月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第17話 1961年 『反日RPG 札束は権力ニダ』

 

 “ドイツ第三帝国には、アインシュタインと対となるマッドオカルティストがいた”

 “彼は、自らの研究がナチスドイツで受け入れられないと知ると日本へ亡命を決める”

 “時に1944年、希代の天才魔術師バウル・ラウレンツは、Uボートに乗って日本に到着した”

  日本将兵とドイツ人黒魔術師

  「ラウレンツ師。これは、本当に使えるものなのですか?」

  「黒魔術で悪魔を召喚し、契約を結べば敵将兵の生殺与奪を握れますよ」

  「だ、代償は?」 ごっくん!

  「魂です」

  「た、魂・・・」

  「大丈夫。心配いりません」

  「我々は、既に失われた魂をフランケンシュタインのように集めた人造魂ガイスダートを作ることに成功しました」

  「日本では、南洋で多くの将兵を失っていますし。絨毯爆撃でも多くの民衆が失われています」

  「彼らの魂を培養し、憎しみを強めた人造魂ガイスダートを敵国の将兵に向けて放出するのです」

  「「「「おぉおお・・・」」」」

 神妙な表情をした人々が映画館から出てくる、

 神火風の解釈は、配信者によって異なって多様で、情報過多となりつつあった。

 

 

 

 日満州(100万ku)は、元々 外満州と呼称され、

 満州と1858年アイグン条約と、1860年北京条約で譲渡させられた領土が含まれていた。

 日満州経済の中核は、南満州鉄道で満州事変後、東清鉄道を抱え込んで拡大し、

 戦後、路線の拡大と共に満州全域へと経済圏が広がっていく、

 日満州経済が内地を上回る勢いを見せたのは、竜鳳油田の発見であり、

 その後は竜鳳工業地帯を中心に近代化が加速していく、

 もっとも竜鳳油田は、日本のエネルギー自給率で独立させていただけで、

 日本の国際競争力の根源は、中東の安い油田だった。

 日満州は、日本人の移民に比例して経済を発展させ、

 黒龍江とウスリー川の接点にあるハバロフスクは、国境の街からもっとも防御力の高い内線の要地となり、

 河川流通の街へと変貌した。

 さらに樺太州と日満州の鉄道が連結されると、

 ハバロフスクの西に点在する中洲群(大ウスリー島:375ku)は、投資の対象となり、

 黒瞎子(ヘイシャーズ)島(320ku)と、銀龍(タラバロフ)島(40ku)、その他の島に街が作られ、

 そして、移民事業を進めるため、とりあえず住宅を作り、

 宝くじや懸賞を行うたびに住宅を当てさせ、移民を誘致していた。

 特に公共法で国会と地方議会で多数。司法で可決されると町ごと、国の共有地とされ、

 補償金の他、外州の家土地が代替地で割り当てられる。

 その際の家土地の評価額は3倍以上であり、

 その公共事業のために街を建設していることも少なくなかった。

 幅の広い公道が区画整理された大地を縫うように延び、交差していた。

 花崗岩の敷石は厚みがあり、コンクリートと違う独特な風情を作り出していた。

 日本人たち

 「銀龍御所か、いい御所が出来た」

 「御所を建設すると、移民が増えるのがいいねぇ」

 「寄らば大樹の蔭は、日本人の気質かねぇ」

 「まぁ ほかの州もやってるし」

 「でも、なぜ、ストックホルムの建築様式?」

 「サンクトペテルブルク建築様式だと、いろいろ怒る連中がいるだろう」

 「そりゃそうだが、和式は?」

 「んん・・・豪勢さに欠けるからな。せいぜい平泉風だけど、それじゃ寒過ぎる」

 「ところで、死神教のモニュメントはなんなの?」

 「あれは、結界柱とか言ってたけど、気休めだと思うな」

 「ふっ しかし、また赤字になりそうだな」

 「バラマキ分の税収で埋めるから大丈夫なんじゃない」

 「それに移民富豪は、悪銭身につかずっていうか、自分で稼いでない泡銭を使いたがるからさ」

 「いい加減、物価を安定させろよ」

 「物価を安定させると、経済成長が止まるから出来ねぇ」

 「経済成長なんて、5パーセントぐらいが普通だろう。10パーセントは老後に泣きが入る」

 「それじゃ 新領土の開発ができない」

 「もっと、国民基礎所得を増やしたほうがいいんじゃないか」

 「いくら溜め込んでも悲惨だろう」

 「それだと、勤労意欲が低下する」

 「年金方式の方がよかったんじゃないのか」

 「国民基礎所得なら民主主義の権利でいいけど」

 「特定の年齢層だけだと、反発が来るし」

 「奪うだけの税負担だと将来的に破綻しかねない」

 

 

 

 1964年の東京オリンピックが決まると

 建設国債だけでなく、民間のゼネコン投資が増え、建設事業が加速し、

 再建された江戸城が東京のシンボルになっていた。

 日本人たち

 「日本を爆撃して親兄弟姐妹。親族隣人を殺した白人に媚びるなど気持ち悪い」

 「そういうなって、オリンピックなんて、十数日じゃないか」

 「そのあと施設は日本人が使うんだし。媚びるって言ったって、一時的なものだ」

 「恥知らずが! 俺はオリンピック期間中は、東京を離れるからな」

 「白人客なんて見たくもないし、白人客に愛想笑いして物売りしてる日本人なんて見たくもない。クソがっ!」

 「「「「「・・・・・」」」」」 ため息

 

 天守閣に登るとある方角に赤い細いロープが床に張られ、

 暗黙の了解なのか、大半の観光客は、そちら側にいかないよう避けていた。

 たまに不届き者が覗き込むが、見下ろすべきものでないという慣習が強かった。

 もっとも、外州に御所が造られていたことから留守がちで、

 そういった時は、白いロープに替わるのか、不届き者が増えた。

 妙な格好をした白人たちがいた。

 ドルイドはケルト人社会の司祭で、イギリスで異端視されていたが神火風後、注目を浴びていた。

 さらに注目を浴びるためケルト教団の代表団が日本に来たのが真相で、

 似非同業癒着らしく、陰陽師との会見も用意されていた。

 ケルト信者たち

 「丁寧な作りだ」

 「ああ、石の文化じゃない。我々ケルトと同様、木の文化だ」

 「我々はオークとヤドリギが象徴だが、日本の木の象徴は、なんだろう」

 「日本に国樹はない」

 「しかし、一般に桜と杉が好まれ」

 「ナギ、モチノキ、スギが神木になることが多いようだ」

 「あと、神道の儀式でサカキも使われる」

 「オークは?」

 「日本ではナラと呼ばれている。ナラの神木も少しあると聞いている」

 「行ってみるべきだろうな」

 「神木は、神道系の神社に多いようですが、姉妹神木を結べるかもしれません」

 「神道と死神教の関係は?」

 「神道と陰陽師は、歴史的な繋がりがあるようですが、特に敵対的というわけではないようです」

 「宗教戦争がなかったというのは、本当なのか?」

 「ええ、日本の歴史で宗教戦争らしき戦いは確認できませんでした」

 「妙な国だな」

 「多様な文化を上手く融合してるような気がします」

 「悪く言うと乱雑な気もするな」

 「絨毯爆撃後は、区画整理で都市計画化されたようですが、個々の建築が自由なようです」

 「新領地は街のテーマに合わせた建築規制がされてるようです」

 「なぜだ?」

 「ドイツ人流入の影響か」

 「州制への移行で地方権限が強まって特色を出せるようになったのかもしれません」

 「ドイツ人か。そういえば、薔薇十字団も支局を作っていると聞く」

 「ケルトもオークの神木を定め、そうすべきでしょう」

 「異端視されないだろうか」

 「確か、日本の宗教管理は文部省だったはず」

 「御利益があるからと、ケルト神社ということにすればいいじゃありませんか」

 「日本人は、神社が好きなようですから」

 「ふっ」

 

 

 

 アメリカ合衆国議会 下院

 “神火風と呼ばれる死病でアメリカ軍150万人が亡くなりました”

 “時に。ある風評が国民の間に広がっています”

 “なぜ、日本人が死なず。アメリカ軍将兵ばかり亡くなったのか、ということです”

 “そして、ひとつの疑いに行き着き、それが巷に広がっています”

 “軍は、将兵に対し、対細菌兵器、対化学兵器の予防薬を摂取させ”

 “それがアレルギー反応を誘発させ、大量の死者を出したというものです”

 ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ

 ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ

 “ダウ・ケミカル社、モンサント社に正式な調査をしていただきたい”

 “異議あり、死病の死傷者は、ソビエト軍にも及んでいる”

 “その死亡者も150万を超えるなら、論理的な破綻がある”

 “アメリカは、大量の物資をソビエト軍に供給していたではありませんか”

 “供給品に混入されていたということはないのでしょうか”

 “細菌兵器も化学兵器も魔法ではない”

 “試験的に取り出して、ジューサにかけ、モルモットに食べさせれば効果が現れる”

 “そのような不自然な死が同盟国で蔓延したことはないし、問題なったこともない”

 “では、死神教が言うように、死神が死病の正体だと、あなたは云うわけですか”

 どきどき どきどき どきどき どきどき

 “・・・ま、まさか、そんなはずはなかろう” キョロキョロ

 “では疑いを晴らすためにも調査すべきではありませんか”

 軍人が立ち上がる。

 “ええ、細菌兵器、化学兵器の予防薬は、調合されていました”

 「「「「「「・・・・・・」」」」」

 “ですが、150万人分もの予防薬は作れませんでした”

 「「「「「「・・・・・・」」」」」 苦笑

 “一部の部隊で使用されてますので、そのデーターは守秘義務にサインして頂ければ提出できます”

 議会でのやりとりは、新聞やテレビで話題になり、

 国民の声として、神火風の究明が迫られていく、

 

 

 

 ニューヨーク

 シーフードカフェテラス

 ビールジョッキが並び、ロブスターと生牡蠣が皿に山盛りになっていた。

 日本人たちは買ったばかりのニュースペーパーに関心を寄せていた。

 “キューバ独立。共産化。ソビエトと接近”

 “ポルトガルはインド軍の圧力に屈し、ゴアを放棄”

 “アメリカ死病調査局を成立”

 “ベルリンの壁建設。思想によって引き裂かれる市民”

 「どうやら内部犯行説で、真相究明の圧力が大きくなったらしい」

 「逆効果だったかもな」

 「どうだろう。感想を聞いたが、予防薬の疑いは晴れてないと思うね」

 「まぁ 調合行程にもよるが150万人分の薬は、それほどむつかしいわけじゃない」

 「小麦を薬に浸すだけといった簡単なものならなおさらだ」

 「どちらにしろ、予防薬なら善意だろうし、実験結果というには怖過ぎるからな」

 「むしろ、死神教を信じたがる勢力が増えるかもしれない」

 「原爆から遠ざけた方が神火人に行き着きにくいのだが」

 「生憎、代替する提案がなくてな」

 「いろいろ、情報操作のカウンターも準備してるだろう」

 「ああ、アメリカもソビエトもイギリスも諜報機関を現地に送り込んでるよ」

 「それに西ドイツのゲーレン機関。東ドイツのシュタージ機関。リューベックのホルステントル機関もだ」

 「ふっ じゃ ドイツ諜報機関は、三つ巴か」

 「ホルステントル機関が主導権を握ってるという噂もあるが、実態は不明だ」

 「やはり原ドイツ回帰か」

 「東西ドイツ人は、自由資本主義や共産主義といった主義主張じゃなく。ドイツ民族国家が本音とは聞くね」

 「そういや、ベルリンの壁ができたらしいが」

 「資本主義アメリカと、共産主義ソビエトは、ドイツを無理やり分断させて、東西で憎み合わせようって魂胆だろうな」

 「ドイツ人がそんな手に乗るとは思えんが」

 「だが、小中高生と学校で洗脳していけば変わるかもしれないだろう」

 「かもしれんが・・・」

 「どうした?」

 「休憩から戻ってきたようだ」

 「CIAか」

 「また、いつものことだろう」

 「そういや、何日か前、放射線を当てられたぞ」

 「・・・野郎、復讐してやるか」

 「いや、致命傷に足りない電磁波だ。たぶん、表情の変化を見てるのだろうな」

 「それより、アメリカの外交戦略をどう見る」

 「大きくなった軍需を守ろうとしてるから資本家主導が強まってる気がする」

 「まぁ 自由資本主義国家は、マスメディアと金融の動きを裏読みすれば見当がつく」

 「1929年の大恐慌から32年。半世代過ぎて当時のことを忘れてる人間も多い」

 「やっぱりアメリカ人労働階級の弱体化を?」

 「いまの所得は、日本の貧富格差が9倍程度で。アメリカの貧富格差が40倍だ」

 「10年分の資産格差は、日本は90倍。アメリカ400倍になる」

 「お金持ちが生活費を10倍使ったとしても、差し引けば貯蓄できる格差がさらに広がる」

 「その上、中間層を金融商品に引き摺り込んで、賭け金を上乗せさせ」

 「刹那的な主人公や浪費を誘うようなプロパガンダ作品でなければ日の目を見ない」

 「いずれ、すべての資産を奪い、借金漬けにする気だろう」

 「まぁ 金融資産はリスクが大きいからそうなりそうではある」

 「ふっ しかし、戦前戦中の日本はもっと酷い」

 「貧富の格差が10000倍あったというから相当なデタラメぶりだから最下層は地獄だっただろうが」

 「ふっ いま思えば、よくもまぁ日本で革命が起こらなかったものだと思うよ」

 「庶民上がりの広長閥が権力を握ってよかったよ」

 「しかし、まさか、3極冷戦の現状で恐慌はないだろう」

 「だがアメリカは労働生産を国外に移し、格差社会を広げている」

 「分配金欲しさで、死神教が増えるかもな」

 「ふっ 格差が広がるほど戻り金も大きくなるからね」

 「お金持ちが真面目に払ってるということか」

 「真面目とは言わないが、死神姫を怖がってるのは確かだよ」

 「献金は、未知の恐怖ってわけか」

 「バレた時の反動が怖いな」

 「ああ・・・」

 

  

 

 エジプト

 第二次中東戦争後、エジプトはスエズ運河を国有化し、

 その収益の一部を近代化と、防衛費に回していた。

 次の中東戦争もシナイ半島が争点になると予想され、

 アラブイスラム諸国の油田を欲した日本は、土木建設を引き受けさせてしまう。

 直接、武器の売買ではないものの、岩盤をくりぬいた要塞が作られ、

 対戦車塹壕が掘られ、

 戦争が起これば全長数キロ幅20m深さ20mもの戦車塹壕が何重にも構築できた。

 薄い鉄板は人は通れるものの戦車の重量になると必ず落ち、

 大型車両が通行できる陸橋は限られ、

 その気になれば爆破することで落とすこともできた。

 大戦中に使われた戦車や火砲だけでなく、多種多様な兵器が流れ込んできていた。

 そして、アメリカ製やソビエト製の兵器のなかには、今でも日本軍が使ってる兵器もあった。

 岩盤が刳り貫かれ鉄筋コンクリートて補強され、52口径130mmカノン砲が配置されていく、

 装甲と土塁によって防弾を固めていた。

 1mもありそうな防壁は如何に砲撃しても一撃で粉砕はむつかしいと思われた。

 正面は道路で見晴らしが良く、両側は、断崖だった。

 日本人たち

 「あれがT55戦車か。戦車が売るほどあるって、いいなぁ」

 「性能はどうなの?」

 「スペックを見る限り、無理をし過ぎてから、戦車兵は大変って気がする」

 「だけど、T55戦車のトーチカーを作ることになるとはね」

 「戦車の中は暑いから日陰に隠したいのは人情だと思うな」

 「どうせ買うなら対戦車ロケットを買う方がよくないか。トーチカも小さくて済むし」

 「だよねぇ」

 「しかし、ソビエトと仲良く、アラブ側とはね」

 「中東は石油があるからアラブ側はしょうがない」

 「ソビエトは?」

 「ソビエトは武器が売れるならなんでもいいんじゃないの」

 「普通に共産化世界戦略だろう」

 「共産化世界戦略ねぇ」

 

 

 

 和洋州

 地下最下層に下水処理施設が建設されていた。

 再生した水は、農業用水として、汲み上げられ、

 利用できる土砂は、地上へ運ばれていく、

 処理された汚泥は、海へ流されていく、

 土木建設作業用の機械は増えて、作業効率は急速に早まっていた。

 地上のホテルでは、白人たちが上海蟹を食べながら街並みを眺めていた。

 地下から出てくる漢民族と接触し、情報を集めるためだ。

 他にも歩行者の衣服で豊かさの指標も調べていた。

 白人たち

 「地下で働くとポイントは幾つ貯まるって?」

 「1万ポイントで前回と変わらない」

 「ポイント制は誰が何ポイント持ってるのか控えがあって、統制が簡単で悪用されないのがいい」

 「ずいぶん、豊かになってきてるようだ」

 「階層が少ないのだろう」

 「中国人の階層が判断しにくいが服装を見る限り悪くはないな」

 「ポイント通貨制か。機械でポイントを付けてからシステムとして安定している」

 「意外と金はいらないのかもな」

 「国民基礎所得とか。ポイント通貨制とか。どこまでもユダヤ金融システムに逆らう国だな」

 「田舎はどうなってる?」

 「漢民族が労働移民扱いされてからは、状況が安定している」

 「先住民を労働移民とか。ありえない発想だな」

 「だが海外建設事業を引き受けて、外貨を稼がせ、そのまま中国軍閥に帰国させる気のようだ」

 「中国軍閥は外貨が欲しいから文句を言わない」

 「中国軍閥で海外建設事業を引き受ければいいのに」

 「管理は日本人が行なってるから。その技術とノウハウが漢民族にないのさ」

 「日本の低所得階層の資本保有量は、世界一だ」

 「それでいて、インフレが加速していないのは、貯蓄率と投資率の高さだろう」

 「資本分配を見る限り、少なくとも日本に戦争する気はなさそうではある」

 「まぁ 兵士を集めるには戦前戦中のような貧困層を作らないとむつかしいからな」

 「日本は金融権力で中央集権化を狙っていないのだろうか」

 「広長閥は札束という権力を必要としてない。そして、ユダヤ金融システムを疑ってる」

 「まぁ だから国民基礎所得で底上げしてるのだろうが、権力構造がよくわからないな」

 「資本主義は、札束を労働の対価でなく、権力と考えてるから日本の国民基礎所得に反発しているし」

 「共産主義も労働価値説をとってるから日本に反発している」

 「資本主義と共産主義は、ユダヤ人が考えたものだからどっちも奴隷労働階層を作るよ」

 「どちらにしろ、国民基礎所得で、欧米の富裕層は、喉元に短剣を突きつけられてるのと変わらない」

 「日本の権力構造は日本人と中国人の二重構造だろうが」

 「使い勝手のいい中国人を抱え込んでるから得といえば得だが」

 「しかし、中国人をかなり減らしてると聞くが」

 「いまは1億人くらいだそうだ」

 「ずいぶん、中国人を中国に返したもんだ」

 「第二中国京杭大運河の完成の目星が付いたんじゃないか」

 「日本は遼東半島と山東半島を結ぶ海底トンネルを結ぶらしいから、労働者は必要としているよ」

 「じゃ ますます中国は、対日戦がやりにくいわけか」

 「ところで日本人改造計画は?」

 「日本人の対米不信、対ソ不信、対英不信、対朝不信、対中不信は強い」

 「本から学ぶことはあっても、人から学ぶことは少ない」

 「日本人の洗脳はむつかしいってことか」

 「日本人は騙しやすかったが、国の防波堤が強すぎるな」

 「なんとか日本人を捕らえて思想改造しないとな」

 「日本人の留学生は?」

 「特高の監視は厳しいからね。CIAやマフィアでさえ、広長閥に手を出すと、外を歩けなくなると怯えてる」

 「逆に日本人の死神教に騙されて金を奪われてるくらいですからね」

 「お金持ちもな」

 「死病は西海岸まで広がっていたからな。放っておいたら東海岸まで届いた」

 「献金は掛け捨て保険ってやつか。俺たちが死ぬまでかけても稼げない金をポンだからいい気なもんだ」

 「まぁ ふっ 金融貴族連中も命が大事ってことだろう」

 

 

 

 

 某勢力の資金投入により、反日ギルドは世界組織と成長していた。

 その先駆者は、日本に祖国を奪われた朝鮮人たちだった。

 しかし、彼ら朝鮮人の日本入国は閉ざされていた。

 だが、日本国に何がしかの功績があると、日本の式典参加で入国することができた。

 朝鮮人のコード名 ムン キン リン は、祖国を奪回するため反日ギルドに入り、反攻作戦を画策していた。

 そして、宿に泊まると街で武器と道具を買い、思惑を巡らした。

 しかし、彼らの行動は、特高によって尾行されている。

 靖国神社は、日本人だけでなく、

 日本国のために殉死した台湾人、韓国人、中国人も呼ばれる、

 そして、等しく祀られた英霊を偲んだ。

 反日ギルド朝鮮チームたち

 『暴れるニカ?』

 『そんな雰囲気じゃないニダ』

 『見張ってる特高に殺されるニダ』

 『でも祖国の土地を奪われて悔しいニダ』

 『こ、今回は大人しく帰るニダ』

 『でも、何か言わないと、怒られるニダ』

 『そのうち、白を黒と言えるようにするニダ。黒を白と言えるようにするニダ』

 『そのうち、嘘をまかり通せる社会にしてやるニダ』

 『事実を封殺して言えない社会にしてやるニダ』

 『妻を夫に造反させて。子供を親に逆らわせて日本家庭をバラバラにしてやるニダ』

 『父親を妻と子供に土下座させて、日本の権威を根底から潰してやるニダ』

 『家族から日本の精神を破壊する映像や記事をたくさん流してやるニダ』

 『『『・・・・』』』 ごっくん!

 「お、お腹が痛いニダ!」

 「「お、お腹が痛いニダ!!!」」

 反日朝鮮チームは、靖国の式典で騒いで、靖国神社ダメージ5を与えた。

 コード名 ムン キン リン は、嫌われ度2 同情度3。レベル2になった。

 反日ギルドから金1500円を貰った。

 反日ギルドから次のクエストが送られてきた。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

  

 演習場に現れた61式無砲塔戦車は、起伏のある大地を疾走し、

 超信地旋回を繰り返した。

 車体前面にある排土板が土砂を削り上げ車体を隠していく、

 自在に車体を自在に傾け、砲身を標的に向け、

 世界最強の61口径128mm戦車砲弾が撃ち出した。

 砲弾は3000mの距離を飛翔して標的を粉砕し、

 履帯を何度か動かし砲身の方向を変え、別の標的を破壊していく、

 61式戦車は対戦車戦でアウトレンジが可能だった。

 上面の掃討砲台は、赤外線カメラと連動して全周を車内に引き込み、

 敵兵を確認すると周囲の人形を掃射し、

 上空を通過する標的機を機銃掃射が追いかけていく、

 

 61式戦車

  50t 全長9.80m(車体長7.55m)×全幅3.40m×全高2.30m  

  無砲塔61口径128mmFlaK40砲  掃討砲塔 7.92mm×57  乗員3人。

  400hpディーゼルエンジン + インホイールモーター1基20kw/16基320kw (435馬力)

  835馬力  速度56km/h  航続距離360km

 

 優先順位は日満州、和洋州、大和州、扶桑州の順で、内地は後回しになっていた。

 日本軍戦車兵たち

 「無砲塔戦車か・・・」

 「やっちまったなって戦車だな」

 「重い割りに履帯が外れないならほっとするよ」

 「伊達に重機を量産してないってことか」

 「単に、履帯接地面積が大きくて重量が分散されてるってことじゃないの」

 「61式戦車に狙われたら敵戦車は、機動を止められない」

 「下手に速度を落とすとターゲットスコープに入ってやられる」

 「61式戦車は後退しながらターゲットをスコープの中に入れていく」

 「弾道計算は?」

 「電子計算機は最新のものだよ」

 「しかし、大きいな」

 「ギリギリだが、鉄道には乗るよ」

 「道路も拡張して鉄筋コンクリートにしてるし」

 「まぁ 短期で見ると損だが、中長期的に見ると得な支援戦車になるだろう」

 「次世代戦車まで戦争はないって自信があるんじゃなのか」

 「だといいけど」

 「次世代まで、油気圧サスペンションがイカレなきゃいいがな」

 「それは運用次第だろう。金をかけてるし」

 「装甲は強そうだ」

 「まぁ 砲塔が無いだけで、防御も火力も最強だろう」

 「どうよ?」

 「んん・・・ 正面に立ちたくないけど。やれないことはないね」

 「「「「・・・・」」」」

 「上位の神火人は、洒落にならんからな」

 「ふっ」

 「なんにしても、砲塔がないのが一番の問題なのだが」

 「机上の空論でなく、戦訓が欲しいものだ」

 「だが機銃が7.92mm×57では対空射撃が弱かろう」

 「20mm砲がいいと言ったんだがな」

 「対戦車、対空より、対人が怖いから無砲塔戦車にしたんだろうが」

 「20mm砲なら装甲兵員輸送車に載せればいい」

 「中東かアフリカで買ってくれたら戦訓が得られるかも」

 「しかし、この無砲塔戦車がコロって、やられたら、参謀長のクビが飛ぶな」

 「「「「あはははは」」」」

 

 

 

 

 国防省技術研究本部

 神火核を参考にしたマイクロメートルアンテナの研究が進んでいた。

 超小型電磁波発生装置で外に向けて弱いアルファ・ベータ粒子を放出する。

 粒子の大きなアルファ粒子は大気中で5cm程度、

 次に小さいベーター粒子は、1m程度ほど飛び防塵幕を形成する。

 アルファ粒子は紙一枚で防ぐことができ、

 ベーター粒子は1cmほどのプラスチックで防ぐことができた。

 物理的な障壁としては弱いものの、ガンマ線や中性子線にとっては、邪魔な存在で、

 密度が大きくなるほどガンマ線と中性子線を分散させ易かった。

 このマイクロメートルアンテナを宇宙船の外壁、

 また宇宙服の繊維に編み込むと、宇宙線から身を守りやすかった。

 むろん、ガンマ線や中性子線の障壁も計画されていたものの、

 外で活動する場合の障害になるため、開発が後回しにされている。

 「意外と粒子を指向させられるもんだな」

 「だいたい、1着で1.5マイクロシーベルトを外に向けて放出する」

 「それで守れそう?」

 「衛星軌道に行くと1日1ミリシーベルト。バンアレン帯を超えると2倍になる」

 「それくらいなら何とかなるとしても太陽風次第で数倍」

 「風洞実験の風を、家庭用扇風機で食い止められるかって気もするが」

 「でもアルファ粒子とベーター粒子だから、ガンマ線や中性子線より大きいからな」

 「そのへんは、ないよりマシだと思うな」

 「まぁ ないよりマシだが。アンテナをナノメートルの大きさにできるなら粒子密度を増やせるからもっと守り易い」

 「神火人はこんなの使わなくても直にやれて、遺伝子を自動的に修復させてしまうからな」

 「神火核の複製はいつになるのやら」

 「問題は、神火核の劣化モノでさえ、どうやって量産するかだね」

 「「「「・・・・」」」」

 机上の科学、実験室の技術、工場の生産、産業の量産・・・・

 実験室で作ることができてもそれを配備するまでには幾つもハードルがあった。

 仮に親方日の丸のゴリ押しで量産できたとしても公益性が上がるとは限らず、

 試行錯誤だけで、国力を疲弊させてしまうことさえあった。

 

 

 イギリスは、対独戦で勝利したものの借金を増やし、海外利権を喪失させてしまう。

 また、日本に敗北したことで国際的な地位を大きく減退させ、

 インド独立によって再建もままならない情勢となっていた。

 スエズ運河撤退により経済は悪化し、中東の足場すら失われ、全世界の植民地を放棄していく、

 これが1960年以降に起きたアフリカ独立だった。

 イギリスは政治において “ゆりかごから墓場まで” を選択し、

 経済はイギリス病と言われるほど衰退していく、

 ロンドン

 道路でたまに日本車を見かけ

 店頭に並ぶ商品も日本製品が増えていた。

 日本人たち

 「意外と日本製が売れてるじゃないか」

 「死神教の護符と結界道具のおかげかね」

 「死神教が戦後日英貿易の切り口にはなったのは認める」

 「イギリス人も神火風に関心があるわけか」

 「というより死神から身を守りたいのでしょう」

 「疑いが晴れてよかったじゃないか」

 「買うと死神に魅入られるって?」

 「長生きしてるなら疑いは晴れるだろうよ」

 「教理は人気がないようだけどね」

 「そりゃそうだ。俺だって入ってない」

 「「「あはははは」」」

 「問題は、円安が続いてることかね」

 「そりゃ 円札が増えてるからだろう」

 「人口増加と富裕層の増加で、吸収してるからそれほどでもない」

 「資源を買うとき、円安は面白くないよ」

 「だから外国資本は円札を持つとすぐに日本商品と交換して売る」

 「というより、日本商品を買うために円を欲しがる」

 「しかしまぁ どうやってイギリスに足場を作ったものか」

 「やっぱり死神教で宗教絡みじゃないの」

 「ケルトのドルイド教と友好関係にはあるが主流のイギリス国教会は静観だからな」

 「とりあえず、親日派を増やしていこう」

 「しかし、中東支援の額が大きいから反発も大きい」

 「中東は油田が出るからだろう。イギリスは中東が出ない」

 「中東が近代化すると困るような気もするが」

 「いや、アラブイスラムで近代化は、宗教的に投身自殺だからね」

 「近代化できるものならやってみろってところじゃないの」

 

 

 

 自由都市リューベック、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、アイルランド、

 ユーゴスラビア、トルコ、ブラジル、ベネゼイラ、

 太陽同盟の兵器の共有化が進み、日本製兵器のライセンス生産も行われていた。

 スペイン

 核兵器抑止で死神教が少しずつ浸透していた。

 有力な家では、呪詛返し結界や式神が配置され、

 黄色人種系ヒターノ、白人系イェニシェたちが陰陽道を学び、収入を得て成り上がっていた。

 街角の占い師

 「どうやら、私たちはスペイン情報部に張られ始めたよ」

 「危険かな」

 「いや、諜報や組織作りだけならそれほど危険はない。破壊工作をしていない限り問題はないよ」

 「本当に?」

 「反ジプシー世論操作が先に来るからね。その前に排斥すると問題が大きくなる」

 「今のところ、同情されてる節があるから大丈夫ということか」

 「ええ。問題はもっとお金がいるということだけね」

 「生憎。予算が限られていてね」

 「それじゃ ユダヤ・アングロサクソンの私兵軍にさえ負けてしまうよ」

 「しかし、世襲が進むにつれ、利権依存が進んで無能になっていくはず」

 「アジアからの排斥。インド独立。中東からの後退が続いている」

 「また、ユダヤ・アングロサクソンの遺産分けや主導権争いで分派も起きてるはず」

 「我々は、キーパーソンになれるのでは?」

 「分派もありますが血縁も進んでいるので、仲間内の馴れ合いもあるのですよ

 「勢力として切り込むには、あと10倍は必要です。現状は無力過ぎる」

 「わかった。検討しよう。しかし、組織の全貌が知られるのはまずい」

 「死神教は数百万人もいるんだよ。全員を見張るのは困難だし」

 「こちらは監視されていないメンバーをチョイスすればいいだけ」

 「富裕層も死神教が浸透してるし。分母が大きければ手出しもできないはずよ」

 「だといいがね」

 「それより、白人権力の本体の所在は押さえておいてくれ」

 「わかってるよ」

 

 

 

 

 造兵廠

  60式6.5mm×50小銃

   重量4200kg  銃身長460mm/980mm  初速740m/s  有効射程500m

   弾倉25発  500発/分 

 44式騎銃から発達した60式小銃は、推進薬と炸薬の発達から威力と射程が伸び

 連射が利くようになっていた。

 日本人将校が日本から持ってきた部品とスペイン製54式の部品を入れ替え確認し、

 データーを書き込んでいく、共有率が高いほど、同盟全体の力量が上がる。

 「捕獲品の補修でダラダラやっていたがようやく、国産か」

 「とりあえず太陽同盟で規格統一できてよかったじゃないか」

 「少し重いな」

 「プラスチックじゃないのだろう」

 「放射線加工は日本が進んでるからね」

 「一体形成もな」

 「まぁ 最悪、弾薬が同じならいいよ」

 「500万丁も作るなら売りたい気もするが」

 「予備役に回すらしいが大量生産で、5万円程度にできるはず」

 「蒼雷100機分を超えるな」

 「構わんよ。どうせ、インフレトリックで消えてしまう」

 「でも借金は雪だるま式に膨れ上がっていくだろう」

 「だから国民基礎所得を分配してるんだろうが、国債残高の数倍の紙幣が国民基礎所得で分配されてる」

 「だから増税すればいつでも赤字国債は償還できてしまえるよ」

 「需要と供給で公共投資と設備投資で再配分し、使用料や入場料で回収するならともかく」

 「再配分を止めて、税金で吸い上げるだけの公益性のない寄生虫行政は下品だと思うね」

 「増税なんて、国有財産の民営化で私物化し過ぎた結果でもある」

 「ま、多少税金を取られても公定歩合以上の紙幣が毎年、国民基礎所得で流通させてる」

 「よほど下手を打たない限り、土地財産を奪われるようなことはないだろう」

 「太陽同盟も搾取型から付与型金融政策へ移行する動きがあるようだ」

 「ほぉ」

 「やはり、公定歩合分の紙幣は国民に分配すべきだとね」

 「金が権力では、人心は荒んでくるからな」

 「ところで、60式小銃の評価は?」

 「んん・・・ 命中率はいいが威力が少ないのが不安らしい」

 「いまは、対人ロケット弾や成形炸薬弾があるからそれほど不安はないだろう」

 

 

 

 宇宙(マヌス)島(1639ku)

 全長56m×直径5mの宇宙ロケットが打ち上げられていく、

 日本人たちが白煙を棚引かせて上昇していくロケットを見上げる

 音速を超えると爆発音が響き渡り、観客で歓声が上がった。

 人工衛星は目的に応じ

 軍事衛星、通信衛星、地球観測衛星、航行衛星、気象衛星、科学衛星など、機能が多岐にわたる。

 その幾つかは国際社会から幅広く収益を得るため、国際共有協定が結ばれことになりそうだった。

 むろん、日本が独自に人工衛星を打ち上げることができなければ、先行する米ソの言い値になる。

 それを防ぐために宇宙ロケットを打ち上げたのであり、

 カナダ、イギリス、イタリア、フランスに先行するための打ち上げとも言えた。

 日本人たち

 「電離層を上手く抜けられるかな」

 「アメリカに貰ったデータが正しければ上手くいくと思うが」

 「どうやって貰ったんだろう」

 「特別な呪詛返し結界を作ってあげただけだったりして」

 「よっぽど、貧困層に恨まれてるんだな」

 「局長。衛星軌道に乗りました」

 「太陽電池パネルは上手く働くだろうか」

 「働いてもらわないと、すぐ電池切れだからな」

 「局長。太陽電池パネル開きました。充電してます」

 「機能正常です。オールグリーン」

 歓声が湧き、人工衛星を介した通信が日本圏全域に伝わる。

 「問題は通信衛星をどうするかだけど・・・」

 「光ファイバーは有望だよ」

 「光ファイバーを通信の主流にして、ほかの衛星をあげればいいでしょう」

 「軍事衛星とか」

 「国防省は地下に潜ってるから、その気ではあるね」

 「海底ケーブルも光ファイバーに切り替えるらしいし」

 「軍隊が地下に潜るようじゃ 世も末だな」

 「でも相互確証破壊が抑止だからね」

 「じゃ 早く宇宙に逃げないとな」

 「あまり予算を取られると、軍事予算が減って困るんだけどな」

 「軍人は宇宙に行きたくないのか?」

 「まぁ 行きたくはあるが、踏ん切りがな・・・」

 「やっぱり、宇宙に行きたい人間たちで、別組織をつくらんとダメかな」

 

  

  

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 月夜裏 野々香です。

 文字稼ぎのために反日RPG風に頑張ってもらうことにしました (笑

 

 宇宙開発と日本防衛は、必要とする人材の資質とベクトルが違うので、

 別組織で作って、後に合流がよいかも

 

 日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島

 和洋州 (25万ku) 中国京杭大運河東部域 

 日満州 (100万ku) 外満州 

 扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku)

 大和(アラスカ)州 (171万7854ku)

 南洋 (ビスマルク・ソロモン諸島) (78150ku)

  フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

  マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

  インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

  インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

  ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

  シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  空母 白鳳(ランドルフ)、海鳳(ハンコック)、雷鳳(タイコンデロガ)

  戦艦 薩摩(ミズーリ)、駿河(ウィスコンシン)、

  重巡 穂高(セントポール)、

  軽巡 八瀬(ダルース)、黒部(サンタフェ)、白萩(モービル)、河津(ビロクシー)  駆逐艦18、

 

 第02機動部隊

  空母 蒼鳳(アンティータム)、幻鳳(シャングリラ)、慶鳳(ボノム・リシャール)、

  戦艦 因幡(アイオワ)、播磨(ニュージャージー)、

  重巡 蔵王(ボストン)、

  軽巡 天白(オクラホマシティ)、三原(アムステルダム)、日高(マイアミ)、天神(パサデナ)  駆逐艦18

 

 2410t級ガトー型潜水艦46隻

 2424t級バラオ型潜水艦26隻

 2424t級テンチ型潜水艦8隻

 

 1360t級エヴァーツ型護衛駆逐艦(21)  1740t級バックレイ型護衛駆逐艦(44)

 1240t級キャノン型護衛駆逐艦(23)    1250t級エドサル級護衛駆逐艦(24)

 1450t級ラッデロウ型護衛駆逐艦(4)   1350t級ジョン・C・バトラー型護衛駆逐艦(24)

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

  

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第16話 1960年 『事大賊党 VS カオス・クライシス』

第17話 1961年 『反日RPG 札束は権力ニダ』
第18話 1962年 『ゴーストで憑依するニダ』