骨量測定/ホルモン療法 2007年5月8日(火)

放射線治療終了
3月末から始まった放射線治療が5月7日ようやく終了しました(長かった〜)。季節的には毎日の通院も苦にならない陽気でしたが、今年の4月は少々天候不順で、雷雨になった日も数日ありました。病気で中断しないように、そして傷の治りが悪くならないようにと、ただひたすら体調管理と食事に気を使いながら毎日を送っていました。無事終了してよかった! 何より嬉しいのが、お風呂で石鹸をつけて胸を洗えること。
治療後の胸は日焼けがかなり酷い状態で、現在は日焼け跡のように皮が剥けていますが、毎日少しずつよくはなっています。でも、周りと分からなくなるには多分1年以上かかるかな(若くないので回復力も遅く、温泉にはまだいけそうにない)。

皮が剥けている今の状態 5月13日
皮が剥けている今の状態

骨量測定
5月8日午前11時、まず骨量測定のため、病院内の健診センター放射線科を受診。骨量測定の測定方法は、X線フィルムを用いたMD法、X線によるXA法、CTによるQCT法、踵骨専用の超音波によるQUS法等があり、また測定部位によっても数値が違うようです。昨年秋、会社で調べたのはQUS法でしたが、こちらの病院は「前腕橈骨骨塩量測定(DEXA法)」という方法で、利き手ではないほうの手首から肘までを7分ほど固定して調べる方法で測定。

外科の診察
骨量測定の結果が出てからの診察ということで11時40分の予約でしたが、外来は混雑していて、診察室に入ったのは12時半を過ぎてから。先生もお昼休みが取れなくて大変です。診察室に入ると、先生が「骨量の検査結果は年相応ということでしたよ」と。それは、よかった〜。
先生「予定通り“アリミデックス”のお薬での治療になります。明日から毎日1錠、5年間服用です。ただし、お薬の副作用をみるために、今回はとりあえずひと月分の処方としますのでひと月後に来院して様子を教えてください」とのこと。アリミデックスは「アロマターゼ阻害剤/閉経後乳癌治療剤」で、添付文書を見ると国際誕生年は1995年8月、日本での販売開始は2001年2月と比較的新しい薬です。そして過去20年にわたり広範な臨床試験が実施され、さまざまなタイプの乳がんで有益性が得られることが明らかになっている“タモキシフェン”と同程度の有効性があり、忍容性ではタモキシフェンよりも優れている点が多いことがわかってきているとのこと。とはいえまだまだ長期間にわたっての追跡調査が必要なお薬であることも確かなようです。それにしても、添付文書の規制区分に“劇薬”とある薬を5年間飲み続けるのはちょっと怖いなぁ…。もっとも、それよりも、がんの再発・転移のほうがもっと怖いということになるのでしょうが…。
以上が今年、年明け早々に出逢ってしまった“乳がん”と私との一部始終です。約4ヶ月間にわたり、心落ち着かない日々を過ごして参りましたが、ようやく以前の生活に戻りつつあります。尚、今後も通院、定期検査などがあった場合には、このページも更新していく予定です。

アリミデックス錠
アロマターゼ阻害剤/閉経後乳癌治療剤
アリミデックス錠

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