2007年(平成19年) 結構手間が
 1/1 メーターが      
       
 2007年元日、私の趣味のひとつ、
「元旦仕込みの会」の イベントに出席のため、
快調に高速を走っていたら、
突然スピードメーターが0kmになっちゃいました
メーターの故障か、ワイヤーが切れたのか?
30数年もの疲労でご永眠されました。
 サイドにつけているタコメーターを頼りに後は・・・
無事、明石の酒蔵に
   
 
     
 1/8 入手できた      
   中古ですが、メンバーからのお年玉です。    

 
     
 1/10 まだありました      
       
 注文すると、新品が、入手できました、  これは、予備として保管しておきます。    
 
     
 1/11 零号機を復活させるぞ      
       
 昨年、仮復旧させたプーリーは、やはりおかしい、芯が出ていないのだろうか。  そこで、予備エンジンを復活させることに、  でもばらしていくといたるところに不安材料が  ヘッド・ウオータージャケットに補修跡が・・・
       
 ヘッドにも、案の定、補修暦が、  ヘッドを外します。    
       
 外側は、金属パテで補修されている。、  案の定、内側も補修暦が、  クラックが入っている 、ヘッドが使えない。  
       
 1/15 中古ですが、入手      
   会長に相談したところ、ヘッドを所有している人がいるとのこと、早速連絡を取りヘッドを譲ってもらうことに、
届いたヘッドは大変綺麗にされており、新品かと見間違えるほどです。ボルトもクロムメッキされ、
これなら、あと30年充分に持つような感じさえしました。
   後は、ウォータジャケットの補修をするのみ、鉄工所の手の空くのを待って蝋付けしてもらうだけか?
いや、まだまだ、道は険しいのでは(^_^)/~
ブラストしてある面をクリアー塗装して組み込みを待つことにする。
 
     
 1/25 クラッチ交換は、特工が・・・      
       
 続けて作業しているLC10Wエンジン、クラッチの交換です。
プーリー抜きで引っ張るのですが、
全く抜ける様子がなく、
 メンバーのKDさんに、聞くと特殊工具が必要で持っているので、貸してもらえることに、  特殊工具をクラッチのシャフトに掛け  モンキーレンチを2丁使って回すと少し抵抗がありコクンという音とともに簡単に回り、後は、手で引き抜けばいいだけ・・・
       
 ああー簡単新品クラッチディスク(左)と今回分解したディスク古いほうは、材質が、ベークライト様の茶色で火で焼いてみるとやはりベークライトの焼けるような臭いがした、
二度と近くで嗅ぐものではない。(@_@;)
 組付は、ばらす時にマーキングしたところを合わせながら組むだけの簡単な作業、中学生の工作?みたい。    
 
     
 2/4 初号機の調子が      
       
 毎日通勤で使っていて、LLCが減っていくんです、
でも、駐車場には、LLCの漏れた痕跡はない。
 でも、減っている、ヘッドやその周りをクリーナーで洗い、
様子を見ることにヘッドのプラグ周りにLLCの緑色の痕跡が
エンジンの熱で乾燥して、漏れに気が付かなかったようだ
 ヘッドを清掃してなんて待ってられない、茨城の志@さんから予備エンジン用にと譲ってもらったヘッドを使用することに、  ヘッドを取り付けてあるボルトを外すとボルト山がなくなるほど錆等で埋まっている
       
 ボルトは、すべて細目ネジが使用されている、軽く回るように再タップをと考えたがタップがないのでナットで代用、  ガスケットはまだ出ます。  シリンダーを確認するとシリンダー内は傷ひとつない状態なのでこれ以上分解しないで、組み付けることにする。  シリンダーガスケット・ヘッドガスケットに液体パッキンが付き機密性が保たれるよう、各部に薄く外側にはみ出るよう薄く塗る、
そしてヘッドカバーも同様に、ボルト・ナットはヘッドカバーに書かれているとおり1~10まで
順番に均一に締め込み最初は、3kg/mで次に4kg/mと順に締め込み最後に4.5kg/mで組み上げ完了とした。
液体パッキンは、120℃以上にすると凝固反応をしなくなるのでエンジンを早く回したい気持ちを抑え翌日にすることにし、
     分解時にアーシング線を、前部から引いたのを結線する。電気は表面を伝って流れるって聞いたことがあるので、オーディオ用の5スケの線を用意し、端子を圧着後にハンダで溶着し、できる限り短かく結線するようにしにした。
1、バッテリーからエンジンヘッド
2、エンジンヘッドからボディ
3、エンジンヘッドからウオーターポンプ
4、エンジンヘッドからキャブレター 
5、エンジンヘッドからダイナモ(旧車なので)
6、エンジンヘッドからイグニッション  以上です。
 エアーブリーダーもまだ出ます。      
 
     
 4/4 零号機シリンダーが      
       
 鉄工所から、自社で出来ないから、鋳物専門の溶接屋に出す連絡があったシリンダーが出来上がってきました。  探傷試験も済ませてあり、ヘッドの接合面にグラインダー傷があるが、かなりの出来で、大満足
早速、探傷試験液の洗浄を行う。
 仕上がりは、こんな感じ  
 
     
 4/14 初号機からお漏らし      
       
 4月にヘッド等を組み替えをし万全と思っていたが2週間もしないのに・・・
でも家の近くでよかった!
でも、かなり水温が上昇していたので・・
 とにかく原因の究明をしないと、エンジンルームを開けてみると下のカバーにLLCの緑色の水が・・・
 ウオーターポンプからの配管したから吹き出した形跡が・・・
ラジエターが冷えてから水を足し、ホースバンドも締め直して再度、エンジンをかけが、ラジエター液がポタポタ
 内圧が高くなるのでは?と思いヘッドのボルトを増し締めすると、軽く1/4回転回る、ヘッドボルトの緩みが原因。再度、4.5kg/mで締め付けなおして見ると水温計が動き始めても漏りず、試運転に近くを一周しても大丈夫だった。一応これでよしとするが、規定トルクで締め付けたはずのヘッドボルトが緩んだのは、なーぜだ?(@_@)
 
     
 6/7 零号機を      
       
 鉄工所から届いたシリンダーヘッドのグラインダー傷の深さを測ってみると  最大0.2ミリ隙間が出来ている。  シリンダーを研磨(フライス加工)したのではストローク長が足りなくなってしまうということもあり、
シリンダー自身、温度が何百度という温度にはならないのでは(多分120~50度ぐらいでは?)と考え、#80のペーパーで面を荒らし
 アセトンで脱脂をして
       
 自己責任の下、OT誌に掲載のGM-8300を入手、隙間を埋めることとした  GM-8300を精密はかりで(0.1gが量れるはかりを使用)精密に量り、よく混ぜ、  ほぼ全面に均一に塗り  
       
 75度で1時間硬化促進後、  硬化した上面をサンディングし、ストレトエッジを置き計測  最大0.03ミリの隙間に研磨できた、  溶接後の熱処理?で、シリンダー内面の焼け取りと、
シリンダー径の調整処理(熱のため内径が小さくなっていたため)のためホーニングをする。
 
     
 6/8 零号機組付け      
       
 シリンダーブロックの挿入は、ピストン溝に位置決めの突起があり、
それに、ピストンリングの割れ目を合わせ、
 シリンダーに2ストオイルをたっぷり塗り、ピストンが動かないよう固定し、グイッと押し込むと、
ニュルっと入っていきます。
入れば、本体にシリンダーを固定し
 シリンダーガスケット両面にに薄くシーラーを塗り(私流です)
シリンダーヘッド1・ヘッドガスケット(これも同様シーラーを塗る)・シリンダーヘッド2をかぶせ、
 挿入に少し渋く異様な感じがシリンダーブロックが熱処理した関係で少し小さくなったのでしょうか?
最初は#180で行い荒仕上げをし、適正計近くになれば#240・#320・#400・#600・#800と上げていき仕上げは#1000で行った
       
 ボルトがシリンダーヘッドの内方向にきています。それとも、個体差なのでしょうか?
規定トルクで順番に締め付けていきます。
 (一気に規定トルクで締めるのではなく何度かにわけ少しずつきつく順番に増し締め付けていく)    
 
     
 7/4 弐号機入手      
       
 オークションで、  エンジン 落札  これで、予備機も増え、一安心、おまけについてきたのが  朽ち果てたマフラー
 
     
 7/10 解体してみる      
       
 使えそうにもないマフラー、  解体して構造を見ることに  寸法も控え  これで、新規製作も可能に
 
     
 8/14 載せ替えるぞ      
       
 エンジンが組みあがったので、今、乗っているエンジンを下ろし乗せ替えをします。  車体を角材の上に乗せ、慎重に各部のボルトやリンケージをはずし、ジャッキを架けおろします。  初号機の トリプルキャブのエンジンを下ろしたところです。  アクセルワイヤーは、シングルキャブとトリプルキャブではリンケージ構造が全く違うのでワイヤーを
シングル用の2又ワイヤーに交換します。
 
     
 8/17 キャブレターは      
       
 キャブも長年放置していたので、  分解し、クリーナーで清掃します    
 
     
 8/25 零号機が載ったぞ      
       
 下ろした時と、逆の手順で、エンジンを組みつけていきます。
ミッションのオイルもかなり古いので、新しいものに、BPのスパーギヤー80W90EPを使用した。
 エンジンは、シングルキャブになってしまいまいました。  組み上げたところです。  
 
     
 8/28 シフトレバーが変      
       
 乗せ替えは、無事終了、ところが、シフトが1・2・3・4・Rと入れようとするがカッチッカッチと入らない、
シフトレバーをはずしてみると、上のブッシュがバラバラ、すでにパーツは、製廃で入手できない、
 そこでグラスプ(2液硬化タイプの樹脂接着剤)をシフトケースとシフトレバーの間に注入、  硬化を確認後、  シャフトから引き抜いて
       
 リンケージの遊動分の穴を広げ蓋が閉まるよう上面も削って、  モリブデングリスを塗り  組み付け 完了時が18579km  
 
     
 9/2  近代化作戦(ICにするぞ)      
       
 エンジンを乗せ替え、調整はまだまだするところがいっぱいあるが、 オルタネーターは正常に回るので、レギュレーターをIC化し、より近代車のように・・・  部品を購入して付け替える  裏側は、抵抗が、そして  中は、こんな感じ、リレーとバイメタル?が
ICオルタに替えてからは、低速でも、しっかり、充電できそうな感じ、アイドリング時11V台だったのが12V台になっている。これは、正解かも?
       
 高速走行時、や加速時に失速する感じがあったので、ジムニーの寒冷地仕様車についている
電磁ポンプを取り付けた
 古いダイヤフラムの燃料ポンプは、非常用に残しておくことに    
 
     
 9/3 近代化作戦(フルトラ化)      
       
 ここまでやったら、フルトラ化しか・・・ ってことで、フロンテに流用できるという、
ポイントレスパーツキット(PPK)永井電子製(ダイハツシャレード用#8281@\7,875-)を改造していきます。
 このキットは、ポイントとセンサーを同時装着できるキットらしいですが、センサーを付ければ、ポイントは必要はないということで取付けません。それに、フロンテには、付けれるかどうか?  センサーの取り付けプレートは、シャレード用でフロンテのデスビケースとはサイズが違い、外周径が小さいので、小さくする必要があり、切取る範囲をケガキ、削り、ディスビの底面になじむよう、Rを付け、  センサーを組みます。
       
 会長から譲っていただいた、トリガーホイール(写真の右側)はワンオフで作られているようで、材質は、ガラス入りテフロンではないかと推察されます。  それにセンサーの感知部分に金属を張り合わせてあり、ローターシャフト部は、6角に機械加工されており、シャレード用のトリガー(丸穴に一箇所金属板で周り止めになっている)に比べ大変手の込んだ物です。  デスビからポイントをはずし、  センサーを取り付け、トリガーホイールをかぶせる
       
 その後、ローターを取り付ければいいのですが、ホイールをつけた分高くなっているので  ノギスで、高さを計り、キャップの中に納まるよう短くしてやる必要があります  高くなった分だけ削ります。  
       
 後は、ハイパーイグニッションシステムNo8900@\29,400-(セミトラ・フルトラ両機能に専用IGコイルが付いた一体型) これに、オリジナルで製作のシリコンプラグコード@\13,125-で始動は一発?になるはずです   キャップを付け、異常がないか確認します。  
 
     
 9/7 毎日乗って感じていること      
   ホーニングをし、組み上げたエンジンなので、焼付きや、シリンダーに傷が付いてもいけないので、2ストオイル(モリブデンが入った富士興産製オイル)に、さらに、廃盤になった住鉱潤滑剤㈱の2ストオイル用モリブデン(大人買いをしたのでまだ持っているのですが、もう底を付きそうで次の対策を思案中)を添加し、ガソリンにもオイルを(100~150cc/10L)入れ・・・等、万全?エンジンを乗せ替えてから、毎日、往復約30kmを慣らし運転のため乗っているんですが、白煙が、すごい、・・・    1022km走行時に、ガソリンにオイルを添加するのを、やめたら白煙は少なくなったのですが、不安で・・・
 
     
 11/15  下見に      
   六甲山にクリスマスの絶景ポイントの予約に一人でドライブ、
ところが・・・芦有道路近くから、急にトルクが・・・ちょっとした坂なのに、いつもなら3速で少しきついかな?と感じる程度が、2速でも回転が上がらない。イベントに参加した時は、高速では、問題なかったのに・・・
途中、引き返しても・・・と思ったのですが、何とか六甲山山頂に、予約も済ませ、写真を撮って帰ることに、
帰りは、全く問題なく走り、一般道でも、普通に走り、ひょっとすると気圧???の関係(?_?)
  
 
     
 11/23 逝ってしまった      
       
 朝、 エンジンがかからず、ブースターーのお世話に、おまけに、西北インター近くの176号線の少し上りになったところでエンジンが止まり、  ロックしたようでセルも回らず、  JAFのお世話に 積車に積んでもらい  自宅まで、搬送です。
       
 夕方には、会社から初号機エンジンを持ち帰り、積み替えです。  今ついているのは、オイルチューブは固くなっているので交換しようと思っていたので一緒に交換です。2ストオイルチューブは、製廃で、ジムニー用の2ストオイルチューブが入手できるので、それを利用します。  深夜までかかり載せ替えました。  ストオイルチューブの先には、ストレーナーも付けました。
       
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