月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第22話 1966年 『利権が差別を作る』

 

 国防省

 日本は、神火核の技術の一部を流用でき、神火人もいることから、

 放射性物質を直接見て、手で扱って加工することができた。

 エネルギーコアは、放射性物質が放出する粒子・電磁波に指向性を与え、メビウスリンクに閉じ込め、

 発電エネルギーを得る発電動力機関で、研究開発で最大の成果かもしれない。

 あと、メビウスリンクを連ねて銃身や砲身にすると、粒子・電磁波を収束させ、放出することもできた。

 放射線砲、あるいは、放射線銃の研究開発も派生している。

 とはいえ、粒子・電磁波は、真空中だと、目標まで光速性と直進性があるものの、

 大気中を進むにつれ粒子・電磁波が薄れ消失してしまう。

 欧米列強より有利なだけで、物理法則は変えられない。

 関係者たち

 「荷電粒子銃は、流石に難しそうだな」

 「荷電粒子銃というより、アルファ、ベーター、ガンマー、中性子の加速放射線銃ですけどね」

 「それでも致死量の放射性物質を拳銃サイズに閉じ込めることができただけでも大したものですよ」

 「ただ、銃口から放出しても大気で広がらないよう、なにか、接着剤のようなもので粒子を収束させられるなら・・・」

 「磁場か、何かで粒子をプラスマイナスで結束させられるならね」

 「大型加速器を使って調べてるみたいだけどいつになるやら・・・」

 砲口の先から青い閃光が伸び、目標を燃やし・・・

 というより、ガンマー線と中性子が分子構造を脆くしている。

 対物より、対人銃で、しかも即効性は、低い。

 大型になると、高電圧を利用した荷電粒子砲が容易に製造できるのだけど、

 陸上用があるだけで、艦載砲は研究中、

 戦闘機や攻撃機は、発電力と、威力と、質量の関係で躊躇されていた。

 「これで射程が長くて、威力が減退しなければな」

 「迎撃用で考えてももう少し射程がないと」

 「まぁ 直撃を防げるのなら悪くはないけどね」

 「粒子砲やレーザーより、レールガンが人気ありますからね」

 「摩擦熱で削れはするが射程は長いし、低軌道弾道弾で使える」

 「レールガンで攻撃。荷電粒子砲かレーザー砲で迎撃がベストだろうな」

 「そうなったら戦艦が復権しますかね」

 「かもしれないな」

 

 

 

 星型城塞都市は地形を利用して作られるものの、30万都市(1000ku)が基本だった。

 それ以上は、緩衝森林を置き、鉄道や道路でほかの都市と繋げるか。

 巨大な城塞都市の中に30万都市を幾つか置くことになった。

 城塞都市を30万都市としたのは、大陸の拠点になる都市とするためで、

 それ以上は、別の都市への移民を足したかったからほかならない、

 大陸と半島の人口が9000万人なら30万都市300個と計算するだけでもよかったからだ。

 むろん、都市生活者だけではなく、田舎にも土地を保有している者が多く、

 京杭大運河など、2500kmもの細長い利便地にへばりつく様に住む者たちも少なくなかった。

 和洋州

 第二京杭大運河

 幅1kmの運河の水深は12mで北から南に向かって海水が流れていた。

 和洋州側は、海抜100mほどの堡塁が延々と作られ、

 対岸の海抜30mほどの堤防を見下ろすことができた。

 運河までの昇り降りは階段や道路があるが、

 場所によっては、エスカレーターやエレベーターが作られていた。

 所々 港湾接岸橋が建設されているほか、一定の間隔で釣り場や游泳池が作られ、

 釣りをしたり、泳いだりする者も少なくなかった。

 

 釣り人たちは、キジハタが釣れると、ほくそ笑んだ。

 「第二京杭大運河か。海魚を釣らせるとは、実に神をも恐れぬ大業だな」

 「100mも登らなきゃね」

 「あははは、誰が作ったんだか」

 「まぁ 戦車は登れんわな」

 「だからって、限度があるだろうが」

 「砲撃でも有利だろう」

 「まぁ それで移民が増えたのは嬉しいが」

 「むしろ、予備役制度なんじゃないかな。いざとなったら自分で武器を持って戦えるから」

 「国防省は機動部隊3個分だって、剥くれてたけどな」

 「中国軍が攻めて来ないかな。60式小銃を思いっきり撃ちたい」

  60式6.5mm×50小銃

   重量4200kg  銃身長460mm/980mm  初速740m/s  有効射程500m

   弾倉25発  500発/分 

 「撃っても対岸まで届かないよ」

 「届くだろう。当たらないけど」

 「そうだ。京杭大運河越しに暗殺する狙撃手の劇画とか面白くないか?」

 「狙撃手を主役か・・・一話完結か」

 「駄目か・・・」

 「でも戦争になったらほかの州に逃げたいっていうのもあるな」

 「まぁ 家族は逃がしたい」

 「しかし、日本より家が広いし、庭も広い、こっちを本家にしたい気持ちもあるな」

 「でも大和州が一番広いがな」

 「あそこは広いよな。原野で何もないけど」

 「お金貯めたら別荘を建てていいけど」

 「お金持ちは大和州好きらしいよ」

 「というより、極寒でも生きていける、あの連中のゴリ押し開発だろう」

 「あははははは」

 「大和と扶桑は、安全保障最強の州なんじゃないかな」

 「やっぱり、発展してるのは和洋州なんだけどな」

 「もうちょっと日本の伝統美が欲しいところだけど」

 「まぁ 中華も悪くないけどね」

 

 

 

 インドネシアは強力な機動部隊を維持しなければならないことから膨大な資源を日本に輸出しなければならず。

 日本は得られた資源を使って安く良質の商品を世界に輸出し、大きな利益を上げていた。

 そして、幾つかの戦略的な製品が太陽同盟と呼ばれる国に輸出され、近代化していく

 インドネシア機動部隊

  空母 サマディクン(フォーミダブル)、マルティダナタ(ヴィクトリアス)、

     モンギシディ(インプラカブル)、ングラ・ライ(インディファティガブル)、

  軽巡6、駆逐艦18 

 

  震電改

   4000kg/6000kg/6500kg

   全長12m×全幅11.12m×全高3m  翼面積21m

   推力1400kg×2  速度1200km/h  航続距離2000km

   20mm×110mmRB ×2丁 初速820m/s  連射450発/分

   爆弾/ロケット弾/増槽 500kg

 

 空母 サマディクン(フォーミダブル) 艦橋 

 震電改の離着艦が繰り返されていた。

 十数キロ離れた日本機動部隊が水平線上を見え隠れしている。

 「いいインドネシア・日本・インド合同演習になりそうです」

 「それらしいことをしないと、予算を削られそうになりますからね」

 「本当に・・・」

 

 インドネシア

 建国20年になると、発電所、港湾、鉄道、道路、通信網が建設され、

 社会資本が増えたのか、日本製自動車が増え、近代化の兆しを見せていた。

 インドネシア人は、徐々に国家然とした気風を作り、独自の文化を模索していた。

 パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

 製油所を中心に発電所とコンビナートが作られていく、

 当初、石油関係者ばかりだった街は、化学工場などが併設され、次第に大きくなり、

 設備投資が進む、工場が建設され、インドネシア全体の工場としての機能を持ち始めていた。

 

 

 デパートには日本製製品が並び、

 日本製簡易カメラとフィルムの安売りが数日前から行われ客が群れをなしていた。

 インドネシア人の所得でも容易に買える価格で、親は、家族写真を撮ったりしていた。

 特にジャカルタ港は、戦艦キング・ジョージV世が記念艦として停泊し、人気があった。

 

 ジャワ島南10km沖

 直径20mほどの円盤が海上に浮かび上がると浮上し、

 ジャカルタ上空を高度200m。速度500mで北上していた。

 都市上空を通過し、時折、空中停止するUFOに数十万人が気付いた。

 何人もの人々が写真を撮り、

 TVカメラも数秒だったものの撮影に成功していた。

 記念戦艦キング・ジョージV世で観光していた人々も空を見上げ、

 北の洋上に向かって上空を飛び去っていく、UFOを見守る、

 インドネシア空軍は、レーダサイトの不備なのか、蒼雷のスクランブルが遅れ発見できず、

 UFOは、ジャワ島の北岸10kmの海に着水すると、日本の潜水艦に回収され海中を曳航されていく、

 エネルギーコアの馬力や発電力は、いまだ少なかった。

 しかし、直接運動エネルギーに転換する構造を開発することにより、

 UFOモドキを飛ばすことができた。

 もっとも60年の稼働期間というだけで、ヘリより性能が良いだけだった。

 UFOコクピット

 日本人パイロットたち

 「アメリカはどう反応するだろうか」

 「ロズウェル事件が。宇宙戦争事件と同様の自作自演なら、何らかの反応をするはず」

 「いい加減、アメリカのブラフやミスディレクションに引っ掛かるのもうんざりだからね」

 「こっちが同じレベルのミスディレクションを仕掛けると、どう対応するか興味ある」

 「栄エンジン20基は、高価過ぎて泣きたくなったらしいが」

 「時速500km/hがせいぜいの円盤型航空機でも、それらしく飛べて、空中停止もできる」

 「海中も潜れるし、ミスディレクションのレベルはこっちが上のはず」

 「まぁな」

 「そして、ロズウェル事件が本物なら、艦隊を派遣してでも状況を知ろうとするはず」

 「UFOが本物だとしても、見慣れない円盤を見たら、たぶん、興味を持つだろうな」

 「問題は現地の反応か」

 「アメリカの外交官は見たかな」

 「さぁ 上空を通過したし停止もしたから気付いたんじゃないかな」

 「寝ぼけていなければ、写真くらい撮っただろう」

 「ふっ 楽しみ、楽しみ」

 

 

 

 シリア

 日本のゼネコンがユーフラテス水系にダムを建設していた。

 その脇をソビエト製T55戦車が移動していく、

 イスラエルの動きが不穏であることからアラブ諸国軍が結集しつつあった。

 そして、テロに備え、シリア軍警備部隊が分隊単位で歩哨に立っていた。

 日本人建設者たち

 「戦争が近いのかな」

 「日本のお偉方が護衛されてるのか?」

 「あれは、遺跡調査隊だろう」

 「なんで遺跡に興味あるの?」

 「シュメール神話の通訳をつけたいから都合つけてくれって、聞いたことあるけどな」

 「戦争になる前に調べたいとか」

 「ほかの国の遺跡調査隊も混じってるみたいだけど」

 「じゃ 戦争はないか」

 「でも戦車は増えてるし。建設の受注も増えてる」

 「なんなんだろうね」

 「まぁ 軽質の石油が取れるから金にはなるし。トルコ・地中海ルートも期待できる」

 「三日月地帯だからそれなりに豊かだし。戦争になったら破壊されるから儲かるのかも」

 「だけど、三日月地帯って言っても、そんなに魅力ないと思うけどな」

 「中東じゃ肥沃なんだよ」

 「そういや、ゴラン高原の北。ヘルマン山脈は標高2800mもある雪山でスキーができる」

 「いいねぇ 中東で雪なんて」

 「アメリカのユダヤ系マスコミは、故意にエジプト、シリア、ヨルダンの風景を映さないようにしてるし」

 「民間交流を妨害して、ダーティイメージを定着させている」

 「まぁ イスラム教は、元々 とっつきにくいからね」

 「イスラエルはゴラン高原を狙ってるって話しもある」

 「それは怖い怖い」

 

 

 南洋州 宇宙(マヌス)島

 ラムジェット方式のエネルギーコアの開発が進む。

 人体に悪影響を及ぼさない放射線粒子と空気を膨張させ、一定の方向に流せることで推進力が得られた。

 関係者たちが金星型エンジンから放出する青白い炎に見入っていた。

 「停止した状態でも結構な推力が出るじゃないか」

 「流石、エネルギーコア」

 「しかし、イオン化させてもこの推力じゃ 離陸に足りない」

 「やっぱり加速がつくまでファンの厄介にならないとダメってことか」

 「あまり露骨だと、日本製と思われる」

 「例のUFO工作はやばかったと聞くけど」

 「まぁ ファンや排気炎は見えなかったと思うけど、日本製と思われるのだけは、避けたい」

 轟音と白煙が蒼空の彼方へと上がっていく、

 関係者たち

 「なんか。黄昏感を感じるのは俺だけか」

 「エネルギーコアの精度が上がってるから将来的に宇宙中継機は、ありかもしれない」

 「可能なの?」

 「今の性能なら、ヘリと戦闘機の中間くらいいける」

 「本当に」

 「例のUFOモドキがそれだったからね」

 「しかも半減期の60年は飛べる」

 「むしろ、エネルギーコアは、宇宙空間で使いたい」

 「だよねぇ」

 

 

 

 戦時下、軍需産業と結びついた将校と、兵学校の先任主義と年功序列が閉鎖的で膠着したムラ社会を作り、

 我田引水な派閥原理と、上意下達な主従関係が、戦略性を失わせる弊害があった。

 そして、階級の高い将校の信賞必罰が欠けていたことも確認されていた。

 広長閥は、戦後、軍属村に干渉するようになり、一般校からも将校への道筋をつけ、

 師団1個、艦隊1個に対し、民間人5人がオブザーバーで記録を残し、

 議会に報告書を提出するようになっていた。

 

  36000t級伊勢型航空巡洋艦

   全長280m×艦幅32m(全幅46m)×吃水9m

   エネルギーコア160基160000馬力  速度32kt  航続距離60年間 (公開10000海里)

   対空ミサイル60基  対艦ミサイル60基

   迎撃ミサイル60基  対潜ミサイル60基  

   大型巡航ミサイル60基

   61口径128mmFlaK40砲×2基  71口径40mmガトリング6連砲×6基

   戦闘機12機  哨戒ヘリ12機

 

 伊勢型航空巡洋艦の就役で戦後初の海上打撃艦隊の中核が誕生する。

 全通飛行甲板型巡洋艦の飛行甲板から蒼雷が飛び立っていく、

 艦橋

 即席の政務官たちは、ひとしきり艦橋を見聞し、士官たちに質問し、話しを手記に取った。

 彼らは臨時雇いの民間人たちで、軍人特有の雰囲気もなく。

 親方日の丸といった公務員特有の感覚や官営職員ですらない、

 彼らは、いわゆる素人で、

 雇用上の上下関係はあるが自分で考え、自分で行動し、自分で稼いで生きている。

 兵学校から直接軍人になると、庶民との意識は隔絶し、別の生き物に感じることがある。

 とはいえ、今の彼らは政務官で、報告書が内閣、議会に渡され、

 図書館に保管され、経歴として残される。

 そして、議会で問題にされると査問会が開かれ、議会で解雇されることもあった。

 最近は、民間で5年以上働いたことがある者を一定の比率で将校にさせる決まりになっており、

 毛並みの違う彼らの感性と似通ったところがある。

 「では、艦長。失礼します」

 「ああ、ご苦労さん」

 政務官たちは艦橋を降りていく、

 「まるで、赤軍の政治将校だ」

 「いや、思想性も、政府や党への忠誠もない連中だよ」

 「・・・電気屋に。配管工に。元中学教師に。大学生2人か」

 「艦内に毛並みが違う人間が混ざると。なんともやりにくい」

 「戦時中の暴走、陸海軍の派閥抗争、戦功争いは、ちょっと、醜態だったですからね」

 「毛並みの違う人間を入れて押さえさせたいのだろう」

 「なんにしてもオブザーバーだし、国防大臣が素人よりましではあるな」

 「報告書は、組織や人事に限定されてますが、内容によっては経歴に傷がつくかもしれませんね」

 「それは困るな・・・」

 蒼雷がカタパルト発進していく、

 「とりあえず、いい感じで仕上がってるじゃないか」

 「アメリカ機動部隊に。エンタープライズに勝てそうにないですがね」

 「艦上機は、もっと載せようと思えば載せられるがね」

 「海軍の主力は潜水艦隊ですし」

 「水上艦隊はイミテーションのようなもの、狭いと事故のもとですから半配備でも構わないでしょう」

 「エネルギーコアを使った海中機動部隊構想もありますし」

 「輸送艦の艦底に穴を開けて、100t級潜水哨戒艇を格納させようって構想か」

 「艦隊直属の護衛潜水艦は、悪くないがチョロチョロされると、間違う可能性もあるからな」

 「一応、攻守に使えると思いますよ」

 「攻撃力はあるだろうが、航空機とちがって速度が遅い」

 「伊勢のように6000km先の標的を狙える巡航ミサイル60基を装備してアメリカ本土を威嚇する方がいい気がする」

 「アメリカの潜水艦2、3隻に追い駆けられそうですけどね」

 「まぁ そうだろうが、奇襲でもされない限り、撃沈される前に全弾撃ち尽くせるだろう」

 「どうだね。中井先生。この艦は?」

 「そうですね。一回りしてきましたがX線、レントゲンは防止できてますね」

 「対ガンマ線、対中性子線も強いようですが、全滅させるまで時間がかかるかもしれません」

 「「「「・・・・・」」」」

 標的機が接近すると71口径40mmガトリング機関砲のレーザー測定が補足し、

 砲口から火を吹き始めた。

 元々 ボフォース 40mm機関砲の砲身6本束ねたもので、

 40mm×364mm砲弾を初速1021m。毎分1600発で発射し、12500m先の標的を撃破していく、

 民間政務官たち

 「・・・あ、当たったよ。すげぇ」

 「連射が繋がってるみたいに撃ち出していくじゃないか」

 「昔みたいな派手さはないな」

 「対空レーダーと連動させるから対空レーダーの数が対空砲の数らしい」

 「人事は、どう思う?」

 「どこの馬の骨って感じで見られた。ちょっとブチキレ気味かな」

 「「「「あはははは」」」」

 「兵学校の先任主義で排他的だし。組織益中心で、閉鎖的だと思うな」

 「それに戦略も先例主義で創造的なところはない」

 「軍人は命令されたこと遂行するだけだから、考えると、人を殺せなくなるんだ」

 「戦場で都合がよくても、戦略的じゃないと思う」

 「統制を執ることが正しくて。戦略が正しいか。間違ってるかなんて、考えてないかも」

 「まぁ 統制の執れてない軍隊ほど怖いものはないからしょうがないかも」

 「悪い方向に向いていなければね」

 「一応、政治的に中立で。専門性があって、国防意識が高いみたいよ」

 「たしかに、そういう振りはしている・・・」

 警報がなると飛行甲板脇の大型巡航ミサイルサイロが開き、

 巡航ミサイルの発射テストが開始される。

 「政務官。これを・・・」

 士官から耳あてが配られる。

 「命中は、いつ?」

 「弾道軌道に入ると加速するので30分後です」

 「命中するといいな」

 「この艦では初めてですから成功させたいです」

 「伊勢1隻で西海岸を灰にできるとは、世の中も変わったものだ」

 「アメリカも同じ力を持ってるのが残念ですがね」

 「そうだな・・・」

 「2番艦建造は?」

 「確か、下水道網と予算の取り合いになってるそうですよ」

 「ふっ 相変わらずか」

 「しかし、普通に汲み取りは嫌だろう」

 「確かに・・・」

 カウントが60から始まり0になると、轟音を轟かせ、爆風を引き上げ、

 白煙を棚引かせながら巨大ミサイルが立ち昇っていく、

 弾道ミサイル成層圏にまで上昇すると弾道軌道を飛び、

 目標地点の周囲に回り込みながら降下し、低空飛行で標的に着弾する。 

 移動兵器からの発射は、複雑な計算をしなければならなかったものの、

 この手法であればレーダーサイトの穴に潜り込んで標的を狙えると期待できた。

 弾道ミサイルは5000kmほど飛ぶと南半球の標的船付近に降下し、

 低空飛行で標的船に命中した。

 

 

 

 アメリカ

 白い家

 偉い人たちがインドネシアで撮った映像や写真を見ていた。

 「証言は随時翻訳していますが、時間がかかるので2週間ほど必要とのことです」

 「どう思う?」

 「こんなモノを作れるのは日本か。ソビエトのはず」

 「場所柄、日本だな」

 「本当のUFOの可能性は?」

 「ゼロ」

 「ゼロ」

 「1パーセント」 

 「ゼロ」

 「ゼロ」

 「1パーセント」 

 「ゼロ」

 「ゼロ」

 「しかし、プロペラがないところを見るとヘリでないし。速度から飛行船でもない」

 「どうやって飛ばしてるんだろうな」

 「「「「・・・・」」」」

 「これは排気口じゃないのか」

 「小さ過ぎると思うが」

 「いま解析させてる」

 「熱が出てるなら歪みが出るし、気圧に変化があるなら写真にも影響がるだろう」

 「目的はなんだろう」

 「我々と同じことをしてるか。我々の反応を見たいのではないか」

 「ふっ どうやって飛ばしてるのかわからんが。我々を騙そうなどと小癪な事をする」

 「日本も国民の目を現実から眩ませたいのでは?」

 「日本は国民基礎所得で国民の不満は緩和されてるはず」

 「国民の目を宇宙人で逸らせる必要はないはず

 「何か不満がるのでは?」

 「そんな報告は受けてませんが」

 「日本人は、アメリカ人より忍耐心があると思ったが」

 「日本人にどんな意図があるかわからないが」

 「UFO工作でアメリカ国民の目を宇宙に逸らすのに協力してくれるのなら構わないさ」

 「ふっ 愚かな日本人の浅知恵だ。策士策に溺れたわけだ」

 「ひょっとすると、日本で分離運動が起きてるんじゃないのか?」

 「それを誤魔化すためだろう」

 「まぁ 建設費と国防費の大和州、和洋州、日満洲予算増加が負担になってるし、軋轢になってる」

 「開発がかかってるから、予算を持っていかれそうな地域だな」

 「しかし、国民は国民基礎所得があるし、新領地に利権を持ってる」

 「早い話し、すべての新領地に私有地を持ってる」

 「生活基盤が安定してるなら、国を分かつような産業利権の我田引水に乗らないだろう」

 「しかし、中国人がいなくなれば、製造単価は上昇する。貴族生活できなくなるのでは?」

 「んん・・ 賃金は相対的に大きくなるから国際競争力は低下するだろう」

 「しかし、機械化と合理化が進んでるから土方仕事でもきついばかりじゃなさそうだし」

 「企業の設備投資が減るくらいの影響くらいしかなかろう」

 「時に、日本は産油国だけでなく、エジプトやシリアにまで取り付き始めてるが」

 「工業国の日本と、産油国は相性がいいからな」

 「日本も石油を産出しているはず」

 「日本軍将兵は、戦訓で石油が足りなかったと理解しているし、工業力不足も実感していたからね」

 「日満州の油田は、自給自足以上のものではない。経済性は、中東にあるよ」

 「どちらにしろ、日本に、中東の足場を守る意図があるのは確かだ」

 「日本とソビエトの関係は?」

 「ソビエト製のヘリの購入とライセンス生産は多いようです」

 「あと、対外的には、日本は、民需中心。ソビエトは軍需中心で働きかけてるようです」

 「おかげで、日本の軍事機密の内偵が進んでない」

 「栄エンジンを改良してる話しは聞いたことがあります」

 「栄エンジン?」

 「第24項のエンジンですがゼロ戦に使われていたエンジンのようですがブラフ情報かもしれません」

 「いまさら、そんなもの改造したところでなんにもなるまい」

 「ですが度々話題に出ますので・・・」

 「んん・・・ なにかのフェイクだろうか。もう少し調査してみてくれ」

 「目に見える伊勢型航空巡洋艦などを検討すべきでは?」

 「目に見えるものなら軍の仕事ではないのか」

 「まぁ 知識があっても困るものではなかろう」

 「新型艦艇は?」

 「伊勢型は目立つが巡航ミサイル60基があるそうだ」

 「射程は4000kmから6000kmはあるので、アラスカ沖、ハワイ沖、からアメリカ本土を狙える」

 「その代わり伊勢型の対艦、対潜、対空能力は限定されている」

 「艦上機は蒼雷でF4ファントムに匹敵している」

 「小型エンジン4基をどう思うね」

 「蒼雷は、巡航飛行は2基で飛ぶので、F4より劣る」

 「アフターバーナーはないが、戦闘時には4基で飛ぶし推力で劣らない」

 「その点は、F4より優れているだろう」

 「アメリカ戦闘機も小型エンジン4基にすべきではないのか」

 「日本の模倣をするのは面白くない」

 「そういう問題じゃなかろう」

 「まぁ 4基は付属部品の重量も増えるからその点で割引くことができる」

 「最近、ターボファンエンジンエンジンを開発してるようだが」

 「では日本の次世代戦闘機はターボファンエンジンエンジンになるのか?」

 「いや、エンジン径を同じままにターボファンエンジンエンジンを開発している」

 「そんなことをしてるのか」

 「だから新型エンジンをそのまま旧来機に取り付けることができるらしい」

 「やれやれ」

 「ところで、日本のS戦車は?」

 「ボタン一つで、標的に砲塔を合わせようとすると油圧が作動し、モーターが動き車体を超信地旋回機動させるられるらしい」

 「じゃ 砲身主導で車体を動かすこともできる?」

 「可動は意外にスムーズなようだ」

 「噂によると全周に車外カメラと赤外線観測機を仕掛けて、視界がいいそうだ」

 「じゃ 歩兵で戦う時は、まず狙撃兵で車外カメラを潰さないとダメか」

 「7.62mm機関砲車上砲塔に狙われる」

 「そういう観点から見ると、対歩兵掃討砲塔付き戦車と言えなくもないがね」

 「つまり弱点は克服しているわけか」

 「あと、レーダー警戒装置がついて、フレアと少しばかりの電波妨害装置が付いてるらしい」

 「意外と難敵なのか」

 「さぁ 今のところ戦訓がない」

 「情報源は信頼できるのか?」

 「朝鮮人だからね・・・ まぁ 話半分と考えてもいいだろう」

 

  

 

 イギリス ダウニング街10番地

 「日本の成長率は外様利権が増大して、広長利権が減退してる」

 「国家成長で都合が良くても、国家支配を考えていない節がある」

 「早い話し、毎年のように巨大財閥が1個、中規模財閥が10個誕生してるようなものか」

 「それでも広長閥が閨閥を増やして独自ネットワークを持ってる。最強なのは変わりないようだ」

 「海外州は、国家然とした気風を構築しているらしいが、日本の開戦権はどうなっている」

 「内閣と衆議院の賛成多数。天皇の賛成。海外州の賛成が得られないと宣戦布告はできない」

 「じゃ 自発的に戦争する気はなしか」

 「逆に宣戦布告。国土が攻撃された場合、自動的に内閣と軍部の責任事項に移行し、開戦権は問われない」

 「同盟国か、艦船が攻撃された場合、内閣と軍部と天皇の判断になり、海外州が外される」

 「それに対し、海外州の反応は?」

 「双方向通信によるオブザーバー参加を要求している」

 「地域格差が大きさが日本の弱点ではあるな」

 「それほど大きな弱点とは言えまい、総理は、人口比で選出されることが多いし」

 「前総理は日本だが。今期の総理大臣は、扶桑州出身だ」

 「というより、上階層の日本人は、海外州に私有地を持ってるよ」

 「地域格差を増大させていけば、日本の分離主義者を増やせるのでは?」

 「ほかの州の私有地を失ってまでは、困るだろう」

 「確かに・・・」

 「漢民族を失った労働不足。消費量不足は?」

 「機械化の切り替えに成功してるよ」

 「国防軍は、造兵が困難になって怒っているようだが広長閥が押し切ったようだ」

 「今後の国防は、核ミサイルがあれば警備軍に毛が生えた程度で事足りるよ」

 

 

 

 艦隊は撃沈され、航空機が撃墜されていく、

 祖国を守ろうとする将兵は、戦地で食料と弾薬が尽き、次々倒れていく、

 本土は爆撃され、敵が落とす爆弾の雨が我が女子供の頭上に降り注いでいた。

 家々は焼かれ、工場は破壊され、麗しき山と川は奪われようとしていた。

 広島の陰陽師、賀茂家を系譜とする陰陽師たちは、祖国を守る手立てとして呪詛返しの儀式を行う。

 同じ頃、長崎でも陰陽師、安倍家を系譜とする陰陽師たちも街全体に呪詛返しの儀式を行なっていた。

 第39代、頭首、賀茂義剛と、その一党たちは呪詛返しを施した街並みを見守っていた。

 “賀茂様。このような儀式で焼夷弾から街が守れるのでしょうか?”

 “呪詛返しは、目に見えないモノに対する反撃だ”

 “女子供の頭上に爆撃しようという悪意。日本を滅ぼそうという悪意に対して発動する。それは目に見えない”

 “これまでの例から焼夷弾になされるままだろう”

 “しかし、いずれは・・・”

 広島の街は、母親が家族の朝食を作っていた。

  “おじいさん、おばあさん。きよみ。食事よ”

  “ありがとうよ。いつも済まないね”

  “芋粥しか作れなくて”

  “いいんだよ。戦争中だからね”

 B29爆撃機が街の頭上を通過しながら何か黒い物体を落とした。

 “おお、爆弾を落としたぞ”

 “一つだけだ”

 “大きいな。焼夷弾ではない・・・”

 太陽の数千倍の光が世界を包み込み、家族が光の中に消えていく、

 大音響と爆発が街を押し潰し破壊し、吹き飛ばした。

 そして、数百万の光子が南と東へ飛び立っていった。

 “あの小さな光は、なんだ”

 “・・・発動した・・・ なぜだ。爆弾に、呪詛返しが発動したぞ・・・”

 “・・・なぜ・・・”

 “天光正教は、ウリエルを呪詛返しした死神ウランを鎮伏するための宗教です”

 ・・・・・広島 天光正教の広報用CM・・・・・・

 全世界で死神教のCMが流され、布教していた。

 陰陽師とプロデューサー

 「まぁまぁか」

 「ありがとうございます。もっと宣伝して頂けますと助かりますな」

 「まぁ 予算の都合もあるからね」

 「献金の一部を返したり、公共事業に使ったりするからです」

 「こちらに投資してくだされば信者が増えて献金が増えますよ」

 「それでは宗教として本末転倒であろう」

 「いやいや、どこの宗教でも宣伝は多額の予算を投入してますよ」

 「そんなもんかね。まぁ アメリカ人が決めることだし、無理強いすることもないですから」

 『ちっ 引っかからねぇ・・・』

 

 

 

 

 

 繁華街のHな店

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、獲物と接触しようとしていた。

 「また、ユダー様からのイベントクエスト指令ニダ」

 「「「・・・・」」」

 「今度も難しいニダ」

 「成功したらトンスルセットを送ってくださるニダ」

 「「「・・・・・」」」 ジュル〜

 「楽しみニダ」

 「」

 「」

 標的たちは、テーブルに座り、イヤラシイ目で鏡張りの床を覗き込んでいた。

 「大蔵省の先生様。また会ったニダ」

 「ふっ 君たちも好きだな」

 「ノーパン喫茶大好きニダ」

 「しかし、漢民族も減って、楽しみもなくなっていくな」

 「日本人の娘にやってもらうニダ」

 「んん・・・ 国民基礎所得があるから。ちょっとした仕事をすれば生活していけるし」

 「ノーパン喫茶は、自分を貶めてまでやる仕事じゃないんだよな」

 「子供を早く独立させる風潮を作るニダ。そして、親子を対立させるニダ」

 「どうやって?」

 「無職者を怠け者扱いさせて、家から追い出させてしまうニダ」

 「しかし、夫婦や親子の絆があるし。そういうのはむつかしいんじゃないかな」

 「妻の自立を喧伝さするニダ」

 「妻が自立したら財産を守れなくなるニダ」

 「親が死ねば、財産は子供じゃなく。国のものにできるニダ」

 「そうしたら税金が増えて、大蔵省の手柄になるニダ」

 「んん・・・ 離婚や核家族を推奨する政策は・・・ 別に国民が資産を持っててもいいんだがな」

 「国民は生かさず殺さずが一番ニダ」

 「増税して特定産業を税制軽減させて、天下りするニダ。差別すれば組織は安泰ニダ」

 「行政が疑われそうだな」

 「下々の云うことなど、聞く耳持つことないニダ」

 「政治ごとに下層階級、若造、女が、何か言う資格はないニダ」

 「底辺が何を言っても負け犬の遠吠えニダ。」

 「しかし、民主主義であるし。生かさず殺さずは、金本位制以前のことだ」

 「不換金紙幣は、力と意欲があって稼げる経営者が勝手に稼いでくれた方が都合がいい」

 「そんなことしていたら、大蔵官僚より稼ぐ庶民がいっぱい出てくるニダ」

 「既得権益者の地位、名誉、財産が脅かされる方が怖いニダ」

 「そうなんだよな。若い連中はグチグチ言ってるし」

 「新興企業の勢いを押さえられなくて。成果が上がらないから天下り先も居心地よくないし。世襲もままならなくなる」

 「そうニダ。ここは増税で利権を引き締めるニダ」

 「紙幣を絶って生意気な庶民を兵糧攻めすれば思い知るニダ。いじめるニダ」

 「そうすればノーパン喫茶をずっと楽しめるニダ」

 「んん・・・」

 「日本人の若い娘を積極的な変態にして、メイド服ノーパン喫茶やらせて “ご主人様〜” って言わせてみせるニダ」

 「ぅぅ・・・そ・・それは・・・」 萌えジュル〜〜〜

 「大蔵省は、日本の神になるニダ」

 「・・・・・」

 「」

 「」

 「」

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、大蔵省にダメージ4を与え、レベル7になった。

 そして、反日ギルドからトンスルセットが届けられた。

 「薬用酒ニダ。おめでたいニダ」

 「「「乾杯ニダ!!!!」」」

 「上手くいったニダ。迷ってたニダ」

 「日本人の多視点を失わせ、視点を下げ、視野を狭めて膠着してやるニダ」

 「目先だけの小賢しいだけの利権政治、派閥政治、金権政治してやるニダ」

 「日本人を全部、利己的な個人主義にしてやるニダ」

 「倫理道徳を失わせて絆を破壊してやるニダ」

 「大蔵省が国民資産を奪うようにすれば国民は国家に反発を持つニダ」

 「お金持ちと貧乏人を啀み合わせて、日本をバラバラにしてやるニダ」

 「そうすれば左翼勢力を伸ばすことができるし。右翼も反発するから応援してやるニダ」

 「日本はバラバラに解体するか。軍国主義化で圧政か、共産化ニダ」

 「権力富裕層から日本民族を切り離してしまえば、日本連邦は烏合の衆ニダ」

 「「「ウェーハハハハ!!!」」」

 反日ギルドから次のクエストが送られてくる。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

  

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 月夜裏 野々香です。

 神火風の戦後、日本もぼちぼちかな。

 そろそろどうやって終わらせるか考えないと・・・・

 

 利権の話しです。

 ご多分に漏れず、戦前戦中は軍部。戦後はゼネコン。

 もう選択肢はないです (笑

 利権を作るのは、室内に暖房を引き込むのと似ています。

 どうしたら部屋を効率良く暖かくできるか。

 部屋を温め、断熱材で建物を囲むわけです。

 そうすれば、暖房(金)は外に逃げません。

 排他的な聖域が作られてしまうと、部外者は悲惨。

 貧富の格差が一気に広がってしまうわけです。

 

 マッチ売りの少女でしょうか。

 建物で寒風を避けても、マッチで火を灯しても、翌朝、凍死するわけです。

 

 平時で、結核で死なせたり、貧困で自殺者を出したり。

 組織権益を拡大し守るため戦争したり、

 戦時で、面子で脚気を出したり、満州じゃ民間人を置き去りにして逃げたり

 前線の兵士を見殺しにしたり、特攻させたり、

 利権作りは、よくよく考えないと、利権からあぶれた人間を殺してしまうわけです。

 

 

 総人口1億6496万人。

 日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島  内地人口7927万。

 

 海外州人口8569万人

 和洋州 (25万ku) 中国京杭大運河東部域  3213万

 日満州 (100万ku) 外満州  3213万

 扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku) 856万

 大和(アラスカ)州 (171万7854ku) 1071万

 南洋 (ハワイ、ビスマルク、ソロモン諸島) (10万6461ku) 214万

  フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

  マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

  インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

  インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

  ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

  シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 伊勢

  空母 白鳳(ランドルフ)、海鳳(ハンコック)、雷鳳(タイコンデロガ)

  戦艦 薩摩(ミズーリ)、駿河(ウィスコンシン)、

  重巡 穂高(セントポール)、

  軽巡 八瀬(ダルース)、黒部(サンタフェ)、白萩(モービル)、河津(ビロクシー)  駆逐艦18、

 

 第02機動部隊

  空母 蒼鳳(アンティータム)、幻鳳(シャングリラ)、慶鳳(ボノム・リシャール)、

  戦艦 因幡(アイオワ)、播磨(ニュージャージー)、

  重巡 蔵王(ボストン)、

  軽巡 天白(オクラホマシティ)、三原(アムステルダム)、日高(マイアミ)、天神(パサデナ)  駆逐艦18

 

 2410t級ガトー型潜水艦46隻

 2424t級バラオ型潜水艦26隻

 2424t級テンチ型潜水艦8隻

 

 1360t級エヴァーツ型護衛駆逐艦(21)  1740t級バックレイ型護衛駆逐艦(44)

 1240t級キャノン型護衛駆逐艦(23)    1250t級エドサル級護衛駆逐艦(24)

 1450t級ラッデロウ型護衛駆逐艦(4)   1350t級ジョン・C・バトラー型護衛駆逐艦(24)

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

  

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第21話 1965年 『土壌資本主義から下克上資本主義へ』

第22話 1966年 『利権が差別を作る』
第23話 1967年 『農林水産省の逆襲と人頭紙幣発行制度』