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「青い花」舞台探訪〜鎌倉編 おまけ〜おまけ −Google Earthは全日本オタク地図の夢を見るか?−
今回の探訪で使ってみたのがコレ、
機能は、 ・デジカメの時計を合わせておくと、記録したログから写真に位置情報(ジオタグ)を打ち込める。 (Cyber-Shot以外は無保証ですが、Nikon D50でも問題なく動作しました) ジオタグを打ち込んだ写真は、Google Earthのレイヤー上で撮った位置に表示出来る。 ・経路のGPSログが取れる。 というもので、これは探訪記に使えるのでは?、と思って試してみました。 今回の利用手順は以下の通りです。 (1)探訪中、GPS-CS1Kの電源をONにしておく。(稼働時間は約5〜6時間) ※乗り物での移動の際は、窓際に置くなど受信出来るように工夫する。 (2)あとは何も考えずに写真を撮るだけ。 (3)戻って来てから、GPS-CS1Kのソフトで、GPSユニットからログをダウンロード。 (4)同じくGPS-CS1Kのソフトで、PCに保存した写真にジオタグ打ち込み。 (5)GPSBabelでGPS-CS1KのログファイルからGoogle EarthのKMLフォーマットに変換。 (GPS-CS1Kのフォーマットは"NMEA-0183") (6)出来たKMLファイルをエディタで編集。不要部分を削除してコメント&HTMLを入力。 こうして出来たKMLファイルをGoogle Mapsで表示してみたのが、↓です。 http://maps.google.co.jp/maps?q=http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/travel/aoihana1/aoihana1.kml Google Earthを持っている方は、↓のファイルをダウンロードしてみて下さい。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/travel/aoihana1/aoihana1.kml で、結局のところGPS-CS1Kの評価なのですが…。 位置情報については、経路図を見れば分かると思いますが、結構誤差が大きいです。電車に乗って受信出来なかった区間を除いても、最大20mぐらいありそうです。 そのため、結局、前のページのGoogle Maps APIの地図は、Google Maps APIの地図から位置情報を取得して手でエディタに打ち込んで作りました。 というわけで、第一のメリットの「位置情報が記録できる」は、現状では「覚え書き程度には役立つかも?」というレベル止まりだったのでした。 そして、第二のメリットの「経路表示」の方ですが、これも一見面白いけれども、よく考えてみるとあまり役に立つシーンが思い浮かばないような? 「自分はココを見て回ったので、未発見の背景は別な所を探してみてね」というローラー作戦用途? →自分でも、通った所に見落としがあるのは日常茶飯事だし…。 「こんなに歩きました!」という報告用途? →あまり他人の役に立たないし…。 というわけで、せっかく導入したGPS-CS1Kですが、今のところ場所の覚え書き程度にしかメリットが感じられないな〜、というのが正直なところです。 その一方で、今回初めて使ってみたGoogle Earthですが、最初はGPS-CS1Kのおまけのつもりだったんですが、KMLファイルを読み込ませて遊んでいるうちに「こうも使える、ああも使える」、と楽しいイメージが次々と浮かんで来て、「これは凄いツールだ!」と思うようになりました。 Google Earthには色々と多彩な機能があるのですが、その中でも非常に重要な(と自分が考える)点は、「レイヤー表示」機能がある事です。 これは、ブラウザとは違って、複数のコンテンツを同時に表示する事が出来るという事です。 その事を実証するために、「ふたつのスピカ」鎌倉編のKMLファイルを作ってみました。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/travel/spica/spica1.kml これを先の「青い花」のKMLファイルと2つ読み込んで見て下さい。 2つのレイヤーを有効にすると、鎌倉という実際の場所の上に、「青い花」と「ふたつのスピカ」という2つの作品の舞台が重なった様子を見る事が出来ます。 たとえ、他人のコンテンツでも、公開されていれば重ね合わせて閲覧する事が出来ます(これ、重要)。 そう、Google EarthにKMLで作られたネット上の舞台探訪コンテンツをどんどん読み込んで行くと、膨張する「全日本オタク地図」を作ることが可能なのです。(私のKMLデータのコメント欄に作者名を入れたのは、他人のデータと重ねて使うことを想定しているからなのです) 実は、ずっと以前から実現して欲しい夢が2つありました。 一つは、作品別に舞台探訪の情報を統合する事でした。これは、リスト::舞台探訪のGen Oishi氏の業績によってほぼ現実のものとなりました。 そしてもう一つは、土地別に舞台探訪の情報を統合する事でした。 今、ようやく、その夢を実現可能なツールを手に入れたのかもしれません。 今後のGoogle EarthとKML(KMZ)コンテンツの充実に、期待は高まる一方なのであります。 <<-その1-に戻る <<-その2-に戻る
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