一覧表 1937〜
表は、かなり重いので、分けることにしました。
この時期の艦船、戦車、航空機の大まかな概要です。
戦争で勝った側は、驕り慢心で経験則から抜けることが出来ず本質的な改革が進まず。
負けた方は、経験則に囚われずに本質的な改革が進められる。
引き分けた場合は、中途半端に革新されていくのだろうか。
そして、戦わずに儲けた国は、経験則がなく、借り物の戦訓で手探りで決めていくしかない。
アメリカ、日本、イタリア・・・・
とはいえ、戦後軍縮、スペイン風邪、大恐慌の煽りで軍事費にお金を出せるはずもなく。
アメリカなど陸軍兵力は17万程度で、日本より少ない。
日本も要塞兵団20万が主力で、機動兵団6万のために戦車を配備するかといえば、等閑で。
結局、貧しさのあまり、凶暴になっているイタリアが、貧しいなりにヘボ戦車を配備。
ドイツは、戦争で負けなかったので、少しばかり強力で、対ソビエトに備えています。
しかし、40個師団に50両ずつ配備という機甲師団といえないレベルです。
しかも機能主義で、重装甲戦車、軽装甲戦車、歩兵(砲)戦車に分かれてしまいます。
イギリスとフランスもそれぞれの事情があって、強力な戦車は、作られても配備の仕方は師団に一律という感じです。
ドナウ連邦は、山がちなので軽戦車に無理して75mm砲を装備した車両も配備するようです。※(t)は、チェコ公国の自己主張です
聖ロシア帝国の戦車ベルヌィ36は、性能は、BMWエンジンを装備して、まずまずです。
BTより強いですが、お金がないので、数が少なく、攻めるのは無理です。
兵員装甲車は、各国で様々な、バリエーションが作られまが、一番使われているのが揚子江なので生産量は、日本が一番です。
国 |
戦車 |
重量 (t) |
馬力 ディーゼル(D) |
最大速度 |
航続力 |
武装 |
乗員 |
車体長×全幅×車高 |
装甲 |
|
日本 |
97式 |
17 |
(D) 200 |
42km/h |
240km |
50口径40mm砲×1 |
4 |
5.60m×2.60m×2.40m |
20mm 〜30mm |
|
6.5mm機銃×2 |
||||||||||
聖ロシア |
ベルヌィ36 |
20 |
300 |
48km/h |
260km |
50口径40mm砲×1 |
4 |
6.64m×2.57m×2.45m |
30mm 〜40mm |
|
6.5mm機銃×2 |
||||||||||
ソビエト |
BT |
13.8 |
450 |
50km/h |
500km |
46口径45mm砲×1 |
3 |
5.66m×2.29m×2.42m |
6mm 〜22mm |
|
7.62mm機銃×1 |
||||||||||
ソビエト |
T-35(重) |
45.0 |
500 |
29km/h |
16.5口径76.2mm砲×1 |
11 |
9.60m×3.43m×3.20m |
〜25mm |
||
46口径45mm砲×2 | ||||||||||
7.62mm機関銃×5 | ||||||||||
ソビエト |
T-26(軽) |
9.4 |
95 |
28km/h |
240km |
46口径45mm砲×1 |
3 |
4.88m×2.41m×2.41m |
〜15mm |
|
7.62mm機関銃×1 | ||||||||||
ドイツ帝国 |
4号(軽) |
25 |
350 |
45km/h |
200km |
48口径75mm砲×1 |
5 |
5.52m×2.95m×2.68m |
10mm 〜50mm |
|
7.92mm機関銃×2 | ||||||||||
ドイツ帝国 |
4号(重) |
30 |
350 |
38km/h |
160km |
48口径75mm砲×1 |
5 |
5.52m×2.95m×2.68m |
20mm 〜60mm |
|
7.92mm機関銃×2 | ||||||||||
ドイツ | 4号(突) | 25 |
350 |
45km/h | 200km | 48口径75mm砲×1 | 4 | 5.52m×2.95m×2.68m |
10mm 〜50mm |
|
7.92mm機関銃×2 | ||||||||||
イタリア |
M11/39 |
11 |
(D) 105 |
34km/h |
200km |
40口径37mm砲×1 |
3 |
4.72m×2.16m×2.23m |
6mm 〜30mm |
|
機銃×2 | ||||||||||
ドナウ連邦 |
38t |
9.7 |
125 |
42km/h |
250km |
47口径37mm砲×1 |
4 |
4.90m×2.06m×2.37m |
6mm 〜25mm |
|
7.92mm機関銃×2 | ||||||||||
ドナウ連邦 |
38tU |
10 |
125 |
41km/h |
240km |
18口径75mm砲×1 |
4 |
4.90m×2.06m×2.37m |
6mm 〜25mm |
|
7.92mm機関銃×1 | ||||||||||
イギリス |
マチルダU |
27 |
87×2 |
24km/h |
257km |
50口径40mm砲×1 |
4 |
5.61m×2.59m×2.52m |
13mm 〜78mm |
|
7.7mm機銃×1 |
||||||||||
イギリス |
マチルダT |
11.2 |
70 |
13km/h |
129km |
7.7mm機銃×1 |
2 |
4.85m×2.28m×1.86m |
10mm 〜65mm |
|
イギリス |
テトラーク (軽) |
7.62 |
165 |
64.km/h |
225km |
50口径40mm砲×1 |
3 |
4.11m×2.31m×2.12m |
〜14mm |
|
7.92mm機銃×1 |
||||||||||
イギリス |
Mk.VI(軽) |
5.2 |
88 |
56km/h |
209km |
12.7mm×1 |
3 |
3.95m×2.06m×2.22m |
〜14mm |
|
7.7mm×1 | ||||||||||
日本 |
兵員装甲車 |
10 |
(D) 200 |
50km/h |
300km |
6.5mm機銃×2 |
3+10 |
5.5m×2.7m×2.3m |
5mm 〜8mm |
|
次ぎは4発輸送機です。二式大艇の優秀さがわかるような気がします。
日清不戦では、飛行艇でなく、貨客機になります。
レベル的には米英の4発輸送機と比べても遜色なさそうです。
性能をだいたい同じにして、違うのは、仕様と生産数です。
失敗に終わった「深山」も地上施設の不備や攻撃機としての失敗であって、
最初から旅客機や輸送機として改良を続けていたら、エンジンの強化分と合わせて物になっていたような気もします。
日清不戦では、運輸省が大型飛行場を建設しているので、地上施設のほうは、良いようです。
航空機は、エンジンの信頼性や機体設計の妙。爆撃機・輸送機の仕様の違いがありますが、
性能を単純に出そうと思えば、自重/馬力、全備/馬力で出してしまうのが適当です。
1馬力当たりのトン数が大きければ、その分、無理があり、無理が出来る設計という感じでしょうか。
史実で、アメリカとの協定外しで、ヨークTを生産したのは、1馬力当たり6トンというのがあるようです。
さすが空気抵抗の小さい水冷を4発も使っているだけあります。
G38も同様なので、かなりのもです。調べてみると翼面積の大きいこと。蛾みたいな飛行機で、某アニメのモデルでしょうか?
整備は大変だったかもです。
元々、運輸省にとっては、“大和” 的な扱いだったので、損益率以上の価値があるので、使います。
おかげで、日本の子供たちは、もろに影響を受けます。
ということで、巨大な蛾のような92式(G38改)旅客機・輸送機は、まだまだ、日本の空を飛びます。
自重 (kg) |
最大重量(kg) |
水/空 |
馬力 |
全長×全幅 (m) |
翼面積 (u) |
最大速度 (km/h) |
航続距離 (km) |
乗員 |
乗客 |
生産 |
自重/馬力 |
全備/馬力 | |
G38 |
14920 |
21200 |
水 |
800×4 |
23.20×44.00 |
305 |
210 |
2000 |
7 |
34 |
1929 |
4.6625t |
6.6250t |
G38改 | 14920 | 21200 | 水 | 880×4 | 23.20×44.00 | 305 | 260 | 2000 | 5 | 40 | 1933 | 4.2386t | 6.0227t |
深山改 | 20100 | 32000 | 空 | 1750×4 | 31.02×42.14 | 201.80 | 420 | 5660 | 6 | 50 | 1939 | 2.8714t | 4.5714t |
DC-4 |
19641 |
33113 |
空 |
1450×4 |
28.60×35.81 |
135.63 |
450 |
4023 |
4〜6 |
42 |
1939 |
3.3863t | 5.7091t |
ヨークI |
19069 |
31115 |
水 |
1280×4 |
23.93×31.09 |
120.49 |
480 |
4345 |
5 |
50 |
1943 |
3.7244t | 6.0771t |
二式 |
18400 |
32500 |
空 |
1850×4 |
28.13×38.00 |
160.00 |
470 |
7153 |
10 |
− |
1942 |
2.4864t |
4.3918t |
二式輸 | 18400 | 32500 | 空 | 1850×4 | 28.13×38.00 | 160.00 | 470 | 7153 | 5 | 60 | 1942 | 2.4864t | 4.3918t |
B29 | 32400 | 61200 | 空 | 2200×4 | 30.18×43.05 | 161.50 | 576 | 5200 | 11 | 4.5t | 1942 | 3.6818t | 6.9545t |
自重 (kg) |
最大重量(kg) |
水/空 |
馬力 (最大) |
全長×直径 (m) |
最大速度 (km/h) |
航続距離 (km) |
乗員 |
乗客 or貨物 |
生産 |
自重/馬力 |
全備/馬力 |
|
飛行船 |
195600 |
水 |
900×6 |
248×41.8 |
135 |
14000 |
70 |
1933 |
||||
(1200×6) |
84t |
全長×直径 | 浮遊ガス(水素) | ユモ1200馬力 | 速度 | 積載重量(t) | 装備 | |
月光 | 245m×41.2m | 約20万㎥ | 6 | 時速130km | 30 | 電探・逆探・通信機 |
月影 | 245m×41.2m | 約20万㎥ | 6 | 時速130km | 30 | 電探・逆探・通信機 |
ついでです。
|
発動機 ユモ水冷 |
重量 |
最高速度 |
航続力 |
武装 |
爆弾 |
乗員 |
全長×全幅×全高 |
翼面積 |
95式戦闘機 |
880馬力 |
1800kg |
500km/h |
1200km |
12.7mm×2 |
− |
1 |
7.90m×12m×2.60m |
19u |
95式爆撃機 |
880馬力 |
2800km |
390km/h |
1200km |
12.7mm×3 |
350kg |
2 |
9m×13m×2.80m |
23u |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
もう一つ。
この時期、酸素魚雷が開発。さらにボフォース40mmが採用されて綾波型の戦闘力が微妙に変わります。
扶桑型にも20丁が装備されて、まだ平和気分です。
史実と違うのは、予算がなくて、61cm酸素魚雷は開発されず。潜水艦と同じ53.3cm酸素魚雷を使うことになりそうです。
綾波型が大綱(40隻)よりも増えました。軍艦を輸出したリターンの一部です。
小型 巡洋艦 |
排水量 |
機関 |
重油 (t) |
馬力 |
最大 速度 |
航続力 (ノット×海里) |
全長×全幅×喫水 |
武装 |
魚雷 |
爆雷 |
乗員 |
綾波型 |
4000 |
ディーゼル 電気推進 |
1000 |
50000 |
32 |
16×10000 |
150m×13m×4.2m |
50口径120mm連装×4 |
4×2 |
48 |
330 |
56口径40mm×6 |
|||||||||||
綾波、長波、巻波、高波、大波、清波、玉波、涼波、藤波、早波 |
|
||||||||||
磯波、浦波、玉波、早波、浜波、沖波、岸波、岬波、満波、潮波 |
|||||||||||
雪風、峯風、澤風、沖風、島風、灘風、矢風、羽風、潮風、秋風 | |||||||||||
朝風、夕風、帆風、野風、沼風、波風、神風、春風、松風、旗風 | |||||||||||
涼風、追風、海風、山風、江風、初風、浦風、磯風、浜風、谷風 | |||||||||||
秋月、照月、涼月、初月、新月、若月、霜月、冬月、春月、花月 | |||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
主要国の戦艦 | ||||||||
艦型 | 排水量 | 寸法 | 馬力 | 速度 | 主兵装 | 副兵装 | 同型艦 | 備考 |
扶桑 | 35000 |
240m×32m |
140000 | 32 | 50口径356mm連装×4 |
50口径120mm連装×12 |
8 |
|
扶桑、山城、伊勢、日向、長門、陸奥、加賀、土佐 |
||||||||
フローニンゲン | 35000 |
240m×32m |
120000 | 30 | 50口径356mm連装×4 |
50口径120mm連装×16 |
4 |
改扶桑型 |
フローニンゲン、フレヴォラント、ゼーラント、リンブルグ |
||||||||
ワシントン | 40000 |
270m×33m |
180000 | 33 | 45口径381mm連装×4 |
50口径152mm連装×6 |
4 + (8) |
|
ワシントン、ノースカロライナ、コネチカット、ルイジアナ |
||||||||
ネルソン | 40000 |
260m×34m |
144000 | 32 | 45口径381mm連装×4 |
50口径152mm連装×6 |
2 + (4) |
|
ネルソン、ロドネー |
||||||||
シャルンホルスト | 40000 |
251m×36m |
138000 | 30 | 47口径391mm連装×4 |
55口径150mm連装×6 |
2 + (4) |
|
シャルンホルスト、グナイゼナウ |
||||||||
砕氷空母 |
建造 | 排水量(t) | 馬力 | 速度 | 全長×全幅×喫水 | 積載量(t) | 艦載輸送機 | 武装(格納式) | ||
蝦夷(Emishi) |
1918 | 30000 | 50000 | 23 | 210×33×9 | 4000 | 単発機 | 4〜6 | 120mm連装×2 | |
熊襲(Kumaso) | 1926 | 30000 | 50000 | 23 | 210×33×9 | 4000 | 単発機 | 4〜6 | 120mm連装×2 | |
隼人(Hayato) | 1934 | 50000 | 80000 | 24 | 240×35×11 | 7000 | 双発機 | 4〜6 | 120mm連装×4 | |
“白瀬”は、命名上、問題ありなので修正します。
他にも民間砕氷船が30隻ほど就航していて、氷海を切り開いては、南氷洋、北極海航路で商船の航行を助けています。
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1937 一覧表 |
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