みその話

みそ健康づくり委員会発行「今日のみそ汁50選」より
「オレンジページ2006年2月17日号 特別付録」より
 
 
日本は世界一の長寿国です。白飯(米)、しょうゆやみそ(大豆)、魚を中心とする日本型食事のよさが、いまや各国の注目の的になっています。ことに大豆は良質のタンパク質と脂質に富み、そのタンパク質は食材のなかで最高。さらに、最近の研究の中で大変興味深いのは、大豆を上手に利用した発酵食品のみそに、さまざまな病気の要因である活性酸素を除去する働きのあることが認められていることです。
みそ百科
みそを上手に保存するには?
開封したみそは空気に触れないように表面をラップなどでぴったり覆い、必ず冷蔵保存します。袋詰めのものは、袋の空気を抜き、輪ゴムなどで口をしっかり留めておきましょう。みそを使うときは乾いたスプーンやへらを使い、水分や他の調味料と混ざらないようにご注意を。
 
 「合わせみそ」って何?
2〜3種類のみそを混ぜて使うことを「合わせみそ」といいます。米みそと麦みそなど、原料の異なったものを合わせたり、同じ米みそでも産地の遠く離れたものどうしを合わせるのがコツ。風味が大きく異なるみそを合わせることにより、味や香りに深みが出ます。
 
 日本にみそが広がったのはいつごろ?
日本でみそがつくられはじめた時期は、はっきりしていません。ただ平安時代には貴重品として扱われていたようです。鎌倉時代になるとみそ汁が誕生、室町時代には庶民の間にまで広がりました。さらに江戸時代にはみそ料理の種類も増えていったと伝えられています。
 
 みそ汁は煮立たせてはいけないの?
みそ汁は<煮えばな>がおいしいといわれます。つまり、煮え立つ直前、表面がぐらっとした瞬間に火を止めるのがポイント。みその香りは加熱時間が長くなるほど抜けてしまいます。また、みそを加熱する際、65℃を超えるとみその旨み成分であるたんぱく質の溶出量が止まってしまう点からも、ぐらぐら煮立たせるのはNGです。
 
更新日時:
2006/02/23
みそと健康
・老化防止に役立つ大豆サポニン
 みその原料である大豆サポニンは強い抗酸化作用を発揮し、老化に歯止めをかけるといわれています。
 
 ・大豆タンパク質は血圧を下げ、心臓病や脳血栓を予防
 みその発酵過程で、タンパク質よりできるペプチドによって血圧を下げることも報告されています。
 
・がん予防への期待
 みそ汁を毎日飲む人は、飲まない人よりも胃がんの死亡率が低い。(国立がんセンターの研究による)みそには、発がんと極めて密接な関係のある変異原生物質を抑制する働きがあります。大豆に含まれている有効成分は、さらに肝臓がん、乳がん、大腸がんなども予防する働きがあると報告されています。
 
・骨粗鬆症への効果
 みそには骨代謝に関係するビタミンKとイソフラボンが含まれており、骨にカルシウムを沈着させ、骨質を強くすることへの期待がもたれています。
 
・メラニン合成を抑制し、美白効果
 みそに含まれる遊離リノール酸には、メラニン色素合成を抑制する働きのあることがわかっています。一日一杯のみそ汁は、健康面ばかりでなく、美しくあることへの強い味方です。
更新日時:
2005/04/20
もっとおいしくなる みそ汁のコツ
・自然な味わいのだしを
 だしをしっかり取ることで、みそ汁はとてもおいしくなります。昆布と削り節のだしは、あっさりとしたクセのない味わい。煮干しのだしは、こくのあるしっかりとした味わいになります。
 
・だしを取ったら
 豆腐やわかめ、湯葉、レタスなど、すぐに火の通る具は、だしにみそを溶き入れてから加えます。あえて歯ざわりを残したい野菜、香りの飛びやすいものもそうします。
すぐに火の通らない具は、だしで具を煮て、みそを溶き入れます。火の通る時間が違う2種類以上の具の場合は、時間差をつけて煮ます。
 
・即席のだしも上手に使いたい
 簡単で便利な即席のだしも上手に使いましょう。顆粒状の商品は、鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したらふり入れます。少量の酒を加えるとよいでしょう。
ティーバックタイプのものは、基本的には商品の表示に従いますが、鍋に水といっしょに入れ、沸騰してから中火で3〜5分煮て引き上げます。
 
・そのつど温めます
 だし汁にみそを溶いてそのまま置き、食べるときに必要量を小鍋に入れて温めます。この方法なら、ほとんど作り立てと同様の状態で味わうことができます。
 
・日本のハーブとスパイスを「吸い口」に
 吸い口とは、みそ汁やお吸い物に添える「香りのもの」のことです。ふだんのみそ汁でも、この吸い口を添えることで、さらなる味アップにつながります。
魚介類には、ねぎ、木の芽、粉ざんしょう、しょうが。肉類には、一味唐辛子、七味唐辛子、こしょう、しょうが、せり。根菜類には、黄柚子、七味唐辛子、ごま。豆腐などたんぱくなものには、三つ葉、ねぎ、みょうが、柚子など。
また、豆みそや甘口の白みそには溶きがらし、柚子がよく合います。
 
更新日時:
2005/05/11
簡単ゆずみそ
 果汁を絞った後の柚子で、おいしい柚子味噌ができます。半分に切って果汁を絞った後、白いふくろの部分を取り除き、味噌を詰めます。魚を焼くグリルや、トースターなどで焼きます。焦げ目がついたら出来上がりです。お味噌は焦げやすいので注意してください。
更新日時:
2005/05/31

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Last updated: 2006/2/23