体験談〜心の準備〜

<2004年10月16日(土) クリニックにて>

わたしは会社勤めのほか、知り合いのクリニックにて非常勤で栄養指導もさせていただいている。
この日、ちょうど栄養指導が入っていたので、クリニックへ向かう。そのときにこれからの予定を話させてもらおう。個人面談はできないが、食事チェックぐらいなら入院中でも退院後でもできるだろう仕事をしていると、入院することでこんなに迷惑をかける範囲が広いなんて・・・。病気なんかするもんじゃないな。でもなりたくてなったんじゃないし・・・
予定の患者さんがまだ来ていないということで、先に今後の予定を話すため、担当のNsに伝えると、いつも以上に詳しく内容を聞いてくる、まあNsだし、わたしも詳しいこと聞けるだけ聞いておこうと話をすすめると、なんとそのNsも子宮頸ガンで、1週間ほど前に仕事に復帰したばかりという!どうりでここんとこ姿を見なかったなあ・・・。
栄養指導が終わるのをまってそのNsが続きを話してくれた。8月に広汎(広汎性子宮全摘術)を受け、2ヶ月の療養を経て、10月初めに復帰したのだという。完全復帰ではないが、短時間からはじめているという。
なんと言う偶然!こんな身近に体験者がいたなんて。それもホヤホヤ?(失礼!)の経験者。これから手術を受けようとする私には願ってもみない貴重なお話が直に聞けました。
いま不安に思っていること、術中・術後はともかく。退院後の生活、仕事復帰にについていろんなことを聞いたように思う。そのNsも「不安だと思うけど、想像以上に楽だから心配しないで!いまは麻酔もいいのがあるから痛くないし、時間がたつとウソみたいに元に戻るから・・・」とわたしの不安を打ち消してくれた。「退院後はくれぐれもムリしないように、徐々に戻せばいいからね。時間はかかるけど自然と元に戻るから。」そんな言葉を最後にもらったように思う。患者サイトでも似たようなことを言ってたけど、身近に聞くとさらに心強い味方ができたように思う。
経験者という強い味方を得て、心の準備が整った。ここまできたのだし、早いほうがいいに決まってる。もやもやした気持ちをもって1ヶ月すごすのではなく、すっきりさせた方がいいやん!
帰りに入院のための備品などを買い、家へ帰った。
今度の入院は2週間。前回よりも長い。まあ当たり前なのだが、身の回りのことがあまりできないだろうなあと思い、荷物は少なくなるようにまとめた。パジャマは病院で借りることにし、できるだけ使い捨てのもを利用した。シャンプー等も試供品や旅行用のミニサイズにし、タオルもできるだけ洗濯するように最小限の準備にした。そのかわり退屈しのぎのグッズを増やしたように思う。結局荷物はそんなに減らなかった。キャリーケース買っといてよかった・・・。