第93話 1983年 『史上空前の詐欺?』
「・・・それをよこせ」
二人の白人が睨み合う。
しかし、肝心の “ブツ” は、転がるように黄色人の下に・・・
「ま、待て、それはソビエト人民の物だ」
「本当に?」
黄色人が、もう一人の白人を見る。
「・・・・・」
「・・・本当かどうか、確認させてもらってもいいかな?」
「「・・・・」」
黄色人が設計図を確認する。
「ロシア語だ」
黄色人は、設計図をソビエト側のエージェントに返してしまう。
「なっ! なんてことをする。日本人は、裏切るのか!」 イギリス人
「裏切るつもりはない。だが、ロシア語で書かれている。ソビエトの物だろう」
「っくぅ・・・」 イギリス人
「ふっ」 ロシア人
黄色人が電話をとる
「・・・所長、私です。ヘルメット搭載のディスプレイ“HMD”を確認しました」
「「・・・・・・・」」
「・・・本当ですよ。殺し合っていましたから。できますよ。GOです。よろしく」
「「・・・・・・・」」
「作れると確証があれば、もっと良い物を作れるからね」 にやり
「「・・・・・・・」」
映画007の一場面 (戦記限定)
南アフリカ公国連合
植民地時代、南アフリカがイギリスから得たモノで最大は英語圏であることだった。
日本から独立と爵位を得ることで国家機構と欧州貴族にも準じる栄誉称号を手に入れ、
アメリカからは、アメリカ系黒人の移民で、近代化に必要な人材の穴埋めを可能にしていた。
公国は、独立後40年が経ち、
権力機構は安定し、公共設備と社会基盤を整備し、
近代化と文化水準の向上にも成功していた。
国民教育は地道ながらも識字率を押し上げ、
品格、品性、資質で他の黒人国家を圧倒していた。
1970年、公国は、モザンビークと連合し、
13年を経て、一つの岐路に立っていた。
南アフリカ公国連合政府と国民は、安楽で誘惑されやすい殺戮によらず。
莫大な予算と教育を投入し、文化差異、経済格差を埋めていく、
文化的な統合は苦痛と負担ばかりで、国土が大きくなったことを後悔すること久しくなっていた。
闘争と分裂は楽な道であり、
和解と融合は困難な道だった。
教育水準を押し上げた公国国民は、アンゴラ人が無知、無教養であり、
同じ公国の隣人に相応しくないと考え、
アフリカ大陸黒人解放政策は、名目上の国是と化しつつあった。
とはいえ、学校では、アフリカ大陸黒人解放政策抜きに南アフリカ公国連合の歴史を語れず、
公国連合の誇りでもあった。
教育の場では捨てられず。
公国統一と国民高揚で代わるモノが無かった。
厄介なことに若い学生、アフリカ大陸黒人解放政策に希望と理想を重ねて目を輝かせ、
名目上の大義名分に過ぎないアフリカ大陸黒人解放統一政策を支持してしまう、
そう、毎年ごとアフリカ大陸黒人解放政策信者を自ら育て、世に送り出し、
自国の首を絞めていた。
アフリカ大陸黒人解放統一政策の矛盾で、騒動がおきている。
純粋なアフリカ大陸黒人解放政策者。
支配的なアフリカ大陸黒人解放政策者。
反アフリカ大陸黒人解放政策者。
慎重派アフリカ大陸黒人解放政策者・・・
南アフリカのホテル
数人の外国人たちがラウンジでくつろいでいた。
「・・・・どうするんだろう」 にやにや
「面白いか?」
「どっちに転んでもね。お金は入るよ。実入りが多いか少ないかだね」
「もちろん、多い方が良い。しかし、それは、黒人たちが決めることだ」
「やれやれ、日本人は騒乱を嫌うねぇ」
「ところで日本語が強くなっていないか」
「黒人貴族と日本華族の婚姻が増えたせいだろう」
「日本と違って、こっちだと貴族の実入りが良い」
「よくもまあ、黒人と結婚できるものだ」
「日本人でも、だんだん難しくなってきているよ」
「日本人にいた方が生活が楽だからね」
「苦労を強いられる外国生活を避け始めてる」
「そうかあ、前年度と比べて減少しているだけで、年間に万単位で海外に出てないか」
「ふ しかし、黒人と日本人の混血は、アメリカで好まれているようだが」
「気質が良くてね」
「しかし、アメリカ系黒人が増えると、公国連合の侵略性が増すよ」
「いくら読み書きと高等数学ができるからって、傲慢さは酷いねぇ・・・」
「公国の国力が上がっているからだろう。代償はつき物だよ」
「平和的にやろうよ」
「国は独立して、自信がついた時が一番怖いよ。どこかの国みたいに・・・」
「「「「・・・・」」」」
01/
第二次世界大戦時
朝鮮人の非協力、妨害、対ドイツ人、連合軍勢力との共謀が問題になって、
韓国・韓国人との国交は、憲法で禁じられてきた。
在日朝鮮人は、朝鮮戦争参戦と独立後の帰還で、
日本の在日朝鮮人も、ごくわずかになって久しい。
日本連邦は、そういった憲法を好都合だとして存続させていた。
しかし、時代は流れ、
国際情勢は、人種差別的な憲法を維持できなくさせていた。
首相官邸
「・・・気が進まないね」
「まったくですな」
「しかし、まぁ しょうがないといえば、しょうがないね」
「国交を回復させますか」
「・・・韓国民衆がもっと反対しないかな」
「その方が海外諸国も日本に圧力を掛けられない」
「総理」
「わかった。もう限界だろう。韓国との国交を回復させよう」
アメリカCDCがエイズ(AIDS)に関する調査報告をする。
環境庁が南硫黄島に新種の昆虫が14種存在することを発表する。
日米技術交換協定。
不況で悩むアメリカは、日本と妥協を強いられる。
書類で技術を交換しただけなのだが、その経済波及効果は計り知れない。
それに収益があるのか、ないのか、わからない。
目に見えないものを信じて投機を続けられるメンタリティーでいうと、
アメリカ人が強く。日本人が弱かった。
研究・開発にかかる時間・人材・費用を省いて、それまで作れなかった物が作れる。
JIS系も、IBM系も、系列が違う。
しかし、互いに相手のプログラムと器具を開発して占有し、
使わせないような事も当たり前に行われていた。
その障壁がなくなれば収益も大きくなりそうだった。
某シンクタンク。
「等価交換して、なにが妥協だよ。ふざけやがって」
「恐慌で苦しがってるし、光ファイバーが欲しかっただけだろう」
「それにこれで、アメリカ国債の金利引下げとドル安が決定だな。そして、円高」
「くっ! 円高に対処するため、日本は、低金利で投機を煽って、株の暴落か」
「ったく。アメリカ人はえげつないよ」
「他人を貶めて自分を高め、うそ、共謀、策略で有利な条件で取引したがる」
「珍しいわけじゃないが、あまりにもえげつないと、ワシントンに核弾頭を打ち込みたくなるな」
「アメリカと無理心中は、いやだよ」
「だけど、ようやく、エンジンのライセンスが可能になった。やれやれだ」
「瑞風のエンジンは、換装できるのだろう」
「元々、そういった換装も含んで設計していた」
「時間と調整は必要だが金さえ惜しまなければ、一番欲しいのは、構造のライセンスだよ」
「あとは、経済的な理由で設備投資か、部品の購入かになるな」
「しかし、CAD技術の成果がようやくか。F15イーグルを超えるかな」
「基本的なコンセプトは、変わらないからデタラメに機動性の良い戦闘機になりそうだ」
「パイロットが持てばいいがね」
「もう少し、電装品を増やせるんじゃないか」
「増やせるとしても重量バランス分だけだろう」
「アメリカの計画的犯行だろうがチグハグにさせられるよ」
「結局、F15をライセンスしても弱みを握られ、都合のいいように生殺与奪権を握られてしまうだろう」
「日本も我を張ってアメリカに生殺与奪権を握らせなかったんだから」
「少しぐらいの不都合は、我慢すべきだろうね」
「アメリカって国は他国を支配するか、生殺与奪権を握らないと我慢できない国なんだよ」
「腹立つな」
「アメリカをそんな風に変えてしまったのは日本だったりしてな」
「そして、肝心の日本がアメリカの支配権を遮っている」
「国が強くなれば、自国民を食べさせるために他国と有利な取引をする」
「真珠湾が切っ掛けでも全部じゃないだろう」
「それにまるっきり悪意というわけでもない」
「そりゃあ、全部を悪意とは思わないがね」
「アメリカ軍に皇居と靖国が燃やされなかったのも、京都が爆撃されなかったのも」
「善意より、その方が都合が良かったというべきだろう」
「日本が一息ついたとして、アメリカの狙いは、中東の石油かな」
「石油は重要だよ。アメリカの使うエネルギーは大きい。有限でもある」
「メタンハイドレートは?」
「石油が枯渇したら採算しだいで、そっちに移行するだろうね」
「日本近海の海底は、期待できるらしい」
「当面は、アメリカとの技術交換で経済を活性化できるよ」
「設備投資、そして、収益もね」
「アメリカも日本も不況には勝てないか、日本は持ち直せるかな」
「輸出はいま一つだけど、目玉は、やはり、内需拡大かな」
「内需拡大とリベートは比例するからね」
「まったく採算に合わないモノを造られても維持費で困るし」
「東京ディズニーランドは、採算で悪くないと思うよ」
「いいよなぁ 想像したもので収益を上げられるのってクリエイティブだよ」
「日本だって、がんばればアニメランドくらい作れるだろう」
「それで海外進出、無形財産で日本も豊かに・・・」
「んん・・・巨大二足歩行ロボットを造って地震で倒れたら洒落にならないからな」
「ゴジラなら何とかなりそうだが」
「す、座らせれば良いじゃないか」
「あはは・・・・企業もごちゃごちゃで成り立っているから利権でケンカしそうだな」
「そんなの別会社を造って、株配当で決める」
「足並みが揃えばね」
石油不況のため、ナイジェリアが200万人の外国移民に国外退去を命ずる。
日米首脳会談 「日米関係強化が確認される」
アメリカとソ連の間で、欧州中距離核戦力制限交渉がワシントンで再開される。
02/
IBM産業スパイ事件で日立製作所が有罪を認め、刑事訴訟で司法取り引きが行われる。
ワルシャワで非合法化された「連帯」支持者が警官隊と衝突し、多数の逮捕者が出る。
トヨタ自動車・GMが、小型乗用車合弁生産で合意。
アメリカは、リビアのスーダン侵攻に備え、北アフリカ・リビア沖に機動部隊(ニミッツ)を派遣していた。
月影VTOLがニミッツに着艦する
ニミッツ艦橋
日本海軍武官が参席し、艦橋からはリビアの海岸が見えていた。
「・・・本当にリビアがスーダンに侵攻するので?」
「リビアは、それだけの戦力がある」
「侵攻させたあとに介入すると思っていましたよ」
「・・・だったら良かったんだがね」
「やめてくださいよ。石油があるんですから」
「石油があるからじゃないか」
「そんな〜 買えば済むじゃないですか」
「共産主義は打倒すべきだ」
「そ、それは、そうでしょうけど・・・・・」
「日本人は、ファジーでいかんよ」
「物事に白黒つける意思が感じられない」
「ハンドルには、遊びがあるじゃないですか」
「右折と左折しかないのに直進して、どうする?」
「・・・ベトナム連邦に着くのでは?」
「ふん! あんな、わけのわからない国、長くは持たんわ・・・」
日本連邦は、自由資本・共産の融合系。
ベトナム連邦は、自由資本・共産の連合系
どちらも世界の二大思想異端国と囁かれていた。
本当なら異端審問で裁判、制裁なのだが、
一方は、実力があり過ぎ。
もう、一方は、絶妙な均衡で維持されてしまう。
「・・・自由と平等を調和させてこそ。国民が収まるのでは?」
「人間は平等ではないのですよ」
「では、どうして人間は、平等を願うのです」
「選挙で税率加重票方式を採っている国の国民とは思えない発言だな」
「選出されるのは議員の10分の1だけですよ。納税を促すための方便です」
「国民が議員を選択するから民主主義だよ」
「国民から議員を選出するのも民主主義ですよ」
「利権まみれの議員よりマシな人間が出るときもある」
「そして、利権まみれの議員を牽制するときもある」
「・・・確かに日本の不正腐敗は、少ないがね」
トヨタ自動車とゼネラル・モーターズ(GM)社が、
アメリカ国内での小型乗用車合弁事業の覚書に調印。
インド
ルル首相の決断は、階層第一位バラモンだけでなく、
階層第二位クシャトリアの処断にまで及んでいた。
これは、ルルが望んでというより、
カースト制第一位バラモンを潰してしまう場合。
階層第二位クシャトリアの妨害がありえた。
処断する階層を第二位クシャトリアにまで下げたのも、
第二位クシャトリアの動きを封じるためといえる。
第二層にまで下げることで、
第三層ビアイシャ、第四層スードラをルルの味方か、非協力・中立に追いやることができた。
無論、第二位クシャトリアは、王族・貴族で、実務レベルで重要な官僚機構ともいえる。
これを排除してしまうと国家体制そのものが危機に陥る。
そして、実務レベルを、どの程度、制限し外国勢に取らせるかで手腕が変わってくる。
実力と能力に応じた世襲されない階層が作られていく、
クシャトリアの反撃は、カースト撤廃を望む兵士レベルで手足をもぎ取られ、
ルル首相にまで届かず逆に狩られる立場になっていた。
貴族が助かる手段は、カーストの放棄しかなかった。
世界宗教国家連合は、カースト制放棄で打撃を受けたヒンズー教の弱体化を突き、
インドに宣教師を送り始める。
ルル首相は、宗教の自由化を認めることで対外的な味方を増やし、
野心を燃やすアメリカの動きをも抑えていく、
「・・・・やはり、程度の差こそあれ、日本人が一番、お人好しか・・・」
「日本人に任せてしまうの?」
「比率的に多くなるよ。一番危険なのは機動部隊を派遣できるアメリカだな」
「それ以外の国ならパキスタン、ビルマ、中国が怖い」
「しかし、約束を破っても占領されることはないね」
「最初から約束を破るつもり?」
「いや、破らされるような状況を作らせる国ということだよ」
「日本の海軍力も強いよ」
「確かに注意すべきだが、それ以上にダリットに対する差別意識が少ないのが助かるよ」
「だけど、カーストを放棄したクシャトリアは、5分の2しかいないよ」
「武士階級を捨てられた日本人の比率と、どっちが多い?」
「どうだろうね。西南戦争じゃ 13000人くらい死んだかな」
「じゃ あとは計算だね。当時の日本人の人口は?」
「・・・・3千・・・・500・・・万くらい」
「西南戦争で死んだのが13000人なら、インドの人口6億だと、22万人以上か・・・」
「もう・・・超えたかな・・・」
「カースト側の指揮系統は手足を捥ぎ取られてバラバラ。今のところ動きは弱いよ」
「今まで、階級に酔っていた連中だ」
「正気に戻るまでのタイムラグがある」
「手足を構築することを覚えて、組織化するまでは、さらに時間が必要だよ」
「もっとも、バラバラにしてやる」
「ルル。横の関係を断ち切るのは、後々、組織として脆弱になるのでは?」
「先に縦の関係を構築してから横に広げる。組織論だよ」
「10年以内に混乱を収めて、先進国を追いかける」
インドのアッサム州
イスラム教徒ムスリムの地元住民が
バングラデシュの難民ベンガル人を襲って約千人を虐殺する。
ニューデリー
コーネリアは、目標と目標に至る過程を模索しながら計画を組み立てた。
そして、限られた時間内で最短の効率を考えながら兵站を確認する。
限られた資源を配分し、あとは、行動。
成功すれば一気に状況を巻き返せる。
順調に思える作戦計画に歪が起きる。
しかし、想定の範囲内、
時計と作戦工程を見比べていく、
電話が鳴り、簡潔な用件が伝えられる。
「・・・なに、予定を繰り上げるだと」
少しの焦りが想定内の歪を大きくしていく、
「・・・ちっ!」
ちょっとした不注意で想定外の犠牲を強いられる。
「火力が足りないぞ・・」
間に合えば、最大の効果を発揮し、
間に合わなければ不利な状況下に追い込まれていく。
時間が刻々と無常に流れていく。
「・・・・!!」
突然、何の予兆もなく、背後から抱き締められる。
訓練していたのに。まったく気配を感じさせないほど、レベルが違う。
『速い!!』
相手は、華奢に見えても精悍な体。
力で勝てないことが思い知らされる。
屈辱。
若い男の力に身をゆだねるしかない。
「・・・コーネリア」
「・・・ヤマト」
コーネリアは、頬を赤らめながら抱擁を受け入れる。
毅然としていた気概も熔けていく。
男と女は、そういう組み合わせなのだろう。
身も、心も、ヤマトに委ね。
喜びが体を包み込んでいく。
「・・・怪我をしているじゃないか」
指に小さな切り傷。
血は、止まりかけていた。
「たいしたことはない。ヤマト」
「だ、駄目だよ。手当てしないと」
「大げさな。食事の準備ができている」
テーブルのトンカツが湯気を上げていた。
食事より、ヤマトを見つめているのが好きだった。
「ヤマト・・・蛇が邸内に入り込んでいるようだが」
名前を呼ぶのも好きで・・・
「大丈夫だよ。毒蛇は入れないようにしているから」
「・・・・・・」
最近は、ボケぶりも好ましく感じている。
一つ一つの動作が新鮮でヤマトの表情を見るだけで気持ちが伝わってくるような気がする。
ヤマトを中心に世界が回り、
やさしさと輝きが広がっていく。
「・・・とても、おいしいよ。コーネリア」
「そうか」
「とても、かわいいよ。コーネリア」
「そ、そうか・・・」
これも幸せというものだろう。
カースト軍、起死回生の作戦もルルに見破られ。
ヤマトの蛇に脅迫され・・・・
ヤマトの蛇に屈してしまったが・・・・
ペットにするか、ペットにされるかの違いで似たような運命だったのだろう。
硝煙が混じった血生臭い空気も都会の喧騒も、この邸宅まで届かない。
旧バラモンの館は、ヤマト・タケシとラフィー・コーネリアの愛の巣だった。
03/
石油輸出国機構(OPEC)13ヵ国石油相会議がロンドンで開かれ、
結成以来初の原油価格引き下げを決める。
アメリカの原子力空母エンタープライズが佐世保に寄港する。
レーガン大統領が宇宙兵器を含む
核ミサイル攻撃防御システムの研究・開発の戦略防衛構想(SDI)を指示する。
04/
NHKが国際的なヒットにもなる朝の連続ドラマ「おしん」の放送を開始する。
フランスがスパイ行為を理由にソ連外交官や新聞記者ら47人に国外退去を命令する。
東京ディズニーランド完成
中東で爆弾テロが続発、
ベイルートのアメリカ大使館が爆破され、死亡・不明が約90人となる。
アメリカ ホワイトハウス
「・・・自由世界の人々が相互確証破壊戦略に頼るのではなく」
「ソビエトのICBMがアメリカとアメリカの同盟国に届く前に迎撃し、破壊する・・・・・・・・」
戦略防衛(SDI)構想 スターウォーズ演説
ホワイトハウスで教書を読み上げる大統領。
白い家に日本人が出入りすることも珍しくなくなっていた。
米ソが核兵器の増産配備で相互確証破壊による共存関係を容認していた間。
日本は、少数の核ミサイルを配備したのみで、核ミサイル迎撃兵器の研究開発をしていた。
とはいえ、元々、少ない予算でやりくりしていたのでアメリカと同程度。
人件費が少なくて済む分だけ、日本が進んでいた。
日米技術交換で両国ともICBMの迎撃技術が向上する。
日本は、山岳など限定された地域の核弾頭迎撃を主としていた。
しかし、それも時間差攻撃で空中爆発。
その後の直撃狙いになると、防ぐのが困難となっていた。
アメリカは、民主主義が強く、広い範囲で国土を守る。
日本のような限定された地域で、
さらに僻地の戦略拠点防衛という構想は育ちにくい。
アメリカにとっても、そうなのだが、ICBMを迎撃する場合。
一番、楽なのがICBMを打ち上げ直後、すぐ破壊してしまうことで、
これだと予算が付きやすく、
相手国自身が被爆してしまうので核戦争を起こせなくなる。
宇宙条約が破棄されてしまうか、適当な解釈をつけるのか。
宇宙開発で進んでいる米ソで決めることだろうか。
「・・・随分、景気が良いじゃないですか。不況が、うそのようだ」
「うそだよ」
「うそ?」
「ソ連の科学技術ではSDIに対抗するのは不可能だ」
「だが、アメリカと日本が組めば予算しだいで可能だよ」
「何で、そんな、うそを?」
「アメリカも、ソビエトも・・・冷戦に飽きたんだよ」
「まるで話しが、ついているみたいですね」
「話しがついているのは一部。まだ流動的でね」
「しかし、ソビエト経済は、破綻している」
「モスクワより、極東シベリアが生活しやすいと住民が移動したがるほどだ」
「なるほど」
「ソ連政権が変わりやすくなっているのも権力闘争が歪過ぎて調整のためだ」
「この状態が続くとソビエト連邦が自壊する」
「ソビエトの国民生活は、それとなく伝わっていますが」
「イスラム過激派、反体制派のテロやゲリラ攻撃が意外と利いていたのだろうな」
「不況のアメリカ以上にソビエトはガタガタだよ」
「じゃ SDI計画は?」
「切っ掛けだよ」
「切っ掛け?」
「これを口実に世界赤化を諦めさせ、妥協を強いるためのね」
「ソビエトが自暴自棄にならなければいいのですが・・・」
「こっちも、妥協するつもりだよ。当然、日本も協力してもらえるのだろうな」
「あはは・・・・」
「みんなで、ノーベル平和賞でも貰うか。世界平和。世界平和」
「・・・・」
『・・・こいつら、グルになりやがって、絶対に詐欺師』
そう、平和もお金で買える時代。
アルゼンチン政府が軍政下の1970年代に数万人が死亡または行方不明になったと発表する。
05/
中国民航機が、武装中国人6人に乗っ取られ、
韓国米軍基地に着陸する。犯人は米国への亡命を求め投降する。
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世
350年前の宗教裁判で地動説を支持したガリレイの有罪宣告に対して、裁判に誤りを認める。
チリでピノチェト大統領の軍政に抗議する「第1回国民抗議デー」が行われる。
フランスがムルロア環礁で大規模な地下核実験を行う。
ウィリアムズバーグ・サミット開催
各国首脳が集まって、歓談していた。
別の部屋で裏方たちが事務レベルの仕事をしていたりする。
「比重が大きいのは、アメリカ、欧州諸国の不況だよな」
「次がインドの混乱、南アフリカ公国連合の併合」
「中国西域の蜂起、ソ連経済の苦境、アフガニスタンかな?」
「・・・不況の原因は、アメリカにあるよ」
「国民の価値観と企業体質を転換できず。競争力を失って貿易赤字」
「・・・・・・・」
「それに国連の後進国の経済支援金を引き上げて、アメリカで使うなんてずるいし」
「国際競争力は、米ソ対決で仕方なくじゃないか」
「予算の多くが同盟国を守るために使われている」
「だけど、欲張り過ぎだよ」
「いや、そうじゃないだろう」
「開発は、それだけの精力を注ぎ込む。だから付加価値はあるよ」
「力ずくで利益を上げようなんて、見境無さ過ぎ」
「同盟国が防衛費の一部を負担するのは、当然だぞ」
「貧富の格差を是正しないまま国民の不満を減税で誤魔化して、赤字国債の発行で軍事拡大だろう」
「上手くいくわけがないよ。大恐慌は、当然の帰結だね」
「非協力的な同盟国が足を引っ張ったんだよ」
「・・・・・・・」
「だからって、他国を当てにされてもねぇ」
「だから、みんなで協力して、立て直そうとしているんじゃないか」
「協力してとか、守ってやるとか。帝国主義者の常套文句じゃん、俺たちに使うな」
「そうだ、そうだ。世界恐慌で貧困層に皺寄せ。犯罪が増えているんだぞ」
「そうそう。アメリカの犯罪が一番、多いんだよ。急増しているじゃないか」
「いや、一番は、皺寄せをかぶっている後進国・・・・」
「ア、アメリカの貧富の差は、効率よく資本を有用に運用できる者が上に上がるシステムだから」
「世襲で固定化されているわけじゃないよ」
「アメリカで1パーセントの人間が富の半分を持っているのが異常だよ」
「日本だって、貧困層が13パーセントもあるじゃないか」
「に、日本人は、謙虚だから薄利多売で利潤が小さいの」
「どこかの国の皺寄せで収益が目減りして潰れた会社が多いんだよ」
「だから、それは、日本が工業製品を安く売るからだろう」
「利潤を大きくすればいいんだ。ダンピングはずるいよ」
「普通に企業努力で競争すればいいんだろう」
「いや、アメリカは、ソビエトと直接対峙しているから、負担として、考慮するべきだろう」
「だからって、アメリカみたいに国際緊張を高めて」
「利潤の良い兵器輸出を国家収入に財政を立て直そうなんて健全じゃないよ」
「そ、それは、ソ連の軍備拡張が原因じゃないか。世界の警察としては当然だろう」
「だけどさぁ 基地の維持費まで補填しろっていわれたってねぇ」
「だから、アメリカ国債を買ってくれたら良いだろう」
「14パーセントもあるんだから。10年で元が取れて、さらに余る」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」 しら〜
「」
「」
「」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウィリアムズバーグ・サミットで、経済回復に関する宣言を採択される。
ミドリ十字の須山忠和副社長が、
エイズのウイルス感染の可能性などアメリカでのエイズ状況をまとめたメモを作成する。
06/
国債発行残高が、初めて20兆円を突破する。
中国で第6期人民代表大会が開催される。
李先念が国家主席に、トウ小平が国家中央軍事委員会主席に選出される。
アメリカの惑星探査機パイオニア10号が海王星の軌道を通過し、太陽系を脱出する。
07/
西ドイツ
ソ連のアンドロポフ書記長が西ドイツのコール首相に、
西ドイツが新型中距離ミサイルを配備したら報復措置をとると警告する。
アメリカ疫病管理センターが、1979年以来1700人のエイズ患者を確認。死者650人と発表。
任天堂がファミコンを発売。
南極大陸で、地球上で最低の気温マイナス89.2度が観測される。
スリランカで、分離独立を求めるタミル人過激派のテロへの報復として、
各地でシンハラ人がタミ人を襲撃し、約100人が死亡する。
08/
東京で、原水爆禁止世界大会国際会議が開催される。中国代表も18年ぶりに参加する。
リニアモーターカーの実験で時速400キロが出る。
公正取引委員会が、セメント22社の不況カルテルを認可する。
ミドリ十字の須山副社長が
「輸入血液製剤によるエイズの感染はほとんどないと考えている」 と発言。
中央アフリカのチャド共和国にフランス軍が介入する。
日米の国防省が軍事システムの一部の流用を相互に認可する。
格納庫に設置されたF100系ジェットファンエンジンが噴射していた。
「・・・やれやれ、日本は経済協力で、アメリカは軍事協力か」
「収まったところに収まった。というところだよ」
「アメリカも恐慌で尻に火がついたかな」
「選挙の票には勝てないよ」
「しかし・・・ここまでくると工業品というより、造形美というか、芸術品だな・・・大丈夫か?」
「作っていいのなら作れるよ」
「戦前とは、えらい違いだな」
「戦中、戦後もだ。もう、戦後ではないよ」
「昔の技術者が聞いたら感涙ものだぞ」
「しかし、これだけの物を暗中模索して組み上げて開発できる国が自動車の貿易戦争で負けるなんて・・・」
「動機がどうあれ、国策で対ソ系の技術を追求したのだろうな」
「日本が軍関連で手抜きしながら経済発展できたのも」
「アメリカのおかげといえば当たらずも遠からずだよ」
「しかし、今回の技術交換は助かったよ。F15イーグルが優れているのが良くわかる」
「万能戦闘機として世界最強だ」
「それもあるが、1機当たりに割り振られる整備士の数が少なくて済むだろう」
「整備性というか、稼働率だろうな」
「瑞風にどの程度、アビオニクス。特に自己診断装置を組み込むことができるか疑問だな」
「瑞風は冗長性が取られているんだろう」
「雷燕1型から雷燕2型で懲りたからね。CCVとかも」
「まぁ 何とかという感じだけど、エンジン換装と合わせると・・・」
「瑞風も、雷燕2型と同じ、こじんまりと、まとまりそうだな」
「万能戦闘機でなくても、電子管制機か、早期警戒機と飛べば、最強の戦闘機に負けないよ」
「それでいいよ」
「ステルスは?」
「どうやら、アメリカも、これからという感じらしい」
「これからねぇ〜 概念として理解したあとからの開発設計だから」
「機体の形状は、ともかく、材質構造は、いうまでもなくゼロ」
「コーティング塗料は、気休め程度だよ」
「だけど、技術交換の経済波及効果で不況を緩和できるんじゃないか」
「そりゃ 開発予算を削ることができて、部品の共有が進めば少しは緩和するかもしれないな」
「日米の国力差でいうと、かなり有利な取引ができたらしい」
チリで軍事政権反対のデモが起こる。
フランス軍がチャドに進駐する。
中国で1997年7月1日に香港の主権回復を発表する。
日大が製作した世界初の潮流発電装置の実験が開始される。
ベニグノ・アキノ(51)がマニラ空港で軍関係者に暗殺される。
暗殺時の映像や目撃者の証言からマルコス派の暗殺であるとの疑いが濃く、
国際的にも注目される。
21日に暗殺されたベニグノ・アキノ元上院議員の葬儀に100万人を超す市民が参加する。
反政府運動へ発展していく。
09/
アメリカの新型中距離核ミサイルの配備に抗議し、
数千人が西ドイツムートランゲンの米軍基地前に座込む。
国連緊急安保理に17ヵ国が提案した対ソ非難決議案がソ連の拒否権発動で不成立となる。
厚生省のエイズ研究班の中の第1回小委員会
加熱処理した血液製剤の緊急について討議がなされる。
しかし、厚生省はこの後、検討していなかったと主張することになる。
この事実の判明は1996年3月。
NHKのドラマ「おしん」の視聴率が最高の63%に達する。
10/
アメリカ原子力空母カールビンソン佐世保に入港。
ポーランドのワレサ「連帯」委員長にノーベル平和賞が授与されることが決まる。
IBM産業スパイ事件で、IBMと日立製作所が民事で和解。
不況は、アメリカ社会の貧困層を直撃していた。
いくつかのキリスト教団体と新興宗教は、信者獲得のためなのか、善意なのか、
食料・日用品の配給を始める。
資本家層の献金が慈善という形で宗教団体に流れ、
教会の教えと資本家層の偽善金が組み合わされ、教会から貧困層に分配される仕組み、
聖俗両面で、貧困層の犯罪率を抑制する社会システムは有効といえる。
しかし、大恐慌になると後手に回りやすい。
アメリカの大都市、
銃声は珍しくなくなっていた。
路地では、昼間っから銃声が聞こえ、当たり前に強盗や殺人が起こり、
住民は、公道でさえ、用心深く歩いた。
とはいえ、ある層から上になると、本当に不況なのかと思うほど豊かだった。
高利回りの国債と強圧的な搾取で世界中から資本が集まっている。
こういう状態になっても工業の再建は後回し、
お金持ち層に対するサービスが重視され、
その方面の産業に資金が流れていく、
そのおかげで世界中の資源が日本に流れ込み、
日本製品がアメリカに流れ込む。
アメリカ産業再建で期待できそうな日本企業がアメリカ国内に誘致され、
現地工場が動き出していた。
日本式経営は、明治維新以降、
欧米諸国の経営(合理主義、機能主義、能力主義、実力主義)を取り入れながら融合、
そこに儒教・仏教・神道的な背景と家族主義的な側面を取り入れたところにある。
家族主義的は、曖昧で互いに甘えがあるため、営利企業には向かない。
しかし、営利追求だけでは人間性が損なわれるため、
非営利的でクラブ的な潤滑油なものを必要とする。
結局のところ、どんな主義でも、長所と短所があり、
組織を生かせるか、殺してしまうかでしかない。
どんな優れた理念でも信頼を失えば政治・経済・企業・社会を崩壊させてしまう。
日本式経営が特に抜きん出て優れているわけではない、
しかし、信頼が裏切られていない日本企業が評価されるのは自然なことだった。
廃墟となった自動車工場が日本企業によって再建されつつあった。
「ったく。日本叩きをするくせに助けてもらおうっていうんだから、ずうずうしいよ」
「IBM事件は和解しただろう」
「けっ! おとり捜査なんて汚ねぇ真似しやがって」
「ほかで、帳尻を合わせたよ」
「帳尻ねぇ 結局、弱者への皺寄せだろう」
「しかし、なんで、アメリカ人は、給料が高くて自己主張するんだ」
「世界中から金を集めているからさ」
「そして、自己主張する者が裁判しながら取っていく」
「ふぅ〜 海外組がいて助かるよ。詐欺師ばっかりだ」
「随分、騙されたからね」
「弱みを握ると根こそぎ持っていくのは程度の差こそあれ、どこの国も同じだよ」
ビルマのラングーンのアウンサン廟で爆弾テロが起り、
訪問中の韓国4閣僚ら21人が死亡する。
中国が国際原子力機関(IAEA)に加盟する。
ビルマ政府が爆弾テロ関連で、
北朝鮮人1人を射殺、2名を逮捕。北朝鮮は関与を否定する。
アメリカ軍・カリブ6ヵ国軍がグレナダに侵攻する。
アルゼンチン大統領選挙が行われ、急進党のアルフォンシンが当選する。
イギリス下院が、NATO防衛計画のアメリカ新型ミサイル配置を承認する。
11/
米国防総省の機密をパソコンで盗み出した大学生が逮捕される。
ラングーンの爆弾テロ事件で、ビルマが北朝鮮と断交する。
アメリカ大統領レーガンが来日。
アメリカ製中距離核ミサイル、
巡航ミサイル「トマホーク」第1号がロンドン西方の米軍基地に到着する。
84年のEC向けVTRの自主規制に関し、
完成品を400万台にすることで決着する。
チリのサンチャゴで、100万人の軍政抗議集会が行われる。
西ドイツ連邦議会は、アメリカ製新型中距離核ミサイルパーシングUの国内配備を認める。
胡耀邦総書記が来日する。
ソ連がアメリカにINF制限交渉の無期限中断を通告する。
12/
アメリカのスペースシャトルへの搭乗員の募集が開始される。
米ソ戦略兵器削減交渉が無期休会となる。
ローマ法王がローマのルター派教会を訪問し、500年ぶりに新旧教会が握手する。
アルゼンチンのアルフォンシン新大統領が軍政時代の首脳9人を裁判にかけると発表する。
中部欧州相互兵力軍備削減交渉(MRFA)が無期休会。
出雲州
アメリカとイギリスが日本の人質として作らせた出雲州。
80年代になると水源が乏しい割りに工業力が育ち、
政治的、軍事的、経済的にも一国然とした力を持つまでに発展していた。
日本にとって欧州の窓口であり、
欧州にとっても日本と直接交渉できる強力なパイプだった。
フランスとイタリアの影響を受けやすい位置にありながら、
アメリカとイギリス海軍の地中海艦隊の前進基地があり。
ドイツ、スペイン、アラブ諸国からの観光が多く、
有色人種諸国の欧州出先機関も作られつつあった。
GDPもオランダを超え、スペインに肉薄し、
独立してもやっていけるだろうとも、いわれている。
カフェテラス
「削減交渉の無期延期か」
「米ソ対立が深まったと見るべきか」
「米ソ対立と見せかけて利益を吸い上げ、分配しているのか、だな」
「どっちも、といえなくもないが共産主義と核兵器は本物だろう」
「脅威対恐怖か、本物だからなおさら腹が立つよ」
「脅威と恐怖で同盟国と国民。果ては後進国まで搾り取っている」
「史上空前の詐欺だな」
「どっちも、ベトナム連邦があると、やりにくいだろうな」
「だけど、共産主義の脅威は本物だよ」
「しかし、それを利用して、金儲けと権力支配じゃな〜」
「本物を利用しているから始末におえない。どこから、どこまで結託しているのやら」
「ほらほら。共産主義の脅威が迫ってるぞ、金を出せ。核の恐怖だ、金を出せ、ってか」
「やれやれ、アメリカに工場を作らされた上に・・・いくら出すの?」
「まぁ〜 片棒担いでいるし・・・少しな」
「世界経済にとって、不健全だよな〜」
「しょうがないよ。脅威も、恐怖も、本物だし。一応、西側だし」
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月夜裏 野々香です。
国債発行残高は、史実の5分の1で、20兆円。
全世界的な、大恐慌。
国力で余裕がある日本は、欧米諸国だけでなく、
有色人種諸国、はては、共産圏からも、せがまれ易い状況です。
日本政府は、大丈夫でしょうか?
1983年
この年。なにが当たりかというと、ダンバインは、良かったような。
キャッツアイも違う意味で捨てがたい、
いや、ボトムズも、コアに好きだけど・・・・
聖戦士ダンバイン |
007 |
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量産機で十分さ | そういえばポケモンも・・ |
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よろしくです。
第92話 1982年 『風雲星霜』 |
第93話 1983年 『史上空前の詐欺?』 |
第94話 1984年 『面親腹背』 |