コトブキヤ 1/7 木ノ下貴子 水着Ver.(その3)

下地処理編

両脚接合面の修正

下地処理、まずは両脚の隙間処理から。
胴体側の接合面を掘り下げた後、両脚にエポキシパテ盛って差し込み式に改修します。
但し元々の接合面がかなり複雑な面構成故、調子に乗って掘りすぎると硬化後に外せなくなるので程々に・・・。

エポキシパテの硬化に時間が掛かるので(着手したのが2月でした)、硬化するまでの間に他の部分に掛かりましょうか。


ヘアピンの削り落とし

後頭部パーツの左側に付いているヘアピンは、残念ながらモールドがダルいので、そのまま塗装しても今一つ仕上がりがスッキリしません。
よって、元々有ったモールドは、下地処理する際にこの通り削り落としてしまいます。

削り落としたヘアピンは、別パーツ化して塗装後に接着します。
ほら、金属置換とメッキ加工は当方のアイデンティティーですし。


両耳と瞳の処理

両耳にピアスのモールドがあるのですが、綺麗に残したくても、どのみちペーパー掛けで消える恐れがあります。
そこで、ヘアピン同様ここも削り落とし、塗装後に改めてパーツを接着する事とします。

それ以外には、瞳のモールドを深く彫り直し、眼球のアールが出る様にペーパー掛け。
アールを付けると塗装が面倒になるのですが、ディテールに説得力が増すので、この加工も外す訳には行きません。


両腕の接着

両腕の接合部は接着した後、継ぎ目を消さねばなりません。
まずは、僅かに残る隙間に、プラリペアを流して隙間を埋めます。
(先に240番で平面出ししたので、接合面によく浸透してくれます)

写真は完全硬化した状態。
盛大にはみ出した部分はカッターと棒ヤスリで削りますが、その際継ぎ目の皮一枚削る感じで継ぎ目の周りもガリガリとやっちゃいます。


両腕の接着

洗浄して削りカスを取り除いたら、次はエポキシパテ盛り。
先に棒ヤスリで皮一枚削った所をカバーする様に、見ての通り、継ぎ目の前後にかけてかなり広範囲にパテ盛ってます。
単純に継ぎ目だけを覆う様にパテ盛りすると、場合によっては肉ヤセして後で結構目立つのです。
たとえそれがエポキシパテであろうとも。


両腕の接着

エポキシパテが完全硬化した後、ペーパーで丁寧に仕上げればこの通り両腕の継ぎ目消しは完了。
写真では分かりにくいのですが、エポキシパテと母材のレジンが境界で溶け合う様になります。

勿論、実際には溶けている訳ではなく、棒ヤスリの削り跡にエポキシパテがガッチリと食いついている為に溶け合う様に見える訳です。


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