第90話 1940年 『権力に媚び、権威を盲信し、金に従う家畜』
ユダヤ暦5640年 皇紀2600年 明治39年
第122代明治天皇(61) 18代将軍 池田 徳真(36)
今年、死ぬ。
後は、若返って、第三の人生を送ることになる。
転生モノと違うのは、出自を偽造しないといけないことだな。
まったく、これに費やす労苦ときたら、おれのストレスの半分を超えるよ。
ユダヤ金融銀行システムを最初に採用したのは、イギリスで、
ウィンザー朝とロスチャイルド男爵家は、縁戚関係でもあった。
資本民主主義のアメリカで、偽ユダヤ資本が勢力を拡大したのは、
封建的な強権で金融支配を御破算させかねない皇政・王政が存在しないからで、
民主主義は、大衆扇動がしやすく都合がいいようだ。
まぁ しかし、封建も役に立ってきたらしい、
なぜなら、人を、公でなく権力に媚びさせ、公正でなく権威を盲信させ、
徳でなく金に従う木偶にしたのは、長い封建制があったからだろう。
金融支配を考えるなら、フランス革命、ロシア革命も、
現在進行形のスペイン内紛も、偽ユダヤ資本の望むところだ。
ちなみに、ドイツ皇帝、日本の天皇、オスマン皇帝、ベトナム皇帝、タイ王、エチオピア皇帝など、
利権保守が豚をおだてりゃ木に登るってほど格差を広げさせ、
世襲を攻撃するための工作部隊が、共産主義で、労働者と農民と軍人を煽った。
格差が広がるほど、共産主義が強くなり、犯罪を増やし、工作員も増やすことができた。
反政府運動が大きくなると、
戦争か、革命か、内戦かの選択肢しかなくなり、最終的には、世襲を打倒できた。
そう、日本は、まだ、バラマキ廃止と、金融支配の誘惑と、交戦中かな。
あと、日本本土の人口は、ぼちぼち苦しくなってきている。
今後、瑞樹、ナミビア、扶桑、フィリピンの人口増加率が大きくなるだろうし、
そのための投資も莫大になってる。
首都 京都は、利権と保身で、中央集権を進めたがる勢力もいるが
地方・海外地投資を増やして、日本並みの基幹産業を作らないと、日本の未来がない、
最低でも、朝鮮半島や中国大陸に投資したくらいの投資はしないと、駄目ってこと、
だけど、朝鮮系日本人と、在日が潜入して、そうはさせじと頑張ってるので、たいへん、
まぁ 正念場だけど、おれは、若返りしないといけないので、時間切れ、
弟子たちに頑張ってもらうしかないか、
1月
「おじいちゃん、だっこ」
「よし、奈央ちゃん、だっこ」
「むふっ♪」
今年は、京都で、のんびりと、年末年始を過ごした。
まぁ 家族団欒ってやつだけど、
孫がいるくらいで、子供たちは、仕事で頭がいっぱいのようだ。
なんていうか、まだ、不安だけど、
おれがいなくなったらシッカリしてくれるだろう
たぶん、
二条城に新年の挨拶に行くと、
18代征夷大将軍 池田 徳真(36)は、丁髷をやめていた。
ちょっと笑えたけど、
藩主の8割が丁髷をやめている。
伝統だから惰性で続けているだけで、大した意味を持たなくなったのかもしれない、
幕藩連合議会で、法案が通過するとき、我田引水な思惑も通過する。
例えば、税金は 地租税9 対 所得税1 の比率になっている。
地租税が低い方が得をする勢力と、所得税が低い方が得をする勢力は、歴然と存在するし、
未来だと、法人税と所得税を下げる方が得をする勢力と、消費税を下げる方が得をする勢力も存在する。
陰謀の有無でいうと、地租税と所得税の比率が変わるなら、
その前段階で起こる情報工作と、
贈収賄な取引と、暴力的な何かは、公開されることなく、推移していく、
例えば、今、おれのやってる治療だけど、幾つかの取引と交換条件になっている。
でも、それは、取引だよねって、聞かれてもだ。
それは、陰謀論っていうやつだとしか、言いようがない。
ちなみに租税の分母が変わらないとして、
地租税が小さくなると、誰が得かというと、石票持ち、土地持ち、藩主で、
所得税が小さくなると、誰が得をするかというと、株持ち、高額所得者で、
もし、法案で租税比率が変わるとして、裏で、陰謀がなかったと信じるのなら、馬鹿と思う、
そして、権威、権力の力で、そんなものはないと、強調されると、
なんとなく信じてしまう馬鹿も意外にいるかな。
「今年は、まだ、租税比率を守れますかね」
「そうだなあ。守れるといいなぁ」
「時司殿は、本当は、どっちでも、いいのでしょ」
「ふっ まぁ あまり損得はないですが。石票と、紙幣の二重構造が好ましいですな」
「まぁ そうですな」
2月
日本、皇紀2600年(紀元2600年)祝典。恩赦が行われる。
炭素14をMartin KamenとSam Rubenが発見。
アメリカ アカデミー賞発表。
『風と共に去りぬ』でマミーを演じたハティ・マクダニエルが
アカデミー賞助演女優賞を受賞、黒人として初のアカデミー賞受賞者となる。
世襲天下り利権と、外資系在日工作員の連合保守利権が暗躍している。
外資系在日工作員と組む段階で、保守とか、チャンチャラおかしいぜ、なのだけど、
世襲天下り利権は不正腐敗が大きくなるほど、外資系在日工作員と相性がよくなるようだ。
イスラエル王国親衛隊情報によると、
アメリカ、イギリス、フランスが台湾を開発している。
開発といっても、先住民はインディアンみたいに殺しながら、アメリカのように開発してるので、
ミニアメリカのような目的で開発しているらしい、
開発内容の8割が筒抜けなのは、それだけの情報力が日本にあるということかな。
3月
仏ダラディエ内閣辞職 - レノー内閣成立
そろそろ、死ぬ準備をしないとな。
ていうか、孫たちを見てると、死ぬのが、ちょっと、涙。
3000馬力級ターボプロップエンジンの開発が進んでいる。
戦闘機 烈風
自重2800kg/全備重4000kg
全長11m×全幅12m×4m 翼面積21m
3000馬力 850km/h 航続距離2000km/h
15mm機銃6丁 赤外線誘導の誘導筒弾(直径50mm×全長2000mm)50kg10基
爆弾/増漕1000kg
ターボプロップエンジンは、既存の星型エンジンより小型軽量大馬力、
灯油(ケロシン)なので、ガソリンや経由より安く、燃えにくい、
3翅2基の二重反転プロペラで発生させる推進力も申し分なかった。
これまでの工学の成果なのか、
エンジンは、耐熱素材と構造に優れ、機首から機体にかけて絞り込むことができた。
コクピットをせり上げ、主翼折り畳みにし、防弾強化しても余剰馬力のある機体になった。
しかし、二重反転プロペラなので、機体とプロペラの軸線上に、レーダーも機関砲も置けない、
あと、機体下部に排気口があるので、揚力が得られやすくても、兵装も制限される
これでは、空中指揮管制機に指示されなければ、戦闘力を発揮できない、
いっそ、機首にレーダーと火力を集められる震電型か、P38型にしようとすると、
後ろにプロペラがあると怖いとか、
双発戦闘機は機動性が低いから嫌だとか、反対される。
その上、馬力に合わせて燃料を搭載すると、雷撃機並みの大きさになってしまう。
ジエットエンジンも開発されてるので、震電型は、そっちになるだろうし、
いっそ、戦闘機をやめて、Tu95みたいな爆撃機用でいいじゃんと思うのだけど、
最強のプロペラ戦闘機も開発したいと。我が侭言いやがる。
それで、開発してるのが、赤外線誘導の誘導筒弾(直径50mm×全長2000mm)50kgなんだけど、
主翼に10発を吊り下げた。
この機体に搭乗したパイロットは “魔法の箒” にまたがってるようだ と応えた。
世界十字軍大戦が終わったせいか。
アメリカの中南米浸透が大きくなっているようだ。
矢面に立つ、メキシコ、コロンビア、ベネゼエラ、キューバの代理人がやってくる。
抗議するが、アメリカは、やめようとしない、
未来人のおれは、知ってる。
蛇は、噛みついて毒を流し、獲物を締め付けて骨をバラバラにして、丸のみにする。
アメリカも、口先で誤魔化しても、同じことをする。
毒は、利己主義と、拝金主義で、私利私欲で私財を集めるせいか。
公共機関・公共財など、生殺与奪を奪いかねないモノすら私物化し、値段を釣り上げてしまう。
他者どころか、身内まで、奴隷、乞食、囚人、犯罪者にしかねず、
一部は、外資と在日を中心とする工作機関と結託し、
権威と権力に媚びて、他者を乞食にする国賊系国粋主義者や、
労働者と農民を利用しつつ、革命を目指す共産系売国主義者として、出現する。
現象としては、貧富と地域の格差が広がるため、
戦争で体制を維持するか、革命で引っくり返すか。
権力側と革命側で内戦を繰り広げるかで、
スペインの内紛がそれかな。
他人事というか、客観的に、格差を小さくすればいいじゃんなのだけど、
当人になると、馬鹿みたいだが、そうもいかないようだ。
代理人たちの話しを聞くと、だいたいの深刻さがわかるけど、
たぶん、若返ったおれが、ある程度の地位に立つまで、持ち応えられるか、怪しいかな・・・・
4月
ヱスビー食品設立
日本ニュース映画社
そろそろ、死ぬ、
ていうか、どっかに、おれ似の死体が落ちてないかな。
マジで、そう思ってるんだけど、
友人たちと握手して、
自分で作った気球に乗って、空に、昇っていく、
気球を作るのは、簡単だった。
気球爆弾を作ってたからね。
その材料を使って、
いい歳こいて、なんで、そんなことしてるんだろう的な視線を送ってくるけど
おれには、おれの事情があるんだよ (笑
10馬力の小型ディーゼルエンジンで、遊覧飛行するのだけど、
ある場所まで行ったら・・・・
“大丈夫ですか。時司殿”
“ああ、大丈夫だよ。気分爽快だ”
“もう、いい歳なんですから、無理しないで下さい”
“もう、いい歳だから、しがらみから、自由になりたいんだよ”
元航空参謀が行方不明、
そんな無線が流れてる頃、
おれは、気球を遠州灘沖の海に捨て、モーターボートで陸地を目指した。
夜のうちに小さな入り江に入って、モーターボートを沈め、
変装して、若返ったおれ名義の家に入っていく、
まったく、ここに来るまで、魔法10回を使ったよ。
しかし、若返るたびに、この孤立感と、喪失感は、耐えがたいねぇ
5月
チャーチル内閣成立
若返ったおれは 霧島 高雄 (きりしま たかお : 15歳)
戦艦と重巡の名前を繋げただけじゃん、
でもまぁ ここにいない、人間なので、こっそり、瑞樹に行くつもり、
バスに乗って、鉄道に乗って、港に行って、瑞樹行きの船に乗るだけなんだけどね。
移動している間、世間は “時司史朗” 行方不明と、大騒ぎになってる。
もう、航空参謀もやめてるし、遺産分けもほとんど済ませてるし、
ほっといて貰いたいねぇ
白髪を黒髪にして、老け顔を年齢相応にして・・・
んん・・・いい顔 (笑
これから、謎の転校生という設定で行くかな。
ていうか、おれ設定の創作ほど、面倒なことはない。
6月
ルーズベルト大統領が国防力強化のため、
科学者動員令を発令400の大学や研究機関から
3万人の科学者がワシントンのカーネギー研究所に集められ、
レーダーやVT信管などの軍事技術の開発が始まる。
隅田川で勝鬨橋開通
筑摩書房創業
多少、金はかかったけど
秘密裏に瑞樹の本家に来たよ。
電音
“元航空参謀の 時司史朗 氏の行方不明ですが”
“気球は、洋上で、発見されましたが、時司氏の捜索は、依然として、続けられているようです”
“心配ですね”
“ええ、彼に恩義を感じてる軍民に関わらず、多いですよ”
“事件の可能性は、あるのですか?”
“通信が途絶えるまでの3日間は、無線連絡が、ありました”
“何人もの友人知人が、時司氏が元気で、空中ハウスの生活を楽しんでいたと、証言してます”
“無線を聞いていたのは、友人知人だけじゃなかったという噂もありますが”
“かもしれませんが、回収された気球は、撃墜されたような痕跡は、何一つありませんでしたし”
“爆破されたような痕跡もなかったですよ”
“となると、操縦ミスですかね”
“警察では、自動で高度を制御する機械が壊れ、海に落ちたと、考えられているようです”
“なるほど、部品は、どこで買ったのですか?”
“ほとんど、自分で買って組み立てたそうですよ”
“老いてると、言われてたのに、大したものです”
“なんか、残念ですね”
“ええ・・・”
いろいろ言われてる。
なにをするって、とりあえず、オトモダチというか、人脈作りで、学校に行く、
ていうか、年齢適正試験を受けないとな。
明日から、あれこれ手続しないと・・・
学生服は、12〜18歳で定着しているけど、
家計負担を減らす目的で作られているので、
羽織り袴型と、制服型と、ブレザー型がある。
男用は、多くて20種類くらいで、女用は100種類くらいあるらしい、
得に決まっていないけど、羽織り袴型が無難かな。
といっても、夏用なので、かなり薄地。
警察のバイクに先導された黒塗りの車が走っている。
住民たちは、媚びるわけでもなく、嫌悪するわけでもなく、
ぼんやりと、日本が綴ってきた歴史と文化を見ている感じだ。
宮様万歳と叫ぶ、国粋主義者もいるけど、少数派かな。
ぶっちゃけた話し、
国民は、衣食住あって、雇用があるなら、支配者の関心が薄れる、
そして、支配者のピラミッドをあまり大きくするのを嫌う傾向がある。
それは、共産主義とか、左巻きというのでもなく、
ピラミッドが大きくなるほど、搾取する階層が大きくなり、
生活が困窮すると、肌で感じているだけで、天皇家を認めないわけではない。
皇族の宮家で、1000万人長区画があると、御用邸を建てて住むことがある。
天皇と、将軍が、海外地の優先権を争っているとも聞く、
それは、一部事実で、一部嘘でもある。
権威の天皇と、権力の将軍は、文化的に不可分で、
史実の明治維新以前と、明治維新以降の歪さは、明治維新で日本文明が滅んだ見方もできる。
逆に、この世界は、古代の天皇制を残しながら、上手く、ソフトランディングできたのかもしれない。
7月
年齢適正試験を受けた。
入試と違って、1日1科目でもいいのが、この方式のいいところ。
試験代を払って、合格すると、免許証を貰える。
自動車免許証と似た感覚で、
学校の教室は、適正年齢何歳以上って、札があるので、
免許証は、教室に入る目安になる。
適正年齢試験は、最高30歳まであって、大学教授扱いになる。
だいたい、50歳くらいまでには、一つか、二つの科目で、教授扱いになることが多く、
老後は、学校の先生が、普通かな。
就職も、適正年齢何歳以上で募集することがあるので、
免許証をパラパラを見せて、面接を受けると、何とかなったりする。
もっとも、免許証より、師弟人脈を証明する推薦状が強い会社も多いので、
どこかの師弟人脈に属するのが一般的だ。
おれ、たいして、勉強しなくても、得な科目は、25歳で、不得な科目でも18歳くらい行ける。
魔法を使えば、全科目トップかもしれない、
「君が、霧島君か・・・15歳だね?」
「はい」
試験監査人が、実年齢と、合格した適正年齢試験の差に驚いていた。
まぁ 100000人に1人くらいいるらしいから珍しいけど、いないわけじゃない、
「この地区だと、4つの学校で、5つの科目で、18教室で、教師の公募がある」
「教室を受け持つことができるが、どうするかね?」
「いえ、まだ、若輩ですし、独学で。師弟人脈が薄いので」
「ええと・・・ 師弟人脈は4つ・・・ 時司・・・ 時司! 28時間・・・本当に・・・」
「はい」
「こりゃまた。血統書付きだな」
「じゃ 霧島君。家庭教師は、どうかな」
「年齢適正試験合格でも、若すぎて、教室を持っていない若者もいる」
「富裕層は、そういう子どもを、お友だちも兼ねて家庭教師にするんだ」
「それなら、やってみたいです」
「そうか。家庭教師資格でも、登録しておくよ」
「あと、教師の公募は、区役所や新聞で毎日更新してるから、気が変わったら、学校に連絡を取ってくれ」
「はい」
適正年齢21歳を超えると、生徒じゃなく、教室を開ける。
もっとも、師弟人脈の推薦抜きで、教室を開いても成功しにくいけどね。
そうそう、未来の日本の中高生と違って、教室と生徒は、固定されておらず流動的なので、
構造は、大学に近い、
しかし、一定水準の適正年齢試験に合格すれば、誰でも教授になれるわけで、
一般との垣根がないので、もっと、自由かもしれない、
その分野のパイオニアでもなければ、教授の権威は、それほど強くない、
そして、間違うと、一気に師弟人脈が破壊され、弟子がいなくなる。
かと思えば、弟子の1人が成功しただけで、有名教授になれる。
なので、リスク分散で、同じ分野の師匠が2人くらいいることもざらだ。
おれ、学科で、電子科と、バイオ科と、放射性物質と、武術を学んでる
国語、数学、社会は、詳しいから、もういいや、
次の世紀を決めるのって、電子と、バイオと、核の3つ、
あと、世の中、石票と金。
時司から資産を移していて富豪だし、準備ができたら、投資するつもり、
おれの仮宿にも、電子関連と、バイオ関連、核関連の機材がたくさんあって、自分でも研究している。
魔法を使ってるから、かなり先行してるかもしれない。
合気道の道場に通ったよ。
母体になった大東流合気柔術を練習してたので、それなりに上手い、
ていうか、年齢でいうと、天才現るだった。
というより立ち居振る舞いが老練過ぎて怖い、みたいな。
人脈作りで武道が有用なのは、用心棒を欲しがってる有力者が多いから、
ていうか、さっそくお偉いさんが近づいてくるから、笑える。
武道は、適正年齢試験がなくて、一般的に3段3人〜5人に勝てば3段という感じになってる。
合気道は、審査員3人以上で決めるようだ。
どちらにしろ、武道関係も免許証が発行され、
とりあえず、貰いました。
実は、武道の心得も人物評価として重要で、
幾つかの武術を学んで、免許証を持ってるのも庶民の安全保障かな。
学校で、若いおんにゃの子と、学園ライフ、
「明日11時、艦命神社の夏祭りで 天津風 の試し切りをするそうよ」
「へぇ 楽しみだな」
「あれ、綾波宗主の作った日本刀だろう」
「ていうか。艦命神社そのものもが、綾波宗主が作ったって聞くけど」
「ガラスケースに入ってるの見たことあるけど、綺麗な刀よ」
「模造品だったりして」
「斬り口を見ればわかるわ」
「そんなに斬れるの?」
「3年前に見たけど、いい日本刀よ。家2、3軒買えるって」
「そういえば、時司の日本刀も値上がりしてるらしいな」
「亡くなって、値段が上がるって、ちょっとな」
「遺作になったら、しょうがないわよ」
「あと、綾波の日本刀も、時司の日本刀も、どうやって作ったのかわからないってさ」
「そりゃ 高くなるか」
「でも、二人とも鍛冶場で作業した回数と、日本刀の本数が合わないとか。聞いたことあるけど」
「それ聞いたことある。誰か、名刀に作らせていたとか」
「だよな。2人の伝記読んだけど。どう考えても、才能あり過ぎだぜ」
「恩人みたいに思ってる人が伝記を書いたんだろう」
「恩人と思う人が多過ぎよ」
「そういや、従弟が、綾波の悪口を言っただけで、爺さんに怒られてたっけ」
「恩は忘れても、恨みは忘れないって、話しだけど。逆は、身近にいないぜ、普通」
「二人とも羽振りが良かったのは、事実らしいけど、足向けて寝るなって、綾波くらいしか聞かない」
「時司もそんな感じだろう」
「どっちも、海で死んで、死体もないとか。おかしくない?」
「同じ歳で死んでるし」
「なんか、謎だよな」
「そういえば、綾波一族の謎って、新しい本が出てた」
「一族の謎って言っても、宗主以外は、拍子抜けだし」
「3代目が、イスラエル王帰還の八咫烏役をやってただろう。あれで、火が付いた」
「あんなの、それらしい、人間を立てるだけで、ミステリアスにしてしまう戦略よ。兵法よ」
「そのうち、時司一族の謎って、出るかもな」
「だな・・・」
「霧島君」
「へぇ?」
「ハートの8を止めてるでしょう」
「それは・・・陰謀論だな」
「陰謀って・・・」
「霧島君がとめてるのは、わかってるんだから、ハートの8を出しなさい」
「それは、君の妄想だよ」
「はぁ?」
「八重ちゃんは、誰かがハートの8を止めてるから、自分は、勝てないんだとか」
「自分にとって、都合のいい情報が正しいと、思い込んでるだけなんだよ」
「霧島君。馬鹿なの」
「はははは」
「そうだ、そうだ。霧島。いい加減に、ハートの8を出せよ」
「誰かが、スペードの5を止めてるから嫌だ」
「それは陰謀論だな」
「はははは」
「じゃあ、ダイヤの4を止めてるのが、八重ちゃんだ」
「あら、わたしがダイヤの4をとめてるなんて、頭のおかしな陰謀論を広めないで」
「あはははは・・・」
まぁ 15歳だし、
この世界の日本は、武士然、大和撫子然としたところがあって、若い娘の嫁入りが早い。
せいぜい、トランプで暇潰しするくらいで、恋愛に発展しそうにない。
なんていうか、未来の日本より浮いてなくて、ヲタ夢が、薄れていくかな。
でも、同世代くらいの友人と遊ぶのは楽しい。
ちなみに、藩主とか公家衆の流れを組む娘とか
姫とかお嬢とか呼ばれる、おんにゃの子もいる。
ちなみに八重ちゃんは、14歳で、来月、27歳の資産家と結婚するらしい・・・・ため息・・・
しかし、この時代の子供は、権力とか、権威が押し付けたい結論に満足しない。
もちろん、100回言えば真実になる印象論で、現実から目を逸らせるようなレッテル論調も通用しない。
未来の日本人の百倍は、社会認識力と、想像力と、推理力がありそうだ。
なんていうか、学校とか、退屈な気がしてきた。
ていうか、学園アニメみたいな刺激がないんだよな。
ヒロインとか、訳知りの友人とか。モテモテな感じがいいんだけど、
運動とか、工学とか、物理研究とかもいいけど、ハーレムエンドがいいなぁ
空から、女の子が落ちてこないかな。
そんなわけで、いまのところ、帰宅部 (笑
でも、今日は、学校の友人に誘われて、北辰一刀流道場の門を潜る。
剣道もたまにやると面白い、
そういや、鏡新明智流とか、やってたっけ、
立ち会いをすると、評判になったかな。
そりゃ 経験者だし、年齢の割に上手いわな。
それで、午後は、どこかの令嬢の家庭教師とか (笑
自動車学校は、年齢制限がないというより、師弟人脈になってる。
師匠を乗せて、走り回って、動かせるなら、免許証が貰える。
ていうか 免許証 = 自動車保険 = 自動車会社 なので、
こいつなら、大丈夫。損しないと、認定されると、免許皆伝って感じだ。
免許を取る者も、乗る会社の車か。乗りたい自動車を決めてから、自動車免許を取る。
普通、自動車に関係のある会社に入って、仕事しながら自動車免許を取るか。
免許を取るまでの間の保険料を払って、その会社の自動車免許証を取るけど、
実際に車に乗るか、乗らないかは、別なので、保険料で自動車会社が儲かってる節がある。
あと、船舶免許も、航空免許も同じ方式かな。
警察は、発行番号と、印紙代だけになる。
未来の日本が自動車免許が警察利権になってるから、ちょっと、感覚が違う、
ちなみに違う会社の車を買い替えると、
その自動車会社の免許証を取って保険に入るので、面倒かな。
逆に、同じ自動車会社の自動車を使い続ける限り、
その自動車会社に保険を払い続けることになる。
海外地は、道路が広く、ロータリー交差点ばかりで、信号機がない、
一応、企業ごとに、自動車教習所があるけど、
未来の日本より、師弟人脈で取る感じがあるし、適当な気がする。
そんなわけで、自動車免許を取ると、自動車を買って、運転してみる。
この世界の日本自動車をどういったらいいかというと、
大手5社、中手10社、小手60社は、世界標準レベルで、ライバルは、ドイツ車だけ、
ロールスロイス。
ゼネラルモーターズ、フォードモーター、クライスラー
は、日本車に勝てそうになく、外国で走っているのは、日本車が圧倒的に多い。
そんな出鱈目な工業力なので、たぶん、1970年代の自動車じゃないかな。
マ×クUの初期型モデルに少し似てるし、
そうそう、師弟人脈で、4輪ドリフト教わったよ。
“4輪ドリフト〜!!!!”
“峠の狼って呼んでくれ”
一度、言ってみたかったぜ (笑
軍の回転翼機が高層建築の影に隠れるように移動している。
この世界だと、実害さえなければ、誰もクレームを言わない、
むしろ、珍しいものを見れて良かった風だ。
ぱっと見、
狭い敷地に離着陸できる特性と、空中浮遊力を利用する戦術が検討されてるのだろう。
あと、庶民に見せて、国防省に入れ、という感じでもある。
そして、回転翼機が高速の戦闘機の機銃掃射から生き残るのに、
森林や高層建築の陰に隠れるのは、当然の戦術かもしれない、
ていうか、おれが、そんなアイデアを出しました。
あと、軍部が高層建築のフロアを丸々買って、
回転翼機を張り出し付の高層建築に収納できるかも検討されていた。
8月
三菱ウェルファーマ設立。
何人か、気の合う友人ができたよ。
いやぁ いいよね。
同じくらいの年齢で集まって、馬鹿やってるのがね。
だけど、未来風な軟弱ヲタがいない、こいつらは、古い堅実ヲタで、
ちょっと、寂しい。
あと、いろいろ、準備をするなら、適正年齢の高い教室に移動しないと、物事が進まない
ていうか、適正年齢教室が±5歳くらい歪な方が年下年上がいて楽しい気もするね。
ていうか、歴史・政治・経済・軍事・社会・文化の話題が豊富で、
女の子でさえ、未来の一般的な男より、国家戦略、民族戦略を理解している。
それも、長いモノに巻かれて事勿れな権威主義でなく、
誰かが言うような親方日の丸や事大主義でなく、
古今東西の現象を自分で取らえ、自分で普遍的な真実を判断しようとしている。
仲間たちと、365m級展望台から見下ろすと、港町全体が見えた。
国策として、移民船が急増しているのは確かで、
建設業は、物凄い勢いで、高層建築を建てている。
地盤が確かな地域では、300m級高層建築が建っているし、
多くの日本人が、一代の無税を利用し、富裕層になろうと、押し寄せている。
「あれかっこいいな」
友人が、小型高速艇を見つけた。
日本海軍と、海洋保安は、100t級、200t級、300t級、400t級、500t級の艦船を研究開発し、
耐波性、機動性、火力、経済性など、総合的に検討しながら、後進国に輸出していた。
海軍高速艇が細長いのは、敵の撃沈を目的としているからで
海洋保安艇が小太りなのは、敵の逮捕・取り調べが目的なので、
見た感じで、所属がわかる。
特に海軍の国内試験用は、アルミ・不燃マグネシウムの複合船体になることが多く、
吃水というか、艇の浮き上がり方とか、加速性が全く違う、
外見は、ドイツのSボートを二回り大きくした風にも見えた。
電探らしきものは、あるようだ。
なんとなく、見覚えがある艦影から、スペックを思い出した。
300t級雷型高速艇
全長68m×全幅6m×吃水1.58m
5000馬力3基15000馬力 45kt 1000海里/30kt
70口径75mm砲2基 533mm魚雷4基
対潜爆雷2基20発 15mm機関砲2基
あと、
砲艦型 70口径75mm砲4基
水雷型 533mm魚雷8基
対潜型 対潜爆雷4基60発
があるらしい、
幾つか種類があるけど、1000t以下の艦艇は、××艇と呼ばれる。
同型艦4隻で日本各地の沿岸を巡回して、運用を検討するので、
所属する管区がなく、中央艦隊の所属だ。
波が低いときは、疾走するけど、
波が大きくなると、艦首が高波に突っ込んで、海中に潜り込み、
海を押し割って艦首が飛び出すまで、前進が困難になる。
橋梁計算を間違うと、船が折れてしまう、
まぁ 大型艦でもアリューシャン海域に行けば、そうなるわけだから、
波濤の大きさで、そうなりやすいか、そうなりにくいかだし、相対的なものだけどね。
火砲が少なめなのは、それだけ、乗員を少なくさせて、居住性を充実させてるためなので、
沿岸用小型艇としては、火力が少なく、航続距離がやや長くなった。
小型艇の数が少ないのは、大量生産が速いからで、
大中小バランスよく建造するより、戦争になるまで、大中艦を作っとけって、感覚かな。
どちらにせよ。波の静かな時の戦力で、荒れた海域では、命中率の不確実性が高い、
日本海軍が艇を少なくしてるのは、戦争になって建造すればいいだけでなく、
日本近海は、比較的波が高く、小型艦の戦力を計算しにくいことがある。
まぁ 航空機の時代だし、あまり期待されていない感じがするね。
とはいえ、港湾を疾走して旋回する高速艇は、格好いいものだ。
今日は、アルバイト。
学校にいると、募集の張り紙が地域別に張られていて、人手不足が深刻なことを伝えている。
建設業が、割がいいけど、
今回は、友人たちの近くで回転翼機を見たいとか、軍用施設への興味が勝ったようだ。
軍用地下網が多くて、管理しきれないので、時々 清掃作業の公募が来る。
将兵たちは、空室を掃除し終わると、備品を運び込んで、引っ越すらしい、
そして、散らかった部屋を身元がしっかりしてそうなアルバイトに掃除させる。
まぁ ハーフやクォーターはいないな。
拾いモノに軍機があることも稀にあるかもしれないが、普通はない
少年たちがバラマキ分も、投資に回すのは、楽な老後を夢見てのことかもしれない。
ていうか、石票が政治力で、権力なので、女の子も、収入より、石票を気にするから不思議だ。
ちなみに、女の子も、アルバイトで金を作ると、投資することが多く、
軽作業のアルバイトだと、意外に多い。
ていうか、体を動かすならアルバイトって感じなのかもしれない。
9月
東京朝日新聞と大阪朝日新聞の題号を『朝日新聞』に統一。
フランスのラスコー洞窟で洞窟壁画が発見される。
富裕層の家庭教師してると、居間に呼ばれた。
おやつ時間らしい、
電映機で、京都の報道を見ている。
おれのいなくなった京都の権力中枢が気になる。
まぁ 綾波学閥と、時司学閥ががんばってるし、たぶん、大事にはならないだろう。
あと、銅行の紙幣発行におれの名義を相続させたので、一安心している。
銅行の情報網は、イスラエル王国親衛隊の情報とも繋がってるし、
公家衆と武家衆とも繋がっている。
しかし、保身と利権の権謀術数で、新興の芽を潰したり、
社会を劣化させたり、大衆を貧困層に貶めたりは、よくあることで、
知っててやってるのだから、確信犯というか、下劣過ぎて、軽蔑の対象でしかないのだけど、
おれも、魔法力が無かったら、焦るかもしれない。
それは、それとして、同世代は少ないけど、
適正年齢の教室を上げようかな。
ぶっちゃけ、同世代が少なくなるわけで、
だいたい、上の適正年齢試験を合格していても、年齢相応の教室にいることが多い。
おれの友人の一人も、一番の不得意科目で年齢を合わせて、その教室に長く居ることが多いようだ。
そういう点で、日本人らしいというか・・・・
「霧島君。息子は、どうですか?」
「コツがわかれば、後は類似問題を反復させて2、3分で解けるようになれば、忘れませんから、大丈夫ですよ」
「ウル覚えで安心して、先に行ってしまったので、忘れてしまったのでしょう」
「この子は、勉強が苦手で、適正年齢試験を落ちてばかり・・・」
「適正年齢試験通りに受けなくても、受かりそうな時に受けることもできますよ」
「でもねぇ・・・・ 心配だわ・・・」
「国語試験で17歳で。化学試験で30歳の歪な20歳の先生もいますから」
「何か一つでも、不足分を補える才能があればいいのですけど・・・」
「じゃ そろそろ、義男君の才能を探しに行くか」
「はい・・・」
おれ、いろんな学校に顔を出して、師弟人脈を広げている。
集中する分野と、一般教養として覚える程度の分野で別れるけど、
それだけでも、適正年齢試験を取れるかな。
ほら、あれだ。
雑誌についてる胡散臭い資格講座産業的な (笑
でも、お金持ちがいると、事業に繋がるし、雇用にも繋がるかな。
まぁ おれはそのつもりで、電子・ロボット科と、バイオ科に云ってるけどね。
瑞穂社系や創巧社系に入る手もあるけど、資産家だし、創業するつもり、
家に戻ると、仮宿に窯を作らせてたので、
水を足しながら小麦粉をこねて、パンを作ってる。
何回か、料理学校に行くだけで、なんとなく覚えるわけで、
才能があれば、師弟人脈の伝手で、食堂で働けたり、厨房を任されたりするようだ。
なんていうか、こういう、一から作るクリエイターって、いいよね。
未来の女は、家庭でも工夫一つなくて、出来合いのメーカーものしか作らないし、
テレビ洗脳ロボットぽいしな。
「押す」
げげぇ〜〜
「や、やあ・・・」
誰にあいさつされたかというと、ヤクザ。
時司の隠し子って、伝わると、いろんな繋がりあって、
おれも、良しなにされる。
ちなみに、おれは、学生なんで、まだ、堅気だよ。堅気だからね。
別に肩で風を切って、歩くつもりはないかな。
ていうか、バラマキ以降、ヤクザの内実もかなり変わってしまった。
真っ当な雇用が増えて、新しい組員が減少し、
さらに半島からの人員供給がないし、
どこかの師弟人脈で勉強すると、条件のいい仕事を紹介されたりで、
それでも体面を保とうとしても、組員は減少していく、
そして、地域の神社・仏寺・商店街・町内会・師弟人脈で作った理事会の用心棒みたいになって
いまじゃ 理事会から酒代を貰って見回りする自警団 (笑
まぁ それでも、むかし風のヤクザみたいな雰囲気が残ってたりするかな。
仲間たちと、模型会場を歩いている。
黒船時代からこの時代までの国内外の艦船が年代ごとに並んでいると感動する。
げぇっ!
佐賀藩の450t級スクーナー機帆船 順勢丸 と 2415t級蒸気外輪船ポーハタン を一緒に並べるな!
信じられんことをしやがる。
「どうした? 霧島」
「あ、いや、蒸気帆船も珍しくなったなって」
「もう、観光用で残ってるだけじゃないかな」
なんにしても、もう、懐かし過ぎるというか、ウルウルものだよ。
そして、最近は、清国、経国、チワン合衆国の艦隊も増えつつあるようだ。
ほとんどは、アメリカか、イギリス、ドイツの旧式艦。
まぁ 日本が清国に軍艦を売らないせいで、清国は、仇敵の国から買う羽目になってるらしいけど、
戦車や航空機も買って、次の戦争に備えてる。
日本人を挑発するなよって、思うんだけど、
外資から金を貰ってるのか。
どうしても日本を挑発させ、日本人を怒らせ、
日清戦争をさせたがる工作員が国の内外にいるようだ。
10月
神嘗祭の日にユダヤ歴5700年・皇紀2600年 奉祝全国基督教信徒大会を開催
コテージ
テーブルは、友人たちと採ってきたマンゴ、パパイヤ、バナナ、パイナップル、
ココナッツ、ザクロ、スイカが山になってる。
南国の作物は、果物が中心で、御飯とみそ汁を忘れる。
というか、フルーツコテージってやつで、キロ単位で採って、自由に食べることができるので、
無駄なお金使いたくないってわけ、
もちろん、米を作っているところも少なくないけど、
無理なく採れる作物を食べたくなるものだ。
少し昔なら、果実酒を作るところだけど、
おれ、15歳だから (笑
ちなみに、仲間は、男ばかりだ。
ちくしょ〜〜〜
図書館に行くと、半島の映像と写真が並んでいる。
アメリカと、イギリスが支配する韓国域の釜山、巨斉島、済州島を除くと、
清国軍が半島全域で軍政を敷いて軍閥化しつつあるし、
アメリカ・イギリス軍が支配する釜山、巨斉島、済州島は、朝鮮・韓国人が訓練されてるらしい、
どんな訓練かというと、
ある時は、日本人。ある時は、中国人。
ある時は、右翼。ある時は、左翼。
ある時は、マスメディアの関係者。ある時は、宗教家。
ある時は、詐欺師。ある時は、泥棒。ある時は、殺し屋。
ある時は、犯罪者。あるいは、著名人。ある時は、隣の人。
ある時は、国賊利権屋。あるいは売国利権屋。ある時は外資工作員。
して、その実態は・・・・・
そんな感じ、
古代から大陸と、列島の交流を分断し、敵対を煽り続け、
国家戦略。民族戦略で、反日浸透戦術を生業としてきた民族で、
日本国内の分断と対立が国家の利益と、民族の利益になる地域の人たち、
どうやら、安政以前の生活水準に戻っているようだし、人口も激減している。
しかし、訓練は、行き届いてる風景が、映像や写真に残されている。
半島人は、およそ、創造性、建設性、協調性に欠けるが、
権力抗争、謀略性、犯罪性、詐称・盗み・殺人、自作自演は、天性の才能を発揮する。
綾波学閥と時司学閥は、半島を支援しない政策の中心になっているけど、
彼ら半島人を権力抗争、利権抗争で利用する国内利権がある限り、
アメリカやイギリスを経由し、アメリカ系韓国人、イギリス系韓国人として、浸透している限り、
完全には、防ぎきれない気がする。
そして、半島人を利用していると見せ、
最終的に日本人は、裏切られ、奪われ、殺される。
まぁ 史実よりは、防いでるけど、
不安になって時々 大陸と半島の様子を見に来るわけよ・・・・
学校
この世界のホームページの阿頼耶識に興味を持つ人間が急増している。
1ページ200文字(6400ビット分)だけど、割増し料金を払えば、ページを増やすことができるし、
どこかの企業商品の宣伝代行する人も増えてる。
まだ、電話代が高いので、それほど大規模にはならないけどね。
ていうか、外国人が日本語で阿頼耶識を作るなよ。
せっかく外国から集めた電話代の一部が外国に払い戻されるだろうが (笑
まぁ 3億人を超えた日本の電話・電音・電映網向けにした方が有利だけどね。
あと10年くらいしたらキーボード的なものも研究されてるし、
文字検索も始まるから、阿頼耶識は、一気に一般化するかな。
今日は、仲間たちと、土建のアルバイト。
10人長や100人長の仕事を手伝ったり、仕事を覚えて信頼関係を築けると、10人長に推薦してもらいやすくなる。
いまからやることもないけど、
10人長選挙は、おれが相手を覚えてるかじゃなくて、相手がおれを覚えてるかなのだし、いまから始めても損がない。
信頼関係の積み重ねと人脈が、10人長選挙での10人長や100人長に繋がる。
そんなわけで、材料を混ぜて、ジオポリマーを作ってる。
ていうか、武術で強くなりたいなら、体が鍛えられる土建をやれってことだし、
土建は、時間当たりの賃金はとてもいい、
まぁ 日本を作ってる気分にもなるし、
でも機械がほとんどやってるんで、体を鍛えるって感じじゃないんだよな。
だって、売られてきた白人美少女がやってるくらい機械化が進んでる。
モデル体型なんで目のやり場に困るほど、
「イヴァンカは、喫茶で働かないの?」
「喫茶で、毎日1時間以上、体を動かさないと、病気になるから運動しなさいって言われて」
「どうせ体を動かすなら、金になる仕事をしたら、土方の方が金になるって気付いて」
「週に2度は、土方で働いてるの」
「へぇ 喫茶店って、健康管理までやるんだ」
「ええ、一応、商品だから」
「商品なんだ」
「そうよ。監視されてる」
それらしい女性が飯場で涼んでいた。
なんていうか、マネージャーみたいな感じだ。
「高そうだね」
「最近、若い子が増えてるから、資格を取って、一般業に進みたいかな」
「いま幾つ?」
「たぶん、14歳」
「へぇ 背が高いから、わからなかったよ」
「たぶんよ。戦争で親が死んだから、よくわからないの」
「そうなんだ」
「でも、日本は、生活し易くて好きよ」
「そりゃよかった」
「日本人は、日本人なことに感謝したほうがいいわよ」
「あのまま残ってたら、教育も受けられず、今頃、娼婦してるわ」
「だいたい、年端もいかない戦争孤児の娘が、喫茶店で、お客さんとお話しするだけで、お金貰って生活できるなんて」
「日本は、夢の世界よ」
「結婚するの? 愛人するの?」
「んん、何人か、いるけど、年内に返事するって言ってる。たぶん、結婚ね」
「結婚か・・・」
「相手は30だけどね」
11月
アメリカ大統領選挙でルーズベルトが三選
帝室博物館で正倉院御物特別展開催(初の一般公開)
アメリカ合衆国ワシントン州のタコマナローズ橋が強風により落橋。
ユダヤ歴5700年・皇紀2600年記念行事(〜11月14日) 全国の神社で午前10時に浦安の舞が奉納
全国で提灯行列・旗行列
タイ・仏紛争勃発
なんとなく気づいていたけど、
学生の身分になると、鮮明に感じることもある。
瑞樹人が扶桑人にライバル心を抱いてるのは、事実だ。
原因は、開拓期であるにもかかわらず、時司が飛行機を飛ばしたことで、
その話題が上ると、瑞樹生まれは、撫すくれる。
金融は、バラマキなので、人口の多い瑞樹が有利だけど、
財政投資は、扶桑が圧倒的に大きい、
財政投資された紙幣が、瑞樹、ナミビア、フィリピン、日本本土にも回っているわけだけど、
第一次の財政再分配の強さは、確かにあって、
第二次再配分以降に、サービス、労働というか、従属や隷属を強いることができるわけだし、
特定利権に差別的に資金を再分配できる大蔵省は、強いぜって、話し、
そんあわけで、藩と、海外地が何をやるかというと、
日本中から集めた地租税と所得税の半分を国内に引き込もうと、
仕様を作って、情報戦を繰り返すし、
石票作りのための農業用建設投資の引き込みの我田引水をする。
教室は、先生が、頭のいい人間に合わせると、付いて行けない人間が去り、
付いていけない人間に合わせると、頭のいい人間が去っていく、
また、師匠との人間関係が良くないと感じると、別の教室に行くことになる。
生徒にしたら、気に入らなければ、師を変えるのは簡単で、
先生にしたら半独立して師弟人脈を作っているので、一人減ると減収に繋がる。
一番弟子、二番弟子を育てて、彼らに、遅れてる人間を引き揚げさせることも重要で、
頭がいいだけでなく、人事管理や人柄も重要になる。
おれは、さっそく、アシスタントをやらされている。
とはいえ、学閥で使い物になっても、社会で15歳は、何もできない、
恨めしい話しだけどね。
しかし、経歴に、学生時代があるのはいい、
綾波や時司のように、子供の頃のことを聞かれ、辻褄を合わせる、苦労がなくていいし、
実は、証拠品や書類があっても、
この辻褄合わせが大変で、誰も口裏を合わせてくれる人間がいないわけで、
下手をすると、外国の工作員扱いになる。
正直、この世界の情報関係者に問い詰められたくはない、
そんなわけで、将来のため、学校と、道場に行って、人脈を広げた。
可能性を広げるために、適正年齢試験を受けるのも手かな。
12月
この時代、十字軍世界大戦で製造した武器弾薬を売り払いたいのか、
植民地独立運動が盛んで、未来でいうと、1960年に似ている。
むろん、完全に植民地にされてない地域もあるので、一概には言えないし、
独立を維持し続けた国も日本だけじゃない、
欧米列強にしたら災難かもしれないが、
世界にしたらイナゴの被害から免れたわけで、悪くないかもしれない、
まぁ 欧米列強が野望を諦めたわけじゃないけど、
学校に行っても、オタク好みのモテモテハーレムな流れはないな。
ていうか、空から、女の子でも降ってくりゃ面白いのに、
嫁入り修行のせいで、大和撫子風の女性が多い。
今日は、学芸会で、女の子たちが料理を作るので、
お気に入りの女の子の作った食事を試食する。
もっとも、女の子たちは、結婚適正年齢に近い20代中旬以降を狙って、食事を作る。
いわゆるクリスマス前の勝負料理的な何かかもしれない、
日本は、金髪白人美少年を輸入していないので、競争力が激しく、
嫁入り修行教室にいってると、たいてい料理が美味いし、味噌、醤油は、自作できるらしい。
あと、掃除、洗濯のスキルは高く、会計もしっかりしてるっぽい、
汐らしくも見える。
メッキなのか、金なのかわからんけど、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
綾波 総司(83) 慶司(81) 佐奈(79) 晃司(75)
おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ) ⇒⇒⇒ 時司史朗(ときつかさ しろう) 65
ロゼ・ティーナ(56) 露瀬 統司(38) 露瀬 千夏(36) 露瀬 陽介(33)
智子(54歳) 時司 頼経(35) 直衛(33) 美智(31) 雪妃(29)
時司史朗(ときつかさ しろう) ⇒⇒⇒ 霧島 高雄 (きりしま たかお : 15歳)
史実 7140万人
戦記 3億3915万人
日本 1億4290万人
瑞樹 9938万人
扶桑 359万1312人
フィリピン 5313万人
ナミビア・インド洋諸島・イスラエル 4912万人
スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ku
ベネゼエラ トルトゥガ島 156ku
コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ku
ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ku
ウルグアイ バラ デル シュイ 100ku
メキシコ・グアテマラ国境 200ku
チリ ファン・フェルナンデス諸島 182ku
第89話 1939年 『大和文明勲章あげるから言うこときいて (笑』 |
第90話 1940年 『権力に媚び、権威を盲信し、金に従う家畜』 |
第91話 1941年 『白人同士の戦争規定と、白人の有色人殲滅戦』 |