第20話 1942年 『３・１１パナマ運河爆破テロと・・・』
とある会合に呼ばれた。
だって、おれ、男爵だし、終身の勅任議員だし、
超お金持ちでトンデモ利権持ってるし、
戦争を左右しかねない兵器開発もしてるし、
一応、皇族に繋がる閨閥にも入ってる、
末席だけどね。
偉そうな老害たちの愚痴を拝聴してる末席の男が脳内に浮かんだら、
おれだから、
なんていうか、そういう立ち位置なわけよ。
妻も、ちょっとだけ、ユイ似だし、
冬月な立場の園川老はいないけど、
彼の右腕だった石原省吾(55)がいて、渋みが効いて、現役力増してるし、
あとね
会合に、閨閥のお義兄さんたちもいるし、
“左様な人” もいるし (笑
てな感じで、チクチク突つかれてるわけよ。
確かにさ、公金を一番使ってるの、おれだよ。
使途不明金で紙幣を消してるのも、おれさ、
だけど、その100倍は、外貨を稼いでるじゃん、元取ってるじゃん、
国民にお金をばら撒かせて、こいつらを青くしてるのもおれさ、
だけど、実力のある人間が成り上がって、日本はいい感じじゃん。イノベーション起きてるじゃん。
既得権や天下りに金渡しても、嫌なやつを守って格差を広げてるだけじゃん、
イノベーションなんて起きないじゃん、
「二宮君。アメリカからの石油と資源を絶たれた。戦争になるな」
「だから、戦争になると言ったじゃないですか」
「散々 我々の仲間を陥れて、いまさら、そういうこと言うかな」
「軍艦より、石油を作らないと軍艦だけでなく、航空機も、工場も動かせませんね」
「君は、軍艦予算を削って・・・あ・・・なんだったかな・・・空飛ぶ玩具・・・」
「航空機です」
「そう、航空機に予算を回しただろう」
「次世代の主力兵器は、航空機ですよ。独ソ戦が、それが証明している」
「だが、航空機は、海上戦で確認されていない」
「あと、トランジスターの予算もですな」
「人、金、資材、資源・・・いったい、君は、幾ら公金を使う気なのか」
「トランジスターの音響酸素魚雷」
「「「・・・・」」」
「あなたがたも、海軍の戦力向上を確認しているはず」
「それで、次は、IC工場かね」
「国民にばら蒔けばいいじゃないですか」
「いい商品を開発できれば、紙幣を回収できますし」
「それは、君の得意とするところだな」
「我々が、成り金に追い詰められているのか理解できてないらしい」
「わたしも成り金ですから」
「どうやってるんだか」
「二宮君。消したお金は、どこに行ってるのかね」
「使ったお金がどうなろうと、追跡調査のようなことはしてませんよ」
「ふん！」
「なんにしてもだ」
「紙切れに過ぎない紙幣を印刷することはできる」
「しかし、石油や資源は、そうもいかない」
「君のいうイノベーションのせいで」
「いや下克上のせいで、庶民の娯楽や無駄な石油消費量が増えてるからな」
「アメリカ並みの技術力と工業生産力があるのですから、無駄とは言い切れないでしょう」
「人口が増加してるのに、一人当たリの石油消費が減っては、説得力がなかろう」
「そうそう、我々既得権も脅かされている・・・」
「戦争に負けるよりもましですよ」
「いや、身元不肖な人間に利権が切り崩され、仲間を殺されるとか」
「権威が揺るがされてしまうとか。男爵位を与えなければならないとか」
「我々よりお金持ちが現れるとか。我々が地位を失うとか」
「戦争に負けるより嫌なことがあるのだよ」
「・・・・」 ふっ
「なんにせよ。このままだと、備蓄が減ってジリ貧だ」
「左様。軍部は開戦を待ってる」
「ですが、公文書におけるプラットフォームの石油産出や人造石油の生産は3分の1で公表しています」
「アメリカもイギリスも、それを信じている」
「そうでなければ日本は、去年のうちに開戦に追いやられていたでしょう」
「それでアメリカの対日開戦シナリオを覆させたと言えるだろうか」
「時間稼ぎをしただけな気もするが？」
「工業製品の精度が増してますし、競争力もついてます」
「日本にとって貴重な時間です」
「しかし、日本国は、太平洋とインド洋に大きく、分断された」
「左様。戦艦10隻と、マダガスカルと交換させたのも君だ」
「待ってください、それは、選択肢の一つに過ぎない、しかも低い方の・・・」
ゴホンッ！！
「「「・・・」」」
「戦艦とマダガスカルの交換で、イギリスとフランスの対立を増大させてますし」
「結果、フランスを日本の味方に引き入れていることに成功してます」
「フランスか・・・元々は、連中の下僕のような国だ。どこまで信用できるのやら」
「戦艦10隻で、軍事的に独立できたのです」
「この機会を逃したりしないと思います」
「だといいのだがな」
「連中うと組みして、もう一度、マダガスカルを奪いに来ることだってありうる」
「戦艦など恐るに足りないと、何度も・・・」
「そんな机上の空論」
「せめて、朝鮮人がいれば、余剰労働力が残っていたのではないか」
「あんな、外国と組みして反日工作を繰り返すような連中・・・」
「それは一部だよ」
「まさか、本気で、連中の面従腹背を信用してるわけじゃないでしょう」
「「「・・・・」」」
「朝鮮人は、君も使ってるだろう。二宮君」
「原子力関係は、危険ですからね」
「かなり死んでるというじゃないか。足りないのではないか」
「中国人を募集してますよ」
「機密が漏れると困るよ」
「機密が漏れる前に亡くなる事でしょう」
「わかった。もういい」
「二宮君。予算の件は、一考しよう」
ということになりました。
毎月のように日本商船がアメリカやイギリスの軍艦に臨検されている。
貨物リストを確認し、犯罪者や密輸品を探すだけで、解放される。
ただの嫌がらせに過ぎない、
とはいえ、密航と密輸のうまみを知らない船舶会社や船長はおらず、
こっそり、お金が手渡されることも少なくない、
中国の暴動も同じで、これも嫌がらせの範疇に過ぎない、
日本に経済的な損失はあるが、膨大な取引のごく一部に過ぎない、
まぁ フラストレーションは溜まるけどね。
とはいえ、戦争が起きそうな予感だけが強まってる、
しかし、未開地を開発しない限り日本の国力にならないし、民需産業に投資しないわけにもいかない、
対外資産の凍結解除の交渉は進んでいる。
というより、日本の反撃は、目に見えない形で行われ、
ドル紙幣とポンド紙幣が欲しい海外の資本家は、日本に石油と鉱物資源を日本に運び込み、
定価の数倍の緑色の紙幣を手にしていく、
そして、アメリカやイギリスで盛大に紙幣を使う外国人が現れ
使ってる紙幣を調べても本物と寸分変わらないのだから始末が悪い、
紙幣を権力の根源と信じる者たちにとって、偽札は恐怖で、
資産凍結をやめるまで続くとしたら、アメリカにとってもイギリスにとって最悪の悪夢だった。
もちろん、アメリカとイギリスも日本に “偽札作っているだろう” とか言えない。
本物と変わらない偽札は、偽札以上に厄介で、
ドル紙幣とポンド紙幣が暴落しかねないからね、
そうそう、日本製の緑の紙幣は “M資金” と呼んでる。
ソビエト製の緑の紙幣はロマノフの遺産 “R資金” と呼ばれてるらしい、
大恐慌のアメリカで活躍したのがこの二大資金で、引っ張りだこでした。
あと、ヒットラーの台頭語、ドイツ製のベルンハルト紙幣 “B資金” も投入されていたので、
アメリカとイギリスは、かなり弱ってたんじゃないかな。
おかげで、日本は、対米開戦を遅らせて、
ただの紙切れで、史実の3倍くらいの資源を獲得できました。
誰にも言わないようにな (笑
おれ、開戦間近な予感がしてならず、
最近、楽×天を覗くことが増えている。
電化を急がせているが、石油備蓄が減っていく、
陸軍と海軍は、戦争かもしれないというのに、予算や資材を民間に取られ、
次第に青ざめていくし、
金はないことはないが、税務署の査察がないわけでない、
もうひとつの問題は、民生品ばかりで、即戦力になりそうなものがなかった。
製造中の原子爆弾は、心強いけどね。
ぶっちゃけた話し、使いたくないわけよ。
1月
重慶租界で日本人狩りが行われる。
蒋介石総統が遺憾の意を表明、国内の反日運動を停止するよう呼びかける。
第1回大詔奉戴日
ファン・イムホフ号事件
独首脳が欧州ユダヤ人の殺害を決定（ヴァンゼー会議）
戦争は、両陣営の趨勢が決まってから始まる。
つまり、戦争に至る以前の外交戦略戦で勝ち負けの決着が付いているわけで、
戦争が始まった時には、資源、工業力などの産業基盤と軍事力の差で、終わりが見えている。
有力な側の策謀を覆す、国際外交を展開できただろうか、
そう思えるほど、国際情勢は、変わって見えた。
もう、歴史書は、天災を確認するだけの価値しかないかもしれない。
国際的な焦点である独ソ戦は、ドイツが背後のフランスを気にして精彩を欠き、
ソビエトも朝鮮半島の朝鮮自治区が気になるのか、戦力の移動が遅れている、
戦線は、バルト三国、ベラルーシ、ウクライナと、ロシアの国境付近で膠着していた。
それとは別に、ドイツの船舶がフランス植民地に入港し、植民地開発を行う光景も増えている。
日本資本もフランス領インドシナやニューカレドニアの公共投資を入札し、
対価で資源を得るといった交易が続いている。
フランスが日本とドイツよりになったのは、日本戦艦10隻とマダガスカルの交換が起点になってるらしい、
その後、フランスとイギリスの対立が強まり、日本、ドイツがフランスと接近している。
そして、太平洋のアメリカ戦艦は、真珠湾のニューヨークとテキサスだけ、
イギリス戦艦は、シンガポールのリヴェンジとレゾリューションだけになっていた。
日本の戦艦なしは、怖かったが、
太平洋と東南アジアの海で、米英戦艦4隻が徘徊してる程度なら、国民も沈静化していられた。
ギルダー紙幣が刷られ、1枚を検品する、
本物そっくりにできていた。
「議員。気が引けるけど、いいのかね？」
「だって、オランダは日本人の資産を凍結したし」
「それは、偽札を作ってくださいっていうメッセージだから」
「いつの間にそんなメッセージにされたんだろう」
「いや、資産凍結は、準宣戦布告だし」
「戦争未満で反撃してる、おれが良識家なんだよ」
「そんなもんなのかね」
2月
イギリス軍がカイロ王宮を包囲
上海で日本倉庫爆破事件。
蒋介石総統が遺憾の意を表明、国内の反日運動を停止するよう呼びかける。
中国軍がフランス領インドシナ軍と交戦、
短期間であるが敷島(マダガスカル)に滞在した。
敷島の開発状況を知りたかったからだ。
昔話21市と百人一首100町は、少しずつ成長している。
毎日のように建材が届き、組み立てられると家々 が街を作っていく、
日本より上等な家と、広い庭があって、仕事もあった。
区画整理がはっきりしており、学校、警察などの行政サービスも日本より進んでる。
そして、いるだけで、1ヶ月暮らせるほどの紙幣がもらえる。
物価は、そこそこ上がっているものの、
住むなら敷島と言われるだけはある。
これだけ短期間でありながらも鉄道網の建設が推し進められ、
水力発電所、製鉄所、鉱山開発と、産業に必要な基幹産業も作られていた。
戦争は、近いかもしれないが、第一次世界大戦の頃のドイツより遥かにマシ、
対日資産凍結と、対日石油輸出禁止は、戦争が始まる証拠で、
敷島に入植した日本人たちも、そのことに気づいて不安そうにしていた。
よほど間抜けな船長でなければ、日本商船は、アメリカ圏やイギリス圏から離脱しる。
そして、アメリカ圏やイギリス圏を通行するのは、政府の任命を受けた船舶だけで、
カグツチ系列企業の社員に、
戦争を極力回避するが、戦争になったら全力で国防を支えるよう伝え、
帰国の途についた。
そういや、歴史でも似たようなこと言ってた軍人がいたっけ、
戦争は極力回避するが、戦争になれば全力で戦え・・・か・・・
口先だけじゃん、先に撃ったの日本軍じゃん、
しかし、中国軍がフランス領インドシナに手を出すとか (笑
アメリカとイギリスは、沈黙・・・
な、なに、どういうこと？
調べたら、中国軍は、アメリカ軍とか、イギリス軍とか、ソビエト軍の武器弾薬を沢山を持ってたらしい、
フランスがアメリカとイギリスとソビエトにハブられてるの？
なに、どういうこと？
電話で、蒋介石に聞いてみたら、
「おまえ、何やってんだよ。倉庫爆発とか。ちゃんと軍閥を管理しろよ」 (笑
“それが出来るなら、清国は滅んでないある”
「あははは って。賠償しろ」
“わかってるある”
“日本は、もっと、武器を売って欲しいある”
「売ってもいいけどさ。鉄と石炭と石油を頼むな」
“わかったある”
どうやら、フランス領インドシナに面した中国軍閥が、またも勝手に動いたらしい、
予想してたけど (笑
3月
スカルノが民衆総力結集運動を開始
鉄道技術研究所設立
大慶油田で反日暴動
11日、パナマ運河爆破事件
在日系有力者大量逮捕、
11日、パナマ運河爆破事件だどぉおおおおおお！！！！
オタクのおれは、11の符号を知ってる。
ヤバい、戦争だ。
そう思ったおれは、アメリカに言いがかりをつけられると政官財の支援者に通達に走り、
パナマ運河再建のため、無利子で一億円をアメリカに貸し出すよう話しを進めつつ、
軍事費増額を検討させていく、
戦時中、国民一人一ヶ月の配分を30円底上げし、30円をそっくり軍事費に充てがう手法で、
これなら一月24億円、一年288億のお金を国債を発行せずとも国家予算に紙幣が転がり込む、
「戦時下の国民一人一ヶ月の配分の30円底上げは、まぁ わかるが・・・」
「なんで、いきなり資産凍結するようなキチガイ国家に1億円も血税を貸してやんなきゃならんのだ！」
「そうだ。ふざけんな！」
「し、至極、ごもっともだが、それは、偽札で補填したし」
「その偽札をアメリカ供給して、ユダヤ資本の政敵を増やしたわけだから・・・」
「これは、国際信義の問題だ！ 金の問題じゃない！」
「いや、人道上の問題で・・」
「ふざけんな！ だいたい、国民が納得せんわ！」
「いや、そこをなんとか・・・」
「なんともならんわ、偽札のことは国民にも他国にも口が裂けてもいえんだろうが！」
「ま、まぁそうだけど・・・」
「この、お人好しが！ おれは責任を取らんからな！」
『昭和・平成世代のおれが、ズレてるってか。ひょとして、おれ、民主党並みのお人好しってこと？』
どちらにしても、仲間内で理解したのは、半分に過ぎず、
残りの半分は、戦争？ まさか。みたいな態度、
意外にも政敵の方が反応がいいから癪に障るぜ、
ていうか、戦争が始まるのなら、もう、政敵も味方もないのだが、
平和主義のおれが、戦争準備に走り回ってるんで、気が触れたと思われたらしいが、
米西戦争の折のメイン号爆破的な手法で、戦争に移行すると読んだ。
そして、案の定、外電でアメリカの新聞に “リメンバー・パナマ” の見出しがデカデカと乗ったらしい、
容疑者にされていたのが、
日本商船、18000t級貨物船あずさ丸 ガトゥン閘門
ドイツ商船、16000t級貨物船シュタインベルク ペデロ・ミゲル閘門
フランス商船、12000t級貨物船フランサーズ ミラ・フローレス閘門
ほぼ同時に3つの閘門が爆破され、
激流で艦船25隻と、下流の街が押し流され、106000人が死亡したらしい、
まったくもって、はぁああああああああ～！！！！ だよ
不信感一杯の3ヵ国共同で、同時刻に閘門爆破とか、共同作戦を舐めてんのか、
どんだけハードルが高い作戦なんだよ。
というわけで、政府や参謀本部などで、戦争状態の移行と、準備を工作していく、
まぁ おれが不戦派から主戦派に引っ繰り返ったことを訝しんでいたけどさ、
戦争になると思ったら、話しが変わるし、
でも、思わず、株買っちゃったよ。
戦争になったら国家予算増額されて、工業生産が増えるの知ってるし、
買わないのって馬鹿じゃん。
てへっ～♪
12日、日本政府は、パナマ運河再建のため凍結資産1億円を無利子でアメリカに貸し出せると声明、
日本商船隊にアメリカとイギリスの勢力圏から離脱するよう通達、
13日、日本政府がドイツとフランスの大使を呼び、相互防衛協定交渉を開始する。
戦争になったら、日本の港を使わせるけど、フランスとドイツの港も使えるという合意が達成する。
14日、ルーズベルト大統領は、日本船、ドイツ船、フランス船によるパナマ運河爆破を戦争行為と声明。
22日、イギリスのチャーチルは、パナマ運河爆破によるイギリス人死傷者を2323人と発表。
民主主義国家に戦争させるには、手順がある。
格差を作って、恐慌を起こす、紙幣を刷らなければ自動的に利権に金が集まるから意外に簡単、
次に失業者が凶暴になる頃を見計らって、
対象になる国のダーティイメージを国民に擦り込んでいく、
対象の国には、嫌がらせを繰り返し、経済制裁し、攻撃してもらう。
攻撃してくれないなら、自作自演で、爆破し、攻撃されたと喧伝する。
事件に疑いを持つより、大きな声と資金力で国民を扇動し、
“ちょっと待て” という勢力を非国民か売国奴に仕立てていく、
国民的な思考のベクトルさえ形成してしまえは、広告費を投入するほど、世論が暴走していく、
平和歌と平和映画のイメージ攻勢が通用しなかったのか、
それともイメージを超えるほどのショックを国民に与えようとしたのか、
パナマ運河は、アメリカ国民に大きな衝撃を与えた。
結果、24日、アメリカ合衆国大統領は、日本、ドイツ、フランスに対し、宣戦布告し、
26日、イギリスも日本、ドイツ、フランスに宣戦布告してしまう。
こうなると大騒ぎ、
予算の優先順位や生産の優先順位が大きく変動してしまう。
娯楽モノは生産から消え、基幹産業を中心に軍需物へ移行していく、
27日、イギリス空軍1500機がフランスを爆撃
28日、アメリカ軍 フランス領ギアナ上陸作戦。
台湾空襲 B17爆撃機33機、B18爆撃機14機が台湾に侵入して爆撃するが、
レーダー誘導されて迎撃した零戦24機、雷燕12機が、B17爆撃機30機、B18爆撃機12機を撃墜した。
おれ、どこか間違ったっけ、
戦争にならないように国内誘導したよね。
アメリカ人の反日や戦意が高揚しないように平和歌や平和映画とか、広めたし、
非ユダヤ系資本も支援したし、
戦艦を売っぱらってさ、日本は戦争しませんよ。
日本国民は、平和を愛する国です。みたいな印象作ったのに、
パナマ運河爆破容疑とか、ふうぇえええ～～
この挫折感は、ちょっと打ちのめされたぜ、
やっぱり、日ソ戦争で、日本舐めんな、みたいなとこ、見せたからかな。
まぁ 狙ってましたけど、朝鮮人自治区いらなかったし、
ブラジルのカラジャス鉱山(1967年発見)の有望さが、ばれたか、
いやいや、露天掘りは進んでるけど、まだ、全貌が知られてないはず、
それとも日ソ中3ヵ国中立条約か
あと、日独仏伊経済連携協定か、
「・・・・・」 ため息
外務省から、米欧戦争の様相が外伝を通じて伝わってきていた。
フランス艦隊は、パナマ運河爆破後、艦隊の準備を推し進め、
戦艦に燃料と食料を詰めるだけ詰め込んで通商破壊作戦を展開させたらしい、
通商破壊に適さない、
リシュリュー（長門) ジャン・バール(陸奥)と、待機整備のリール(榛名)、リヨン(霧島)を除く、
クレマンソー(伊勢)、ガスコーニュ(日向)。ダンケルク(扶桑)、ストラスブール(山城)。
ノルマンディー(金剛)、フランドル(比叡)の3隊6隻を大西洋に出撃させていた。
ドイツ艦隊も同様で、シャルンホルスト、グナイゼナウの1隊と、
リュッツォウ、アドミラル・グラーフ・シュペー、アドミラル・シェーアの3隊を出撃させ、
いつ戦争になってもいいように展開させている、
通商破壊艦隊の補給港は、フランス植民地がなっていた。
実に羨ましい展開力なのだが、
艦隊をまともに整備できそうな港がフランス植民地になく、
出来たばかりの敷島(マダガスカル)の港なことが笑える。
一方、アメリカ海軍もパナマ運河爆破と同時に臨戦態勢に入っているのか、
ネバダ、オクラホマ、
ペンシルベニア、アリゾナ、
ニューメキシコ、ミシシッピ、アイダホ、
テネシー、カリフォルニア、
コロラド、メリーランド、ウェストバージニア
ノースカロライナ、ワシントン
戦艦14隻が大船団を率いて大西洋を渡ってイギリスに向かって、
イギリス戦艦
クイーン・エリザベス、ウォースパイト、ヴァリアント、バーラム、マレーヤ、
ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、ロイヤル・オーク、
ネルソン、ロドニー
フッド
レナウン、レパルス
13隻と合流しようとしていた。
そうそう、内偵中の特高が在日クーデターの画策を知って、
彼らが武器を保持して行動を移す段階で数千人の大量逮捕となった。
善良そうな知り合いが逮捕されたのを聞いたときは、ちょっと、凹んだ。
まぁ 利権と格差が原因のクーデター騒ぎだけど、格差が少な過ぎて賛同者がなかったね。
因みに武器の密輸元は、ソビエト、イギリス、中国、フランス、ドイツだったけどさ、
資本元は、アメリカだったぜ、
あの連中、日本の密輸は、臨検してやがっていたくせに、
自分たちがやってたんじゃん、マジ、悪党だわ (笑
だから、おれも反撃した。
正反合って、知ってる？
ヘーゲルの弁証法論理の三段階で、
ある判断（定立）と、矛盾する判断（反定立）と、
正反二つの判断を統合したより高い判断（総合）のこと。なんだけど、
おれくらいの黒幕級のお金持ちになると、建前じゃなく、本音に気付く、
だいたい、判断は、立ち位置で変わるよね。
だから、正と反は、立ち位置で決めるもので、判断で決めていいものじゃない、
さらに多種多様な社会を二者選択とかできるわけもないが、
二者選択を強いるほどの資金提供ができる黒幕級のお金持ちがいる、
おれとか、財閥とか。ユダヤ資本とか、華僑資本とかのことだけどさ、
黒幕で、権力側の正の勢力と、ガス抜き側の反の勢力で、バランスをとってるんだけど、
お金持ちと貧乏人の格差を利用して共産革命。
マジョリティとマイノリティ。中央と地方の地域格差を利用して、内戦やクーデター。
こういう関係。
だから黒幕級のお金持ちは、物事が上手くいかなくなって、御破算にしたくなったら、
故意に格差を大きくして、正反合を強めて、共産革命、内戦、クーデターで首をすげ替える、
当然、正反合は、対外戦争になると、挙国一致で都合が悪くなるから絞んでいく、
なので、ユダヤ資本の資金提供が退いていった分をショ×カー資本が肩代わり、
なわけで、メキシコの国際秘密結社ショ×カーに命令を出して、
クー・クラックス・クラン（KKK）に金を渡し、黒人への暴行を増やさせて、
緑色の札束と拳銃と麻薬をアメリカ系黒人に渡せるようにした。
KKKの幹部は、ユダヤ金融の仲間だから効かないけどさ、
末端は、そんなのわからないし、まさか、黒幕だって、バラすわけにもいかない、
KKKは、金が入ると働くから、黒人の暴行殺人が増える。
黒人の入隊が遅れればそれだけ、アメリカの反撃が遅れるし、
白人と黒人の諍いが増えれば、対日侵攻が遅れて余裕ができるし、
でも、白人至上主義者の報告を聞いたときは、
アメリカの “民度の凄さ” に引いたね。おれ (笑
4月
横浜、中国人が日本人を殺害し国外に逃亡
第21回衆議院議員総選挙（翼賛選挙）
台湾からのフィリピン爆撃が始まる。
南沙群礁からのマレー爆撃が始まる。
軍の将校と東京のガーデン喫茶で会食中、
最近、主戦派になったおかげか、軍人との会食も増えていた。
でも予算は、あげない、
やべぇ～
回ってきた号外を見ながら、思わず、そう言っちまった。
アメリカとイギリスの上陸作戦部隊20万人が北部ビスケ湾ロリアンに上陸しちゃったよ。
フランス軍は、迎撃しようと師団を差し向けたけど、米英軍の物量に撃退されてる、
フランス軍が戦線を持ち直したのは、ドイツ軍が戦線に到着してからで、
米英連合軍がブルターニュ地方を制圧したあとのことらしい。
なんなんだよ。フランス軍。使えねぇな。
ていうか、フランス海軍とドイツ海軍は、なにしてんだよ。
と言いつつ、予定調和みたいな気がする。
米英戦艦部隊とまともに撃ち合ったら、独仏戦艦部隊は負ける。
これは、海軍のシミュレーションで何回か実験してるのを見て知ってる。
そんなシミュレーションは、ドイツ海軍やフランス海軍でもやってるはず、
フランスは、本土に回航する前に通商破壊戦艦に改装したのだし、
本土を守るため艦隊を集結させることなく、大西洋で通商破壊を繰り返している。
アメリカ機動部隊とイギリス機動部隊は、フランス植民地に潜む戦艦部隊を空襲しようとしても、
ドイツのMe109メッサーシュミットが迎撃して空襲が成功せず、らしい、
目の前の海軍少将がニヤついてる。
予想通りの結果だろう。みたいなドヤ顔で詰まらん。
「他国はよく見えてるのに、自国のことは見えてない軍人っているからな」
「ふん、軍人は戦争の仕方を習うんであって。戦争の始め方なんて習わんからな」
「まぁ なんにせよだ。次は、太平洋になるのか？」
「そうだな・・・ニューカレドニア上陸」
「あと、敷島狙いと、日本本土狙いになるんじゃないかな」
「しかし、大西洋のフランス艦隊とドイツ艦隊は、残存して通商破壊中だ」
「アメリカやイギリスが艦隊を敷島や日本に投入できるとは限らない」
「議員の言うとおり、仏独艦隊は、米英の空母部隊に狩り出されると思うね」
「ほぉ 少将は、戦艦派と思っていたが意外だ」
「戦艦派が出世できると思ったんだよ」
「あははははは・・・」
『核地雷警備員の東電の十倍は、悪党だわ』
「議員は、ひょっとして、機動部隊の指揮官になれそうな気がするな」
「おれが命令したって、士官は、言うこと聞かないよ」
「意外とそうでもないさ」
「瑞鶴型空母の出来は、想像を超えてよくてな」
「運用したことのない人間には、考えもつかない細々とした部分で将兵を感動させている」
「そりゃよかった」
「上官はな。兵を感心させることができても、感動させられる者は少ない」
「そして、将兵を感動させられる上官は、必ず名将になる・・・」
次の号外が回ってきた。
我が軍の潜水艦が、マニラを出撃したニューヨークとテキサスを雷撃して撃破したらしい、
「きっと、潜水艦部隊の乗組員も、二宮議員ならと、そう思ってるだろうな」
「・・・・・」
潜水艦は、輸送船、空母、護衛艦、駆逐艦、巡洋艦、戦艦の順に配点されても、
戦艦を撃沈したがる傾向にある。
アメリカは、日本潜水艦が音響魚雷を装備していることに気づいただろう。
そして、日本に宣戦布告したことを、後悔してるはずだ。
潜水艦の戦果が公表されにくいのは、圧壊で撃沈がわかっても、
それが標的のものか浮上して確認する暇がないのだろう。
記録の録音を確認すれば破裂音で何に命中したのかわかるにしても、
帰還して審査にかけられたあとになる。
新聞を読むと、
敷島艦隊の加賀がケープタウンを爆撃し、
巡洋艦部隊が200mm砲弾6000発を撃ち込む、
39000t級空母加賀
9000t級巡洋艦 古鷹 加古 青葉 衣笠
10000t級巡洋艦 最上 三隈 鈴谷 熊野
1680t級吹雪型駆逐艦8隻
朧 曙 漣 潮 暁 響 雷 電
と書かれていた。
これは最初から計画していたことで、
ケープタウンの港湾設備は、ちょっと、困るんで、根こそぎ破壊させていただきました。みたいな。
もう一つ計画していることがあった。
万が一、アメリカやイギリスと戦争になったら交渉しょうと決めていたことで、
他国のために血を流すことほど馬鹿げたことはなく、
遺族と死傷者に見返りがないなど、死んでも死にきれない、
この世界は、無報酬で犠牲になる善人も、正義の味方もいないのだから、
東南アジアには、幾つもの独立勢力があって、時折、会合していた。
今回、開戦の決まったアメリカとイギリスの植民地で、
フィリピン、マレー、ビルマ独立勢力の代理人が呼ばれる、
「どうでしょう。もし、日本の支援で植民地が独立出来た場合」
「日本の利権は、譲渡地0.05パーセント。租借地0.5パーセントという形にしませんか？」
「「「・・・・・」」」
「例えば、フィリピンなら29万9404k㎡あるので。日本のフィリピン利権は譲渡地1497k㎡と租借地1万4970k㎡」
「マレーなら32万9847k㎡あるので。日本のマレー利権は、譲渡地1649k㎡と租借地1万6492k㎡」
「ビルマなら67万6578k㎡あるので。日本のビルマ利権は、譲渡地3384k㎡と租借地3万3829k㎡」
「租借地は、年貸しでなく。k㎡あたり1億円分の資源か、産物か、労働ということで」
「い、1兆円を超えるなどと、大変な金額です」
「ですが将兵たちに、他国のために血を流して独立させ、見返りがない」
「そういったことを政府、議会、国民に認めさせるのは、困難ですし」
「皺寄せを日本国民に負担させるのも限界がありますからね」
「きちんとした。契約があるなら、それ以上の負担をあなたがたに強いることも防げますし」
「日本の企業も見返りが確実なら、あなたがたに武器弾薬を供給することを躊躇しないものです」
「なるほど・・・」
「わかりました」
「しかし、こちらも勝手に決めることはできませんし、相談しないと」
「よろしくお願いしますよ」
「わかりました」
射撃場で憂さ晴らし、
89式小銃仕様の99式自動小銃（6.5mm×50)と、
MP5仕様の100式短機銃（8mm×21)の評判が良くて、
南部拳銃の駄目駄目感が強くなったらしい、
アルミフレームとステンレススライドは、戦略物資をそんなものに使うな！ と言われたが、
カグツチ社の精密技術の結晶は、他社の拳銃に競り勝ち
また、あいつかよ という目で見られつつも、
SIG P220拳銃(9mm×19)を模倣した拳銃(8mm×21)を製造するようになった。
二式拳銃(8mm×21) 810g
銃身長112mm×全長198mm 8mm×21
装弾数10発。 初速340m/s 射程30m～50m
射撃場
暇潰しに試射してみると人を殺せる力に満足感が得られるのか、
気分爽快するから不思議だ。
もっとも、この拳銃は、官給品でなく、私物で購入するしかない。
購入できるとしても高級将校か、富裕層に限られる、
そうそう、おれ、二度も命を狙われたせいで、拳銃の携帯を許されている。
毎月、警察が拳銃弾の弾数を確認しに来て煩わしい、
煩わしさを除くと、射撃も上手くなってるし、優越感が得られて面白い、
5月
第80臨時議会召集
戦時中は、国民一人一ヶ月30円の底上げがされ、
自動的に軍事費に振込まれることが採決される。
大慶油田の反日暴動が遼東半島国境近くまで波及する。
蒋介石総統が遺憾の意を表明、国内の反日運動を停止するよう呼びかける。
日本文学報国会結成（文藝家協会解散）
フィリピン
日本陸軍 近衛師団、第4師団 （48000人 戦車300両）がフィリピン上陸
アメリカ陸軍31095人 フィリピン軍 120000人 アメリカ海兵隊1440人
マレー
日本陸軍、第5師団、第16師団 （48000人 戦車300両）がマレー上陸
イギリス軍 1個師団＋15個旅団
イギリス兵19600、インド兵37000、オーストラリア兵15200、その他16800の合計88600に
すげぇ～
フランス艦隊とドイツ艦隊が拿捕した商船167隻をマダガスカルに持ってきて
敷島(マダガスカル)超ハッピーな感じらしい、
あと、アラビア海と紅海を行き来するアメリカ・イギリス船団もかなり拿捕できたそうだ。
そうそう、日本の暗号は、まだ、解読されてない。
なぜ解読されていないかというと、パナマ運河爆破のあと、暗号を変えるよう要請し、
開戦前には、デジタル通信機を主要な部隊に行き渡らせていた。
また、海底電線が増えて、主要な作戦で、無線を使う率が少なく、
無線を使ったとしても解読まで年月を要するはず、
そうそう、フィリピン上陸作戦とマレー上陸作戦が始まった。
空襲で落とした爆弾は、2種類。
50kg爆弾にトランジスタを仕込んで、レーダーを出し、
高度200mの高さで、子弾を四散させる爆弾で
99式艦爆だと4発。97式艦攻と96式陸攻は14発。連山だと70発。
一般にクラスター爆弾と呼ばれている。
もう一つの爆弾は、弾頭のに酸化エチレン、酸化プロピレンを入れ、
投下すると空中で起爆し、燃料を秒速2000mで拡散させ、自由空間蒸気雲爆発させた。
加害半径は、数百メートルに達し、
12気圧と2500～3000度の高圧高温の爆圧で致命傷を与える気化爆弾だった。
二つの爆弾の効果は、絶大で、
橋頭堡付近や野戦配置されていた部隊は、衝撃波で圧死しさせられ、
都市部のアメリカ軍将兵は、厚みのある壁に潜んだとしても、
クラスター爆弾の子弾で建物がズタズタにされた後、
気化爆弾で意識を混濁させられていく、
上陸作戦船団は、米英艦隊や潜水艦に攻撃されてない、
よくわからんけど、我が国の潜水艦にやられたらしい、
まぁ 音響魚雷だから、潜水艦相手にも効果あるし、
戦果確認はどうでもいいから発射したら逃げろ、の命令が原因らしい。
潜水艦は1隻でも撃沈されると通商破壊のローテーションが悪くなるからな。
民間徴用船はかなり取られてるけど、貿易相手国少なくなったし、しょうがないか。
本当は、洋上プラットフォームを建設したいけど、取り敢えず、やることやらないと、
報告だと陸揚げした97式戦車は圧倒的らしい、
師団の戦車が足りなくて、他の師団から借り受けて、ようやく充足率100パーセント。
上陸した戦車部隊は凄まじかったそうだ。
一応、夜間暗視装置をつけてるし、74式戦車の劣化コピーだけある。
将兵に持たせた89式小銃（6.5mm×50)と、MP5サブマシンガン（8mm×21)も役に立ったらしい、
あと小銃仕様の22mm擲弾筒と、89式重擲弾筒も評判良かった。
でもまぁ 狙撃は、38式小銃が良かったらしいけど、
マレーが降伏した。
6月
ナチス・ドイツがハイドリヒ暗殺の報復としてチェコのリディツェと、レジャーキで住民を虐殺。
香港で中国人による日本人殺人事件が多発
日本のホーリネス教会の聖職者96名が逮捕。（ホーリネス弾圧事件）
アメリカ・イギリス軍のニューカレドニア上陸作戦中止、
民間人の情報源は、新聞。
でも、おれってば、終身の勅任議員だから外務省で情報聞けるんだ。
カグツチ経営情報部門で取りまとめた書類を持ってこなきゃならないし、
そのへんの摺り合わせで、どうしても軍機に触れるような情報に精通してしまう。
ていうか、そういった幾つもの省庁で役員やってるから、
もう、なんていうか、省庁跨いで、影で調整できる感じ (笑
だから、忙しくて、PCゲームする暇もないの、
そうそう、潜水艦50隻が一巡して戦果集計が揃ってきた。
なんか、太平洋とインド洋で500隻くらい雷撃して、半分を圧壊させて撃沈しているらしい。
通りで反撃がないと思ったぜ、
欧州戦線は、アメリカ軍とイギリス軍がブルターニュ半島とノルマンディー半島を制圧、
しかし、その後は、膠着して戦線が動いていない、
大西洋は、米英戦艦部隊が仏独戦艦部隊を追い掛け回しているらしい、
そして、フランス植民地や敷島で補給できるせいか、捕まえられず、
シンガポールのパーシヴァル中将が降伏に応じたとき、
日の丸猫の写真集を持つ手が震えていたそうです。
悔しさで震えていたのか、騙された怒りで震えていたのかわかりませんが、
あと、米英将校は高い確率で日の丸猫の写真集を持っていることが判明し、
白人も将校クラスになると、萌えがわかるのかと、空恐ろしさを感じたぜ、
あと、潜水艦に雷撃されて修復中のリヴェンジとレゾリューション。ニューヨークとテキサスを接収しました。
いらんから鉱山開発の対価で、修復して競売すると南米諸国に宣伝したら、国際的に大騒ぎになった。
そうそう、アメリカ軍とイギリス軍のニューカレドニア上陸作戦は、失敗しました。
潜水艦2隻ほど配置していて、この2隻で護衛艦と輸送船30隻を沈めたらしい、
もう、無敵だな (笑
7月
関門鉄道トンネル開業
ホロコースト フランスでユダヤ人13000人が一斉に検挙。（ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件）
遼東半島で日中軍が散発的に襲撃戦が行われる。
蒋介石総統が遺憾の意を表明、国内の反日運動を停止するよう呼びかける。
マッカーサー将軍。フィリピンを脱出
アメリカ・イギリス軍のダカール上陸作戦。
日本軍のフィリピンとマレーの進撃速度は、早かった。
それは、陸海軍航空部隊の制空制地力の高さだったり、クラスター爆弾の掃討力だったり、
潜水艦部隊の封鎖力だったり、97式戦車の突進力だったり、
99式自動小銃と100式短機関銃の掃討力だったりする。
現地軍は崩壊して降伏、
アメリカ軍とイギリス軍は数的な戦力差が役に立たないことを思い知らされてしまう。
まぁ なんとなくわかっていたけどね。
現地民にしてみたら、馬鹿らしくてやってられんわ、
アメリカ軍は、バターン半島に追い詰めて、放置プレーさせました。
包囲部隊には、マッカーサー将軍に恥をかかせてやるからって、
アメリカの救援部隊が来るまで待てと、厳命してもらってる。
「蒋介石。なに、やってるんだよ。本気で日本と戦争する気じゃないだろうな」
“誤解ある。そんなことするはずないある”
“関係者は全員、処刑したある”
「ならいいけどさ、陸軍も殺気立ってて、止めるの大変だからな」
“わかってるある”
8月
上海で日本商品の不買運動。
米国でマンハッタン計画開始
西部戦線の報告も入ってきた。
アメリカ・イギリス連合軍と、フランス・ドイツ枢軸軍が
ブルターニュ・ノルマンディ半島で激しい攻防戦を繰り広げているらしい、
オランダの風刺漫画は笑った。
敵の陣営に銃口を向けてるけど、並んでる戦友同士が蹴り合ってんの、
そこまで嫌い合ってんのかよ。
相思相憎だな。
どちらにしてもドイツ空軍は海峡を超えずに済むし、
被害はそれほど深刻じゃないようだ。
アメリカもイギリスも日本を後回しにして、先にドイツとフランスを叩き潰す気らしい、
やっぱし、フランスの戦艦10隻は脅威なんだろうな
いま、オランダと交渉してる。
どんな交渉って “降伏しませんか” みたいな。
あいつら、アメリカとイギリスが勝つと思い込んで、いろいろ意地悪したし、
いまも、インドネシアにアメリカ軍とイギリス軍を駐留させてる。
あとアメリカとイギリスの輸送船とか、いっぱい、避難させてるし、
それ、戦争行為だから、
オランダ領インドネシア侵攻作戦もいいけど、
ここは、戦後のこと考えて、フランスみたく、オランダも寝返らせるほうがいいだろう。
オランダだって、本土防衛が、植民地を防衛より優先する。
ていうか、オランダと交渉するより、
対中戦、対インドネシア戦で、昇給と昇格したがってる陸軍との交渉が激しいって、どういうこと、
まじで、ムカつくんですけど、
ていうか、失業率が低いんやからな、
今年の新卒新兵募集は終わりだからポンポン殺すな
っていうか、徴兵をあてにして戦争すんな。
新潟工場で仕事していると、各地の報告が伝わる。
トランジスタのいいところは、ソースの桁を大きくすることができ、解読も早かった。
内容は・・・日本の輸送船団が敷島(マダガスカル)到着したらしい、
シンガポール陥落させたから敷島(マダガスカル)までの航路が開けたわけだ。
掃海処理が残ってるけど、
あと、インドにイギリス軍がいるから、安全航行は、もう、少しかかりそう。
今のところ、日本の艦隊や船団が攻撃されたという話しは聞いていない、
アメリカとイギリスの主力艦隊は、大西洋にいて、日本が後回しにされているようだ。
扉が開くと、少年が現れる。
「お父さん。これはなんですか？」
“来い”
14歳になった勇太が紙切れを見せた。
『やってみたかっただけなんだけど』
『こいつのリアクションは、中二値が低くて、失望させられるな』
「お小遣いが欲しいだろう。仕事を与えよう」
「いや、国民一人一月分配で、お金が入ってくるから別に・・・」
「少年よ。大志を抱け。少年よ。若いうちの苦労は買ってでもせよだ」
「それで、今度は、どこですか、お父さん」
「今日は、紡績工場だ。軍服作りは楽しいぞ」
「わかりました」
旧財閥で子供を子会社に出向させ、働かせることは、珍しくない、
下っ端仕事だが慣らし運転というか、仮免みたいなものだ。
職場と会社の問題点をノートに書かせることが目的で、いろんな経験をさせ、
跡を継いだ時、生かせるようにしている、
あと、素性を部長クラスしか知らないため、
課長以下は、新入りの扱いに慎重にさせられる、
しかし・・・・ 母親の教育のせいか、学習院のせいか、
素直過ぎて、面白みに欠けるな。
もう少し、中二値を上げないと・・・
そうそう、二宮家の子孫のため、
どこかの地下に楽×天で召喚したオリジナル倉庫を作ってる。
俺が死んだら子供に引き継がせるつもりだ。
おれが、どれだけ、歴史を改変したのか知ったら、
さぞ驚くことだろう
9月
中国戦艦3隻が台湾領海に近づく、
東郷茂徳外相が辞任して、大東亜省設置を道連れに白紙。
大東亜省を白紙撤回させてしまいました。
そんなの戦後でいいやん、形から入るな警戒されるだろう。みたいな。
まず、オランダをアメリカとイギリスから離反させないといかんでしょって話し、
それで、外務大臣と、フランス、ドイツ、イタリアの外交部官と一緒に
オランダ総督を説得しに行ってもらいました。
そうそう、日本軍は、とっても強いって証明するため、
連山10機で、オランダ総督府の上からクラスター爆弾の雨を降らしてあげました。
もう、度肝を抜いて驚いてたそうです。
“オランダ政府発。パナマ運河爆破は、アメリカ合衆国とイギリスの謀略である”
これをオランダ政府に言わせるの、マジで骨が折れました。
そりゃもう、政敵の関係者を偽札で買収したり、麻薬で陥れたり、ハニトラで篭絡したり、
おれも近いことやられたし、あの手この手で・・・
あとは、オランダ軍にインドネシアのアメリカ軍とイギリス軍を武装解除させ、
日本軍に引き渡させました。
そうそう、東南アジアにアメリカとイギリスの船舶が200隻ほどあって、
魚雷で損傷してましたけど、修理して使うようにしました。
10月
イタリアがイギリスに宣戦布告、エジプト侵攻が始まる。
トラック空襲
げっ！
イ～ タ～ リ～ ア～！！！！
負けフラグ発動 (笑
なんで、ここで、イタリアが参戦するかな。
ドイツ軍が東部戦線と西部戦線と北アフリカ戦線に裂かれてピンチじゃん、
フランス軍もイギリス軍とアメリカ軍相手に瀕死じゃん、
どうしてくれるんだよ。イタリア。
いいかげんにしろよ。イタリア。
疫病神なんだよ。イタリア。
ババ抜きのババだろう。イタリア。
どんだけ足引っ張るかな。イタリア。
空気読めよ。イタリア。
みんな、嫌がってるだろう。イタリア。
イタリア軍は、開戦前、エジプトに配備していたM4戦車に突撃をかまし
文字通り砕けて、総退却を開始したそうな。
なんか、ニューブリテン島を出撃したライトニング50機、B24爆撃機50機にトラック環礁が空襲されたらしい、
でも連山のレーダー管制で迎撃した雷燕30機と零戦60機が迎撃して撃退したらしい。
ニューブリテン占領を言い出す将校が現れたけど、贈収賄事件をでっち上げて陥れてやった。
まぁ あれだな、足場のないところに足場を作らせるなよ。
11月
連合国軍が北アフリカ上陸作戦を開始（トーチ作戦）
関門鉄道トンネルの旅客営業開始
日本のタンカーがバレンバン石油精製所から燃料を供給される。
アメリカとイギリスの機動部隊が地中海に突入し、イタリア艦隊を空襲。
最近、娯楽系生産品が減った。
基幹産業と軍需ばかりで繁華街はひっそりしている。
おれってば、若い女の子とあっちこっちで知り合いになってる。
なんていうの、
愛人契約
えへへへへへへ
おれくらい頑張ってると、女の子がその気になってくれやすい。
ほかの人はむつかしいんだ。
なぜって、働かなくてもお金が入ってくるから、
お金でどうにかしうようったって、無理だからね。
子供が出来たら株の一部を渡すからってことで話しをつけてます。
おれってば、管理できないくらい、企業再生してるし、
今回もパナマ運河爆破のあと、すぐ、株を買って儲けちゃったし、
子供が出来たら基幹産業の要所要所に配置するんだ。
親孝行な子供たちだったらいいな。
オランダが、米英寄りから、日独仏伊寄りになり、
日本はインドネシアの石油と鉱物資源を購入できるようになった。
いいよね。資源。
資源があれば生産力落とさなくて済むし、
これまで通り、日本と敷島を成長させられる。
そうそう、中国の反日暴動が沈静化している、
どうやら、日本が勝ってるので、大人しくなったらしい、
中国大陸で戦争しながらアメリカと開戦とか、前門の虎に後門の狼だし、
全力で対中開戦を妨害した甲斐がありました。
でもまだ油断できないかな。
日本人狩りとか、どこかの国が金さえ積めばやるし、
ブラジルの大使と会食、
カラジャス鉱山がどうなるか、気がかりだったので、聞いてみた。
返事は、中立を守るし、アメリカにもイギリスにも、カラジャス鉱山に手出しさせないとのこと、
どうやら戦前からプロパガンダしていたので、それが効いたらしい、
日本の歌や映画は、比較的安い値段で、第三国に輸出されていて、
日本人に対するイメージは、悪くなかった。
まぁ こっちは、ドイツ、フランス・・・あと、イタリアもいるし、
国際外交戦なら、相手がアメリカ、イギリス、ソビエトでも、なんとか戦えると思われたのかもしれない、
でも、最後は、日本をスケープゴートにするかもしれない、気を付けよう。
12月
米国シカゴ大学でウラン核分裂連鎖反応に成功
第81議会召集
日本石炭産出5000万t ＋ 輸入1000万t
日本の石油生産量180万t ＋ 人造石油8基80万t / 石油消費830万t / 石油備蓄量700万t
日本の発電生産量2530万kw
＝ 水力1870万kw ＋ 火力発電470万kw ＋ 地熱発電70万kw
＋ 洋上メタンガス発電プラットフォーム 12基120万kw
マダガスカル発電 617万kw
＝ 水力447万kw ＋ 火力発電170万kw
開戦前、アメリカとイギリスは、独仏枢軸を倒した後、日本を叩くつもりだったのか、
戦力の多くを大西洋に移動させていた。
大西洋でのフランス・ロリアン上陸と、西部戦線確立、
アルジェリア上陸作戦、
地中海侵攻とイタリア艦隊の壊滅など、
アメリカ機動部隊とイギリス機動部隊の活躍は華々しく、
その後、仏独通商破壊艦への空襲など、独仏の作戦計画を潰している、
仏独側も防空部隊で凌いでいたが、米英機動部隊の数度に渡る奇襲により被害を被り、
徐々に港を南に移動し、いまでは、敷島へ避難していた。
ドイツとフランスの大型艦を補修できるような造船ドックは、敷島くらいしかなく、
補修すべき艦艇が行列を作って並んでいる。
そして、アメリカは、思いのほか、インド・太平洋戦域で日本軍に苦戦し、
東南アジアを制圧されると、目障りな日本を片付けようと、
機動部隊と、戦艦部隊を移動させようと、大西洋の南に兵站を移動させていた。
Uボートなどの報告から、米英船団は、南に移動しており、
敷島（マダガスカル)攻撃が近づいていると推測されていた。
海軍省
「議員。今朝の報告ですと米英の輸送船30隻がケープタウンに入港しているとのこと」
「じゃ いよいよですか」
「東南アジアの制圧が間に合ったということでしょう」
「逆に東南アジアの制圧したから、敷島攻撃が早まったと言えるかもしれませんね」
「大西洋の橋頭堡を完全にしたあと、インド洋と太平洋の両方から攻撃してくると思いましたからね」
「パナマの修復は、完了しているのでは？」
「完了してるとしても、まず、弱い敷島を片付けようと考えてるのでしょう」
「まぁ そのほうが楽ですからね」
「内地の機動部隊が海戦に間に合えばいいが」
「たしかに」
アメリカ海軍とイギリス海軍が艦隊を敷島(マダガスカル)に集めようとしていた頃、
日本海軍も艦隊を敷島(マダガスカル)に移動させ、
避難してきた独仏艦隊と、集結しつつあった。
第1任務機動部隊
レキシントン、サラトガ、ワスプ、
ワシントン。
アトランタ、サンディエゴ。ブルックリン、サバンナ、
フレッチー型駆逐艦16隻
第2任務機動部隊
ヨークタウン、ホーネット、エンタープライズ、
ノースカロライナ。
ジュノー、サンフアン。フィラデルフィア、ナッシュビル、
フレッチー型駆逐艦16隻
イギリス機動部隊
イラストリアス、フォーミダブル、ヴィクトリアス、インドミタブル
レパルス、レナウン、
ノーフォーク、サフォーク。駆逐艦8隻
砲撃部隊
ペンシルベニア、アリゾナ、
ニューメキシコ、ミシシッピ、アイダホ、
テネシー、カリフォルニア、
重巡洋艦5隻、駆逐艦24隻。護衛空母4隻。
クイーン・エリザベス、ウォースパイト、ヴァリアント、バーラム、マレーヤ、
ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、ロイヤル・オーク、
重巡洋艦7隻、駆逐艦12隻。護衛空母4隻。
瑞鶴 赤城 蒼龍
妙高 那智 足柄 羽黒 高雄 愛宕 摩耶 鳥海
球磨 多摩 北上 大井 木曾
川内 神通 那珂
加賀 龍驤
古鷹 加古 青葉 衣笠
最上 三隈 鈴谷 熊野
天龍 龍田
長良 五十鈴 名取 由良 鬼怒 阿武隈
夕張
1680t級吹雪型駆逐艦
朧 曙 漣 潮 暁 響 雷 電
1325t級駆逐艦
睦月 如月 弥生 皐月 卯月 水無月 文月 長月 菊月 三日月 望月 夕月
1215t級駆逐艦
峯風 澤風 沖風 島風 灘風 矢風 羽風 汐風
秋風 夕風 太刀風 帆風 野風 波風 沼風
伊5 伊6 伊7 伊8
4200t級海龍(伊9～伊38)型潜水艦10隻
剣龍(けんりゅう) 刀龍(とうりゅう) 奮龍(ふんりゅう) 沃龍(ようりゅう) 嵐龍(らんりゅう)
陰龍(いんりゅう) 赤龍(せきりゅう) 黒龍(こくりゅう) 闇龍(やみりゅう） 瑞龍(ずいりゅう)
クレマンソー(伊勢)、ガスコーニュ(日向)。
ダンケルク(扶桑)、ストラスブール(山城)。
ノルマンディー(金剛)、フランドル(比叡)。
空母ベアルン。
潜水艦21隻
シャルンホルスト、グナイゼナウ。
リュッツォウ、アドミラル・グラーフ・シュペー、アドミラル・シェーア。
Uボート34隻
日独仏枢軸艦隊 戦艦8隻、空母6隻、重巡・ポケット戦艦19隻、軽巡17隻、駆逐艦36隻。潜水艦69隻
米英連合艦隊 戦艦19隻、空母10隻、護衛空母8隻、重巡14隻、軽巡8隻、駆逐艦78隻。潜水艦23隻
一見、いい勝負ができるように見られたが、フランスとドイツ艦隊は損傷が多く、
応急修理ができたとしても武器弾薬が少ない、
対するアメリカとイギリス艦隊は、兵站線を伸ばし、全力を出せるように迫っていたらしい、
艦隊同士が、まともに戦えば負ける、
数日後、敷島(マダガスカル)沖海戦の報道が世界中を駆け巡った。
アメリカとイギリス機動部隊の3隊は、敷島(マダガスカル)に近づくと、
F4Fワイルドキャット337機と、SBDドーントレス454機を出撃させ、
敷島から零戦286機、雷燕27機、96式戦闘機954機が迎撃した。
アメリカとイギリスの戦艦部隊は、5隊に分かれ、昔話21市を砲撃しようと接近し、
零戦96機、97式連山攻撃機170機、96式陸攻267機、97式艦攻360機、99式艦爆575機から空襲され、
ワイルドキャット112機が迎撃した。
そこに日本機動部隊が零戦148機、99式艦爆202機、97式艦攻138機を出撃させ、強襲をかけた。
報告だと、日本の航空攻撃で、
アメリカ・イギリス艦隊 空母8隻、護衛空母4隻、戦艦11隻、重巡5隻、軽巡4隻、駆逐艦38隻を撃沈し、
惨敗敗走させたらしい、
レキシントン、サラトガ、ワスプ、
ワシントン。
アトランタ、サンディエゴ。ブルックリン、サバンナ、
フレッチー型駆逐艦16隻
ヨークタウン、ホーネット、エンタープライズ、
ノースカロライナ。
ジュノー、サンフアン。フィラデルフィア、ナッシュビル、
フレッチー型駆逐艦16隻
イギリス機動部隊
イラストリアス、フォーミダブル、ヴィクトリアス、インドミタブル
レパルス、レナウン、
ノーフォーク、サフォーク。駆逐艦8隻
砲撃艦隊
ペンシルベニア、アリゾナ、
ニューメキシコ、ミシシッピ、アイダホ、
テネシー、カリフォルニア、
重巡洋艦5隻、駆逐艦24隻。護衛空母4隻。
クイーン・エリザベス、ウォースパイト、ヴァリアント、バーラム、マレーヤ、
ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、ロイヤル・オーク、
重巡洋艦7隻、駆逐艦12隻。護衛空母4隻。
カグツチは、HEAT（成型炸薬）弾とトランジスターを量産し、
魚雷と爆弾に装備させて、貫通力と命中率が増していた。
特に最新の空対艦ミサイルの40式誘導弾を合計350発配備させていた。
レーダー誘導で命中率が高く、
弾頭は、HEAT弾で装甲を貫通できた。
炸薬150kgの破壊力は、それほどでないとしても戦いを有利に運べたはず、
もっと、沈んでると報告もあるが、そんなに沈んでないという噂もある。
アメリカ海軍とイギリス海軍にしたら悪夢かもしれないが、
自軍の損害は確実でも、
敵の損失は、重複や錯誤、さらに願望まであって信用できたものじゃない、
艦隊が内地に帰還して、写真を確認し、将兵の話しを聞くまで眉唾と思っていいだろう。
日本艦隊は、独仏艦隊ともに追撃戦に参加し、
巡洋艦14隻、駆逐艦12隻が損傷しているだけらしかった。
おれ、この世界に来て、いろいろありました。
ファッションデザイナー戦線 外交パイプ橋頭堡構築 工作機械独立戦争
予言商戦 関東再建計画 閨閥入玉戦 成り勅任議員 国民一人一月分配政策
反逆のプロパガンダ 艦艇減・航空増の計 国際秘密結社ショ×カー部隊創設
八木・宇田アンテナ買い 大阪平野・濃尾平野再建計画 宝探しメタンハイドレート戦
朝鮮三分の計 奇跡の伊5号潜水艦 政商入り 南満州鉄道競売
男爵獲得 建設大隊創設 改造の赤城と加賀 21000t級蒼龍空母 65000級瑞鶴空母
戦艦10隻とマダガスカル交換 魔石トランジスター生成 禁断の人形峠のお宝
決戦の4200t級海龍型潜水艦 エジプト工作戦 張鼓峰事で日本膨張戦
日ソ中3ヵ国中立条約 日仏独経済連携協定 フランス戦艦3隻でカラジャス鉱山買収
自演のパナマ運河爆破テロ事件 在日クーデター発覚大量逮捕
アメリカとイギリスが日本、ドイツ、フランスに宣戦布告 敷島（マダガスカル)沖海戦
他にもあった気がするけど、全部、戦争回避と敗戦回避のためだから、
これ、自分が裏で動いていたかと思うと、笑っちゃうね。
でもさぁ どこか、フラグ外して、戦争回避を失敗しちゃったわけ、
どんだけ、無理ゲーやらせんだよ。ふざけんな！ ×夜×！！！！
残ってるのは、敗戦回避。
やれやれ・・・・
とある会合に呼ばれました (笑
でも前の会合と、顔触れも変わってる、
おれが国民に散蒔かせたお金を回収した奴がそれだけいたって事だけど、
既得権が国民一人分配とインフレにビビるのは、怠け者とか関係なくて、
パイの切り分けを変えちゃう成り金が出現するから、
やっぱし、敷島沖海戦で、航空部隊と潜水艦部隊が、
アメリカとイギリスの機動部隊を撃退できたのは大きかったね。
もう、既得権の権威とか、面子丸潰れだし・・・・
「敷島沖海戦が二宮君の戦略勝ちだったのは、認めよう」
「しかしだ。このまま、戦争が続いたとして、上手く、戦い切ることができるのかね」
「今回、敷島沖海戦の勝利で、アメリカの反攻作戦を1年以上遅らせています」
「エジプト工作が進めば、駐留イギリス軍は戦力を失い」
「エジプトはスエズ運河を国有化して中立を宣言するはず」
「日独仏伊の連絡が可能になれば、連携で戦えるはず」
「だが二宮君。東南アジアが、まだ残ってるではないか」
「独立勢力に任せましょう」
「例の譲渡地と租借地契約でかね？」
「はい、無駄に日本人を殺すべきではないと思います」
「無駄とは何だ」
「全国民は一丸となって、敵と戦うべきだ」
「そんな。威勢のいいことを言われても、戦略物資を生産する必要がありますし」
「徴兵して、一気に東南アジア、インド、中東、南アフリカを押さえればいいのだ」
「いや、それでは、生産力が落ち込んで、ジリ貧になるでしょうが」
「生ぬるい」
「いやいや、それで十分に勝てますよ」
「それは、本当だろうな」
「ええ、アメリカ人、イギリス人、ロシア人と、ドイツ人、フランス人、イタリア人、独立勢力が殺し合い」
「日本人が生き残れば勝ちでしょう」
「そんな、卑劣な・・・」
「しかし、それが国家戦略じゃないですか」
「「「「・・・・・」」」」 ぶすぅ～
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二宮勇太（14）
二宮由紀（11）
二宮翔太(8)
二宮慎治（4）
洋上メタンガス発電プラットフォーム 12基
洋上人造石油精製プラットフォーム 8基
史実 日本人総人口7288万
戦記 日本の総人口8452万 (敷島500万人）
日本49万8177k㎡。台湾自治区56283k㎡。関東州3462k㎡。
舟山群礁1371k㎡。南洋諸島2475k㎡。
祟明島(1225k㎡)。
敷島(マダガスカル)58万7040k㎡。
新北方領土51万2610k㎡
(カムチャッカ半島472300k㎡、北樺太40310k㎡、ウラジオストック500k㎡)
| 第19話 1941年 『おれ、不戦したいんだけど』 |
| 第20話 1942年 『３・１１パナマ運河爆破テロと・・・』 |
| 第21話 1943年 『おれ、この世界にきて・・・・』 |
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