月夜裏 野々香 小説の部屋

       

仮想戦記 『白亜の遺産』

 

 第18話 1949年 『ケインズは脂肪肝、ハイエクは動脈硬化』

 政治家は、国家の安全保障と、国民の衣食住を保障し、

 官僚は、公共福祉と国体保護に苦心し、

 財界は、需要があれば供給し、利益を上げる、

 野党勢力は、利権の歪み不正腐敗を追求し、

 新陳代謝を急がせ利権構造を再構築させる。

 しかし、権力と富みに溺れ、頑強な利権構造と世襲カースト社会が構築されると

 絶望と反発から積極的に外患を誘致し、国家に反逆していく、

 国家はモラルを維持できるなら繁栄し、崩壊すれば自浄・自助を失って衰退する。

 内患外患の利権が覇権を競い、国民を踏み躙る、

 国家と国民にとって、内患と外患に耐える力は強健の礎となるものの、

 内患外患が過ぎれば不正腐敗の温床となって国民を虐げ、

 国体を食い荒らし、国家を滅ぼす癌となった。

 こういった現象は古今東西で起こり、逃れ得ない社会の宿業といえた。

 国家の指標は、軍事力、経済力だけでなく、

 歴史、文化、国民の倫理気質を含めた国格力も含め語るべきものといえた。

 東京

 江戸城が建設され、観光地となっていた。

 主要幹線道路に赤外線・マイクロ波発信機が埋められ、

 その上を電気自動車が通過していく、

 赤外線は自動車の有無。マイクロ波は充電が行われ、

 対価は自動車税から支払われた。

 構図としては自動車税でマイクロ波充電網が伸びていく、

 道路族の人たち

 「コンクリートと防弾ガラスが高いのが難点かな」

 「でもまぁ 電線みたいなものと考えればいいと思うよ」

 「だけど、鉄道が強すぎて、なかなか、自動車に予算が行かないんだよな」

 「GMとフォード社がマイクロ波を邪魔しやがる」

 「でもこれが敷設できれば電気自動車は一気に伸びるし」

 「アメリカの石油戦略に日本の内政外交が誘導されずに済む」

 「だけど、町工場で電気自動車を作って公道走れたら、さすがに大手はうるさいよね」

 「まぁ 自動車なんて、本来そういうもんだろう」

 「地熱、風力、崩壊熱発電が増え、電力族の後押しもあるし、もう、やっちゃえだな」

 

 

 日本 総理官邸

 「軍の再建が必要です」

 「公共投資が優先でしょう」

 「利権の集約は貧富の格差を広げるだけです」

 「不正な富と腐敗した権力を作るだけで大多数の庶民のためになりません」

 「農業収益を減らし、無理やり製造業に雇用させる政策は危険です」

 「高千穂や扶桑への人口移動で、労働生産消費流通の集約が困難になっており」

 「採算性が悪化しております。これ以上の人口流出は好ましくないでしょう」

 「・・・好き勝手なことばかり言いやがって」

 「俺は魔法使いか、どこに、そんな人材、資本、資源があるか」

 「だいたいお前ら、トランプやってるんじゃないんだぞ」

 「積極財政の時は戦争で札を増やそうとするし」

 「消極財政の時は7並べで、6や8を止めやがる」

 「どっちを選択しても利権が肥大化して社会を腐らせようとするし」

 「このまま、利権主義で推移して平均年齢が上がっていってみろ」

 「働けなくなった老人たちが増えると、持ち金で生活しようとインフレ政策をできなくさせるぞ」

 「そ、それは将来的な話しですし・・・」

 「おまえら、利権団体は本当に国家と国民のことを考えてるのか」

 「高千穂でやってるように紙幣所得上限を下げるぞ」

 「「「「「・・・・・」」」」」

 「工業高校大学、農業高校大学で生産したモノを販売するか、職業訓練という形で派遣業をさせては」

 「お、おまえ、それは職業訓練学校化させ・・・・」

 「もう、雇用不足は非常事態ですし」

 「学徒生産と販売で学費の一部を軽減させられますし、後進国向けなら利益になるでしょうし」

 「実社会と交流を持てるのなら生徒の自信につながるでしょう」

 「し、しかし、学生の本分は、学業であってだな」

 「就労させて学業を疎かにされたら本末転倒だろう」

 「で、ですから、社会勉強の一環として、授業時間帯の一部を使うなら・・・」

 「んん・・・・しかし、新規就職の機会を奪うことになりかねないのでは?」

 「大企業に従業員を引き抜かれ、潰れかけてる中小企業が増えてるのですが」

 「「「「・・・・・」」」」 ため息

 

 水深20〜30mの遠浅の海に巨大な風力発電が建設されていた。

 電力需要は毎年のように増大し、

 そのたびに海上から巨大なプロペラを持つ風車が立っていく、

 整備用ボートが風力発電に近づくと潮風と一緒に低周波音が聞こえ、

 堤防に着岸するとエレベーターで最上部にまで上ることができた。

 風力発電は、低周波や開発で環境問題となることから地上で建設されることが敬遠され、

 洋上風力発電が増えていた。

 洋上風力発電は浅瀬向きの固定式と外洋でもいい浮遊式があり、

 津波や台風の多い日本は、浮遊式が有利とされたが、

 防波堤も兼ねた固定も作られていた。

 プロペラと重心を取るように反対側に作られたブロックに観覧室があり、

 投資促進の説明会がされていた。

 白人投資家たち

 「どうやら日本は地熱だけでなく、風力発電にも力を入れてるようだ」

 「石油火力から脱却か。石油の出ない国の安全保障はあるらしい」

 「このままだと日本に自動車が売れなくなるのでは」

 「内燃エンジンの技術力が落ちれば占領しやすくなるから構わないと思うが」

 「もし日本がマイクロ波網を広げて電気戦車を作ったら?」

 「ふっ それならそれで、侵攻能力のない戦車に過ぎない」

 「どの道、我々の本命は中国の経済支配であって」

 「日本が中国支配の邪魔をしないのなら、日本は後回しだよ」

 「しかし、日本は核兵器を持っている噂がある」

 「噂だろう。実際に見たわけじゃないのだから」

 

 

 

 扶桑半島北西国境の街、新義州市は、川幅600mほどの鴨緑江を挟み、

 カザーク連合の丹東市と隣接していた。

 カザークは総所得の上限を制限する非共産化、制限資本主義により妥協しやすく、

 日本・カザーク間の交易は急速に広がっていた。

 中国にもカザークにも武器弾薬を売るという政策を続けていた。

 そして、冬になれば川が凍るため重戦車であっても侵攻することができた。

 

 新義州市

 日本陸軍の19.5t級ソミュアS35騎兵戦車は、日本の国情に合っていたものの

 対岸のT34戦車に対しはるかに劣勢だった。

 しかし、戦争需要再建需要によって日本経済は好景気を迎え、

 公共投資で道路と港湾設備が拡充し、

 センチュリオン戦車のライセンス生産が進んでいくにつれ、

 日本でも本格的な配備が始まっていた。

  重量52t 全長7.60m×全幅3.39m×全高3.01m

  650馬力  速度34km/h  行動距離450km  4人

  58.3口径76.2mm砲 6.5mm×3丁

 日本陸軍将兵たち

 「いいねぇ これならT34戦車と戦える」

 「中古のソミュアS35は中国に売るの?」

 「黄河戦線はセンチュリオンだけど、中国支配は数がものをいうからね」

 「自国民向けかよ」

 「暴動が起きてるらしいよ」

 「というよりカザーク連合からトカレフとフランス領インドシナ」

 「租界から世界中の拳銃が中国国内に流れ込んでる」

 「やれやれ・・・」

 「金になるから日本の資本家も流してるらしいけど」

 「まぁ 治安が悪いから庶民も自衛が必要だよね」

 「ユダヤ資本の工作みたいよ」

 「碌なことしないな」

 

 新義州市から鴨緑江の10km上流に、アマテラス=ダジボーグ中洲(420ku)があった。

 日本とカカザークの共同中立管理区として公園、商店街、娯楽場が作られ、

 非武装中立地帯が決まり、日本人とカザーク人の憩の場となっていた。

 アマテラス=ダジボーグ中洲最大の公共施設

 アマテラス=ダジボーグ国際総合大学

 日本人とカザーク人は平均身長で5cmから6cmほどの差があり、

 日本人の方が年下に見える。

 国家間の思惑がどうあれ、

 日本人は見下ろされることが多かった。

 とはいえ、畳の上に転がされるのはカザーク人であり、

 涼しい顔で立っているのは日本人だった。

 「こら! ウラディミル。そんなチビに負けるな」

 「ば、馬鹿。ナターシャ。弥彦を怒らせるな。投げられるのは俺なんだぞ」

 「気合で勝て!」

 「なんか、もう、弥彦。お前、魔法使ってるだろう」

 「んなわけあるか」

 ウラディミルは力を利用されまいと、

 ゆっくりと弥彦を捕まえようと腕を前に出した瞬間、弥彦に懐に飛び込まれ、

 天地が引っ繰り返り、仰向けに畳に叩きつけられてしまう。

 

 小さな日本・カザーク合作共有地で最も注目集めたのは学校だった。

 特に敷地内で生徒たちが研究する模擬裁判所と繊維工場は注目され、

 日本とカザークの両政府関係者は時折立ち寄り、

 両国民族の在り様を模索し、将来を予測した。

 模擬裁判所は、両国で起きた判例を名前を隠し、やり直すのだが、

 敷地内で起きた事故事件を実際に取り扱うことがあった。

 そして、 コンッ!

 「被告Aを禁固3年とする」

 17歳の白人女子学生が宣言すると、両国の法曹関係者が生唾を飲む、

 それは、敷地外で現実に起きた日本人とカザーク人の事件で、

 加害者・被害者の名前を隠し、目隠し裁判をさせ、

 そのまま、実刑となった瞬間だった。

 

 

 交番に日本人とカザーク人の警官が5人ずつ任務に就き、

 日本人とカザーク人の関係構築の試金石となっていた。

 日本人はロシア語を話し、ロシア人は日本語を話しながら交流する。

 会話の内容は両国の映画や新聞記事が多かった。

 交番

 「日本の新型空母は世界一だって聞いたけど」

 「進水式は終わったけど、就役はこれからじゃないかな」

 「ジェット戦闘機を載せるって本当?」

 「新聞じゃ ジェット機の離着艦は可能だって書かれてるけどな」

 「ジェット機は開発途上って書いてるな」

 「日本の新聞は難しすぎる」

 「表音文字は覚えるの早いけど、表意文字は慣れると理解力が大きくなるんだぞ」

 「両方使ってるのが信じられん」

 「まぁ 漢民族も使ってるからな。少しは慣れたけど」

 「カザークは中国と戦争中なのに駆逐艦と潜水艦を建造してるのか」

 日本人の警察官が飽きれる

 「海軍は、とても日本に及ばないよ」

 「ところでカザークはいつまで中国と戦争するの」

 「そうだねぇ カザークは戦争したくないんだけど、中国軍が攻めてくるんだ」

 「日本が中国に武器を売るのやめれば戦争やめられるかもね」

 「「「・・・・」」」 苦笑い

 

 

  

 イスラエル(11万3070ku) + カリブ海アンティル諸島 (960ku)

     アルバ島(193ku) ボネール島(284ku) キュラソー島(448ku)

     シント・マールテン島(34ku) シント・ユースタティウス島(21ku) サバ島(13ku)

 イスラエル内戦は、アラブ人の武器弾薬保有の増大に比例して激しさを増していた。

 列強各国は、戦後再建のため余剰兵器を両勢力に売り再建を図っていく、

 アラブ諸国の独立とともに石油利権が列強に切り売りされ、

 日本もその利権の一角を占めることができた。

 

 アラビア海 達磨島(50ku)

 水路が浚渫され整備された港湾に大型船が横付けしていた。

 飛行場にD520戦闘機と1式陸攻が配備され、

 三式指揮連絡機が上空を滞空していた。

 当初、軍事基地と石油関係者が多数を占めていたが開発と建設が進むにつれ、

 日本人建設業者が増加していた。

 数十か所でボーリングが掘られ、指向性の強い爆薬が仕込まれる。

 一度に爆破すると円形状の地盤がそっくり沈下し、

 後は、外壁を作りながらシャベル機械で内側を掘り進み、

 土砂は湾岸の埋め立てと港湾建設に使われた。

 原子炉が地下に埋められ、地表に太陽光熱発電所が建設され

 地下環状地下鉄線と学校が作られ、

 商業地、工場地など公共設備、社会基盤が作られ生活環境が広がっていく、

 小さな島でしかない達磨は日本人しか住んでおらず、

 アラブ独立運動から取り残されていた。

 

 建設関係者たちが穴の底に立っていた。

 はるか上空から強い光が下に落ちていた。

 「いったい、地下何階建てにする気なんだろうね」

 「上層が菜園、浄水層。中層が住宅、学校。下層が商業地、工場、地下鉄」

 「最下層は下水処理場だから、地下10階くらいになるんじゃないかな」

 「空気は?」

 「コンデンサーで気圧を減らして集光と一緒に空気を入れてるから地下でも乾燥するだろう」

 「なんか、宇宙船の中みたいだな」

 「地表が暑すぎるからな、夜でもなければ外に出たくないよ」

 「しかし、ずいぶん、工場が大きいな」

 「電力が大きいから淡水化も多いし」

 「タンカーを空船で片道させるのも惜しいから達磨島向けの積み荷も大きい」

 「おかげで大発展だが、アラブ諸国も躍進か」

 「しかし、イスラエルに協力するとアラブと仲が悪くなって油を買いにくくなる」

 「アラブと仲良くするとユダヤ資本から責められる」

 「いったい、どうしたらいいものか」

 「ジレンマの原因はイスラエルとアラブの不和にあるのだから」

 「日本が気に留めることもあるまい」

 「気に留めなくても向こうは、争ってる当事者だからそうもいかないだろう」

 「だよなぁ」

 

 

 扶桑半島

 地下工場

 機械式NC加工工作機械が並び、鋼材の塊が削られ、部品が作られていく、

 最高峰の機械式5軸NC加工工作機械は

 航空エンジンなど複雑な機械を製造していた。

 日本で高張力鋼、チタン、カーボン、シリコン、複合素材の加工技術が発達したのも

 冶金加工技術の向上があった。

 数十本のジェットファンエンジンが炎を吐き出していた。

 技術者たち

 「タイプB22が一番いいようです」

 「では次はB22型のエンジンを試作量産して微調整しよう」

 「なかなか、本格的な生産が進まないな」

 「基礎技術力は大切だよ」

 「こういうの、しっかりしていたら性能を向上させやすい」

 「レプシロエンジンで負けていたのは基礎技術の蓄積がなかったからな」

 「しかし、ジェットファンエンジンの基礎技術は蓄積させたい」

  

 継手(つぎて)

  蟻継ぎ(ありつぎ)、鎌継ぎ(かまつぎ)、金輪継ぎ(かなわつぎ)

  台持ち継ぎ(だいもちつぎ)、追掛け大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)

 仕口(しぐち)

  蟻掛け(ありかけ)、渡りあご、ホゾ差し込み栓打ち

 これらの用語は、宮大工が用いる古い建築技術なのだが日本の先端技術で用いられていた。

 無駄に工業科の人材を含めて江戸城を再建したわけではなかったのだが、

 チタンを削り、接着も溶接もせず、合わせてしまう。

 中に解禁になったヘリウムを入れ、蓋をし、

 カーボンシート、シリコンシート、ケブラシートで覆いブロックを作る、

 そのブロックを同じ要領でさらに組み上げ、

 カーボンシート、シリコンシート、ケブラシートで覆い一回り大きなブロックを作り、

 ヘリウムを入れ、蓋をし、を繰り返していく、

 これらの要領でヘリウム入りのブロックを組み立てていくと、

 寸法が2倍になると、翼面積が2の2乗の4倍、

 機体重量が2の3乗で8倍。翼面積荷重は2倍になる既存航空機との常識が崩れ、

 どうやって継ぎ目を合わせてるのかわからない機体が設計される。

  早期警戒管制機 朱雀

   全長90m×翼幅90m×全高24m  翼面積1320u

   空虚重量150t/最大離陸重量300t

   推力5488kg×16基

   最大速度830km/h 高高度時1040km/h

   航続距離41710km 12人

 この巨大デルタ翼機は、創造性と緻密な計算を必要とし、

 何よりICから組み上げたコンピュータと莫大な予算を必要とした。

 設計関係者たち

 「金さえかければ製造できるものがあるわけか・・・」

 「というより、この製造法が航空機だけでなく軍艦に応用されるので、大変な製造革新ですよ」

 「棒を一本抜くだけで解体できるのか」

 「そういう作りですよ」

 「それにしても朱雀は大きい」

 「もう、空中戦艦ですかね」

 「実態は航空機の空対空、空対艦、空対地や」

 「地対空、地対艦、地対地ミサイルを誘導する早期警戒管制機に過ぎない」

 「結局、大型レーダを載せて、長時間滞空すればいいわけですか」

 「完成したら巡洋艦並みの金額になりそうだな」

 「高価な複合素材、チタン、ヘリウムを使うからですよ」

 「しかし、こいつを格納する格納庫も離着陸させる滑走路も長大だ」

 「本当は、無人管制の空中プラットフォームを建造したいのですけど」

 「朱雀5機分の翼面積を空中で合体させて、ソーラー発電のプロペラ回せば」

 「戦闘機を空中収容できますよ」

 「空中で合体って難しいだろう」

 「空中空輸と同じ要領で行けますよ」

 「ベクトルと相対速度がゼロなら音速でも止まってるのと同じですから」

 「「「・・・・」」」

 

 

 ポナペ島

 滑走路をエンテ・カナード型のジェット戦闘機が飛び立っていく、

  陽炎

   空虚重量6620kg/最大離陸重量13000kg

   全長14.1m×全幅8.4m×全高4.5m 翼面積30u

   推力5400kg  速度2450km/h  航続距離 800km〜3000km

   25mm機銃 ハードポイント8基

 関係者たち

 「結局、単発機か」

 「単発機の方がエンジンのデーターを蓄積しやすい」

 「とりあえず、開発しましたって?」

 「世界最高峰の戦闘機だぞ。離着艦もできるし」

 「しかし、量産は決まってないんだろう」

 「まだ試作生産かな」

 「ICは?」

 「そっちも試作生産の使ってる」

 「なんでそんなに時間がかかるんだ」

 「扶桑と高千穂の移民のせいかな」

 「本土の人口を半減させたら、もう、経済はどうにもならんよ」

 「戦争需要がなかったら経済は潰れてる」

 「もっと財閥に資本を集中させて、開発を急がせればいいんだ」

 「それがね。東京一極集中を嫌がってる勢力がどんどん大きくなってるし」

 「危ない仕事したがる日本人はいないし」

 「使えそうな朝鮮人は原発関連要員を残して、全部、追い出したからな」

 「残してると悪さすするんじゃないの」

 「放射性物質扱ってるから、長生きできないと思うよ」

 「それにナイジェリア人も・・・」

 「「「「・・・・」」」」 ため息

 「もう、核兵器は足りてるだろう。原発やめようぜ。危ないわ」

 「扶桑と高千穂で市営崩壊熱発電を欲しがってる自治体が多くてな。特に離島・・・」

 「ケインズそのまんまだな。穴掘って埋めるだけって」

 「発電するならケインズより悪くないだろう」

 「それにアメリカが原子爆弾を作って実験してるからな」

 「どのくらい作る気なのかわからんし。放射線障害の警告をしても実験してる」

 「逆にドイツの方が物わかりがいい、原爆の実験を自粛している」

 「外部被曝は、よほど長生期間浴び続けるか、線量が大きくない限り無視できるだろう」

 「しかし、内部被曝は別だ」

 「呼吸で肺に入ること肺癌になる確率が高くなる」

 「経口は、甲状腺癌が顕著になるだろうし」

 「セシウムとプルトニウムとはほとんど排泄される」

 「しかし、ストロンチウムは骨の材料になりやすく、骨髄腫、白血病になる可能性が高い」

 「アメリカは兵士たちの肺癌増加の原因の7割から9割を喫煙のせいにしてる」

 「嘘ばっかりだな。7割から9割は、核実験と、時々ベントしてる原発のせいだろう」

 「ふっ 本当のこと言ったら暴動になるだろう」

 「しかし、放っておいたら気流や海流に乗って日本や高千穂に流れていくだろう」

 「ドイツと共同で、核実験の警告を続けるしかないな」

 「それはそうと爆撃機開発は?」

 「潜水艦発射弾道弾で十分足りるので、爆撃機は示威以上のモノはないと思いますね」

 「しかし、爆撃機は欲しい」

 「まだ予算の都合がつかないらしい」

 

 

 高千穂

 標高660mほどの高原の湖を囲むように州都 条京(じょうきょう)が作られていた。

 街の中心の一角に日本連邦の特高警察の施設があった。

 特高警察は、国家を人体で例えるなら白血球のような仕事を担当していた。

 特高にとって、敵と味方は、国粋主義、民族主義、国権、民権の狭間で揺れ動いていた。

 その仕事は、白色テロも含まれ、

 特高が行き過ぎれば共産主義と民主主義者の見分けもつかず殺戮し、

 独占企業と資本主義の見分けもつかず潰してしまうことにもなりかねず、

 アレルギーのような反応を起こし、国と民を殺してしまう。

 そのため、衆議員に干渉され、内閣の総意を遂行する、ということになっていた。

 「アフリカ大陸のフランス領の朝鮮人1000万の内100万が高千穂周辺に集まりだしている」

 「アルジェリアは最大でクダラ戦線」

 「ペナンはピョンヤン戦線。ニジェールはテジョン戦線」

 「チャドはプサン戦線。カメルーンはソウル戦線を名乗ってる」

 「それぞれ、アメリカ、イギリス、フランスの支援を受けているようだ」

 「普通のアメリカ人、イギリス人、フランス人はアフリカ大陸に興味があるわけじゃない」

 「正確にいうならユダヤ資本の支援だろうな」

 「人口比ならブラジルに移民させた朝鮮人が1500万で一番多いと思うが」

 「イタイプダム建設で相当死んだはずだがな」

 「ユダヤ資本で支援されて、また増えたんじゃないか」

 「ブラジルの朝鮮組織は、シラギ戦線らしい」

 「どちらにせよ。朝鮮人に囲まれてるのは面白くない」

 「高千穂の日本人人口3000万だが、性格的に負けてる気がする」

 「日本人の人口がもっと増えないとな」

 「仕事のし過ぎで少子化してるんじゃないのか」

 「家は内地より大きいはずだから、そんなはずはないと思うが」

 「やっぱり忙しいせいだろう」

 「問題は、ニジェールかチャドのどちらか、鉄道を通してリビアに行くというものだが」

 「鉄道建設は、そんなに重要なことかね」

 「イタリア領リビアまで鉄道を通せれば、イタリアからドイツ帝国まで行ける」

 「例え、アメリカ、イギリス、フランスに包囲されても孤立せず済む」

 「ドイツとイタリアも高千穂からアルゼンチンへの空路と海路を欲している」

 「つまり、日独伊連結のカギは、ニジェールとチャドになるのか」

 「しかし、ユダヤ資本はそのことに気付き、朝鮮投資を行って妨害しようとしている」

 「じゃ こっちはドイツ、イタリアと組んで非朝鮮族系のアフリカ人を支援しなければならないか」

 「そういうことになるが人口のほとんどが製造部門、サービス部門にとられている」

 「警察のような部門は人材不足が激しい」

 「「「「・・・・」」」」

 高千穂自治州は、アフリカ大陸フランス領からの朝鮮人の侵入に業を煮やし、

 “法務省は財政悪化により”

 “保証金を警察署預けてない不法滞在者の死因は全て病死とする”

 と公表してしまう。

 警察に不法滞在を届ければ強制送還されてしまうため、

 事実上、不法滞在者の死因捜査を拒否する内容になった。

 

 彩亰(ラゴス)港

 高千穂州の主要港は、防衛上の理由で瑞州(ニジェールデルタ)に移行しつつあった。

 しかし、彩亰(ラゴス)港は、地の利で最大の港だった。

 港湾は巨大なガントリークレーンが整備され

 湾内は百数十隻の船舶が浮かんでいた。

 様々な製品が船から降ろされ倉庫に入れられるか、鉄道に載せられていく、

 鉄道は内陸に向かって伸びており、

 内陸の作物が船に載せられ、国外に輸出されていた。

 ドイツ海軍の4000t級シュトゥットガルト型潜水艦が入港していた。

 軍艦の外交訪問で国家の意図を読み取ることができた。

 威嚇力の強い水上艦でなく、

 潜水艦を派遣したことでドイツの意思とドイツ海軍の方向性を垣間見ることができた。

 ドイツ人海軍将校と日本人将校

 「ナイジェリアを一回りしましたが、素晴らしい勢いで近代化してますね」

 「特に環状線の内側」

 「環状線の外側に現地民を移動させてますから」

 「よくもまあ、これだけの日本人を移民させられたものです」

 「内地の日本人は政府に抑圧されてるように感じてるのでしょう」

 「自由主義者と民主主義者が高千穂に集まりやすい傾向にあるようです」

 「しかし、内地の貧富の格差で作った安全保障負担の恩恵が高千穂防衛ですから暢気なものですよ」

 「恐怖は忘れられにくく。恩恵は忘れられやすいですからね」

 「まったくです」

 「ところで、フランス領インドシナとオランダ領インドネシアの戦力強化はどうなのです」

 「日本と高千穂を分断するだけの戦力を有してるようですが」

 「ドイツのおかげで、両地域の白人は急増して国力が増加しているようです」

 「日本が両地域の社会基盤を建設し、武器弾薬を売ってるのでは?」

 「日本は資源がありませんし」

 「産業を拡大しなければ日本の国力を大きくできません」

 「まぁ 我が国も苦しいので気持ちはわかりますよ」

 「ところで、日本の領海でアメリカ潜水艦が何隻か行方不明になっていると聞いてるが」

 「・・・日本領海は、海流が強いので操艦を誤ったのでしょう」

 「むしろ、どうやってるのか知りたいね」

 「我が国の漁船の網が領海内で切られることがよくあるそうです」

 「スクリューに漁船の網が絡まって動けなくなったのでしょう」

 「浮上もできずに?」

 「網が何かに引っ掛かったんじゃないですか」

 「「・・・・」」

 「「・・・・」」 にまぁ〜

 

 

 上海 ユダヤ人街 サッスーン・ハウス

 華僑資本、イスラエル資本、日本資本、ドイツ資本、

 アメリカ資本、ソビエト資本、イタリア資本、フランス資本の代表が調印し、

 元華銀行の設立が決まる。

 出資の6割を出資した華僑資本が代表権を握り、残り4割を各国が出資していた。

 日本人銀行関係者たち

 「なんか、嫌な感じだねぇ」

 「国別では目立たないが実質ユダヤ資本が2割を占めてるし」

 「どの程度かわからないが、華僑資本の一部もユダヤ資本に支配されてると思う」

 「残りの2割は日本、ドイツ、イタリアとアメリカの資本の一部・・・」

 「日本の出資は少なくないが、全体に占める割合は5分程度だろう」

 「大丈夫なのか?」

 「元華銀行が大きくなれば、株を持ってる日本の配当も自動的に増える」

 「成長株だからもっと買ってもいいのだけど、政府は警戒している」

 「しかし、よく蒋介石は認めたものだ」

 「中国は、北のカザークと南のフランス領インドシナの脅威にさらされてるし」

 「蒋介石は、中国支配をするには味方が必要だし」

 「味方を得るには巨大な利権構造が必要だ」

 「そして、巨大利権構造は、技術と機材がなければ難しい」

 「蒋介石は、逆臣と不満を抱える国民から身を守るため外資に頼るしかないのだろう」

 「日本がそうならなければいいがね」

 「日本国内に内患は少ないよ」

 「競争は激しいが利権を集中させないようにすれば歪みや淀みはなくなるだろう」

 「利権を大きくしないと安全保障で泣きたくなるがね」

 「海凰の2番艦雷凰の建造は決まったし、それほど酷くはないだろう」

 

 

 

 ブラジル

 世界最大のイタイプダム建設後期、労務者人口は半減し、

 朝鮮民族はブラジル全域へと広がり、様々な職に就いていた。

 しかし、性格的な独の強さが災いしてか、あちらこちらで摩擦を起こし、

 マフィア稼業になることが少なくなかった。

 そして、ユダヤ資本にとって都合の良い駒として使われ、

 ブラジル全域でユダヤ資本浸透が強まっていた。

 対し南米大陸のもう一つの雄、アルゼンチンは、ドイツ、日本、イタリアの外資参入が強く、

 徐々に国力を増加させていた。

 朝鮮民族シラギ戦線

 世界各地の朝鮮人戦線代表が集まっていた。

 日の丸が揚げられ、火が点けられると燃え出す。

 まんせー! まんせー! まんせー!

 「日本をやっつけるニダ!」

 「日本をやっつけるニダ!!」

 「日本をやっつけるニダ!!!」

 「日本に潜入できないニダ」

 「何としても日本に潜入しなければならないニダ」

 「そして、日本の内部を食い荒らすニダ。日本の両班になるニダ」

 「日本は、遺伝子を使った国民総背番号を使っているニダ」

 「銀行も市役所も企業もパスポートも全部、総背番号ニダ」

 「ユダヤ資本に日本円を貰っても、地位を得られないニダ」

 「どうしたらいいニダ」

 「そうニダ。ブラジルの新聞に日本の悪口を一杯書くニダ」

 「それで?」

 「ブラジルで日本の悪口を書くのをやめて欲しいのなら、官邸機密費をくれって脅すニダ」

 「くれるニダカ?」

 「日本の大新聞は、みんなやってることニダ」

 「官邸機密費をくれなかったら首相の悪口書いて引き摺り落とすニダ」

 「官邸機密費をくれたら首相を褒めるのが日本のマスメディアニダ」

 「朝鮮戦線は、それを国際的にやるニダ」

 「日本が官邸機密費を朝鮮戦線にくれるまで悪口を書きまくるニダ」

 「「「「・・・・・」」」」 にやにや

 「ほかにも金儲け考えるニダ」

 「山賊は無理ニダ。海賊するニダ」

 「日本商船を襲うニダ」

 「し、しかし、国際的に通用する大義名分が必要ニダ」

 「「「「「・・・・・」」」」」

 「日本がやっていて、世界がやっていないような・・・」

 「「「「「・・・・・」」」」」

 彼らが日本のクジラ産業に気付くのはしばらくしてからだった。

 

  

 日本の領海で潜水艦救難艦 千早 がクレーンを降ろし、

 アメリカ潜水艦を引き揚げていた。

 アメリカの重巡洋艦トレド、ロサンゼルス2隻は領海外で留まるよりなく、

 非武装のアメリカ政府調査船のみが近くで見守っていた。

 救出された2424t級バラオ級潜水艦の乗員は全て窒息死しており、

 日本海軍で調査後、アメリカ海軍に返還されることが決まっていた。

 

 重巡洋艦トレド 艦橋

 「艦長。ジャラオの浮上に成功したそうです」

 「いったい、どうやって沈めたのだろう」

 「これで4隻目ですからね。もう、潜水艦艦長は日本領海潜入を嫌がってますよ」

 「弱小海軍のくせに艦艇は領海に入るなか、強気だな」

 「水上艦艇は弱小でも日本潜水艦は脅威ですよ」

 「未だにソナー探知できていない上に、浮上航行中の潜水艦すら発見していないのですから」

 「じゃ この艦もその気になれば撃沈可能ということか」

 「単純に “いない” と、思いたいね」

 「そういう仮定で指揮されると撃沈されそうで怖いのですが」

 「こういう状況下なら “いる” と思った方がいいかもしれないが、お化けに怯えても失敗する」

 「艦長。ハード・タックより入電です」

 “ジャラオに損傷なし”

 “漁網がスクリューに絡まって、乗員はすべて窒息死している”

 「了解した」

 「何度も何度も・・・なんで、浮上できなかった?」

 「重石でもついてたのでしょう。引き千切れない網の方が脅威ですが」

 「艦長。千早がジャラオの曳航を開始しました」

 「では、千早に続いて東京湾に入港するか」

 「ええ、早めにジャラオを返還してくれるのならいいのですが」

 「返還を急かす為、東京湾に入港するのだろう」

 「日本が原子爆弾を保有してるのは本当なんでしょうか?」

 「製造している国じゃなければ知らない情報を知ってるそうだ」

 「つまり、日本は原子爆弾を製造してるということだろう」

 「「「「・・・・」」」」

  

 

 この頃の日本の工業製品は、欧米列強の工業品の精度と並び、

 高度な精度を必要とする軍用機も遜色なかった。

 この時期のジェット戦闘機は、黎明期で信頼に足らないものであり、

 最新のジェット戦闘機は機密で輸出などできなかった。

 日本の瑞風の売却が決まると、

 独立したばかりのインドが購入し、

 オイルマネーを手にした中東諸国や

 アメリカ合衆国の圧力から脱したい南米諸国も瑞風購入の検討を始める。

 黄河戦線

 中国は、中カ戦争の最中で、もっとも戦力を欲する国であり、

 国民軍の滑走路に瑞風が並んでいた。

 「素晴らしい機体ある」

 「この機体ならカザーク空軍に負けないある」

 「でも酷いある。日本は、瑞風をカザークにも売ってるある」

 「偏った味方をすると一方に憎まれるだけだから、金次第にしました」

 「日本人は酷いある」

 「このままだと世界は白人の世界になってしまうある」

 「しかし、カザークは南下する予定はないと」

 「そんなの嘘ある。本当は南下する気ある」

 「フランス領インドシナのフランス軍も北上する気ある」

 「いやぁ 大丈夫でしょう。軍事力は中国が上ですし」

 「そんなことないある。華僑銀行に造幣権を奪われて、もう、駄目ある」

   ※ 元華銀行  華僑・ユダヤ資本・アメリカ・イギリス・日本の国際銀行連合群

 「なんで、華僑銀行に造幣権をやったんだ?」

 「蒋介石が一服盛られて、つい、サインしたある」

 「はぁ?」

 「白人との会談は注意しないと一服盛られて、変な書類にサインさせられるある」

 「「「「・・・・」」」」

 「蒋介石国民党は地位と利権と交換で、国を銀行に売り渡してしまったある」

 「「「「・・・・」」」」

 

 

 

 

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 月夜裏 野々香です。

 面白い動画を見つけました。

 こういうのが好きなんですよね (笑

 なんていうか、経済は弱肉強食なんで、

 公平さと発展性は、政治決断が必要ってことでしょう。

 ケインズvsハイエク

 

 ケインズvsハイエク 第2ラウンド

 

 バイオ燃料は、1Ha当たり、トウモロコシの0.2t、アブラナ(菜種)の1.2t、アブラヤシの6t、

 圧倒的に効率がいいのは微細藻類で、1Ha当たり58tから136t

 1858年 ドイツのキュッティングが発見した藻類ボトリオコッカスは、

 1haあたり年間118tの炭化水素(ボトリオコッセン:石油)を光合成で作り出す。

 おおお、これは、って、戦記の書きようもあるのですが (笑

 

 最近、筑波大学教授の渡邉信らのグループが発見したオーランチオキトリウムは、

 なんじゃこりゃ!!!

 というレベルの藻のようです。

 海水で10度から30度、餌になる有機物を与えると

 1haあたり年間最大約1万tの炭化水素を作り出せる藻なのですが

 培養面積2万haで日本の年間石油消費量を賄える、

 日本の耕作放棄地は38.6万haあるので十分足り、

 生産が軌道に乗れば日本を産油国にしてしまうという、

 もう戦争せんでいいやんか、架空戦記作家泣かせのような藻です (笑

 小説ジャンルがどうなろうと、どうでもいいのですが、

 既得権益の聖域で食べてる人たちは、ピラミッドが崩されそうと戦々恐々、

 滑稽な行動をとらなければいいのですが (笑

 

 

 ユダヤ海軍

 戦艦8隻、小型空母1隻、強襲揚陸艦6隻、軽巡17隻、駆逐艦36隻、

 ルベン(金剛)、シメオン(比叡)、イッサカル(榛名)、ゼブルン(霧島)、

 ダン(伊勢)、ナフタリ(日向)、ガド(扶桑)、アシェル(山城)、

 ガリラヤ(鳳翔)

 メギド(神州丸)、アララト、シナイ、オリーブ、モリヤ、ゲリジム、

 アフェク(天龍) カナ(龍田)

 ツロ(球磨) アコ(多摩) ハモン(北上) ハロシェテ(大井) ケデシュ(木曾)

 シロ(長良) キネレテ(五十鈴) ハマテ(名取) ラマ(由良) ラマ(鬼怒) リモン(阿武隈)

 ヨクネアム(川内) ガテ・ヘフェル(神通) シムロン(那珂)

 サリテ(夕張)

 峯風、澤風、沖風、島風、灘風、矢風、羽風、汐風、

 秋風、夕風、太刀風、帆風、野風、波風、沼風

 神風、朝風、春風、松風、旗風、追風、疾風、朝凪、夕凪

 睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、

 文月、長月、菊月、三日月、望月、夕月

 

 

 

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第17話 1948年 『利権を守って国と民を滅ぼす』
第18話 1949年 『ケインズは脂肪肝、ハイエクは動脈硬化』
第19話 1950年 『ファビョンウィルスで人類絶滅、世界征服ニダ♪』