月夜裏 野々香 小説の部屋

    

神がかり系 仮想戦記 『神籬の木仙』

 

 第41話 1961年 『人の国の金庫に手ぇ突っ込んでんじゃねえ!』

 日本と海外地の工業製造力が高まるに連れ、

 世界の資源が日本と海外地に集まり、

 加工された産物が国内で消費しきれず世界へ輸出された。

 各国は、日本の軍事力によらない経済攻勢で採算性が悪化し、生産力を潰されていく、

 むろん、関税を上げるとか、国民に再分配し、

 国産を買える程度、賃金を上げるなら日本の輸出攻勢に対抗できたかもしれない。

 しかし、優れた機械部品は、優れたスペックを保障する、

 日本の優れた機械製品が第三国に輸出され、

 アメリカ合衆国に届かなければ、アメリカ合衆国だけが成長から遅れかねず、

 アメリカ産業は、日本製品を望み

 金融業も確実な蓄財である幸幣の輸入を望んだ。

 

 

  

 東京湾

 百数十隻の船舶が停泊していた。

 ガントリークレーンが貨物船から資源を降ろし、加工された製品が船舶に積載していく、

 タンカーから重油がタンクに給油され、産油国へ出港していく、

 巨大産業は、大資本と、膨大な資源と、設備投資と、優秀な労働力を必要とする。

 産業の一部を海外地に分担させたものの

 工業生産の8割は、日本本土でなされていた。

 港湾を臨む寂れた旅館は、潰れずに残っていた。

 潰れないのは、特別高等警察の秘密基地だったからで、変装した特高が出入りしている。

 目線の動きと、身の振りで、一般人でないのだが、営業マンを装っている。

 特高の対象は、対人から対企業に移行していた。

 早い話し、個人の人権と私財は、尊重されるものの、

 反日系企業と団体は、税の控除がされることがなく、

 関連企業や団体から村八分にされていく、

 特高たち

 「ああ、くたびれた・・・」

 「なんか紛れ込んだとか言われてもな、ちょっと数が大するよ」

 「国の成長に文句を言うつもりはないよ」

 「しかし、抜き打ちがコンテナ1000個にコンテナ1個の検査とか、もう駄目だな」

 「なにが入ってるか、企業任せにするとか、安全保障上の危機だと思うね」

 「麻薬とか、密航者とか、国宝とか、毒物とか、武器弾薬とか、在日連中の手に渡ったら国内が大混乱だ」

 「あいつらがいなければ、もう少し安定するのに、数が増えると相乗効果で国内政治が悪化する」

 「つーか、俺の休暇を返せ」

 「日本から追い出せって言ってるのに、なんでわからんかな」

 「だから、アメリカ籍、イギリス籍、ソビエト籍が手引きしてるのが大きい」

 「それに国際連盟の代理人や職員は、対象外だから」

 「もっと、特高を増やさないとダメだろう」

 「予算がな。とういうより、人材不足だ」

 「一般校の中にスパイ養成学校を学科を作る話しは?」

 「スパイは秘匿しないとな。学校で、敵に人員を教えるのはダメだろう」

 「だから基本秘匿要員の招聘と、学校出要員の二重構造になるんでしょ」

 「勧誘して、教官してだと、真面目に疲れる」

 「教官っていってもなぁ 電子計算機とか、勧誘した奴に教わるとかだろう」

 「時代の流れじゃないか」

 「それに勧誘だと、どうしても主観が入る」

 「それはそれとして、電算に強い奴が、もっと、いるような」

 「お前、コンピューター企業に行って、勧誘してこいよ」

 「仮に見つけて勧誘してきたとして誰が訓練するんだ。電子計算は、皆、素人だろうが」

 「まぁ そうだけど」

 「それに教官役やる時間なんて・・・」

 電話が鳴る

 「もしもし、十円五十銭の田中です」

 “団子屋の竹内だ。交代だ”

 「すぐ、戻ります」

 かちゃ

 「ふっ 休む暇もないのにザルザルか」

 「むかしは、船一隻に何人も付けられたのに」

 「もう、遠い記憶の彼方だな」

 男たちは、重い腰を上げると、旅館を出て行く、

 

 

 

 深夜

 手が堤防の上の現れ、男たちが水密袋から衣類を出して着替える

 「ここが、ウェノム(倭奴)、チョッパリ(ブタの足)の国ニダ」

 「恐ろしいニダ。とっても高いビルがたくさんあるニダ」

 「早速、利権団体にヨイショして。地位と名誉と財産を手に入れるニダ」

 「そして、ウェノム大王と、チョッパリ総理を悩ましに行くニダ」

 「ちょくちょく政権交代をさせれば、日本人は、嫌気がさして、政治を顧みなくなるニダ」

 「その時が、チャンスニダ」

 「権力の座についたら、日本人を差別して殺してやるニダ」

 「死ぬまで追い掛け回し、踏み躙って、自殺させてやるニダ

 「日本の資産は、全部、朝鮮半島に持ち逃げしてやるニダ」

 「そして、今度こそ、日本に戦争させて、朝鮮半島を解放して漁夫の利ニダ」

 「とにかくアジトに行くニダ」

 「地図だと、この印に、お金と部屋の鍵を隠してるニダ・・・」

 「お、おかしいニダ。こんな場所に高いビルなんてないニダ」

 「とっても田舎の浜辺のはずニダ」

 「場所を間違えたニカ?」

 「こういう時は、標識を見るニダ」

 男たちは、フラフラと目的の場所を探して歩いていく、

 

 

 

 

 漠砂州 (8万3860ku)

 富嶽が漠砂州の上空を飛んでいた。

 核の時代、戦争が始まると出撃が間に合わないことから駐機している機体を戦力に数えず、

 核を装備し巡回飛行中の機体を戦力と考えていた。

 もし、漠砂州が攻撃されたとき、

 巡回中の機体が攻撃してきた国に向かって突撃し、核ミサイルで反撃する。

 その下を飛んでるのが旅客機で、

 その下をドイツや日本の飛行船が浮かんでいた。

 海路が奥地へ進むほど利用できる淡水プラントの水が増え、大地の緑が深まっていく、

 砂嵐が大地を覆うほど周辺砂漠の砂を集めて、平均標高が上がり

 数百ヶ所の人工のすり鉢は、凹の深さが増し、

 最下中心域は、300m級タウン型高層ビルが建設され、

 職員たちが農業用高層ビルを管理していた。

 広いフロアは、天井から太陽光が注ぎ、

 機械化が進み、明かりや温度や水の調整が行われ水栽培でキャベツが育っていた。

 ビル一棟で敷地面積の500倍の生産を上げ、管理は10人もいなかった。

 「サボテンばかりと思っていたけど、ずいぶん、樹木が増えたね」

 「熱帯は、水と土壌さえ足りれば、植物は、かってに育つよ」

 「しかし、このまま、公共投資を繰り返していくのか」

 「砂漠で農業作物を輸出できる国って漠砂州と亜羅州くらいなものだ」

 「このまま続けてもいいだろう」

 「紙幣が幾らあっても足りなくないか」

 「累進課税の所得税をかけて、残った分も幸幣と交換してる」

 「だから金の巡りは意外にいい」

 「しかし、金庫一杯に幸幣が溜まったら困るかもね」

 「もう一個金庫を増やすんじゃないのか」

 「そのために高層ビルを建ててるのか」

 「まぁ それもあるね」

 

 

 

 

 イギリスとフランスのアフリカ植民地が独立していた。

 必要最大限の利権は確保していたが、

 少なくとも総督府を中心にした軍事支配から企業を中心にした間接支配に移行していた。

 木仁弥州の隣国のカメルーンとガボンも独立する。

 いいように思えたがカメルーンとガボンが木仁弥州と戦争になったとしても

 宗主国のイギリスに飛び火しない、

 イギリスは、高みの見物を決め込むことができ、且つ、旧植民地の利権だけは押さえていた。

 とはいえ、今のところ、日本と、カメルーンとガボンは、独立後もそこそこ、良好で、

 林業を中心に交易が増大している。

 木仁弥州 (28051ku)

 神籬と木工12ギルドが植林をしていくと原生林が整理され、

 木工向きの樹木の植林が増え、

 計画的な伐採が行われるためか、総合すると緑が増えていた。

  椎葉豊彦(37) × 椎葉(角浦)青葉(33)  和哉(10)  桂治(7)  結衣(5)

 父親が化学コンビナートの仕事から戻ってくると、

 和哉(10)がゴライアスガエルと、そっくりな木彫りを彫っていた。

 仕事に出る前は、原型しか見ていなかったが、完成に近づくと、流石に驚く、

 「た、拓哉。これ、お前が彫ったのか」

 「うん」

 「凄いな、拓哉。今度日本に行く時、おじいちゃんに見せよう」

 「別にいいわよ。そこまでしなくても」

 妻の青葉は、そっけない。

 「いいもんか。こんな上手に木彫り人形を彫るなんて、お義父さんは喜んでくれるって」

 「きっと当たり前って思うわよ」

 「そ、そうかな。でも同世代の子供はとても彫れないし。プロの木工細工師みたいな木彫りじゃないか」

 「でも、お母さんの方が上手いよ」

 「そりゃ 年季が違うもの」

 「よかった。これで、角浦家の親族に合わせる顔がある」

 椎葉豊彦の妻の青葉は、当たり前のように考えていたが、

 和哉(10)が見事な木彫りの人形を掘るのを、ありがたがっていた。

 椎葉家も国宝級の木工細工師の出になることに違いなかった。

 とはいえ、仕事は、木工にとどまらず、専門外の分野にまで多岐にわたっている。

 仙堂家の次男智樹(29)が間借りして手伝っていたが、仕事から帰ったら、すぐ瑞森市に行くという。

 とにかく、事業が広がりすぎて、手が足りなかった。

 子供が大きくなって、仕事を分担できる頃には、もう少しマシになるかもしれないが、

 さらに複雑な事業になると思われていた。

 

 

 

 地中海の一角を占めるトルコは、大戦後、国力を伸ばしていた。

 原因の一つは、日本との取引で、

 トルコの資源である石炭、石油、天然ガス、マグネシウム、

 アンチモン、金、鉄、銅、鉛、ボーキサイトは、漠砂州の産業にとっても重要だった。

 トルコ 首都アンカラ

 ロカンタ(大衆食堂)に日本人たちがいた。

 ケバブ、キョフテ、メルメジッキ・チョルパス、

 ヤルバック・ドルマス、ジャジュクやハイダリ、ドンドルマ・・・・

 「美味い、美味い」

 「さすが世界三大料理の一つ、トルコ料理にハズレがない」

 「日本でもトルコ料理を流行らせたいな」

 「だな」

 「でもトルコ人が友好的なのが助かる」

 「日本が日露戦争で戦えたからだろう」

 「ところでトルコ林業は、どうよ」

 「国際フリーウッドの契約にサインしてるから、森林はつくりやすい」

 「トルコは、平均標高が1100mを優に超えてるけど大丈夫か」

 「漠砂州より、はるかにマシだよ」

 「まぁ 政変でゴタゴタはあったにしても、トルコ人が林業の可能性に気づいてくれたのが救いだ」

 「林業利権になるのは嬉しいけど、トルコに追い抜かれそうだな」

 「林業利権で言うなら最大は、スーダン、チャド、ニジェール、マリ、モーリタニアだな」

 「緑化してくれるのなら資源7割を持って行っていいらしい」

 「あと、エジプトとリビアもなかなか大きい、アルジェリアも戦争が終わればいけるはず」

 「ヴィシーフランスは、アルジェリア戦で必死みたいだけど」

 「そりゃ 緑化の可能性があるのならなんとしてでも手放しくないと思うね」

 「ぶっちゃけた話し、漠砂州と亜羅州は緑化事業だけで、経済的には完全に独立できそうな勢いだな」

 「しかし、問題は水だよ」

 「まぁ そうだけどさ」

 「朝日と夕日の間、日陰を作るだけで、上手くいきそうじゃないか」

 「まぁね。しかし、水はいるよ」

 「木仁弥州は、いやってほど雨が降るんだけどな」

 「そういや、ドイツ企業も緑化事業を検討してるらしい」

 「まぁ 石油が入るなら緑化しても安いのかもしれないからね」

 「ところで、ドイツの例の医学情報は、どこまで入ってきてるの?」

 「ジーンリッチ?」

 「そうそう」

 「んん、ドイツ人を人工的に進化させようって感じの研究だからな」

 「ジーンリッチ関連の情報開示はなかったから気になる」

 「お互い等価交換で、全部見せ合おうっていうものじゃないし」

 「次の次のオリンピック当たりで、ドイツ人が大量に記録更新かも」

 「そこまで進んでるのか」

 「いや、そのくらいのことがないと、予算的な対抗は、むつかしいかもね」

 「何かしたら、長生きできるとか、頭が良くなるとか、体力がつくとかあるのかね」

 「逆は、容易だけどね」

 「お前は、飲む、打つ、買うをやめれば、長生きして、頭が良くなって、体力がつくと思うぞ」

 「あはははは・・・」

 「そろそろ時間じゃないのか」

 「なんだっけ」

 「旋舞だよ」

 「旋舞ねぇ じゃ見学に行ってみるか」

 「おれは、カッパドキアの方が興味あるけどな」

 「明日だよ」

 日本人たちは勘定を済ませると店を出ていく、

 そして、30秒ほどすると、店の客が日本人の後を追っていく、

 

 

 

 

 権力が保有する紙幣に比例する資本主義、

 権力が党の階級に比例する共産主義、

 資本主義国家と共産主義国家の中間。

 民権が一定の力を持ち、資本競争ができる政体も存在する。

 こういった国は、金融と財政が国家にコントロールされ、

 利権に溺れる者が少なければ、国家予算に匹敵するような法外な資産家がおらず、

 労働力を惜しむため乞食のような生活者も少ない、

 貧富の格差は少ないものの、基幹産業が重視されやすく、

 娯楽産業と趣向品産業の資本、資材、労力は、制限されている。

 それでも機会があり、紙幣を持てば一国一城の利権屋になる要素がある、

 代表的な国は、ドイツ、日本、イギリス、イタリア、エストニアがあった。

 これらの国は、国民国家で、金融と財政で、

 資本、資材、労力を国策に向けて傾倒させることができ、

 採算性と合理性重視の資本主義国家が思いもよらない、

 党利党略と階級闘争の共産主義国家が成し得ない、

 市場経済を合わせた公共投資を行使できた。

 

 北大西洋 サルガッソー海域

 ビルほどの支柱を数百本も持つ洋上プラットフォームが建設されつつあった。

 例え、波がなくてもプラットフォームの規模が全長3000m×全幅400mあると、

 中央域の海面は盛り上がり、両端は盛り下がって、

 25cmから26cmほどの高低差が生じ、角度が生じる。

 この軋轢を減じるなら中央域の吃水を僅かに下げ、水平にする必要があった。

 もっとも波の高低差は、海面曲線より大きく、洋上プラットホームを疲弊させる。

 ドイツが多少のリスクのある洋上プラットフォームの建設に至った経緯は、

 サルガッソー海が穏やかな海だったこと、

 アメリカとイギリスとアフリカ諸国と南米を分断し、

 南極開発の支援と、中南米諸国への影響力の増大と、

 既に日本が中南米に足場を築いていたことがあって、

 日独連絡の強化も含んでいた。

 いくつもの特典が重なったことで、巨大なプラットホームが船に引かれ、

 サルガッソー海で待つ別のプラットフォームと接合工事が始まる。

 ドイツ軍将校たち

 「でかい建造物になりそうだな」

 「潜水艦母艦と違って、身動きが取れないのが問題だよ」

 「それに核戦争になったら最初にやられそうだ」

 「やられる前にやり返すさ」

 「それならいいがね」

 「核戦争は起こせないよ。互いにね」

 「戦略爆撃機を駐機できるし、飛行船も駐機できるから悪くない」

 「日本に反発は?」

 「日本の強化ガラス繊維も普通に買えるし、特にないようだ」

 「アメリカとイギリスの反発の方が怖いか」

 「アメリカはフィリピン戦争で忙しく、イギリスは力を失ってる」

 「ヴィーシーフランスもアルジェリア戦争で難癖つけてこないだろう」

 「じゃ 今のうちか」

 「そうなるでしょう」

 

 

 

 

 ハーバード大学ドル紙幣教会

 “唯一絶対にして万能なるFRBの神よ”

 “大天使ロスチャイルド、ロックフェラー、モルガンよ”

 “全ての人間を牧童と狼と牧羊犬と羊に分けて奴隷と化す紙幣よ”

 “全世界を統治する根源よ”

 “さて”

 “政治が健全で、国民が強靭だと、国家の規制枠で競争にさらされ”

 “政官財の利潤は小さいわけだ”

 “国家と国民を弱らせなければ、利権を強化できない”

 “軍需産業を守るなら戦争を起こすことだ。その際、尊い犠牲が必要になる”

 “ゼネコンを守るなら橋やトンネルやビルを壊せばいい。その際、尊い犠牲が必要になる”

 “金融独裁を守るなら国債を発行せず、紙幣発行を減らせばいい。その際、尊い犠牲が出る”

 “その際、逆張りをかけて儲けることを忘れてはならない”

 “尊い犠牲者の中に無垢な一般人だけなく、政敵がいれば最高だ”

 “諸君。利権は、聖書の言うところの守るべき生命の木なわけだ”

 “利権は命懸けで守るべきもので、国民をぶっ殺してでも、他国民をぶっ殺しても守るべきものだ”

 “全てにおいて、原因があれば結果がある”

 “目的があって、手段がある”

 “諸君。物価を上げるインフレーションは起きるものではなく、起こすものだ”

 “紙幣価値を上げるデフレーションも起きるものでなく、起こすものなのだ”

 “選民と被選民を分けるスタグフレーションも起きるものでなく、起こすものなのだ”

 “では、インフレーションはどうやって起こすのか”

 “主要な方法は二つある”

 “一つは、資源の高騰で起こる製造原価の上昇だ”

 “もう一つは、賃金の昇給だ”

 “真っ当な企業は、売り上げを増やし、黒字に持っていく努力をするだろう”

 “あるいはリストラや合理化を迫られるが、市場にも合理化にも限界がある”

 “そして、やむを得ず商品単価を引き上げなければならない”

 “これがインフレーションだ”

 “次に紙幣の印刷を減らし、紙幣価値を上げるデフレーションを起こしてみよう”

 “海外投資を促進させ、社会資本を減らしていくとデフレーションが起きる”

 “流通している資本は利権者に集まっているのに。新たな紙幣が供給されない”

 “紙幣が高騰し、貧困層の所得と蓄財が減りモノを買えなくなる”

 “これがデフレーションだ”

 “インフレーションとデフレーションは、その地位にいるなら、実に単純に起こせる”

 “それではスタグフレーションは、どうやって起こすか”

 “スタグは少し複雑だが、中央銀行、税政、大企業が結託すれば、起こせないわけではない”

 “まず必要なのは、企業や商店の法人税を小さく、税控除枠を大きくすること”

 “要は、財政や税制を利用し、所得格差を二分化する必要がある”

 “まぁ どこで線引きするかだが、正規雇用と非正規雇用で分けるのが一般的だ”

 “国民の富裕層3分の1を低所得層3分の2の倍の所得にする必要がある”

 “この状態で、カルテルを利用して石油や原材料の値段を上げ、物価を高騰させていく”

 “公務員と大企業は、安定した利権で、財力に余裕があるのに、労働消費者は余裕がなくなる”

 “利権者は高級品を買いやすく、中級品は減って、非利権者は低級品を買うしかなくなるだろう”

 “海外から低所得者用の劣化低価格品を買えるならやりやすい”

 “そして、原価の高騰により利潤の大きな正規雇用向け商品ばかりが棚に並び”

 “非定期雇用者と低所得者は、商品を買えなくなり、サービスも受けられなくなるだろう”

 “これがデフレーションだ”

 “既に何度も実験しているので、だいたい、上手くいくだろう”

 “もし、日本とドイツを植民地化できるなら正規雇用と非正規雇用に分けで互いに憎み合わせ”

 “スタグフレーションをこじらせれば、対外戦略を立てられなくなるから好都合だ”

 “どうせ、国家経済を考えない、利権漬けの経済学者は、わからんだろうが”

 “では、なぜ、こういったインフレ、デフレ、スタグといった現象が起きるのか”

 “もとい、なぜ、起こすかというと、民主主義だからだ”

 “利権者に都合の悪い、気に入らない統治者が出現すると”

 “経済を悪化させて国民の反感を増やし”

 “利権者にとって都合のいい、統治者にすげ替えるためだ”

 “故意にインフレーションと、デフレーションやスタグフレーションを起こし”

 “邪魔な統治者を不人気に追い込み。辞任させるためだ”

 “我々の利権を国家からも民衆からも守る聖域とさせるためだ”

 

 

 

 タウン型高層ビルは、1000軒分の居住区画と、公共施設とサービス区画があって、

 それ自体が、一つの村になっていた。

 ほかにも幾つかの効果があった。

 海外地と過疎地にタウン型高層ビルを建設することで人口を移動させ、地方都市の地価を上げ、

 過疎化する都市圏の地価を据え置きか、押し下げることができ、地域格差を是正できた。

 タウン型高層ビルは、必要な公共施設とサービスが含まれ、

 生活物資のほとんどを中で購入でき、外に出る必要すら感じさせずに済んだ。

 フロアは天井から太陽光を偏光させた光が降り注ぎ、

 室内栽培が行われる区画があって、

 寒冷地は、熱帯作物が栽培され、

 熱帯地では、寒冷作物が栽培されるなど、食生活を多様にさせていた。

 タウン型高層ビルは、補助金制度が確立され、

 平屋に住むより電気代と水道代が抑えられるような作りで、

 一軒が6、7人が住めるような空間があった。

 そのため、海外地や過疎地に作られたとしても居住希望者が多く、

 毎年、数千戸が平屋からタウン型高層ビルに引っ越していく、

 都市圏の過疎化が進むと、工場増設も思いのほか進んだ。

 任那州 瓜生(ココ)島(46.6ku)

 10棟目のタウン型高層ビルが建設されようとしていた。

 1棟が1000軒であるため、人口は40000人くらいになりそうだった。

 地下網は軍用地だったことから、

 タウン型高層ビルの居住者の3分1の1は、軍関係者が占めていた。

 共有フロア

 テーブルに囲碁や将棋盤が置かれ、居住者同士が楽しんでいた。

 ぱち!

 「今度、村同士で野球大会をするらしい」

 「村同士なの? 職業対戦じゃなく?」

 「それこの前にやったから、今度は村対抗」

 「職業別なら気心知れてるからわかりやすいけど、村対抗は、どうやって、選んだものか」

 ぱち!

 「当然、組合主導じゃなくて。村長主導になるよね。まぁ 選抜大会はしないとダメなんじゃない」

 「組み合わせも、昨日の敵が今日の味方、昨日の友が今日の敵か」

 「しかし、高層ビルも、もっと建てるらしいから、野球大会一つやるのも大騒ぎになるだろうな」

 「結構、多いよね。ココ島」

 ぱち!

 「まぁ 最悪の時、任那の避難所も兼ねてるしね」

 「いや、ここが真っ先に核ミサイルが飛んでくるんじゃないの」

 「結構、頑丈に作ってるらしいけど、そのへん、どうなんだろう」

 「直撃受けたら流石にまずいでしょう」

 ぱち!

 「まぁ そうだけど」

 「500m級を建設できるくらいの技術で、300m級を建設してるらしいけど」

 「火山島だし、500m級は、流石に怖くないか」

 「そうだけど、一度に噴火するわけじゃないし、予備の高層ビルをたくさん建てるみたいよ」

 「ゼネコン利権もよくやるよ」

 ぱち!

 「海外地や過疎地だからうまみがないらしいよ」

 「それで、数を作るらしい・・・」

 「おい、ここ、二歩になってないか」

 「「あ・・・」」

 「「「あ〜 あ〜」」」

 「何手、指してんだよ」

 「ずっと見てたお前らも気づかなかったくせに」

 「「「あはははは・・・」」」

 

 

 

 

 東京 国際連盟

 アフリカ諸国が独立し、国際連盟に加盟すると少しずつ賑やかになっていく、

 平安宮の周りに新しいコテージが建てられていた。

 今回の主要議題は、国際的な焦点になってるフィリピン戦争でなく、

 アメリカのゴリ押しで経済となった。

 多くの国々の代表が反発したが、アフリカ新興国は貧乏で、

 ポケットに緑色の札束が入れられると、次の機会にしてしまう。

 「世界経済は共産主義の台頭により悪化している」

 「アフリカ諸国は、共産ゲリラによって犠牲者を出している」

 「異議あり、アメリカ資本主義の陰謀だ」

 「そうだそうだ。アメリカが悪い」

 「何を言う共産主義が悪だ」

 「なんだと!」

 「まぁまぁ そこでだ」

 「この危機的状況から立ち直るには、国際的な協調が必要だ」

 「太平洋の幾つかの国家が国際経済連携協定を結ぶ趨勢にある」

 「「「「・・・・」」」」

 「ああ、別に国際協調とかじゃなく、必要な資源を取引できて」

 「金融と財政をまともにやれば、経済は安定するのでは?」

 「そんなことはない!」

 「そんなことないある!」

 「そんなことないニダ!」

 「・・・・・」

 「閉鎖的な国は、もっと国を開いて国際取引をすべきなのだ」

 「それぞれの国で国情があるんだから。そこまでする必要ないだろう」

 「閉鎖的な国は、いけないある」

 「お前が言うな」

 「日本は、差別的な経済をやめるべきニダ」

 「お前が言うな」

 「日本の市場は閉鎖的だ」

 「アメリカ製品は高くて欲しくないし。中国製品は安かろう悪かろうで欲しくないし」

 「そんなことはない、日本市場が閉鎖的だから世界経済が悪化してるんだ」

 「そりゃ フィリピン戦争したり・・・」

 「フィリピン戦争は、議題じゃない!」

 「・・・反米諸国でテロしたり、麻薬売ったり、軍隊送ったりしたら世界経済は悪化するだろうよ」

 「海外に人身売買して、労働市場を奪ってたら現地人が困るだろうし」

 「テロリストは共産主義者だろう! イスラム原理主義者だろう!」

 「はいはい」

 「世界の労働市場は、中国の生命線ある」

 「はいはい」

 「日朝友好ニダ。日朝国交回復ニダ」

 「嫌だ」

 「日本が市場を開放すれば世界は、もっと良くなる」

 「いや、世界経済は、フィリピン戦争をやめて」

 「ユダヤ資本が溜め込んだお金を国民にばら蒔けば普通に良くなるから」

 「間違ってるぞ。日本代表。日本が市場開放すれば世界がよくなるのだ」

 「はぁ だから、1パーセントの資本家が、国家資産の99パーセントを奪ったら国家経済は悪化するだろう」

 「それで飽き足らず、日本の地位とか、利権とか、金が欲しいとか、意味不明だし」

 「日本が国際貢献して、市場開放すれば全世界が救われるある」

 「日本が国際貢献して、市場開放すれば全世界が救われるニダ」

 「なんで国際貢献が増えてる?」

 「国際貢献は美談だろう」

 「美談で飯が食えるか。石油をよこせ」

 「はぁ〜」 じー

 「なに困ったちゃんを見るような目で見る」

 「国際貢献は、先進国の勤めじゃないか」

 「お前の国でやれ!」

 「日本がお金を払ってくれたら、我が国のゼネコンが国際貢献できるじゃないか」

 「ふざけんな!」

 「お前らがしこたま貯め込んだ紙幣を公共投資で使えば、国家経済が潤うだろう」

 「そんなことしたら、国民が金持ちになって、権力基盤を失うだろうが」

 「そうある。権力基盤を失うある」

 「国民から追い出されるニダ」

 「だから、それは自業自得だって。国民が怒ってもしょうがないって」

 「違う、断じて違うぞ。日本よ」

 「そうある。断じて違うある」

 「違うニダ」

 「もう、なんの真似だよ」

 「あいつらは、自分で貧しくなってるのだ。自己責任なのだ」

 「家畜が騒いで飼い主に噛み付いてきてるだけある」

 「白丁は奴隷階級ニダ」

 「酷い・・・」

 「彼らを救うためにも日本の市場開放が必要なのだ」

 「なんで、日本の金をアメリカ人と中国人と朝鮮人のために使わなきゃならんのだ」

 「所得税とって、国民にばらまけよ」

 「駄目だ!」

 「駄目ある!」

 「駄目ニダ!」

 「・・・・」

 「なぁ 頼むよ。国際経済を助けると思って、日本が市場開放しろって」

 「いやだから」

 「お前たちが国民から収奪するだけじゃ飽き足らず、他国の利権を収奪してるのが問題なんだって」

 「日本が責任転嫁したぞ!」

 「日本が責任転嫁したある!」

 「日本人が責任転嫁したニダ!」

 「はぁ! 意味分かんねぇよ!!!」

 「自分の国をダメダメにして、それを日本のせいにするな」

 「とにかく、日本が市場開放して、競争しないと世界が困る」

 「困ってんのは、世界じゃなくて。お前の足元だろうが!」

 「違うある、日本の国際貢献と市場開放が世界を救うある」

 「そうだ。日本の国際貢献と市場開放が世界を救う」

 「日本の国際貢献と市場開放が世界を救うニダ」

 「なに言ってんだよ」

 「お前たちもなんとか言えよ」

 『俺も日本市場が欲しいな』 ドイツ代表

 『日本ばかり発展しやがって』 ソビエト代表

 「日本は、鎖国を解いて、早く国際貢献と市場開放するんだ」

 「そうある。現実を直視するある」

 「そうニダ。あと、日朝国交回復するニダ」

 「革命前夜だからって、日本まで巻き込むな」

 「だってしょうがないだろう! 景気を少しでも良くしないと、権力基盤が奪われそうなんだよ」

 「そうある。あの家畜どもが飼い主に歯向かおうとしてるある」

 「白丁に殺されかけたニダ」

 「だ、だから、税金を下げて、所得税をとって。それでも足りなきゃ 財産税で富を切り崩してだな」

 「日本は、共産主義だ!」

 「日本は共産主義ある!!」

 「日本は共産主義ニダ!!!」

 「な、何言ってんだよ。国民にフードクーポンじゃなくて、金を渡して競争させろよ」

 「ば、馬鹿言うな! そんなことをしては、絶対にいかん!」

 「そうある。地位を失ったら御終いある。権力基盤を失ったら追い出されるある」

 「お前ら、世界中に避難所作ってるんだろうが」

 「日本にも避難所が欲しいある」

 「どんだけの日本の株がお前らに買われてると思ってるんだよ」

 「金も日本の口座に入れて、さらに投資してるだろうが」

 「たったの5パーセントじゃ何もできないだろうが!」

 「人の国で、何がしたいんだよ! ふざけんな!」

 「自分の国で100パーセント出資して、会社を作れよ!」

 「その金を自国民にばら蒔くだけでも経済が立て直せるだろうが」

 「そんなことしたら、権力基盤が危ないだろう」

 「そうある。全員が列ばされて銃殺ある」

 「どんだけ不正腐敗して恨まれてるんだよ」

 「もう、日本しかないある。もっと市場開放ある」

 「そうだ。日本が国際貢献と市場開放すれば世界が救われるある」

 「いや、世界最後の希望がボロボロにされそうだよ」

 「そんなことないある」

 「そんなことはない。よーく、考えろ日本よ」

 「・・・・」

 「日本が国際貢献し、市場を解放する」

 「そ、それで」

 「外国の企業が潤う」

 「そして、世界の低所得者が日本に集まって働けば、日本企業の利潤は大きくなる」

 「日本の大企業は儲かるだろう」

 「海外の安い国で製造すれば、もっと、利潤が増えるぞ」

 「そうすれば、もっと安くて、いい製品が世界に並んで、世界が喜ぶのだ」

 「その通りある。世界が喜ぶある」

 「いや、喜ぶのは、一時的に貧富の格差を誤魔化せて。日本資産をカツアゲしそうなお前たちで」

 「お前たちの国民じゃないと思うぞ」

 「それに雇用を外国人に奪われたり、国内法を都合のいいように変えられては日本人の大半が困る」

 「世界のためだ。日本よ。国際貢献と市場開放してくれよ」

 「世界のためある。日本は、国際貢献と市場開放するある」

 「世界のためニダ。日本は、国際貢献と市場回復と日朝国交回復するニダ」

 「人の国の金庫に手を突っ込んでんじゃねぇ」

 「日本銀行の金庫の鍵を借りるだけだから」

 「日本銀行の金庫の鍵を借りるだけある」

 「日本銀行の金庫の鍵を借りるだけニダ」

 「ふざけんな。必要な時に出せず、不必要なときに出されたら経済が大混乱だろうが」

 「そこをなんとか」

 「そこをなんとかある」

 「そこをなんとかニダ」

 「嫌だって言ってんだろうが!!!」

 「に、日本が怒った」

 「に、日本が怒ったある」

 「な、なんなんだよ」

 「日本政権は、国際協調がないって、日本のマスコミに言いつけてやる」

 「日本政権は、世界が困ってるのに協力的じゃないと日本のマスコミに訴えるある」

 「日本政権は、弱いものいじめしてると、日本のマスコミに言うニダ」

 「アホか。どこの世界に職場を奪われるかもしれないのに市場開放する馬鹿がいるか」

 「なぁ 日本の利権が欲しいんだよ」

 「そうある。日本の利権をよこすある」

 「もう、朝鮮半島にいたくないニダ」

 「自分たちで利権を開発すりゃいいじゃん。国民に金をばら撒いて開発しろよ」

 「そんなことしたら国民が豊かになって、今度こそ、権力を失うだろう」

 「そうある。今度こそ、終わりある」

 「知らねぇよ!!!」

 「頼むからさぁ これやるから」

 「なんだよこれ」

 「緑色のドル紙幣だよ」

 「いらねぇよ」

 「これならどうある。いま、高騰確実の元札ある」

 「いらねぇよ」

 「ウォンもあるニダ」

 「絶対に! いらねぇよ!!!」

 「だいたい経済問題ってなに? フィリピン戦争を誤魔化すなよ」

 「フィリピン戦争は議題じゃない!」

 「ったく〜」

 「なぁ 頼むよ。日本」

 「頼むある。日本」

 「頼むニダ。日本」

 「お前ら気持ち悪よ。離れろよ」

 「なぁ 頼むよ。日本」

 「頼むある。日本」

 「頼むニダ。日本」

 「お前ら気持ち悪よ。離れろよ」

 「」

 「」

 「」

 

 

 

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 月夜裏 野々香です。

 木仙一族も三世代。

 孫が増えて樹霊持ち候補の囲い込みに大忙しかも、

 

 

 

   仙堂春和(55) × 山城美奈(51)

      仙堂一樹(33) × 仙堂(日吉)明美(29歳)  秋穂(10)  祐樹(7)  杏実(5)  

      仙堂智樹(29) × 仙堂(佐藤)七海(25)  慶人(6)  一颯(3)  明日香(♀)

   烏丸彰人(31) × 烏丸(仙堂)加賀美(26)  佑都(6)  杏美(3)  直樹(♀)

   角浦秋和(55) × 日向奈美(49歳)

      角浦芳樹(29)  × 角浦(伊達)早苗(25)  和樹(8)   拓海(5)  和美(2)

      角浦冬樹(26)   × 角浦(鈴木)和美(22)  亮太(5)  亮治(5)  由実(2)

   椎葉豊彦(37) × 椎葉(角浦)青葉(33)  和哉(10)  桂治(7)  結衣(5)

  

 

 

 

 近衛師団

 第01師団(東京)    第02師団(仙台)    第03師団(名古屋)    第04師団(大阪)  

 第05師団(広島)    第06師団(熊本)    第07師団(北海道)    第08師団(弘前)

 第09師団(金沢)    第10師団(漠砂州)    

 第13師団(姫路)   第15師団(亜羅州)

 第17師団(久留米)  第18師団(宇都宮)   

 第21師団(善通寺)   第22師団(木仁弥・赤道ギニア州)    第23師団(雲州・ビオコ島)

 第24師団(小倉)    第25師団(高田/仙台)  第28師団(原亜州)

 

 守備隊化

 第11師団(瑞森市)   第12師団(北欧道)

 第14師団(蝦夷市)   第16師団(熊襲市)

 第19師団(大連州)   第20師団(任那州)   第26師団(苅武市)  第27師団(大洋市)  

 

 

 

 1926年 巨済島(400ku) 済州島(1845ku) 鬱陵島(72.82ku)

 1926年 大連州(3462ku)

 1930年 任那州 フォンセカ湾 ニカラグア領地コシグイナ(400ku)

 1932年 任那州 フォンセカ湾(1200ku) 4カ国不戦条約により拡大

             ニカラグア(400ku)+ホンジュラス(400ku)+エルサルバドル(400ku)

 1932年 北欧道 カレリア地峡+フィンランド湾諸島 (6000ku)

             スールサーリ島(21ku)、ラヴァンサーリ、大・小チュテルサーリ島他

 1934年 任那州 中米7カ国不戦協定調印 (2400ku)

                任那。ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル。

                     コスタリカ、グアテマラ、パナマ、

             フォンセカ湾(1200ku)  旧ニカラグア・ホンジュラス・エルサルバドル領

             旧コスタリカ領 ココ(瓜生)島 (46.6ku)

             ブリカ(中ノ鳥)半島 (753.6ku)  旧コスタリカ領(353.4ku)+旧パナマ領(400ku)

             旧グアテマラ(沖ノ浜)領(400ku)

 1935年 熊襲市 (400ku)  旧タイ王国領対マレー国境

 1936年 蝦夷市 (400ku)  旧チリ領

 1938年 漠砂州 (8万3860ku) 旧イタリア領リビア・ブトナン県

 1939年 租界地 エストニア・イダ=ヴィル県(3364ku)50年

 1939年 瑞森市 (400ku) 旧ブラジル・オランジュ域

 1940年 亜羅州 (4039ku)   中東アラビア海

        武山(むさん)半島  ムサンダル半島  800ku    旧アラブ首長国連邦・オマーン

        和蔵(わくら)湾    アル・ワクラ湾   800ku    旧サウジアラビア・カタール

        武矢(ぶや)島     ブビヤン島    863ku    旧統合イラク・クェート

        佳(けしま)島諸島              1576ku   旧イラン

            佳(けしま)島      ゲシュム島   1491ku

            良久(らく)島      ラーク島     49ku

            辺賀(へんが)島    ヘンガム島   36.6ku

 1940年 租界地 ノルウェー・フィンマルク県(48618ku)

 1941年 北斗市 北アイスランド西部の岬(400ku)

 1942年 任那州 中米8カ国不戦協定調印 (2800ku)

                任那。ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル。

                コスタリカ、グアテマラ、パナマ、メキシコ

             フォンセカ湾(1200ku)  旧ニカラグア・ホンジュラス・エルサルバドル領

             旧コスタリカ領 ココ(瓜生)島 (46.6ku)

             ブリカ(中ノ鳥)半島 (753.4ku)  旧コスタリカ領(353.4ku)+旧パナマ領(400ku)

             旧グアテマラ・メキシコ(沖ノ浜)領(800ku)

 1943年 府穀市(800ku)  タイ湾フコク島(561ku)+(対岸231ku) 旧ベトナム帝国・カンボジア王国

 1945年 木仁弥(赤道ギニア)州(26034ku)+雲州(ビオコ)島(2017ku)  旧スペイン領

 1948年 グアヒラ半島   苅武市800ku      旧コロンビア領+旧ベネズエラ領の国境  第26師団

 1948年 グアヤキル湾  任那州 大洋市800ku 旧エクアドル領+旧ペルー領の国境  第27師団

 1948年 パラグアイ流域 原亜州3200ku      旧パラグアイ領+旧ボリビア領の国境  第28師団

 1952年 任那州 (8400ku)

        任那(1200ku)    フォンセカ湾  旧ニカラグア・ホンジュラス・エルサルバドル領 第20師団

        瓜生島(46.6ku)   旧コスタリカ領 ココ島

        中ノ鳥市(753.4ku) ブリカ半島   旧コスタリカ領(353.4ku)+旧パナマ領(400ku)

        沖ノ浜市(800ku)  旧グアテマラ・メキシコ

        蝦夷市 (400ku)  旧チリ領                                第14師団

        瑞森市(400ku)   旧ブラジル・オランジュ域                      第11師団

        苅武市(800ku)   グアヒラ半島   旧コロンビア領+旧ベネズエラ領の国境  第26師団

        大洋市(800ku)   グアヤキル湾   旧エクアドル領+旧ペルー領の国境    第27師団

        原亜州(3200ku)  パラグアイ流域  旧パラグアイ領+旧ボリビア領の国境    第28師団

 

 

 

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第40話 1960年 『手工芸造幣 財政破綻って何ですか?』
第41話 1961年 『人の国の金庫に手ぇ突っ込んでんじゃねえ!』
第42話 1962年 『金融ゾンビ帝国の野望』