月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第37話 1981年 『氷壁宇宙ステーション 高天原』

 

 アメリカ海軍(空母13隻。原子力巡洋艦9隻)

   大西洋艦隊(空母6隻。原子力巡洋艦4隻)

      100000t級原子力空母ドワイト・D・アイゼンハワー、

      59000t級空母フォレスタル、サラトガ、レンジャー、インディペンデンス、

      52000t級空母フランクリン・D・ルーズベルト、

      原子力巡洋艦ロングビーチ、トラクスタン。カリフォルニア、サウスカロライナ

   太平洋艦隊(空母7隻。原子力巡洋艦5隻)

      100000t級原子力空母ニミッツ、

      75000t級原子力空母エンタープライズ、

      60000t級空母キティホーク、コンステレーション、アメリカ、ジョン・F・ケネディ、

      52000t級空母コーラル・シー、

      原子力巡洋艦ベインブリッジ。バージニア、テキサス、ミシシッピ、アーカンソー

 アメリカ機動部隊は太平洋艦隊と大西洋艦隊に分かれ、

 原子力空母3隻のうち1隻と、原子力巡洋艦のうち3隻がインド洋に派遣されることになっていた。

 圧倒的な海軍力といえたが、日本の宇宙開発が始まると予算が縮小されていく傾向をみせ、

 活動が不活発化していく、

 

 広大な太平洋だったが、大和(アラスカ)州と真珠(ハワイ)諸島が日本に領有されると、身動きが取りにくくなっていた。

 アメリカ太平洋艦隊は、豪州からインド洋にかけて展開し、日本を封じ込めるように動いた。

 しかし、陽が沈み始めると、静止軌道上に何やらモノが集められているのがわかる。

 つまり、日本側からこちらの位置が手に取るように分かるのである。

 むろん、衛星を上げている国なら、たいてい敵艦隊の位置は知れることから同じなのだが、

 こちらから日本の衛星が見えるのと、見えないのとでは威圧感がちがって見えた。

 南太平洋サモア沖

 100000t級原子力空母ニミッツ

 SH60シーホーク2機が空母の周りを周回していた。

 潜水艦の速度が20ktから35ktで、魚雷の射程が30km〜40kmなら

 潜水艦が空母を射線に入れる前段階で、1度は、ヘリを頭上に通過させることができた。

 飛行甲板にF14戦闘機が並んでいた。

 史上最強の艦上戦闘機と謳われてはいたが、

 ベネズエラ戦の戦訓で色褪せて見えた。

 空母ミッドウェーとレンジャーは、基地航空機の対潜哨戒圏で活動していたにもかかわらず、

 2線級潜水艦に空母ミッドウェーが撃沈され、レンジャーが大破させられていたからだ。

 潜水艦の脅威は増大し、

 艦上対潜哨戒機S3ヴァイキングとSH60シーホークの配備数は増したが、

 日本の白龍型潜水艦は、最強の非大気依存推進のディーゼル潜水艦と思われていた。

 艦橋

 「日本の航空巡洋艦は、Mi24ハインドを搭載か」

 「輸送用かと思えば、対空哨戒ヘリと対潜哨戒ヘリに改造とは」

 「搭載は伊勢と播磨だけですが。シーホークより一回り機体が大きく、無理して載せてるのでしょう」

 「36000t級伊勢と38000t級播磨は、100000t級ニミッツと同じくらいの体積」

 「薄っぺらで橋梁以上のものはないと思いたいが・・・」

 「違うので?」

 「アルミで縮小したモノを浮かべ、吃水線を合わせると、中身の質量が検討つく」

 「質量を船殻。武器。積載。消耗品。機関に割り振っていくと、計算が合わなくなるそうだ」

 「一体、なんで造ってるんだろうな」

 「日本の宇宙開発力を見ると、科学技術上の異常さを否定できないものがありますからね」

 「だいたい、上層部もそうだが国民も、反日感情が弱いのが悪い」

 「死神教のせいじゃないでしょうか。癌治療で、世話になったことのあるアメリカ人は多いはずですよ」

 「あれか・・・」

 「貧困層を何とかしない限り、対日感情はいいままで、対日戦を考えてくない人間は多いですよ」

 「キリスト教がやればいいんだ」

 「そういや、キリスト教は献金の再配分ができませんでしたからね」

 「「「「・・・・」」」」

  

 

 

 

 イギリス

 シティ・オブ・ロンドン (2.9ku)はロンドンの中心の1区画に過ぎない、

 しかし、アメリカ合衆国のウォール街と並ぶ世界屈指の金融街で、

 わずか10000人弱の人口ながら全世界の資産の多くを押さえている。

 この世界的な金融街に200人ほどの日本人投資家と代理人がいて、株価を見つめていた。

 日本人の代理人たち

 「新自由主義が強まってからというもの結構な値動きだな」

 「北海油田で強気になってるんだろうか」

 「そりゃ 富裕層は大損しても北海油田で回復は早いよ」

 「しかし、中間層はそうじゃない。火遊びの皺寄せで潰されちゃたまらんだろう」

 「統廃合で合理化は聞こえがいいが、弱者切り捨ては、いろいろヤバい気がする」

 「というより、非ユダヤ株が軒並みM&A攻勢をかけられてる気がするぞ」

 「ユダヤ資本は、資金力あるな」

 「アラブ資本と華僑資本も動いてるし」

 「日本資本も追随か・・・」

 「日本企業株の値動きが面白くなさ過ぎるんだよ」

 「欧米は株主の企業で。日本は企業のための企業だからね」

 「日本は新自由主義をやらないのかな」

 「日本は保守的だからね」

 「それに宇宙産業で、それどころじゃない」

 「日本もそのうち新自由主義でやられるかもね」

 「日本は外資枠5パーセントなら問題ないと思うが」

 「だけど、日本でも外資枠撤廃しろとか圧力がかけられてるけど」

 「日本は、宇宙産業が軌道に乗るまで NO だと思うね」

 「だといいけど。幾つかの希少資源を押さえて、要求を叩きつけそうだな」

 「それより、この前の休みに、イギリスの炭鉱に行ってみたけど、潰されてたぜ」

 「格差が広がってるし。学校給食も減ってる」

 「ふっ それは泣きたくなるな」

 「下手をすると暴動かも」

 「しかし、反共教育が異常に強いし」

 「マスメディアは、共産主義と民主主義の見分けがつかなくなってきてる」

 「国民全員が資本家気分なのかね」

 「100人中99人は貧乏人に転落するかもしれないというのに」

 「ふっ 想像力が乏しいんだろう」

 「会社が傾いて、リストラされるまで、自分が応援した首相が自分の首を絞めていたって、わからないだろうね」

 「どうやって誤魔化すのか見ものだね」

 「なに? 倒閣しそうなの?」

 「さぁ」

 「でも欧州宇宙機関ESAを中心にした産業株は、徐々に株価が上がってるぞ」

 「じゃ イギリスは、アメリカと組んで日本の宇宙産業と張り合う気かな」

 「それならリューベックの方が情報が集めやすくないか」

 「それとも日本と連携か。ソビエトと連携か」

 「外交で動きがあるかもしれないな、外務省の友達に問い合わせてみるか」

 「いや、いくらESAでも、せめて、あけぼの級レベルの宇宙船を1隻は打ち上げて、実績をあげないと連携なんて無理だろう」

 日本人も幾つかの欧州企業を押さえて、ロマ人に代理人をやらせ、欧州事情の情報収集。

 そして、日本との輸出入を容易にさせていた。

  

 

 スペースシャトル コロンビア号が打ち上げられ、地球周回軌道を回っていた。

 アメリカ合衆国は、スペースシャトルの成功を喧伝するが、

 あけぼの号のはるか低空の軌道を周回している。

 対する日本の宇宙船は、静止軌道を越え、地球圏から離れて活動していた。

 4200t級宇宙船7隻

 “あけぼの” “はつはる” “あさかぜ” “あかつき” 

 “あさつゆ” “ゆきどけ” “はるかぜ” が就役し、

 地球近傍小惑星の常磐(アムン)。浅間(クルースン)に恒久的な足場を作ろうとしていた。

 また月の南極エイトケン盆地に降下させた無人建設機械は、

 地下都市カグヤを建設させるためのトンネルを掘っていた。

 国防省

   火星衛星ダイモス (1.88年。15.0×12.0×11.0km)

   小惑星

     エロス     (1.76年。34.4×11.2×11.2km)。

     ガニュメート (4.35年。直径31.66km)

     ケレス     (4.60年。直径952.4km)。

     パラス     (4.62年。582×556×500km)

 関係者たち

 「次は、84年に近付くエロスだろうな」

 「その次は、86年で火星のダイモスか。エロスとちがって遠い」

 「ガニュメートは地球まで近づいてくれる、そして、木星軌道まで半分くらいまで行ってくれる」

 「しかし、ガニュメートが近づくことはあったとしても、公転周期は4年を越える」

 「なにかあったとしても直ぐに帰還できるわけじゃない」

 「安全性を加味するならもう少し宇宙船が増えてから、ガニュメートは後回しがいいと思う」

 「次期あけぼの型宇宙船は?」

 「単純に7列を19列にするかってことなら可能ではある」

 「宇宙カプセルをハニカム式に増やしていくだけだが。柔軟性はあるが、無駄が多いな」

 「合理的に外郭壁の厚みを増やしたいが」

 「打ち上げた宇宙カプセルを増築していくより、宇宙で建造するしかないと思う」

 「例の宇宙ステーションは?」

 「いま、建造中だよ」

 

 

 

 宇宙線は年間80mSv(ミリシーベルト)を超え、

 太陽風フレアが起きると瞬時に4Sv(シーベルト)に達する。

 地表であれば年間1mSv以下で、常人の安全の上限は年間3mSvだった。

 地球は、磁気圏、バンアレン帯、大気の三層構造で、宇宙線や太陽風の致命的な被爆から生態系を保護していた。

 逆に言うなら、地球の対放射線防壁と同等以上の防壁を作れるなら人間は宇宙空間に飛び出しても生きていくことができた。

 とはいえ、2m厚以上の鉄と水で宇宙船全体を遮蔽しなければならなかった。

 「打ち上げが、ちょっと、たいへんだな」

 「1気圧は、水深10mだ。逆に言うと、大気は水深10m分の大気で守られていることになる」

 「だから、宇宙船だって、2m厚じゃなく。10m厚の水槽で守りたいくらいだよ」

 「まぁ その辺は、宇宙に長居しないという事で」

 そして、人工重力を遠心力で作る場合、半径500m以上で1rpm以下が望ましかった。

 これらは、常人の宇宙生活に当てはめられ、

 神火核を体内に持つ神火人は、放射線に対する安全上の上限が常人の数十倍から百数十倍に達し、

 無重力障害にも強い抵抗力があった。

 日本の初期宇宙開発での神火人のアドバンテージは大きく、

 生命維持に必要な質量と、建設機材の質量が計算が合わないと、欧米の宇宙開発関係者を震撼させていた。

 

 

 

 日本の宇宙ステーション “高天原” 構想は、

 あけぼの型宇宙船のユニット(1基200t。直径6m×全長40m)を打ち上げた2段ロケット(直径8m×50m)部を骨格にしていた。

 初期なら大気圏に落ちて燃え尽きるはずが、

 射出カタパルトの改良と、材質と推進剤の向上により2段ロケットまで低周回軌道にまであげられるようになったからだ。

 連結部に角度をつけユニット2列80基を連結していけば全周4000m。直径1274mのドーナツ型宇宙ステーションができあがる。

 もっとも打ち上げロケット部は推進剤を入れておくための器に過ぎず、

 宇宙船ユニットのような、真空に耐えられるような橋梁計算がされておらず、

 宇宙線に耐えられるようなものでもなかった。

 必要最低限の宇宙ステーションが出来上がると荷電粒子発電などの推進装置や必要な建材機器を運び込み、

 ドーナツ型ステーションを氷をカーボンナノチューブの膜で挟んだ階層で覆っていく、

 カーボンナノチューブの膜は、太陽熱で氷が溶けることを防ぎ、

 純粋な水(H2O)は凍らせると透明になり、2mほどの厚みになると放射線を防ぐことができた。

 荷電粒子発電で作ったアルファ粒子とベーター粒子を太陽側に向けて放出させ、目に見えない防壁を作った。

 もっとも太陽フレアが起きるとオーロラに似た光がステーションを覆うことになった。

 氷を外壁に用いたのは対放射線に強いこと、船内の水タンクを減らし、隔壁内を有効利用したかったこと、

 そして、宇宙開発に長期の宇宙滞在が重要で、

 長期の宇宙滞在は、人工重力と水が必要不可欠だったからだ。

 宇宙ステーションは、静止軌道上に移動させられ、

 回転が始まると徐々にパイロットたちの体が重くなり、床に足がついてしまう。

 ステーションの中は、直径8mのパイプを2列繋げ、

 4階層に仕切っていたが必要最小限の機材と生活物資があるだけで、

 宇宙開発に必要な物資は、随時、運び込まれることになっていた。

 パイロットたちがステーションユニットから外に出ると、

 カーボンナノチューブ膜と氷の透明なサンドイッチ階層の天井があって、

 その向こうに宇宙(そら)が見えた。

 「すげぇ〜」

 

 

 高天原ショックは、アメリカとソビエトを直撃した。

 まだ中身のない器だけとはいえ、巨大な建造物を静止軌道上に載せ、

 日本が打ち上げるロケットが毎週の様に物資を運び込み、

 ロケット部は次に宇宙ステーションの材料となっていく、

 1G重力は、恒久的な宇宙生活を可能にし、

 他天体開発の足がかりになっていた。

 公開された高天原の仕様で、

 主要な区画は、電子関連施設、天体観測、建設機材、研究、生産設備、

 農林水産設備、居住区画、ロボットアーム区画、宇宙港区画等で

 必要最小限の武装しかされていない、

 しかし、35786kmの距離があるとはいえ、頭上を押さえられては勝ち目がなかった。

 ワシントン 白い家

 「まずい〜ぃ 宇宙開発で日本に負けてる〜ぅ」

 「こうなったら我々も宇宙開発に大規模な予算を投入するしかない」

 「国民に金が流れると、ユダヤ金融支配は死活問題なのだが」

 「しかし、貧困層は暴動を起こしてますし。中間層国民の追求も激しく・・・」

 「こうなったら全国民に大量のフードクーポンを無料配布して、紙幣量を維持するか」

 「それとも日本に宇宙開発機材を発注するか」

 「日本に発注したら、日本と、ますます差がつくだろうが」

 「「「「「「どっちも、まずぃ〜」」」」」」」

 「じゃ 西ドイツに発注しよう。あそこなら技術力は高いが経済支配している」

 「あそこは、リューベックという切り札がある」

 「我々が首輪を外した瞬間にリューベック紙幣で完全独立だ」

 「そういや、日本型金融政策を取ろうとしてたっけぇ・・・」

 「それより、日本海軍の三胴艦艦隊。大変な強敵なのですが」

 「ニミッツ型空母は10万tもあるんだから、それで頑張れ」

 「・・・・」 ため息

 

 

 

 反日ギルド朝鮮人外国人記者。コード名 ムン キン リンは、日本人劣化作戦を展開していた。

 情報操作を繰り返しながら、利権者の利己主義と、拝金主義を増長させて聖域を作らせ、

 格差社会を固定化させ、貧困と犯罪を増大させていく、

 失望した庶民は、内輪で醜く争い刹那的に生きるか、

 開き直るか。反政府反体制に行くよりなかった。

 あと、庶民を快楽主義から麻薬と性犯罪へ追いやり、モラルハザードを起こさせ、

 日本人から紙幣と良識と知性を奪って獣化させていく、

 利己主義と個人主義で、国家意識を失わせ、矜持とコミュニティを狂わせていく、

 獣まで劣化させた人間を狩るのは容易なことだった。

 支援してくれる外資と、戦争、革命、内戦までのノウハウと道筋が既にあり、

 日本人に敵を気づかせず、利権者同士で戦わせながら、双方に懐に食い込み、

 利権者が油断したところで致命傷を与えて成り代わる。

 そして、戦争に追い込んで日本を弱体化させ、

 革命で日本の権力体制を崩壊させていく、

 そう、富める国賊利権と、弱者の売国反日は、相反するようでも相乗効果で大きくなり、

 掌で踊る色違いの駒に過ぎず、セットで不可分な存在だった。

 そう、まずは、権力者に近づくこと・・・

 

 

 日本国民が日本民族で日本国籍なら支障はないが、対外貿易が増え、国外在住が増えると

 他国籍の日本民族や日本国籍の異民族が増えていく、

 日本で右翼的と呼ばれる人種は、国粋主義者と民族主義者に分けられ

 国粋主義者は民族的な縛りより国益を重視するため、

 日本国籍を持ち国益になるなら異民人でも取り込み、

 同胞の日本民族であったとしても他国籍であれば排斥しやすかった。

 民族主義者は、他国籍であったとしても日本民族であるなら共闘し、

 国内にいる異民族は国籍があっても排斥しやすかった。

 国家の中枢は日本国籍の日本民族が占めていたが、

 幾つかの部署で試験的に信用できそうな異民族と出戻りの日本人も使われていた。

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” は、東京から宇都宮の一頭地に移設されていた。

 被爆者は櫛の歯が抜けるようにいなくなっていくのだが、不思議な噂の元であり、

 隠然とした力を持っていると思われていた。

 この不可思議な力を受け継ごうと、貴族院議員だけでなく、衆議院議員も籍を置く者が少なくなく、

 思想を継ぐ政治家も現れ、

 また、絨毯爆撃で家族を失った遺族会も協賛関係にあることから、核になる被爆関係者の百数十倍の勢力に膨らんでいた。

 

 

 

 施設の中

 平和を望む会を日本の政治中枢と思った外国人記者が訪れることもあった。

 食堂

 「神火人を知らないニカ?」

 「心美人?」

 「違うニダ。神火人ニダ」

 「・・・・」 ふるふる

 「なぜニダ。なぜニダ。知らないニダ。なぜ隠してるニダ」

 「誰か、神火人を知らないニカ?」

 「新美人」

 「違うニダ。神火人ニダ」

 「・・・・」 ふるふる

 「絶対におかしいニダ」

 「いるはずニダ」

 「ねぇねぇ 神火人って、どんなの?」

 「広島長崎の原爆の生き残りで特別な力を持つ人間たちニダ」

 「へぇ すごいねぇ 本当にいるの?」

 「それを探してるニダ」

 「ニュータイプ?」

 「違うニダ!」

 「じゃ 神火人って。神仁教のいう神仁人?」

 「ちょ ちょっと、違うニダ」

 「だけど、あそこは日本人選民宗教みたいだってるって聞いたよ」

 「知ってるニダ。あそこにも行ってきたニダ」

 「神火人は、いなかったんだ」

 「まだ、調査中ニダ」

 「見つかるといいね。神火人・・・」

 「がんばるニダ」 

 

 

 

 中華文明歴史は、人種や言語に左右されない。

 漢民族王朝だけでなく、

 モンゴル帝国・元(モンゴル人)、清(満州人)など、異民族の征服王朝も紡いで作られていた。

 歴史が証明するように中華という土地に育まれたなら中華となる。

 中国人の認識では、日本も征服王朝の一つに過ぎず、

 日満州と和洋州だけでなく、日本、扶桑、大和でさえも中華圏の拡大とされる。

 日本人の認識では、日本文化は独自の歴史と文化を持つ国家であり、

 中国文明に取り込まれたなどということは思いたくないのだが、

 既に中華大陸に足を踏み入れていたのだった。

 和洋州(25万ku)

 和洋州は人口5000万をようやく超える。

 中規模国家一個分の人口といえたが中国への輸出入は多く、

 生産量は、一国分をはるかに超えていた。

 城塞都市でありながら近代的な街並みが作られ、地下鉄網が張り巡らされていた。

 高層ホテルに中国人が住んでいた。

 彼らの多くは中国軍閥の利権を海外に売り渡した者たちで、

 身の安全のため海外の銀行に莫大な口座を持ち、日本の銀行の口座にも資本を置いていた。

 ラウンジ

 「日本は急成長。中国本国は成長が足踏みある」

 「考え方の違いある」

 「我々中国人は、分母が一族で、分子が個人ある」

 「日本人は分母が利権で、分子が個人ある。どうしても日本が大きいある」

 「日本は、むかしより成長が早いある」

 「最近の日本は、分母が国家。あるいは民族で。分子が利権ある」

 「なぜ、一回り意識が大きくなってるある?」

 「無党派層の多い衆議院が宇宙開発を押してるある」

 「宇宙開発で国家意識、民族意識が高まってるせいある」

 「日本人の意識は大きくなっても個人が無個性で凡庸でつまらないある」

 「全体主義ある」

 「日本人は、権力の実態が掴みにくい馴れ合いある」

 「官僚はどうあるか」

 「強いあるが、何かに怯えてるある」

 「政治家あるか」

 「政治は、貴族院233人と衆議院624人の議会内民主主義ある。馴れ合いある」

 「広長閥は、まだ強いあるか?」

 「当事者が減って、相対的に弱くなってるはずある」

 「だいたい、戦後、なぜ、広長閥が力をつけたのかも謎ある」

 「本当なら被爆後遺症で差別されてもしょうがないある」

 「死神教のせいあるか?」

 「わからないある」

 「宇宙パイロットは、特高の偽戸籍を使っていて、出自で当たりをつけると広島と長崎が多いある」

 「本当あるか?」

 「好きな食べ物に地域色があって、広島と長崎ある」

 「じゃ 広長閥とパイプを作るのが速道あるか」

 「あまり積極的にやると、通州小町が化けて出てくるある」

 「・・・怖いある」

 

 

 

 演習場

 将校たちが双眼鏡を覗いていた。

 「予備役も意外とやるじゃないか」

 「志願者だけだから、事前に研究していたのでしょう。動きもいい」

 「だけど、自分たちが的にされたら錯乱して、敵味方関係なく撃ちまくりかねない」

 「そんなの実戦経験のある奴なんてほとんどいないから、ベテランの兵士だってわからないだろう」

 「ベネズエラ戦の経験者が何人かいただろう」

 「そいつだけは大丈夫ってことじゃないの」

 「なんにしても敵軍に集中砲火してもらって訓練しないと不安だな」

 「「「「あはははは・・・」」」」

 

   74式戦車

    46t 全長9.80m(車体長7.55m)×全幅3.40m×全高2.80m  

    55口径115mm滑空砲 → 48口径125mm滑空砲

    掃討砲塔 7.92mm×57

    乗員4人。

    400hpディーゼルエンジン + インホイールモーター1基30kw/16基480kw (652馬力)

    1052馬力  速度76km/h  航続距離460km

 

 戦車砲の換装が始まろうとしていた。

 砲塔だけでなく、砲弾格納庫などもコンパクトに変えなければならず、

 新車両から新型砲搭載車になっていく、

 破壊力が増し、仮想敵用の装甲を撃ち抜いた。

 「戦車砲が増したというのに、なんか、斜陽だね」

 「戦車戦アニメ作ってもらう?」

 「宇宙アニメ全盛で地上戦は面白みに欠けるから」

 「日本人は熱しやすく冷めやすいで新しもの好きなだけだよ。きっと盛り返す」

 「だいたい、宇宙ったって、例の人たちだけで占めてるし」

 「選民だけで。まだ全国民的じゃない」

 「放射線に強いんだから、それはしょうがないよ」

 「神火人は、どのくらい無理が効くのか」

 「その気になれば水星にだって行けるだろうね・・・」

 頭上を攻撃ヘリが駆け抜けていく、

 ヘリが稜線を縫うように見え隠れしながら迫るのは、対空射撃を恐れての訓練だった。

 

  攻撃ヘリ 雷風

   全長14m×主回転翼同軸反転式ローター直径14m×全高4.80m

   自重7065kg 運用9000kg 最大離陸重量11000kg

   発動機クリーモフ製TV3-117ターボシャフトエンジン(出力2200馬力)2基

   最大速度360km/h   航続距離1200km

   25mm1丁。ハードポイント4基 積載2000kg

   乗員2名

 

 ヘリが対戦車ロケットを発射すると、戦車砲の射程外から標的を破壊していく、

 「最近、ヘリの性能が向上してないか」

 「ローターとエンジンの性能がよくなってるからね」

 「あとパイロットが増えたっていうのもあるけど」

 「パイロットがコンピューターに操縦を教えて」

 「コンピューターがパイロットに操縦を教えてる」

 「いまじゃ 経験値だけなら新人パイロットより上」

 「将来的には無人でもいいんじゃないかって、話しにもなってる」

 「しかし、問題は質より数だと思うけどね」

 「いまは、宇宙開発に予算を取られてるから我慢するしかないと思うな」

 

 

 

 イラン

 イラクイラン戦争は早期に紛争が解決したものの問題も起こした。

 イランが購入したF14トムキャット77機が使い物にならなくなっていたのだった。

 イラン空軍は日本資本と手を組み、F14トムキャットを戦力として復権させたのは注目に値するが、

 それは、日本軍と取引のある古参財閥でもなく、

 アメリカやソビエトに部品を供給してる大手でもなく、

 新興の電子技術産業だった。

 単に、イランがアメリカと浮気して、公共事業から日本資本を排斥したことが許せなかったらしいのだが、

 新興企業に手がけることができたのは、

 プラット&ホイットニー製TF30P412A(6600kg)の直径が124.206cmが、

 直径120cm級天星1208型(8000kg)エンジンに近かったためで、

 取り付け部の改造はしたものの、エンジンと電子装備を入れ替えるだけで、機体が蘇った。

 F14トムキャットは、急降下と引き起こし、曲芸めいた機動を何度も繰り返す。

 その度に可変翼を全自動で動かすことで最適化された翼幅と面積で優れた機動を見せた。

 なにより、エンジンを換装した事で性能も向上していたのだった。

 日本人たち

 「スーパートムキャットか」

 「新型エンジンを付けるなんて、気前がいいな」

 「それで油田利権が入るなら安いものだと思うよ。それに空母を建造してくれるかもしれないし」

 「あはははは・・・確かに・・・」

 「で、F14トムキャットは、どうよ」

 「いい機体だよ。かっこいいし」

 「取り入れられそうな技術はあった?」

 「あるにはあるけど、日本は核ミサイルがあるし。宇宙開発もある」

 「その上、戦闘機は多発エンジン化が進んでるしなぁ」

 「まぁ 油田と絡んでるからやってあげようってだけで・・・」

 「やっぱり原油高騰は宇宙開発で足を引っ張られるか」

 「庶民生活にしわ寄せが行くからな、そうなると選挙で足を引っ張られるからな・・・」

 トムキャットが着陸すると日本人パイロットが降りてくる。

 「どうだった?」

 「いいよ。いいよ。空母に載せるならこれだろうね」

 「じゃ 機体数を減らして・・・」

 「い、いや、そこまでのことはないかな」

 そう、軍事力は、質と量で計算される。

 「だけど、アグレッサー部隊で使いたいな」

 「そのへんの話しは付いてるよ」

 

 

 

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 鞍馬

    全長200m×全幅50m×吃水6m

    荷電粒子発電1500馬力(1125kw)100基 150000馬力(110400kw)

    速度50kt  航続距離60年

     対空ミサイル20基  対艦ミサイル20基

     迎撃ミサイル20基  対潜ミサイル20基  

     大型巡航ミサイル20基

     64口径128mm砲×1基  71口径40mmガトリング6連砲×4基

     哨戒ヘリ12機

 鞍馬型ヘリ巡洋艦と播磨型航空巡洋艦の違いは、80mほどの艦首部に艦橋と格納庫があることだった。

 日本の水上艦艇はアメリカやソビエトにとって注目され易いのか、

 衛星が通過するたびに映像が撮られ、

 リアルタイムで米ソの戦略作戦司令部のモニターに映された。

 ペンタゴン

 アメリカ軍将校たち

 「播磨もそうだが、鞍馬も同じか」

 「速度を上げても煙突から出る煤煙と熱量が変わらないな」

 「ええ、熱量が少なすぎますね」

 「本当に煙突が必要なのか疑いたくなるほどです」

 「ただの換気ダクトって気がするのだが」

 「煙突は偽装なのかもしれない」

 「じゃ 原子力機関だとでも?」

 「日本が輸入してる放射性物質は多い」

 「原子力発電所で言うなら50個以上を動かしているほどだ」

 「日本に原子力発電所はないがな」

 「核ミサイルなのでは?」

 「核ミサイルなら500発もあれば用が足りる」

 「確認してる核ミサイルは、その程度だ」

 「じゃ 残りは何に使ってるんでしょうか」

 「原子力機関としか思えないな」

 「それらしい施設はないようですが」

 「超小型の原子力機関なのではないのか?」

 「そんな情報は・・・」

 「それに原子力発電所を冷やすために大量の水が必要なはず」

 「見ての通り、日本近海で、海水の温度が上がってる様子もないし。報告もない」

 「じゃ・・・」

 「蒸気機関方式以外の原子力発電所を開発してるのではないのか」

 「まさか、そんな」

 「イランイラク戦争でも日本の物価は少しも上がらなかった」

 「小規模な紛争で終わったからでは?」

 「日本に潜入させた工作員は、何をしてる?」

 「調査はしてますが進んでませんよ」

 「調べさせろ」

 

 

 アルゼンチン

 1946年から始まったフアン・ペロン大統領は、第二次世界大戦で得た外貨を運用し、

 工業化、鉄道など国有化と労働者保護などの財政投資を推し進めていた

 しかし、1955年の軍事クーデター発生で、亡命すると、

 アルゼンチン政治は軍民が争うところとなり、経済も好景気から不況へと転がり込んでいく、

 1973年にフアン・ペロン大統領は復権を果たしたものの翌年には病死し、

 1976年には、軍事クーデターにより、軍事政権が始まる。

 そして、軍と軍属は、反発する自国民に銃口を向け、

 汚い戦争と呼ばれる圧政内戦状態へと移行し13000人から30000人が行方不明となった。

 軍事政権は行き詰まり、経済は悪化の一途をたどっていた。

 ブエノスアイレス 日本料理店

 日本人たち

 「なんか、戦前の日本を彷彿とさせる空気だね」

 「日本は行方不明を出してないだろう」

 「日本人は軍と戦って行方不明にならず。変死か自殺してたからね」

 「自殺率は、国民の幸福度と反比例するよ」

 「軍は共産主義から国を守るためと言ってるよ」

 「あはははは、共産オバケか。自国民を殺して、政策を誘導する口実にすぎんよ」

 「ほとんどは貧富と地域の格差と、軍事政権に反対してるだけだからね」

 「だけど、このままだと、対外戦争になるかも」

 「ふっ 軍事政権を守るために暴発寸前だな」

 「対ブラジルか。対チリか」

 「どっちも親日だから戦争が始まれば、日本は支援出来なくなるかもしれない」

 「今のうちに支援しておくか」

 「だけど、アメリカが旧式潜水艦をアルゼンチンに売ってたぞ」

 「げっ」

 「なんか、撃沈に手間取りそうだな」

 「なんにせよ。対ブラジルでも、対チリでもアメリカとイギリスはアルゼンチン側に立つだろうな」

 「そして、アルゼンチンとブラジルが戦争になれば、鉄鉱石は高騰するし」

 「100年戦争になれば、アメリカとイギリスの軍需製品は天井知らずで売れに売れまくる」

 「南米諸国の利権は総なめ。日本の南米利権は叩き潰されるかもしれない」

 「華僑資本は?」

 「華僑資本とユダヤ資本か、悪党同士は、共感しやすいし、仲がいいんだよ」

 「そうだった」

 「しかし、アルゼンチンは国境を接する国と本気で戦うだろうか」

 「そこまで馬鹿じゃないと思うが」

 「多少、工作はするとしても、アルゼンチン軍部のパイプは弱い」

 「アルゼンチンが馬鹿じゃないことを祈るよ」

 

 

 

 繁華街

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、味方のように振る舞いながら有力者に近づく

 「これはこれは、海軍さん。今日もいらっしゃいましたニダ」

 「おお、君らも好きだな」

 「ノーパン喫茶は、大好きニダ」

 「ははははは」

 「最近の景気はどうニダ」

 「景気はいいんだが、どうも我々海軍が阻害されてるフシがあるな」

 「それはいけないニダ。ストレスになるニダ。癌の元ニダ」

 「そうなのか」

 「ストレスは癌の元ニダ。癌は、とっても怖いニダ」

 「そうか。怖いな・・・」

 「日本海軍は、国民から崇められなければならない存在ニダ」

 「あはははは」

 「笑い事じゃないニダ」

 「日本の国体を守ってるのは、天皇を頂く海軍ニダ」

 「国民に生意気な意識を持たせては、国家が損なわれるニダ」

 「そうか。そうだな・・・」

 「国民基礎所得を廃止して、海軍予算にすればいいニダ」

 「おおーー」

 「その金を企業にちらつかせれば企業は言いなりニダ」

 「おおおーー」

 「国民基礎所得を持って天下りすればいいニダ」

 「おおおおーーーー」

 「やればできるニダ」

 「まぁ そうだなぁ ちょっと頑張ってみようかな」

 「がんばるニダ」

 「リベートと地位があれば、もっと頑張れるニダ」

 「「「「あはははははは」」」」

 「「「ウェーハハハハ!!!」」」

  

 

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、 海軍官僚に接触することに成功し、

 天下りに意識を向けることで国民のセーフティネットにダメージ4を与え、レベル22になった。

 反日ギルドから サムゲタン が送られてきた。

 「大成功ニダ。 海軍をその気にさせたニダ」

 「海軍を特権階級にして、資本家と利権で癒着させて、国民の反感を持たせるニダ」

 「国民が逆らったら、海軍は大砲を撃って国民に言うことをきかせるニダ」

 「そうなったら日本は、おしまいニダ」

 「内戦になったら、ドサクサに紛れて上り詰めて日本を乗っ取って支配してやるニダ」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 反日ギルドから次のクエストが送られてくる。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

 

  

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 月夜裏 野々香です。

 今後は、日満州、大和州、扶桑州の人口が伸びるかな・・・

 

 総人口2億6694万人。

  日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島  内地人口1億2826万。

 

  海外州人口1億3866万人

   和洋州 (25万ku) 京杭大運河東部域  5192万

   日満州 (100万ku) 外満州  5192万

   扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku) 1381万

   大和(アラスカ)州 (171万7854ku) 1727万

   南洋 (ハワイ、ビスマルク、ソロモン諸島) (10万6461ku) 343万

    フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

    マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

    インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

    インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

    ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

    シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

 4200t級宇宙船

  “あけぼの” “はつはる” “あさかぜ” “あかつき” “あさつゆ” “ゆきどけ” “はるかぜ” 

  建造中 “わかば” 

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 播磨

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 伊勢

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 鞍馬

  6000t級綾波型巡洋艦 綾波 敷波 荒波

  軽巡 白萩(モービル)、河津(ビロクシー)  駆逐艦18、

 

 第02機動部隊

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 扶桑

  空母 幻鳳(シャングリラ)、慶鳳(ボノム・リシャール)、

  重巡 蔵王(ボストン)、

  軽巡 天白(オクラホマシティ)、三原(アムステルダム)、日高(マイアミ)、天神(パサデナ)  駆逐艦18

 

 

  38000t級播磨型航空巡洋艦4隻

          “播磨” “薩摩” “長門” “駿河”

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦12隻

          “鞍馬” “出雲” “吾妻” “浅間”

          “八雲” “伊吹” “生駒” “春日”

          “愛宕” “羽黒” “青葉” “白馬”

  6000t級綾波型巡洋艦 40隻

          “綾波” “敷波” “荒波” “浦波” “藤波” “高波” “磯波” “白波”

          “雪風” “峯風” “秋風” “朝風” “灘風” “舞風” “雷風” “旗風”  

          “吹雪” “白雪” “淡雪” “水雪” “灰雪” “玉雪” “春雪” “初雪”

          “秋月” “冬月” “夏月” “春月” “葉月” “涼月” “照月” “若月”

          “夕雲” “朝雲” “天雲” “峯雲” “巻雲” “山雲” “秋雲” “白雲”

 

 白龍型潜水艦 50隻

   排水量 水上3000t/海中4300t

   全長90m×全幅9m×吃水8.5m

   荷電粒子発電1000馬力〜1500馬力 20基

   水上/海中20000馬力〜30000馬力 30kt〜36kt  航続距離60年

   533mm8管 40本

   乗員65人

  “白龍” “雷龍” “慶龍” “神龍” “剛龍”  “海龍” “陣龍” “蒼龍” “銀龍” “鋼龍”

  “雲龍” “妖龍” “弓龍” “迅龍” “凰龍”  “黒龍” “鎧龍” “零龍” “呑龍” “戦龍”

  “朝潮” “夕潮” “巻潮” “波潮” “赤潮”  “黒潮” “冬潮” “早潮” “夏潮” “磯潮”

  “長波” “巻波” “高波” “藤波” “清波”  “涼波” “早波” “浜波” “朝波” “高波”

  “幽鬼” “鋼鬼” “慶鬼” “蒼鬼” “海鬼”  “凰鬼” “弓鬼” “陣鬼” “彗鬼” “黒鬼”

 

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

 宇宙開発

   常磐 アムン (Asteroid 3554 Amun) M型 直径2.48km 公転周期350.96日 発見1986年

   浅間 クルースン(Asteroid 3753 Cruithne) Q型 直径5km  公転周期363.99日 発見1986年

   エロス (433 Eros) 34.4km×11.2km×11.2 km S型  公転周期642.4日 発見1898年

   ガニュメート (1036 Ganymed) 31.66km S型  公転周期1587.75日 発見1924年

   八雲 (6178) 1986 DA  M型 直径2.3km 公転周期1719.466日 発見1986年

 

 

 

 

  

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第36話 1980年 『海軍か。宇宙か。』

第37話 1981年 『氷壁宇宙ステーション 高天原』
第38話 1982年 『金融支配の呪縛と限界』