リッケンバッカーのディテールアップ(その4)

ボディ塗装編

塗装下地完了

問題のボディの塗装、まずは下地作りから。

フィニッシャーズのサフとファンデーションホワイトを吹き、完全乾燥させてから1500番で水研ぎ。

細かいホコリが乗っていたり、塗装面が荒れているとクリア吹き後の研ぎ出しで悪影響が出るので、一度水研ぎして平滑にします。


木目描き

下地が出来たら、次は木目模様の描き込み。

エナメル系で大雑把に描き、後で溶剤でボカシてそれらしく。

結構濃い色を重ねるので、消えない様に黒を強めにしましたがどうなりますやら。


白部分のマスキング

本塗装前に、白部分のマスキング。

後でもう一回白を吹きますが、濃い色の上から重ね吹きして白くするのは結構大変なので、白吹きする面積の広い部分は先にマスクしておきます。

もっと薄い色ならこの作業は不要かもしれません。


塗装一回目

まず一回目の塗装。

中心の明るい部分を先に吹きます。
うーん、この部分の木目はもっと薄くした方が「らしい」ですねぇ。
結構クッキリ残っちゃってます。


塗装二回目

作業中に撮ったので思いっきりピンボケですが、塗装二回目。

濃い目に木目を描いたので、この部分は結構良い調子でうっすら木目が残った仕上がりに。
でも明るい部分はもっと残すべきだったか・・・。

この段階で一度軽くクリアを掛けておき、乾燥後に一旦白色のマスクを剥がします。
マスク貼りっぱなしはあまり良くないので。


ネックの塗装

再度マスクして、次はネック部分の塗装。

ココも着色後薄くクリアコートしておき、再度マスキングするので最低でも一晩しっかり乾燥させます。

真ん中のピックアップ部分が真っ黒になってますが、コレはメタルカラーで塗る為の下準備。
乾燥後、表面チェックして荒れていたら2000番で水研ぎする予定です。


白部分の塗装

今回の塗装で一番しんどい、白部分の塗装。
何せマスキングする部分が多い上に細かくて・・・。
でも面積の多い部分は下地の白を保護しておいたせいもあり、いざ吹くとなるとさほど手間はかかりません。

ネックの白い三角マークは、当初マスクして吹こうかとも考えましたが方針変更。
最終のクリア掛けする前に、白デカールを切って貼る事にします。


ネックのデカール貼り

先述した通り、ネックの三角マークは白デカールの切り貼りで再現。
マスクして塗装するのと違い、失敗しても気楽にやり直せるメリットがあります。

問題は、この白デカールがなかなか売っていない事。
今回は手持ちのストックで何とか間に合いましたが・・・。


クローム吹き

白デカールの乾燥後、もう一回クリア掛けして乾燥させたらクローム等の金属色の吹き付け。

一旦黒を吹いた後、ブリッジとピックアップ部分にはアルクラッドのクローム、サイドのジャック部分はクレオスの金を吹いてます。


マスク剥がして修正

写真は全吹き付け終了直後の状態。

これから細部の修正塗りと、コンパウンド掛けして塗装は終了。
思えば遠い道程だったなぁ、と感慨にふけりたい所ですが、これからパーツの組み付けが待っています。


当サイト内の画像等の無断コピー・無断使用を禁止します。