第10話 1954年 『捏造、神火書記』
長崎
寒村に作られた寝殿造りの建物が安倍陰陽衆総本山だった。
伝統的な陰陽師服を着た白人たちが小屋に住み込み、農作業をし、
学んだ通り式神や結界を作り修練をしていた。
100人に2人は、アメリカ情報部から送り込まれたCIAだった。
ひと時
「どうも胡散臭い修練だな」
「だいたい、日本人の信者も少ないというか、特高のような気がする」
「タバコを吸いてぇ 酒飲みてぇ はめ外してぇ」
「あははははは」
「肉もたらふく食いてぇ」
「この前、食べただろう」
「遠い過去のような気がする」
「週一で、ウサギ肉だろう。それもほんのちょっと」
「ここは囚人か。アメリカの刑務所の囚人だってもっと肉を食ってる」
「我々は、いい大人だぞ。更生なんか望んでいない、不道徳の自由と不摂生な生活を要求するぞ」
「あははははは」
「「「「・・・・・・」」」」 ため息
「館では何をしてるんだろうな」
「さぁね。隠し部屋があるというが、死神教はダミーで」
「本体は “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” かもしれないし。全容は掴めてないからな」
神火人は存在を正当化するため、新しい古書を創作していた。
ぶっちゃけると、捏造歴史の事かな。
太古、神火族は、金箱を運ぶ部族から万葉仮名を学び、彼らを書き残した書記という形をとった。
古事記や日本書紀を補填し、且つ、神火人を担保した内容が望ましかった。
意訳
“陽の沈む地から、陽の昇る島へ移る部族が多し、数十種族にも及んでいた”
“神火を持たぬ者たちの多くは、薄い表情で、文字を持ち、農耕を行う”
“神火の民は、彼らに学ぶところがあって、彼らと仲睦み和合した”
“陽の昇る島は、人が増え、神火が薄れ、与かり知らぬところで人々が争い世の乱れが増えた”
“大陸の人々は利欲深く、富を収奪しつつ、点在して広がり”
“半島の人々は我欲深く、結束し、民と民の間に不和を生じさせ、上下を作り、奴隷を作った”
“渡来人で、神に選ばれ金箱を運ぶ部族は、文字を持つことから伝承が残り”
“ほか部族の口承が薄れていく”
“神火の民は、金箱を運ぶ部族から文字と陰陽を学ぶも、乱れる世を憂いた”
“時に、金箱を運ぶ民は、風変わりな伝統を持っていた”
“天之御中主神、曰く”
“神産巣日神は、生きよ と言われ”
“高御産巣日神は、ふえよ。地を満たせ。地を従えよ と言われ”
“宇摩志阿斯訶備比古遅神と天之常立神は、海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ、と言われた”
“一つ、国之常立神の時代。神は光を作り、昼と夜を作った”
“二つ、豊雲野神の時代。空(天)を作った”
“三つ、宇比地邇神、須比智邇神の時代。神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た”
“四つ、角杙神、活杙神の時代。神は太陽と月と星を作った”
“五つ、意富斗能地神、大斗乃弁神の時代。神は魚と鳥を作った”
“六つ、於母陀流神、阿夜訶志古泥神の時代。神は獣と家畜と、神に似せた人を作った。
“七つ、耶那岐神(アダム)と耶那美神(イブ)の時代。神は休んだ”
“耶那岐神(アダム)と耶那美神(イブ)の子ら”
“建速須佐之男命(カイン)、月読命(アベル)の争いのあと、天照大御神(セツ)が血統を継ぎ”
“正勝吾勝々速日天之忍穂耳命(エノス)から天津日高日子番能邇々芸命(カイナン)に継がれ”
“その後、天津日高日子穂々手見命(マハラレル)から天津日高日子(ヤレド)に継がれ”
“そして、地上から消えた神武天皇(エノク)から金箱を運ぶ民の王朝が始まる”
“綏靖天皇(メトシェラ)、安寧天皇(レメク)、懿徳天皇(ノア)、考昭天皇(ヤペテ)”
“考安天皇(アルパクシャデ) 、考霊天皇(シェラフ)、考元天皇(エベル)”
“開化天皇(ペレグ)、崇神天皇(レウ)、垂仁天皇(セルグ)、景行天皇(ナホル)、成務天皇(テラ)”
“そして、仲哀天皇(アブラハム)、応神天皇(イサク)、仁徳天皇(ヤコブ)以降”
“金箱を運ぶ血統は、家族から部族になったという”
“この島に金箱を運ぶ民が現れたのは”
“国之常立神から耶那岐神(アダム)と耶那美神(イブ)の時代、約束の地を追われて100年を過ぎ”
“神武天皇(エノク)の頃からであるが、最後の民が島に着いたのは応神天皇(イサク)という”
“金箱を運ぶ民は、約束の地の歴史と、新天地に至り住む歴史に重ねた”
“天武天皇は、島は、大陸の民に負けない民が住み、大陸の人々が知らない歴史があると、これを公とした”
“神火人は、大げさな事をするといいささか、笑いけり”
「こんな感じか。さりげなく、古代神火族と陰陽師を繋いだぞ」
「いや〜 まぁまぁかな・・・」
バシ〜〜ッン!!!!!! バシ〜〜ッン!!!!!!
「真高! 城木! 皇統侵害だ。馬鹿モノ!!!」
「いや、つい、面白くなって」
「不敬だろうが! 却下!」
「「あははははは・・・・」」
イギリス軍が撤退し、
スバス・チャンドラ・ボースがインド合衆国初代大統領となった。
インド合衆国国軍が編成され、
ボースの出自の西ベンガル州の人材が登用されると、
強力な政治力で、カースト廃止、宗教分離、言語統合といった政策が進められた。
ガンジーとネルーは野党勢力として拮抗していたものの、政策的に大同小異だった。
チャンドラ・ボースは、イギリス資本を追い出すと、子飼いに利権を分配し委ねていく、
そして、インド企業にノウハウがなく経営が成り立たない利権を日本企業に委ねたことから。
日本企業がイギリスが保有していた利権の一部は支配してしまう。
さらに機動部隊売却利権でムンバイ港を中心に利権を伸ばしていたことから、
日本企業の市場は内陸部へ浸透していた。
ニューデリー 国会議事堂
ガンジーの葬礼に日本人たちが加わっていた。
「インドは大国化するだろうか」
「チャンドラ・ボースのインド統合が成功すれば発展するだろう」
「ボースが圧政で人気を失っても?」
「ガンジーは遺言でボースを支持してるし、ネルーもボースと共同歩調をとってる」
「インド大統領が2代続けてインドの統合政策を強行すれば数百年分の成果を挙げられるかもしれない」
「だが、少数民族や少数言語族は、血を見てるから反発している」
「アイデンティティを殺されてしまうのだから当然の反発だろうな」
「それにイギリス領インド成立から分断工作70年分の成果もあるようだ」
「イギリス情報部は、同族のインド人を殺した証拠を写真、映像、書類サイン付きで握っているし」
「売国収税人は、同胞インド国民を裏切ることで、地位と名誉と財産を手に入れている」
「大物は逃げ出したようだが、中堅と小物は、インドの残らざるを得ないだろうし」
「裏切り者は自動的に反日活動や日印離反工作に勤しむだろうし」
「生存本能を発揮して売国奴の立場を隠蔽しようとするし、イギリスの国益も守ろうとする」
「おかげで、ガンジー、チャンドラ・ボース、ネルーは何度も命を狙われた」
「たぶん、イギリスからも破壊工作費が出てるだろうな」
「騙された程度なら救いはあるがね」
「一度、売国奴に身を落とすと、弱みを握られ傀儡に成り続けるしかないし」
「同胞を殺したら救いようがなくなる」
「まぁ 同胞といってもカーストがあるから動機でありなんだろうが」
「植民地支配で、貧富格差と身分制を利用するのは、イギリス人の常套手段だよ」
「でも、イギリスが来る前から、カーストはあった。インド植民地化でイギリスばかりが悪いとは言えない」
「まぁ 格差を造れば、国防意識なんて吹っ飛ぶだろうからな」
元中将が最後に挨拶すると、日本人たちも議場を降りていく、
「自分の栄誉栄達のために部下の命を生贄にしやがって、ただで済むと思うなよ」
「・・・・・」 しょんぼり
「犠牲なった将兵のことを思えば、外交戦略的な成果を捨てるわけにもいかないが、もう十分だろう」
「ええ」
「これで、引っ込んで貰うことになる」
「わかっています」
日本の新支配者は、ほとんどが庶民出だった。
そのため戦功が悪く、国民に不人気な将校は先行きが暗かった。
元中将は、神火人にインド国民軍の人脈を利用された後、インパール作戦の責任を取らされる。
空母エセックス、 軽空母インディペンデンス、モンテレー、
大巡アラスカ、グアム
重巡ポートランド、
軽巡クリーブランド、コロンビア、フリント、ツーソン。デトロイト、リッチモンド、
駆逐艦14
ムンバイ港に配備された機動部隊は、港湾整備が進むにつれ、艦の補修が可能になっていった。
それでもジェット機運用といった複雑な修理になると、日本まで回航しドック入りとなった。
この時期、震電改型の艦上戦闘機が中規模海軍国に輸出され配備されるようになっていた。
基本設計で離着艦が容易になるよう作られていたが、F6F戦闘機より性能がよかった。
輸出型 艦上戦闘機 海鷹
自重6000kg/全備重10000kg
全長10m×全幅12m×全高4m 翼面積30m
直径60cm級彗星603型エンジン(推力3600kg)×2
速度1200km/h 航続距離2000km
電探 月光(12km) 20mm×1門 ハードポイント6基(2000kg)
日本海軍軍事顧問たちは、飛行甲板に着陸して停止する戦闘機を見て胸を撫で下ろす。
「なんとか、離着艦できるようだ」
「性能据え置きで、離着艦性能に余裕を持たせた設計で正解だったな」
「というよりジェット化に対応できるエセックス型空母が怖い」
「日本空母じゃ無理だったな・・・」
インド ポルトガル領ゴア 沖20km
艦上戦闘機が編隊をなして飛行し、
大巡アラスカ、グアムの砲門が火を噴いて、ゴアのポルトガル人を威圧した。
平和的な退去に応じない場合、砲撃がなされるかもしれない恐怖心を住民に植え付けさせる。
「ポルトガルは応じるだろうか」
「ポルトガルは、外交ルートを通じて日本にインド艦隊を引かせるよう伝えたようだ」
「軍事顧問団は機動部隊の訓練に関与できても、指揮権はないよ」
「欧米は、機動部隊を売った国の海軍の指揮権を日本が持ってると誤解しているらしい」
「艦隊維持運営費で儲けたいだけだし。指揮権はいらないだろう」
「神火人は、気紛れに艦隊を壊滅させることができるから、そこまで支配する気になれないだけだがね」
日満州(100万ku) + 和洋州(25万ku) + 輝夜州(21.9万ku) = 146.9万ku
陸続きの大陸・半島を合わせた面積は、モンゴルより小さく、ペルーより大きかった。
広大な大地に2億の漢民族が住んでおり、中国軍閥連合からの流入が続いていた。
第2京杭大運河が完成するまで密入国のいたちごっこが続くと考えられ、
それを防ぐべく、軍閥行政の穏健化を要請し、軍閥への投資も行なっていた。
しかし、待遇の差が密入国につながる。
日本人の移民は、日本列島から輝夜州、日満州へ移動しつつあり、
和洋州の日本人も徐々に増えていた。
大型の土木建設機械が次から次へと投入され、製鉄所、発電所、鉄道、道路などインフラ整備が進み、
機械で大まかな土木工事を行うと、漢民族が人海戦術で細かな作業が行われる。
神火人は三式指揮連絡機で上空を飛び、
資源帯を探したり、密入国を監視したりしていた。
「空から見ると中国の人海戦術の怖さがわかるねぇ なんでこんなに人がいるんだろう」
「戦争中も中国軍相手に苦労したらしいからな」
「とりあえず、第一運河の東に100mの堤防を作って、東側に幅1kmほどの堀を海抜-20mほど掘る」
「新旧二つの運河が並ぶことになりそうだ」
「和洋州側の岸は高さ100mの断崖まで押し上げる」
「全長2500km、幅1km、海抜-12mの堀が完成したら海水を流し込んで完成する」
「和洋州に流れ込む川は両岸を堤防で守って。地下海路で繋がることになるかもしれない」
「河水を汲み上げるのはやめたのか」
「上下水道を完備させたいし、流石に5本の大河はね」
「川の両岸の堤防は道路を兼ねた閘門式になるかな」
「30000t級の船が行き来できるよ」
「運河の優先権は日本になるんだろうな」
「対岸をそのまま押さえて日本領内に建設するのだから大丈夫だろう」
「中国も使いたがるだろうから通航料が取れるかもな」
「しかし、大工事になるな」
「作ってしまえば和洋州防衛は飛躍的に高まるし」
「安全と安心は投資と移民に繋がる、和洋州が軌道に乗れば後々楽ができるからね」
「しかし、大規模な工事が目白押しか・・・」
「鉄筋コンクリートの耐久年数は50年から60年」
「日本、輝夜、日満州、和洋州、扶桑州、大和州で建設していくとな」
「補強、補修、建替えだけで巨大ゼネコンを維持させることができる」
「海外の建設需要もあるし。ゼネコンの繁栄は永遠かな」
「星型城塞は必要なのかね」
「大陸は、金で安全と安心を買わないとね」
「それに長江の魚を養殖して釣り堀にする計画があるようだ」
国防省技術研究本部
神火人が放射線を繊維、プラスチック、ゴムに当てると分子結合が強化してしまうことがあった。
検証が進むにつれ、効率が良く、もっとも効果的に素材強化できるデーターが取れ、
工場で機械的に生産できるようになっていく、
関係者たち
「ずいぶんと品質がよくなったと思うよ」
「問題は冶金と精油じゃないか」
「いや、こっちはこっちで必要だからね」
「なんとも回り道だな」
「常人は直接的な方法がないから回り道でやるんだよ」
「まぁ 資源はあるからいくらでも実験できる、配分と工程を地道に組み合わせていくしかないね・・・」
爆発音が響くと、筒から6.5mm×50弾が押し出された。
火薬の研究は、破壊力、射程、命中率の向上につながった。
そして、安定した物質で、火薬の爆発を制御させるという相反した技術の結晶でもある。
「銃身と薬莢で防音効果を高めても意外に推進力に転換するみたいだ」
「音波も力のうちだろう」
「しかし、炸薬を減らしたぶんが低減してる」
「発射音が小さい方が有利な時もあるだろう」
「通常炸薬で防音効果を高めたほうがいいかも」
「なんか、細かいなぁ」
「発明は天才の掛け算が必要だが」
「技術差なんて塵も積もれば山となる足し算だから、小さなことからコツコツとだろう」
「日本は、低賃金の割に勤労な人間が多いから有利になるよ」
アメリカ合衆国 連邦準備制度(FRB)
白い家から西に歩くと、1kmもない距離に閑静な区画があり、
貨幣価値が全てを支配するエクルズ・ビルが建っていた。
このFRBの基本思想は、借金を対価に紙幣を発行する単純なもので、戦略も単純だった。
数字を印刷した紙切れが労働、物、土地家屋。命と交換され、
国民や国外から公定歩合の利息分を取得していく、
借主の資本家が紙幣を紙屑のように使い、利権を積み上げていく、
産業を潰すこともできないほど究極にまで高めると、赤字国債を食い始め、
税金という形で皺寄せを国民に押し付けることができた。
そして、紙幣の供給をやめる、
政府や企業が紙幣を吸い上げ市場に出回る社会資本が減るほど、
紙幣を奪い合って、労働、物、土地家屋。命の価値が低下し、
困窮した者たちは紙幣をするためにはなんでもするようになり、
国民全体が紙幣を持つ者の奴隷になっていく、
FRBは第一次世界大戦で政治権力を強め、世界恐慌で経済支配を強め、
第二次世界大戦でアメリカ軍とCIAを利用して、国際外交戦略を展開できるまでになっていた。
アメリカの影響下にある欧州の金融関係者は、ERBエコノミーヒットマンの圧力を受け、
FRBの野望は、欧州で成功し、アジアでも成功しかけていた。
しかし、敗戦直前の日本に出現した神火人がFRBの計画を狂わせた。
それは死病という形で、アメリカ軍を殲滅し、ハワイとアラスカが奪われ
宣戦布告してきた極東ソビエト軍をも中部シベリアまで敗走させてしまう。
東アジアから東南アジア、中東に至るアメリカとイギリスの利権は実戦力の喪失と共に失われ、
アメリカ本土ですら死病の広まりに恐れを抱き、死神教の侵食を許した。
そして、あろうことか、死神教は献金の再配分がもたらす効果をアメリカ国民に教えていた。
FRBの一室
「やれやれ、東アジアから中東にかけて失った利権は、酷いものだな」
「欧州支配は強まったよ。アメリカ産業は全盛期だ」
「だが戦争は終わったし、軍需産業は経費が膨大過ぎて設備を維持できなくなってる」
「軍事力は日米ソ3極冷戦という形で緊張を維持すれば維持できるのでは?」
「問題は、日本の神火風の根源だ」
「死病が作為的なものでなければ、いまの日本の戦後外交戦略はありえない」
「そして、日本は、明らかに神火風を利用した戦略情報戦を仕掛け、アメリカ国民の世論を誘導している」
「ん・・・確かに、アラスカとハワイ占領は、神火風の保有がなければ踏み切れないだろうし」
「自由都市リューベック。3000kuを寄越せなど、思いもつかないだろう」
「あの時は、全米全国民が西海岸に上陸した死病に怯えていた」
「死病の勢いから、アメリカ国民が全滅させられると思ったほどだ」
「しかし、日本国は、配線直前まで追い詰められて条件闘争を行える状況ではなかった」
「国体を維持するだけで精一杯だったはず」
「それが軍を進出させて失地を奪うだけでなく、アメリカの国土さえ占領してきた」
「明らかに死病が日本将兵をターゲットにせず、アメリカ軍将兵をターゲットにしていると確信していた」
「そして、死病は日米講和と共に沈静化し、死病を説明する死神教が取ってつけたように現れた」
「こういう、ショックドクトリンと世論形成は、我々が得意とするところだ」
「まさか、我々が日本発のショックドクトリンと、日本産の宗教に追い詰められようとはな」
「しかし、死神教が本物ならまずかろう」
「そんなはずはなかろう」
「死にかけた病人が治ったそうじゃないか」
「死神教の陰陽師は、時々それをやるな。どうやってるのかわからんが」
「その死神とかいうのと接触できないのか」
「接触しようと思って、CIAを日本の死神教に送り込んでるんだろうが」
「裏は取れたのか?」
「それらしい陰陽師の建物はあったよ」
「しかし、こちらが戦前の動きを調べた限り、そういった情報は入ってこなかったがな」
「彼らに言わせれば陰陽道は、霊的な力しかなく、物理的な力が弱い」
「体制の不信もあって、命脈を保つだけで精一杯だったとか」
「物理的な攻撃に対抗できないのなら、戦前、そういった情報は広がらないのでは?」
「しかし、呪詛返しで核爆発から死神が現れ我々に向かって来るなどと・・・」
「というか、キリスト教は本当に日本に呪詛をかけたのか」
「エクソシストは、否定できないと」
「あのペテン師どもは、自身の存在を強化するために、日本の嘘に便乗してるんだ!」
「しかし、キリスト教も死神教に信者を派遣して、死神教を探ってるそうじゃないか」
「ふっ」
「死神教は、なにか、反米工作をしてるのか?」
「CIAとFBIの話しでは、酒はほどほどで、タバコは少なめに」
「食べ過ぎに注意して、健康に気をつけましょうとか」
「法律を守りましょうとか。交通事故に気をつけ、危ないところにいかないようにしましょうとか」
「一流の不良更生施設だとか」
「そりゃまた・・・ 仮に長生きできても入りたくない宗教だな」
「ふっ」
「死神教最大の反米工作は、献金の半分の再分配だよ」
「どうしてもアメリカ国民の目は、我々に政府と資本家に向く」
「献金を信者にばらまかず。企業投資を勧めさせろ」
「何度も言ったさ。我々に寄付すれば10倍にしてやるし、仲間に入れてやるとな」
「それで?」
「嫌だと」
「なんとかしろ」
「暴漢という形で陰陽師に手を出そうとして、全米で数百人が死んだのは有名だ」
「犠牲者には、我々の仲間さえいる」
「国民も手下も死病に怖気付いてるので、荒事は難しいでしょうな」
一人の男が1ドル札を弄ぶ、
「死神か・・・ まさか、我々より強い切り札を持ってる種族が現れるとはな」
デトロイト 死神教
信者が集まってくる。
「長寿と繁栄を」
「長寿と繁栄を」
前回の献金の半分が均等に信者に配られるため、信者が多い
礼拝
“アメリカの自動車生産は素晴らしいものがあるようです”
“ですが経営者は経済の専門家になってしまい。製造の専門家が減ってしまってるようです”
“日本は、逆に製造の専門家が自動車会社を経営しています”
“経営は下手かもしれませんが、自動車製造は上手くなるでしょう”
“アメリカは、もう少し、製造の専門家の意見を取り入れるべきでしょう”
“お金を集約させ、産業を巨大にすることはいいように思えます”
“確かに利益を上げるため合理化し、一生懸命に働くでしょう”
“しかし、金の価値が強まり、拝金主義者が増え、失業と、犯罪が増えるのです”
“貧富の格差は大きくなって、犯罪が増えています”
“無論、お金の価値は保たなければなりません”
“しかし、バランスなのです”
“金の価値が小さくなれば、道徳が回復するのです”
陰陽師が一ドル札を振る。
“この紙切れでなく。人柄に価値を置くようになるのです、人の命が尊くなるのです”
“わたしたちがアメリカ国民にお金を配るのは、アメリカの資本家にお金を配るよりいいのです”
“お金をばらまき、お金の価値が低下すれば、倫理観が強くなり、アメリカ人の正義が回復するのです”
“お金を溜め込み、しがみつくことになんの意味もない社会を作るべきでしょう”
“彼らお金持ちたちは、結託しています”
“無職者をダシに騒ぎ、適当な打開策も取らず、税金をもらってる人たちがいるのです”
“彼らは、無職者、ヒッピー、ホームレス、餓死、自殺を増やし、社会問題化しています”
“しかし、税金をもらうのが目的なので貧困を解決するどころか、悪化させるでしょう”
“仲間内だけで金を循環させ”
“言う事を聞かないまともな資本家が現れることを恐れ、フードクーポンを配るわけです”
“アメリカ国民は、この紙切れより。コミュニティー、人格、人の命を尊ぶことを考えるべきでしょう・・・”
CIA & FBI
『くそぉ 日本人め、偽善者面して好きなこと言いやがって』
『しかし、信者はおとなしく聴いてるぞ』
『騒いで追い出されたら、再分配金袋を貰えなくなるだろうが』
『それだけならいいけどな。陰陽師の言ってることを真に受けたら・・・』
『真に受けたらなんだよ』
『んん・・・なんか、面白くないな。複雑・・・』
『ちっ 面白くない』
『だいたい、日本人の被爆者が未だに生き残ってるのが不思議だ』
『ネバダの核実験じゃ 兵士がバタバタ死んで、死体すら見せられないというのに』
『ふっ 皮肉な話しだな。死神教がアメリカ国民を生かそうとして。アメリカ政府がアメリカ国民を殺してる』
『日本というべきか。死神教の幹部は、アメリカの国情を見抜いてるのかね』
『あいつらはスパイ組織だよ』
『それもアメリカ人に味方して親日を増やす、もっともタチの悪いスパイ組織だ』
『我々の仲間内でさえ、日本と友好を考えてる人間が増えてるくらいだからな』
『核と死病の関係を疑われてるから核実験を強行してるのだ』
『そうでなければ、何万というアメリカ人は死なずに済んだ』
『大半が犯罪者や身寄りのない人間なのが救いだがな』
『ふっ そうでなければ暴動になってるだろう』
『労働争議と小さな暴動が起きてるよ』
『これくらいの負担なら、まだ、国家権力が必要だと、国民が信じるレベルだ』
『そうだ。極悪非道な反政府組織を作らせよう』
『いいねぇ 元死神教信者ならもっといい』
『じゃ 適当な囚人を探して、死神強に入信させてみるか』
『どっちかって言うと、前科のない死神教信者のほうがいいのだが・・・』
『探すのが大変だな。死神教に入信しただけで、フードクーポンを使わずに済むし』
『死神強系列企業に入社すれば、収入はある』
『その上、死神ウランと死神プルトを極度に恐れはじめる』
『本当か。俺は、会えるものなら会いたいぐらいだが』
『絵で判断するなよ』
『ははははは・・・ 日本人って絵が上手いんだな』
政治プロの貴族議員が見守る中、衆議議員の候補者抽選が始まる
25歳以上の国民から抽選で選出され、
選ばれた候補者は辞退するか、一人一人公約を書いて候補者になっていく、
利権団体と交渉が始まり応援するか、応援しないかも決まっていく、
その過程で公約が変わり、
その度に公約が更新されていく、
そして、中選挙区制で、候補者の3分の1が当選し、
上位者は国政議員で、下位者は州政議員の衆議院議員が決まる。
“原爆を落とされた人々の世界平和を望む会”
「抽選なぞせず、普通選挙にしたほうが仲間を議員にしやすかったがね」
「貴族院だけでもいいだろう。衆議院はガス抜きだよ」
「ガス抜きにしては勢力が大きいが」
「大きくても圧力をかけ易い我々が有利だよ」
「成果は?」
「広長閥を地方にバラけさせて、候補者と交渉させてる」
「まぁ 上手くいってるようだ」
「国会で、神火人の事だけは、触れて欲しくないからな」
「ふっ」
「死神教の集票は?」
「それなり。健全すぎて人気がない」
「タバコを吸いたい者は吸いたいだろうし」
「酒を飲みたい者は酒を飲みたいだろう」
「肉だって食いたいだろうし」
「健全すぎるのは、人間性の否定だから嫌われるよ」
「死神教なんて付けるからだ」
「死神教は、アメリカが付けた通称で。正式名称は天光正教と聖炎主教なのだが」
「しかし、呪詛返しで、アメリカに送り返した死神ウランと死神プルトの懐柔が目的の主教だろう」
「まぁ 教理は消極的だし。集票組織で強くないから面白みにかける」
「むしろ、アメリカとソビエトの票数が大きい気もする」
「戦わずして、勝てるのなら、アメリカの選挙に介入してもいいがね」
「やりすぎるとアメリカ国民の国民の反発を買うよ」
「まぁ 死神教がまともなことを言ってる間は、大丈夫だろう」
「当事者が死神教と言ってるようじゃ どうにもならんな」
「時にゴ○ラを見たか?」
「ああ、核兵器で現れた怪獣なんて、神火人を想起させてしまうが、困ったものだ」
「我々に行き着くだろうか」
「それは困るが、下手に扱うと、注目されるからな」
「どうしたものか」
「とりあえず、面白いから放置する?」
「んん・・・ だなぁ」
神火人たちはアメリカ軍、ソビエト軍を合わせて300万も殺傷したせいか、荒事に消極的になっていた。
自由都市リューベックの街並みが整備され、
地下要塞が張り巡らされていく、
10t級グランドスラムの貫通力は40mであり、
リューベック防衛省は、科学技術の向上もありうるとして、将来的な貫通力を80mで計算し、
地下要塞に至る地中に何十層もの防衛シートを敷く計画を立てた。
無論、莫大な国防予算が必要とされた。
しかし、米ソ勢力圏の焦点に国土があることから市民の理解と協力が得やすかった。
関係者たち
「鉄筋コンクリート層、砂利層、粘土層の組み合わせがいいと思うな」
「投下地点に成形炸薬弾を上向きに置ければ最高なのだが」
「そうだな。メタルジェットで鉄鋼弾頭を破壊できれば、貫通爆弾の威力を減退させることができる」
「問題はどうやってそれをやるかだろうが」
「最重要区画は成形炸薬弾を上向きに敷けるのでは?」
「圧力がかかれば爆発させて、グランドスラムの弾頭を破壊する」
「実験すべきだろうか」
「実験はしたいが、そうそう金がない。場所もな」
「実験データーを頂けるのでしたら、場所は提供してもいいですよ」
「「「「・・・・」」」」
「飛行機も提供しますよ」
「本当ですか」
「ええ、日本は公共事業中心に再建中ですし、軍事関係は、予算的に理解されにくいことがあるので」
「是非、お願いしたい」
「自由都市リューベックは強靭である方が日本の国益に叶いますからね」
衝撃実験は縮小した形で行えても、
最終的な確認は、実際に10t級グランドスラムクラスの貫通爆弾を投下し、確認する必要があった。
イスラエルは、第一次中東戦争(1948年5月15日〜1949年7月)で、ユダヤ人は占領地を支配し、徐々に力をつけていた。
そして、中東諸国は、イスラエルに反発し、着々と反撃の準備を整えつつあった。
エジプト カイロ
日本人たちはピラミッドを見学していた。
「アラビア人たちは、勝てるだろうか」
「戦争準備をしてるがな。本気で戦うのかね」
「あまり事を荒立てたくないのだが」
「荒立てたがってる連中がいる限り、和平は無理だと思うね」
「しかし、ハザール人は、なんで、パレスチナなんかに」
「どうせ、里帰りするならウクライナでも占領すればいいんだ」
「ふっ 宗教的な正統性だろう」
「それにウクライナだと、いくらなんでも虐殺される」
「信仰は血を超えるってか」
「まぁ 交戦にあった扶桑州と大和州はともかく」
「日満州と和洋州を考えると、一方的にイスラエルを非難するのはむつかしいがね」
「それはそうと、死神教とイスラム教の会談なんていいのかね」
「イスラム教は、たぶん、秘密を知りたいんじゃないかな」
「イスラム教もイスラエルと戦争する気、満々だな」
「死神ウランと死神プルトを懐柔できても、使役は無理って言ったんだがね」
「それじゃ困るんだろう」
「何としても死神を味方につけたいんだよ」
「まぁ 気持ちはわからんこともないが、死病の正体がバレるようなことは避けないとな」
「それは言える」
古代から続く戦いの舞台は、地上、海上と広がり続け、
近代に至ると空中と海中にまで戦域が広がってしまう。
宇宙ロケット開発は、ミサイルの射程、破壊力、命中力と直結し、
地上、海上、空中、海中の戦力を底上げするだけでなく、
第4戦域の可能性を持ち、次世代戦争を支配する力も秘めている。
そう信じる者たちは成果と予算に比例して着実に増えていた。
日本の宇宙ロケット技術は、ドイツのA09/A10二段ロケットを模倣できるようになると国産化が進みはじめる。
マヌス島(1639ku)
港湾、鉄道、道路網が建設されていく、
「A09/A10二段ロケットは射程5000km。少し欲しいか」
「もっと高性能化すべきだろう」
「日満州、扶桑州、大和州は、大陸間弾道弾のような長射程である必要はない」
「6000kmほどでも足りそうだ」
「いや、直線を飛ぶと迎撃されやすくなるからな」
「軌道を変えたあと、目標に飛ばしたほうが迎撃されにくい、よくをいえば7000kmから8000km」
「ロケットは、スリムにしたほうが空気抵抗が少なくていいのでは?」
「それだと、姿勢制御ジャイロを小さくしないと」
「回転を速くしたらいいのでは?」
「簡単に言ってくれる」
「しかし、互いの地対地ロケットは狙い合うだろうし」
「地下サイロに入れたとしても互いに相殺して、質より数の戦いになってしまう」
「それに核兵器と組み合わせると、効果的だ」
「核開発は?」
「まだ進んでないがいずれ完成するだろう」
「むしろ、艦艇発射や潜水艦発射が安心じゃないのか」
「むろん、開発するがね」
「宇宙ロケットは?」
「人工衛星を上げたところで。1775年のタートル潜水艇に毛が生えたような戦力だろうな」
「全然ダメだろう」
「いや、技術は向上するだろうから、やらない方がダメだと思うね」
「日本もその頃から潜水艦を研究していたら、太平洋戦争も、もっと違った結果になっただろう」
「ふっ そうなったら、我々は存在しなかったな」
「それは困る」
「まぁ 神火風は抑止力になる。しかし、今のところ、超常現象は我々の世代のみ」
「とはいえ、国防を他力本願どころか、神通力に頼ってばかりもいられまい」
「それも言える」
「だが、神火風で、日本を神の国だと言い張るお馬鹿さんたちが増えても困る」
「ふっ 馬鹿軍曹を思い出してしまったぜ」
「精神論者は、反日と並んで、最悪の日本人だからな」
「我々が死に絶えたのち、公表すれば日本は神の国ではないと目が覚めるだろう」
「だが、馬鹿は、日本中を核爆発させかねないぞ」
「「「「あはははは・・・」」」」
「適合する日本人は半分以下だよ」
「しかし、適合すれば、歩く機動部隊、歩く一個師団の戦力になるよ」
「それは2000人弱の上位者だろう。それも正体が知られてない時だ」
「神火核の複製を考えたほうが安全だと思うね」
「数世紀先の話しはやめてくれ」
「原爆投下で、ばら蒔かれた神火核は?」
「あれは体内に入らず、一定時間を過ぎるとシリコンとカーボンの網が壊されバラバラになるものだ」
「まぁ 海外に秘密を知られるよりはいいが」
「それより神火人用の兵装は?」
「今のところ放射線増幅装置開発は成功していない」
「特技を使って戦うほうが効率がいい」
「なので、防御を高める防弾服の予算を増やしてるし」
「好都合なことに繊維、プラスチック、ゴムは放射線照射の架橋技術で強靭にできそうだ」
「おかげで、日本軍将兵の制服は世界で一番高い」
「ただでさえ、専属衛生兵を随行させてるくらい回復力が高いのに防弾か」
「防御力が高いと安心して戦えるだろう」
「例の装甲兵員輸送車は?」
「アメリカのM3ハーフトラックとドイツのSd Kfz 251、Sd Kfz 11を進化させたものを開発させたよ」
13.3t級54式装甲兵員輸送車
全長5.80m×全幅2.90m×全高2.21m
エンジン300HP 速度60km/h 渡河6km/h 航続距離300km
20mm1丁 6.5mm×3丁 4人+8人
「単純な箱型構造だから骨組みの鋼橋に薄いチタン板を嵌め込んでる」
「重量はアルミの60パーセントマシだが、強度は2倍だ」
「単純に厚さを半分にできるわけか」
「チタンは、装甲車に勿体無い気がするし、厚みが防弾効果になると思うのだが」
「精度は二の次だし。製鉄所で作ったチタン板をそのまま使えるから意外と割安なんだよ」
「それに極細のチタンワイヤは意外に柔軟で使えるそうだ」
「それに機甲師団より、貴重な神火人が装甲車に搭乗することになるかもしれないからね」
「それを前提にすると、もっと防御力が欲しいくらいだ」
「神火人専用の装甲車を作ったほうが良くないか」
「神火人は、10万から15万もいるのに?」
「んん・・・」
「神火人は、どう見ても老人や女の乙種や丙種がいる」
「戦場に投入する時は、特殊技能士官という形を取らなきゃならないし」
「数が多い時は、辻褄を合わせ切れなくなる」
「だから人の目を避けるためにも大きな器が必ず必要になる」
「しかし、日満州と和洋州の治安が良くて、装甲車の必要性が低下してるようだが」
「死神がよっぽど怖いんだな」
「外国に売れそうなのが皮肉だけどな」
「それはしょうがないよ。チタン製造は軌道に乗せたいし」
「アメリカが嫌いな国は、日本から買うだろうからね」
「逆に日本が嫌いな国はアメリカか、ソビエトから買ってる」
「日本人は、そこそこ好かれてるよ。一応、有色人種の希望。アジアの盟主だし」
「いや、日満州と和洋州の日本編入で侵略者。希望も盟主も消えたけどね」
「あれはな。明治維新から続いた歴史の流れが悪すぎた」
「本当は中国と戦争なんてする必要なんてなかった」
「しかし、あそこまでやったら、日満州と和洋州の併合で収めないと」
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月夜裏 野々香です。
文字を持つ民は強いということでしょうか。
神火書記は、聖書と古事記のコラボです (笑
日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島
和洋州 (25万ku) 中国京杭大運河東部域
日満州 (100万ku) 外満州
扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku)
大和(アラスカ)州 (171万7854ku)
南洋 (ビスマルク・ソロモン諸島) (78150ku)
フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)
マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)
インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)
インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)
ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)
シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)
日本海軍
第01機動部隊
空母 白鳳(ランドルフ)、海鳳(ハンコック)、雷鳳(タイコンデロガ)
戦艦 薩摩(ミズーリ)、駿河(ウィスコンシン)、
重巡 穂高(セントポール)、
軽巡 八瀬(ダルース)、黒部(サンタフェ)、白萩(モービル)、河津(ビロクシー) 駆逐艦18、
第02機動部隊
空母 蒼鳳(アンティータム)、幻鳳(シャングリラ)、慶鳳(ボノム・リシャール)、
戦艦 因幡(アイオワ)、播磨(ニュージャージー)、
重巡 蔵王(ボストン)、
軽巡 天白(オクラホマシティ)、三原(アムステルダム)、日高(マイアミ)、天神(パサデナ) 駆逐艦18
2410t級ガトー型潜水艦46隻
2424t級バラオ型潜水艦26隻
2424t級テンチ型潜水艦8隻
1360t級エヴァーツ型護衛駆逐艦(21) 1740t級バックレイ型護衛駆逐艦(44)
1240t級キャノン型護衛駆逐艦(23) 1250t級エドサル級護衛駆逐艦(24)
1450t級ラッデロウ型護衛駆逐艦(4) 1350t級ジョン・C・バトラー型護衛駆逐艦(24)
ジェットエンジン
直径40cm級流星エンジン 直径60cm級彗星エンジン
直径80cm級蒼星エンジン 直径100cm級紅星エンジン
“原爆を落とされた人々の世界平和を望む会”
広島 賀茂忠行 天光正教 ウリエル 死神ウラン
長崎 安倍晴明 聖炎主教 サリエル 死神プルト
第10話 1954年 『捏造、神火書記』 |
第11話 1955年 『創作情報戦略戦』 |