月夜裏 野々香 小説の部屋

    

天ぼた系 火葬戦記 『神火風』

 

 第52話 1996年 『宇宙人たちは、地球に構っていられない』

 

 20世紀最大の謎、神火風を取り残しながら世界情勢は、進んでいた。

 幾つかの団体は、21世紀前に神火風の謎が解かれるだろうと噂を流していたが確証に足るものではなかった。

 

 

 重宇宙ステーション “スサノオ” の外壁は、宇宙ステーションより十数倍も厚かった。

 金星軌道を周回し、巨大で細い水車を回し、金星大気の二酸化炭素を掬い上げ、

 ドライアイスを製造しつつ、重宇宙ステーションの外壁にしていく、

 ドライアイスは太陽風で蒸発するが、放射線を防ぐ磁場とアルファ・ベーター粒子の防御塵を形成していた。

 無人のスサノオが金星軌道で無事に機能すると、

 日本の宇宙開発省への海外投資が増えていく、

 むろん、宇宙開発詐欺という者も少なくなく、失敗すると言う者も少なくなった。

 しかし、火星と金星の分配地は初期投資が早いほうが割が良かったのだ。

 日本宇宙開発局

 株価の値上がりに職員たちはほくそ笑む、

 金が転がり込むからではなく、ほかの先進国の宇宙開発が十数年遅れ、

 日本の宇宙開発が十数年進む。

 そして、宇宙開発は可能性の高い賭博となり、

 猫も杓子も宇宙関連に投資し、空前の大好景気をもたらしていた。

 

 

 小惑星ケレス (直径952.4km) 公転周期1679日(4.6年)

 ケレスは、1994年に宇宙ステーション “ツクヨミ” により有人宇宙開発が始まった。

 実は、その3年前から無人開発機により開発は始まられていたが、

 有人が到達したの年を開発の元年とし、それ以前を無人開発年としていた。

 天体ごとに独自の歴史を綴る手法は、宇宙移民が増えるほど、一般的になり、

 2年目に突入すると、太陽光熱集光鏡で溶かした氷をマニュピレーターを使って、移動させ、

 小惑星内部に人工重力区間を建設してしまう。

 宇宙で氷は、至宝とも言うべき存在で、

 浅間クルースン。常磐(アムン)。エロス。ダイモス。月へと供給を開始しており、

 浅間クルースン。常磐(アムン)。エロスからは、生産した荷電粒子発電機、

 カーボンナノチューブ、シリコンナノチューブなどが送られてきていた。

 その際、有人宇宙船を使うようなことはほとんどなく、

 各天体間に設置した大型マニュピレーターを利用し、

 廃棄した打ち上げロケットをコンテナ船として流用し、必要な資源や物資をやり取りしていた。

 司令室

 司令室のモニターを通して宇宙を見ると ツキヨミと太陽光熱集光鏡 が浮かんでいた。

 宇宙空間は、どこまでもく暗く、星々が光っていた。

 太陽は強い放射線をだして圧倒的だった。

 木星は、太陽より小さいものの存在感があった。

 地球では見られないような光景がモニター越しに見ることができた。

 そして、例え、宇宙空間に出たとしても、密閉された宇宙服の中にいることにかわりなく。

 肌に当たる風すらなかった。

 船内の乗員の制服は、宇宙服でないものの、利便性と機能性の最大公約数的な代物で、

 チタン、カーボンナノチューブ、シリコンナノチューブが編み込まれた複合素材で、充電器を内蔵し、

 ヘルメットをかぶれば、数分なら宇宙空間でも耐えられる機能を有していた。

 司令室の中を見回すと、機械類の中で、

 所々 精神安定用の観葉植物の鉢が置かれていた。

 職員が相対距離と相対速度を確認しながらマニュピレーターを調整していた。

 「・・・司令。エロスからのコンテナを補足しました」

 「上手い上手い」

 「ほとんど自動ですよ」

 「今後、10年は、エロスが一番生産性がいいようだ」

 「軌道が太陽に近くて、一番、空間が大きいですからね」

 「24時間フル操業で、荷電粒子発電機、チタン、カーボンナノチューブ、シリコンナノチューブを生産してますよ」

 「太陽風の強さが羨ましくなるのも、宇宙生活者冥利ってやつかな」

 「エロス、浅間、常磐が開発しきったら、外天体に向けて太陽光熱を増幅させてくれますし」

 「ケレスも居住空間が大きくなれば、エロスに負けないくらいの生産力になるでしょう」

 「しかし、いよいよ、宇宙で自給自足出来そうな気がしてきたな」

 「本国は、独立戦争だけはやめてくれと言われてますよ」

 「「「「あはははは」」」」

 「まぁ 宇宙利権を独占すれば面白いとは思うが、不公平が独立を産むんであって、公平なら独立する気は減るよ」

 「それに宇宙開発の勢いが早いですからね」

 「どの天体が主導権を握れるかわからないくらいですし」

 「たぶん、ケレス主導が一番長い気がするな」

 「月では?」

 「ああ、月もあったか。利権が絡んでたから忘れた」

 「月もケレスと同様にカーボンナノチューブと氷の層を外壁にして回転させて人工重力を作り」

 「空洞衛星する計画が持ち上がってますよ」

 「まぁ それをやられたら、月が最強最大になるな」

 「氷がたくさん必要でしょうけどね」

 「カリストの氷を運ぶのでは?」

 「まぁ そうなるだろうが、その時は、カリストも開発されるから、ケレスは第3位に降格か・・・」

 「月利権は列強間で足を引っ張り合うので、後回しになるのでは?」

 「計画ではそうだが、日本の宇宙進出の早さによっては、列強が妥協するかもしれない」

 「そうなったら割得ですね」

 「まぁ そうなるな」

 

 

 宇宙空間や海底で自由に作業できる人型戦闘重機カラクリも

 地上では自重の負担により費用対効率性の低いものとなっていた。

 しかし、8000馬力(4475kw)級荷電粒子発電機が開発されると状況も変わる。

 本来、宇宙開発用荷電粒子発電なのだが、取り敢えず寄越せとばかりに強権発動され

 渋々と地上に降ろされ、カラクリU号機に搭載された。

 演習会場は市民が集まっていた。

 カラクリUは、MI24によって空輸され、

 90式戦車や高機動車の脇に並べられるが、一番小さかった。

 「値段の割には、あれだな・・・」

 「コンパクトサイズの2人乗り自動車みたいなものですから贅沢品ですよ」

 「稼働60年間は、次元が違う気がするが・・・」

 カラクリU号が変形して立ち上がると90式戦車2.3倍の高さになって、25mm機関砲を構えた。

 外交武官が息を飲み、観客から歓声が湧き上がる。

 8mほどの高さからロボットに見下ろされると、圧倒される。

 戦車の複合装甲と同じ材質で、戦車装甲より薄いことから軽く、路地に潜むこともできた。

 それが優れているかというと、足裏にかかる重量は、戦車のそれと変わらず。

 自動姿勢制御機能がなければ、倒れて周りに被害を出すことになった。

 「二人乗りにしたのは、なんで?」

 「ヘリと同じで、相互索敵を増やして。移動と攻撃に専念した方がいいようです」

 「しかし、身長が高くなって動きにくくなってるような気がするな」

 「その時は中腰の3.8mで動けます。普通のトンネルは4.5mなので・・・」

 カラクリUは、牛や羊のいる中で、玉乗りをさせ、わざと倒れさせた。

 カラクリUは牛や羊を避けて手や足を接地させ、牛と羊の被害を出さない映像を流すと、観客を感動させる、

 「玉乗りさせないと倒れないのか」

 「姿勢制御技術だけなら常人の30倍ですから、武術家以上ですよ」

 「アニメロボット並みに動くとか。凄まじ過ぎて、なにがなんやらわからんな」

 「問題は、海中作業用が主力で、地上は宣伝用の5機だけなことでしょう」

 「なぜ、5機。普通4機編成だろう」

 「戦隊モノは5機ですから。1機は補修用ということで」

 「まぁ ケーブル付きの戦力外だからいいか」

 「宣伝用ですから」

 「とはいえ、宇宙人たちは、荷電粒子発電機の降下に渋っていたからな」

 「そりゃ 地球にかまってられないっていうのはわかるが・・・」

 「それで、カラクリUの模型は売れてるのか」

 「もう国内外問わず飛ぶように」

 「少しは、国防費の足しになればいいがな」

 「宇宙開発で国防省は、冷や飯ぐらいですから、これくらいしないと」

 「水上艦艇はいらないとか、戦闘機もいらないとか、好き勝手なこと言いやがって」

 「仮想敵国に水上艦艇や戦闘機の存在を認めさせることが重要なんですけどね」

 「そうだよな。そうなんだよな」

 

 

 宇宙訓練学校が創設される。

 宇宙訓練学校は特殊な世界で生活をしていくための教育で、

 通常学校と違うカリキュラムが組まれていく、

 そして、落ち零れは、遠慮なく、特別教室に送られ、

 違う査定で点数が付けられていく、

 普通学校では、差別だとか、贔屓するなとか、非難されるが宇宙に行くんだからと、圧倒的な説得力で行使されていた。

 宇宙訓練学校に落ちこぼれ用の特別教室があるのがおかしいが、前提条件が違っていた。

 日本の学校は、小中高大へと進むにつれ、詰め込み型から推論型教育へと段階的移行していく、

 これは、幼少は知識が必要で、

 後年は、知識を応用していく推論型教育が合理的なため、大多数の人間に当てはまるからだった。

 しかし、一定の割合で、推論型の強い幼少年が生まれることがあった。

 一般には物覚えの悪い子供で落ち零れになっていく運命だが、

 人類種が全滅しないための自然派生で、推論力が足を引っ張り、学力が伸びなかった。

 早い話し、理屈を覚えてからでないと、覚えないタイプだ。

 そして、何が起きるかわからない宇宙空間は、そういった変わり種も必要とされ、

 1校に1教室が作られ、物覚えが悪そうだと判断されると、そちらの推論系の教室へと送られた。

 

 

 

 

 日本の宇宙進出が進むにつれ、

 日本に圧力をかけやすい中国投資が増大していた。

 アメリカは、旧式化したF106デルタダートと、F15イーグルCを中国軍閥売却し、

 ロシアも財政再建のためMiG25と、MiG29ラーストチュカを中国軍閥に輸出していた。

 福建軍閥 福州市

 「米ソ最強戦闘機の配備で中国空軍も列強軍の仲間入りある」

 「日本よりたくさん配備するある。日本を戦わずして降伏させるある」

 「しかし、情報では、日本の地対地巡航ミサイルに狙われてるある」

 「地下にいれば安全ある」

 「核ミサイルある」

 「死神教の結界を基地全体に配置したある」

 「日本が核ミサイルを撃ったら、日本人が300万人死ぬある」

 「死神教は嘘っぽいある」

 「そんなことないある。アメリカ人とロシア人も信じてシェルターの前に結界陣を貼ってるある」

 「嘘っぽいある」

 「そんなことないある。日本人は皆、正直ある。嘘つかないある」

 「日本人は正直ある。しかし、特高は嘘つき泥棒の人殺し集団ある」

 「そういえば、そうだったある・・・・」

 

 

 新旧2機種の戦闘機が滑走路から飛び立っていく、

 76式戦闘機 綾風(あやかぜ)

   自重8000kg/最大重量18000kg

   全長17m×全幅12m×全高4m 翼面積48u

     平時  直径40cm級流星412型(2400kg)×6基  推力14400kg

           巡航速度2基800km/h  航続距離1600km

           中速度4基2450km/h  航続距離800km

           最大速度6基3000km/h  航続距離300km

     戦時  直径40cm級流星451型荷電粒子ターボファンエンジン 推力 2500kg×6基 推力15000kg

           最大速度3200km/h   航続距離2000km

   25mm機関砲 1丁   ハードポイント12基  増/ミ/爆8000kg

   離陸滑走距離600m

 

 

 94式戦闘機 疾風

     自重10000kg/最大重量24000kg

     全長18m×全幅12m×全高4m 翼面積68u

      平時  直径40cm級流星412型(2400kg)×8基  推力19200kg

            巡航速度2基800km/h  航続距離1800km

            中速度4基2450km/h   航続距離1000km

            最大速度6基3000km/h  航続距離600km

            最大速度8基3200km/h  航続距離300km

     戦時  直径40cm級流星451型荷電粒子ターボファンエンジン 推力 2500kg×8基 推力20000kg

    25mm機関砲 1丁   ハードポイント16基  増/ミ/爆10000kg

 

 そして、旧型でも、エンジンを新型に換装するだけで、性能が向上した。

 将校たち

 「最近、子供たちの反応が今ひとつなんだが・・・」

 「気分は、宇宙で。玩具も宇宙物。将来の希望も宇宙。もう戦闘機なんて、って感じなんですかね」

 「一昔前は、戦艦なんていらねぇよ、なんて、苦労の結晶に軽口を叩いていたのが走馬灯の様に・・・」

 「パイロットイコールかっこいい、だったのに士気低下するよな。泣きてぇよな」

 「そういう、価値崩壊が国防の根幹を破壊してしまうからな」

 「かといって、巡航ミサイルが増えてるし。無人機の性能も向上してる」

 「開発船団が木星軌道まで行ってる時代だし。戦闘機は将来性ないんですかね」

 「戦闘機を宇宙にでも飛ばさない限り、戦闘機乗りの失った尊厳と誇りは取り戻せないかな」

 「一応、宇宙戦艦の建造を検討してるみたいだけど、建造したら空軍は、完全に2線級兵器にされちゃうよな」

 「宇宙から攻撃されたら負けそうだもんな」

 「制空権から制宙権は辛いですよ・・・」

 疾風と綾風が見事な曲芸を見せた。

 そして、観客の反応が昔と違うことに失望させられていく、

 

 

 

 働くからお金が生まれるわけではなく、借金するからお金が生じる。

 借金によって紙幣が生まれる制度を信用創造といい、

 信用創造された紙幣に公定歩合がかかり、それに銀行利息がつき、

 銀行利息に高利貸しの利息がついていく、

 資本力と担保がある富裕層ほど、利息が安くて有利で、

 労働収入に頼る者ほど、利息が高く不利になっていく、

 貧困と格差の元凶が信用創造で、奴隷創造。あるいは、乞食創造と言えなくもない、

 日本、中国、ベネズエラ、チリが信用創造のみの紙幣発行から離脱、

 国民の貯蓄率は、徐々にまし、新興企業が急増していく、

 アメリカ合衆国

 ニューヨーク セントラル・パーク

 日本の海底畜産を加工した肉と、海底小麦を使った店に行列が作られていた。

 普通のホットドックの10倍の値段なのに、バイクでも配送されていた。

 地上の畜産物を混ぜると、すぐわかるくらいの味の開きがあって、

 仮に両方を食べ比べようとすると、一口で決着がつき、

 アメリカ製のホットドッグは捨てられることから、比較は、絶対にやってはいけないこと、にされていた。

 どちらにせよ。農業国のアメリカが日本から農産物を輸入しなければならないほどの人気だ。

 そして、大衆が食べるのは、バイオ作物で、

 ただ値段が安いというだけで、下層市民は、バイオ食品を食べるよりなかった。

 「静かだな」

 「デモは、ウォール街に集まってるからな」

 「この辺は経済的に成功してる家の子供たちが集まってるんだろう」

 「次の選挙で死神系議員が15パーセントを超えたら。与党が共和党であれ民主党であれ妥協する」

 「相続税と所得税が増額で、社会保障が増えて格差が縮まる」

 「信用創造の破棄は? 金を国民にばらまくだけで、経済を安定させられる」

 「金融マフィア最後の牙城だから内戦覚悟になりそうだから、後回しにしたいそうだ」

 「死神系議員は、利権がほとんどないし、実績が足りないからね」

 「富裕層は損だが、たぶん、所得税と相続税の増税を落としどころにするらしい」

 「それでも、1パーセントの富裕層が資産99パーセントが。1パーセントの富裕層が資産97パーセントになる程度だろう」

 「それでも、困るんじゃないか」

 「庶民は、お金で余裕があったら、アメリカ製のバイオ作物を食べなくなる」

 「そして、日本の農産物の輸入が一気に増える」

 「だから、バイオ作物の独占はやめろって忠告したのに」

 「せめて、普通の作物なら、味に差があっても我慢して食べたさ」

 「アメリカは資本主義万歳の国だからね」

 「アメリカ型の資本主義は、資本家と奴隷の二極化じゃないか」

 「アメリカは、中間層の絶対数が不足している」

 「それで、先端技術と低賃金労働者を求めてイナゴ商法されちゃかなわんよ」

 「それが工業力を衰退させてしまった遠因の一つだ」

 「とはいえ、旅客機を無人で離着陸させられる時代じゃ 中間層は辛い」

 「一応、パイロットはいるだろう」

 「慣習でいるだけで。エマージェンシー要員だよ」

 「今じゃ アメリカのパイロットは、フードクーポンで食べてる」

 「まぁ 日本も給与はともかく、パイロットの価値が低下しているけどな」

 「電子制御の向上も考えものか」

 「自動化されたら技能工員がいらなくなるのは世の常だからね」

 「じゃ 自動化されていない宇宙とか、海底の未知の世界に挑戦するしかなくなるわけか」

 「宇宙空間の社会基盤と経済活動が軌道に乗れば、あとは自動的に宇宙人が増えていく」

 「人口増加率の大きさに比べて、開発力が心細いが、なんとかなるだろう」

 「楽観的だな」

 「それほどの科学進歩が大きくなってるってことだろう」

 「先端科学を一回りすると、自分が老害になってる気がするね」

 「しかし、もうすぐ、戦後50年、戦後世代に交代してる」

 「戦争を知らない子どもっていうのは、外国と外国人の脅威に無知が多いからね」

 「各都市に戦争記念館を作って爆撃された街の様子が戦災の人々を映した写真や映像がある」

 「しかし、施設は、ほとんど顧みられず、現実とのギャップで、忘れ去られてる」

 「今が一番、気が緩んだ時代と思うね」

 「それに比べ、アメリカは神火風を冷静に分析しようとしてる動きがある」 

 「99.9パーセント勝っていた国が、神の神罰か。悪魔の呪いか。土壇場で巻き返されたんだからな」

 「戦史をまともに研究すれば、不条理に皿を叩きつけたくなるし、理不尽さに泣きたくなるし」

 「それらしい情報が含まれていたら、なんでも取り入れようとする・・・」

 “俺はダークライトニングマスター。神火風の謎にもっとも近き者”

 “闇の電撃に抱かれて消えろ!”

 “邪王聖眼。危ない!”

 “ジャッチメント! ストーム!”

 “ぐはっ アバラの2、3本。いっちまったぜ”

 白人の子供たちがコスプレしながら遊んでいた。

 元ネタは、神火風を合理的に説明しょうと特高が古書や遺跡などを捏造し、

 工作の限りを尽くした古代世界や異世界の設定で、

 日本のアニメ会社がデフォルメし、アメリカで流したものだった。

 それがアメリカで発達したテーブルトークRPGと合体し、野外に出てしまう、

 創作工作に関わっていた元特高のメンバーは苦笑するしかない。

 「弊害はあるかもしれないが、日本とは神火風に対する温度差が違うと思うな」

 「まぁ アメリカ人は粗野だが、日本人のような馴れ合いや保身や組織依存を嫌う」

 「正しい歴史を学べば、神火風を調べるし。自ら戦える国家に改造する気概があるだろう」

 日本人たちは、死神教の半公益施設を足場にしていた。

 一応、宗教施設で、公益性があるので、アメリカの警察は立ち入らず、

 FBIとCIAがコソコソしているが軍機や犯罪に関わるような仕事はしておらず、

 犯罪を捏造されない限り捕まることはなかった。

 

 

 

 ドイツ

 リューベックからトラフェミュンデに至るトラベ川の途上に戦艦長門が記念艦として置かれている。

 日本が自由都市リューベックをアメリカ支配地からもソビエト支配地からも切り離した象徴的な存在として残されていた。

 昔は、頼もしい独立の象徴だった戦艦も、西ドイツと東ドイツを統合後は、歴史の一コマとなって埋没していく、

 そして、日本の戦艦は珍しいのか、今では観光の名所として外国人が訪れやすかった。

 戦艦長門甲板

 日本人観光者たち

 「東西ドイツ統合は上手くいってるようだ」

 「リューベックが政治の中心なら遺恨が少ないのだろう」

 「あと、日本から帰還したドイツ人も増えている」

 「おかげでドイツの親日が続いてる。悪くない」

 「それはそうと、ベルリンの壁跡地に作られそうっていうユダヤ人追悼記念碑はどうなった?」

 「リューベック系ドイツ人を中心に反対運動が起きて、日独友好記念館に変更されるらしい」

 「ドイツでユダヤ人の排斥運動か。意外だね」

 「正直、ドイツじゃユダヤ人は600万人も殺されてないという教育に移行している」

 「20万人以下が正確なところだろう」

 「ふっ 嘘で被害者面した権力者か。ユダヤ人と朝鮮人はよく似てるよ」

 「学校教育も憎しみの伝播で、そっくりだ」

 「まぁ 日本の場合は、半島から追い出したから、まんざら嘘じゃないけどね」

 「しかし、ユダヤのくびきから脱したドイツは、ある意味、脅威だね」

 「宇宙開発じゃ ライバルになりそうではある」

 「北海の海底開発も、日本、アメリカに続いて、いくつかの品目で成功している」

 「規模は小さいし、水深も浅いから、日本ほどじゃないけど、軌道に乗れば北海全域に広がるかもしれないな」

 「ドイツ財政も余裕があるもんだ」

 「宇宙開発でアメリカとロシアが、ドイツと組んだら、少し厄介かもな」

 「今のところ、独米露の足並みは揃ってないし、ドイツ人は根底で、アメリカ人やロシア人を恨んでる」

 「いくら白人同士だからって独米露の結束は、10パーセント以下の可能性だよ」

 「ハーフの君がそう思うのならそれくらいの可能性だろうな」

 「次はクォーターになりそうだけどね」

 「そういや、日本人と結婚するんだったな」

 「それで片方の祖国に見に来たが、日本人になってしまったんだなと思い知らされたよ」

 「そうか」

 「しかし、昔は、こんなモノで、戦争してたんだな」

 「日本で記念艦にせず、こんなとこに持ってくるなんて」

 「これでも、昔は立ち入り禁止区間があって、米ソ陣営を威圧していた時代があったんだぞ」

 「ていうか。ドイツ統合まで、主砲に実弾が込められていて、いつでも撃てる状態だったらしい」

 「道理で綺麗に整備されてると思ったよ」

 「いまじゃ 砲口も塞がれて、完全に記念艦だけどな・・・」

 “やはり、ナガトは、怪しい”

 “日本海軍が全力で建造した旗艦だった戦艦ナガト。神火風の痕跡がありそうだ”

 “風隊は艦首側を探れ。我々霧隊は、艦尾側を探る。落ち合うのはココ。ヒトフタマルマルだ”

 “闇の眷属が来るまでに神火風の痕跡を見つけるのだ”

 ““““おおーー””””

 白人の子供たちがコスプレを着込んで遊んでいた。

 「・・・もう、完全に戦後なんだな」

 「そ、そうだな」

 

 

 

 

 火星軌道 衛星ダイモスは、1986年 宇宙ステーション アマテラス から有人開発が始まる、

 それ以前から無人開発が行われいたが、有人開発後、1G居住区画が広がり、

 三軸径(15km×12km×11km)だった衛星ダイモスは、太陽光熱による溶解加工と、

 数十基のマニュピュレーターの作業により、高さ14km×赤道18kmの楕円体に近づいていた。

 

 閉じた空間の天井から偏光された光が降り、青紫の藤を淡く照らしていた。

 宇宙人は、半身のように自然を大切にする、

 明かりが強すぎると床一面の宇宙が暗くなり、明かり弱いと宇宙の星々の光が強くなる。

 足元はカーボンナノチューブ網と透明な氷が10mほどの層を作って、下は宇宙が広がっていた。

 時々 赤い火星とフォボスと、ドーナツのようなアマテラスが現れる。

 ダイモスの外周域は、1Gを得るため自転が速く、慣れないと目を回しかねない、

 「氷が10mもあると、普通に宇宙が見えるんだな」

 「1気圧10mと考えれば、地球にいるのとそれほど変わらない。足元に宇宙が見えることを覗けばね」

 「アマテラスは、カリスト行きか。火星も寂しくなるな」

 「火星とフォボスもあるし。ほかの小惑星より恵まれてるよ」

 「木星は、火星より風景が面白そうです」

 「カリストは放射線帯から外れているが、木星は放射線帯が怖いからな」

 「月より大きいし。遠い」

 「だからアマテラスとミカヅチの共同開発なのでしょう」

 「それくらいのセーフティは必要だろうね」

 「しかし、随分、宇宙開発が早い気がしますね」

 「日本人の総人口4億4000万人超え」

 「冗談抜きで、移民を考えるか、国民基礎所得を減らして、人口を減らさないと、後が持たないよ」

 「カリストの無人開発は順調だろう」

 「無人開発だけなら土星軌道のタイタンにも行ってるよ」

 「なんにしてもカリストの水は価値がある」

 「その気になれば、カリストの氷で月を覆って、内側に大気を作れるだろう」

 「そうなれば、人類の居住圏は広がりますね」

 「問題は、外壁を1Gで回転させると。大気摩擦で暴風圏が作られる」

 「それを外そうと思えば、真空地帯が必要になるから空間は大きくなるから、氷壁がたくさん必要になりそうだ」

 

 

 

 

 反日ギルド朝鮮人本部

 

 アメリカにある国立公文書館に現存する計画書

 朝鮮人たちがシャーマンを呼び寄せ、毎日のように祈祷を捧げていた。

 “信用創造の神FRBよ。我々、FRBの選民を助けて、日本滅亡の野望を果たさせるニダ”

 “日本国民の間に格差を作って憎み合わせ、日本を分割統治させるニダ”

 “成功すれば京都の支配を約束してくれたニダ”

 “日本を占領して、支配するニダ”

 “日本人から全ての利権と紙幣取り上げ、殺し合わせるニダ”

 “日本は滅亡するニダ。日本民族は死ね死ねニダ”

 “日本は滅亡するニダ。日本民族は死ね死ねニダ”

 “日本は滅亡するニダ。日本民族は死ね死ねニダ”

 “日本は滅亡するニダ。日本民族は死ね死ねニダ”

 

 

 

 

 省庁益の縄張りが強い日本は、排外な利権主義が強く、

 人民戦線で戦うという経験がないことから、

 国家全体の利益、日本民族全体の利益など総合戦略に乏しかった。

 アメリカに日本全土が絨毯爆撃され、

 軍民問わず、老若男女問わず、無差別に殺しされた記憶が薄れ

 世相は、外患にとって各個撃破しやすい国情へと回帰していく、

 省庁益の対立を超えるような仮想敵を想定し、国民全体を教育すればいいのだが、

 やりすぎると、暴走に利用されかねなかった。

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、味方のように振る舞いながら有力者に近づく、

 「これはこれは、厚生官僚様。今日もいらっしゃいましたニダ」

 「おお、君らも好きだな」

 「ノーパン喫茶は、大好きニダ」

 「ははははは」

 「しかし、最近は、ノーパン喫茶が少なくなったな」

 「こんなのやるの、中国人期間労働者しかいないニダ」

 「そうか・・・ 寂しくなるな・・・」

 「国民基礎所得をやめたら、日本人娘をノーパン喫茶で働かせることができるニダ」

 「んん・・・ 逆にマスコミが喧伝して、ノーパン喫茶が廃業に追い込まれそうだからな・・・」

 「それは困るニダ」

 「そう困る困る・・・」

 「イラッシャイマセアル。ドンペリ。オツギシマスアル」

 「おおーー」

 チラチラ チラチラ チラチラ

 「最近は、どうニダ」

 「日本人が増えてな」

 「しかし、まぁ ほとんどは、国民基礎所得で勝手にやってるがな」

 「人間を甘やかすと労働効率が落ちていくニダ」

 「一番、労働効率を落としてるのは、世襲と、天下りと、派閥入省入社なんだがな」

 「そ、それは、身内の方がいちいち説明しなくてもいいので、官民を繋ぐ潤滑油みたいなものニダ」

 「それより、国民基礎所得はいけないニダ」

 「あれをなくして、個別にやると細々と天下り先を増やせておいしいニダ」

 「そうなんだよな。割り振りを増やす方が、監査がいい加減になって誤魔化しやすい」

 「そうニダ。そうニダ」

 「しかし、上は・・・・ シンプル・イズ・ベストが強いからな」

 「ど、どんな上ニダ」

 「んん・・・それは、ちょっと言えない」

 「そうニカ。国家機密ニダ。お偉いさんニダ」

 「まぁ いろいろ気を遣うからな」

 「それは、いけないニダ。ストレスになるニダ。癌の元ニダ」

 「そうか」

 「ストレスは癌の元ニダ。癌は、とっても怖いニダ」

 「そうか。怖いな」

 「自分なら外国から薬を安く輸入できるよう交渉できるニダ」

 「ほぉ」

 「交渉上手な人と伝手があるニダ。10パーセント引きにする自信があるニダ」

 「それは凄い」

 「先生に5パーセント分をキックバックできるニダ」

 「あはははは」

 「応援するニダ。利権の味方をすれば天下りできるニダ」

 「そ、そうか」

 「それに、某長銀行は、担当者にお金を渡すだけで、10倍の金を借りることができるニダ」

 「お〜」

 「出世したいなら使うニダ」 ひそひそ

 「しかし、それだと、発覚したとき問題なりそうだな」

 「いい方法があるニダ」

 「先生が副業するニダ」

 「副業」

 「商品紹介業ニダ」

 「おお」

 「先生の紹介で必ず買うと某長銀行で買うから手数料が入るニダ」

 「商品は動かないのに。先生の口座に莫大な手数料が入るニダ」

 「莫大な手数料・・・」

 「でも半分は返してもらうニダ」

 「なんだ」

 「そこからニダ」

 「おおー」

 「日本人は、お金持ちの先生のいうことをみんな聞くようになるニダ」

 「おおー」

 「そこで金持ちになる10コツ教材を売るニダ」

 「お金持ちのいうことはみんな信じて買うから、先生は、お金持ちになるニダ」

 「その教材で、本当にお金持ちになるのか」

 「なるわけないニダ。ただの広告でイルミネーションニダ」

 「しかし、5、6人のお金持ちがいて、サクラが10人くらいいたら信じるニダ」

 「おおーー」

 「リベートと地位があれば、もっとたくさん協力できるニダ」

 「「「「あはははははは」」」」

 「「「ウェーハハハハ!!!」」」

  

 

 反日ギルド朝鮮チーム コード名 ムン キン リン は、厚生官僚との接触に成功し、

 薬剤担当者にダメージ4を与え、在日の地位をレベル2を上げ、1レベル35になった。

 反日ギルドから 高麗人参 が送られてきた。

 「厚生利権に食い込めたニダ」

 「薬剤の仲介を牛耳れるニダ」

 「そのうち、厚生大臣の弱みを握って、高値で海外薬剤を買わせてやるニダ」

 「人間不信を煽れば、もっと不正腐敗が増えるニダ」

 「日本人同士が憎み合うニダ」

 「日本人同士殺し合うニダ〜♪」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 「「「ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!! ウェーハハハハ!!!」」」

 反日ギルドから次のクエストが送られてくる。

  1、日本食品に毒を入れる。    2、日本の銀行を襲撃する。

  3、日本人から金を騙し取る。   4、日本人を自殺させる。

  5、日本女性を強姦する。     6、日本人を拉致誘拐する。

  7、日本の文化財を盗む、放火する。

 「「「・・・・・・・」」」

 

 

 

 

  

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 月夜裏 野々香です。

 和洋州と日満州も1億人の大台に (笑

 本土は、移民でそれほど増えていません。

 宇宙開発は、産業基盤が整えば貨物打ち上げがなくなり、

 有人打ち上げのみなので、民間宇宙事業も軌道に乗ることになるでしょう。

 

 あと、面白いアニメを見たので、今回、神火風と絡めて遊んでみました (笑

 

 

 

 総人口4億4662万人。

  日本・輝夜 (72万ku) 日本・半島  内地人口1億7891万。

 

  海外州人口2億6812万人

   和洋州 (25万ku) 京杭大運河東部域  1億0485万

   日満州 (100万ku) 外満州  1億0485万

   扶桑(カムチャッカ・チュクチ)州 (121万ku) 2228万

   大和(アラスカ)州 (171万7854ku) 2886万

   南洋 (ハワイ、ビスマルク、ソロモン諸島) (10万6461ku) 529万

    フィリピン バターン・コレヒドール島 日本自治 “桃太郎” 区 (1000ku)

    マレーシア ブルネイ 日本自治 “金太郎” 区 (1000ku)

    インドシナ ダナン 日本自治 “舌切雀” 区 (1000ku)

    インドネシア パレンバン 日本自治 “浦島太郎” 区 (1000ku)

    ビルマ ヤンゴン 日本自治 “因幡の白兎” 区 (1000ku)

    シンガポール 日本人自治 “鶴の恩返し” 区 (1000ku)

 

  4200t級宇宙船

   “あけぼの” “はつはる” “あさかぜ” “あかつき”

   “あさつゆ” “ゆきどけ” “はるかぜ” “わかば” 

   “やまかぜ” “しらゆき” “はつゆき” “しらくも”

   “しらつゆ” “むらさめ” “はるさめ” “さみだれ”

 

 

 日本海軍

 第01機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 播磨 長門

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 伊勢

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 出雲 吾妻 伊吹 生駒 愛宕 青葉

  6000t級綾波型巡洋艦

       綾波 敷波 荒波 浦波 淡雪 灰雪 秋月 葉月 夕雲 巻雲

       雪風 秋風 舞風 雷風 吹雪 初雪 冬月 涼月 朝雲 山雲

  38000t級強襲揚陸艦 相模

 

 

 第02機動部隊

  38000t級航空巡洋艦 薩摩 駿河

  36000t級伊勢型航空巡洋艦 扶桑

  12000t級鞍馬型ヘリ巡洋艦 鞍馬 浅間 八雲 春日 羽黒 白馬

  6000t級綾波型巡洋艦

      藤波 高波 磯波 白波 水雪 玉雪 夏月 照月 天雲 秋雲

      峯風 朝風 灘風 旗風 白雪 春雪 春月 若月 峯雲 白雲

  38000t級強襲揚陸艦 津軽

 

 

 白龍型潜水艦 50隻

   排水量 水上3000t/海中4300t

   全長90m×全幅9m×吃水8.5m

   荷電粒子発電1000馬力〜1500馬力 20基

   水上/海中20000馬力〜30000馬力 30kt〜36kt  航続距離60年

   533mm8管 40本

   乗員65人

  “白龍” “雷龍” “慶龍” “神龍” “剛龍”  “海龍” “陣龍” “蒼龍” “銀龍” “鋼龍”

  “雲龍” “妖龍” “弓龍” “迅龍” “凰龍”  “黒龍” “鎧龍” “零龍” “呑龍” “戦龍”

  “朝潮” “夕潮” “巻潮” “波潮” “赤潮”  “黒潮” “冬潮” “早潮” “夏潮” “磯潮”

  “長波” “巻波” “高波” “藤波” “清波”  “涼波” “早波” “浜波” “朝波” “高波”

  “幽鬼” “鋼鬼” “慶鬼” “蒼鬼” “海鬼”  “凰鬼” “弓鬼” “陣鬼” “彗鬼” “黒鬼”

 

 

 白龍型潜水艦 50隻

   排水量 水上3000t/海中4300t

   全長90m×全幅9m×吃水8.5m

   荷電粒子発電1000馬力〜1500馬力 20基

   水上/海中20000馬力〜30000馬力 30kt〜36kt  航続距離60年

   533mm8管 40本

   乗員65人

  “白龍” “雷龍” “慶龍” “神龍” “剛龍”  “海龍” “陣龍” “蒼龍” “銀龍” “鋼龍”

  “雲龍” “妖龍” “弓龍” “迅龍” “凰龍”  “黒龍” “鎧龍” “零龍” “呑龍” “戦龍”

  “朝潮” “夕潮” “巻潮” “波潮” “赤潮”  “黒潮” “冬潮” “早潮” “夏潮” “磯潮”

  “長波” “巻波” “高波” “藤波” “清波”  “涼波” “早波” “浜波” “朝波” “高波”

  “幽鬼” “鋼鬼” “慶鬼” “蒼鬼” “海鬼”  “凰鬼” “弓鬼” “陣鬼” “彗鬼” “黒鬼”

 

 

 ジェットエンジン

 直径40cm級流星エンジン  直径60cm級彗星エンジン

 直径80cm級蒼星エンジン  直径100cm級紅星エンジン  直径120cm級天星エンジン

 

 “原爆を落とされた人々の世界平和を望む会” 

 広島  賀茂忠行  天光正教  ウリエル  死神ウラン

 長崎  安倍晴明  聖炎主教  サリエル  死神プルト

 

 宇宙開発

   常磐 アムン (Asteroid 3554 Amun) M型 直径2.48km 公転周期350.96日 発見1986年

   浅間 クルースン(Asteroid 3753 Cruithne) Q型 直径5km  公転周期363.99日 発見1986年

   エロス (433 Eros) 34.4km×11.2km×11.2 km S型  公転周期642.4日 発見1898年

   ガニュメート (1036 Ganymed) 31.66km S型  公転周期1587.75日 発見1924年

   八雲 (6178) 1986 DA  M型 直径2.3km 公転周期1719.466日 発見1986年

 

 

 1984年 宇宙ステーション “高天原” → 小惑星エロス 34.4km×11.2km×11.2 km S型 公転周期642.4日

 1986年 宇宙ステーション “アマテラス” → 火星軌道 衛星ダイモス(15.0km×12.0km×11.0km)

 1994年 宇宙ステーション “ツクヨミ” → 小惑星ケレス (直径952.4km) 公転周期1679日(4.6年)

 1995年 宇宙ステーション “スサノオ” → 金星

 

 開発予定

  宇宙ステーション “カグツチ” 木星軌道  カリスト 

  宇宙ステーション “ミカヅチ”  パラス or ベスタ

 

 

  

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第51話 1995年 『灼熱のビーナス』
第52話 1996年 『宇宙人たちは、地球に構っていられない』
第53話 1997年 『木星軌道 第4衛星カリスト』