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「朝霧の巫女」舞台探訪〜三次市編-其ノ四-〜巫女のいない風景〜三次駅〜
明日の仕事があるため、私だけ15時の急行で帰ることに。
ってなわけで、帰りがけに三次駅の撮影。
写真左がこまさんが電話をかけたと思われる公衆電話。しかし、バックにコミックのような高いビルは無い。 右の写真も、電話ボックスの位置、背景の山、駅の建物の上などが結構違う。
ちなみに、コミック中では倉子さんがココまでロードスターで乗り込んで来ているが、実際には駅の玄関は狭くて車は入れない。 それに、そもそもこんなところに車を乗りつけちゃいけません>倉子さん …でも倉子さんだから許すけど(オイ ここで乱裁が呼び出した「祟り岩」から妖怪が現れるシーンは、『「稲生物怪録」の妖怪は比熊山のたたり岩から現れた』とする伝承に対応していると思われる。
ここで、突然SUGI氏が声を上げた。
何って、第弐巻 P124で柚子が『紀文の豆乳』を飲んでいるシーンを撮るのを忘れていたのである。 全員が一斉に、テキパキと準備を始める。 QLAND氏がCCプラザで買っておいた豆乳を。 SUGI氏が撮影場所の選定を。 そして、私がぬいぐるみを。 まるで撮るものが当然決まっているかのような、打ち合わせ無しでの見事なコンビネーションである。
これにて、一応のミッションは終了。 QLAND氏とSUGI氏に別れを告げて、私は広島行きの急行に乗り込んだのだった。 手にしたお土産はもちろん、ヒロインの名前の由来となった、三次銘菓「泡雪三姉妹」である。
巫女のいない風景〜熊野神社,その他〜
こうして、私は2日目で帰ったのだが、QLAND氏とSUGI氏はもう一泊、三次市に残った。
後日、QLAND氏とSUGI氏から話を聞いたら、この日、私と別れた後で、予想外の収穫があったという。 ダメもと覚悟で三次市内の熊野神社に行ったら、なんと、コミック中の稲生神社の社務所と御神燈を発見したというのだ。
SUGI氏いわく、「その後、期待して厳島神社,知波夜比古神社,牛虎神社と回ったんですけど、何も無かったです」とのこと。 どうもお疲れ様でした。
上は、後でもらったQLAND氏のCD-ROMに入ってたもの。私と別れた後でどこかで撮った模様。 似たような水門はいくつもあるのだが、コミックに登場する、ライトが2つあって“渡し”の部分がこの長さの物はなかなか無いのだ。その中でもこれは再現度高し。 探訪を終えて
「行ってみて良かった!」
それが今回のツアーの感想。 三次市の今の街並みとそこに伝わる怪異譚のマッチング、そして「朝霧の巫女」とのマッチングに、知らず知らずのうちに異世界(幽世)へ引き込まれてしまう、そんな旅でした。 実は、帰って来てから初めて「妖の寄る家」を買って、「朝霧の巫女」と合わせて読み直しました(^^; 「朝霧の巫女」は、「妖の寄る家」中の「昭和霊異記」と、江戸時代の怪異譚「稲生物怪録」、そして現実の三次市と、その他にベースとなっている神話や怪談など、多数のレイヤーを重ねて描かれた作品なのだと分かって、すっかりファンになりました。(いや、「ファンでもないのに舞台を見に行ったのか?」というツッコミは無しで(^^;) 今回見逃した場所は、まだまだあります。 尾関山公園、杵屋、稲生家の屋敷跡、物干し竿…。コミックはまだ続くそうですし、シーンがたまったら、絶対にまた訪れたいと思います。‥今度はファンとして(^^; 今回は、私が1泊、QLAND氏とSUGI氏は2泊したのだけど、それでも時間が足りなかった、というのが参加者の感想。 「オタクだからって強行日程を組まないで、もう少し宿とか食事に気をつかってゆっくりしようよ。三次の国民宿舎は人気高いっていうしさ」とはQLAND氏の弁。今振り返るとそう思います、はあ。 最後になりましたが、今回のツアーの企画および事前資料作り&ドライバーをしていただいたQLANDさん、旅行中存分に“漢気”を見せてくれたSUGIさん、どうもありがとうございましたm(__)m
最後になりましたが、旅行にあたって参考にさせていただいたサイトさん、およびこのページを作る際に参考にさせていただいたサイトさんの紹介です。感謝m(__)m
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