月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第47話 1991年 『USS宇宙戦艦テキサス就航』

 

 アメリカ航空宇宙軍は、スペースシャトルで直径4.4m×長さ16mの宇宙カプセルを打ち上げ、

 19列(直径22m)×10連(160m)をドッキングさせ、USS宇宙戦艦テキサスを建造する。

 その構造は、日本のあけぼの型宇宙船(直径6m×全長40m。7列18m×3連120mと似ていた。

 テキサス 艦橋

 「これより月軌道を周回し、日本の宇宙開発を牽制する」

 「戦闘になる可能性は低いが、戦闘を避けるつもりはない」

 「先ほど、最新の情報が入った」

 「日本は、フォボスを火星に落下させるか。フォボスを材料にリング衛星を作る気でいる」

 「日本は、どっちにすると?」

 「米ソが反対しない方だそうだ」

 「ソビエトはわかりませんが。アメリカ政府は、どっちも反対でしょうね」

 「そういうことだ」

 「それでは、テキサス発進」

 CICのモニターに灰黒色の影が映った。

 船外カメラに移されたそれは、ある種、コミカルな笑いを誘う。

 「・・・グラス艦長。4時上方67度に日本の人型戦闘重機です」

 「どういうつもりだ」

 「追尾してくるようです」

 「地上は試作なのに、宇宙じゃロボットが実用か」

 「ロボットは宇宙服より安全ですし。力技が使えますからね」

 「それに真空無重力ですから、変形させたところで空気抵抗がないのでしょう」

 「じゃ アメリカもロボットを開発しなければならんな」

 「アメリカは、ロボット開発でも遅れをとってますよ」

 「いったい、なんだって、アメリカは、日本と差がついてしまったんだ」

 「アメリカは、呪われてんじゃないだろうな」

 「独占しつつある金を労働者にバラ撒きたくないのかもしれませんね」

 「ふっ 馬鹿どもが」

 

 

 

 太陽光熱発電パネルが静止軌道上に建設され、

 地表にマイクロ波を照射、莫大な電気エネルギーを作り出した。

 日本はその気になれば、すべての発電を宇宙発電でまかなえるようになり、

 電力輸出で莫大な富を得られそうだった。

 真珠(ハワイ)湾 日米ソ会議

 「テロが我が国を攻撃している」

 「いや、勘違いだって」

 「そんなことはない、中東のテロ組織がアメリカを攻撃したのだ」

 「そりゃあれだ。アラブ・イスラム圏に嫌われるようなことをしたからだろう」

 「そんなことはない」

 「じゃ なんでテロリストがアメリカを攻撃するんだよ」

 「共産主義だからだ」

 「いや、共産主義と、共産主義者がアメリカを攻撃することの間には1光年あるから」

 「そんなことはない」

 「それよりアメリカ国内の貧富の格差を減らせよ」

 「我々が稼いだ金だ。中東の蛮族がそれを妬んでるのだ。だから、アメリカでテロを起こそうとしてる」

 「いや、勘違いだって」

 「じゃ 南米諸国がアメリカを攻撃しようとしている」

 「それもないって」

 「南米諸国は、反米だ」

 「それはあるな」

 「きっとアメリカにテロをするはずだ」

 「いや、反米とテロのあいだには、1光年の距離がある」

 「爆弾テロだ」

 「おいおい、もっと、気持ちを楽にして、深呼吸しろよ」

 「アメリカ製の抗精神病薬を貸してやろうか」

 「あれは毒だからいらない」

 「「おいおい」」

 「アメリカは狙われてる」

 「パラノイアか、おまえは、つうか、海外利権を手放せよ」

 「資本主義は、国家のくびきから人民を解放し。自由な世界市民を作るんだ」

 「それ、国際共産主義とどう違うんだ」

 「資本家視点か、労働者視点の立場の違いでしかないよ」

 「やれやれ」

 「自由資本主義ニューワールドオーダー(新世界秩序)の資本家は、世界中から自由に労働者を雇用できるんだ」

 「労働者じゃなくて奴隷の間違いだろう」

 「あいつらは、アメリカを憎んで、アメリカ国内でテロを起こすんだ!」

 「もう、それは、いいから」

 「ところで、日本は核廃棄物を買えるのかね」

 「ええ、核廃棄物処理場を作ったので」

 「原子力発電所もないのに?」

 「核ミサイルはあるから」

 「対価は?」

 「資源で」

 「「・・・・」」

 「日本は、ディーゼル型原子炉を開発してる噂を聞くが?」

 「あはははは、まさか・・・」

 「「・・・・」」 じーーーー

 「日本は、宇宙人と接触した場合、どういう行動をとるつもりだ」

 「取り敢えず、話し合いでしょうか」

 「そういった会見の席は、我々も同席すべきだ」

 「しかし、仮に会見の席を持つとしてもですよ。どこで持つかわからないですよ。木星の向こう側かも・・・」

 「日本は木星にも行けるのか?」

 「無理をすれば」

 「「・・・・」」

 「い、いつ木星軌道に行くのだ」

 「計画では、ガニュメート、八雲、ケレス、パラス、ベスタ、ヒギエアの次ぎでしょうか」

 「いつ頃になるのだ」

 「2000年には出発出来ると思いますよ」

 「日本は宇宙を独り占めするつもりか!」

 「いや、アメリカとソビエトの宇宙航行を邪魔するつもりはないよ」

 「宇宙開発反対!」

 「だから投資してくれたら金星と火星の土地の分配枠をやろうって」

 「宇宙開発反対!」

 「なんで?」

 「そ、それは・・・ 宇宙が人が生きていける空間ではないからだ?」

 「十分生きていけてるようで・・・」

 「と、とにかく、宇宙開発は、人体工学的に大惨事になる」

 「いや、これは、日本国の内政問題だから」

 「宇宙の領有化反対!」

 「しかし、日本人は0.35パーセントで人口増加しているから、地球上で膨張政策すると困るだろう」

 「いや、遠慮なくやってくれてかまわんよ」

 「そうそう、中国残部とか。遠慮なくやってくれ」

 「中国人を国内に取り込むのは嫌なんですけど」

 「漢民族なんか。第三世界に押し付けてしまえ、アフリカとか」

 「そうだそうだ。日本の宇宙開発反対!」

 「10億人分のポイントチケットなんて嫌ですよ」

 「裸で追い出せばいいだろう」

 「侵略するより開発がいい」

 「中国残部を侵略しろ。我々が許可する」

 「・・・・・」 ぷいっ!

 「「うぬぬぬぬぅ〜」」

 

 

 

 

 チリ

 蒼雷が空を守り、

 3000t級フリゲート艦4隻。

 2450t級うずしお型潜水艦。2900t級ゆうしお型潜水艦4隻がチリの海を守り

 74式戦車、61無砲塔戦車が国土を守っていた。

 軍事的に独立した国は、内患の我が侭を押さえ、外患を排し、政治経済を安定化させていく、

 チリは、白人とメスティーソが95パーセントを占めており人種的に安定していた。

 サンチアゴはヨーロッパ然とした街並みを見せ、

 社会主義特有の活力のなさそうな市場に産物が並ぶ、

 紙幣量が生産力に勝るためインフレが進むが、

 そこに日本の産物が並んで、天秤の釣り合いを取っている。

 早い話し、日本に銅と銀を売れば良質の生活必需品は足りる。

 国民基礎所得が定着すると犯罪が減り、国力は高まっていた。

 4600kmの鉄道がチリを縦断していた。

 富裕層は、専用の私貨車を持ち、好きに移動し、好きな場所で宿泊できた。

 

 その車両全部は日本の某会社の慰安旅行用で、贅沢なラウンジと個室がいくつもあった。

 日本企業は、車両の持ち合いをすることが多く、

 週ごとに慰安旅行をすることで、慰安旅行用の車両の運用と稼働率を高めていた。

 そして、日本人向けのサービスは増え、チリの円箱になっていた。

 “次は、プエルト。モント。次はプエルト・モント。停車時間は12時間です”

 どこかで聞いたことのある声が車内に響いた。

 ビールの匂いが漂う車内で立つものはおらず、ぼんやりと外を見る。

 「うぇ〜 飲みすぎた〜」

 「綺麗な風景だな」

 「イベント。どうする?」

 「「「「パス」」」」

 比較的若い社員は、案内状を頼りに下車して、街に入っていく、

 いくつかのイベントが準備されていて、成功すれば、宝箱が手に入る。

 現地の住民を巻き込んだRPGだったが現地にも社員にも評判が良かった。

 どこかの湖畔

 「じゃ カメラ回すね」

 「「「「「おーーー!」」」」」

 「行くぞ」

 「「「「「おーーー!」」」」」

 良く出来たプラスチック製のドラゴンの首がパーティを襲い。

 社員たちが剣と弓で戦う。

 でや!

 とりゃ!

 「おっ 火吹いた。スゲー!」

 2.5mほどの高さを炎が通過していく、

 えい!

 「おい伏せろ」

 「げっ! いて!」

 てやっ!

 ヒットポイントが積み重なっていくと龍の首が倒れ、アイテムが手に入った。

 はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ

 「駄目だ。酔いで目が回った」

 「いや、マジで手強いわ」

 「俺死んじゃったよ。アイテムないじゃん」

 「「「あはははは」」」

 「社長と専務たちは来ないのかな。楽しいのに」

 「いや、このレベルは40代越えたら無理だろう。流石に・・・」

 「だな。むしろ、宝探しだな」

 「いや、あれも頭が良くないと・・・」

 「「「あはははは」」」

 イベントは、社員同士の結束を固めるのに有効と思われていた。

 「ねぇねぇ さっきすれ違った○菱の社員は、次の慰安旅行で宇宙に行くって言ってたけど本当かな」

 「あそこは古参大手だからいいよな」

 「まぁ 俺たちだって頑張れば、宇宙にだっていけるさ」

 「「「「「おーーー!」」」」」

 

 

 

 月 南極エイトケン盆地

 神火人は、少数派になり、多数派は業者と業者の家族が占め始めた。

 インフラ整備が進むにつれ、役場、学校、ショッピングセンター、娯楽施設などが作られていく、

 人工重力居住区画は盆地を中心に8方向に延び、

 直径5km、8km、15km、20km、30km、40km、50km、60kmまで8基の居住区画の建設が計画されていた。

 中央域は、巨大な太陽光集光発電所と、製鉄所の建設が進み、

 宇宙港、巨大なカタパルトが盆地の縁に沿って建設されている。

 カタパルトが完成すれば月の衛星軌道まで容易に宇宙船を上げることができた。

 建設業者たち

 「盆地は、鉄とマグネシムが多いのがいい」

 「しかし、チタンは、盆地の外まで取りにいかないといけないようだ」

 「むしろ、鉄よりチタンが使えるからね」

 「カーボンとシリコンの方がいいような気もするがね」

 「どちらにしろチタンは有用だよ。取り行くのが大変だけどね」

 「輸送コンテナが必要になるな」

 「地球は、宇宙投資より、見返りを求め始めてるからな」

 「荷電粒子発電の電力量を誤魔化す必要があるんじゃない」

 「もうちょっと我慢して欲しいねぇ せめて木星に行くまで」

 「「「「あはははは」」」」

 

 

 

 ドイツ系日本人たちが月面基地の小さな窓から宇宙と月の無機質な表面を見ていた。

 「日本人は月に住むことができるんだな」

 「凄すぎて、なんと表現していいものか」

 「ドイツはまだ宇宙に出られないのか」

 「海洋宇宙ロケットプラットフォーム船を建造してるから、そのうち打ち上げるんじゃないかな」

 「だけど、日本の総生産は、世界の総生産の半分強だろう」

 「アメリカの金融水増しを抜いたら5分の3に行くらしいけど」

 「もう、無敵だな」

 

 

 

 宇宙ステーション “ツクヨミ”

 小惑星ケレス行きの物資が積み込まれていく、

 ケレスの開発が進めば水の問題はほぼ解決するはずだった。

 司令室

 「月開発のおかげで後回しにされていたが、少しずつ物資が集まってきたな」

 「小惑星は、先に足場を築いた方が勝ちだから。ある程度、開発基盤ができたらケレスに行くべきだ」

 「それに大量の水は、どうしても欲しい」

 「ケレスが火星より遠いのが難点だがな」

 「新型荷電粒子エンジンなら推力に余裕があるから大丈夫だろう」

 「地球が欲しがってるのが難点だな」

 「ふっ 日本じゃなく。地球という表現をするようになるなんてな」

 「日本より、地球の方が適当なような・・・」

 貨物宇宙ロケットがドッキングすると、戦闘重機カラクリの組立が始まる、

 「でも、なんで、人型戦闘重機って名前?」

 「本当は人型重機なんだけど、戦闘って付けると予算が増える」

 「それだけかよ」

 人型戦闘重機を開発したのは軍事予算を欲した地上だったが、

 育てたのは耐熱・耐寒・対放射線から作業員を守らなければならない宇宙だった。

 

 

 

 平和なある年の12月8日、日曜日のニューヨークの街、

 白人、黒人、中国人が公園で和気合い合いと過ごしていた。

 誰かが空を指さした。

 3D映像で数千体のロボットがパラシュート降下し、戦争が始まる

 侵略はアーストと呼ばれる毛むくじゃらのサルに似た異星生命体だったが

 どことなく日本人を彷彿とさせる。

 スクリーンに流れる映画は、反日プロパガンダでアメリカ人を洗脳していく、

 日本人たち

 『真珠湾かよ』

 『つか、白人と黒人と黄色人が和気あいあいがないし』

 『日曜日はいがみ合いながら暴動してるんじゃないのか』

 『猿の惑星にもムカついたがね。こいつにもムカついくわ』

 『しかしまぁ 猿を日本人という観念とプロパガンダと思わなければ面白いがな』

 『白人は黄色人を猿扱いするがね。あまり気にしてもしょうがないと思うが』

 『正直アメリカの宇宙開発はどうよ』

 『月は打ち上げっぱなしの宇宙ロケットだがね』

 『力技で、性能は低い』

 『ソビエトの方が着実かもな』

 『ソビエトは崩壊寸前らしい』

 『なんで?』

 『原因は、経済だけど。チェルノブイリが自信喪失で決定的かも』

 『ソビエトは日本型国民基礎所得も、中国型人頭紙幣制度もできなかったな』

 『ソビエトは共産党支配のための体制だからな。紙幣が多くても生産力が低い』

 『だから金があっても列を作らないと物が買えない』

 『日本製は十分あるけど、それだって資源と交換だし、資源の採掘自体が今ひとつ』

 『国民全員が私有財産のない公務員みたいなものか』

 『ふっ 看守と囚人ばかりじゃ 愛国心も消えてしまうな』

 『ソビエトは年内で崩壊で、そのあとは狩場らしいからアメリカ資本が動いてるようだ』

 『日本は?』

 『例のハインドと滑空砲の外交パイプを使って、少しは伸ばせるが』

 『ハザール・ユダヤの人脈を使えるアメリカとイギリス資本が有利だな』

 『じゃ ソビエト崩壊後はユダヤ資本の傀儡政権になる可能性が強いと?』

 『そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない』

 『日本の影響がもう少し強ければな』

 『資源と交換で、食料と電気製品を輸出している』

 『日本のケーブルテレビは、教育番組かアニメかニュースに限定されてるし、視聴者人口は少ない』

 『まぁ 本気でかかれば東半分は影響下に入れられるかも』

 『極東司令官はハザール系じゃなかったっけ』

 『ったくぅ〜 上手く配置してくれる』

 『こっちの息のかかったマフィアがいるんじゃないの?』

 『んん・・・数が少ないから無理じゃないかな・・』

 猿が次々と白人を奴隷にしていく、

 『おいおい、アメリカ人を奴隷にしてんのは日本資本じゃなくて、ユダヤ資本だろうが』

 『お得意の摩り替えだな』

 『日本もプロパガンダ映画やるか』

 「「「「はははは」」」」

 ごほん! ごほん! ごほん!

 『『『『・・・・・』』』』 シーン

 

 

 

 

 プラチナと金が精製され、常磐プラチナ貨、常磐金貨が降下カプセルに乗せられ地球に降ろされる。

 8割が国庫と宇宙開発費として宇宙開発局と、参入した産業体に入り、

 2割が格差是正のため日本国民に均等に振り込まれた。

 小惑星 常磐

 基地に設置されたロボットアームが輸送コンテナを捕まえる。

 ジャラジャラとプラチナ貨と金貨が生産され箱詰めされていく、

 「地プラチナ貨所有券と地金貨所有券か。すげぇ」

 「やっぱし、プラチナ貨と金貨はいいよな。永遠の輝き」

 「うんうん」

 「しかし、2割を国民に均等に配るなんて思い切ったことを」

 「その方が邪魔されず、宇宙開発できるからだろう」

 「まぁ そうだけどね」

 「この小惑星を完全に精製し直したら金本位制ができるかも」

 「政府行政と企業で8割を取れるなら、民間企業も目の色を変えて宇宙開発産業に参入しそうだ」

 「海底開発も手強いけどな」

 「あっちも金が取れたっけ」

 「農林水産省も採取した金の2割を国民に分配するからな」

 「もう、農林水産省と開発競争だな」

 

 

 

 加速器を使ってカーボンナノチューブやシリコンナノチューブの中に放射線物質を編み込んでいく、

 ある種の構造体を作ると放射線で磁場を形成しつつ相殺、緩衝させることができ、

 放射性物質から飛び出す放射線をベクトル的に誘導し、電力を作り出した。

 金枠に向かって、タングステンナノチューブを押し付け、ライフルファンを作っていく、

 その後、シリコンナノチューブやカーボンナノチューブに変えながら編み込み、

 最後に中芯の金枠を抜いて、荷電粒子ライフルファンエンジンを製造する。

 宇宙は、無重力・人工超重力・真空・高熱・極寒を作りやすい環境で製造に最適だった。

 更に自動化が進み、

 精度の粗い736kw(1000馬力)級荷電粒子エンジン程度なら神火人がいなくても製造可能になっていた。

 宇宙で製造した荷電粒子ライフルファンエンジンが降下カプセルで地上に降ろされる。

 

 日本国防省 技術研究本部

 530kg 3728kw (5000馬力) + 推力 500kg

 外枠と内枠の間はリニア方式が使われ反発していた。

 内枠と一体となった荷電粒子ライフルファンが高速回転する。

 通常使われているジェットファンエンジンと逆の発想で、

 空気を中空の中芯まで絞り込んで圧縮し、燃料と一緒に発火させ、

 超高空・超高速に達すると自動的にラムジエット方式に切り替わり自動発火する。

 ライフルファン方式は頑丈で流体に無理がなかった。

 「200mm厚以上なら放射線を内包でき、形状自由か」

 「この厚みで放射線を封じ込めることができるとは、大したものだ」

 「ふっ 冗談」

 「神火核は、分子レベルの厚みで有益適量の放射線まで封じている。技術は、はるかに及ばない」

 「神火核と比べられたら話しにならんよ」

 「しかし、水上艦艇の建造が見送りになってるのが辛い」

 「ようやく標準以上のターボプロップエンジン級の荷電粒子エンジンを開発したのなら、海に軍艦を浮かべる必要はないよ」

 「大きな貨物は載せたいから軍艦も悪くないだろう」

 「核ミサイルか」

 「そうそう」

 「まぁ 示威行為なら大きなものを見せる必要があるけどね」

 「それはそうと、空中発射台を建造できる条件に達してるじゃないか」

 「というより、空中艦隊も可能だよ」

 「まぁ どういう形にしたらいいかが問題だけどな」

 「問題は、アメリカとソビエトの反応が気になるところだ」

 「それは言える。自棄になって核戦争なんてやられた日には、宇宙開発が終わってしまう」

 「しかし、空中発射台を作らないことには、宇宙開発費の高騰を押さえられない」

 「低周回軌道からフックで引き上げられないだろうか」

 「まぁ タイミングと強度が問題にはなるがね」

 「それに宇宙開発省は、宇宙でこそ新型荷電粒子機関を使いたがってるからな」

 「だから宇宙太陽光発電で電力を得ようとしてるんだろうが、宇宙開発省もブツブツ言いやがって・・・」

 「しかし、ほとんどの神火人を宇宙に持っていかれるのが辛いですね」

 「日本は、荷電粒子発電機の生産に頼ってるところがあるからな」

 

 

 

 南極エイトケン盆地

 初老の老人たちが月に降り始めた。

 引力6分の1区は気に入られず、引力2分の1区に住む者たちが多かった。

 いずれも足に怪我を負った者や腰の弱い老人たちだった。

 森林や湖、居住区画、商業地、工業区が計画的に作られ仕事も楽なためか、評判は上々だった。

 じいさんたち

 「どうも、パンの焼き上がりが違うの」

 年寄りが窯を覗き込む、

 財産が十分にあって、働かなくてもいい歳になりかけてはいたが、

 世間との繋がりを求めてパンを焼いていた。

 「引力が2分の1だからかの」

 「水が違うだけでパンの味が変わるんじゃ 水だけじゃなく、引力が違ったら全部変わるじゃろ」

 「またやり直しとは辛いの」

 「しかし、面白い味になるかもしれんの、海底モノを使った時以来じゃ」

 「爺。まだまだ若いの」

 「身が軽うなったからの、また、浮気の虫が騒いできよる」

 「「「「あははははは」」」」

 建設作業員が物は試しと新装した店にパンを買いに来る。

 

 

 

 アメリカ合衆国

 お金は借金することによって印刷される。

 資本家は、自らが損する投資はしない、

 そして、投資した以上の資本を他者から回収することから貧富の格差が拡大させてしまう。

 金融緩和により低層階層も住宅ローンが可能になった。

 サブプライムローンは土地バブルで、

 アメリカ中間層以下の借金の増大で紙幣が作られ、

 膨大な社会資本が還流したため、一時的にアメリカ経済を回復させる。

 しかし、借金で作られた紙幣を回収するのは、住宅ローンを仕組んだ金融業者で、

 借金して家を建てた借財人ではなかった。

 そして、仕掛け人は手に入れた紙幣で雇用を創出するようなことはしない。

 紙幣は、貧困層に降りることもなく、資本家のポケットをふくらませていく、

 

 この状況は、世界恐慌を彷彿とさせるが、気付いてるのは、仕掛けた大資本家とその仲間だけだった。

 サブプライムローン詐欺の皺寄せで破産した中間層は、溜まったものじゃなく、

 貧富と地域の格差に対する怒りと、日本の成長への羨望が暴動に火をつける。

 アメリカは幾ら紙幣を印刷したところで、貧困層に紙幣が行く道はなく、

 フードクーポンを配ることで暴動を軽減させて誤魔化す、

 フードクーポンは最終的に食品メジャーで紙幣に換金されることから資本家は安定収入だった。

 アメリカ政府は、フードクーポンが日本の国民基礎所得以上の経済効果があるというが、

 紙幣を貧困層に渡さないための方便に過ぎず、アメリカ市民の暴動は止まない、

 辛うじて死神教が富裕層からの紙幣を貧困層に循環させ、

 地元企業の投資を促進していることが救いだった。

 そして、組織化された死神系議員は徐々に増え、

 死神教幹部たちは、各教会を巡回することになった。

 「アメリカの死神系議員を説得してくれと言われても、アメリカ人だけで運営されてる教会もあるし、困ったもんだ」

 「信者1億人を超えてるなんて増え過ぎだよ」

 「信者の中に犯罪者がいただけ鬼の首を取ったみたいに言いやがって、信者1億も面倒見れるかっていうの」

 「ぶっちゃけ、信者が国民基礎所得や人頭紙幣発行制度を望んだら既得権益は反発するしかないよ」

 「日本政府は、どっちがいいって?」

 「アメリカが下克上のインフレ成長するのも、利権にしがみついてデフレ衰退するのも、どっちでもいいみたいだけど」

 「信者がいくつか派閥に分かれていなかったら、補助紙幣も通りかねないな」

 「ユダヤ資本は、マスコミ総動員で必死に防いでるらしい」

 「防げるんだ」

 「10人長。100人長。1000人長。1万人長。10万人長。100万人長・・・」

 「連続再選はないが、単純に6回の選挙で過半数とれば100万人長になれる」

 「選挙の度に過半数を取れるかは別問題だがね」

 「相当、頑張ってるフシはあるね」

 「貧困層に金を配れば、金を貯めておく意味が薄れ、資本家は金を使い始めて、好景気になるというのに」

 「他人の資産を欲しがる強欲な人間が人の上に立つと、そうなっちゃうんだろう」

 「そういや、日本のなまけものってプロパガンダ番組やってたっけ。半分は中国人と朝鮮人だったけど」

 「金の力で民主主義を押さえ込むとはね」

 「しかし、そこまで新興企業を恐れるなんて、どこまで競争力がないんだよ」

 「そういや、アメリカの二酸化炭素排出制限で手を挙げたの。日本の自動車企業だけだったらしい」

 「「「あはははは」」」

 「なんで地球温暖化がないって言ってる日本の自動車会社がアメリカの二酸化炭素排出で協力するんだよ」

 「アメリカに自動車を売るためだろう」

 「新興企業の追い上げで苦しんでるのは大手だけじゃなく、中堅もってことだよ」

 「上からは押さえつけられ、下からは突き上げられて海外輸出か・・・」

 「それでもまぁ 30万都市が本気で地場企業を後押ししたら、いいものを作るだろうな」

 「しかし、なぜ、二酸化炭素を減らして地球を冷やそうとしてるんだろうな」

 「アメリカの穀物メジャーは、地球規模の冷害を起こして、生殺与奪権を奪い、穀物を高く売りたいんじゃないのか」

 「日本は、企業の農業進出を制限しているからな、だから企業は海底農業をやろうってことになったらしいが・・・」

 「アメリカのバイオ作物を買ってる諸国は軒並みやられるかもな」

 「やれやれ・・・って、でかっ!」

 「「「・・・・・」」」 呆然

 日本の教会幹部たちは、本部教会の数倍の聖堂を見上げた。

 この教会は、アメリカでありふれた田舎州の2、3番目に多い信者を抱えた教会だった。

 そう、貧困層にとって、富裕層から金をむしり取り、信者に分配する死神協会は唯一の希望だった。

 

 

 

 イラク バクダット

 石油収益の2割がイラク人に分配される。

 目的は国民の囲い込みで、DNA検査機を利用して管理するためだった。

 国民基礎所得にせよ、人頭紙幣発行制度にせよ。

 国民国家を構築し、国際共産主義や国際資本主義対抗する上で上策だったのだ。

 国民の所得が増えると産業が育ち、

 クェートに続き、イラクでも国産自動車が製造されつつあった。

 中東産油国の自動車製造は列強の心胆を寒からしめる、

 しかし、戦争しないのなら近代化のための努力が必要であり、

 イラクも大枚投資して、自動車工場を作った。

 むろん、先進国の自動車に及ぶところではない。

 それでも、砂漠仕様自動車で、国民に買わせることはできた。

 バクダットの路地で銃声が鳴り響き、親衛隊が死体を運び去っていく、

 フセインは侵攻を思いとどまると、主戦派を焚き付けようとする外患勢力を始末していく、

 近代的なビルで日本人たちがイラク料理を食べていた。

 羊料理。パン。焼き魚、なつめやしを蒸留した白濁のアラック酒が並ぶ、

 日本人コックが和風料理にアレンジして、イラク人にも評判がよかった。

 アメリカ人たちがブスくれながら同席する。

 「ったくぅ〜 上手くいかないもんだな」

 「何か悪いことでも?」

 「クェートに続いて、イラクも自動車を作り始めた。来年はイランとサウジアラビアも自動車を国産で作るだろう」

 「困ったもんだな」

 「それで、石油を安くするから自動車を買ってくれだと」

 「へぇ 中東の自動車を輸入するんだ」

 「日本はどうするんだ」

 「買って、同盟国に買ってもらうか、アフリカの貧困層にあげる」

 「ふざけんな! クェートとイラクを一緒に葬ってしまえばよかったんだよ!」

 「そうすれば中東の自動車を叩き潰せたんだ!」

 「戦争反対」

 「クェートを侵略したイラクをやっつければいいだろうが!」

 「誰が?」

 「お、俺たちでやればいいだろう。石油利権は山分け。中東産の自動車の脅威もなしだ」

 「石油利権は、もういらんし。中東諸国の自動車は脅威じゃない」

 「「「「・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 「中東諸国はテロ国家なんだよ!」

 「またかよ」

 「きっと自爆攻撃してくる」

 「へぇ」

 「国際テロ組織アル・カーイダがアメリカを攻撃してくるんだ」

 「なんで?」

 「アメリカが正義だからだよ」

 「正義は好きだよ。誰も攻撃しないと思うが」

 「あいつらは、悪の枢軸なんだ!」

 「いくらソビエトが崩壊寸前だからって、国力に差がありすぎて、中東諸国相手に冷戦はないと思うよ」

 「笑っちゃう」

 「だから非対称戦争だ」

 「よく考えるな」 (笑

 「あいつらは、本当に危険なんだ」 真顔

 「「「「・・・・」」」」

 「じゃ こうしよう、日本は、中東諸国にDNA検査機を売るのをやめて、イラク民族利権に搾取させる」

 「それで?」

 「取引して、イラク民族利権から搾取するのだ」

 「ほぉ」

 「2割は確実に取れるぞ。イラク国民なんかに渡す必要はない」

 「イラク人から家と土地と利権を全て巻き上げるんだ」

 「イラク人を借家住まいにさせて、お我々が大家になるのだ」

 「日本語で “左団扇” だ。凄いだろう」

 「「「「凄い凄い」」」」

 「じゃ やろう」

 「断る」

 「「「「・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 「日本はいつまで国民基礎所得を続けるつもりだ」

 「国民基礎所得は、国債発行と比例するから、国債発行をやめない限り続くな」

 「あれはやめるべきだ」

 「なんで」

 「インフレになるだろうが!」

 「公共投資と設備投資と人口増加と起業が多くてインフレ分を吸収してくれるから、それほどでもない」

 「既得権が守れなくなるだろうが」

 「利権で食べると、金融支配だけが強くなって、生産系経済が低迷する」

 「天才は、10万からでも起業する」

 「1000万で起業する人間も現れるだろう」

 「そして、新しい起業家が価格競争を仕掛けて物価を下げるし、新しい産業を興す」

 「利権と天下りで守りに入った企業なんて、ビックスリーみたいになってしまうだけだ」

 「そんな。わけのわからん、連中に金を渡すと何が起きうかわからんぞ」

 「むしろ、既得権でしがらみの強い連中で金を回してるほうがキモいし」

 「必要最小限の紙幣を仲間内で回して金融支配なんてやったって面白くもない」

 「紙幣を最小限にしたほうが支配構造を作りやすいんだよ」

 「怠惰な子飼いの利権屋に金を渡すより、誠実で能力のある人間に金が渡るようにするほうがいいね」

 「1000人に1人は起業するし。10000に1人は成功する」

 「絶対に駄目だ! 悪いことは言わない、アメリカと一緒に中東を支配しよう」

 「それで、奴隷は成功を考えず、蓄財もしないで、一生奴隷でいろってか」

 「素晴らしいアメリカンドリーム。自由資本主義だな」

 「「「「・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 「うちの会社に天下りさせてやるから、日本の国民基礎所得を廃止させろ」

 「日本企業で得られる額の100倍の年収を渡せる」

 「無理」

 「「「「・・・・」」」」 ぶっすぅ〜

 

 

 

 

 アメリカ合衆国 白い家

 「日本で錬金術が大成していたと言うのは、本当かね?」

 「はい、日本に白亜紀以前の超古代文明の遺産が残されており」

 「空海が錬金術の秘密を知っていた可能性があることがあげられます」

 「また、特高に騙されてるんじゃないだろうな」

 「錬金術で作られた “賢者の石” が広島と長崎にあって、それが核爆発で拡散し」

 「今の日本の奇跡となった可能性があります」

 「例の広島と長崎で発見されたカーボン膜、シリコン膜、核爆発では生成されない放射性物質か」

 「はい」

 「しかし、カーボン膜もシリコン膜も当時の錬金術で作れるようなものではないはず」

 「空海が持ち込んだ錬金術を陰陽師が完成させた可能性があります」

 「本当に?」

 「日本の工作員が仕入れた情報です。調査を続行しています」

 「「「「・・・・・・」」」」

 「是非、予算の増額を・・・」

 「「「「・・・・・」」」」

 

 

 

 

 “絹を着た乞食” と称される貴族議員は、戦後、広長閥に屈服したが、復権を求めて用心深く、画策していた。

 彼らは非合法に使えそうな捨て駒を求め、用心深く繁華街を徘徊し、

 特高も日本に害を成す輩を監視するため、繁華街を出歩いた。

 「外国人記者たちは?」

 「相変わらず、強者に媚びて、弱者を殺すようなことをしてますよ」

 「女、子供、老人、障害者、漢民族、部落、浮浪者か、いじめる獲物を見つける才能も天性だな」

 「血だよ。呪われた血の成せる業だ」

 「左翼の力で日本人を劣化愚民化させ革命すること。右翼の力で格差を広げ戦争させること」

 「日本と日本人を対外的に追い詰めたり貶める情報操作能力は天才的だ」

 「この手のことになると日本人の百人分は働くな」

 「それに外国籍の記者で、ユダヤ資本と通じて、工作資金だけは尽きそうにない」

 「日本国籍を持っていても半島人の血は変わらんよ」

 「銀行を一個手に入れただけで、日本人のモラルを下げようとしやがる」

 「国籍は日本人でも血が半島人で株の名義人」

 「そして、ハゲタカハウンドがマネーローラリングを繰り返し、金が名義人に渡ってる」

 「というより、30もの組織で、日本に不利になる組織順に金をばら撒いている」

 「足はつかないし、無言の圧力をかけることができるし、上手いやり方だ」

 「まぁ 我々も欧米で同じ方法を使わせてもらってる」

 「どちらにせよ。半島人を権力を与えてしまうと、ほとんどの日本人が弱者にされて殺されるな」

 「半島系はDNA検査でわかるから、一応、地位を与えるなと関係各社に申し送りしている」

 「しかし、中国系は、弱者を殺すことを目的としていないが、利用する、どうしたものか・・・」

 「流石に中国系まで、圧力をかけるのは、問題が大きくなりすぎるからな」

  

 

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、味方のように振る舞いながら有力者に近づく、

 「これはこれは、文部官僚様。今日もいらっしゃいましたニダ」

 「おお、君らも好きだな」

 「ノーパン喫茶は、大好きニダ」

 「ははははは」

 「最近は、どうニダ」

 「学生国債で安定船長ではあるが、他省庁との競争が激しくてね。困ってるよ」

 「それは、いけないニダ。ストレスになるニダ。癌の元ニダ」

 「そうか」

 「ストレスは癌の元ニダ。癌は、とっても怖いニダ」

 「そうか。怖いな」

 「先生たちに組合を作ったらいいニダ」

 「こ、公務員は組合を作ったら駄目だろう」

 「組合は、政府に対して、強迫の材料になるニダ」

 「んん・・・・」

 「しかし、組合廃止と国民基礎所得が対になってるからな」

 「働いてる者が恩恵を受けるべきニダ」

 「働いてないものに恩恵を与えるべきではないニダ」

 「子供は、国家の宝だよ」

 「親が育てればいいニダ」

 「しかし、教育費や食費の負担が大きくなると子供が減る」

 「そんな細かいことはどうでもいいニダ。働いてる者が恩恵を受ける社会を作るべきニダ」

 「そして、競争のないゆとりな教育体系にするニダ。ゆとりが生きる力になるニダ」

 「しかし、大学に入れなくなるんじゃないか」

 「大学をもっと増やすニダ」

 「大卒率15パーセントは差別ニダ。差別はいけないニダ」

 「んん・・・しかし、大学は、別格だからな」

 「50パーセントにすれば、大人も子供も喜ぶニダ」

 「そうすれば、官僚様は働いてる全員から感謝されるニダ」

 「お、本当か」

 「応援するニダ。利権の味方をすれば天下りできるニダ」

 「そ、そうか」

 「某長銀行は、担当者にお金を渡すだけで、10倍の金を借りることができるニダ」

 「お〜」

 「出世したいなら使うニダ」 ひそひそ

 「リベートと地位があれば、もっとたくさん協力するニダ」

 「「「「あはははははは」」」」

 「「「ウェーハハハハ!!!」」」

  

 

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、文部官僚との接触に成功し、

 日本教育にダメージ3を与え、レベル32になった。

 反日ギルドから トンスル酒 が送られてきた。

 「日本の教育と国民基礎所得に打撃を与えたニダ」

 「子供は、ゆとり愚衆化教育でバカになるニダ」

 「馬鹿になれば生きる力を失い、焦燥感から他者の足を引っ張り始めるニダ」

 「利己主義と拝金主義を蔓延させてやるニダ」

 「国家全体の利益より、省庁益を優先させるニダ」

 「日本人同士で憎みあわせて、犯罪大国にするニダ」

 「そしたら、漁夫の利ニダ」

 「人間不信を煽れば、もっと不正腐敗が増えるニダ」

 「日本人同士が憎み合うニダ」

 「日本人同士殺し合うニダ〜♪」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 反日ギルドから次のクエストが送られてくる。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

 

  

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 月夜裏 野々香です。

 日銀という蛇口で紙幣を印刷してるわけですが、

 紙幣を印刷する根拠で信用(借金)創造というのがあります

 借金をすることで、紙幣を作るわけですが、

 借金を減らそうとすると、紙幣が回収されてしまうので、市場から紙幣が消えていきます。

 それも公定歩合分の利息を含めて税金で吸い上げていくわけです。

 外国人に紙幣を貢いだ状態で、公務員にお金を取られて、紙幣が消えるのです。

 このデフレを意図的にやってるのが日銀で、意図的に蛇口を占めています。

 なぜかというと利権に金を集めさせて金融支配を進めるため、

 その目的は、日本権力を集中に収め、日本人を自殺させるためでしょうか (笑

 あと乗数効果というのがありますが、

 必要最小限の紙幣で金融支配するための方便で気にしちゃいけません。

 経済学者は利権屋の犬で、利権からお金をもらってる詐欺しなので (笑

 

 

 暇なんでオスプレイ。

 オスプレイがあれば尖閣諸島を守れる派

 オスプレイなんかいらない派

 なぜ、もう一つ派が現れないのか。

 尖閣諸島魚釣島に基地おけばいいじゃん派が居てもいいわけです。

 ぶっちゃけ、イージス艦2隻分の戦力を島に配置すれべば守れるわけです。

 反対派は日本の弱体化を狙う、

 そして、保守派と呼ばれる人たちがアメリカの依存を強めようとしてる。

 もう一つ、原子力発電所、

 これもウィークポイントになるので、安全保障上、核爆発してもいいくらいの地下に埋めるか

 原子力発電所がないほうがいいわけです。

 核ミサイルが飛んでくれば同じだとか (笑

 保守派の中にも通常ミサイルと核ミサイルを同列扱いする間抜けがいたりするわけです。

 つまり、反対派と保守派は役割を分担している、

 そんな気がしています。

 

 

 

 総人口3億7605万人。

  日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島  内地人口1億7088万。

 

  海外州人口2億0554万人

   和洋州 (25万ku) 京杭大運河東部域  7819万

   日満州 (100万ku) 外満州  7819万

   扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku) 1878万

   大和(アラスカ)州 (171万7854ku) 2431万

   南洋 (ハワイ、ビスマルク、ソロモン諸島) (10万6461ku) 463万

    フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

    マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

    インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

    インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

    ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

    シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

 4200t級宇宙船

  “あけぼの” “はつはる” “あさかぜ” “あかつき”

  “あさつゆ” “ゆきどけ” “はるかぜ” “わかば” 

 

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 播磨 長門

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 伊勢

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 出雲 吾妻 伊吹

  6000t級綾波型巡洋艦

       綾波 敷波 荒波 浦波 淡雪 灰雪

       雪風 秋風 舞風 雷風 吹雪 初雪

  38000t級強襲揚陸艦 相模

 

 

 第02機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 薩摩 駿河

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 扶桑

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 鞍馬 浅間 八雲

  6000t級綾波型巡洋艦

      藤波 高波 磯波 白波 水雪 玉雪

      峯風 朝風 灘風 旗風 白雪 春雪

  38000t級強襲揚陸艦 津軽

 

 

 

  38000t級播磨型航空巡洋艦4隻

          “播磨” “薩摩” “長門” “駿河”

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦12隻

          “鞍馬” “出雲” “吾妻” “浅間”

          “八雲” “伊吹” “生駒” “春日”

          “愛宕” “羽黒” “青葉” “白馬”

  6000t級綾波型巡洋艦 40隻

          “綾波” “敷波” “荒波” “浦波” “藤波” “高波” “磯波” “白波”

          “雪風” “峯風” “秋風” “朝風” “灘風” “舞風” “雷風” “旗風”  

          “吹雪” “白雪” “淡雪” “水雪” “灰雪” “玉雪” “春雪” “初雪”

          “秋月” “冬月” “夏月” “春月” “葉月” “涼月” “照月” “若月”

          “夕雲” “朝雲” “天雲” “峯雲” “巻雲” “山雲” “秋雲” “白雲”

 

 白龍型潜水艦 50隻

   排水量 水上3000t/海中4300t

   全長90m×全幅9m×吃水8.5m

   荷電粒子発電1000馬力〜1500馬力 20基

   水上/海中20000馬力〜30000馬力 30kt〜36kt  航続距離60年

   533mm8管 40本

   乗員65人

  “白龍” “雷龍” “慶龍” “神龍” “剛龍”  “海龍” “陣龍” “蒼龍” “銀龍” “鋼龍”

  “雲龍” “妖龍” “弓龍” “迅龍” “凰龍”  “黒龍” “鎧龍” “零龍” “呑龍” “戦龍”

  “朝潮” “夕潮” “巻潮” “波潮” “赤潮”  “黒潮” “冬潮” “早潮” “夏潮” “磯潮”

  “長波” “巻波” “高波” “藤波” “清波”  “涼波” “早波” “浜波” “朝波” “高波”

  “幽鬼” “鋼鬼” “慶鬼” “蒼鬼” “海鬼”  “凰鬼” “弓鬼” “陣鬼” “彗鬼” “黒鬼”

 

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

 宇宙開発

   常磐 アムン (Asteroid 3554 Amun) M型 直径2.48km 公転周期350.96日 発見1986年

   浅間 クルースン(Asteroid 3753 Cruithne) Q型 直径5km  公転周期363.99日 発見1986年

   エロス (433 Eros) 34.4km×11.2km×11.2 km S型  公転周期642.4日 発見1898年

   ガニュメート (1036 Ganymed) 31.66km S型  公転周期1587.75日 発見1924年

   八雲 (6178) 1986 DA  M型 直径2.3km 公転周期1719.466日 発見1986年

 

 

 

 

  

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第46話 1990年 『利権資本主義 VS 民主資本主義』

第47話 1991年 『USS宇宙戦艦テキサス就航』
第48話 1992年 『ボトムアップ型民主主義10人長選挙』