京アニ「Kanon」舞台探訪

−立川編−



舞台探訪者の心得
 ・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
 ・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
 ・探訪者の多い場所での行動は控えめに。


京アニ「Kanon」舞台探訪−立川編−地図

 Googleマイマップ:京アニ「Kanon」マップ−立川−

 「Kanon」の学校
 「Kanon」の学校については、先駆者の方々の努力により、モデルが実在する事が判明しています。
 「お箸が重い」さん等で紹介されているように、学校側へ連絡を取れば構内の撮影も許可していただけるようですが、撮影にあたっては職員さんが同行して案内していただくお手間を取らせてしまうようです。
 しかし、「オタクの舞台探訪ごときで一般の方に迷惑をかけない」のがポリシーの管理人としては、職員の方に業務外の事でお仕事の邪魔をするのは忍びません。
 また、既に「お箸が重い」さんのように詳細なレポが上がっているわけですから、あえて当サイトで取材する必然性も薄いと判断しました。

 そこで今回は、「構外から撮れる写真だけ撮って引き上げる」のを目標として出掛けたわけです。
 ところが、それが現地に到着してから色々と紆余曲折があったりしまして…。

舞「ここが私たちの学校…」

作品中の中庭は、実は道路側

 一苦労した後に撮った写真が、↑上の写真なわけです。
 まぁ、何と申しましょうか、教訓としては、
  ・舞台探訪は、探訪先の空気を読んで十分慎重に。
  ・イザという時のために運転免許証を持っていこう(?)
 というところでしょうか。

 さて、余談はそれぐらいにして。
 この学校ですが、原作に登場する唯一の背景、そしてアニメ中にたびたび登場する校門側は、実はこの撮影した実際の校門の反対側、構内奥の行き止まりの場所にあります。
 撮影出来れば良かったのですが、反対側は公園とフェンスで接していまして、これがまた、公園側から撮影すると、どう見てもフェンス越しに構内を撮影している不審者にしか見えない構図でして…。またまた紆余曲折がある事を考えると、断念せざるを得ませんでした。

 以上のような撮影の難易度から考えると、原作の時に発見レポが無かったのも納得出来ますし、また今回のアニメ化にあたってはkeyから京アニ側へ何らかの情報提供があった事を示唆する、興味深い物件だと思います。

 栞編の中心舞台 −立川市 昭和記念公園−
 「Kanon」の学校から多摩モノレールに乗って立川駅に戻り、そこから歩いて栞編のメイン舞台である昭和記念公園へ。
 正門は青梅線の西立川駅が最寄り駅となるのですが、栞編のメインとなる噴水のある「カナール」は立川駅から歩いて立川口の方から入園した方が早いです。
 昭和記念公園に来るのは、前回の「Kanon」舞台探訪以来、実に4年ぶり。それがまさか今度はアニメ版「Kanon」の舞台探訪で訪れることになるとは。何とも感慨深いです。

第16話 祐一「『お気に入りの場所』って、ここか」

 第2話の祐一とあゆが栞と初遭遇するシーンを参考に撮ってみたのですが、第16話の背景などからすると、撮影方向は逆が正解かも?
 [地図で見てみる]

 原作版では、ここはあゆの人形を埋めた場所になっているのですが、京アニ版では人形は別の場所に埋められた事になっています。この先の噴水が栞編のクライマックスで使われているので、「栞のお気に入りの場所」=「栞と遭遇する場所」と設定し直したのは、ごく自然だと言えます。
 では、以下、いつものように物語の順を追って紹介して行きます。

 第16話Bパート、栞と祐一がスケッチにやって来たのは、栞のお気に入りの公園。

第16話 栞「そして、ここがもう一つのお気に入りの場所です」

 [地図で見てみる]


第16話 『ありがとう 言わないよ−』

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第16話 『ずっとしまっておく−』

 [地図で見てみる]

 しかし、その夜、香里に呼び出された祐一は、栞の病気について知らされます。
 次の日、再び公園で栞と会う祐一。

第17話 冒頭


第17話 祐一「止めたら凍るからな…」

 誕生パーティーの後、姉・香里との絆を取り戻した栞と、再び公園へ。
 それは、誕生日の前日の、栞との最後のデートでした…。

第18話 祐一「まだ、帰らなくていいのか?」


第18話 栞「コンビニでカッターナイフを買って…」

 [地図で見てみる]


第18話 栞「私、たぶん、死にたくないです…」


第18話 祐一「遅いな…」


第18話 『ほんとうにありがとうございました。さようなら』



第18話 祐一「ハッピー・バースディ 栞…」

 [地図で見てみる]


 と、こうして改めて見なおしてみると、栞編ってこれだけだと救いの無い「悲劇」で終わっているんですよね。ついつい、最終話を見直したくなってしまいます。
 栞編はストーリーとしてはオーソドックスな「難病もの」なのですが、京アニ版「Kanon」では大げさな悲嘆に頼らずに、各キャラが普段通りの振る舞いを演じる事で逆に切なさが凝縮して表現された、屈指の好ストーリーだったと思います。

 最後になりましたが、例によって取材にあたって参考にさせていただいたサイトさんです。感謝。

お箸が重い 
 「Kanon」関係では毎度お世話になっています。
 今回も色々と参考にさせていただきました。