月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第43話 1987年 『火星の衛星ダイモスで・・・』

 

 人間は得意不得意があるものの凡庸だった。

 しかし、人口が増えると、

 先天的な組み合わせか、後天的な教育水準や環境のせいか、

 才能が突出したモノが現れやすくなる。

 人口1億人を超えると、容姿、歌唱力、演技力の選択になっていく、

 人口2億人を超えると、容姿、歌唱力、演技力で天は二物を与え始める、

 人口3億人を超えると、容姿、歌唱力、演技力で天は三物を与え始める、

 ドイツ人とのハーフ、クォーター、ワンエイス、ワンシクスティーンスも増え、

 日本人タレントが欧米タレントと容姿、歌唱力、演技力で並び、追い抜き始めたのもこの頃だった。

 歌謡番組

 世界中継どころか、宇宙中継が珍しくない時代った。

 “・・・それでは、愛・おぼ×ていますか、です”

 豪華な設備もなく、

 ただ、宇宙空間に透明な中空の氷の塊が浮かび、

 無重力の中で、ドレスを着たアイドルが歌う。地球をバックに歌う。

 姿勢制御ロケットとハリボテ宇宙船とハリボテ戦闘機が移動し、花火が数百と煌めく、

 金をかけたでたらめな資金力も潤沢な社会資本のおかげだった。

 しかし、全世界が日本の歌謡番組の資金力に目を見張り、音楽に聴き耳を立てた。

 

 

 FRB会議

 私営銀行家の溜まり場

 “我々の金だ。我々が苦労して集めた金だ”

 “なぜ、我々が金を出して、アメリカ国民を豊かにしてやらんといかんのだ”

 “しかし、政府も国民も金を借りることができない以上、我々が金を出して宇宙開発をしなければ日本に負ける”

 “だったら、国債を発行させてアメリカとアメリカ国民に借金を押し付けろ”

 “そして、アメリカの利権と、アメリカ国民から家と土地を奪え”

 “アメリカ政府は税金での回収は不可能だと考えてるよ”

 “現にアメリカ国民の3分の1はフードクーポンで食べてる家畜に過ぎない”

 “そうだ。戦争をしよう。テロでツインタワーを破壊するんだ”

 “それでイラクかイランに攻め込めばいい”

 “インド洋は遠いぞ”

 “原子力機動部隊なら十分いけるだろう”

 ““““・・・・・・””””

 “そうだ。規制緩和だ。規制緩和して、サブプライムローンで借金させて家を買わせるんだ”

 “そして、中間層を破産させてアメリカ合衆国の国土を全て手に入れるんだ”

 “アメリカ国民を土地無し借金まみれの金融奴隷にしてやろう”

 “それと宇宙開発とどういう関係が?”

 “だから家を買えるぐらい溜め込んだ頃、宇宙開発も終わるだろう”

 “宇宙開発は、エンドレスだと思うぞ”

 “それに消極的な奴隷は、積極的な労働者には勝てんよ”

 ““““・・・・・・””””

 “借金返済のため働く奴隷のアメリカ人は、たくさんの貯蓄を持つ自由人の日本人に勝てない”

 “な、何か手があるはずだ”

 “何か手がある。きっと何か手がある・・・・・”

 ““““・・・・・・””””

 “せ、戦争は、どうだ?”

 “どうやって”

 “だからツインタワーがテロで崩壊するんだよ”

 “それ、もう、さっき、言ったから”

 “だいたい、宇宙開発しないといけないのに地上で戦争してどうするんだよ”

 ““““・・・・・・”””” ため息

 

 

 

 和洋州

 中国の大気汚染と水質汚染を恐れたのか、少しずつクリーンルームや養殖産業が増え、

 衣類産業も新素材で軽量で薄く、風通しはいいのに金属分子を通さないフード付きの服装を開発し、

 市場に流し始めていた。

 某研究室

 大型の風洞実験室に中国大陸と和洋州のミニチュア模型が作られ、

 黄砂と共に大気汚染がどう流れるか、研究がされていた。

 色付きの煙がゆっくりと和洋州から半島、日本へと流れていくのがわかる。

 「運河と河川のスイッチを入れてみてくれ」

 京杭大運河と内陸の河川の水温が低下していくと、色の付いた煙が下降していく、

 運河に近づくほど、涼しげな空気が流れてくる。

 黄砂が吸気口から吸い込まれフィルターを通って清浄化された空気が立ち上る。

 関係者と一般人

 「・・・川の温度が低いと気体が降下するので」

 「気圧差を利用して下降誘導した大気汚染を給気口で吸い込み、フィルターを通して・・・」

 「「「「・・・・・」」」」 ちんぷん、かんぷん

 「まぁ 取り敢えず、大気汚染や黄砂を落として軽減できるってことだ」

 「すげぇ〜 でも全体としては、あまり変わらないような」

 「実は、日本まで行くと顕著に減る」

 「なんだ。日本が一番、いい思いかよ」

 「運河や河川を冷却させると、街はやや涼しくなる」

 「それは嬉しいけど」

 「しかし、川の水を冷やすなんて、どんだけエネルギーを使うの?」

 「エアコンで空気の温度を下げるより、運河と川を冷やすほうが全体的に割安になる」

 「そんなもんか・・・」 疑い

 「あと、北極圏から和洋州まで導管を引いてコンプレッサーで冷気を運ぶと熱交換なしで冷却する方法もある」

 「和洋州だけの気圧が上がって、大陸側へ空気を押し返せるかもしれない」

 「都市冷却のスイッチを」

 今度は逆に街に重たい冷気が溜まり、街の空気が押し上げられ、

 気圧の変化で空気の流れが変わっていく、

 「そんなこともできるか」

 「計算上なので、本格的に建設するかは、和洋州議会次第ですね」

 「日満州と扶桑州は、温度の高い和洋州の空気と交換したいみたいだったけど、そうなると気圧変化はなくなる」

 「涼しいのはいいけど、大気汚染の方が怖いからな」

 「工事が大規模だからインフレになるかもね」

 「どうせ、100分の1デノミするんだろうが」

 「いや、新興企業が大きくなってるから紙幣を回収が早いと思う」

 「アメリカも必死に紙幣刷って対日バランスを取ろうとしてるから為替はそうでもない」

 「アメリカも刷ってるんだ」

 「我田引水だから仲間内で回してるだけで、庶民に降りてこないらしいけど」

 「やれやれ、そんなに国民にお金を持たせたくないのかね」

 「俺の金は俺の物。お前の金も俺の物じゃな」

 「高度な技術さえ持っていたら幾らでも収入はあるだろうに」

 「新自由主義は紙幣そのものが減るから、高度な技術があっても金が入ってこない」

 「働いても働いても生活設計が不安になる」

 「それが新自由主義。兵糧攻め金融支配の怖さよ」

 「じゃ ユダヤは、本気でアメリカの金融支配を開始したってこと」

 「戦争するたびに金が転がり込んで来るから、やれると思ったんじゃないの」

 「怖い怖い。日本も巻き込まれなきゃいいけど」

 「だけど金融支配が強まるほど社会資本を減らして。洗脳された馬鹿と奴隷を増やすからな」

 「国が弱体化するわな」

 

  

 

 

 荷電粒子発電は、比較的安全な最強の非大気依存推進で、

 既存の兵器体系と違う兵器体系の開発も可能にする。

 某自動車会社

 設計室

 四肢に当たる車輪ロボットアームが独立していた。

 造形は複雑で決して一般製造ラインに乗らないながら、

 4輪、2輪でも走り、歩行も出来た。

 荷電粒子発電がもっとも重く2120kgで、最表面がタングステンナノチューブであることを除くなら、

 残りは軽量な複合素材が使われていた。

 機関は、荷電粒子発電4基。5966kw(8000馬力)と推力1400kgだった。

 設計者たち

 「車輪が球体?」

 「好きな方向に回せるから超信地旋回はお手のもの。2輪でも行ける」

 「両足が全重量の4割を占めることになりそうだ」

 「カーブを曲がる時、車体が回転しそうだな」

 「取り敢えず、心臓が足にある。腹の中に頭脳のコクピットがあるって感じか」

 「問題はバランスなんだけど」

 「それは得意な人間がいて、プログラムしてる」

 「ジャイロは? まだだぞ」

 「いや、体重移動だけで、結構、バランスが取れるらしい」

 「マジで?」

 「なんか、格闘技のプログラムを取り入れてるから相当なものになるらしいよ」

 「役に立たないだろう。格闘技なんて?」

 「いや、重心移動の問題だから」

 「もちろん、軍人の重心移動も組み込むけど、基礎は格闘技」

 「アメリカとドイツの資料が少なすぎるな」

 「ないから」

 「ないの?」

 「ロマ人にいくら払ったと思ってる」

 「そうか」

 「行けそうか」

 「採算を考えなければいくらでも行けるぞ」

 「片足に荷電粒子発電を上下2本並べて1700mmと関節部400mmと1700mmだから脚は3800mm」

 「ジャイロをつけて、胴体は2000mmでコクピットで400mmの頭が付く」

 「両手のロボットアームも3800mで中間に関節」

 「脚長だな」

 「股が割かれると蟹股になるし、ジャイロを腰の上につけたい」

 「天井がマジックミラーで。座席がそのまま寝て沈んでコクピットか」

 「カーボンナノチューブを収縮させるのは?」

 「電気を使うよ」

 「もう、車じゃないな」

 「そうなんだけど、移動は自動車型が楽だそうだ」

 「それで、こっちにも回ってきた」

 「武器はどうするの?」

 「25mm機関砲。対戦車ロケット。多空ミサイルを装備させるらしい」

 「ちゃんと動くのかね?」

 「動くでしょう。人工筋肉は人間の筋肉の30倍だし、発電量は腐るほどあるから」

 「他のナノチューブと組み合わせればさらに強靭になる」

 「電圧鞭で暴動鎮圧も簡単」

 「アメリカが喜びそうだな」

 「「「「あはははは」」」」

 「でも、なんかカッコ悪い気がする」

 座椅子に足を曲げて座って両手を後ろに付けてる格好で走る車だった。

 これで全高6.4mが寝そべって走る時、全長4mほどになった。

 「だよね。士気は、機能じゃなくて見掛けだよね」

 「まぁな」

 「立ち上がるのは?」

 「人間と同じように立ち上がれる」

 「外装は機械的だけど中身は、筋肉っぽいからな」

 「どうせなら、外装に沿って荷電粒子発電を配置した方がいいと思うが」

 「単純に同じモノをたくさん作るのが原則だからな」

 「全高6.4cmか」

 「飛べないの?」

 「6tだから推力7tを超えたら浮くと思うけど、流石にバランス的にどうだろう」

 「流星4基で推力10tだから装備したら飛ぶのか」

 「燃料を乗せると重量がかさむし。流石にバランス崩すだろう」

 「プログラムとジャイロ次第だと思うが、お勧めではない」

 「宇宙で製造すると1基で3728kw(5000馬力)になるそうだが」

 「そうなると空飛ぶロボットが行けるかも」

 「もう、アニメの世界になるな」

 「戦力になるとは限らないけどな」

 「遮蔽物を利用したり。大電力を利用したECM・ECCMで身を守るべきなのかもしれないな」

 「戦闘重機カラクリは、新型戦車と発想が全く違うな」

 「新型戦車も荷電粒子発電で作りたいぜ」

 「試作生産と、量産を考えての生産じゃ違うからね」

 「アメリカのM1エイブラムスとソビエトのT80Uに勝てればいい発想だからね」

 「戦闘重機は米ソの戦車に勝てると思うか?」

 「山岳戦や市街戦限定で戦えるかもしれないが、真正面で戦うと負けるね」

 「値段が高い割に面白みがないな」

 「ていうか、本当に倒れないだろうな。女子供を踏み付けたら、予算なんて、終わりだからな」

 「姿勢制御噴射と、バランサー機構と、重心移動プログラム次第だよ」

 「そういや、雷風を参考にロボットを研究してるって聞いたけど」

 「航空型か・・・ プロペラが邪魔だから微妙だな」

 

 

 

 

 米日ソ三極時代の欧州は、アメリカを中心とした北大西洋条約機構(NATO)軍と、

 ソビエトを中心としたワルシャワ条約機構軍の対立軸が作られ、

 そこに日本を中心とした欧州太陽同盟が緩衝地帯として存在していた。

 リューベックの核配備と西東ドイツ統合は、欧州太陽同盟の勢力を押し上げ、

 欧州の戦力図を大きく変え、

 同時に日本の国際的地位をも押し上げていた。

 

 

 

 フランス

 ダッソー ラファール

 全長15.30m×翼幅10.90m×全高5.34m 46u

 自重9060kg / 運用14710kg / 最大21500kg

 推力4870kg/7290kg×2基

 速度2125km/h  戦闘行動半径1850km

 30mm機関砲1基  ハードポイント14基  9500kg

 新型戦闘機は小型でありながら第4.5世代とされ、

 第4世代のF15イーグルより強いと目され、現時点では最強とも謳われていた。

 フランス将校たち

 「ドイツが核武装で統合とはな」

 「一時期は戦争になるかと思ったよ」

 「正直、今でもドイツは脅威だが戦闘機で優位でよかったな」

 「だが、来年にはサーブ39グリペンが飛ぶっていうぞ」

 「ドイツ名だとグライフか」

 「ニューベックが共同開発していたから、そのまま運用になるのか」

 「直径60cm級4発戦闘機だと、F15並みの大きさになりそうだな」

 「直径が半分弱だと。そうでもないよ」

 「機体を薄っぺらくできる」

 「上下に重ねてもそれほど支障はない」

 「エンジンを換装すれば、性能を更新なら単純でいいよ」

 「価格が高いがな」

 「日本は40cm級を使ってるそうだが」

 「40cm級の方が高くつくが機体設計の自由度は大きくなる」

 「何より40cmなんて直径のエンジンなんてそうそう作れるものじゃない」

 「問題は、ラファールでグライフに勝てるか、だろうな」

 「「「「・・・・・」」」」

 

 

 

 統合ドイツ

 リューベック軍、西ドイツ軍、東ドイツ軍の兵器・武器弾薬が取捨選択され国外に売られていた。

 日本からの帰還者は、高度な技術を持って、統合ドイツの国力をお仕上げ、

 中国と同様の人頭紙幣発行制度で東ドイツとの経済格差を埋めていた。

 ベルリンは、統合ドイツの中心地として、ベルリンの壁を中心に再建され、人々の表情も和らいでいた。

 ドイツ騎士参謀本部

 核戦略研究が進められていた。

 2隻だった原子力潜水艦は日本に追加発注していた艦が到着すると4隻となり、

 通常型潜水艦も魚雷発射型核ミサイルを配備していた。

 中距離弾頭ミサイルはワルシャワ条約機構とウラル山脈より西を核攻撃することができ。

 原子力戦略潜水艦は、アメリカ合衆国の東半分を射程に収めていた。

 ドイツ軍将校たち

 「日本に、あと、2隻追加発注すべきだろうか」

 「せっかく統合しても軍事費が拡大で国民に皺寄せでは、どうかと思うが」

 「だが、ここは、貧富の格差を広げても、核戦略を安定させるべきだろう」

 「宇宙にも行きたいのだがな」

 「アメリカは、金融支配を続け、ヒエラルキーを守るため金の出し渋りをしている」

 「つまり、アメリカの上層部は、利権以外に金を稼ぐ力がないということか」

 「国力は、工業の高さと生産力であって。金融、資源、食料、通信、広告、流通を支配する事ではない」

 「投資より搾取で利権支配を強めるだけなら、利権で国民から私財を奪い、奴隷にしていけばいい」

 「アメリカが新自由主義を続けるなら金融支配は強まるが、国力は衰退する」

 「まるで癌に犯されてる状況だな」

 「ドイツも危なくそうなるところだったが、取り敢えず救われた」

 「ところで、EUで通貨統合の噂があるぞ。通貨はユーロだそうだ」

 「西ドイツがEUから抜けたら、通貨統合の意味なんてないだろう」

 「対ドイツ封じ込めの通貨統合なんじゃないか」

 「まともなのがフランス、オランダ、イタリアだけじゃな」

 「ユーロ貨幣じゃなくて、キメラ貨幣だろう」

 「だよな」

 「問題は欧州太陽同盟での日本勢力の大きさだな」

 「軍需は欧州兵器が強いが、民需は日本が圧倒的だ」

 「今回の戦略原潜の輸出も、日本の民需輸出と絡んでる」

 「ただでさえ、日本の民生品勢力が強いのに、また増えるわけか」

 「独立には変えられないとはいえ、ちょっと、悔しいかも」

 「それはそうと、情報があると聞いたが?」

 「日本が二足歩行ロボット兵器を検討してるらしい」

 「「「「「はあ?」」」」」

 「もっとマシな、情報を持って来い」

 「・・・・」

 

 

 

 

 火星 衛星ダイモス (15.0km×12.0km×11.0km)

 小惑星開発は、カーボンナノチューブの網で小惑星を覆い足場を作ることから始まる。

 太陽熱を集めて北極点と南極点の岩盤を溶かし

 太陽光熱発電パネルを利用した各種土木建設機械が動かし掘削していく、

 溶岩ブロックは赤道沿いに集められ、自転を安定させていく、

 宇宙ステーション “アマテラス”

 1Gの人工重力が作られ、

 一角に小さな日本庭園が作られていた。

 関係者たち

 「月で大量の氷を見つけたらしい。地球から水を打ち上げなくても済むそうだ」

 「なんだ。わざわざ、ダイモスに来たのに」

 「だが月基地建設が進めば、水は足りなくなるし」

 「ダイモスの水は貴重になるよ」

 「火星開発を考えると、そうなるな・・・」

 「火星見てたら目が回る」

 「人工重力を作れるほどの速度で自転させてるんだから、当たり前だよ」

 「ダイモスは、太陽から離れてるから作業しやすいし。水もふんだんにあるし。いい小惑星だ」

 「小惑星をトンネルで貫通したら、ちょっとした宇宙要塞になるな」

 「アメリカとソビエトが本格的に宇宙開発を始めるらしいけど」

 「それを牽制するために日本は、ドイツ統合を支援したし、南米諸国と第三世界も支援している」

 「アメリカとイギリスの搾取を防げたら国際競争力の強い日本の一人勝ち」

 「その割に中国を支援しないけど」

 「それは、流石に嫌だろう」

 「しかし、目は回るが火星があるとなんとなく、安心するよ」

 「孤独に太陽を回ってる小さな小惑星って感じじゃないからね」

 「「「「・・・・・」」」」 くるくる くるくる くるくる

 

 

 

 ワシントン

 死神教信徒は、1億人に達し、アメリカ全土に教会があった。

 彼らは、社会保障番号を利用した口座を作り、

 自動的に補助紙幣アメロを口座に振り込めるかを検討していた。

 アメロ紙幣を使う使わないは国民の自由であり、

 興味を持つ地場有力者や企業が幾つも接近していた。

 補助紙幣制度が国民的な運動になればドル紙幣が紙切れ、廃止にもつながりかねず、

 FRBは危機的な状況に陥ることから反発していた。

 

 死神教の幹部がインタビューを受けていた。

 「最近、死神教系議員の活躍が目立っているようですが」

 「ルール作りをして教会員に場を提供しただけですので、どういうことをしているのかはわかりません」

 「しかし、政治的な画策している噂もあるようですが」

 「ルールは単純で、信徒代表で10人長を決めること」

 「10人長の任期は1年で交替すること」

 「10人長の代表で10人長を決め、それを繰り返して教会信徒代表を決めること」

 「10人長は、10代の女子供もいますし。政治工作を意図するものではないですよ」

 「ですが、それがアメリカの新しい政治潮流になっている」

 「まぁ そういう動きはあるかもしれませんが」

 「基本は、教会が信徒代表と運営をどうするかを話し合うためのものですから」

 「死神教系信徒代表が政界に進出し」

 「アメリカ合衆国に、ベーシックインカムを取り入れさせようという動き」

 「それが取り入れられないのなら補助紙幣発行という動きになっていますが、どう思いますか?」

 「教会運営の外のことで、何かを命令できるような教義ではないので、なんとも・・・」

 「では、アメリカ合衆国内に政争の焦点を作って置きながら静観してるだけと?」

 「信徒代表との教会運営は、上手くいってますからね」

 「それに私どもが何か政治工作のようなことをすれば、信徒は警戒して居なくなるでしょう」

 「放任しておくしかないのです。マスメディアがどうして欲しいのかわかりませんね」

 「マスメディアではなく、アメリカ国民として聞いてるのですが」

 「アメリカ国民の代表とは、3ヶ月前に会食しましたよ」

 「教会が行なってる公共工事の企業を指定したがっていたようでしたが・・・」

 ごほん! ごほん! ごほん!

 「じ、事業の地元主義は、閉鎖的なのでは?」

 「大企業は、自分が作った橋を利用することも少ないでしょう」

 「それに小回りが効きませんし、各差が大きくなるばかりですよ」

 「ぅぅ・・・ま、今日はこのへんにしておきます」

 『おとといきやがれ』

 

 

 

 上海 日本陸海空軍祭

 港湾に播磨型航空巡洋艦、鞍馬型ヘリ巡洋艦、綾波型巡洋艦、相模型強襲揚陸艦が浮かび、

 エア・クッション型揚陸艇の上陸作戦の様子を国民に見せていた。

  攻撃ヘリ 雷風 が会場上空を通過していく、

   全長14m×主回転翼同軸反転式ローター直径14m×全高4.80m

   自重7065kg 運用9000kg 最大離陸重量11000kg

   発動機クリーモフ製TV3-117ターボシャフトエンジン(出力2200馬力)2基

   最大速度360km/h   航続距離1200km

   25mm1丁。ハードポイント4基 積載2000kg

   乗員2名

 上部ローターが長く、下部ローターが短くなっていた。

 これは、気流を外周に集めて一気に下降させるためで、

 気流を効率良く揚力として利用でき、

 ヘリ周辺の土煙を捲き上げないで済むからだった。

 携帯用対戦車ロケットの脅威からか、

 攻撃ヘリの電子装備は年々更新され、対地攻撃力が向上していた。

 攻撃ヘリが地上スレスレを飛んだり、垂直に上昇したり、宙返りする光景は、観客を喜ばせた。

 観客の中にアメリカ系の白人たちもいた。

 「攻撃ヘリに力を入れてるようだ」

 「数も揃えてるし隙の少ない国だな」

 「対中戦を考慮するなら当然だろう」

 「中国にスティンガーを売ればいいさ」

 「そうだな・・」

 プロトタイプのロボットが案内所に置かれ、観客の注目を集めていた。

 「良く出来たロボットだな」

 「どんだけ工業力が余ってるんだ」民間で遊んでくれてる間はいいがね・・・」

 綾風4機と、アグレッサーチームのF14トムキャット4機の曲芸飛行も始まる。

 「日本のアグレッサー機は最強だと聞いたが、改良しているな。上昇力が全く違う」

 「エンジンの差か」

 「かもしれないが、機体も形状がややちがって見える」

 「新型素材に張り替えてる節もあるな」

 「F14Aトムキャットと機動力が全然違うし、F14Bより強そうだ」

 「どうやって維持してるんだ?」

 「整備会社7社に予算を渡し、補修をさせてるらしい」

 「規格外で、おまかせだから好きにやってるそうだ」

 「レーダーは、ハンドメイドの特注で下町の工場で作ってるとこまで調べた」

 「試しにパルスドップラーレーダーの基盤を発注したら相当な精度だったよ」

 「F14は、綾風やF15より機首周りが大きい、当然、レーダーも強い」

 「先制発見で強ければアグレッサーとしても強いわけだ」

 「しかし、航空祭でアグレッサー機を使うとはね」

 「アメリカ軍の脅威を訴えて、予算獲得の弾みにしたいのだろう。よくある手だ」

 「なるほど、そういや、統合ドイツのMiG23も手に入れたらしいから、いろいろ改修してるんじゃないか」

 「目の前で飛ばして、日本国民の恐怖心を煽れば予算を獲得できるからね」

 「俺たちもやるか。なんとか、日本製、ソビエト製、ドイツ製の戦闘機を手に入れよう・・・」

 滑走路に主翼と直径40cm級流星エンジン2基を装備した自動車が侵入してくる。

 小型エンジンは軽量で下を向けて垂直離着陸させ、徐々に水平にしていくことでジェット機の如く水平に飛び、

 そのまま、会場の上空を旋回させてしまう。

 新興企業が新入社員を呼び込み、同時に軍需産業に参画しようと宣伝合戦が始まっていた。

 「すげぇ〜」

 「よくあんなの作れるな」

 「配備されたらやばくないか」

 「いや、あれじゃ 燃料は10km分もないよ」

 「そ、そうか」

 戦後生まれが増えると、純粋に軍隊に憧れる子供も増えていた。

 むろん、戦前戦中戦後の軍部の行いは、教科書に載っており、

 一部は軍部利権を警戒するものの、大多数は国軍より、対中、対米、対ソを警戒していた。

 

 

 

 戦後、特別高等警察が内務省から外務省へ移管したことで性質が変貌していく。

 外務省は、手足を得た欧米列強が常識としていたことをする。

 国家間の外交戦略において、他国の権力中枢の把握は命題中の命題だった。

 アメリカ合衆国では、黒人、中国人、エスパニックを利用し、権力中枢を追跡させ、

 欧州では、ロマ人を利用し、欧州各国の権力中枢を追跡させていた。

 これは欧米の対日戦略でやっていることで、

 権力の中枢と思われる団体は、朝鮮系外国人記者が張り付いている。

 こういった監視は、お互い様で・・・

 長官は、各国の反日有力者の報告書をチェックしていく、

 強硬派は、いろんな手法で篭絡させ、スキャンダルを暴いて公表して貶め、政治生命を絶っていた。

 そのための上位100人(レッド)に対し、工作予算が振り分けられており、

 失脚(ブラック)か、無害化(ホワイト)、恭順(グリーン)か、を選択させる。

 資金力に勝る強制力は強く、アメリカ国内の協力者は、すぐに得られた。

 とはいえ、アンチスパイもいるため、用心深さが必要だった。

 「退役軍人の中では、こいつが使えそうだな」

 「黒人は、白人を憎んでますからね」

 「ベネズエラ戦で参戦して資金と地位を上げたも黒人もいますが裏切り者続出で、差し引きゼロ」

 「荒事でも金次第だそうです」

 「発覚しなければな」

 「別段、こちらで工作費を出さなくても金に困ったら犯罪を起こしそうだし」

 「足がつかない方が外交上の弱みにならないし。アメリカの国力を削れる」

 「まぁ 取り敢えず、協力予定者として、保留しておこう」

 

 

 

 

 長崎を黒塗りの高級車が走る。

 焼け崩れ半壊した浦上天主堂が残されていた。

 白人たち

 「嫌味な国だな」

 「アメリカが原子爆弾をキリスト教徒の頭上に落としたと宣伝してるんだろうな」

 「その日本がアメリカより安全とはな」

 「自動車に拳銃弾を撃ち込まれたよ。もう、怖くて怖くて」

 「俺なんか、ショットガンを庭に撃ち込まれて犬が流れ弾に当たって死んだ」

 「ジョンの妻と娘は、車を降りたところを撃ち殺されたらしい」

 「もう、容赦ないな」

 「「・・・・・」」 ため息

 「死神教の連中がアメロを印刷したら、ドル紙幣は紙くずになるかもな」

 「今のうちに円や日本の金券に変えておかないとまずい」

 「もう、相当買ってるがな」

 「日本は株外資枠5パーセントのせいで、どうにも・・・」

 「もっと増やせないのか」

 「我々に株を売りたくないだと」

 「くそぉ 人の気も知らんと・・・」

 「これから行くことは話しがついてるのか」

 「エージェットには伝えておいたよ」

 聖炎主教の主堂が見え、

 陰陽師服を着たいろんな人種の者たちが増えていた。

 「アメリカの教会より小さいな」

 「しかも、貧乏そう」

 「日本の信者が250万人というのは本当なんだろうな」

 「情報じゃ アメリカからの上納金は1パーセントもない」

 「それでも日本信者の献金総額より大きいそうだ」

 「アメリカが1億人。お金持ちが一人でもまともに払ったらアメリカの上納金の方が多くなるよ」

 主堂の中、

 “・・まず、国力を大きくしましょう”

 “国力がそのまま、派閥争いで利権を大きくしてはいけません”

 “あまつさえ、利権で得た莫大なお金を抱え込み”

 “他業種を破壊し、独占し。更に雇用を断って、金融独裁といったことをするなら国民は不幸になっていきます”

 “国民は、共に手を取り合って・・・”

 教会の責任者との会見が始まる。

 「アメリカ国民の代表として、教会にお礼したいと思ったのですから」

 「そ、それはどうも・・・」

 「実は、あなたの教会のアメリカ信者さんたちがですね。アメリカの金融破壊を目論んでまして」

 「まさかそんな」

 「教会の指示でないことは、わかってるのですよ」

 「「「「・・・・・」」」」 ほっ

 「ただ。扇動してる者たちが教会内に紛れ込んでましてね」

 「政府機関で行動を起こすと、信教が迫害されてるなど言われかねませんし」

 「教会の方で、注意していただけないかと」

 「わかりました。その方たちと会って話してみましょう」

 「是非、お願いしたい」

 「これは、航空機チケットと謝礼金です」

 どさっ!

 「こ、こんなに・・・」

 「是非。よろしくお願いしたい」

 すぅ〜

 「と、取り敢えず、航空機チケットだけ」

 「いえ、これは、前金ですから、成功報酬は、あと、三倍用意してますので」

 「あははは、まさか、そんな大金は受け取れませんよ」

 「では献金です」

 「いやぁ これは参りましたね・・・」

 

 

 

 

 

 外資系工作員にとって最大の敵は愛国者と愛民者といえる。

 しかし、利己主義と拝金主義を増長させることができれば、どうにでも操作することができた。

 右翼団体に擦り寄り、左翼団体に擦り寄り、左右対立を激化させていく、

 また、利権者は、他省庁利権と財政的に敵対し抗争している、

 そして、利権を利用し国民から幾らでも搾取できた。

 工作員は利権の守護者になるだけで利権団体と協力関係を構築し、

 日本の国政に浸透することができた。

 単に利権争いを強化するだけでも日本の国政はバランスが狂わされ、

 内政で貧富と地域の格差が作られ、煽るだけで対立し、軋轢で自滅していく、

 軒下を借りて母屋を乗っ取る訓練もしていた。

 そう言う意味で工作員にとって最大の味方は利権者で、堕落させるべき目標だった。

 

 繁華街

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、味方のように振る舞いながら有力者に近づく、

 「これはこれは、先生。今日もいらっしゃいましたニダ」

 「おお、君らも好きだな」

 「ノーパン喫茶は、大好きニダ」

 「ははははは」

 「最近は、どうニダ」

 「子供ばっかりだな。いろんな子供ばかりで大変だ」

 「それは、いけないニダ。ストレスになるニダ。癌の元ニダ」

 「そうか」

 「ストレスは癌の元ニダ。癌は、とっても怖いニダ」

 「そうか。怖いな」

 「子供をもっと減らしてゆとり教育するニダ」

 「そうだよな・・・ そうだよな・・・ そしたら楽だよな・・・」

 「教育費を増額するニダ」

 「しかし、必要経費は学制国債から出るからな」

 「学制国債だけでは足りないニダ。もっと教育に予算をかけるニダ」

 「そうすれば、老後は天下りできるニダ」

 「そうか・・・」

 「家族や親戚の就職先も世話できたら大物ニダ」

 「そうだな・・・ そうだよな・・・」

 「応援するニダ」

 「そ、そうか」

 「リベートと地位があれば、もっとたくさん協力するニダ」

 「「「「あはははははは」」」」

 「「「ウェーハハハハ!!!」」」

  

 

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、文部省関係者との接触に成功し、

 教育にダメージ2を与え、レベル28になった。

 反日ギルドから 朝鮮冷麺 が送られてきた。

 「日本の教育信頼に打撃を与えたニダ」

 「師弟関係にヒビを入れたニダ」

 「不信が大きくなれば、国民の国家への信頼は失われるニダ」

 「人間不信を煽れば、もっと不正腐敗が増えるニダ」

 「日本人同士が憎み合うニダ」

 「国民が連帯を失った国は自滅するし、簡単に占領できるニダ」

 「日本人死ね死ねニダ〜♪」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 反日ギルドから次のクエストが送られてくる。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

 

  

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 月夜裏 野々香です。

 財政を貸借対照表や損益計算書のバランスシートで作ると赤字になります。

 これは、公定歩合がついて、累積していくからです。

 私営の貸し金融から発達した銀行のシステムなので当然なのですが、

 信用創造は、誰かに損をさせないと利益を出せない宿命なのです。

 これがわからない経済学者が多いのも、お笑いなのですが

 なぜか、公定歩合の話しは避けてるようです (笑

 国民の権利として無利子無担保で公定歩合以上の金を国民にばら蒔かないと、

 自動的に金融破綻を起こすわけです。

 因みに金融関係者は気付いてるのですが、言いません。

 なぜでしょう (笑

 

 今の選挙制度は、控えめを美徳とする日本民族の気質に合いません。

 選挙で手を上げるのは、利権屋や在日や中国人ばかりになるでしょう。

 選挙区で10人ほど抽選して選挙する方が日本にとって益し、

 

 

 90式人型戦闘重機まで、あと3年 (笑

 

 

 総人口3億2772万人。

  日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島  内地人口1億5764万。

 

  海外州人口1億7042万人

   和洋州 (25万ku) 京杭大運河東部域  6379万

   日満州 (100万ku) 外満州  6379万

   扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku) 1638万

   大和(アラスカ)州 (171万7854ku) 2120万

   南洋 (ハワイ、ビスマルク、ソロモン諸島) (10万6461ku) 419万

    フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

    マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

    インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

    インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

    ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

    シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

 4200t級宇宙船

  “あけぼの” “はつはる” “あさかぜ” “あかつき”

  “あさつゆ” “ゆきどけ” “はるかぜ” “わかば” 

 

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 播磨 長門

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 伊勢

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 出雲 吾妻

  6000t級綾波型巡洋艦 綾波 敷波 荒波 浦波 雪風 秋風 舞風 雷風

 

 第02機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 薩摩

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 扶桑

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 鞍馬 浅間 八雲

  6000t級綾波型巡洋艦 藤波 高波 磯波 白波 峯風 朝風 灘風 旗風

 

 

 

  38000t級播磨型航空巡洋艦4隻

          “播磨” “薩摩” “長門” “駿河”

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦12隻

          “鞍馬” “出雲” “吾妻” “浅間”

          “八雲” “伊吹” “生駒” “春日”

          “愛宕” “羽黒” “青葉” “白馬”

  6000t級綾波型巡洋艦 40隻

          “綾波” “敷波” “荒波” “浦波” “藤波” “高波” “磯波” “白波”

          “雪風” “峯風” “秋風” “朝風” “灘風” “舞風” “雷風” “旗風”  

          “吹雪” “白雪” “淡雪” “水雪” “灰雪” “玉雪” “春雪” “初雪”

          “秋月” “冬月” “夏月” “春月” “葉月” “涼月” “照月” “若月”

          “夕雲” “朝雲” “天雲” “峯雲” “巻雲” “山雲” “秋雲” “白雲”

 

 白龍型潜水艦 50隻

   排水量 水上3000t/海中4300t

   全長90m×全幅9m×吃水8.5m

   荷電粒子発電1000馬力〜1500馬力 20基

   水上/海中20000馬力〜30000馬力 30kt〜36kt  航続距離60年

   533mm8管 40本

   乗員65人

  “白龍” “雷龍” “慶龍” “神龍” “剛龍”  “海龍” “陣龍” “蒼龍” “銀龍” “鋼龍”

  “雲龍” “妖龍” “弓龍” “迅龍” “凰龍”  “黒龍” “鎧龍” “零龍” “呑龍” “戦龍”

  “朝潮” “夕潮” “巻潮” “波潮” “赤潮”  “黒潮” “冬潮” “早潮” “夏潮” “磯潮”

  “長波” “巻波” “高波” “藤波” “清波”  “涼波” “早波” “浜波” “朝波” “高波”

  “幽鬼” “鋼鬼” “慶鬼” “蒼鬼” “海鬼”  “凰鬼” “弓鬼” “陣鬼” “彗鬼” “黒鬼”

 

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

 宇宙開発

   常磐 アムン (Asteroid 3554 Amun) M型 直径2.48km 公転周期350.96日 発見1986年

   浅間 クルースン(Asteroid 3753 Cruithne) Q型 直径5km  公転周期363.99日 発見1986年

   エロス (433 Eros) 34.4km×11.2km×11.2 km S型  公転周期642.4日 発見1898年

   ガニュメート (1036 Ganymed) 31.66km S型  公転周期1587.75日 発見1924年

   八雲 (6178) 1986 DA  M型 直径2.3km 公転周期1719.466日 発見1986年

 

 

 

 

  

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第42話 1986年 『人型戦闘重機カラクリ』

第43話 1987年 『火星の衛星ダイモスで・・・』
第44話 1988年 『日本を植民地の植民地にしてやるニダ』