前週、3月1日の診察は傷の様子を見るだけで数分で終了。そして、3月8日は手術で切りとったがん細胞の病理診断の結果が出る日でした。前日の夜、シャワー後拭いていた時、茶色のお饅頭のような胸の部分がかなり熱を持って熱くほてっていたので、冷やしたほうがよいのかしら…と思いましたが寒い時期だったのでアイスノンを当てるのも寒そうで、何もせず 「明日、先生に聞いてみよう」と思っていました。
当日、病院に15時少し過ぎに着きましたが混んでいたようで少し待ちました。待っている間に、何やら胸の辺りに変な感触が…。暑くもないのに汗をかいたかのようにTシャツが濡れて冷たい…。セーターのジッパーをそーっと下ろして上から覗くとびっくり。Tシャツが赤く染まっている(当日は真っ白なTシャツだったので余計に衝撃的!)。Tシャツはかなり赤く染まっているけど、血は滴り落ちてはいないので、そのまま診察の順番を待ちました。やがて名前を呼ばれて、診察室へ。
私の顔を見るなり先生は、「検査結果がでていますよ」とおっしゃいましたが、立ったままの私は、すぐさま「先生、待っている間に出血してしまったのですが…」と。そして血で染まったTシャツを見て先生は「あら、あら。先に処置しますから横になって」とおっしゃいました。診察室のベッドに横になった私に、机に向かっていた先生がこちらに振り返り「やっぱり悪性でしたよ」と(前週の外来診察時に生命保険給付診断書の件で、私のがんが1%の確立で良性腫瘍の可能性があることについて話していたからかな)。『そうですか』(私)「でも、ほれ…悪性と言う前提で手術をしたので、全て採りきれているので更に手術をやり直すということはありませんよ。 リンパ節への転移もなかったし手術はこれで終わりです」と。 この「でも、ほれ」の発言に心の中で思わず笑ってしまった〜。
先生は白衣を脱ぎ、半袖Tシャツになり「一部傷がついていないところから中の血液などが出てきてしまったようですね。大丈夫すぐに縫い直しますからね」と、開いてしまった傷の縫い直し作業をすることに(折角、手術では内側から綺麗に縫って頂いたようなのに)。縫い直し作業中「外来診察日でよかったですね。おうちにいるときだったら、どうしていいかわからないよね」とおっしゃいましたが、言われてみると本当にその点ではラッキーでした。休診日や夜間だったらと考えると…。
治療が終わってから、改めて椅子に座りなおし 「では、肝心の病理診断の結果です。乳がんの種類は粘液がん、センチネルリンパ節の結果、リンパへの転移はなし。ホルモン感受性についてはまだ結果が出ていないのでそれは後日」とのこと。予想外の事態に診察時間はかなりオーバー。私の後ろの方は大分お待ちになったことでしょう。ごめんなさい。
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当日のTシャツ
縫い直しの傷(3月13日撮影)
出血したためか、傷の周囲の赤み(正しくは茶色)も急激になくなりました。
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