放射線治療開始 2007年3月26日(月)

前日の日曜日の夕方、実家で母とキッチンに立っていた時、また左胸が冷たい…「えっ、また出血?」と急いで胸を見ると色は着いていないものの、胸に10cmくらいの円形に液が滲みています。下着とあわせて3枚Tシャツを透すほどです。「明日から放射線治療だと言うのにどうしよう」と思いました。母は「明日、放射線の前に先生に見てもらえないの?」と言います。「先生は、あと一週間は今の病院にいるはずだけど、月曜日は外来診察のない日なので、病院にいらっしゃるのかな〜」と、ちょっと悩む。
明けて、26日の朝会社に出勤して少しした午前9時20分過ぎ病院に電話を入れてみました。先生は出勤されているとのことでしたが、看護師さんに状況をお話してから一度電話を切りました。ほんの2分ほどで先生から電話があり、「また傷が開いちゃったのかな〜。抜糸は2週間経ってからしたんだよね」と。『はい、そうです』(私)「たまに、傷の治りが悪い人がいるんですよね」 それって私のこと〜? 私は今までよく怪我はするけど傷病みしたことも、治りが悪かったこともないんだけど、と思いながらも、思わず『すみません』と言うと「別に謝ることじゃないですよ。とにかく放射線の前に、僕が一度見ますので、3時過ぎにきて下さい」と。よかった〜。
ということで、急遽、仕事は午後半休することにして、放射線治療の前に病院へ。先生の診察日ではないためいつもの診察室には違う外科の先生のネームプレートが入っています。やがてやってきた先生は、傷を押してみたりしましたが、「今現在は着いているようですね。もしまた液が出てくるようだったら、その時だけガーゼを当てておいてください。放射線治療は予定通りはじめて大丈夫です」 『お忙しいのに、ありがとうございました』と言うと、「いつでも何かあったらどうぞ」と。そうは言っても先生は来週からこの病院にはいないじゃないの…と言いたいところだけど。
その後、放射線治療第1回目が始まりましたが、初回は位置決めを丁寧にして、胸には更に製図が書き加えられたので、少々時間がかかりました(半休してよかった)。照射時間は右上からと左下からの2方向からで、それぞれ20〜30秒間くらいかな。1回目と2回目はベッドから降りたときにちょっとふらつきました。先は長いです。

胸の製図

胸の製図
治療前に、どんな図が描かれるのか知りたいと思い、ネットで検索したけれど見つかりませんでした。さすがに載せるのは少々勇気が要りましたが(小さな胸なので恥ずかしい)、思い切って載せました。
胸の中央の天地の線は、かなり上のほう(喉元近く鎖骨の下)まで引かれるので、胸の開いた洋服は着られません。向かって右脇上の線は、製図ではなくセンチネルリンパ節切除の傷と傷を止めたホチキス3個の針の跡です。
マジックで書いてあるのにも拘わらず、初めのうちは毎日書き足すほど、すぐに薄くなってしまいましたが、そのうち消えなくなりました。

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