退院 2007年2月21日(水)

昨晩、同室の彼女の出血が多かったようで、夜遅く(といっても多分22時頃かな)担当の先生からと思われる電話をしながら、看護師さんが様子を見に部屋に来られ、出血量の確認をしていました。術後の病室なのに結構大きな声で話しているので、内容もよく聞こえてしまいます。そのうちに彼女がナースコールで「気持ちが悪いんです」と。すぐに看護師さんが吐き気止めの点滴を入れにやってきた。私はと言うと、傷と背中が痛むものの気分は特別悪くない。ただ、なぜか暑くて、夜中、何度か看護師さんに「お布団かけますか?」と問われたけど「暑いのでいいです」と。朝の検温でもやはり37.2℃と少し高めの体温。傷は少しは痛むしよく眠れなかったこともあり「あと数時間で退院できるのかな〜」と朝からちょっと弱気。午前8時少し過ぎに早くも先生が傷の手当に来られた。先生は朝早くから夜まで、結構忙しいのだなぁ…と改めて思う。
先生「どうですか? 退院できそうですか」 私『横になっているので分かりませんが、歩くと響いて痛いのでしょうか?』 先生「う〜ん、それほどでもないと思いますよ。でも、もう1泊してもかまいませんよ」と。一瞬、ちょっと弱気になっていた私の心の中でいろいろな思いが巡ったけど「とにかくぐっすりと眠りたい」という思いが強く(この部屋では二晩とも眠れなかった)『帰ります!』と言った私に、「わかりました、では退院しましょう。そして、明日午後、外来に傷の様子を見せに来てください」とおっしゃいました。傷には“テガダーム(パッド付き)”という創傷ケアテープを貼り、もうシャワーも可能とのこと。その後点滴が終わるのを待って、看護師さんが尿道カテーテルを外して、暖かいタオルを数本持ってきてくださいました。手術着を脱ぎ、洋服に着替えていると、丁度母が迎えにきてくれました。お隣の彼女も、病室を移動する(この部屋は翌日手術の方が10時過ぎに入室するので)ために支度を始めました。
午前11時過ぎに病院を出て、お昼には母と共に実家に帰りました。傷はやはり歩くと少し響いて痛かった。昼食後、会社のチームリーダーと友達に携帯からメールを送信し(会社はその週一杯はお休みを頂いていました)、その後、実家の2階の部屋で布団に横になり眠りに…。その後も食事の時間以外は殆ど眠っていました。とにかく無事手術も終わり、予定通り退院できてよかった。

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