣というか、背山の陣は、ヤバいのだけど、

 山岳地で温泉が多くて、なんというか、どこか懐かしい風景だぜ、的な。

 

  

 イスラエル藩府エルサレムは、日本の宗都になろうとしていた。

 エルサレム(紀元前1000〜722年)と、平安京(紀元後794年〜)の地理的な経緯を結び、

 北イスラエル10支族と皇族の聖書文明史観を結び付ける既成事実にもなった。

 欧米列強は、日本がエルサレムを利用して、歴史の起源を支配しようとしていると気付いており、

 日本を支持する北イスラエル親衛隊と、反発する南ユダ勢力は、対立を強め、

 互いの組織に入り込み、分断工作を繰り返し、不信と対立と離反の種を撒こうと画策している。

 もちろん、キリスト教諸国は、突然、北イスラエル10支族だからと自称し、

 聖地エルサレムを取られると、面白くないわけで、聖地奪還を検討しつつあるようだ。

 

 しかし、問題は、ユダヤヘレニズム文明と、日本文明は、ほかの文明より相似性が高いことにあって、

 欧米諸国は、それは、違うと、断定しづらいことがあるし、

 何より軍事的な直接対決は、避けた方が無難だった。

 代わりに情報戦が繰り広げられた。

 既に日本人に似ており、日本人を憎んでおり、成り済ます外国人を日本に送り込むことに成功している。

 手口は、いつも同じで、莫大な資金を背景とし、結束した応援団がいる。

 お祭り騒ぎで日本人を巻き込み、

 利権集約を増長させつつ、良識派を排斥し、

 偽善左翼でコミュニティを破壊して共産革命を起こそうとし、

 浪花節右翼で特定利権に我田引水し、格差を広げて戦争させようと目論む、

 そう、彼らのイスラエルでの狙いは、日本とオスマン帝国を対立させ、戦争させること、

 あるいは、日本とスペイン・ポルトガル語圏を戦争させること、

 そして、日本とソビエトを戦争させること、

 エルサレムと、京都を離反させること、

 あるいは、貧富の格差、地域の格差を広げ、

 右翼と左翼の内戦を引き起こし、イスラエル藩で共産革命を起こすことだった。

 ほとんどの日本人は、和を尊ぶとしても、

 人権の味方の振りをしながら、コミュニティを破壊し、

 愛国を唱えながら、国体を貶めた。

 人権利権と、愛国利権は、在日を利用して、地位と収入が得ようとし、

 利権が望む我田引水な嘘と、盗みと、人殺しを繰り返し、国民に対する裏切りは常習化し、被害も巨額だった。

 また、公平を拒み、新参を排斥し、世襲と天下りにおもねって、日本人を陥れていく、

 中身のない偽善と、意味のない浪花節も大きくなっていく、

 しかし、そういった意図があったとしても、

 困ったことに金と偽善と浪花節で、反日勢力を広げてる気がするね。

 

 

 

 

  3月

  アドルフ・ヒトラーがソビエトに妥協するホーエンツォレルン帝政を非難

 

 戦後の欧州を見ると、

 ロシア帝国は革命で、極東アムール州に飛ばされ、

 オーストリア=ハンガリー帝国は、財政破綻中で、しかも、オスマン帝国と国境を接している。

 ドイツ帝国も対オスマン戦で疲弊し、反ソ干渉戦争に参戦して弱り切っている。

 よくある革命手段で、反共戦争を利用し、交戦国の国力を疲弊させる方法がある。

 ヒットラーは、反ソ干渉戦争でマジョリティのドイツ人が死んで疲弊すれば、いいわけで、

 スターリンも、マジョリティで、まともなロシア人が死んでくれた方が、ロシアを支配しやすかった。

 そして、ドイツ皇帝が干渉戦争から退けば、権威低下繋がるので、

 ヒットラーの飼い主も、ヒットラーも、どっちでもいい、美味しさだった。

 そして、イギリス、フランス、イタリアも、弱体化して、儲かってるのは、ユダヤ資本だけらしい、 

 格差を維持するため、ユダヤ人に金を借りて、国権を奪われるとか、

 馬鹿の極みだけど、未来から来たおれは、あまり笑えない、

 未来の日本もそうだし (笑

 この世界の日本もそうなる可能性は常にある。

 

 

 

 ナミビアに行くよ。

 ナミビアは、未開発域が広過ぎて、たいへん、

 本土から遠いことと、水が少ないことが不安だけど、

 南米大陸から河川土を運び込んでるし、淡水プラントは、毎年のように給水量を増やしている。

 あと、金融バラマキ、財政、税制の免税も海外地が大きかった。

 公共投資と設備投資の8割は、日本で生産した製品の支払いに充てられる。

 その資本は、内地で循環したり、

 ナミビアやほかの海外地に再投資されたりする。

 ナミビアは、地震が少ないことから、高層建築の耐久年数が長く、

 日照の強さは、農業生産に比例し、費用対効果も有利で、

 次男坊・三男坊は、早く独立したいと思うならナミビアに行きやすかった。

 

 

 50000t級客船 むろまち丸

 入り江に入っていくと、停泊桟橋があって、乗客が降りていく

 フィリピン投資と、十字軍世界大戦で、ナミビアの客数が減った感もあるけど、

 南米の譲渡地と、戦後と、イスラエル自治区編入で、客足が増えている。

 瑞樹帰りと、扶桑帰りは、似ていてよくわからないのだけど、

 ナミビア帰りと、扶桑帰りは、バレバレになるほど、生活感が変わってしまうらしい、

 

 

 海外地は、利権屋の在日引き込みが少ないので清々しい、

 ていうか、あいつらがいると、語気が強くて仕切りたがるし、

 こっち向くな、あっち向け感が強いし、言うがままになっていると、反日仲間の出来上がりだ。

 特に政治中枢の京都は、こそこそ動いてる感じだ。

 未来の日本じゃ 利権右翼と、人権左翼が、それで、やられている。

 そして、外資・在日仕様のマニュアル大衆の出来上がり。

 もう、馬鹿みたいだ。

 

 いまの日本は、バラマキで、新陳代謝が速く、

 金権と違う石票の概念で政治権力が動いていて、自給自足率の高い農業がバランサーの役割をしている。

 海外地は、それが顕著で、在日が少ないので、格差が少ないし、戦争してないので、格差は広がっていない。

 戦争か、革命か、内戦か、なんて、三者選択はないし、開放感がある。

 ちょっと、暇だけどね。

 まぁ それでも資源開発は進めないと・・・・

 

 

 巨大な高層建築の高圧を利用し、

 太陽光熱で銅管の中の水を熱膨張させながら内陸に供給する方式と、

 海抜の高さで海水路トンネルを内陸に向かって伸ばす方式がある。

 水路は、内陸の縦横に張り巡らされ

 太陽光熱を利用した淡水化プラントが増えるほど、海水の引き込みが速くなった。

 淡水化は、支水路でやってるので、

 主水路にボートを入れると、自動的に内陸の奥深くまで行ける便利さで、

 高層建築が増えるほど、トンネル内の海流が速くなった。

 

 

 

 

 電音

 “十字軍世界大戦が終結し、輸出用の戦艦と巡洋艦のキャンセルで意気消沈の日本造船業界ですが”

 “ドイツ帝国が旧式化した軍艦12隻、潜水艦54隻、航空機423機をキューバに輸出したことが判明しました”

 “今回は、随分と、電撃的ですね”

 “詳細は、これからですが、消息筋によると”

 “アメリカと、ドイツの関係。また、アメリカと南米諸国の関係は、悪化すると見ています”

 “なんか、南北アメリカ戦争の前夜祭なのでしょうか”

 “南米諸国は、産業の国産化が遅れていますから、本気で、アメリカと戦争する気はないとも聞いています”

 “しかし、経済的にも独立したい、そういう、気概はあるようです”

 “気持ちだけで、独立できないのでは?”

 “しかし、独立する気持ちがないと、力があっても、独立できませんよ”

 “それは言えますね”

 “幕藩連合では、イングリッシュ圏と、スパニッシュ圏の軍事シミュレーションを行ったことがあるそうです”

 “結果は?”

 “十字軍大戦以前は、イングリッシュ圏が優勢ですね”

 “十字軍大戦以後は?”

 “現実的でないので、まだ行われていないそうです”

 “ドイツがスパニッシュ圏に加担したら、どうなりますかね”

 “それも、今後、検討していくようですよ”

 “随分と、のんびりしてますね”

 “あと、8年から10年は、大国同士の戦争は、無いと、計算されているそうです”

 “本当ですか?”

 “まぁ わかりませんが、十字軍世界大戦で人が死に過ぎましたからね”

 “いま、起きてるスペインの貧富の格差の内紛は、イングリッシュ圏と、スパニッシュ圏の前哨戦なんでしょうか”

 “そうですね・・・・かもしれませんね・・・”

 “平和といっても、砲火を交えない、外交戦略戦が展開されてますからね”

 “外交戦略戦が定まると、戦争に移行する。みたいな”

 “なるほど。日本は、巻き込まれたくないですね”

 “日本を日清戦争に巻き込みたがる勢力は、内外で多いようですよ”

 “何考えてるんですかね”

 “きっと、私腹を肥やしながら高みの見物ができると、思ってるんじゃないですか”

 “右翼と左翼に紛れ込んでる工作員ですか?”

 “あと、軍需関連の資産家と、その子飼いですね”

 “ですね”

 “もし、白人世界が、次の世界大戦で、日本を滅ぼそうと思ってるなら”

 “高みの見物を決め込んでる馬鹿も、まとめて、やりますよね”

 “ですよね・・・”

 “危ない橋を渡らなくても、日本は、大国でいられるのですから、このままがいいでしょう”

 “その通りです”

 

 

 

 

  4月

  ブリュッセル万国博覧会開幕(〜11月6日)

 

 

 カモメ機に乗って、前回の続きを調べていく、ナミビアは広すぎるよ。

 電音

 “美濃部達吉が天皇機関説を出版して、話題になってるようです”

 “天皇機関説は、公武分断作品なんでしょうか”

 “適当な思想があって、小銭を貰えると不満分子は、飛びつきますからね”

 “日本はバラマキをしているので、外患も内患も分断に必要な不満分子を集められないのでは?”

 “かもしれませんが、天皇の政治権力は、黒船前後の江戸後期から意識されてますし”

 “天皇の権力を明文化する必要はあるかもしれませんね”

 “天皇を祭司としてみるか、皇帝としてみるかで変わるのでは?”

 “アブラハムの子孫の長という見方もありますよ”

 “明治天皇は、サウル王、ダビデ王、ソロモン王を継承しているわけですし”

 “外国で、統一イスラエル王国の王は、極東の島国の領袖より有名ですからね”

 “世界の無形歴史遺産とか、無形文明遺産とか”

 “それで、権力が制限されているのは、変だという発想になってもおかしくないでしょう”

 “空前絶後の系統なのに、官位の任命権だけというのも・・・”

 “しかし、天皇が権力を得ていた時代なんて、鎌倉時代以降、ほとんどないでしょう”

 “平安時代でさえ、摂関政治で、傀儡化していたという話しですし”

 “まぁ 権威と権力の2軸構造が日本の歴史ですがね・・・・”

 “今回の事で、少しばかり変わるのでは?”

 “いまのところ、幕藩連合を変える気は、無いと思いますよ”

 “100万人長議員は、どうなんでしょう”

 “そうですね。藩主と、議員の陣容を見ると、なんとなく100万人長の味方をしたくなりますね”

 “たしかに・・・”

 “あ、先ごろ、シベリアに取り残されたポーランド人救出支援の 客船 碧丸 がダンチヒ港に到着したそうですよ”

 “ああ、そういえば、しばらく日本で、逗留してましたね”

 “政治的判断なんですよね”

 “日本とドイツ帝国は、関係が、少しばかり、疎遠ですから、これを利用しようと思ったのでは?”

 “ポーランド人を?”

 “国際的には、今回の日本のポーランド人の救出支援は、日独の外交パフォーマンスでしょう”

 “日本は、ロシア革命後、シベリア行に取り残されたポーランド人の救出を支援することで”

 “白人美少女の人身売買ばかりしていないというアピールで”

 “ドイツ帝国は、ポーランド支配が穏健であるという国際的なプロパガンダかもしれません”

 “日本もドイツ帝国も、資源の少ない工業国ですから”

 “こういうイベントで、親密さを表現することにしたのかもしれませんね・・・・”

 “わたしは、人道上の善意と、思ってたんですけど”

 “まぁ 一部、善意もあるかもしれませんが、外交戦略を善意で見れるなら、いいじゃないですか”

 砂嵐を避けて迂回すると、資源帯を見つけた。

 ラッキー

 

 

 

 

 

 ナミビアに来ると、立ち寄るのが、試作小型ナトリウム冷却高速炉の地下実験場。

 一番、安定している高速炉を軍艦に載せる計画なんだけど、

 零号機、初号機、二号機、三号機、4号機・・・

 自動化も進んでるけど、有線アームロボットとかあるけど、

 放射線で、壊れることもあるのかな。

 機械の更新とか、補修とか、調整のたびに、

 フィルムバッチを付けた作業員が高速炉に近付く、

 無茶しやがって・・・・ (笑

 一定以上に変色したら退職して、半島とか、先住民地区に帰るけど、

 もう、死ぬんじゃね。みたいな作業員とかいるかな。

 「どんな具合?」

 「周囲を鉛の蓄電池で囲んだタイプは、悪くないかもしれません」

 「いったん、電気推進にするのか」

 「どの道、鉛で守るのでしたら・・・」

 「ガンマー線や中性子線で、部品は、破損しないだろうな」

 「品質の劣化は、微小ですし、ガンマー線や中性子線が集中しない限り、問題ないようです」

 「原子力実験船は、この形式に、なりそうなの?」

 「はい」

 「板子一枚下は地獄だから、慎重にな」

 「わかっています」

 「爆弾は?」

 「小型化に手間取っていますね」

 「大型爆弾だと、完成が早いのですが」

 「都市にでも落とせと?」

 「まさか。艦隊中央とか。師団陣地。要塞ですよ」

 「まぁ それでも、1発で、周囲数キロの将兵のほとんどを殺してしまう」

 「直に見なくて済むなら、心理的な負担は、小さいとしても、あまり使いたくないものだ」

 「まるで、見たことがあるようなセリフです」

 「1t爆弾や10t爆弾の爆発は、見たことあるよ」

 「あれ以上の熱と、ウランや放射線を撒き散らすとなると・・・・」

 「計算上、直下だと、蒸発するでしょう」

 「少し離れているなら、押し潰されながら、黒焦げ」

 「さらに離れていても生焼けで肢体を引き千切りながら、数百メートルほど、飛ばされますね」

 「ウランと、ガンマー線、中性子線は、さらに遠くまで飛び散って即死圏です」

 「その外側で生き残っても後遺症で長生きできないでしょうね」

 「あまり見たい光景じゃないな」

 「爆発ではないですが。崩壊熱現象は、何度か見たことがありますよ」

 「特に火傷を帯びているわけでもないのに、遺伝子が破壊され、肉体が壊れていくんです」

 「放射線が強過ぎて、医者も近づけない」

 「核は、制御できるまで使いたくないものだな」

 「ええ・・・」

 「時に廃炉を格納するトンネル工事は始まったの?」

 「ええ、シールド工法で掘り続けることになりますね」

 「予定では、自動貨車で運んで支線トンネルに格納するので」

 「日本海軍全艦艇を原子力にしたとしても500年くらい余裕ですよ」

 

 

 

 ブラジルは、鉄鉱石、ニオブ、タンタル、グラファイト、スズ、

 マンガン、アルミニウム、ニッケル、マグネシウムが莫大で、ナミビア産業を成長させてくれる。

 ナミビア製鉄所でインゴットを作ると、日本への輸送量を大幅に減量できた。

 ブラジルからの資源購入が増えるほど、漢民族、インド人からの鉱山労働移民が増えるのは、注目かな。

 しかし、一番大きいのは、南米大陸の河川土で、ナミビアの緑化を早めている。

 その対価で、ブラジルの近代化も進んでる。

 この状況が50年くらい続いたら、ブラジルの国力は、アメリカに並ぶかもしれない、

 そして、国力で並んだとしても、覇権国家になるかは、別の力学が必要で

 日本がブラジルに社会基盤を作ったとしても、

 運用は、ブラジル人のモラルとコミュニティと勤勉勤労に左右されることだし、

 覇権に必要な中央集権に至れるかというと、ラテン系は、難しいかもしれない、

 ただ、日本製の兵器・武器弾薬が売れにくくなっている。

 欧米諸国が十字軍世界大戦で旧式化した兵器と武器弾薬を売り出してるからで、

 日本の外貨会得・資源会得は、兵器産業から、土建産業に移行している。

 イスラエル王国親衛隊の報告によると、

 欧米列強は、日本と、スペイン・ポルトガル語圏・イスラム圏を分断しようと、謀略を繰り返している。

 ちなみに、天皇のイスラエル独立と王権継承で、イスラエル王国親衛隊の結束が強まり、

 南ユダ諸派白人系タルムードも分裂気味なので、いまのところ、対応できてる

 しかし、金融支配による戦争で貧富の差が広がり、軍需系既得権は盤石。

 自分さえよければという人間が多いほど、偽ユダヤが有利になるので、

 欧米で、金融を民主化させようと運動しても封殺され続けるだけのようだ。

 それどころか、共産主義の亜種扱いだ。

 むしろ、資本主義の亜種が共産主義な気がするのだけどね。

 

 

 飛行場から試作したターボファンエンジン機と、ターボプロップエンジン機が飛び立っていく、

 ナミビアで飛ばすのは、砂漠で運用できるか確認するためで、一種の試験かな。

 実用化に辿り着くまで、あと、数年から十数年かな。

 おれも、ただのジャンクヲタなんで、基本構造がわかっても、持て余しだしね。

 

 

 38t級95式戦車

   全長9.41m(車体長6.70m)×全幅3.18m×全高2.25m

     720馬力   速度53km/h  行動距離300km

     50口径100mm砲     10mm機関砲2丁

 鍛造部品で曲線が増えているようだ。

 少し、74式戦車に似ている。

 

 

 

  5月

  アメリカで公共事業促進局発足

 

 戦争が終わって、白人美少女の売買が増え、一部は、ナミビアにも来ている。

 そして、需要があると供給が生まれる。

 日本で嫁入り修行した女性が欧米人と結婚すると、評判になって、逆輸入も増えてしまう。

 そんなわけで、純粋な白人男性と、日本に売られた白人女性がお見合いしていたりする。

 需要があると、それは正義なのか。

 男尊女卑は、道義的、倫理的な命題になるのだけど。

 買った値段の数百倍で売れるのなら、受け入れ側も嬉しく、

 良縁の機会があるなら、女性の側の取り分になるのだし、

 欧米諸国の有力者も積極的に、日本で嫁入り修行させた方が、いいんじゃないか、

 そんな反応が生まれる。

 朝鮮人や中国人が他国に行っても朝鮮人や中国人なのに比べ、

 日本人は他国に行くと、郷に従ってしまう傾向が強かった。

 それが逆に需要に繋がるし、見かけは、白人女性なのだから、

 欧米人の求婚男性にしたら、日本との人脈も含め、良いところ取りしているだけと、言えなくもなかった。

 

 

 野生の像の群れが移動している。

 熊は怖いけど、見上げるような迫力は像が上かな。

 ポルトガル領アンゴラ行きの鉄道が増えていた。

 ポルトガルは、日本にアンゴラ開発を委託し、地主利権を得る方が楽と考えたのかもしれない、

 仮に利権の半分を取られたとしても、上がる利益は、莫大だった。

 さらに北に鉄道を伸ばせば、ベルギー領コンゴもあって、

 ベルギーの国力では、コンゴ開発が覚束ない、

 ちなみにボツアナは、植民地化しておらず、

 日本側部族と、イギリス側部族で紛争中らしい、

 南のイギリス領南アフリカとは、疎遠かな。

 でも、貿易だけは増えてる。

 まだ、ザンビアとジンバブエの部族と仲が良く、

 ザンジバルとの関係は、交流が大きい、

 国境線は、敷石を置いてるけど、塞き止めようなものじゃない。

 というより、野生の動物の移動を妨げるものじゃないので、人の往来も多い、

 なので、かなりいい加減な国境警備になっていて、

 朝鮮人が紛れ込んで、先住民に武器を渡したり、扇動していたりする。

 困ったものだ。

 そして、ナミビアの生活が楽だと知るとアフリカ人がぞろぞろと移動してくるので、

 ある程度の格差を維持しないといけないし、

 カモメ機で、機銃掃射したりしてるらしい。

 当てるつもりがなくても、見つかると、戻っていくようだ。

 あと、国境の向こう側の先住民を雇って、堡塁や堀を作らせ、

 ナミビアに入れないようにはしてるけど、堀を超えるし、堡塁を上ってくるし、徹底できるわけもなく、

 恐怖心を与えることも必要かもしれない、

 なので、よくできた死体の人形を飾ってたりしている。

 しかし、よくできていたとしても、動物も食わないような人形で、いつまで持つかどうか・・・・

 

 

 

 

 

  6月

  有楽座開場

  富士通信機製造設立

  土肥原・秦徳純協定成立

 

 

  “おれは、未来人”

  “どんな未来から来たか教えてあげるよ”

  “僕と契約して・・・・”

  “そんなアニメがありました”

  “偽ユダヤ資本が日本に浸透してね”

  “軍人は、兵隊を餓死させながら、暴走して、国を滅ぼして”

  “金融は、紙幣発行を独占して、格差を広げ、マイナス成長させ”

  “海外投資を増やして、全部騙し取られるんだ”

  “警官は、たがら欲しさに外患内患と結託して、犯罪者を引き込んで”

  “医者、製薬会社、医療メーカーは”

  “年金、保険、警察、警察、炊事メーカー、食品メーカーと結託して”

  “発癌剤をばら撒いて、善意で健康診断をして”

  “抗癌剤を打つと、あら、不思議”

  “なぜか、癌の死亡率が見る見る増えて、総人口の半分に達しました”

  “国民から取り上げた税収を再分配して、大金持ちは、もっと、お金持ち”

  “使い込んだ年金は、返さなくても良くて (笑”

  “一部の反政府なスケープゴートを除いて”

  “保険は、貧乏人から奪って、お金持ちにだけ、再配分される”

  “そんな、人口デフレ万歳な日本から来たんだよ”

  “信じられないって?”

  “信じようよ”

  “反日人権尊重で国体破壊をしてるザイニチ左翼利権と”

  “上意下達で格差を広げたがるザイニチ右翼利権に、日本の政策が、分断され”

  “貧富の格差が広がって、ロシア帝国と同じで。戦争か。革命かしかなくなるんだ”

  “日本民族は、どっちを選択しても”

  “欧米帰りの利己主義者と拝金主義者にジェノサイドされるんだからさ”

 

 

 

 

 

  7月

  フランス人民戦線結成

  揚子江氾濫(死者二十万名)

  ペンギン・ブックス発売開始

 

 世界初の共産主義国家ソビエトが誕生すると、世界中で共産主義旋風が蔓延していた。

 日本型銅行と、バラマキをやれよ。

 しかし、そんな風に言う有力者は、なぜか、殺されるらしい、

 恐るべし、偽ユダヤ金融マフィア

 恐るべし、世襲天下り利権 (笑

 日本は、利権が広がり過ぎて、相対的に権力が縮小していて、

 実質的には、将軍と藩主が最強なのだけど、

 天皇と、まだ、存在しない1000万人長の権威も少しずつ増加している。

 10人長制の方が人口増加に対応しやすく、

 世襲劣化しなくて済むのだけど、まだ、その時ではないらしい、

 ていうか、議決は、金融主義の及ばない、

 農業主義の石票政治の方が望ましいと思ってる。

 

 

 

 

  8月

  国体明徴声明発表

 

 電映

 “いま、朝鮮半島が、どういう地域なのか、現地から報告します”

 “隣の方は、清国軍広報部の伊中尉です。よろしくお願いいたします”

 “よろしくある”

 “朝鮮半島にいた白人は、どうしたのでしょうか?”

 “スロベニア人は、巨斉島と釜山に移動してるある”

 “ボスニア人は、済州島に移動しているある”

 “釜山と巨斉島、済州島を除いた半島は、清国領になったある”

 “白地を着てるのは、朝鮮人ですか”

 “そうある”

 “あの、胸を肌蹴ている女性がいますが、どうしてなんです?”

 “子供を産んだ母の誇りある。清国人は、全然、関係ないある”

 “あの変な踊りは、なんですか?”

 “病身舞ある。清国人は、全然関係ないある”

 “野晒し生活をしている朝鮮人が多いようですが、どうしてでしょう”

 “家の半分は、戦争で町が破壊されたある”

 “本当の理由は、北京で列強に雇われた朝鮮軍が暴れ、漢民族数百万の女を強姦し、子供を殺したからある”

 “これは、正当な報復ある。まだ、気が収まらないある。まだ、やり足りないある”

 “でも、人手が足りないある”

 “白人たちが建てた町は、今どうなってるのですか?”

 “住みやすい家は、清国人が住んでるある。戦利品ある・・・”

 “あの、空を飛んでるのは、アメリカ軍機なんですか?”

 “捕獲したある。清国軍のものある”

 “戦車と大砲と機関銃と小銃を、一杯、奪ったある”

 “朝鮮人をどう思いますか?”

 “人間ではないある。悪魔の直系ある、亜人間ある”

 “朝鮮に来て、初めて清国人であることを誇りに感じたある”

 “朝鮮人を欧米に輸出してると聞きましたが?”

 “ユダヤ金融資本が訓練所を作っていて、買っていくある。たぶん、馬鹿ある”

 “ユダヤ資本は、追い出さないのですか?”

 “金持ちある。清国の不穏分子を売って、軍艦や武器弾薬を買ったある”

 “その武器弾薬で、欧米列強を追い出せたある”

 “でも、まだ、ユダヤ資本と取引しているある”

 “だから、朝鮮人を全滅させられないある。残念ある・・・”

 “最後に一言”

 “本当は、日本人と仲良くしたいある”

 

 

 

 

 ガリポリ海戦以降、航空機が戦艦を撃沈できることは、承知の事実で、

 もう、戦艦はいらないのだけど、

 戦艦を建造したがる勢力がいる。

 現在の配備状況は、

  36000t級扶桑型戦艦  扶桑  山城  伊勢  日向

  36000t級金剛型戦艦  金剛  榛名  比叡  霧島  

  28000t級香取型戦艦  香取  鹿島  薩摩  安芸  河内  摂津

  26000t級筑波型戦艦  筑波  生駒  鞍馬  伊吹

 と、費用対効果が悪化しているので、少なからず負担であるし、

 戦艦派も、戦力より、建造技術を保持するため、10年に1隻を建造したがっている。

 核砲弾や核魚雷の直撃を受けても浮いていられるのなら、構わないけど、

 どう考えても無理だ。

 とはいえ、特殊鋼と防錆対策のおかげで、大型艦の寿命は50年ほど伸びている。

 この中で早くに建造したのが香取で、1906年就役で、退役まであと21年で、1956年まで、

 最後に建造した日向は、1918年就役なので、あと、32年で。1967年まで現役だろうか。

 そして、それ以前に、核砲弾も各魚雷も完成する。

 紆余曲折あって、金剛型4隻と、扶桑型4隻の

 小型ナトリウム冷却高速炉50000kw(37500馬力)4基200000kw(150000馬力)への換装が決まった。

 ちなみに、航空参謀のおれは、この件で、根回しはできたけど、発言権がほとんどない、

 長い目で見れば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

  9月

  ドイツ帝国においてニュルンベルク法制定(ユダヤ人公民権停止・ドイツ人との通婚禁止)

  ジョージ・ガーシュウィン歌劇「ポーギーとベス」初演(ボストン)

  和辻哲郎「風土 人間学的考察」

 

 戦争が終わると、欧米諸国が余った武器弾薬を格安で輸出し、

 日本と、スペイン・ポルトガル語圏の相互依存が断ち切られつつある。

 元々、戦争が終わったら民需に移行させるつもりだったし、

 事前に警鐘を鳴らしていたので、問題なさそうだ。

 どのみち、小遣い稼ぎの学生が大量に雇われて、工場で生産していたのだし、

 人員整理は、難しくなかった。

 逆に教師と学生が学校に戻って、混乱している。

 ナミビアもそんな感じだ。

 因みで、学校で教えると、そこそこ、学生が集まってくるかな。

 時司の弟子だと箔が付くので、

 

 

 

 

  10月

  八杉貞利編「露和辞典」発刊(岩波書店)

 

 史実だと、第二次エチオピア戦争だけど、

 この世界のエチオピア帝国は、日本との交易で徐々に近代化しつつあるようだ。

 十字軍世界大戦では、オスマン帝国に黒人将兵を拠出し、債権国で、戦勝国のような立場にある。

 その債権と、資源を担保に鉄道を敷き、高層建築を建てたがっている。

 日本も、鉄道で、イスラエル藩と、エチオピアを繋げたいのと、

 例え、国外農業利権でも、穀物は戦略物資なので、石票扱いにしようという動きもある。

 正直、農家の自立は、最強の反偽ユダヤカードだし、

 エチオピアの農業利権は、5対5という好条件で、悪くないと思っている。

 でも国外なので、石票としての価値は、10分の1とか、100分の1くらいにすべきなんじゃないだろうか。

 国外の石票で、日本の政治が動かされても面白くないし、

 問題は、治安と利便性かな。

 資源は、水銀鉱、タングステン鉱、タンタル鉱、鉄鉱石、ニオブ鉱、ニッケル鉱、金、銀、塩と、悪くない、

 トウモロコシ、モロコシ、ヤムイモ、コーヒー豆、ゴマの生産も多い、

 畜産は、ウシ、ウマ、ラクダが中心なので、開発が進めば、大国になりそうな気がする。

 欧米列強は、後進国が後進国のままであるようにと植民地化したけど、

 日本のせいで東部アフリカの植民地化が上手くいかない。

 そこで、共産ゲリラに武器を渡し、反政府運動を支援しているらしい、

 まぁ 日本の右翼と左翼が、やってるのと、だいたい同じことかな。

 右翼を使って、格差を広げて弾圧と、左翼を使ってテロを自演して、

 双方に武器を渡せば、先住民同士が勝手に殺し合ってくれる。

 なんていうか、人と人が殺し合ってる (笑

 笑いが止まらねぇ みたいな。

 

 

 

 

 

  11月

  モノポリー発売(パーカー・ブラザーズ社)

  アメリカ産業別労働組合会議設立

  12歳の稲田悦子がフィギュア・スケートのオリンピック選手に決定

  宗谷海峡トンネル

  日本ペンクラブ発足

  小林秀雄「私小説論」

 

 

 水深が低い方が重圧に耐えやすく、海底トンネルを建設しやすいのか、

 津軽海峡トンネルより先に、宗谷海峡トンネルが完成したらしい。

 これで、樺太藩と北海藩が連結され、

 あと、津軽海峡トンネルが完成すれば、日本列島が連結される。

 なんにしても樺太藩と北海藩で、副次産業が増え、統廃合しそうな気がする。

 そして、人口移動も増えそうな気もする。

 

 

 ナミビア開発は、暑い、

 それでも、資源開発するのは、まぁ 未来の記憶だ。

 日本は参戦していないにも関わらず、世界十字軍大戦で軍需に偏ったので、

 軍民バランスを狂わせると、国が亡びかねないし、

 特にナミビアは、ウランとダイヤがある。

 将来性を考えると、ナミビアがあるのと、ないのでは、日本の国際的地位が変わるからね。

 銅管から蒸気が勢いよく飛び出し、小さな盆地を湖水に変えている。

 装甲列車が支線に入ると、舗装道路での滑走路整備が始まる。

 そして、航空機が着陸してくる。

 まぁ 飛行場は狙われやすいので、幹線道路の臨時滑走路化は、未来だと軍事常識なんだよね。

 

 4発爆撃機 雷龍 は、機体の一部にチタン、ガラス繊維、合成樹脂、セラミックが使われ、

 アメリカで開発されたB17爆撃機より一回り大きく、性能も上のはず、

   自量17400kg/全備重32150kg

    全長22.93m×全幅32.54m×全高7.20m  翼面積112u

     2000馬力4基   速度593km/h   航続距離4000〜8000km

     乗員7人

      20mm機銃9丁

      爆・魚(〜4000kg)  250kg=16発 or 500kg=8発 or 1700kg=2発

 

 あと、二式大艇に似た機体も開発されている。

   自重18400kg/正規全備重量24500kg/最大重量32500kg

   全長28.13m×全幅38m×全高9.15m  翼面積160u

    2000馬力4基  速度485km/h  航続距離8223km

    20mm旋回銃5丁 10mm旋回銃4門

    最大2500kg  60kg×16  250kg×8  800kg×2

    乗員10〜13名

 

 湖水を作ってるのは、内陸に避難させやすいようにするためでもある。

 そうそう、湖水のせいで生態系が変わって、毒蛇とか鼠が増えたりもするらしい、

 蛇って、砂に隠れたりするので、うっかりすると噛まれたりするので、困ったものだ。

 あと、ナミビアが重視されるのは、北大西洋に4発水上機と潜水艦を進出させられるからで、

 欧米列強に対する牽制になった。

 ちなみに、史実の航空機エンジンより品質が良くて、

 稼働率が高く、事故も少ない、

 アメリカに先駆けて、飛行機を飛ばしただけはあるぜ、

 

 

 

 ナミビアにも幕藩連合直轄の国際港があって、各国商館の溜まり場がある。

 相互主義で、互いの観光客の人数と日数が決まってるので、

 外国人の移動は制限があるけど、ナミビアの観光スポットで、たまに見かける。

 欧米人の友人との付き合いが増えると、成果主義が伝わる。

 日本人は、過程を大切にするけど、

 それは、過程に不正腐敗がないか、重視するからで、

 それを抜きにすると、騙して、殺して、奪っても、成果になるわけで、注意が必要になる。

 マクロ的に考えるなら、日本の方が、社会全般でモラルを大切にしているわけだ。

 それは、それで、評価されるべきだろう。

 しかし、贈収賄上等で、不正腐敗に躊躇せず、は、ミクロ的に、いい思いするかもしれない、

 でも、ちょっと、慣れた。

 オトモダチは、治療とか、札束とか、金の延べ棒とか、大きめのダイヤと交換で、機密資料を見せてくれるし、

 条約上、抜け道を作ってくれたり、インディアンの手引きをしてくれる。

 おれも擦れちまったなぁ

 ていうか、いま、ホリ×モンみたいな表情してるかも。

 議事録に書けんな (笑

 

 

 

 

 

 

  12月

  東京電気化学工業(後のTDK)設立

  ダグラスDC3初飛行

  イギリス外相にアンソニー・イーデン就任

 

  

 史実だと、第二次大本事件だけど、

 この世界は、なかった。

 格差が小さいと、将来設計が立てやすく、不満分子が少なく、神頼みの宗教依存が小さいせいかもしれない。

 ああ、でも、宗教行事は、惰性で行われているような気がする。

 あと、日本・イスラエル自治区の編入と、天皇のイスラエル帰還で公家衆の権威が高まり、

 宗教を排斥する必要性が低下したのかもしれない、

 どちらにせよ。

 欧米が戦争できるようになるまで、資源と国力を増やさないと、ナミビアとイスラエルは、危ないかもしれない。

 ちなみに、右翼左翼は、危機産業で、危機を煽って、自己勢力を伸ばすけど、

 おれは、特定産業の味方をしないから嫌われてたりする。

 この時代は、国力と、利権の違いを説明すると、わかってくれる人間が多いので助かっている。

 

 ナミビアの海岸線に巨大高層建築淡水プラントがあって、

 銅管網を広げて、高圧で水を流すけど、

 熱膨張と気化で内陸の高層建築の貯水タンクに供給される、

 これら淡水供給設備と、高層建築の日陰のおかげで、緑化が広がっている。

 ガラスの壁は、太陽光の光で照らされ、

 外を見ると、目もくらむような高さで、

 下を見ると、人が蟻のように動いている、

 箱詰めされたミリ飯缶詰や商品が鉄道に載せられ、輸出されていくらしい、

 戦後も、日本のミリ飯缶詰は、根強い人気を維持してるようだ。

 内壁側の通路両端は、草木が植えられ、天井から光が差し込んでいる。

 「遠くから見ると、300m級高層建築に思えないが、この高さまで来ると、確かに高層建築だ」

 「縦幅より、横幅が長いですから」

 「中央と外周域は、公共区画になるのか?」

 「公共通路と公共区画で高層建築同士を繋いでるような作りです」

 「フロアごとに太陽光を偏光させて取り入れてるので、明るい割に涼しいですよ」

 「移民状況は?」

 「土木建設で次男坊と三男坊が来て。そのまま、入居するのが一般的ですね。たまに長男坊が来ます」

 「あと、老後を海外地で暮らしたい派でしょうか」

 「ずっと、日本にいた長男坊が、死ぬ前にってやつだな」

 「そうみたいですね」

 「しかし、デカいな、街の中にいるようなものか。外に出なくていいくらいだ」

 「きっと、時司殿が、資源を発見してくださるからですよ。あと、増殖産業と、棟内産業の二極化が進んでますね」

 「日本は、資源があれば、どうにかなる国だからね。治安は?」

 「棟内犯罪は、ほぼ、ないでしょう」

 「ムラ社会になりそうだな」

 「いえ、仕事人間もいれば、隣人関係拘ったり、趣味繋がりや、師弟人脈繋がりで多様化しているようです」

 「お祭りみたいなものは?」

 「まだ、完成したばかりで」

 「1000人長と100人長が、外の神社で企画しているようですが、これからですね」

 「工場とかは、軌道に乗りそうなの」

 「海岸部からの発注が多いようです、内陸の発注も少しずつ増えているようです」

 「特産は?」

 「一部、砂漠で使いやすそうな商品を開発してるという噂はあるようですが」

 「いまのところ、既製品ばかりのようです」

 

 

 

 

 

 

 電音

 “欧米列強が、旧式艦艇を格安で輸出しているようです”

 “日本は軍艦を輸出できなくなりますね”

 “日本の造船業は、民需に切り替えつつあるので、それほど困らないのですが”

 “欧米列強は、チワン合衆国、経国だけでなく。第三国を経由して清国にも軍艦を売ってるみたいですね”

 “しかし、戦争してたでしょう”

 “フランスは、清国から追い出されたので、好きなだけ清国に武器弾薬を売る気ですし”

 “アメリカ、イギリスは、最低限の利権を守れたので、旧式化した兵器なら売ってもいいと思ったのでしょう”

 “つまり、戦前と同様に資源の高騰が起きるということですね”

 “というより、資源高騰させて、日本の産業成長を落としたいだけのようですね”

 “対抗策はあるのでしょうか”

 “日本は、中立国に高層建築を建設する代わりに、資源を得ることが増えてますね”

 “欧米諸国の建設業者は、対抗して華人、インド人、黒人で、安かろう悪かろうの高層建築を建設してますけど”

 “高層建築の品質は、日本の建設業に対抗できませんから、まともに判断すれば独占状態ですよ”

 

 

 ホバークラフトが停止すると、ナイロン幕を膨らまして、簡易テントを広げる。

 簡易テントと言っても、相当な大きさで、太陽の直射を遮るので、少しずつ温度が下がっていく、

 この簡易テントが役に立つのが、未開地を開発するときで、

 安全を確保できるし、

 相当な人数を収容でき、資材や機材を入れることもできた。

 ホバークラフトの点検と、補修でも便利だった。

 テントの中のハンモックに横たわって、のんびり休むと、

 若手は、元気があるのか、組手を始める。

 まぁ おれも、外見より若いし、やってもいいけど、

 年寄りらしく休んでないと、なんか疑われそう。

 そうそう、ナミビアを巡り巡って中規模鉱山を5つ見つけた。

 ちょっとした産業になるだろう。

 ていうか、高層建築1000棟くらい建設できそうな気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  綾波 総司(78)  慶司(76)  佐奈(74)  晃司(70)

 

 おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ)  ⇒⇒⇒  時司史朗(ときつかさ しろう) 60

 ロゼ・ティーナ(51)   露瀬 統司(33)  露瀬 千夏(31)  露瀬 陽介(28)

 智子(49歳)  時司 頼経(30)  直衛(28)  美智(26)  雪妃(24)

 

 

  

 

 史実    6866万人

 戦記    2億9428万人

   日本  1億3197万人

   瑞樹     8849万人

   扶桑      234万4372人

   ナミビア・インド洋諸島・イスラエル   3823万人

   フィリピン  4224万人

 

 

 

 

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第84話 1934年 『皇紀2594年 イスラエル王の帰還』
第85話 1935年 『偽善左翼と、浪花節右翼の在日協奏曲』
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